2021年06月16日 08:00
「全仏オープン」2週目と並行して行われた「ATP250 シュツットガルト」決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れ、準優勝を遂げたフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)。現在20歳のオジェ アリアシムは、2019年にも同大会の決勝に進出している他、これまで8大会でファイナリストになっている期待の若手だ。大会出場前にオジェ アリアシムがインタビューに答え、今年のグラスコートシーズンについて語った。ATP(男子プロテニス協会)公式ホームページが伝えている Q. クレーからグラスに切り替える際、最も調整が必要なのは? 動きが全く異なるんだ。ボールまでのステップの仕方、方向の変え方、スライドもね。グラスではスライドはしないから。普通、あまり好ましくないことなんだ。ただ最近は、ドロップショットに追いついたり、ディフェンスのためにスライドする選手が増えているけれど。だから、動きは全く違う。自分のフットワークにもっと気を使う必要がある。他のサーフェスとは全く動きが違うから、それが大きな調整だね。ボールの跳ね返りも低くなるから、低い姿勢で前のめりにならなくちゃいけない。以前も腰が強張ったり痛んだりしたことを覚えてるよ。グラスでプレーするとよく起こることなんだ。 Q. グラスコートのテニスと聞いて最初に思い浮かぶのは? とても独特だということ。最初に思い浮かぶのは、その美しさ。自分の足元のとても柔らかな感触がすごくいい。僕たちが動いても音がしなくて、ボールを打つ音だけが響くのはすごく素敵な感じがする。すべての選手がこのシーズンを楽しんでいると思うよ、この独特なサーフェスの上でプレーすることを。一番オーガニックなサーフェスだよね、だから特別なんだ。 Q. グラスコートでの試合の好きな部分は? 僕のプレーに合っていると思う。2年前はいい結果を残せたし、今後もこのサーフェスではうまくプレーできると思っている。僕みたいに攻撃的に前へ動いて、いいサーブを持っていれば、ネットに出られるサーフェスだ。いいプレーができる可能性が高いから、グラスの試合は好きだよ。それから様々なショットを使い、スピンをまぜたりできるのもグラスの長所だね。だから面白い試合や面白い組み合わせが生まれる場所だよ。 Q. では嫌いな部分は? フットワークが難しいから、うまく調整しないといけない。良いフットワークのリズムを取り戻すのに数日、あるいは1週間くらいかかるね。僕にとって最も難しい事の一つは、グラスコートでうまく動けるようになることかな。 Q. ファンとして、「ウィンブルドン」で最も印象に残っている試合は? 僕の世代だと、もちろんラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)のライバル関係さ。2008年の決勝をみんな思い浮かべるよ。それが1番印象に残っている。それから2019年の決勝、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対フェデラーも素晴らしかった。最終セットで12-12になってタイブレークに入って。すごかったよ、お互いマッチポイントをしのぎ合って。あの試合は「ウィンブルドン」史上最高の試合の一つとして語り継がれていくと思う。2008年当時、僕は8歳でカナダの地元の町に住んでいて、試合をDVDに録画して何度も何度も見たんだ。何回見たか分からないけれど、そのうち試合の流れとスコアを全部覚えちゃったよ。 Q. グラスでプレーする時、全身白のウェアか色付きのウェアか、どちらを好みますか? 僕は全身白が好きだね。すべての選手が全身白のウェアを着るのは1年でその時だけだ。昔ながらのカントリークラブで見るような、ヴィンテージっぽい装いになる感じさ。すごく独特で僕は好きだよ。正直、もし選べと言われても、特に「ウィンブルドン」では、今のままでずっと続いていくだろうし、僕はそれが好きかな。 Q. ロイヤルボックスに誰を招待しますか? 難しいね。家族を招待したい。例えば父とか、ぜひ経験してほしい。センターコートのボックス席で僕の試合を見てくれる日が来たらいいな。彼女も来たがるだろうし、有名人ではデビッド・ベッカムは「ウィンブルドン」によく来ているから、ロイヤルボックスで隣に座れたら最高だろうな。 Q. サーブ&ボレーとチップ&チャージではどちらが得意ですか? サーブ&ボレーかな。僕のサーブはツアーでも良い方だと思うし、それを有利に使えると思う。だからチップ&チャージよりそっちを選ぶよ。 Q. 刈りたての芝とすり減った芝ではどちらが好みですか? ちょっとすり減ってるぐらいが良いかな。さっきも動きやフットワークについて話したけど、すり減っていると少し動きやすい気がするんだ。会場やテレビで観戦する時はあまり見た目が良くないけれど、選手としてはそのほうが動きやすくなることがある。でも、「ウィンブルドン」の新しい芝の上に最初の一歩を踏み出す感触もとても特別なものだよ。それから、芝がすり減っているということは大会の後半に進めているってことでもあるから、それも良いサインだよね。 Q. どの世代でも良いので、グラスコートで戦いたい相手は? ジョン・マッケンロー(アメリカ)かな。もしできたら最高だよね。もちろん、ロジャーみたいにグラスコートで素晴らしい戦いを見せる選手もいるし、これまで見てきたロジャーのビデオからもとてもわくわくすると思う。彼を見ているとすごく特別で興奮させられる選手だよ。「ウィンブルドン」のような大会で彼と試合をするのは最高だろうね。(フェデラーに対しては)僕が主導権を握れるようにしたい。彼はいろんな技を使ってネットについて、プレッシャーをかけてこようとするだろうからね。できるだけポイントの主導権を握って、彼のプレーに反応しすぎず、僕の得意なショットで彼の不得意な所を攻めていきたい。もし、今彼と試合をするなら、彼を走らせるようにするよ。彼とプレーする時は、お互い全く異なるプレースタイルになるだろうね。(マッケンローに関しては)ジョンのような、観客を巻き込んで審判とやり合うような選手がいると試合が面白くなる。試合をとてもわくわくするものにしてくれるんだ。 Q. フォアハンド、バックハンド、サーブ、ボレー、スライスの選手を選んで、グラスコートで最強の選手を作ってください。 サーブは、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。彼は(ウィンブルドンで)ファイナリストになったことがあるから、いい選択だと思う。フォアハンドはフェデラー、バックハンドはジョコビッチ。ボレーはニコラ・マウ(フランス)で、スライスはフェリシアーノ・ロペス(スペイン)だね。 Q.「ウィンブルドン」の会場で徹夜で列に並ぶとしたら、持っていく物を3つ教えて下さい。 今はもちろん待ち時間はみんな携帯電話を使っているよね。僕はなるべく一人で行かずに、良い時間を過ごせる誰かといるようにするかな。それから、時間をつぶすためのテニス関連の本を1冊。今の僕はテニスについてすべて知っているけど、もし誰かが「ウィンブルドン」に初めて来ることになって、大会の歴史をちょっと知りたいとか、もっとテニスのことを知りたいとか言う時には、列に並んでいる時間がぴったりだと思うよ。 (テニスデイリー編集部) ※写真は2019年「ATP1000 マイアミ」でのオジェ アリアシム (Photo by Julian Finney/Getty Images)
