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2021年06月20日 20:43
ステージ4の大腸がんと肝臓転移を公表し、たまった腹水を抜く治療を受け一時は退院したものの、今月17日に再入院した元日本ハム監督で野球解説者の大島康徳さん(70)が20日、自身のブログを更新。家族が見舞いに訪れ、激励された喜びをつづった。 大島さんは「息子たちが 会いにきてくれました。」と記し、ガラス越しでの対面だったものの、スマホを通じて会話したことを写真も添えて報告。息子さんは「顔色いいじゃん! 元気そうな顔に なったじゃん! あとは ごはんを食べて 体力回復して 家に帰るぞ!」と言ってくれたという。 これには「ありがとう。 嬉しかった。」と感謝。以前と比べて、やせたようにも見える自分の写真については「大島くん 精悍で、男前に なったでしょ?(笑)」と冗談交じりに紹介した。
2024年04月20日 06:00
■広島0―0巨人
両チームとも好機を生かせず、無得点のまま引き分けた。
広島は九里が6回、巨人は戸郷が7回を無失点に抑えたが、打線が援護できなかった。
◇
巨人はマツダスタジアムでは昨季までの10年間、ずっと勝ち越せていない。「鬼門」とも言える場所でのシーズン初戦。攻撃陣が再三の好機で決定打を欠く嫌な流れが続いても、負けなかった。前夜に続く延長での総力戦を、好調のリリーフ陣が支えた。
先発の戸郷が7回無失点で降板した後、一枚岩のリレーが始まった。八回を託された高梨は臆せず内角を突き、二死二、三塁のピンチを脱出。後を受けた船迫、ドラフト1位新人の西舘勇陽(中大)は、いずれも三者凡退で片付けた。中継ぎ3人が作った流れにケラーも乗り、最後は横川が締めて6投手でスコアボードに12個のゼロを並べた。
4位に沈んだ昨季、救援陣は12球団ワーストの防御率と振るわず、チームの泣き所だった。だが、西舘や他球団から獲得した投手たちの加入で、状況は一変した。
春季キャンプでは、杉内投手チーフコーチが「一度のミスが命取りになる。それぐらいみんな状態がいい」と言うほどに競争が激化。実際、阿部監督は防御率0・00でも、不用意な四死球を与えた投手に二軍行きを命じてきた。
高いレベルでの競争はシーズンに入っても好循環を生んでいる。試合前の時点で、チーム防御率はリーグトップの1・86。そのなかで、昨季3・81だった救援防御率は2点近くも改善されている。登板7試合で無失点の船迫は「(仲間の)リリーフ陣を相手にするんじゃなく、自分が投げる目の前の一戦一戦に勝つことを意識している」。僅差の戦いが続く序盤戦、リリーフ陣にとっては腕の見せ所だ。
(財津翔)
2024年04月20日 05:01
17日のウエスタン・オリックス戦で実戦復帰した高橋遥人投手(28)が19日、鳴尾浜で残留練習に参加した。登板後の状態について「全然大丈夫です」と問題なしをアピール。チームメートから相次いだ激励の言葉を「ナイスピッチとか、うれしかったです」と受け止めた。この日は静岡県出身で同郷の先輩・岩崎が鳴尾浜を訪れた際、直接声を掛けられたことに「気にかけてくれていたと思うので、まだまだですけどありがたいです」と感謝した。
893日ぶりとなった復帰登板は先発で1回1安打無失点。術後、左手首の硬さが残っているといい「そういうのが良くなっていけば、もっと上がってくるかなと思います。ストレートが良くなれば」と次のステップアップを見すえていた。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
全て塁が埋まれば、自然と力が湧き上がる。“満塁男”の本領発揮。阪神・木浪聖也内野手(29)が先制V打で打線に火を付けた。
「チャンスで回ってきたので、何とか1点を取って青柳さんを楽にさせたいと思っていました」
仲間がつないでくれた二回1死満塁の絶好機。「いくと決めていたので」と強い気持ちで打席へ向かった。1ストライクから、メヒアの内角高め150キロ直球をうまく右肘を抜いてはじき返し、鋭い打球を右前へ。先発の青柳に心強い援護点をプレゼントした。
これが今季初の満塁機だったが、昨季は満塁で18打数8安打の打率・444という数字を残した“満塁男”。変わらぬ勝負強さを示し「たまたまです」と謙遜しつつも「意識しないって言ったらウソになります。チームの流れも良くなりますし、勝手に『打ってやろう』となるので、その気持ちがあるからなのかな」と秘けつを語った。
