2021年05月06日 18:58
日本ハムは6日、新型コロナウイルス感染の陽性判定を受けていた西川遥輝外野手(29)が札幌保健所の指示による隔離期間が終了したと発表した。 西川は4月30日に中島、清水とともにPCR検査で新型コロナウイルス陽性判定を受け戦列を離脱していた。 今後はチームには合流せず、当面自主練習を行うという。
2024年04月20日 08:58
トラウト「もちろん僕は、彼を戻ってこさせようとした」
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が、ドジャースに移籍した“盟友”大谷翔平投手への思いを明かした。オープン戦では再開を果たし、熱いハグも話題に。「オオタニのような男を失うと、彼のような選手の代わりを見つけることはできない」と心境を語った。
米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したトラウトは、ドジャースと10年7億ドル(約1082億円)の契約を結んで移籍した大谷について言及。6年間ともにプレーし、日本でも“トラウタニ”というコンビ名が定着するなど、2人でチームを引っ張ってきた。
FAとなった際には、「もちろん僕は、彼を戻ってこさせようとした」と残留するように働きかけた事も明かした。
オープン戦の際には、グラウンド上で“再開”。3月24日(日本時間25日)の試合前には、熱いハグを交わした。「フリーウェイシリーズで彼と対戦して、彼と数回会って話をしたよ。僕は彼のことをうれしく思っているんだ」と柔らかな表情を浮かべて振り返った。
エンゼルスにとって大きな穴なのは間違いないが、トラウトは18日(同19日)の試合を終えてリーグトップの8本塁打を放つなど絶好調。お互いにMLBのスーパースターとして、所属するチームを勝利に導く。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 08:37
日本ハム、ソフトバンクでプレーしたマルティネス「野球は共通言語だから、話をしやすかった」
レッズのニック・マルティネス投手が、米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演。日本時代を振り返り、異国でプレーする上での通訳の重要性について語った。
マルティネスは日本ハムとソフトバンクで4年間プレー。2018年には10勝、2021年には9勝をマークするなど活躍を見せた。2022年からはメジャーに復帰し、同年はパドレスで47試合に登板。2023年も63試合に登板してチームを支えた。同オフには契約延長オプションを破棄し、2年2600万ドル(約40億円)の好条件でレッズと合意した。
司会のスコット・ブラウン氏は、日本での成長について話す中で、「海外にいて、現地の言葉を話さない状況、うまく溶け込むのがどれくらい難しいか教えてくれないかな? 向こうの人は英語を話さないわけだけど」と質問した。
マルティネスは「文化的な側面については、僕は通訳をすごく頼りにしていた」と、通訳の存在に感謝した。「レストランで自力で注文するのに1〜2か月かかったよ。だけどそれ以前は、僕は通訳を頼るしかなかった。野球は共通言語だから、話をしやすかった。でも、フィールド外の話となると、常に通訳が必要だったね」と、日本での生活を振り返った。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 08:27
強調した“自己投資”「自分が一流の選手になるために」
イチロー氏の“貯金額”に仰天の声があがっている。SMBC日興証券株式会社のYouTubeチャンネルの企画「おしえて! イチロー先生! リターンズ」で、日本時代の給料は渡米前にほぼ使い切っていた事を明かし、「すげえ」「金銭面では大胆ですね!」とネット上でも話題となっている。
2019年に引退し、現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めている。動画内では、「貯金ってする意味ある?」との質問に、自身の経験を交えて回答した。
「ドラフト1位の選手は今、契約金が1億5000万円とか6000万円とかなんですよ。それを貯金しますっていう子が結構いたんですよ」。イチロー氏は不思議そうな表情を浮かべ、「自分がこれから一流の選手になるためにね、何にお金を使うか考えてほしいわけですよ」と、自身は“自己投資”に使っていたと話す。
