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2021年06月20日 15:44
プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで行われ、統一王者・井上尚弥(28=大橋)がIBF1位の指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3回2分45秒TKO勝ち。WBA5度目、IBF3度目の防衛に成功した。 リングサイドではWBO王者のジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)とWBC王者のノニト・ドネア(38=フィリピン)、が観戦した。 カシメロは「素晴らしい試合でした。相手にチャンスを与えないすごい試合をしましたね」と称えた。 昨年4月に井上との3団体王座統一戦が計画されていたが、コロナ禍で中止。以来、井上との対戦を要求して挑発を繰り返している。米専門メディアは、8月14日(日本時間15日)にはドネアとカシメロの2団体王座統一戦を行うと報じている。 カシメロは井上と対戦したら「楽勝です。逆に勝ちます。まずはドネアをやっつけて、井上だってやっつけますよ」とカシメロ節を炸裂させ「ずっとチャンスを待っています。去年から待っていますから。できるだけ早くやりたいです」と対戦を待ち望んでいる様子。「早く井上とやりたいです。誰が一番強いのかお見せします」と自信を見せた。
2024年04月20日 10:00
大相撲で元幕内北青鵬の暴行問題を受けて宮城野部屋が事実上の一時閉鎖となり、宮城野親方(元横綱白鵬)や所属力士らが4月1日付で伊勢ケ浜部屋に転籍した。環境の激変は困難に映る中、幕下時代に伊勢ケ浜部屋に転籍した横綱照ノ富士は、自身のキャリアに及んだ好影響を挙げた。予期せぬ出来事をプラスに変えた経験と思考法とは。
最高位にまで上り詰めた照ノ富士の言葉には、説得力があった。宮城野部屋からの力士が今月7日に伊勢ケ浜部屋への引っ越しを終え、8日から稽古に合流。春巡業中、環境の変化について問われた横綱は、40人近い大所帯となって稽古相手が増えることで部屋の力士が「強くなっていくんじゃないですか」と予想しつつ、「自分に生かしていくかは、本人次第じゃないか」と核心に触れた。
生活環境はもちろん、部屋のカラー、稽古の量や流れも変わる。新天地に慣れるには、苦労がつきものと考えるのが普通だろう。ただ、照ノ富士は「俺は苦労はなかった。みんな温かく迎え入れてくれたし」と否定。「稽古もやれば慣れていって、どんどん強くなった。逆に俺はよかった。この部屋に入ってから、稽古の大事さがわかった。それがあって今があるから」と振り返った。
2011年技量審査場所の初土俵から約2年で入門した間垣部屋が閉鎖に。13年春場所後に伊勢ケ浜部屋に転籍した。「稽古がキツくなるな」という思いはあったが、それをマイナスには捉えなかった。
「先輩や親方からのアドバイスをどう受け取るか。『やらされている』と受け取るのか、これをやったら強くなると『教えてもらっている』と受け取るのか。個人個人の捉え方」。部屋を移ってすぐ、そんな思考に行き着いた。だから『転籍』は『転機』になった。直後に幕下上位で2場所連続6勝を挙げて新十両。2年後には大関に昇進した。
角界屈指の稽古量で知られる伊勢ケ浜部屋。横綱は「猛稽古じゃない。普通だけどね」と言う。「ウチの部屋もやる人、やらない人はいる。別に『やれよ』と言っているわけじゃない。プロとしての意識があるか。でも、強くなりたい人は自分からやるのが普通じゃないの?」。おのおのにプロ意識の高さが求められる土壌が垣間見えた。
春場所時点で、伊勢ケ浜部屋には関取が6人。21歳で新三役目前の熱海富士、110年ぶりの新入幕優勝を飾った尊富士ら生きのいい若手も名を連ねる。しかも、学生時代に多くのタイトルを獲得したのは少数派。日々の稽古と鍛錬で出世してきた。