2024年04月20日 11:27
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は19日、シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は相手のマッチポイントを2本しのぐなどして4-6、6-3、7-6(10-8)でファクンド・ディアス・アコスタ(Facundo Diaz Acosta、アルゼンチン)に競り勝ち、準決勝に駒を進めた。
試合は最終セットの第12ゲーム、世界ランキング53位のディアス・アコスタがマッチポイントをふいにし、勝負はタイブレークにもつれた。その後は互いに相手のマッチポイントをしのぐ中、バルセロナ大会で準優勝3度のチチパスが勝利を収め、優勝した前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)から続くマッチ連勝を9に伸ばした。
チチパスは20日の準決勝で世界59位のドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)を迎え撃つ。ラヨビッチは第16シードのアルトゥール・フィス(Arthur Fils、フランス)を6-4、3-6、6-2で撃破して勝ち上がった。
前週のモンテカルロ大会で準優勝を収めた第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は、6-4、6-3でマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)に快勝。第13シードのトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)は7-6 (7-4)、7-6(7-1)で第12シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)との接戦を制し、ルードとの準決勝の切符を手にした。
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2024年04月20日 09:17
女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2024)は19日、シングルス準々決勝が行われ、前回女王で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は7‐6(7‐2)、6‐3でエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)を下し、4強入りを決めた。
大会2連覇中で世界ランク1位のシフィオンテクは、2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)女王のラドゥカヌを約2時間で退け、大会での連勝記録を10に伸ばした。準決勝では第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と対戦。ルバキナはジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)を6‐3、5‐7、6‐3で下している。
一方、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)を制した第6シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)は、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)女王のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を3‐6、6‐3、7‐5で退けて4強入りを決めた。
ボンドロウソバは2018年の勝利を最後に4連敗を喫していたサバレンカを下し、昨年のウィンブルドン以来となる準決勝進出を決めた。敗れたサバレンカはボンドロウソバの倍となる35本のウイナーを打ち込んだものの、相手の3倍近くとなる48本のアンフォーストエラーを記録し、4年連続の大会決勝進出を逃した。
ボンドロウソバは準決勝でマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)との対戦が決定。コスチュークは第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)を3‐6、6‐4、7‐6(8‐6)で下した。
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2024年04月19日 10:26
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は18日、シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は6-1、6-4でジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)に快勝し、準々決勝へ駒を進めた。
前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)で準優勝を収めていた世界ランキング6位のルードは、この日の勝利でヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を上回る今季ツアートップの26勝目を挙げた。
準々決勝の相手に決まった世界40位のマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)は、マルコ・トルンゲリッティ(Marco Trungelliti、アルゼンチン)を6-3、6-0で下して勝ち上がった。
