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2021年05月06日 22:06
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表MF南野拓実(26)の今夏去就は東京五輪出場がポイントになると、保有元となるリバプールの専門メディア「This is Anfield」が伝えている。 リバプールで出番を失った南野は今年1月末にサウサンプトン入り。ただ、現在までに十分なプレー時間を得られていない。今夏にはリバプールに復帰する予定ながらも今後の去就は微妙な情勢だ。特に今夏に開催される予定の東京五輪が大きく絡んでいるという。 同メディアは「南野の長期的な見通しについては疑問符が出続けており、彼が夏の母国の五輪に出場した場合、再び疑問は濃くなる。日本は3人のオーバーエージプレーヤーの1人として参加することを熱望しており、シーズン前の多くの部分を欠場することになる」と指摘した。 五輪サッカー男子は7月22日に始まり、8月7日に決勝を迎えるが、イングランド・プレミアリーグ開幕の7日前とあって、事前キャンプなどに参加できず、チームとの融合を果たせないことになる。そこで同メディアは「時間がポイントになる」とし、南野にとっては五輪参戦が来季にリバプールでプレーする障害になるという。 もちろん、リバプールが南野の五輪招集を拒否することも可能ながらも、それ以前にサウサンプトンで試合に絡んでいないことを懸念しているため、先行きは見えてこない。同メディアは南野がシーズン終了後にクロップ監督と話し合うと伝えているが、五輪参戦の可否が日本代表10番のキャリアに重大な影響を及ぼしそうだ。
2024年04月20日 17:39
Jリーグは4月20日、J2第11節の5試合を各地で開催した。
首位に立つ清水は仙台と対戦。16分にルーカス・ブラガが先制点を挙げ、54分に北川航也の得点でリードを広げる。65分に1点を返されるも、83分に西原源樹のゴールで突き放す。終了間際に2失点目も、3−2で逃げ切り。3連勝を飾った。
3位の岡山は、熊本と相まみえた。30分に輪笠祐士が先制点をゲットすると、45+1には岩渕弘人が追加点を奪い、2−0で快勝。暫定2位に浮上した。
最下位の徳島は藤枝と激突。38分にブラウンノア賢信のPKで先制。その後は追加点こそ奪えなかったが相手にゴールを割らせず、1−0で7試合ぶりの白星を掴んだ。この結果、最下位を脱出して18位にランクアップした。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
J2リーグ第11節の結果と予定は以下のとおり。
▼4月20日開催分
山形 2−1 愛媛
甲府 4−1 群馬
清水 3−2 仙台
藤枝 0−1 徳島
岡山 2−0 熊本
▼4月21日開催分
千葉 14:00 秋田
山口 14:00 水戸
長崎 14:00 横浜FC
大分 14:00 いわき
鹿児島 14:00 栃木
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 17:17
徳島ヴォルティスは4月20日、J2第11節で藤枝MYFCと敵地で対戦。38分にブラウン ノア賢信のPK弾で先制すると、この1点を最後まで守り切り1−0で勝利。7試合ぶりの勝点3を手にし、最下位を脱出して18位に浮上した。
試合後のフラッシュインタビューで、増田功作暫定監督は選手たちの奮闘を称えた。
「良い形で背後に抜け出すシーンがあって、何回かチャンスがあったなかで、ノアのPKという形に繋がって、先制点を取ったのですけど、時間帯がまだ前半でした。時間帯が長ければ長いほど、守備に追われて。
どうしてもアタッキングサードでのプレーが少なくなってしまって。うちのアタッカー陣が、すごくハードワークしてくれて、あれだけ守備して無失点に抑えた。選手たちが勝ちたいという欲求のなかで、頑張ってくれました」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
久しぶりの勝利をファン・サポーターに届けられた。3月31日の就任以降、初勝利となった指揮官は気を引き締める。