「たとえばもう1回、10代になって相撲をやるとなって部屋を選ぶとしたら、私自身は伊勢ケ浜しか選ばない。親方が教えてきたことは、間違ったことはやらせていない。結果で証明している」。照ノ富士は師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)への全幅の信頼を口にする。宮城野部屋からは、十両伯桜鵬ら有望な若い力士も加わった。環境の変化をチャンスに−。「それをプラスに捉えてやるか、稽古をキツいと思うかは本人次第。少なくとも、俺はプラスにしか捉えなかった。環境が変わるって、そういうもんじゃないの?」。第一人者の重い言葉を実践できれば、突然の転籍も明るい未来を切り開くキッカケになる。(デイリースポーツ大相撲担当・藤田昌央)
2024年04月20日 07:34
2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の肖像権などを管理する「猪木元気工場」(IGF)は20日までに福岡ソフトバンクホークスとコラボレーションした猪木さんの「闘魂タオル」、猪木さんの「名言語録タオル」を販売することを発表した。
猪木さんのタオルとプロ野球球団とのコラボは、阪神、巨人に続く3球団目となる。
このタオルは今月24日から福岡市の大丸福岡天神店本館1Fアンテナプラスで開催される展覧会「燃える闘魂・アントニオ猪木展in FUKUOKA」で販売される。
タオルには共にホークスのロゴが入っており、値段は「闘魂タオル」が4950円。「アントニオ猪木語録タオル」が3300円。
2024年04月20日 06:00
女子プロレス「スターダム」の妖精なつぽい(28)が、プロレス界の母と慕う伊藤薫(52)への恩返しを誓った。
27日の横浜BUNTAI大会では中野たむと組み、スターダム初参戦となる伊藤&アジャコングと対戦する。伊藤とはアクトレスガールズ時代にディアナへの出稽古で練習を見てもらって以来、プライベートでも親交がある。伊藤の経営する飲食店を手伝い、料理も習っていたという。
「デビューして1年たった時に、団体の代表が『Sareeeと試合をさせたい』って言い出して。でも、伊藤さんから『そんな受け身も取れない子とうちのSareeeは試合させられない』って言われた。それから一番練習が厳しいって言われてたディアナの道場に通い始めた。全ての基礎を教えてくれたのは伊藤さんです」と振り返った。
当時は女優からプロレスラーに転身したことで、対戦相手から見下されることも多くあった。「体も小さいし、なかなかプロレスラーとして認めてもらえなくて。そんな中、戦う姿勢で自分を分かってもらえるようになったのは、伊藤さんの厳しい練習があったから」と感謝の気持ちでいっぱいだ。
2018年11月のディアナ道場マッチではジャガー横田と組み、伊藤&井上京子と対戦。伊藤から勝利を収めたものの、なつぽいだけはハンディとして2カウントフォールで勝利できる特別ルールだった。「あの後しばらく、伊藤さんは『なつぽいに負けたなんて黒歴史だよ』ってずっと言ってた。でも、あの時は2カウント。今回絶対に3カウントを取りたい」と拳を握る。
「私の全てを知っているから『なつみって、こんなもんか』って思われたくない。全力でぶつかって、ここまで育ててもらった恩を返します」。最後は「バイぽーい!」と言いながら新大阪行きの新幹線に乗り込んだ。
2024年04月20日 06:00
お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが、元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏(66)が立ち上げた新団体「マリーゴールド」に対抗心を燃やしている。
2024年04月20日 05:00
大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新弟子二次検査が19日、同国技館で行われ、ただ1人受検した元村康誠(15)=佐渡ケ嶽=が合格した。昨年9月に新弟子検査の規則が一部変更され、体格基準未満でも運動能力テストを実施することに。身長159・5センチ、体重67・6キロの元村は50メートル走で7秒91を計測するなど、合格基準点を上回った。5月2日に他の志望者と新弟子検査を受検し、内臓検査の結果を待って、初日に合格者が発表される。日本相撲協会によれば、身長150センチ台の力士が誕生すれば戦後初となる。
