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2021年07月31日 20:40
女子プロレス「スターダム」31日の横浜武道館大会でシングルのリーグ戦「5★STAR GP 2021」が開幕。レッドスターズ公式戦でユニット「クイーンズ・クエスト(QQ)」を率いる渡辺桃(21)が新技で岩谷麻優を撃破し、好スタートを切った。 試合は一進一退の攻防となったが最後に渡辺が岩谷を担ぎ、脳天からマットに突き刺して3カウントを奪取した。試合後、渡辺は「この5★STARにすべてをかけると言いましたよね。最後の技は今年の5★STARのために練って練って作りました」とした。強烈な新技の名前はこれから考案するとして「私が必ず優勝します」と断言。QQは林下詩美がワールド王座を保持、上谷沙弥がシンデレラ・トーナメントを制するなど、メンバーの活躍がめざましいだけに「メンバーの活躍に負けてられない。リーダーとして刺激になりますよおおお!」と奮闘を誓っていた。 また、レッドスターズのほかの公式戦3試合は白川未奈がフキゲンです★に、コグマがなつぽいに、ジュリアがスターライト・キッドにそれぞれ勝利した。
2024年03月28日 17:03
27日(日本時間28日)に放送された「AEW DYNAMITE」に、米AEW所属のオカダ・カズチカ(36)、柴田勝頼(44)、竹下幸之介(28)がそろって登場。和製トップレスラー3人が存在感を発揮した。
まずは新日本プロレスを退団し、昨年12月にAEWと契約した柴田だ。オープニングで元IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイと一騎打ち。2017年2月の新日本・大阪大会以来の再戦となったが、観衆はオスプレイへの大チャント。だが柴田は冷静にオスプレイと重厚な攻防を展開する。オスプレイの空中技をくらうが、場外でブレーンバスターを放って反撃。強烈なバックドロップから足4の字固めで相手のスピードを止めにかかった。
さらにオスプレイの顔面に容赦なく蹴りを入れブーイングを浴びた。「テンリュースタイル」の水平チョップから師匠譲りの卍固めの猛攻。オスプレイも負けじと、空中技と打撃をさく裂させて大激戦に。最後はタイガードライバーからヒドゥンブレードをくらって3カウントを奪われた。オスプレイにリベンジを許したものの、試合後はノーサイドで、リング上で互いに座礼。勝ったオスプレイからもリスペクトを示されたザ・レスラーには、16日のブライアン・ダニエルソン戦に続き観衆から万雷の拍手が起きた。
竹下はAEW世界王者サモア・ジョーへの挑戦権をかけ、メインイベントでスワーブ・ストリックランドと激突。オープニングとメイン戦を和製レスラーが飾る中、竹下が躍動する。ブーイングを浴びながらブレーンバスター、エルボースマッシュ、ビッグブーツ、セントーンを放って追い込んでいく。ストリックランドの破天荒な攻撃に逆襲を許すが、エルボー、トペ・コンヒーロを放って真っ向勝負だ。
竹下はブルーサンダーボム、ザーヒーで勝負に出るが、3カウントは奪えない。最後はパワーボムをスワーブストンプで切り返されると、JMLドライバーで叩きつけられ、フォール負けを喫した。それでも観衆から「これぞ名勝負!」のチャントが上がる大激闘となり、トップランクの実力をアピールした。
先週の「DYNAMITE」で、新日本から移籍3戦目でAEWコンチネンタル王者を奪ったオカダは、真っ赤なフェラーリに乗ってさっそうと会場入り。ベルトを肩にスーツ姿で、バックステージで盟友ヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)のAEW世界タッグ王座決定トーナメント戦を見届けた。プライベート・パーティーを相手に、優位に試合を進めるヤングバックスにオカダも納得の表情。タッグ王座奪回へヤングバックスが勝利すると、ガッツポーズで祝福した。リングに上がることはなかったが、存在感は抜群だった。
2024年03月28日 16:51
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場イベントホール)
王者の重岡銀次朗(24)=ワタナベ=に挑戦するIBFミニマム級6位のジェイク・アンパロ(26)=フィリピン=が28日、来日した。
当初の挑戦者アルアル・アンダレス(フィリピン)が体調不良を理由に欠場するため、急きょタイトルに挑むことが前日27日に発表されたばかりだが、「最初、試合を聞いた時は驚いたけど、次の試合に向けての準備はしていたので問題ない。重岡はパーフェクトなチャンピオンだけど、自分が練習してきたことをリングで出せれば勝てると思う。3月31日の試合を楽しみにしてください」と自信を見せた。