オリックスでの最終年となる2000年の年俸は5億3000万円(金額は推定)。オリックス時代に在籍した間では合計で約20億円を稼いだとされる。「当時、日本の選手の中では給料が一番高かったんですね。それ、アメリカに行くとき、ゼロですからね」と、使い切っていたことを明かした。
これには、教室で聞いていた子どもや大人の“生徒”は「えぇ〜!」とビックリ。ネット上でも「自己投資の中身がきになる」「やっぱり超一流のアスリートは違うな」「自己投資って簡単に言っても、さらにお金を稼げるという自信がないと出来ない」「別格ですね」「普通の人にはできない」「カッコいいな」と反響だった。
2021年にも同企業のチャンネルに出演していたイチロー氏は、お金の使い方について、「僕は給料が800万円の時。レギュラーになった初めての年ですけれど、ここは僕はお金かけるとこだと思って。3000円のユンケルを毎日飲みました」と1つのエピソードを明かしている。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 08:20
水原容疑者は大谷になりすまして銀行員に電話で連絡していた
米連邦検察当局の捜査で徐々に明らかになる水原一平容疑者の行動に、ファンも騒然としている。
2024年04月20日 08:10
米の殿堂博物館のラウィッチ館長、日本における野球は「国技」
クーパーズタウンにある米国野球殿堂博物館のジョシュ・ラウィッチ館長が19日、東京都内でFull-Countの単独インタビューに応じた。今回が3度目の来日となったラウィッチ氏は、日本の野球について「とても驚きました」と米国とは違った“文化”について語った。
「本当に、ファンの皆さんの情熱がものすごい。あれだけのバイブ(雰囲気)を球場で感じられるのは唯一無二だと思います」
同氏は過去の来日でも日本の球場に足を運び、実際に試合を観戦。なかでも印象に残っていたのは甲子園での“現象”だったという。
「ジェット風船にはとても驚きました。すごい景色でした。東京ドームの応援団も独特でよく覚えています。野球はアメリカ同様に日本でも“国技”なんだと思いました。(日本人の)心に残っているものだと感じることができて嬉しかったです」
また、試合前の練習風景も記憶にあるという。米国ではホーム、ビジター関係なく打撃練習は1か所で行うが、日本ではホームチームは2か所で行っている。「これは我々にない文化でした」と興味を持った様子だった。朗希の完全試合球も展示「あの年齢で成し遂げたということを知って欲しかった」
博物館には日本でプレーする選手の関連アイテムも飾られている。その中には2022年4月10日にロッテ・佐々木朗希投手がオリックス戦で完全試合を達成したボールも寄贈されているという。
「私達はさまざまなレベル、世界の野球を見てもらいたいと考えています。女子野球、ラテンアメリカなどについても、ぜひ皆さんに知ってもらいたい。その中でササキがあの年齢(当時20歳5か月)で成し遂げたということを、みなさんに知って欲しかった。日本の野球殿堂博物館に連絡し、手にいれることに至りました。日本の博物館、NPBの方々も私達に好意的に協力してくれています」
2025年7月にはクーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂博物館で企画展「野球とベースボール:太平洋を越えた日米の野球交流」が開催される。親日家のラウィッチ氏は「この立場として真剣に取り組んでいるのは、野球の歴史を守る責任があると思っているからです。現役だけでなく、過去にもプレーした選手を称賛することで、親から子、子から孫の世代へ繋いでいきたい。今回新しい企画の展示で、さらに多くのファンが我々の博物館にきて、経験してほしいと思います」と思いを語った。
同企画展では英語だけでなく、日本人に向けた日本語のガイドや看板なども掲示されるという。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年04月20日 08:00
広島 0 − 0 巨人
<4回戦・マツダスタジアム>
19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島−巨人』で解説を務めた山本昌氏が、巨人・坂本勇人について言及した。