「サポーターはファミリーですから、勝利を一番望んでいるので、終わった後にああやって選手たちと一緒に喜びあっている姿を見たら、やっぱり勝っていかなければいけないなと思いました」
そして、今後に向けて「(1−6で長崎に敗れた)前節、多く失点したなかで、クリーンシートで勝てたのは、選手たちがこれから、トライも含めて前向きにできるのではないかと思っています」と期待を寄せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 17:04
若き逸材が大仕事をやってのけた。
清水エスパルスは4月20日、J2第11節でベガルタ仙台とホームで対戦。3−2で競り勝ち、3連勝を達成。首位の座を堅持した。
この試合で決勝点となるゴールを決めたのが、17歳の西原源樹だ。83分、ボックス内左でパスを受けると、寄せてきた相手を軽やかに股抜きし、右足を振り抜く。強烈なシュートをファーサイドにぶち込んだ。
【動画】ニュースター見参! 西原源樹のスーパーショット
試合を中継する『DAZN』の公式Xがゴールシーンを公開。SNS上では「うますぎた!」「何度見ても最高!」「新星誕生だな」「凄い選手になるんだろな」「スケールの大きな選手になる序章かなぁ」といった声があがっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 17:03
2024明治安田J1リーグ第9節が20日に行われ、アビスパ福岡とジュビロ磐田が対戦した。
2024年04月20日 17:02
三笘薫が所属するブライトンは昨季、プレミアリーグで6位フィニッシュという快挙を成し遂げた。クラブ初の欧州カップ戦出場権も獲得。ロベルト・デ・ゼルビ監督の株は世界的に高騰した。
今季も、ブライトンはヨーロッパリーグで決勝トーナメント進出も果たしている。だが、リーグ戦では10位と中位だ。来季の欧州の舞台への切符を手にするのが難しくなってきている。
苦戦している理由のひとつは、三笘をはじめとする複数選手の負傷問題だろう。今季の三笘はケガや体調不良が相次ぎ、アジアカップ前にも足首を負傷。2月には腰の痛みが悪化し、長期離脱となることが明かされた。
プレミアリーグ開幕から6試合で3ゴ―ル・3アシストを記録するなど、シーズン当初は昨季からの好調を維持して称賛された三笘だが、得点はこの3つでストップ。公式戦26試合出場の3得点・5アシストにとどまっている。
【PHOTO】ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
デ・ゼルビ監督は、三笘たちの離脱や得点力への影響、ドローの多さ(リーグ最多の11試合)が痛手と話した。『SussexWorld』が「ひとつ秘密を教えたい。夜眠れないとき、私は順位表を研究するんだ」と、指揮官のコメントを伝えている。
「我々は失点で5位、得点で7位か8位。だが、我々はドローが多い。ミトマやソリー・マーチ抜きで戦うのは違うんだよ。ウチには多くの若いアタッカーやとても優れた選手たちがいる。だが、彼らはミトマやマーチのような素晴らしい選手になることができるという選手たちだ。今季の我々は苦しんだ。そして得点をあげられていないことの大きな代償を払っている」
昨季のブライトンでの活躍で、世界的な強豪からの関心が取りざたされるようになった三笘やデ・ゼルビだが、今季は思うようにいかないシーズンとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 16:57
2024明治安田J1リーグ第9節が20日に行われ、湘南ベルマーレとヴィッセル神戸が対戦した。
6試合勝利から遠ざかっている湘南が、連勝を目指す神戸を『レモンガススタジアム平塚』に迎えての一戦。前半は神戸が押し込む展開のなか、最大の決定機は22分、ペナルティエリア右でこぼれ球を拾った酒井高徳が左足でコントロールショット。ゴール左上を狙ったものの、相手GK馬渡洋樹に防がれた。
スコアレスで折り返すと、後半開始早々に湘南が神戸のゴールを脅かす。ロングボールに抜け出したルキアンが右サイドの深い位置から折り返し、ペナルティエリアに飛び込んだ杉岡大暉が合わせる。シュートは枠をとらえていたが、相手DF山川哲史にラインのギリギリでクリアされてゴールとはならない。