アンパロの戦績は14勝(3KO)5敗1分。現在はWBAとWBCでも9位に入っている。
また、IBFの挑戦者決定戦を優先して欠場するレラト・ドラミニ(南アフリカ)に代わる亀田和毅(32)=TMK=の対戦相手でWBCユースシルバースーパーバンタム級王者のケビン・ビジャヌエバ(23)=メキシコ=も来日した。
ビジャヌエバは「試合が急に決まったことは問題ないし、体重も大丈夫。亀田和毅のことはよく分からないし、印象はない。自分にとってはビッグチャンスだと思う。勝ったらいろんな物が手に入る。あとは試合を見てのお楽しみです」とコメントしている。
ビジャヌエバは右ボクサーファイターで、戦績は22勝(15KO)4敗3分。
2024年03月28日 16:46
ノアの清宮海斗(27)が拳王に絶縁状を叩きつけた。
ことの発端はノア31日の東京・後楽園ホール大会に向けた会見だった。同大会ではVCタッグリーグを制した新日本プロレスの大岩陵平とのコンビで拳王、大和田侑組と対戦する。当初は17日の横浜大会でGHCタッグ王座に挑戦予定だったが、自身の練習中の負傷による脊髄振とうで欠場となり出直し。リーグ戦で引き分けた拳王&大和田と対戦し再出発をすることになった。
ところがその会見冒頭に大和田から「僕は清宮さんより拳王さんが好きです。なぜならデビュー祝いでこのオーダースーツを拳王さんからプレゼントしていただいたからです。清宮さんからは何もありませんでした」と暴露される。これに拳王から「オイ、清宮、そう言うとところだよ。自分のことしか考えてねえのか。お前はノアのことを考えてやっているのか?」となじられた。
これに清宮は「相変わらず拳王はウジウジウジウジ…!」といきなりブチギレモード。そして「俺たちに勝ったらこのトロフィーも渡しますし(GHHタッグに)挑戦だってすればいい。ただ、俺たちが勝ったら、もう俺に関わるな!」と絶縁を求めた。思わぬ反応に拳王から「何言ってんだ?」と尋ねられると清宮は「お前めんどくせえんだよ!!」と積年の思いをぶちまける。拳王からは「俺が関わらなかったらお前は全く光らねえだろ…。もちろん勝つよ。勝って挑戦してやるよ。だが、こんな陳腐なトロフィーだけはいらねえ」と続けられたがもはや耳に入らぬ様子の清宮は「グチグチ言われるのもこれで最後です。俺たちが勝って、ベルトに挑戦します」と吐き捨てた。
絶縁戦の行方に注目だ。
2024年03月28日 16:00
【キューティー鈴木・白い青春(15)】全日本女子プロレスが別格の存在だった1992年4月、所属するJWPが旗揚げしました。
2024年03月28日 15:01
元UFC世界ヘビー級王者のジョシュ・バーネット(46)が主催するプロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(6月22日、東京・両国国技館)は28日、6人の追加参戦選手を発表した。
ブラッドスポーツはロープがなくKO、ギブアップ、レフェリーストップで決着する過激なルールで行われる。すでにバーネット自身と鈴木みのるの参戦が決まっていたが、さらに日本から船木誠勝と桜庭和志のレジェンド2人の出場が決定。さらに海外からPRIDEやUFCで活躍したクイントンランペイジジャクソンに加え、デイビーボーイ・スミスJr.、ダビト・モジマナシャビリ、マイク・オハーンの参戦も決まった。
そのほかの出場選手と対戦カードは今後発表されるとのことだが、バーネットが「世界中で心と体を併せ持つ最強の選手を探している」と言う通り豪華なメンバーがそろう大会となりそうだ。
2024年03月28日 14:48
ノア31日の東京・後楽園ホール大会でジェイク・リーを迎えV1戦を行うGHCヘビー級王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(33)が、挑戦者をクリーンファイトで下すことを宣言した。
ジェイクとは17日の横浜大会で最初で最後の前哨戦で激突。王座戦に向け激しくやりあうと、最後はワグナーがジェイクのパートナーのタダスケを必殺のワグナードライバーで沈めた。その試合後、ワグナーはベルトを掲げて勝ち誇る。これにジェイクからはお辞儀を返された…かと思いきや、一瞬のスキを突いてハイキックを見舞われ大の字にさせられる醜態をさらした。
これにワグナーはジェイクの実力は認めつつも「(試合後に)蹴られたが、その行為は汚いと思います」と非難。そして「この試合でもプロらしくしてほしい。正々堂々とクリーンな戦いをしたいと思います」と求めた。さらに団体には「ノアが自分のチャンスをくれました。少しずつ階段を上がるように成長を遂げることができました」と感謝の言葉を口にいつつ「後楽園ホールは自分にとっても家族にとっても重要な会場です。そこで自分は必ず防衛したい」と意気込み。決戦に向けて「自分はアメリカ、日本、メキシコのハイブリッドなスタイルだから、どんな選手が相手でも対応できるので不安はありません」と胸を張った。