第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は7-5、6-3でロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)を退け、優勝したモンテカルロ・マスターズから続く連勝を8に伸ばした。
第12シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)は6-4、6-3でロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)に勝利し、ベスト8入りを決めると同時にツアー通算200勝目を記録。準決勝進出をかけた次戦は、第13シードのトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)と対戦する。
通算12度の大会制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal)が17日の2回戦で敗れ、この日はカルバレス・バエナとバウティスタ・アグトらが姿を消したことにより、今大会はスペイン勢が一人もいなくなった。
2回戦でナダルを破っていた第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)は、第16シードのアルトゥール・フィス(Arthur Fils、フランス)に5-7、2-6で敗れた。
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2024年04月18日 10:52
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は17日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は5-7、1-6で大会第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に敗れた。
2024年04月18日 09:46
女子テニス、オープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(Open Capfinances Rouen Métropole 2024)は17日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は4-6、2-6でマルティナ・トレヴィザン(Martina Trevisan、イタリア)に敗れた。
1年3か月の産休を経て今季から復帰した大坂は、これが2022年の全仏オープン(French Open 2022)以来となるクレーコートでの公式戦だったが、同大会でベスト4に入ったトレヴィザンにストレートで屈し、初戦敗退となった。
試合後には「とても難しかった。このタイプのコートでプレーするのは2度目だったから。全体的にもう少しうまくやれたとも思うが、ベストは尽くした」と話した。
前週は東京で国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)のカザフスタン戦に出場し、今大会が行われるフランスに到着したのは2日前だったが、「自分は言い訳するタイプではない。もっといいプレーをしなくてはいけないというだけ」と述べ、敗戦を日本からの長距離移動のせいにすることはしなかった。
これまでツアーレベルではハードコート以外で決勝進出がなく、今回もクレーへの切り替えが簡単ではなかったと認めつつ、次週はマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)に出場すると明言した。
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2024年04月17日 08:36
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は16日、シングルス1、2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-3でフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)を下し、けがからの復帰戦を白星で飾った。
ナダルは昨季、股関節の故障で全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)後の残りのシーズンを欠場し、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、そこでけがを再発させ、今回は同大会以来の公式戦だった。クレーコートでの試合も優勝した2022年の全仏オープン(French Open 2022)以来だったが、世界62位のコッボリを寄せ付けず、1時間半足らずで2回戦に駒を進めた。
バルセロナ・オープンで12回の優勝を誇るナダルは試合後、スペインの公共放送TVEに対し「復帰する時は特にフィジカル面で不安を取り除くことができないが、良いスタートを切れた」と話し、「相手のミスもあったが、自分もやるべきプレーができたと思う」と振り返った。次戦は第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と対戦する。
第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は4-6、6-7(6-8)で世界87位のブランドン・ナカシマ(Brandon Nakashima、米国)に敗れ、大会から姿を消した。
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2024年04月16日 11:50
男子テニス、世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は15日、連覇を目指すマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)での復帰を望んでいるとしながらも、万全な状態で出場できるかは不透明だとの認識を示した。
四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るアルカラスはこの前日、右腕のけがを理由に今週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を欠場すると発表した。
全仏オープン(French Open 2024)の開幕が来月26日に迫る中、前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)も棄権していたアルカラスは、今月22日に始まるマドリード大会に出ることが目標だとしつつ、「まだ分からない」と強調。