神戸は63分、ケガから復帰した大迫勇也を投入。直後、エースが早速見せ場を作る。井出遥也の折り返しをボックス中央で収めて左足一閃。ゴールネットを揺らしたものの、井出がパスを受けた時点でオフサイドだったため、得点は認められなかった。
後半は湘南の攻撃が活性化して、一進一退の攻防が繰り広げられる。神戸は88分、フリーキックの流れで前線に残っていたマテウス・トゥーレルが際どいシュートを放ったものの、惜しくも枠を外れる。対する湘南は90分、左コーナーキックに鈴木章斗が頭で合わせたが、わずかに枠を外れた。
試合はこのままスコアレスドローに終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム3分に神戸が試合の均衡を破る。ペナルティエリア内でこぼれ球を拾った大迫が折り返し、ボックス中央で武藤嘉紀が合わせて冷静に流し込んだ。神戸が1−0で勝利し、湘南は2試合ぶりの敗戦で7試合未勝利、神戸は今季初の2連勝となった。
次節は27日に行われ、湘南は敵地で北海道コンサドーレ札幌と、神戸はホームで京都サンガF.C.と対戦する。
【スコア】
湘南ベルマーレ 0−1 ヴィッセル神戸
【得点者】
0−1 90+3分 武藤嘉紀(神戸)
【ゴール動画】試合終了間際のドラマ、大迫→武藤で神戸が決勝弾!
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試合終了間際にドラマが待っていた!
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大迫勇也のラストパスに武藤嘉紀
"チームの顔"10番と11番で決勝ゴール🙌
🏆明治安田J1リーグ第9節
🆚湘南×神戸
📱LIVE on #DAZN pic.twitter.com/tz7ratZyVP— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 20, 2024
2024年04月20日 16:41
サガン鳥栖は4月20日、J1第9節で鹿島アントラーズとホームで対戦し、4−2で勝利。連敗中で、6試合未勝利だったなかで、2節・北海道コンサドーレ札幌戦(4−0)以来の白星を掴み取った。
11分に先制を許す展開だったが、30分に河原創が同点弾を決めると、45+3分に逆転ゴールを挙げたマルセロ・ヒアンが、80分にもネットを揺らす。86分に2失点目も、その2分後に福田晃斗がダメを押した。
試合後のフラッシュインタビューで、川井健太監督は「本当に苦しい状況のなか、今日の勝利をファン・サポーターに届けることができて非常に嬉しく思います」と噛みしめる。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
インタビュアーから「前から行くところ、ライン設定」について問われると、次のように応じる。
「結果としては2失点しているので、そこはまた改善しなければいけないですけど、ピンチの数は減ってきているなというふうに思いますし、今日の試合では、我々の勝利が妥当な結果だと思います。そういう意味では、数字だけでなくて、中身も改善されてきたので、守備の部分も評価できる」
久々の勝点3も、指揮官は「まだ何も得たものはない」と気を引き締める。「ここから本当に、次の試合が一番我々にとって大切な試合ですので。今日は一日、みんなで喜んで、まあ連戦ですし、次の試合に切り替えていきたい」と語った。
次戦は中3日で、ルヴァンカップ1stラウンド2回戦でロアッソ熊本と相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 16:26
元日本代表FWの岡野雅行氏が、播戸竜二氏の公式YouTubeチャンネルに出演。
2024年04月20日 16:20
評価基準となるべきは、得点やアシストの数だけではない。それでも、久しぶりにゴール、それもチームに勝利をもたらしたゴールに絡んだことへの充実感は大きいだろう。
ラツィオの鎌田大地は4月19日、セリエA第33節のジェノア戦で先発フル出場し、ルイス・アルベルトの決勝点をアシストした。チームは1−0で勝利し、暫定で6位に浮上している。
67分、鎌田はフェリペ・アンデルソンにボールを預けてボックス内に飛び込むと、味方からのリターンを折り返す。すると、マティアス・ベシーノがスルーしたボールをルイス・アルベルトがゴールに叩き込んだ。