開幕から5番の打順で出場することの多かった坂本はこの日は、『2番・三塁』で先発出場したが、6打数0安打に終わった。山本氏は5打席目の坂本の三振に「本来の姿では全くないですね。こういうチャンスの時はなんとかする人なんですけど」と振り返った。これで坂本は4月12日の広島戦の第2打席から23打席連続無安打となった。
山本氏は「この選手も使っていかないとならないし、気づいたら3割近く打っているので、どこかで上げてくるとは思うんですけど、最初のバッティングを見ると心配だなという感じがしますね」と指摘した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月20日 08:00
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
打球が三遊間を割るとドッと歓声が沸いた。一塁ベンチではナインがそろって両手を上げて、記念球の返却をアピール。一塁上でたたずむ広島・二俣翔一内野手(21)は笑みをこぼし、代走を送られてベンチへと戻ると先輩たちとハイタッチを交わした。高卒4年目でのプロ初安打。記念のボールを握りしめた育成出身の若武者は周囲の支えに感謝した。
「1、2年目はケガで2軍の試合にもなかなか出られない時があった。本当に球団のスタッフやトレーナーの支えがあって今があると思う。今考えると、そのリハビリ期間も無駄な時間ではなかったなと」
0−0の八回1死から代打で登場。マウンド上の高梨には12日の同戦で空振り三振に打ち取られていた。「絶対に打ってやる。リベンジするという思いで(打席)に入った」。強い気持ちをバットに込め、打球は三遊間を破っていった。
このオフには巨人・岡本和に“弟子入り”。自主トレを一緒に行うことは、岡本和の多忙によりかなわなかったが、連絡先を交換し、動画などを送って助言を受けた。この日、安打を放った先の一塁ベース上で2人は“再会”。師匠から「おめでとう」と声をかけられた二俣は「和真さんの前で打てて良かったなと思います」と恩返しにも成功した一打を喜んだ。
勝利を飾ることができずとも、新たな若ゴイが威勢良く跳ねた。
◆二俣 翔一(ふたまた・しょういち)2002年10月21日生まれ、21歳。静岡県出身。180センチ、74キロ。右投げ右打ち。内野手。磐田東から20年度育成選手ドラフト1位で広島入団。22年オフに支配下登録。打撃の成長が著しい高卒4年目。プロ初出場は24年4月4日・ヤクルト戦(マツダ)で代打。
2024年04月20日 08:00
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
球団ワーストタイとなる10試合連続2得点以下だった阪神打線が、6日のヤクルト戦以来11試合ぶりに2得点以上となる今季最多タイの7得点を挙げて4連勝を飾り、今季初めて貯金生活に突入した。
2024年04月20日 07:40
殿堂博物館のラウィッチ館長「足元から頭の先まですべて着用したものがあります」
クーパーズタウンにある米国野球殿堂博物館のジョシュ・ラウィッチ館長が19日、東京都内でFull-Countの単独インタビューに応じた。ラウィッチ氏は、これまで数々のドジャース・大谷翔平投手のアイテムを展示してきているが、今後の快挙に向けて「歴史的な瞬間というのを捉えていきたい」とさらなる興味を示した。
ラウィッチ氏は、大谷がエンゼルス時代から「信じられないほど協力的です。数々のグッズを提供してくれています」と説明。スパイク、ユニホーム、エルボーガードやWBCで優勝した瞬間に投げた侍ジャパンのキャップなど「足元から頭の先まですべて着用したものが殿堂博物館にあります」と笑った。
大谷にとってドジャースでの初の公式戦となった、韓国でのパドレスとの開幕シリーズに着用していたユニホームも展示。「大切なものも提供してくれて、彼がどれだけ野球の歴史を大切に認識しているか、という表れであると考えています」と感謝を述べた。
すでに多くのアイテムを受け取っており、次なる“大谷グッズ”については「日本人選手の本塁打記録を更新したときや、これから投手としてマウンドに立ったときは、彼にとっても、野球界にとっても歴史的な瞬間になる」。昨年の右肘手術からの“二刀流復活”で「もしかしたら、彼がノーノーを達成するかもしれない。1試合4本塁打を打つかもしれない。そういった歴史的な瞬間というのを捉えていきたい」と新たな歴史へ思いを馳せた。