対するジェイクは、王者の逆鱗に触れたハイキックに「これは戦いだ。遊びでもオチャラケでもない」とどこ吹く風。続けて「私には自信がある。このベルトを巻いたプライドもある。そのプライドを取り戻し、再び舵取るために挑戦する。自信? なければ戦うことはないでしょう」と不気味に語るのだった。
2024年03月28日 12:46
2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の肖像権などを管理する「猪木元気工場」(IGF)は28日までに福岡市の「大丸福岡天神店」で4月24日から5月7日まで猪木さんの展覧会「令和6年能登半島地震復興チャリティー 燃える闘魂・アントニオ猪木展 in FUKUOKA」を開催することを発表した。
アントニオ猪木展」は昨年8月に東京の京王百貨店新宿店で初開催、11月には大阪の阪神梅田本店で行われ、今年は2月に猪木さんのふるさとである横浜市で開催した。今回、九州で初めて行われる展覧会には1976年6月26日の「猪木vsムハマド・アリ」戦をはじめ、激闘を物語る貴重な品々、猪木さんの愛用品、アリから猪木さんへの手紙、猪木さん直筆の書 (道の詩や、猪木語録など)、名場面写真パネルなどを展示する予定となっている。
会場の場所は、「大丸福岡天神店」本館1階アンテナプラス(総合案内所横)で入場は無料。
また、6月下旬には京王百貨店新宿店でこれまでの展覧会をスケールアップさせた「超・猪木展(仮)」の開催が決定している。
2024年03月28日 12:30
2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の肖像権などを管理する「猪木元気工場」(IGF)は28日までにプロ野球が開幕する29日に東京・水道橋の「闘魂SHOP」で「アントニオ猪木語録と読売ジャイアンツ、阪神タイガース」とのコラボレーションタオルの販売会を開催することを発表した。
2024年03月28日 06:01
全日本プロレスは28日までに30日の大田区総合体育館大会に参戦予定だったで西村修が体調不良のため欠場することを発表した。
西村の代わりに羆嵐が参戦し大森隆男と組んでKONO 歳三と対戦する。
さらに大田区大会の第3試合「Road to チャンピオン・カーニバル 8人タッグマッチ」の試合形式について、青柳優馬からバトルロイヤル形式への変更の要望を受け、全日本は公式X(旧ツイッター)でアンケートを実施することも発表した。
質問は「Road to チャンピオン・カーニバル 8人タッグマッチ、あなたが観たいのは”8人タッグマッチ“or“時間差バトルロイヤル”のどちらですか?」。投票期間は29日正午まで。全日本プロレス公式X(旧 Twitter)は「https://twitter.com/alljapan_pw」。
2024年03月28日 06:00
アイツはダメだ。女子プロレス「エボリューション」27日の新木場大会で石川修司GM(48)が、レギュラー参戦をかけた「公開オーディション」の参加8選手を発表。その中にお騒がせ女子レスラーのウナギ・サヤカが名を連ねたことにプロデューサーの諏訪魔(47)が猛反発した。
同オーディションは団体に所属していない女子プロレスラーを対象に募集され、一次審査を通過した選手が4月16日の東京・新木場大会でオーディションに参加できる。この日、一次審査通過選手としてウナギのほか薮下めぐみ、チェリーらの名を石川GMが明かすと、大会後に諏訪魔が「ウナギ・サヤカはどうなの? 違くない? 毛色がさ!」と猛抗議だ。
当然、石川GMの決定が覆ることはない。それでもプロデューサーとしてオーディションに参加する権利を持つ諏訪魔は「だったら俺が落とす!」と断言。「え、そんなこと、みんなの前で言っていいんですか?」と戸惑う石川GMに「いいんだよ! 落とす!」と語気を強めた。
憤る諏訪魔は「大体、オーディションってこれからの選手が受けるものだろ。アイツが受けるのはおかしい。どうせアイツは自分のことしか考えてないんだ」と声を荒らげる。自分のことしか考えていないのはアナタなのでは…というツッコミを入れることも許さず「こうなったら俺が、アイツが絶対に受からないルールのオーディションを考えてやる!」とジャイアニズムをみなぎらせた。
公開オーディションは妙な方向に進みそうだ。
2024年03月28日 06:00
