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2021年05月06日 18:22
国際自動車連盟(FIA)は5日、2022年から世界ラリー選手権(World Rally Championship)で持続可能燃料のみを使用すると発表した。 合成物質とバイオ燃料成分をブレンドした化石を含まない炭化水素ベースの燃料は、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を含めたFIAの世界選手権シリーズで初めて採用されることになる。 FIAのジャン・トッド(Jean Todt)会長は「ハイブリッド技術とともに持続可能燃料を導入することで、われわれは2022年に世界ラリー選手権の新たな時代に向けた重要な一歩を踏み出す」と発表した。 現在世界ラリー選手権に参戦しているヒュンダイ(Hyundai)、フォード(Ford)、トヨタ(Toyota)の3チームは2024年まで契約を延長。同選手権は2022年からハイブリッド化される。 使用される燃料は、3年契約を結んだアイルランドのP1レーシング・フューエル(P1 Racing Fuels)が単独提供する。■関連記事
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2024年03月27日 12:39
女性レーシングドライバー・”Juju”こと野田樹潤選手が、27日の都内で行われたイベント『フォーミュラE 2024 Tokyo E-Prixに関するDHLグループ記者発表会』に出席した。
野田選手はそこで、国際輸送物流会社で知られるDHLグループの「フォーミュラE アンバサダー」という役目が新しく決まって「モータースポーツで活躍するDHLは世界のグローバル企業、ドライバーにとって憧れでもありました。そんな会社から声をかけて一員になれたことは嬉しかったですし、自信にも繋がりました」と素直な喜びを語った。
▼ DHLグループ「フォーミュラE アンバサダー」に就任した、野田樹潤選手
さらに「ヨーロッパにいたときも、毎日のように見ていました。モータースポーツで凄く活躍していて、やっぱり思うのは、目立つ色合いのレースカーで素晴らしい結果もたくさん残しているので、もちろん知っていました。ヨーロッパでレースをやっているとき、急遽、部品が必要になったときに、DHLさんに凄くお世話になったこともありました」とDHLグループへの認識も語った。
競技人口の大半を男性が占めるモータースポーツ界。そこに立ち向かう日々のトレーニングについて話を聞くと「トレーニングでしたら、何か特別なものを取り入れるというより、基礎的なこと、地味なことを積み重ねていくことが、一番大事なかなと思っています」といい、また、メンタル面においては「色んなことを経験していく中で、楽しいこともあれば、苦しいこともある。そんな辛いことがあったとしても、それは将来、自分の糧になってくる。どんなことがあったとしても、自分が今、出来ることを考えてベストを尽くす。その全ての経験を楽しむように心掛けています」とスラスラ答えていた。
そんな野田選手は、つい先日までは高校生。4月からは大学生になるという。「最近は(日本最高峰の自動車レース)スーパーフォーミュラに日本人女性として初参戦が決まったということもあって、たくさんのメディアさんに取り上げて頂くことが増えて、来月、大学の入学式があるんですけれど、まだ、入学前の課題が未提出。なので、無事に終わるかな、大丈夫かなと思うようになってきて、ちょっと焦りを感じているんです」と内心をもらし、会場を和ませていた。
◆野田樹潤/プロフィール
東京出身、2006年生まれの18歳。
フォーミュラ1ドライバーの野田英樹の娘で、その父からスピードへの情熱を受け継いだ。3歳からカートを始め、4歳でレースデビュー。2017年から「FORMULA UNDER 17 & SENIOR」に参加し、11歳でF4マシンに乗り3戦全勝を収める。
ヨーロッパに渡り、デンマークF4とWシリーズで経験を積み、2023年イタリアF3選手権(ジノックスシリーズ)で優勝。同年のユーロフォーミュラ・オープンレースで女性として史上初の優勝を飾った。2024年の今シーズン、日本人女性として初・最年少ドライバーとして、日本国内最高峰で最速のスーパーフォーミュラにも参戦予定。
2024年03月25日 17:12
ロードレース世界選手権、第2戦ポルトガルGPは24日、MotoGPクラス決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が優勝した。ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の2連覇中の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)はクラッシュによるリタイアに見舞われた。
予選3番手から出たマルティンはスタート直後の第1コーナーでトップに立つと、そのままレースの主導権を握り、ミスなくフィニッシュした。2021年にこのサーキットで大クラッシュを起こしたマルティンは、数度の手術を経て復帰すると、昨季はバニャイアに次ぐシーズン2位に入っている。
ポールポジションから出たドゥカティのエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が2位、19歳の新人であるレッドブル・ガスガス・テック3(Red Bull Gasgas-Tech3)のペドロ・アコスタ(Pedro Acosta、スペイン)が3位に入った。
開幕戦を制し、このサーキットでも2021年と2023年に勝っているバニャイアは、終盤にグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)と衝突して転倒リタイアとなり、MotoGP通算20勝目はならなかった。
総合順位ではマルティンが60ポイントでトップに立ち、レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のブラッド・ビンダー(Brad Binder、南アフリカ)が42ポイントで2位、バスティアニーニが39ポイントで3位につけている。
アルゼンチンGPが中止になったため、次戦は4月12日から14日にかけての米国GPとなる。
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2024年03月25日 09:55
ハンガリーで24日に行われたラリーの大会で、参加車両が沿道の観客に突っ込み、4人が死亡し、子ども2人を含む複数人がけがをする事故が起こった。当局が発表した。
事故が起こったのは、スロバキアとの国境沿いにある北西部コマーロムエステルゴム(Komarom Esztergom)県のバヨ(Bajot)近くで、エステルゴム・ニェルゲシュ・ラリー(Esztergom Nyerges Rally)という大会中、選手の運転するマシンがコースを外れて観客の中に突っ込んだ。
警察の発表では、道からそれた理由は不明。現場には救急車8台、レスキューヘリ4機が出動し、競技はすぐさま中止になった。