大切なことは「どれだけ重要な歴史を表しているのか、を展示の中で伝えていくこと」だという。記念すべき瞬間に関わるグッズについて「ただ、我々だけが持っているべきではないと思う。すべてを私たちが持っていくとは考えていませんが、提供していただければ野球の歴史の一部として正しく適切な形でお見せしていきたい。そういう意味で率先して彼が提供してくれることがありがたいと思います」と説明した。大谷の将来の殿堂入りには慎重論「すでに起きたこと、偉業により集中したい」
大谷が数々の偉業を成し遂げてきたこともあり、将来の殿堂入りへの期待は当前ながら高まっていく。しかしラウィッチ氏は「我々は、これからどんなことが起きるか考えちゃいけないと思う。我々の立場からいうと、これまで起きたこと、成し遂げられたことにフォーカスしないといけない」と真剣な眼差しで述べた。
「これから先、どんな活躍をするか考えるのは難しいところはあります。オオタニサンはまだまだ先がある。ドジャースと10年契約結んだばかり、最低でもあと10年は選手を続ける。そしてさらに5年待たないと殿堂(の候補)に入ってこない。我々は夢をみたいですが、すでに起きたこと、偉業により集中してみていきたい」。野球界の偉大なる先人の“足跡”を称える立場として、遠い未来のビジョンには慎重だった。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年04月20日 07:30
◆ 「マウンドで投げられているところを見せられてすごく良かった」
2軍本拠地の鳴尾浜球場は平日にも関わらず朝から開門待ちのファンが180人の列を作った。
応援タオル、ユニホーム、アクリルスタンド…背番号29が刻まれたグッズを手にした各々がそれぞれの思いを託してプレーボールを待った。
4月17日のウエスタン・リーグのバファローズ戦。タイガースの郄橋遥人が先発投手としてコールされた。
昨年6月に受けた「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」から復活を目指してリハビリに取り組んできて、実戦登板は893日ぶり。ファン、何より本人が一番待ち焦がれてきた“場所”へようやく帰ってきた。
本人が「ソワソワしていた」と振り返るように前日の夜から当日の登板直前までずっと緊張しっぱなしだったそうだ。胸の高鳴りが外まで聞こえてきそうな状態でマウンドへ向かった。
初球。146キロの直球を1番・杉沢龍に捉えられた打球が自らを襲った。ライナーを好捕して最初のアウトを奪うと少し落ち着いた。1安打を浴びたものの、直球の最速は147キロを計測し、1軍の強打者たちが攻略に苦しんできた「宝刀」ツーシームで空振り三振も奪取。3年ぶりの復帰登板としは上々の内容に見えた。
「いろんな人に見に来てもらって感謝、ありがたいですし、ずっと投げない中でも応援してくださってる人の声とか聞こえていたのでまたこうやってマウンドで投げられているところを見せられてすごく良かったなと思います」
スタンドに詰めかけた人たちだけじゃない。昨年までの3年間で肘に2回、肩に1回メスを入れるなど長く故障に苦しんできた期間に励ましの言葉や声援を送ってくれた「すべての人」に感謝した。
◆ 「ストレートの質をもっと上げて」
昨年、育成契約に切り替わり、地道なリハビリを経てたどりついたマウンド。まずは、ほっとひと息つきたいところでも、1軍のしびれる舞台で腕を振ってきた左腕は、視線を上げた。
「パフォーマンス的にはまだまだですし、狙っているところに全部いってる訳でもない。球威の部分も球速の部分もまだまだなんで」
全球145キロ以上をマークした直球の出来には首を振った。この日、闘争本能を呼び覚ました場面があったとすれば1死一塁で横山聖哉を迎えた場面。吉田正尚(レッドソックス)もまとった背番号34を付けたドラフト1位の18歳ルーキーに直球勝負を挑むもファールで粘られ、最後は8球目のツーシームで空振り三振を奪ったが、試合後は悔しげだった。
「まっすぐでまだ勝負つけられなかったので」。本当の意味での復活は、入団以来、多くの同僚が「エグい」と称した直球の威力が戻ってきた時なのだろう。
「ストレートの質をもっと上げて……。そこだけですかね。そこが一番だと思うので。そこが良ければOKという感じなので。(課題は)ずっとストレートですかね」
