2021年08月01日 11:03
東京五輪で悲願の金メダル獲得を目指すU−24日本代表。全世界注目の戦いに挑んでいる彼らは、この大舞台に辿り着くまでどんなキャリアを歩んできたのか。 ここで取り上げる中山雄太は、中学時代からトップ下、ボランチ、DF、時にはGKも務めるなど、究極とも言えるほどのユーティリティ性を発揮していた。そして万能戦士は中学2年生の時に茨城県トレセンに選出され、キャリアを大きく変えるターニングポイントを迎える。 ――――――――――――◆―――――――――――――◆―――――――――― 茨城県龍ケ崎市出身の中山雄太は、2009年に龍ケ崎市立愛宕中へ入学した。兄の影響で幼少期からボールを蹴り始め、小学1年生の時に地元の北文間スポーツ少年団に入団。サッカーの楽しさに取り憑かれた中山が、中学入学後にサッカー部に入部するのは自然の流れだった。 愛宕中サッカー部の顧問を務めていた根本清史が、当時の中山を語る。「ひと言で言うと“温厚”です。だから言っておとなしいとか、真面目過ぎることはなく、茶目っ気がありながらも周りをよく見ていましたね。小学校を出たばかりの中学1年生だと自分のプレーばかりをやろうとする子が多い傾向にありますが、雄太は常に全体を見ながら、自分で行くのか、他の子にボールを預けるのか、判断してプレーできる子でした」 なかでも根本が鮮明に記憶している出来事がある。とある雨の日の練習、体育館でフットサルのボールを使用したミニゲームを行なった。そこで中山は先輩をドリブルで抜きにかかるが止められてしまい、思わず「あ、先輩、足が長い」とこぼした。「雄太の想定では、小学生の時の感覚でボールを動かして抜けると思ったんでしょう。でも先輩は想定より足が長く、ボールに届いて止められてしまった。でも次のプレーから、雄太は修正してドリブルで抜いた。すでにそういう感覚を持ち合わせていて、面白い子だなと思いました」 トップ下やボランチを主戦場に、DFだけでなく、時には経験の一環としてGKを務めた。起用されたポジションでそれぞれの面白さを見出し、中山は常にサッカーを楽しんだ。 練習試合では、すでに上級生の中に入って起用されていた中山は、1年生ながら茨城県大会で中学の公式戦デビューを飾る。中学1年生が上級生の試合に出れば、物怖じしてプレーが萎縮してもおかしくない。ところが、中山はそんな感情とは無縁。むしろ「自分が上級生の試合に出て通用するか試してみたい」と出場に意欲的で、ピッチに立てば上級生顔負けのプレーを見せた。「入部当初から雄太は学年を気にするよりも、自分がどれだけできるか試したい、もしくは試合の状況を見て『俺だったらやれるのに』と思う子でした。でも普段は謙虚で礼儀正しく、誰にでも優しい。ミニゲームをやっている時に、ゴールを外した先輩に対しても『先輩、そこ決めていこう!』というポジティブな声かけができるから、ミスをした選手も次への意欲が湧くし、チームのムードが悪くなりません。そういう子でしたから、学校生活で彼のことを悪く言う人はいなかったです」 サッカー部で突出した存在だった中山は、中学2年生の時に茨城県トレセンに選出され、柏U-15との練習試合でキャリアを大きく変えるターニングポイントを迎える。対戦相手のCB、上島拓巳(現・柏)が当時の記憶を呼び起こす。 「茨城県トレセンと対戦して、試合は僕たちが勝ちました。でも相手の中にひとりだけずば抜けて上手い選手がいて、そいつにミドルシュートを決められました」 その“ずば抜けて上手い選手”こそ中山である。出色の活躍で柏のアカデミースタッフの目を引きつけ、「彼は誰だ?」とスタッフの間で話題になった。トレセンでの好プレーによって、中山は柏U−15から誘いを受けるに至った。 1 2 次へ
2024年04月24日 06:06
遠藤航が所属するリバプールは、4月21日に開催されたプレミアリーグの第34節で、フルアムとアウェーで対戦。トレント・アレクサンダー=アーノルド、ライアン・フラーフェンベルフ、ディオゴ・ジョッタのゴ―ルを挙げ、3−1で快勝を収めている。
3日前に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)ではアタランタ戦は出番がなかった遠藤は先発に復帰。アンカーでフル出場し、とりわけ後半は攻守に躍動した。
【動画】遠藤が巧みな反転→絶妙スルーパスでチャンス構築
英メディア『YARDBARKER』は先制点となるFK弾や多彩なキックで魅せた右SBのトレント・アレクサンダー=アーノルドを「本当にとんでもない選手だ」と絶賛。こう綴っている。
「実際、リバプールはかなりの期間、トレントなしで戦っていた。 ジョー・ゴメスとコナー・ブラッドリーが(右SBに)入り、アレクシス・マカリステルがチームのクリエーターとなった」