鎌田のアシストは9月16日の第4節ユベントス戦以来だ。ユーベ戦は1−3で敗れており、ラツィオの勝利につながるアシストは初となった。
【動画】伊メディアが絶賛した鎌田の絶妙アシスト
ラツィオ専門サイト『cittaceleste』によると、鎌田は試合後にクラブの公式チャンネルで「この勝利はとてもうれしい。貢献もできた」と話している。
「監督が信頼してくれるのもうれしい。常にこのために仕事してきた。今は自分の機会を得ることができてうれしい」
マウリツィオ・サッリ前監督の下では出場機会に恵まれなかった鎌田だが、イゴール・トゥドール監督になってからの存在感と評価は右肩上がりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 16:03
2024明治安田J1リーグ第9節が20日に行われ、サガン鳥栖と鹿島アントラーズが対戦した。
6試合未勝利で最下位に沈む鳥栖が、連勝を目指す鹿島を『駅前不動産スタジアム』に迎えての一戦。先に決定機を迎えたのは鳥栖だった。8分、スルーパスに抜け出した丸橋祐介が左サイドの深い位置から折り返し、ニアに飛び込んだマルセロ・ヒアンが合わせたものの、シュートは枠をとらえられなかった。
試合の均衡が破れたのは11分、鹿島が先制に成功する。右サイドに開いた鈴木優磨がクロスを供給。ボックス中央のチャヴリッチがこれを落とし、2列目から飛び出した濃野公人が合わせて押し込んだ。大卒ルーキーの濃野は、2試合連続ゴールとなった。
すると20分、鹿島DF安西幸輝のハンドで鳥栖がPKを獲得。キッカーを務めたマルセロ・ヒアンはゴール右下隅を狙ったものの、相手GK早川友基にコースを読まれてしまい、同点のビッグチャンスを生かすことはできなかった。さらに鳥栖は25分、長沼洋一がペナルティエリア内でのドリブルから鋭いシュートを放ったものの、これも早川の好セーブに遭う。
押し込む鳥栖は、30分に試合を振り出しに戻す。ペナルティエリアの手前から手塚康平が左足を振り抜くと、シュートは河原創に当たってコースが変わり、相手GK早川の逆を突く形でゴール右下に吸い込まれた。
その後は球際で激しい攻防が繰り広げられるなか、前半終了間際に鳥栖が逆転に成功する。右コーナーキックから手塚がインスイングのボールを供給。ファーのマルセロ・ヒアンが合わせてヘディングシュートを叩き込んだ。
1点リードで折り返した鳥栖は、49分にも絶好機が到来。中央でのボール奪取から速攻に転じ、ファイナルサードでマルセロ・ヒアンにボールが渡る。マルセロ・ヒアンは足を滑らせた相手DF関川郁万をかわしてペナルティエリア内に侵入すると、最後は右足トーキックでゴール右下へ流し込もうとしたものの、シュートは枠を外れてしまった。
追いかける展開の鹿島は何度かゴールへ近づくものの、鳥栖を脅かすような場面は作り出すことができない。すると81分、鳥栖がリードを広げることに成功する。横山歩夢が左サイドを切り裂いてグラウンダーで折り返し、ボックス中央のマルセロ・ヒアンが合わせてゴール左上へ突き刺した。
すると85分、今度は鳥栖MF長沼のハンドで鹿島がPKを獲得。キャプテン鈴木がキッカーを務めると、相手GKパク・イルギュの逆を突いてゴール右下へ流し込んだ。
それでも88分、鳥栖がすぐさま4点目を獲得する。スローインの流れからマルセロ・ヒアンが右サイドの深い位置に侵入し、グラウンダークロスを供給。ボックス中央で待ち構えていた福田晃斗がこれに合わせてゴール右下へ流し込んだ。
終盤押し込んだ鹿島。後半アディショナルタイム7分にはギリェルメ・パレジが鋭いボレーシュートを放ったものの、相手GKパク・イルギュに防がれた。
試合はこのまま終了し、鳥栖は7試合ぶりの白星で今季2勝目、鹿島は2試合ぶりの黒星となった。次節は28日に行われ、鳥栖は敵地で柏レイソルと、鹿島は敵地でガンバ大阪と対戦する。
【スコア】
サガン鳥栖 4−2 鹿島アントラーズ
【得点者】
0−1 11分 濃野公人(鹿島)
1−1 30分 河原創(鳥栖)
2−1 45+3分 マルセロ・ヒアン(鳥栖)
3−1 81分 マルセロ・ヒアン(鳥栖)
3−2 86分 鈴木優磨(鹿島)
4−2 88分 福田晃斗(鳥栖)
【ゴール動画】横山歩夢の突破からマルセロ・ヒアンが決勝弾!