“まっすぐ”への一途な思いとともに、郄橋遥人は甲子園のマウンドを目指す。
文=チャリコ遠藤(スポーツニッポン・タイガース担当)
2024年04月20日 07:30
「こっちに来て食べてみて、おいしかったですね」
ドジャースの大谷翔平投手が、「ブランドパートナー」を務める三菱UFJ銀行公式YouTubeに登場し、MUFG代表執行役社長グループCEO亀澤宏規さんとクロストークを展開した。同席した子どもからカリフォルニアで一番好きなところを聞かれると、意外ともいえる“庶民的”な場所を挙げた。
少し悩んだ表情を浮かべた大谷は「初めて来たときは、IN-N-OUT(インアンドアウト)のバーガーを食べた時が一番。おいしいなって。ハハハ」と無邪気な笑顔を見せた。インアンドアウトは1948年にカリフォルニア州で開業し、冷凍食材を使わないのが売りのチェーン店。日本に進出していないどころか、米国内でも西海岸にしか店舗がない。
さらに大谷は「今はいろいろな高いお店とかも行けるようになりましたけど、来た時に一番最初に食べたのがインアンドアウトだったので。おいしいよと言われて、こっちに来て食べてみて、おいしかったですね」とエピソードも交えて明かした。
2月に行われたドジャースのファンフェスタのステージでは、司会者からの「ハンバーガーとピザのどちらが好きか?」の質問に「ハンバーガー」と即答。さらにどこのハンバーガーかと聞かれると「インアンドアウト」と答えていたほどで、よほどお気に入りのようだ。
10年7億ドル(約1082億円)のメガ契約を結びながら、庶民的なハンバーガーチェンを愛する大谷の回答に、子どもたちも笑顔だった。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 07:20
オリックス・山下に中川拓真「球が急にブッ!ってくる感じ」
同期入団の“怪物”を1番最初に体感した。
2024年04月20日 07:10
台鋼ホークスの小野寺賢人、新卒2か月で退職して独立リーグに挑戦した
波乱万丈の野球人生を歩んでいる一人の日本人投手がいる。CPBL(台湾プロ野球)の台鋼ホークスでプレーする小野寺賢人投手だ。新卒2か月で会社を退社し、独立リーグからプロ野球選手という夢を追うも、ドラフト会議では2年連続で指名漏れ。悔しい思いを胸に、異国の地でのチャレンジに燃えている。
「小学生の頃からずっと、プロ野球選手になりたいって言ってた気がします。卒業文集とかにも、プロ野球選手になるって書いてました」
宮城県出身の25歳は、地元の聖和学園高から北海道の星槎道都大に進学。スカウトから注目を集める選手ではなかったが、社会人野球を目指した。しかし、複数チームの練習会に挑戦してすべて不合格。北海道のクラブチーム、TRANSYSに入部し、フルタイムの社会人として働きながら野球を続けることに決めた。
「チームのことはすごく好きだったんですけど、早朝から出勤して8時間働いて、練習を夕方から夜までやって帰って、みたいな生活で。もう1か月も休みなしで。仕事がちょっと忙しくなって、野球ができなくなるかもしれないと言われたので、もうその場で辞めさせていただきたいですって言いましたね」
「今動かないと人生変わらない」。心苦しい思いを抱えつつも、新卒で入った会社を2か月で退職する決断をした。かつて駒大苫小牧高で甲子園を制し、TRANSYSの助監督を務めていた本間篤史氏の縁で、ルートインBCリーグに所属する埼玉武蔵ヒートベアーズのテストを受験。無事に合格すると結果を残していく。
2年目の2022年には、13試合に登板して5勝1敗、防御率1.65の成績で最優秀防御率とベストナインのタイトルを獲得。昨季は10勝2敗1セーブ、防御率3.19の成績で、最多勝、最多奪三振と投手部門MVPにも輝いた。しかし、待っていたのは2年連続の指名漏れ。「海外リーグ挑戦のため」という理由で退団した。台湾挑戦の1週間前に入籍「海外に行くと家族なのか、彼女なのかで違う」
「やっぱりスカウトが見たら若い選手のほうがいいですし、今はピッチャーだったら150キロ出ないと話にならない世界。自分みたいな(コントロールを売りにしている)タイプが評価されないのは、割としょうがないのかなって思います」