WWEお調子者ユニット「アルファ・アカデミー」の戸澤陽(38)が、第3ブランド「NXT」で大奮闘だ。
先週のロウでは「アルファ・アカデミー」のオーティスと組み、祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)での統一WWEタッグ王座戦の出場権をかけてニュー・デイと対戦。惜敗で祭典にあと一歩届かなかったが、試合後には相棒のオーティスが「違うチャンスを見つけよう。新天地だ」と、NXT出撃を示唆していた。
今週のNXTでは予告通り、メイン戦に出場。相手はブロン・ブレイカー&バロン・コービンの現NXTタッグ王者だ。ノンタイトル戦だったが、戸澤組が強敵に勝てば「NXTスタンド&デリバー」(4月6日、フィラデルフィア)で同王座に挑戦できる。セコンドには、スーパーモデル風のルックスで人気急上昇中の女子レスラー、マキシン・デュプリを就けて必勝態勢。先発を買って出た戸澤はコービンの突進をかわして、飛びつき式のハリケーンラナで吹っ飛ばし、ドロップキックをぶち込んだ。
さらにオーティスとの連係から再度のハリケーンラナ、セントーンの猛攻。ミサイルキックでコービンを場外に落とすと、オーティスにリフトアップされ、場外のブレイカー&コービンに投げつけられた。見事に合体式プランチャで王者組をなぎ倒し、オーティス、リングサイドのマキシンとともに「サンキュー!」と十八番のVサインを決めてみせた。
身長2メートル近いコービンとWWE殿堂者リック・スタイナーの息子ブレイカーのパワー殺法に攻め込まれるも、3カウントは許さない。2016年にWWE入りしてから巨漢相手に生き残ってきただけに、小兵でも耐久力は抜群。ブレイカーに延髄斬りを叩き込んで反撃。代わったオーティスが猛攻で王者組を追い込むと、戸澤はコービンに閃光魔術弾だ。
大チャンスにオーティスがブレイカーを肩車で担ぎ上げた。戸澤はコーナーから飛んで合体式のクロスボディーを狙ったが、ブレイカーが何と戸澤をキャッチ。そのまま空中でパワースラムを放つという驚異の切り返しをみせた。王者組はオーティスも実況席へのテーブル葬でKOしたが、戸澤は気合でくらいつく。コービンに強烈なスーパーキックを見舞って、引き下がらなかった。
最後はコービンのパワーボムからブレイカーの必殺スピアーでフォール負け。それでも、SNS上では「なんてスリリングな試合なんだ」「素晴らしい試合だった」とたたえられた。バックステージのインタビューでもマキシンが「望んだ結果にはならなかったけど、2人はとんでもない試合をやってのけたわ」と絶賛。戸澤もわき腹に手をあてながら「とんでもない試合だ!」と叫んだ。
さらにマキシンは「私は2人がベルトを巻けると思うわ」と言うと、オーティスも「俺らはベルトをいただくぞ」と続き、戸澤が「サンキュー!」で締めた。WWEきっての前向き男は、決して諦めない。
NXTは「ABEMA」で視聴可能。
2024年03月28日 05:52
昨年末に設立された「日本プロレスリング連盟」(UJPW)は26日、都内で記者会見し発足記念大会「ALL TOGETHER〜日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会〜』を5月6日に日本武道館で開催することを発表した。
2024年03月28日 05:00
日本相撲協会は27日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の番付編成会議を開いた。塚原改め栃大海(24)=春日野、風賢央(かぜけんおう、24)=押尾川、阿武剋(おうのかつ、23)=阿武松=の新十両昇進、千代丸(32)=九重=の再十両を決めた。
念願の新十両昇進に、塚原改め栃大海は破顔した。「何回もはね返されてやっと上がれた。本当にうれしい。幸せです」。初土俵から6年余り。幕下で5年以上足踏みし、昨年も2度、東筆頭で負け越していた。ついにつかんだ関取の座。言葉に実感がこもった。
元中学横綱で、埼玉栄高では王鵬、琴勝峰が同級生。仲間が早々と出世しても、心は折れなかった。「同級生の活躍を見て『自分は負けないぞ』と奮い立たせてきた。追いついて追い越していきたい」。新入幕Vの尊富士も同学年。「刺激になった。自分も幕内で優勝できるように頑張りたい」と気合は十分だ。
海のない埼玉県出身だが、泳ぎは得意で「海が好き。近くにあったら入る」と笑いを誘った。193センチ、160キロ。新しいしこ名のごとくスケールの大きな突き押し相撲で、同世代の競争に割って入る。
2024年03月28日 05:00