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交代策がズバリ
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横山歩夢の突破が追加点を引き寄せた
最後はマルセロヒアンが今日2点目🙌
🏆明治安田J1リーグ第9節
🆚鳥栖×鹿島
📱LIVE on #DAZN pic.twitter.com/VuDPDR0wtc— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 20, 2024
2024年04月20日 16:02
2024明治安田J1リーグ第9節が6日に行われ、北海道コンサドーレ札幌とサンフレッチェ広島が対戦した。
開幕8試合無敗のサンフレッチェ広島は今節、敵地『札幌ドーム』に乗り込んだ。日本代表のGK大迫敬介とMF川村拓夢、ここまでのJ1リーグで6得点と好調のFW大橋祐紀ら豪華メンバーが並んだお馴染みの『3−4−2−1』に。対する北海道コンサドーレ札幌は、ガンバ大阪戦でのシーズン初白星を境に公式戦3試合無敗と復調の兆し。こちらも“ミシャ式”の『3−4−2−1』となり、ワントップには駒井善成が入った。
試合は序盤から一進一退の攻防に。広島がショートカウンターからフィニッシュにまで至ると、対する札幌は右ウィングバックの近藤友喜が果敢な攻撃参加からゴールに迫る。その中で10分、試合を動かしたのは札幌だった。ピッチ中央やや左寄りの位置で起点となったMF浅野雄也が、中央に走り込んできた駒井にパスを供給。しかしこれが相手DFに当たってコースが変わると、ボールを拾ったスパチョークがペナルティエリア手前から右足を振り抜く。またしても相手DFにディフレクションし、ゴールネットに吸い込まれた。
その後はハーフタイムに突入するまで広島の時間帯が続く。小気味良いパス回しで相手守備陣を翻弄しつつ、MF松本泰志や川村がシュートを放つも一歩及ばず。26分にはFW加藤陸次樹が決定機を迎えたものの、相手GKの2度のビッグセーブに阻まれた。加えて、アクシデントが発生。攻守の要となる川村が脇腹を痛めてしまい、負傷交代となった。
札幌の1点リードで折り返した後半の立ち上がり、広島がスコアを振り出しに戻した。50分、ペナルティエリア内でボールを収めた大橋のポストプレーから、エリア外に位置していたDF中野就斗が左足コントロールシュート。相手GKは反応することができなかった。
同点とした広島は、さらに攻勢を強める。対する札幌は、左ウィングバックにポジションを移した菅大輝が高い位置で仕掛けることで、ようやく相手ゴールに迫れた。が試合はこのまま1−1で終了。首位セレッソ大阪を追走したい広島にとっては、手痛い勝ち点1に。一方の札幌は降格圏脱出とはならなかったが、リーグ戦3試合(公式戦4試合)負けなしと着実に勝ち点1を積み上げている。
ミッドウィークにルヴァン杯・奈良クラブ戦を控える広島は次節、川崎フロンターレと対戦。札幌は湘南ベルマーレと激突する。
【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 1−1 サンフレッチェ広島
【得点者】
1−0 10分 スパチョーク(札幌)
1−1 50分 中野就斗(広島)
2024年04月20日 16:00
18日(現地時間)、レヴァークーゼンはウェストハムとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndに臨み、1-1で引き分けた。
2024年04月20日 15:50
187センチの高さと技術力。加えて、戦術理解度に秀でており、運動能力も高い。可能性に満ち溢れた大型右SBが躍動を続けている。
拓殖大サッカー部を退部し、大学生活を1年残して今季から柏レイソルでプロのキャリアをスタートさせた関根大輝。開幕からレギュラーの座を確保し、好調をキープするチームで重要な役割を担っている。