警察によれば、この事故で少なくとも7人が負傷した。国営ハンガリー通信が伝えた救急隊員の話によれば、けが人のうち2人は重傷で、そのうち1人の子どもは命に関わる状態のため、病院へ緊急搬送された。
ハンガリー全国モータースポーツ協会(MNASZ)は、遺族に対して哀悼の意を表すとともに、当局による事故状況の調査に迅速に協力することを約束している。
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2024年03月24日 17:21
24日に行われた24F1第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)決勝で、序盤にリタイアしたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が、「ハンドブレーキをかけたまま」走っているようだったとレースを振り返った。
2024年03月24日 15:27
24F1第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)は24日、決勝が行われ、フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が優勝。開幕連勝を飾っていたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、序盤でリタイアに終わった。
虫垂炎により2週間前の第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2024)を欠場したサインツだったが、2位にチームメートのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を従えてチェッカーフラッグを受けた。3位にはマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が入った。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は8位入賞を果たした。
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2024年03月23日 17:19
24F1第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)は23日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が1分15秒915の最速タイムを記録し、今季開幕から3戦連続のポールポジションを獲得した。
曇り空となったこの日のアルバートパーク(Albert Park)で、2週間前の虫垂炎の手術から復帰したフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が1分16秒185で2番手に入り、選手権3連覇中のフェルスタッペンとともにフロントローに並んだ。
オーストラリアGPでは昨季同様にポールトゥウィンを狙うフェルスタッペンは、「すごくうれしい。(Q3の)両ラップとも非常に良い感触だった」と振り返り、「ここまで少しばかりトリッキーな週末になっている。フェラーリは長距離戦でかなり速いから、あしたはエキサイティングになるだろう」とコメントした。
今レースで優勝すれば、フェルスタッペンは昨季自身が打ち立てた歴代最長記録に並ぶ10連勝となる。また、レッドブルはセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が3番手に入り、チーム史上初となる3戦連続のワンツーフィニッシュを目指す。
マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が思わぬ4番手につけ、2022年に豪GPを制しているフェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5番手、母国レースとなるマクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が6番手に入った。
メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が7番手、ビザ・キャッシュアップRB(Visa Cash App RB)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)が8番手、アストンマーティン(Aston Martin F1)勢のランス・ストロール(Lance Stroll)とフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がそれぞれ9番手と10番手に続いた。
一方、通算7度の年間優勝を誇るメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、Q3に進めず11番手からのスタートとなった。ハミルトンのQ2敗退により、角田は上位5チーム以外のドライバーでは唯一のQ3進出を果たした。
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2024年03月23日 09:24
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)は22日、今季第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)のフリー走行でアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が高速クラッシュを喫してシャシーを損壊させたため、今週末のレースは同選手が同僚のローガン・サージェント(Logan Sargeant)のマシンを使用する1台体制で臨むことになった。
豪メルボルンのアルバートパーク(Albert Park)で行われたフリー走行1回目のセッション終盤で、アルボンは縁石に乗り上げてフェンスに衝突した後、反対側の壁に跳ね返った。同選手は無傷だったものの、シャシーの損傷は激しくマシンのスペアもなかったため、2回目のフリー走行には臨めなかった。
ウィリアムズのジェームス・ボウルズ(James Vowles)代表は、24日に行われる決勝レースではアルボンの方がチームの今季初ポイントを獲得できる可能性が高いため、サージェントを欠場させる判断を下したと説明。「自分が犯してもいないミスの損害をローガンが被るべきではないが、中盤争いがこれまで以上に厳しい中で毎レースが重要になる」とし、「従って、今週末にポイントを獲得できる最大の可能性を元に決断した」と述べた。
昨季ウィリアムズが獲得した28ポイントのうち27ポイントを稼いだアルボンは、この状況に腹立たしい思いを感じているといい、「ローガンは常にプロフェッショナルに徹していて、初日からチームプレーヤーだが、彼にとってこれは簡単には受け入れられないものだろう」と気遣いつつ、「それでも、自分はこの状況にくよくよしている場合じゃない。今の自分の仕事は、今週末の可能性を最大限にすることだ」と語った。