一方で「自分は打つより守りが大事」と言い切る。六回の守備では、2死一、二塁のピンチで村松が放った三遊間への打球を逆シングルで好捕して二塁へ転送する好守も披露。「守備の良い流れを打つ方にも持って行けたら」とうなずいた。
下位打線に、この男がいる安心感。「このまま自分のやるべきことを、しっかりやりたい」。“恐怖の8番”が味方にいると、こんなにも頼もしい。
◆満塁男健在や! 木浪は今季初の満塁機。2023年の満塁機は18打数8安打で打率.444、19打点、1本塁打と相性の良さを誇った。21年からこの日までの成績は打率5割(22打数11安打)、25打点。プロ通算でも打率.349(43打数15安打)、35打点。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
呪縛を解いたのは阪神・森下翔太外野手(23)のバットだった。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
阪神・岡田彰布監督(66)の予言が的中した。2試合連続2桁安打となる11安打で今季最多タイの7得点。「もう今年初めてですね、こんなゲームはね」と笑みを浮かべた。
18日の巨人戦後には「今日でちょっと吹っ切れたかも分からないですね、打線も。明日からもっと打ってくれるでしょう」と予告していた通りの試合展開となった。
4番・大山に待望の今季初本塁打が生まれ、得点機で木浪、近本らが確実に走者をかえした。
「一人一人がポンポンとヒット出ればね、つながりが出てくると思うんですけど。今日はホームランもあり、つなぎもありで、本当良い攻撃だったと思います」
10試合続けて2得点以下の球団ワースト記録に並んでいたが、11試合ぶりに3得点以上を記録。久々に打線で勝利した一戦に虎将も満足感を漂わせた。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
阪神が4連勝で今季初の貯金1とした。大山悠輔内野手(29)が今季1号ソロを放つなど打線爆発。守っても4投手が無失点リレーを完成させる完璧な試合運びとあって、デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏(69)は「100点を付けていいぐらい」と高く評価した。
◇ ◇
4投手のリレーで無失点で抑えた投手陣。つながりのある攻撃で11安打7得点を奪った攻撃陣。100点を付けていいぐらいの試合だった。
青柳はらしい投球だった。ゾーンに強い球を投げ込んで勝負できていた。二回に1死二、三塁のピンチを招いたが、ここを無失点で切り抜けたことが大きかった。この場面で村松に対して、カウント1−2から内角高めへ144キロの直球を投じて空振り三振。この日のベストボールだった。
6回を被安打6で四球も1個。ようやく勝ち星が付いたことで、本人も気分的に乗っていけると思うし、先発投手に白星が付いたことでチームにも勢いがつく。
打線も打つべき人が打った。チャンスで近本、中野、木浪に適時打が出て、走者がいない時は森下、大山が一発。大山はコンディション不良の影響もあって苦しい状態が続いていた。特に速い球に差し込まれるシーンが目立っていたが、この日は狙い打ちではあったものの150キロをきっちりと捉えてバックスクリーンに運んだ。七回の逆方向へのヒットも大山らしい一打だった。この3安打を復調のきっかけにしてほしい。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
阪神が4連勝で今季初の貯金1とした。大山悠輔内野手(29)が今季1号ソロを放つなど打線爆発。6日・ヤクルト戦(神宮)以来、11試合ぶりとなる3得点以上を記録した。以下、岡田彰布監督(66)の主な一問一答。
(テレビインタビュー)
−大山が1号。
「いやもう出ますよ。いずれ出ますよ。それがちょっと遅かっただけで」
−森下は4号。
「いやいや、ずっと2点が続いてたんでね。ベンチでおー3点目入った言うてたんですよ(笑)」
−青柳が初勝利。
「別に悪い投球じゃなかったんですけどね。打線との兼ね合いもあったし、今日はまあね、序盤でやっぱり点取ったんでね」
−門別がいい投球。