元村は佐賀県出身で、小学4年時に少年相撲大会「白鵬杯」で技能賞を受賞。秀ノ山親方(元大関琴奨菊)にスカウトされ、角界入りを決意した。まずは最初のハードルをクリアし「ホッとしています。大相撲に行くのが夢だった」と目を輝かせた。
◆新弟子二次検査 身長167センチ、体重67キロの体格基準に満たない入門希望者が運動能力テストを受検する。背筋力、握力、反復横跳び、ハンドボール投げ、上体起こし、立ち幅跳び、50メートル走の7種目。同様の運動能力テストは「第二検査」の名称で2001年初場所から12年春場所まで行われ、合格者から元関脇豊ノ島、元幕内照強ら7人が関取となった。
2024年04月20日 05:00
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
王者・井上拓真(28)=大橋=に挑戦する同級1位・石田匠(32)=井岡=が19日、大阪市浪速区の所属ジムで練習を公開し、「自分からどんどんアグレッシブに行く。インパクトを残してKO、TKOを目指す」とV宣言した。
2017年10月に英国でWBA世界スーパーフライ級王者カリッド・ヤファイ(英国)に判定負けを喫して以来、約7年ぶりの世界戦。井岡一法会長(56)を相手にミット打ちなどで汗を流し「自分のボクシングは通用すると思う。負けは想像がつかない」と自信をみせた。
同会長は「8R終了時点でストップか、誰が見ても石田の勝ちという展開で進めなければ」と予測。フィリピン人の東洋ランカーを相手に28日までに計115Rのスパーリングをこなす予定で、石田は「自分のボクシングの集大成」と気合を込めた。
2024年04月19日 20:40
「ボクシング・6回戦」(19日、後楽園ホール)
フルコンタクト空手の極真会館の、1997年の全世界ウエイト制空手道選手権大会で軽重量級準優勝の堀池典久氏(51)を父に持つ堀池空希(22)=横浜光=が66・0キロ契約6回戦でプロデビューし、シェ・ジュンイ(19)=中国=に1回2分7秒、KO勝ちした。
神戸から駆けつけた典久氏も見守る中、堀池は「後楽園ホールは大学のリーグ戦でけっこう試合してたので、会場への緊張感は一つもなかった。アマチュアの試合の時より注目されるのが全然違うので、むちゃくちゃ楽しみでした。僕より父の方が緊張していましたね」との言葉通り、落ち着き払った戦いぶりを見せた。
開始早々に左からの右を効かせると左ボディーを着実に決めていき、左フックからの左ボディーでフィニッシュ。「(感触は)めちゃくちゃありました。けっこう奥にグッと刺さったので、けっこう手応えありました」と振り返った。
堀池は空手やプロのキックボクシングを経て、大学では2023年度全日本選手権ライトミドルで準優勝するなどボクシングで活躍。動画配信サービス「U-NEXT」のボクシング中継「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」の育成選手に指定された有望株だ。
今後はスーパーライト級で戦っていく方針で「今年はユースタイトルを取って、日本ランキングに入りたいなと思っています」と話した。
また、同じく育成選手で、19年アジアユース選手権銅メダル、18年国体優勝、19年高校選抜、インターハイ優勝の高橋麗斗(22)=パンチアウト=も、62・5キロ契約6回戦でプロデビューした。
2回にヤン・ユーメン(20)=中国=の右フックで動きが止まる場面もあったが、1回から左ボディーを決めていき、3回に左ボディー連打を効かせるとラッシュで最初のダウンを奪取。そのまま10カウントが数えられ、3回2分8秒、KO勝ちでプロ初陣を飾った。
高橋は「流れの中で腹を打ったタイミングで終わったと思います。感触は思ったよりなかった」とフィニッシュを振り返り、「そんなに緊張しなかった。セコンドの声も聞こえてちゃんとできたので、次につながる動きができた。いろいろ収穫がありました」と笑顔。
今後は体次第でライト級かスーパーライト級で戦う方針で、「日本人でも活躍できるんだぞというのを自分が先頭に立って作っていきたい。世界一を目指して頑張っていきます」ときっぱり。「今年はしっかり(日本)ランキングを取って、ユースタイトルを撮れるなら取って終わりたい」と年内の目標を語っていた。
