2021年06月16日 14:53
男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の前哨戦として、次週開催されるマヨルカ選手権(Mallorca Championships 2021)のダブルスに出場することが決まった。主催者が発表した。 ジョコビッチは先日の全仏オープン(French Open 2021)でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破って決勝に進出すると、最後はステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を退け優勝を果たした。 これで四大大会(グランドスラム)の通算優勝回数を19回に伸ばし、仮にウィンブルドンで6度目の大会制覇を果たせば、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とナダルの最多20回に並ぶことになる。 グラスコートで行われるマヨルカ選手権は、20日から26日にかけて開催され、ウィンブルドンはその翌週から開幕する。ジョコビッチはマヨルカ選手権のシングルスにはエントリーしていない。■関連記事
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2024年04月25日 10:48
男子テニス、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は24日、「しっかりと戦える状態」にないと感じた場合は、最多14回の優勝を誇る今年の全仏オープン(French Open)には出場しないと述べた。
今週出場するマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)の会見で、「これからの3週間で何が起こるかは分からない。戦い続けるし、パリ(全仏オープン)でプレーするために自分がやらなくてはならないと思うことをやる」としつつ、「今の状態なら出場しない。もしパリがきょうだったらコートには上がらない。それが現実。しっかりと戦えるという手応えがある場合にのみパリでプレーする」と発言した。
ナダルは股関節のけがで昨季の大半を棒に振り、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、筋肉系の問題ですぐさま再離脱し、今シーズンはここまで5試合のみの出場となっている。今季のクレー初戦となった前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は2回戦敗退。マドリード・オープンでは25日の1回戦で16歳のダーウィン・ブランチ(Darwin Blanch、米国)と対戦する。
マドリード・オープンに向けては「100パーセントでプレーできる状態ではないが、あす試合をする準備はできている。マドリードで最後にもう一度プレーすることが自分にとっては大切」と語った。
その一方で、現役最後になる可能性があるとして迎えている今シーズンは、これまで思い描いたようにはいっていないとも話し、「数週間前はツアーでもう一度プレーできるかも分からなかった」「完璧ではない。でも少なくともプレーはできているし、自分にとってとても大切ないくつかの大会で楽しむことができている。コートの上でおそらく別れを告げられるという事実は喜べる」と述べた。
状態については、技術ではなく「体の制限」に問題があると説明。「この1年半から2年はいろいろなことがあった。体の感覚が自分の望む形での戦いを許してくれていない」とコメントした。
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2024年04月25日 10:05
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は24日、女子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)はラッキールーザーのグリート・ミネン(Greet Minnen、ベルギー)を6-4、6-1で下し、クレーコートで2022年以来となる白星を挙げた。
大坂は米国のハードコートで育ち、これまで赤土では苦戦することが多かったが、この日は2年ぶりとなるマドリード・オープンの試合で快勝し、第15シードのリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)との2回戦に駒を進めた。
試合後に大坂は「今は以前よりずっとクレーを受け入れられている」と話し、「(クレーには)美しさがあると思う。今はクレーが得意な選手からひらめきを得ている。イガ(・シフィオンテク<Iga Swiatek、ポーランド>)のようになりたいとかいうわけではなく、自分の持っているものでベストを目指したい」と語った。
この日の試合については「フォアハンドで何度かいい感じでスライディングができたと思う。そこについては自分でもうれしかった」「相手がいいドロップショットを打ってきていたが、自分も結構うまく拾えたと思う」と振り返り、「動きの面ではどんどん感覚が良くなってきている。ショットも何本か重いボールを打てた。この感じを続けていければと思う」と述べた。
また、今夏にパリ五輪が全仏オープン(French Open)の会場で開催されることも、クレーコートでいいプレーをしたいというモチベーションになっていると明かし、「五輪は本当に大きな目標。心から出場したいと思っている」と付け加えた。
その他の試合では、大坂と同じく元全米オープン(US Open Tennis Championships)覇者のエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)が予選勝者のマリア・ルルデス・カルレ(Maria Lourdes Carle、アルゼンチン)に2-6、2-6でストレート負けを喫した。
前週のオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(Open Capfinances Rouen Métropole 2024)を制した2017年の全米オープン女王スローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は6-3、5-7、6-4でマルティナ・トレヴィザン(Martina Trevisan、イタリア)に競り勝ち、クレーでの連勝を6に伸ばした。
元世界ランキング2位で、昨年疲労骨折した腰の痛みに今も苦しんでいるパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)は6-2、3-6、3-6で予選勝者の同胞ジェシカ・ボウサス・マネイロ(Jessica Bouzas Maneiro)に敗れた。
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2024年04月23日 11:56
男子テニス元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、9月に独ベルリンで行われる欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup)に出場することが決まった。主催者が22日に発表した。
6月で38歳になるナダルは今シーズン限りでの引退を示唆しており、同大会が現役最後の舞台になる可能性がある。
ナダルは2022年のレーバー・カップで引退したロジャー・フェデラー(Roger Federer)とダブルスを組んだ経緯もある。
ナダルは股関節のけがで昨シーズンの大半を棒に振ると、1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、股関節の問題が再発して全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)を欠場。3か月の離脱を経て12回の優勝を誇る前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)から戻ってきたが、2回戦で敗退している。
9月20〜22日に行われるレーバー・カップでは、ナダルの他にカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が欧州チームとして出場する。
対するワールドチームは、これまでアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と米国のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)、トミー・ポール(Tommy Paul)の参加が決まっている。
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2024年04月23日 09:47
男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が22日、今週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を欠場すると表明した。
2024年04月22日 12:45