そして、「良かった1か月間、アルゼンチン人選手(マカリステル)は我々の最高の選手だった。常にボールを持って重要な場面を提供し、中盤の役割で鋭さと優雅さの両方を示した」と称賛。「エンドウが隣の6番(アンカー)として配置された時の10番は最高であり、より創造的なライセンスを与えられる」と続けている。
記事は「さて問題は、クロップ監督がトレントとマック(マカリステル)をどのように併用するかだ。先週のアタランタ戦では全く機能しなかった。トレントはガス欠となり、マックは驚くほど消極的で、他のチームメイトよりもアリソンへのパスを多く出していた」と指摘。そのアタランタ戦は出場しなかった日本代表MFが鍵になると主張している。
「やはりエンドウがキーマンだ。日本人をシッターとして使い、マックを8番として置き、ボールを持ったときはトレントをエンドウの隣に入れさせる。キャラ(リバプールOBジェイミー・キャラガー氏)が言うように、トレントには最も自由があり、マカリステルもそうなるように、エンドウがそれ(自由)を与えるのだ」
同メディアは「リバプールが残り5試合に勝利し、タイトル獲得のチャンスを得るには、この3選手が極めて重要だ」と訴えている。
まずは24日、エバートンとのマージ―サイド・ダービーでトリオのコンビネーションに注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 06:00
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は、U-23韓国代表戦の翌日、4月23日にトレーニングを実施。練習後に関根大輝が取材に応じた。
初戦の中国戦、続くUAE戦と2試合連続で先発フル出場した関根。疲労を考慮してか、0−1で敗れた3戦目の韓国戦はベンチで、最後まで出場はなかった。
韓国戦はボールを握る展開のなかで、前半は相手の守備ブロックをなかなか崩しきれず。1点が遠い時間が続き、75分にセットプレーから失点。後半は多くのチャンスを作ったが、最後まで追いつくことはできなかった。関根はベンチから見ていた韓国戦の印象を次のように語る。
【PHOTO】U-23日本代表の韓国戦出場16選手&監督の採点・寸評。守備陣で唯一の及第点だったのは...
「前半の戦い方はどうだったのかというのは思います。もっと積極的にいかないといけないのは外から見ても感じましたし、すごくスローペースな試合になっていた感じもあった。
やっぱり僕たちのサッカーはもっと前からプレッシングをかけて、どんどんはめていくサッカー。逆に後半のような戦いを前半からできていれば、もっとチャンスも作れたと思います。もっと積極的な戦い方ができないといけないなとは思います」
次戦、準々決勝の相手は開催国のカタール。21歳のサイドバックは「相手は開催国というのもあって、勢いはもちろんあると思う。それに飲まれた時点で試合は終わってしまうと思うので、そういう勢いの部分で、自分たちがまず前からどんどん仕掛けていって、優位に試合を進められればいいかなと思います」と意気込んだ。
韓国戦前のチームのアップ時には、あまりボールに触らず、ほかの選手のサポート役にまわっていたため、コンディション面が心配された関根だが「2戦目まで出て多少疲れていたので、うまく休めて、でももう今日も動いてみて完全に疲労は抜けていましたし、動き自体も結構いいので、もう完全復活です」と力強いコメントを残した。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月24日 05:57
現地時間4月23日に開催されたコッパ・イタリア準決勝・第2レグで、鎌田大地が所属するラツィオがユベントスとホームで対戦した。
アウェーでの第1レグを0−2で落としたなか、ふくらはぎの違和感でカマダがメンバー外となったラツィオは早々に1点を返す。12分、CKからFWカステジャノスが打点の高いヘッドで合わせて、ネットを揺らした。
22分にはピンチを招くも、ヴラホビッチのゴ―ル至近距離からのシュートをGKマンダスが足で防ぐ。
【動画】復活した鎌田が7か月ぶりに絶妙のアシスト
前半終了間際のチャンスを逃したホームチームは、後半に入って58分に2点目を奪取。ルイス・アルベルトのダイレクトパスを受けたカステジャノスが右足のシュートを突き刺し、2試合合計2−2に追い付く。
しかし83分、ウェアのシュート性のクロスを入ったばかりのFWミリクに押し込まれ、突き放される。
ラツィオはこの試合は2−1で勝利したものの、アグリゲートスコア2−3で敗れ、決勝進出を逃した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 05:54