「甲子園初めてなんですよね、投げるの。五回か、あのへんでもう、九回は門別でいこうとブルペンには言ってましたけどね」
−しばらくは中継ぎ。
「そうですね、先発がちょっと頑張ってると。でもね、いずれはそういう形で先発になると思いますけど」
−明日は大竹と大野の投げ合い。
「大竹がこの間、名古屋でちょっとやられた部分があるので、明日はやってくれると思うし、打線の方も今日みたいに早く点取ってくれれば大竹も楽に投げられると思う」
2024年04月20日 05:01
「ヤクルト4−3DeNA」(19日、神宮球場)
滞空時間の長い弾道を見つめ、ヤクルト・村上宗隆内野手(24)はゆっくりと歩き出した。
2024年04月20日 05:01
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
スコアレスドローに終わった一戦だが、巨人・阿部慎之助監督(45)は無失点リレーの収穫を強調した。「今日は勝ったね、勝ちました」。直近4試合で3度の延長戦。この間わずか2得点と苦しい戦いが続く。勝てなかったとはいえ、負けなかった。敵地2度目の引き分けは、勝ちに等しい。
「とにかく投手陣が頑張ってくれた。それに尽きると思います」。先発の戸郷が7回無失点と試合を作り、高梨、船迫…と6投手による無失点リレー。バルドナード、大勢を温存した上で、十二回は横川が無失点投球。「これが大きな自信になると思う」と前を見た。
一方、打線は不動の5番・坂本を今季初めて2番で起用。「楽なところでと思って、上げてみたんだけどね…」と意図を説明した。打線のテコ入れを図ったが、坂本が5打数無安打でチームも散発4安打。「考えたのは僕。僕のせいです。すみません」と頭を下げた。
坂本は5試合連続安打がないが、指揮官の信頼は揺るがない。「今より悪くなることはない。開き直ってやってくれたらいい」と話せば、坂本は「何とかしないといけない。明日頑張ります」と前を向いた。“勝ちゲーム”を収穫に、いまは打線の奮起を待つだけだ。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
22年に投手3冠に輝いた阪神・青柳晃洋投手(30)は昨季、シーズン開幕戦と日本シリーズ第7戦で先発マウンドに上がり、Vイヤーの最初と最後の勝利に貢献した。38年ぶりの栄冠にチームは沸いたが、個人成績は一昨年より下回り、2軍降格も経験。苦しみを味わったが、その苦悩を分かち合い、共に解決策を探ったのが、大学時代から師事する個人トレーナーの内田幸一氏だった。
「去年、開幕はすごく良かったですし、2戦目も全く気にならなかった。その後、最初は気負い過ぎてそうなってるのかなと思いましたが、明らかに左肩の開きが早くなって。投げる前の、右の手の位置が後ろに大きくなったので」
昨季は開幕白星を挙げたものの、登板2戦目は勝敗がつかず、そこから3連敗。5月12日・DeNA戦で2勝目をつかんだが、同19日・広島戦で7失点を喫して、鳴尾浜での再調整が決まった。内田氏も「ムチを打つように全部遅れてしなって出てくるように、というのが理想ですけど、手の振りがめちゃくちゃ強くなっていた。腕を振るっていう方に気持ちがいってしまって、出力が弱くなって」と異変を感じていた。
約2カ月に及んだ2軍暮らし。「落ちる前が一番きつそうでしたかね。でも、落ちた後はアレもコレも試せると。好奇心旺盛なので」と回想する。「フォームに対してココが悪いよ、と指摘すると本人も分かってるんですけど、原因がどこか分からず。突き詰めていくと胸椎の回旋が、左がよく回るけど、右に回れない分、我慢がしきれてなかった」。不調の要因が発覚し、復活への光を2人で見つけ出した。
今年1月の自主トレでは、例年通りに内田氏がメニューを作成したが、「いつも真面目にやりますけど、今年は細部までこだわってました。ピッチングフォームのコレに生きるんだ、とかを意識して」と述懐。「もともと向上心のかたまりなので、いつも昨日を今日は超えようとして、コツコツやるタイプ。今年はその意識が強かったように思います」。青柳自身が「勝負の年」と表現する24年シーズンにかける熱意を、野球道を二人三脚で歩んできた“パートナー”も感じ取っている。(デイリースポーツ阪神担当・丸尾 匠)
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