「早まったことはしたくない。マドリード・オープンは100パーセントの状態で迎えられるとも言い切りたくないが、そこを目指している」とし、「自分たちのできる範囲のことをすべてやっていきたい」と話した。
腕の状態については「土曜日(13日)に検査したとき、画像ではかなり良好だった。だが日曜日(14日)には思ったようにいかなかった。右側に力を入れるたびに違和感が増していった」と説明し、2連覇中だったバルセロナ・オープンの欠場を残念がった。
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2024年04月16日 10:02
男子テニス、通算22度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は15日、過去12回優勝しているバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)でのツアー復帰は「贈り物」だとし、今季がキャリア最後になるとみられている中ですべての瞬間を楽しみたいと語った。
2024年04月15日 12:10
男子テニスのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が、2連覇中のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を右腕の負傷により欠場することになった。主催者が14日に発表した。
全仏オープン(French Open 2024)が5月26日に開幕する中で、アルカラスは同じけがで前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)も棄権している。主催者は「ぎりぎりまで出場を目指したが、彼はバルセロナ・オープンには出場しない」と発表した。
復帰の目標は4月24日開幕のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)で、アルカラスはこの大会も連覇している。四大大会(グランドスラム)では2022年に全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)、2023年にウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)を制覇しているが、全仏の優勝はまだない。
バルセロナ・オープンには、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が出場予定となっている。ナダルは復帰戦となった1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で股関節のけがを再発させ、その後は3月にアルカラスとのエキシビションを1試合戦っただけとなっているが、今大会には主催者推薦(ワイルドカード)で出場し、1回戦でフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)と対戦する。
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2024年04月15日 10:28
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は14日、シングルス決勝が行われ、大会第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に6-1、6-4で快勝し、2021、22年以来となる3度目の大会制覇を果たした。
チチパスは22年のグラス(芝)コートシーズン以降は優勝1回にとどまり、世界ランキングも19年1月以降では最悪の12位となっていたが、準決勝では今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)覇者で世界ランク2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を破るなど、自信を取り戻す優勝となった。
今季は今大会まで11勝6敗だった中、試合後の会見では「このような1週間が本当に必要だった。特に昨年後半から今までの数か月感は厳しかった。自分が目指すレベルという意味ではベストな時期を過ごせていなかったし、今大会での優勝は狙っていたわけではなかったが、自然に成し遂げることができた」と話し、過去2回よりも今回の方が特別な優勝だと喜んだ。
モンテカルロ大会優勝3回は史上5人目。過去にはラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が最多11回、ビョルン・ボルグ(Bjorn Borg、スウェーデン)、トーマス・ムスター(Thomas Muster、オーストリア)、イリ・ナスターゼ(Ilie Nastase、ルーマニア)がそれぞれ3回制している。
一方、準決勝で世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を倒して勝ち上がってきたルードは「きょうはもっといいパフォーマンスができず申し訳ない」とファンに謝り、「今回はかなわなかったが、こういったビッグタイトルに近づいていると思いたい」「壁を打ち破って、このような大きな大会で優勝したい」と前を見据えた。
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2024年04月14日 13:05
男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が13日、過去12回の優勝を誇る次週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を控え、1月以来のツアー復帰は「喜び」だと語った。
ナダルは全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で股関節のけがを再発させ、その後はエキシビションを1試合戦っただけとなっているが、この日は世界6位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)との練習で軽快な動きを披露した。
大会の組み合わせ抽選会に出席したナダルは「ここに来られてうれしい。バルセロナは大きな喜びを味わってきた場所」とコメント。さらに「ここ2年間は、ほんの数日しかツアーで過ごせていないから、ここで日々を送り、いろいろな人と会って、選手相手に練習ができることは喜びだ」と明かし、「これを続けていきたい。この大会には素晴らしい選手も何人か出場する」と期待した。