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2024年03月21日 17:06
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の商業権を保有する関連会社フォーミュラワン・マネジメント(FOM)が管轄する、女性のみのレース「F1アカデミー」でマネジング・ディレクターを務めているスージー・ヴォルフ(Susie Wolff)氏が20日、物議を醸した調査を巡り、国際自動車連盟(FIA)に対して法的措置を取った。
2024年03月19日 09:16
自動車のダカールラリー(Dakar Rally)で日本人初の総合優勝を果たした篠塚建次郎(Kenjiro Shinozuka)氏が18日、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。75歳。地元メディアが伝えた。読売新聞や時事通信によると、長野県の病院で亡くなった。
篠塚氏は1986年に当時のパリ・ダカールラリー(Paris-Dakar Rally)に初参戦を果たすと、1987年に総合3位、1988年に同2位に入り、1997年には日本人初の総合優勝を成し遂げた。
1991年と1992年にはアイボリーコーストラリー(Ivory Coast Rally)でも優勝した。2003年のパリ・ダカールではクラッシュで重傷を負い、リタイアを余儀なくされたが、同ラリーには2007年まで参戦。その後はソーラーカーレースにも出場した。
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2024年03月17日 10:06
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表を不適切行為で告発した女性従業員が、国際自動車連盟(FIA)に対して正式に申し立てをしたと英BBCが16日に報じた。
ホーナー代表は疑惑を一貫して否定し、チームの親会社も内部調査を通じておとがめなしの判断を下した。しかしその翌日には、女性スタッフとのやり取りとされる私的なメッセージの内容などが、匿名のメールでF1関係者やメディアに流出。渦中の女性従業員はその後に停職となり、騒動はシーズン開幕から数週間たった現在も暗い影を落としている。
FIAはAFPに対し、「問い合わせや申し立てはコンプライアンス担当と倫理委員会が対応する」「厳密な機密保持を行うため、両者は独立して活動する。そのため基本的に、特定の申し立ての受理を確認することはできない」とコメントした。
3連覇中のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)の父ヨス氏(Jos Verstappen)は、ホーナー代表が留任すればチームがばらばらになると話しているが、代表はここまでのGP2戦に妻を伴って登場。開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2024)では、英国でも評価の高い弁護士が徹底的な調査を行った上で訴えを退けたと強調し、この問題には決着がついたと主張している。
チームはレース面では順調なシーズンのスタートを切り、フェルスタッペンとセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が2戦連続のワンツーフィニッシュを飾っている。
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2024年03月12日 09:57
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)の元ブラジル人ドライバー、フェリペ・マッサ(Felipe Massa)氏(42)は11日、2008年シーズンの選手権制覇を逃したことに対する損害賠償を求め、F1の商業権を保有する関連会社フォーミュラワン・マネジメント(FOM)を相手取り英ロンドンの高等法院に提訴した。
マッサ氏は2008年シーズン、F1を揺るがせたシンガポールGP(Singapore Grand Prix)での「クラッシュゲート」スキャンダルによって、当時マクラーレン(McLaren)に所属していたルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)にわずか1ポイント差で年間タイトルをさらわれた。
このレースでは、ルノー(Renault、当時)のネルソン・ピケJr.(Nelson Piquet Jr)がクラッシュする混乱の中で同僚のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が優勝。ところがピケJr.はシーズン終了後、チームの上層部がアロンソを勝たせるためにクラッシュを指示したと暴露した。
クラッシュ時にトップを走っていながらも結局13位でフィニッシュし、同シーズンの総合争いに紙一重で敗れたマッサ氏は、今回の訴訟で国際自動車連盟(FIA)とF1の元最高経営責任者(CEO)であるバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏も提訴。報道によると、世界王者として得られていたはずの給与の差額をはじめ、スポンサー料や商業的な機会などを反映した6200万ポンド(約117億円)の損害賠償を求めているという。
エクレストン氏は昨年のインタビューで、規定に従えばシンガポールGPの結果は選手権の順位に反映するべきではなく、その場合はマッサが王者になっていたはずだと告白していた。
一方、2008年に自身初の世界タイトルを獲得し、現在ではミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏に並ぶ歴代最多7回の年間優勝を果たしているハミルトンは、昨年9月にこの問題について聞かれると「フェリペがそうした方向に行くつもりなら、それは彼が決めることだ。自分は過去にとらわれたくない」と答えていた。
マッサ氏は2008年シーズンを最後にGP優勝から遠ざかり、2009年シーズンのハンガリーGP(Hungarian Grand Prix)予選で頭部に重傷を負った。しかしながら、無事にレースに復帰し、その後はフェラーリからウィリアムズ(Williams)に移籍して2017年シーズンまで現役を続けた。
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2024年03月11日 14:51
ロードレース世界選手権、開幕戦カタールGPは10日、MotoGPクラス決勝が行われ、2連覇中の王者、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が優勝を飾った。
2024年03月10日 11:45