日本代表DFの冨安健洋が所属する首位のアーセナルは現地時間4月23日、プレミアリーグ第34節で9位のチェルシーとホームで対戦した。
2024年04月24日 05:50
23日に行われたラツィオ対ユヴェントスとのコッパ・イタリア準決勝2ndレグ。
イゴール・トゥドール監督のもとで先発復帰した鎌田大地だが、この試合ではベンチ外になった。
『Il Messaggero』などによれば、鎌田はふくらはぎに違和感を感じたため、試合メンバーから外れたという。
なお、1stレグはユーヴェが2-0で勝利したが、2ndレグはラツィオが2-0とリードしており、現在も試合は続いている。
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もうひとつの準決勝はアタランタ対フィオレンティーナ戦で、決勝戦は5月16日に行われる。
2024年04月24日 05:30
レアル・ソシエダでプレーする久保建英。1日のアラベス戦でハムストリングを痛めた後、2試合連続ベンチスタートとなった。
ただ、『Marca』や『AS』によれば、26日のレアル・マドリー戦で久保は先発復帰する見込みだそう。怪我の状態はかなりよくなっており、サプライズがない限りはスタメン起用される可能性が高いようだ。
『AS』は「久保は疲労の蓄積でややスランプに陥っているようだ。ただ、レアル・マドリー戦では、いつも以上のモチベーションでプレーし、いい試合をしてきたので、いいターニングポイントになるかもしれない」とも伝えている。
久保は同じく元レアル・マドリー選手である右サイドバックのアルバロ・オドリオソラと右サイドを形成する可能性があるとのこと。
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注目のレアル戦は日本時間27日(土)午前4時にキックオフされる。
2024年04月24日 05:24
一触即発となった危険なタックルに、母国でも批判の声が上がっている。
U-23日本代表は4月22日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ最終節で韓国と対戦。優勢に試合を進めていたものの、75分に相手のCKから失点し、0−1で敗れた。
グループステージ首位通過を懸けたこの日韓戦で、小さくない物議を醸したのが54分のシーンだ。ボランチの川崎颯太に対し、相手のMFキム・ドンジンが足を上げてタックルを仕掛けたのだ。
倒れた京都サンガF.C.のMFはしばらく起き上がれず、何人か日本の選手がキム・ドンジンに詰め寄って、ただならぬ雰囲気となった。
【画像】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを厳選特集!
イエローカード止まりだったプレーに、韓国のサイト『naver』上では、母国のファンからも厳しい声が上がった。
「格闘技か! これはレッドだ」
「殺人タックル」
「無条件で退場だ」
「狂ってる」
「中国から少林サッカーを学んだのか?」
「殺人タックル戦術かよ」
レッドカードが妥当な悪質なタックルだったと考えるファンが少なくなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 05:00
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は、U-23韓国代表戦の翌日、4月23日にトレーニングを実施した。
2024年04月24日 04:03
鎌田大地が所属するラツィオは現地4月23日に開催されるコッパ・イタリア準決勝第2レグで、ユベントスをホームに迎える。
この試合の招集メンバーに鎌田の名前はなかった。ラツィオの専門メディア『CITTACELESTE』は、怪我というほどでもないが、「ふくらはぎに問題があった」と伝えている。
【動画】復活した鎌田が7か月ぶりに絶妙のアシスト
ラツィオの公式Xが招集メンバーを発表すると、現地も騒然。ラツィアーレから、「ダイチはどこ?」「カマダはどこにいるんだ?」「残念、ダイチを見たかったのに」といったコメントが続々と寄せられた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 03:30
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップがカタールで開催。現地4月23日に大会9日目を迎え、グループD・最終節の2試合が行なわれた。
ウズベキスタン対ベトナムは、3−0でウズベキスタンが快勝。クウェート対マレーシアは2−1でクウェートが競り勝った。
この結果、グループDの最終順位は以下のとおりになった。
【PHOTO】日韓戦の会場を華やかに彩った韓国女子サポーターを特集!