2024年04月19日 20:15
DDTの彰人(37)が、王者・上野勇希(28)とのKO―D無差別級選手権(26日、東京・墨田区のひがしんアリーナ)に向け、自身の思いを熱弁した。
2024年04月19日 19:45
元WWEの女子プロレスラー・Sareee(28)が、念願のジュリア(30)戦に向けて闘志を燃やしている。
元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏が立ち上げた新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦(5月20日、東京・後楽園ホール)では、Xと組み、ジュリア&Xと対戦する。
新団体の印象を「あいみょんの曲かと思って、びっくりした」としつつ「でも、新団体の旗揚げとか私にとっては関係のないこと。ずっと戦いたいと思ってたジュリアとやっと戦えることがうれしいし、楽しみ」と笑顔を見せた。
ジュリアと対戦するのは2019年6月18日のシングルマッチ以来、約5年ぶり。Sareeeがジャーマンで勝利を収めているが、当時とは状況は違う。その後のジュリアはスターダムに移籍し女子のトップに上り詰め、SareeeはWWEマットを経験した。
「私が米国に行っている間、女子プロレスを一番盛り上げたのはジュリアだと思う。私は新人の時のジュリアしか知らないから、どれだけ成長したのかリングで確かめたい」と再会マッチを心待ちにする一方で「ジュリアとはここからが始まりだと思ってる。これからシングルになるのか、試合をもうやらないのかわからないですけど、次につながるような戦いをしたい」と今後の展開を見据えた。
最後に「ジュリアはスターダムで、本当の意味での戦いってしたことがあるのかなって思うから…。『本物の戦い』を教えてあげようかなと思いますね」とにやり。Sareee対ジュリア、「本物の戦い」は刻一刻と迫っている。
2024年04月19日 19:25
17日に後楽園ホールで行われたボクシングの試合に関して、16日の前日計量で体重超過した堤駿斗(24)=志成=に対して、日本ボクシングコミッション(JBC)は19日付で、16日から6カ月のライセンス停止処分としたことを発表した。
堤は前日計量でフェザー級の上限57・15キロを1・6キロ超過。当日計量で61・12キロ以下なら試合できることになり、当日は60・95キロでクリアした。試合では元WBA世界バンタム級王者アンセルモ・モレノ(38)=パナマ=に3回KO勝ちした。
JBCは「競技としてのボクシングの権威と信用を著しく毀損(きそん)する行為」と、堤への処分理由を説明。また、志成ジムの二宮雄介マネジャーを「監督責任を負わなければならないと判断した」として、戒告処分とした。
2024年04月19日 19:07
「RIZIN.47」(6月9日、国立代々木競技場第1体育館)
堀口恭司(33)=アメリカン・トップチーム=がセルジオ・ペティス(30)=米国=に「RIZIN.47」でリベンジマッチを挑むことが19日、発表された。MMAルール61・0キロ契約5分3回戦で行われる。
堀口は2021年12月、ペティスの保持していた米ベラトールの世界バンタム級王座に挑戦しするもKO負けしており、雪辱戦となる。ペティスは昨年11月の統一戦で暫定王者パトリック・ミックスに裸絞めで一本負けして王座陥落しており、再起戦となる。
また、クレベル・コイケ(34)=ボンサイ柔術=−フアン・アーチュレッタ(36)=米国=のMMAルール66・0キロ契約5分3回戦も決定。アーチュレッタは昨年大みそかの防衛戦で体重超過して王座を剥奪された上に、試合でも朝倉海にTKO負けしており、再起戦となる。
この他、カルシャガ・ダウトベック(30)=カザフスタン=−関鉄矢(30)=SONIC SQUAD=のMMAルール66・0キロ契約5分3回戦も決定した。ともにボクシング出身のストライカー対決となる。
2024年04月19日 19:01
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