9日に決勝が行われた24F1第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2024)で、18歳にしてデビューを飾り7位に入ったフェラーリ(Ferrari)のオリバー・ベアマン(Oliver Bearman)について、元王者のデイモン・ヒル(Damon Hill)氏が「スター誕生だ」と称賛した。
正ドライバーであるカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が虫垂炎にかかったため、8日朝に代役を言い渡されたベアマンは、これがグランプリ初出場で、フリー走行も1回しか経験していない状況の中、ベテランドライバーかのような落ち着きを見せてポイントを獲得した。
ベアマンはフェラーリと英国選手史上の最年少デビューで、F1全体でもマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とランス・ストロール(Lance Stroll)に次いで、3番目の若さでの初出場だった。
1996年に年間優勝を果たしたヒル氏は自身のX(旧ツイッター)に「スター誕生だ。直前での飛び入りで、今回のような難コースで、いろいろなことのあるフェラーリでの出走だったにもかかわらず、大きなプレッシャーに耐えてしっかりと走りきった。驚きだ」と書き込んだ。
各チームの代表や他のドライバーもベアマンに温かい言葉をかけ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)とルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はレースを終えたベアマンを祝福し、マシンから出てきたところでハグを交わした。
本人は「少し疲れた」と振り返り、「見てわかると思うけど、最高の状態じゃない。夢のようなレースだったし、最後まで全力で走った。攻めているときの速さに驚いたし、ラップを重ねるごとにスピードが上がっていった」と話した。
「信じられなかった。特に最後はあの二人(マクラーレン<McLaren>のランド・ノリス<Lando Norris>とメルセデスのハミルトン)が後ろにいて、気が気じゃなかった。ミラーをずっと確認しながら全力で走っていたよ。だけどすごくエキサイティングで楽しいレースだった」
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2024年03月10日 10:26
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)でアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ(Helmut Marko)氏が9日、情報漏えいの疑いが持たれて去就が取り沙汰されていることについて、自身の首はもう危うくないと話した。
マルコ氏については、クリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表の不適切行為疑惑に関する内部調査の情報などをメディアにリークした疑いが持たれていた。ホーナー氏は弁護士が主導した内部調査の結果、すべての疑惑で潔白と判断されている。
マルコ氏はこの日行われた24F1第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2024)決勝の前に、親会社であるオーストリアのエナジードリンク企業レッドブルのオリバー・ミンツラフ(Oliver Mintzlaff)最高経営責任者(CEO)と話し合いを行った。
レース前のパドックで、ミンツラフ氏の横で取材に応じたマルコ氏は、「われわれ(マルコ氏とホーナー代表)は19年一緒に働いているが、解決すべきことがある」と話し、「非常に有意義な話し合いができたし、すべてがクリアになったと思っている」とコメント。「うわさが広がっているのを受けて話し合ったが、うわさは法的根拠のないものだ」と続けた。
ドライバーのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)もマルコ氏留任を歓迎し、レース前に満足感を示した。自身を全面的に擁護していたフェルスタッペンについて、マルコ氏は「彼の忠誠心は非常にありがたかった。感動したし、感謝しているとしか言えない」と話した。
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2024年03月10日 09:18
24F1第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2024)は9日、決勝が行われ、3連覇中のレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が完勝で開幕2連勝を飾り、始まったばかりのタイトル争いでリードを広げた。
フェルスタッペンはチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)に13秒643差をつける圧勝でポールトゥウィンを飾った。ペレスはピットからの危険な発進で5秒ペナルティーを課されたが、2位を守ってレッドブルが2戦連続のワンツーフィニッシュを達成した。フェルスタッペンはGP9連勝で通算56勝目、表彰台入りは100回目となった。
ペレスから18秒6差の3位にはフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が入り、F1史上3番目、チーム史上最年少となる18歳でデビューしたチームメートのオリバー・ベアマン(Oliver Bearman)は7位と健闘して初ポイントも獲得した。8日に虫垂炎の手術を受けて今GPを欠場した、本来のドライバーのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)と父親が見つめる前で、見事な落ち着きを見せた。
マクラーレン(McLaren)のオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が4位、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が5位に入り、以下はメルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)、ベアマン、マクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)、メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、ハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)と続いた。
ビザ・キャッシュアップRB(Visa Cash App RB)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は15位だった。
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