その活躍が認められ、今年3月の国内2連戦では、昨年10月のアジア競技大会以来となる大岩ジャパン入りを果たす。そして、4月15日に開幕したU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)に参戦するチームのスカッドにも組み込まれた。
SBを本職としつつ、CBにも対応できる柔軟性も買われており、限られた人数で最大6試合を戦うことになる今大会では、必要不可欠な人材。特にSBとCBを兼務できる選手が今までいなかったため、その汎用性が重宝されるのは明白だった。
とはいえ、いきなりこれほどの存在感を発揮するとは誰もが予想していなかっただろう。右SBの一番手と目されていたDF半田陸(G大阪)が活動開始直前に胃腸炎を煩い、合流が当初の予定よりも1日遅れた。以降も数日は別メニューで調整していたため、16日のグループステージ初戦の中国戦では、関根にスタメンの機会が回ってきたのだ。
その中国戦では、開始8分に見事なインナーラップで相手を出し抜き、深い位置まで入ってMF山田楓喜(東京V)にリターン。そこからMF松木玖生(FC東京)の先制点が生まれ、いきなりゴールに絡む活躍を見せた。
そして、この試合ではポリバレントな一面も示す。17分にCB西尾隆矢(C大阪)が退場処分となると、一時的にCBにスライドして5分ほどプレー。
「本当にこんなことになるとは思っていなかったんですけど、準備はしていた」と冷静に受け止め、「次の選手が入ってくるまでの間、あの場面でセンターバックができるのは、僕か(内野)貴史君。貴史君が少しやってくれたけど、自分が入ったほうが絶対にいいと思ったので、そこは話し合って決めた」という対応も見事だった。
そして、迎えたUAEとの2戦目。この試合でもスタメンに抜擢されると、中国戦以上のパフォーマンスで、変幻自在の攻撃参加で輝きを放つ。右SBのポジションから積極的に前へ出ると、オーバーラップとインナーラップをうまく使い分けてチャンスに関与。ポケットを取ってボールを受ける動きや、ビルドアップで楔のパスを通すだけではなく、フリーランも効果的で、スペースをうまく作って2列目の山田やインサイドハーフの川粼颯太(京都)を活かす働きを見せた。
13分にはMF佐藤恵允(ブレーメン)からパスを受けると、ボックス内に持ち運び右足で強烈なシュートを打ち込む。後半はバランスを取り、守備に重きを置いたが、“右SB関根大輝”は大岩ジャパンの新たな武器になる予感を感じさせた。
本人も手応えを得ており、自信を深めている。
「今日は前半のポジショニングとかがすごく良かった。上手くボールを回せましたし、右から崩してチャンスになるシーンも何回もあったので、そこは楓喜君とも良い関係が築けています。個人的にも見えているものやボールタッチの感覚的に遊び心を持てていて、ちょっと余裕もある。そういうところは個人のパフォーマンスとして良かった」
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
仲間たちも関根の仕事ぶりに賛辞を送っており、チームに欠かせない選手になりつつあるのが見て取れる。
「山田とセキのコンビは良いと思う。前回もあのコンビを組んでいますし、コミュニケーションが取れているので、チームの攻撃の起点になっていると思います。インナーラップをして、楓喜君が突く。この前の1点目もそうだったし、新しい感じで良い形だった」(藤尾翔太)
「関根の良いところはポジショニング。外だけじゃなくて中に入ってこれるし、技術の高さもある。逆に自分が抜けてスペースを作ってあげることで、関根もやりやすいのかなと。それがうまくハマって良かった」(川粼)
静岡学園高時代はCB。2年次に松村優太(鹿島)らと全国優勝を果たしたが、1試合しか出番がなく、出場時間も1分に留まった。3年次はコロナ禍の影響でインターハイなどが中止になり、選手権も出場権を逃して日の目を見ずに拓殖大へと進学した。
しかし、大学で人生がガラリと変わる。1年次の後半にSBにコンバートされてから一気に台頭すると、昨年4月に初めてU-22代表候補に選出された。同年6月には遠征メンバーに入り、10月には先述のアジア競技大会に参加。シンデレラストーリーは続き、大学卒業後の加入を1年前倒してプロの世界に飛び込んだ。