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は21日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)が第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を7-5、6-3で下し、キャリア最大のタイトルを獲得した。
前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)決勝ではチチパスに敗れており、そのリベンジにもなった。
ルードはこれが通算11勝目だが、過去の10勝はいずれもATP 250でのものだったため、ATP 500の今大会のタイトルはキャリア最大となった。
試合後にはスペインのスポーツチャンネル「テレデポルテ」に対し「大きな意味のある優勝だ。キャリアで獲得した中で最も大きなタイトルであり、ずっと追い求めてきたものだ」と喜んだ。
今季進出した過去3回の決勝ではいずれも敗れていたが、ついに初優勝を果たし、マッチ勝利数もツアー最多の29勝としている。
一方のチチパスは精彩を欠き、連勝が10で止まった。
試合後には「バルセロナではベストのテニスができなかった。1週間を通して自分のショットがモンテカルロのときのような効果を発揮できている感じがしなかった」「きょうはメンタル的な余裕もなかった。キャスパーが良すぎた」と振り返り、大会のコートが自分のショットに合っていなかったとも話した。
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2024年04月22日 11:03
女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2024)は21日、シングルス決勝が行われ、大会第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が6-2、6-2でマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)を下し、優勝を果たした。
準決勝で3連覇を狙った世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を破ったルバキナは、両セットとも2回のブレークに成功し、コスチュークをわずか1時間9分で退けた。
ルバキナはこれがブリスベン国際(Brisbane International 2024)とムバダラ・アブダビ・オープン(Mubadala Abu Dhabi Open 2024)に続く今季3勝目で、通算8勝目。クレーコートでは通算3勝目となった。
世界ランク27位のコスチュークも、今大会はトップ10の鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)、ココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)、マルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を破って厳しいドローを勝ち上がってきたが、最後はストレートで快進撃を阻まれた。
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2024年04月21日 11:18
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は20日、シングルス準決勝が行われ、大会第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は5-7、6-4、6-2の逆転でドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)を退け、決勝進出を決めた。
決勝では前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)決勝で対戦したキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と再戦する。
モンテカルロ大会ではチチパスが勝利し、ルードは今季決勝で3戦全敗となった。
第3シードのルードは第13シードのトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)を7-6(8-6)、6-4で下し、決勝へ駒を進めた。
今季はモンテカルロ大会の前にロスカボス・オープン(Mifel Tennis Open by Telcel Oppo 2024)とメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2024)でも準優勝に終わっているが、これでマッチ勝利数はツアー最多の28勝と好調を維持している。
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2024年04月21日 09:29
女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2024)は20日、シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が3連覇を狙った第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を6-3、4-6、6-3で破り、決勝に進出した。
2024年04月21日 08:51
女子テニス元世界ランキング1位で、四大大会(グランドスラム)通算2勝のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が20日、現役引退を発表した。
ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード(2024 Laureus World Sports Awards)の会見で「お別れを言うときが来た。長く美しい現役生活だったが、引退するときが来たと感じる」と述べ、「少しずつ下した決断」と説明した。
1年以上ツアーから離れ、昨年1月のリヨン・オープン(Open 6ème Sens - Métropole de Lyon 2023)が最後の公式戦となっていた中で「競技を中断して家に戻ったときは休みを心から歓迎した」「日に日に気分が良くなり、以前のような規律や厳しい生活を懐かしむこともなく、これまでポジティブな時間となっている」と語った。
現在30歳のムグルサは、2012年にツアー本戦デビューを果たすと、15年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)で初のグランドスラム決勝に進出。そのときはセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れたが、翌16年の全仏オープン(French Open 2016)では決勝でセレーナに雪辱を果たし、グランドスラム初優勝を遂げた。
17年のウィンブルドンではセレーナの姉ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を破ってグランドスラム2勝目を挙げ、その2か月後に世界ランク1位になった。
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2024年04月20日 11:27
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は19日、シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は相手のマッチポイントを2本しのぐなどして4-6、6-3、7-6(10-8)でファクンド・ディアス・アコスタ(Facundo Diaz Acosta、アルゼンチン)に競り勝ち、準決勝に駒を進めた。
試合は最終セットの第12ゲーム、世界ランキング53位のディアス・アコスタがマッチポイントをふいにし、勝負はタイブレークにもつれた。その後は互いに相手のマッチポイントをしのぐ中、バルセロナ大会で準優勝3度のチチパスが勝利を収め、優勝した前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)から続くマッチ連勝を9に伸ばした。
チチパスは20日の準決勝で世界59位のドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)を迎え撃つ。ラヨビッチは第16シードのアルトゥール・フィス(Arthur Fils、フランス)を6-4、3-6、6-2で撃破して勝ち上がった。
前週のモンテカルロ大会で準優勝を収めた第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は、6-4、6-3でマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)に快勝。第13シードのトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)は7-6 (7-4)、7-6(7-1)で第12シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)との接戦を制し、ルードとの準決勝の切符を手にした。