王者の井上拓真(大橋)に挑戦する同級1位の石田匠(井岡)が19日、大阪市浪速区の所属ジムで練習を公開し「自分からどんどんアグレッシブにいく。
2024年04月19日 19:00
新日本プロレスは19日、ジュニアのリーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(BOSJ=5月11日、千葉で開幕)を欠場するYOH(35)の代わりに、KUSHIDA(40)が出場すると発表した。
当初エントリーされていたYOHは「左肩関節前方脱臼」および「関節唇損傷」のため、欠場することが前日に発表された。オーストラリアから帰国後の羽田空港で撮影した動画内でKUSHIDAは「5月決まっているスケジュールをいったん白紙にして、関係各所に今から連絡をして、5月、日本に向かいます」と宣言。
「エントリー外から失礼しますという感じなんですけど、レース大外からめくって優勝をかっさらうというイメージはすでにできています」と自信をみなぎらせた。
2年連続11回目の出場となるKUSHIDAは、2015、17年大会を優勝している。7年ぶり3度目の制覇を果たせるか注目だ。
2024年04月19日 18:25
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)の追加カードが19日に発表され、女子プロレス「スターダム」の提供マッチとしてスターライト・キッド、なつぽい組 vs AZM、天咲光由が決まった。
極悪軍団「大江戸隊」のキッドが、「コズミック・エンジェルズ」のなつぽいと越境タッグを結成。「クイーンズ・クエスト」の2人と対戦する。
キッドは自身のX(旧ツイッター)を更新。「SLK選抜あざーっす。そしてこの大舞台でAZMが相手に居ることも熱い」としつつ、パートナーについては「組む人間違えてない? なんでSLKがなつぽいとタッグなの? 意味分かんないですけども、はい。そして何気初タッグですけども、はい。でも特に意味も無くは意味わからん」と投稿。複雑な胸中をのぞかせた。
2024年04月19日 17:40
DDTのアイアンマンヘビーメタル級王座戦線が、カオスな展開を迎えた。
19日午後1時の段階ではお騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが第1623代王者として君臨していたが、午後2時開始の会見前にひと悶着あった。
都内で挑戦者の大社長こと高木三四郎(54)との防衛戦(26日、東京・墨田区のひがしんアリーナ)に向けた調印式が予定されていたが、控室にいたウナギを高木が背後から急襲。手にはなぜか、九州産のウナギのかば焼き(2890円)を持っている。
そのままかば焼きで首を絞められたウナギは、思わずタップ。レフェリーがギブアップを認め、ウナギ・カバヤキが第1624代王者として認定されたから、さあ大変だ。
そのため調印式は王者カバヤキと、挑戦者の高木三四郎が出席。すっかり勝利を確信した大社長は「ウナギには変わりない」と言い張るが、案の定、調印式自体が成立しない。
そこへ現れたのがウナギ・サヤカだ。「お前ら、本当にバカだな…」と、この光景を見て誰もが思っていることを口にするや「私が今までどんな思いをして、このベルトを守ってきたと思ってんだ。ウナギ・カバヤキだ? 見とけ! こうしてやる!」と、そのままカバヤキをカブリ。大好物の家系ラーメンを食べたばかりの胃袋に収め、「共食い」という決まり手により、ウナギ・サヤカが第1625代王者に返り咲いた。
念のためにおさらいすると、ウナギ・サヤカ→ウナギ・カバヤキ→ウナギ・サヤカとベルトが移動したことになる。すったもんだの末、26日は予定通り、王者ウナギ・サヤカvs高木三四郎の王座戦が行われることになった。
「カバヤキと戦いたかった…」とガックリの高木だが、気持ちを切り替えて「おい、ウナギ! 26日はこのウナギみたいにガブっとかじってやるからな!」と予告。
一方のウナギは「大丈夫か、この会社…」と、改めて誰もが感じた率直な意見を口にしつつ「すべてのウナギを代表して、私が26日に高木三四郎に勝ち、アイアンマンチャンピオンとして、いろいろなウナギと戦っていきたいと思います」と決意を込めた。