6月で38歳になるナダルは、自身の最多記録を更新する15回目の優勝が懸かる全仏オープン(French Open 2024)に向け、けがの不安のない状態での復帰を目指している。
バルセロナ・オープンの1回戦では、16歳年下のフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)と初めて顔を合わせることが決まった。大会2連覇中のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)も第1シードとして出場予定で、両者が勝ち進めば準決勝で激突する。
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2024年04月14日 12:38
13日に行われた男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)のシングルス準決勝で敗れた世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、「全く良くない」と今季はここまでうまくいっていないことを認めた。
2024年04月14日 11:06
女子テニス、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が13日、今夏のパリ五輪について、枠が与えられるのであれば「ぜひ出場したい」とコメントした。
四大大会(グランドスラム)通算4勝を挙げている大坂は、2021年の東京五輪では最終聖火ランナーを務めたが、競技では3回戦進出にとどまった。その後に出産に伴う15か月の離脱を経て、今季からツアーに復帰している。
日本代表の一員として国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)のカザフスタン戦に臨み、決勝ラウンド進出を決めた後の会見で、大坂は「許されるなら」パリ五輪に出場したいと話した。
「小さい頃にテレビで五輪を見ていて、スポーツの祭典だと感じた」と話す大坂は、「みんなが一つになれるし、ただ出場して他の選手と交流できただけで、これまでにないほど楽しい経験だった」と東京五輪を振り返り、パリ五輪に「出場できるのを願っている」と希望。「もし本当に出場できたら、高い目標を立てているし、いいプレーをしてメダルを取れたらと思っている」と意欲を見せた。
カザフスタン戦では1試合にしか出場せず、国別対抗戦2試合以上でプレーするという五輪の出場条件は満たせなかったため、嘆願の手続きを踏まなくてはならない可能性がある。
今後数か月については、クレーコートとグラス(芝)コートのシーズンにフル参戦する意向を示し、「クレー大会でもグラス大会でも、いいプレーができればうれしい」「1試合ごとに良くなっているのを感じているから、できると思っている」と語った。
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2024年04月14日 10:20
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は13日、シングルス準決勝が行われ、優勝2回で大会第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-4、3-6、6-4で第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を破り、決勝に進出した。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のシナーは今季2敗目を喫し、連勝が9で止まった。
チチパスは決勝で第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。ルードは世界ランキング1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を6-4、1-6、6-4で撃破した。
世界ランキングトップ10から陥落し、現在は12位につけるチチパスは「このような勝利は自信につながる」と話し、「再びトップレベルを目指したい」と意欲を口にした。
シナーは最終セットで先にブレークし、さらに3-1として迎えたチチパスのサービスゲームで再びブレークポイントを手にしたが、実際は相手のダブルフォールトだったボールがインの判定となる場面があった。本来ならこれでシナーの2ブレークアップとなるはずだったが、結果的にこのゲームをチチパスがキープした。シナーは試合後、その時の誤審のせいで集中力を乱されたと嘆いた。
シナーは問題の判定について「なかなか受け入れるのは難しい。あの時はいいプレーができていたから」としつつ、「誰にでもミスはある」とコメント。「その後にけいれんを起こしたが、それもおそらくあの出来事が原因だろう。神経にも影響を与えるからだ」と続けた。
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2024年04月14日 09:12
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は13日、シングルス準決勝が行われ、大会第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)が世界ランキング1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を6-4、1-6、6-4で破り、決勝に進出した。
ルードは昨年の全仏オープン(French Open 2023)決勝を含めジョコビッチ戦は過去全敗だったが、6度目の挑戦にして初白星を挙げた。
決勝ではモンテカルロ大会優勝2回のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と対戦する。第12シードのチチパスは第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を6-4、3-6、6-4で撃破。全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のシナーは今季2敗目を喫し、連勝は9で止まった。
ジョコビッチからセットを奪うのも今回が初めてだったルードは「最高にうれしい。記憶に残る一日になるだろう」と喜び、「これまでノバクには一度も勝てていなかったし、世界ナンバーワンを倒したこともなかった。まだ少し驚いている」と話した。
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