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2024年04月20日 09:17
女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2024)は19日、シングルス準々決勝が行われ、前回女王で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は7‐6(7‐2)、6‐3でエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)を下し、4強入りを決めた。
大会2連覇中で世界ランク1位のシフィオンテクは、2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)女王のラドゥカヌを約2時間で退け、大会での連勝記録を10に伸ばした。準決勝では第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と対戦。ルバキナはジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)を6‐3、5‐7、6‐3で下している。
一方、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)を制した第6シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)は、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)女王のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を3‐6、6‐3、7‐5で退けて4強入りを決めた。
ボンドロウソバは2018年の勝利を最後に4連敗を喫していたサバレンカを下し、昨年のウィンブルドン以来となる準決勝進出を決めた。敗れたサバレンカはボンドロウソバの倍となる35本のウイナーを打ち込んだものの、相手の3倍近くとなる48本のアンフォーストエラーを記録し、4年連続の大会決勝進出を逃した。
ボンドロウソバは準決勝でマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)との対戦が決定。コスチュークは第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)を3‐6、6‐4、7‐6(8‐6)で下した。
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2024年04月19日 10:26
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は18日、シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は6-1、6-4でジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)に快勝し、準々決勝へ駒を進めた。
2024年04月18日 10:52
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は17日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は5-7、1-6で大会第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に敗れた。
今大会はけがからの3か月ぶりの復帰戦だったナダルは、世界11位のデミノーを相手に奮闘したが、最後は崩れてストレート負けを喫した。試合後には最多14回の優勝を誇る全仏オープン(French Open 2024)で「死力」を尽くしたいと話した。
前日の1回戦ではフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)に快勝し、この日も全盛期の片りんを見せたが、第2セットは3度ブレークを許すなど圧倒された。
今季限りでの引退を示唆しているナダルは、全仏オープンに照準を合わせている中で、「死力を尽くすのはきょうではなかった。これからの数週間でそうするチャンスを自分に与えなくてはならない。少なくともそうする努力をする必要がある」と述べた。
今後はマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)を控えており、全仏までに「数週間分の経験と試合、そしてあらゆる面でもっと自信を持てるようにする(必要がある)」とコメント。「これからのことを考えると、第2セットの1-6は起こるべくして起こった」とも語った。
12回の優勝を経験したバルセロナ・オープンに出場するのも「現実的には」今回が最後としていたが、「きょう2時間半とか3時間に及ぶ試合をすることはできなかった」と、このタイミングで無理はできなかったと話した。
その他の試合では、第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)がアレクサンドレ・ミュラー(Alexandre Muller、フランス)に6-3、6-4で快勝した。
前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)を制した第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)もセバスチャン・オフナー(Sebastian Ofner、オーストリア)を6-4、7-5で退けた。
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2024年04月18日 09:46
女子テニス、オープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(Open Capfinances Rouen Métropole 2024)は17日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は4-6、2-6でマルティナ・トレヴィザン(Martina Trevisan、イタリア)に敗れた。
1年3か月の産休を経て今季から復帰した大坂は、これが2022年の全仏オープン(French Open 2022)以来となるクレーコートでの公式戦だったが、同大会でベスト4に入ったトレヴィザンにストレートで屈し、初戦敗退となった。
試合後には「とても難しかった。このタイプのコートでプレーするのは2度目だったから。全体的にもう少しうまくやれたとも思うが、ベストは尽くした」と話した。
前週は東京で国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)のカザフスタン戦に出場し、今大会が行われるフランスに到着したのは2日前だったが、「自分は言い訳するタイプではない。もっといいプレーをしなくてはいけないというだけ」と述べ、敗戦を日本からの長距離移動のせいにすることはしなかった。
これまでツアーレベルではハードコート以外で決勝進出がなく、今回もクレーへの切り替えが簡単ではなかったと認めつつ、次週はマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)に出場すると明言した。
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2024年04月17日 08:36
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は16日、シングルス1、2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-3でフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)を下し、けがからの復帰戦を白星で飾った。
ナダルは昨季、股関節の故障で全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)後の残りのシーズンを欠場し、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、そこでけがを再発させ、今回は同大会以来の公式戦だった。クレーコートでの試合も優勝した2022年の全仏オープン(French Open 2022)以来だったが、世界62位のコッボリを寄せ付けず、1時間半足らずで2回戦に駒を進めた。
バルセロナ・オープンで12回の優勝を誇るナダルは試合後、スペインの公共放送TVEに対し「復帰する時は特にフィジカル面で不安を取り除くことができないが、良いスタートを切れた」と話し、「相手のミスもあったが、自分もやるべきプレーができたと思う」と振り返った。次戦は第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と対戦する。
第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は4-6、6-7(6-8)で世界87位のブランドン・ナカシマ(Brandon Nakashima、米国)に敗れ、大会から姿を消した。
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