意外なところから声がかかっていた。2024年からCPBLの1軍に新規参入する新球団の台鋼ホークスが、日本の独立リーグから投手を探していたのだ。同球団の横田久則投手コーチと小野寺を見てきたNPBスカウトの縁などで、「テスト外国人」としてウインターリーグ参加が決まった。4試合に登板して2勝0敗、防御率3位の0.92。決勝では8回2/3を投げ、6安打1失点の好投でMVPに輝いた。
囲み取材を受ける中、台湾の記者の一人が「さっき監督が来年契約するって言ってたんですけど、気持ちはどうですか?」と質問。「え、そうなのって。そこで知りました」とまさかの形で正式契約を勝ち取った知らせを受けた。そして、新たな挑戦が決まった中、プライベートでも大きな覚悟を背負っていた。
ドラフト会議の後、ウインタリーグに挑む1週間前に入籍。「海外に行くとなると、家族なのか、彼女なのかで違うところはすごくいっぱいある。結果がどうであれ、結婚していた方が僕らの今後のためにはいい環境になるのではないかと考えました」。新妻も海外移住に抵抗なく支えてくれており、「野球でお金を稼げる環境があるのであれば、応援してくれると思います」と心強い。
新天地では、すでに2試合に先発登板。4日の中信兄弟戦では5回途中5失点とほろ苦デビューとなったが、10日の楽天モンキーズ戦では7回途中2失点(自責1)と試合を作った。初勝利は惜しくもお預けとなったが、同じくBCリーグ出身の鈴木駿輔投手と投げ合い、CPBLでは5452日ぶり日本人対決と話題になった。
描く未来は、逆輸入でのNPBからのドラフト指名だ。「日本では無名な存在なんですけど、こういう道で野球をやってる選手もいる。僕みたいな選手もいるので、覚えてください!」。台湾の地で結果を残し、新たな道を切り開く。(工藤慶大 / Keita Kudo)
2024年04月20日 07:02
メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場する
■ドジャース ー メッツ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日、試合開始11時10分)、本拠地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場する。6試合ぶりの5号本塁打に期待がかかる。山本由伸投手は今季2勝目をかけたマウンドとなる。
17日(同18日)の本拠地・ナショナルズ戦には「2番・指名打者」で先発出場し、4打数3安打の固め打ち。31安打は同僚のベッツ、アストロズ・アルトゥーべに並んで両リーグ最多となった。
一方、得点圏では20打席連続無安打で、打率.053となっている。ここまで通算175本塁打で、松井秀喜氏の持つ日本選手最多記録に並んでおり、記録更新の期待がかかる。
山本由伸投手はメジャー5度目の先発マウンドとなる。前回12日(同13日)の本拠地・パドレス戦は5回4安打3失点。今季は4試合登板して1勝1敗、防御率4.50。
メッツは左腕ショーン・マナイアが先発する。今季は3試合登板して1勝1敗、防御率4.30となっている。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 07:00
○ ヤクルト 4 − 3 DeNA ●
<4回戦・神宮>
今季初本塁打に54打席かかったヤクルト・村上宗隆に、エンジンがかかってきた。
3−3の8回無死走者なしで迎えた第4打席、DeNA・伊勢大夢が2ストライクから投じた3球目のストレートを振り抜くと、「しっかり来た球をひとスイングでとらえられるように意識しましたし、それがちょっと高めに浮いたので、しっかり角度がついたのでいいホームランになったと思います」と、打った瞬間にそれと分かる、第3号勝ち越しソロ。「完璧でしたし、久しぶりって感じです」と、打った感触も抜群の一発だった。これで村上は直近5試合で3本目の本塁打で、18日の中日戦から2試合連続の本塁打
郄津臣吾監督は村上について「昨日は先制、今日は決勝のホームランと、4番の働きというか、こちらが期待している通りの答えを出してくれました」と手放しで褒めた。
「僕ら一人一人、野球としっかり向き合って戦っているので、必ず上を目指して、優勝して、みなさんと一緒に喜びを分かち合えると思います」と村上。5打点はリーグ17位タイだが、打率はリーグトップ(.333)となり、3本塁打はリーグ3位タイ。ここから巻き返しに期待大だ。
(ニッポン放送ショウアップナイター)