1位:ウズベキスタン/勝点9
3勝0分0敗 10得点0失点 +10
2位:ベトナム/勝点6
2勝0分1敗 5得点4失点 +1
3位:クウェート/勝点3
1勝0分2敗 3得点9失点 -6
4位:マレーシア/勝点0
0勝0分3敗 1得点6失点 -5
ウズベキスタンとベトナムがノックアウトステージに進出。前者は準々決勝でC組2位のサウジアラビアと、後者は同1位のイラクと対戦する。日本が開催国カタールを破って4強入りすれば、イラク対ベトナムの勝者と相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 03:06
現地時間4月23日に開催されるプレミアリーグ第34節で、日本代表DFの冨安健洋が所属する首位のアーセナルは、ホームで9位のチェルシーと対戦する。
このロンドンダービーを前にスターティングイレブンが発表されて、冨安が公式戦2試合ぶりに先発に名を連ねた。
【PHOTO】まさにスタジアムの華! ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
17日に行なわれたチャンピオンズリーグの準々決勝・第2レグ、バイエルン戦で約4か月半ぶりにスタメン出場していた冨安。しかし、20日のプレミアリーグ第34節・ウォルバーハンプトン戦ではメンバー外となっており、ミケル・アルテタ監督が「打撲で、少し腫れもあり、プレーするにはフィットしていなかった」と説明していた。
バイエルン戦では、対峙したレロイ・ザネを相手に奮闘した25歳は、チェルシー戦でも好パフォーマンスを披露できるか。試合はこのあと日本時間の4時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 03:01
現地時間4月23日に開催されるコッパ・イタリア準決勝・第2レグで、鎌田大地が所属するラツィオはユベントスとホームで対戦する。
2024年04月24日 00:00
世界で最も優れた選手に贈られる個人賞「バロンドール」。代表チームでの実績も含め、1年で最高の活躍を見せたプレーヤーが輝く栄誉あるタイトルだ。
今回は『Squawka』から「これからバロンドールを獲得するであろう6名のワンダーキッド」をご紹介する。ジュード・ベリンガム
国籍:イングランド
現所属:レアル・マドリー
最も明らかなことから始めよう。今年のバロンドールを獲得する可能性すらある選手、それがジュード・ベリンガムだ。レアル・マドリーで素晴らしいスタートを切り、ラ・リーガとチャンピオンズリーグのダブルを達成するかもしれない。
まだ20歳のジュード・ベリンガムは今季のレアル・マドリーで36試合に出場して21ゴール10アシストを記録しており、それはもはや誰もが予想していなかった領域にまで到達している。
昨年は21歳以下で最も優れた選手に贈られるコパ・トロフィーを獲得している。もし今年バロンドールに輝けば歴史上のケースとなる。フィル・フォーデン
国籍:イングランド
現所属:マンチェスター・シティ
今後何年にも渡ってジュード・ベリンガムと頂点を争うことになるであろうイングランド人選手。23歳とやや年上ではあるが、その経験はベリンガムに劣るところがない。
今季のマンチェスター・シティではケヴィン・デ・ブライネとアーリング・ハーランドの欠場があるなかで大きな役割を果たし、公式戦47試合に出場して22ゴール10アシストを記録してきた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で強烈な才能を見せつけており、今後数年以内に間違いなくバロンドールを獲得することになるはずの選手だ。フロリアン・ヴィルツ
国籍:ドイツ
現所属:レヴァークーゼン
バロンドールの可能性を見せている最新の若手、ドイツ・ブンデスリーガを無敗のまま制覇したレヴァークーゼンの要である20歳のフロリアン・ヴィルツだ。
2022年3月に大きな怪我を負ってしまったことから心配されたが、20歳になった今季はキャリアで最大の山を迎えた。シャビ・アロンソ監督の高い信頼を受け、公式戦43試合に出場して17ゴール19アシストを記録した。
すでにバルセロナなど多くのビッグクラブが引き抜きに動いていると言われる。彼が退団するにしても残留するにしても、怪我さえなければ今後の数年間は輝かしいものになるはずだ。ラミン・ヤマル
国籍:スペイン
現所属:バルセロナ
バルセロナではペドリとガビという将来のバロンドール候補がいたが、彼らがやや怪我で停滞している間に、新たな男が名乗りを上げた。それが16歳のラミン・ヤマルだ。
昨季リーガでデビューを果たしたが、わずか数分だけのプレーだった。一方今季は当初からチャビ監督の信頼を受け、トップチームに欠かせないドリブラーとして君臨。今季は44試合に出場して6ゴール8アシストを記録した。
繰り返して言うが、まだ彼は16歳だ。10年経ってもまだ26歳である。バロンドールを獲るチャンスは数多い。ロドリゴ
国籍:ブラジル
現所属:レアル・マドリー