新日本プロレス4月6日両国大会で「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者・辻陽太(30)とのV2戦に臨むIWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(41)が、挑戦者のベルト解体案に回数制限を設定した。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)同門王座戦を前に、辻が披露したIWGP世界王座解体の青写真に疑問符。今回ベルト奪取に失敗した場合は、解体の主張を封印するべきと斬り捨てた。
辻のNJC制覇で、かねて内藤が熱望していた同門王座戦が決定。両国決戦を控える内藤だが「陽太の祝勝会をしないと」と、まずは盟友の優勝をたたえるべくファミレスへの緊急招集がかかった。
到着すると店内にはまだ内藤しかおらず、どうやら先に始めていいらしいとのこと。いつものようにディアボラ風ハンバーグをほおばり始め「ただ勝っただけじゃなく、見ているお客さまを納得させた上で結果を残したという部分では、ただの優勝以上のものをつかんだんじゃないかなと思います」と辻を称賛した。「常にユニット内で競い合おうと言ってきた。やっと実現することにうれしさを感じますよ」と、最高峰王座をかけての同門対決に目を輝かせた。
辻は、2021年3月にIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタル(IC)が統一され誕生した、IWGP世界王座解体の野望を明かしている。振り返れば当時最後まで統一に反対していたのは内藤だったが、21年2月大阪大会で飯伏幸太とのIC戦に敗れ阻止できなかった。「3年前に統一阻止に動いた俺が、今度の試合じゃ結果的には解体阻止のために防衛を目指さないといけない。不思議なものですね」と運命の皮肉に苦笑する。
その一方で辻の言動には疑問もあるという。「IWGPヘビーに思い入れのある人間として『なるほど』という部分はあります。でも彼のIWGP世界王座挑戦は今回が初めてじゃないわけで。ならなんで去年6月のSANADA戦の前にはその主張をしなかったの?」と問いかけた。
さらには「俺が今さら解体を口にしないのは、統一阻止に動いたあの時の行動、敗北をなかったことにしたくないから。これだけ重いものをかけて何回も戦っていてはキリがないので」と団体最高峰王座のあり方を問う戦いの重みを指摘。「陽太も本気で解体したいなら、その主張ができるのは1回きりじゃない? 俺に負けたら、もうその言葉は出せないという強い意志を持った上で俺の前に立ってほしいなと」と、これがラストチャンスと勧告した。
いつの間にかデザートまで食べ終えた内藤はスマホを取り出すと「あっ、陽太が近くに着いたみたい」とここでようやくの主役到着を報告。「ああ、陽太? 店の場所が分からない? ちょっと待って、いま表に出るから…」と通話しながら店外へ迎えに行ったはずだったが、一向に戻ってくることはなくテーブルの上には伝票だけが残された。
2024年03月27日 21:26
女子プロレス「エボリューション」旗揚げ1周年大会(27日、新木場1stRING)のメインで、旗揚げメンバーのZONESとChiChiが直接対決で激闘を繰り広げた。
試合は序盤から両者の意地が交錯した。序盤はZONESが自慢のパワーで攻め込みペースをつかんだが、中盤にはChiChiも場外の攻防で反撃。ミサイルキックから卍固めでとらえるなどして苦しめた。2人と共に入団しながら昨年10月に脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で引退しレフェリーに転向したSUNNY(サニー)が試合をさばく中、2人は一進一退の攻防を展開する。約20分が経過したところで2人はビンタを打ち合うなど激しくやりあうと、最後は21分14秒でZONESがデスバレーボムでChiChiを沈め3カウントを奪った。
試合後、ZONESは「ChiChiは練習生のころから一緒にやってきて、お互い別々の選手ともまれて戦ってきたわけなんですけど、思っているよりも差をつけて勝てなかったのが悔しいです」と勝利も反省の弁だ。それでも同期への感謝を口にしつつ「いい意味で、上に行きたい時にうっとうしいくらい前に出てきてしぶとい。それがChiChiだなと思いました」。対するChiChiは「負けたことももちろんあれなんですけど、1年やってきたこと、頑張ってきたこと、努力が全て頑張りでなく、頑張っていないということが証明されてしまったのが一番悔しいです」と吐き捨てる。そして「練習生のころから悔しいことが多かったですけど、辞めたいと思ったことはないので。次こそは、ZONESに圧勝したいと思います。口だけじゃなくて、本当に圧勝します」とリベンジを誓った。