自身今季初の甲子園でヒーローのお立ち台に上がって、ようやく白い歯がこぼれた。阪神・青柳晃洋投手(30)が開幕戦から4度目の挑戦でシーズン初星をつかんだ。「もちろん長かったですし、やっと勝てたなって気持ちもあります」と安堵(あんど)の気持ちを漏らした。
「あんまり調子は良くなかった」といい、初回以外は毎回走者を背負った。それでも球数はかけつつ、ホームを踏ませない。二回1死二、三塁のピンチを切り抜けると、その裏の打席ではバットでも大仕事。1死満塁で「振ったら当たりました」と犠飛を決めて、右腕を突き上げた。
指揮官に宛てた年賀状に開幕投手への意欲を示した青柳は、年明け早々、行動に移した。新春は横浜の実家に帰省するのではなく、祖母が暮らす関西で過ごすのが定番。ただ、練習場所探しが悩みの種だった。今年は球団に甲子園室内の早期開放を依頼し、例年より早く1月3日に始動した。
昨年、可動域が狭くなっていることを感じ、それに対応すべく、自主トレではメニューを10種以上増やして85種をこなした。実践後は球場入り時間を昨季より早めて「可動域の部分のアップは30分ほどかけて全部やるようにしてます」と万全の準備を整える。
プロ9年目の初勝利は、不断の努力の結果だ。今季最多109球で、6回無失点7奪三振。「本当に勝ったことはうれしいですけど、やることは変わんないかな」。一つの白星で浮かれることはない。これからどんどん積み重ねていく。
◆開幕投手の白星なし回避 この日の試合前時点で今季12球団の開幕投手で勝ち星を挙げていなかったのは青柳と広島・九里、ヤクルト・サイスニードだった。3投手ともこの日先発しており青柳が今季初勝利。一方、九里とサイスニードは勝敗がつかず、今季初星はお預けとなった。
2024年04月20日 05:01
「阪神7−0中日」(19日、甲子園球場)
みんな待っていた。
2024年04月20日 05:01
「日本ハム4−3ロッテ」(19日、エスコンフィールド)
鋭い打球が右翼線の芝で弾んだ。日本ハム・清宮幸太郎内野手(24)は二塁で大歓声を受けてガッツポーズ。同点で迎えた九回裏。最後は清宮の代走・中島が押し出し四球でサヨナラのホームを踏んだ。1軍昇格初戦で貴重な一打。「少しですけど貢献できて良かった」と振り返った。
それまでは五回無死一塁で併殺に倒れるなど、3打数無安打。「3打席が納得できる打席じゃなかったので、一つ出たのはよかったです」。遅れて迎えた“開幕戦”。素直に喜んだ。
二回2死の場面でちょっとしたミスも。ネクストバッターズサークルに誰もいない。少し遅れて清宮が照れ笑いを浮かべて小走りに現れた。「忘れていて。ネクストに入るの。(打順が)大悟さん(上川畑)の後だと思っていて」と苦笑い。「どうやって打とうか集中していたので。ぼーっとしていたわけではなく」と振り返った。
キャンプ直前に左足首を捻挫して、2軍帯同だった。新庄監督は「こっちに戻って来たいという集中力が見えた」と昇格を決めた。「やっぱり彼が打つと、球場全体が盛り上がる。たまに抜けていますけどね。しっかりチャンスを作ってくれましたね」と目を細めた。
今季2度目の連勝で貯金1。清宮は「そこに関しては、ここにいるみんなの力なので。本当に勢いを止めないように、逆にもっと僕が乗せるぐらいで。先頭に立っていきたいですね」と誓う。好調なチームを、さらに加速させる。
2024年04月20日 05:01
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
巨人先発の戸郷翔征投手(24)は7回を4安打無失点と試合を作った。
広島とは2週連続の対戦で、前回12日の登板では5回4失点と苦戦した相手。四回には野間の打球を左ふくらはぎに受けたが「全然大丈夫。来週は普通に投げられます」と問題なしを強調。結果的に好投も無援に泣く結果となったが「やり返しができたかは分からないですけど、いいイメージを与えられたかな」と前を向いた。
2024年04月20日 05:01
巨人のエスタミー・ウレーニャ内野手(24)が19日、支配下選手登録されて1軍に昇格。「とてもうれしい。これから一生懸命に練習し、チームが優勝できるように貢献したい」など抱負を語った。
吉村編成本部長は「長打力、複数のポジションも守れるのは彼の魅力」と登録に至った経緯を説明。阿部監督も「筒香も獲得できなかったし、そういうのも予定していた」と話していた。