レアル・マドリーに話を戻せば、ヴィニシウス・ジュニオールももちろんよく話題に上がっているが、フロレンティーノ・ペレス会長はより若いロドリゴがバロンドールを獲るだろうと示唆している。
ここ数シーズンで急成長を見せているロドリゴは、今季レアル・マドリーで45試合に出場して17ゴール8アシストを記録。非常に効率的なアタッカーに変貌している。
ベリンガム、ヴィニシウスと並んでリーグで大ブレイクしており、このままの勢いを保てば数年でバロンドールも夢ではない。ジャマル・ムシアラ
国籍:ドイツ
現所属:バイエルン・ミュンヘン
「W杯での活躍でバロンドール候補になった」意外な5名のスター
ドイツ代表としては、サッカー界で最も優れた攻撃的ミッドフィルダー二人が同年代に重なってしまったことは不運かもしれない。ただヴィルツとムシアラがもし両雄並び立てれば、ドイツの未来は非常に明るい。
ムシアラは今季バイエルン・ミュンヘンで36試合に出場して12ゴール7アシストを記録しており、苦しんだチームの中で数少ない輝きの一つになった。
まだ21歳という若さでありながら、何も特別な存在というわけではなく、主力として自然とプレーしている。リオ・ファーディナンドも「この選手はバロンドールを獲得する可能性がある」と評価している。
2024年04月23日 23:59
昨季に続き今季も苦しいシーズンが続いているチェルシー。プレミアリーグでは現在9位。さらに今季唯一のタイトル獲得に奮起していたFAカップでも準決勝でマンチェスター・シティを前に敗れた。
プレミアリーグでは、少しでも順位を上げたいチェルシーだが、次節はアーセナルと対戦する。しかしシティとのFAカップ準決勝で、チームの要ともなるコール・パルマーが負傷。アーセナルとの一戦はパルマーの出場が難しいかもしれない。
『The Standard』によると、チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督はパルマーの負傷が、チームの痛手になると同時に新たなチャレンジになると意気込みを話した。
「明日のアーセナル戦でパルマーが出場できなかった場合、我々にとっては良いチャレンジになる」
「もし私が選手の立場なら、明日の試合でここはチェルシーフットボールクラブであり、パルマーフットボールクラブではないことを示すよ」
パルマーなしでは戦えないという多くの意見があるなか、ポチェッティーノのこの発言。結果によってはまたも批判の対象にならざるを得ない。果たして、パルマーなしのチェルシーはアーセナル相手にどう戦うのだろうか。
2024年04月23日 23:59
アストン・ヴィラは23日、指揮官を務めるウナイ・エメリ監督と2027年までの契約延長に合意したことを発表した。
現在52歳のエメリ監督は、2004年11月に所属していたロルカ・デポルティーバの監督が更迭されたことをきっかけに、現役引退と指揮官就任を決意。アルメリア、バレンシア、スパルタク・モスクワの監督を歴任し、2013年1月から率いたセビージャではクラブを史上初のヨーロッパリーグ(EL)3連覇に導いた。以降はパリ・サンジェルマン(PSG)、アーセナル、ビジャレアルで指揮官を務め、2022年10月にアストン・ヴィラの監督に就任。当時リーグ17位に低迷していたクラブを立て直し、最終的には7位フィニッシュを果たした。
アストン・ヴィラは、今シーズンも好調を維持しながら現在チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけており、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)では42年ぶりとなる欧州大会準決勝に進出。今回、類稀な手腕でクラブ躍進の立役者となっているエメリ監督との新契約締結に至った。
エメリ監督とナセフ・サウィリス会長はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表し、今後に向けた意気込みを明かしている。
■エメリ監督
「私たちはヴィラのファン、クラブオーナー、経営陣、そして私たちが誇りに思う素晴らしい選手たちとともに、この道を楽しんでいる。私と経営陣はオーナーのビジョンに共感している。ナセフ(・サウィリス/共同オーナー)とウェス(・エデンス/共同オーナー)はとても協力的で敬意を持ってくれており、このフットボールクラブを発展させるための良い環境と適切な体制が整っている」
「私たちは、この間に見出した勤勉な精神、賢明な決断、オーナーとの協調性を維持しなければならない。我々はより良くなるために努力する。そしてお互いに要求し合う。野心はすでにこのプロジェクトのモットーであり、常にそうでなければならない」
■ナセフ・サウィリス会長
「創立150周年を迎えようとしているイングランド・フットボールリーグの共同創設者であるアストン・ヴィラを、歴史あるクラブに戻すことを視野に入れながら、ウナイをサポートするために私たちは興奮し、彼を中心にスポーツ事業を構築している」