昨年の代表活動では大学サッカー部にベースを置いていたため、プレースピードに馴染めずに思うような力を発揮できなかった時期もある。アジア競技大会では決勝で韓国に敗北し、自分の現在地を突きつけられる経験もした。
だが、そうした悔しさは全ての力になり、今の自分に繋がっている。
「僕自身、アジア大会の決勝でレベルの違いを個人として感じた。あの韓国を基準にして、それを頭の中に持って今までプレーをしてきた」というように、世界で戦うための準備を進め、Jの舞台で戦いながら経験を重ねてきた。
不断の努力が実を結び、アジアだけではなく、次のステージでも戦えそうな予感すら漂わせている。
「コンディションが良いですし、変に緊張もしていない。普段と変わらないようなプレーが出せている。アジアの舞台を楽しめているので、今のところは良いパフォーマンスが出せてのびのびとプレーができていると感じています」
次戦は韓国との大一番。日本は2連勝ですでにグループステージ突破が決まっているとはいえ、1位抜けを目ざすうえでは絶対に負けられない。関根にとっても自身の成長を確認するために格好の舞台となる。右肩上がりで成長を続ける背番号4から目が離せない。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月20日 15:44
元日本代表MFの中村憲剛氏が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、古巣の川崎フロンターレに言及した。
J1リーグの前節終了時点で、川崎はここまで2勝1分け5敗。まさかの16位に低迷している。
内田氏から「大丈夫なの?」と問われた中村氏は、「近年みない数字(順位)。毎試合観てますけど、メンバーも大幅に変わって、登里(享平)とか山根(視来)とかが移籍して、簡単じゃないんですよ、長く支えてきた選手たちがいなくなって」と話し、こう見解を続けている。
【PHOTO】華やかなダンスパフォ! Jクラブチアが国立に大集合!
「出て行くスピードと補充するスピードは合ってるんですけど、補強した選手たちがフロンターレのサッカーに馴染むまでに時間がかかるんですよ、当然。でも勝たなきゃいけないというのは、チームとしては宿命があると思うので。あと、怪我人もかなり出ているので、苦しい状況かなと思いますけど、いまは耐え時かなと」
新加入の選手が馴染み、故障者が戻ればここから巻き返せる。川崎のレジェンドはそう考えているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 15:05
指揮官も絶賛している。
鎌田大地を擁するラツィオは現地4月19日に行なわれたセリエAの第33節で、ジェノアと敵地で対戦。67分にルイス・アルベルトの挙げたゴールで、1−0の勝利を手にした。
この決勝点をアシストしたのが、ダブルボランチの一角でフル出場した鎌田だ。右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預けてペナルティエリア内に走り込むと、スルーパスを受けて、ダイレクトで折り返し。10番のゴールを見事にお膳立てしてみせた。
【動画】伊メディアが絶賛した鎌田の絶妙アシスト
約7か月ぶりとなる今季2つ目のアシストをマークした日本人MFを、イゴール・トゥドール監督も称賛。ラツィオの専門サイト『NOI BIANCOCELESTI』によれば、試合後にこうコメントしている。
「カマダが決定的な存在になると期待している。彼は並外れた選手だ。今日も前回と同様に素晴らしい試合をしてくれた」
クロアチア人指揮官は、「彼は働き者で、いくつかの役割をこなせるプロフェッショナルだ。彼は正しいメンタリティを持っている」と賛辞を続けている。
新監督の信頼を得た27歳がピッチで躍動を続けている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部