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2021年08月01日 08:57
炎のストッパーと呼ばれ、多くのファンを魅了した元広島の津田恒実さんが亡くなって28年(7月20日が命日)になる。デイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は弟分のようにかわいがっていた同氏を偲び、現役時代を回想した。 ◇ ◇ 津田は私より3つ下だから、生きていたらこの8月1日に61歳の誕生日を迎えていたんだよね。いまだに思うけど、現役真っただなかの発症だったから本当に無念だったろうね。 彼とはよく食事に出かけたし、家にも遊びに来てくれた。清川と一緒に呼ぶことも多かったけど、1人でふらっと来ることも多かった。 2人には中継ぎと抑えという役目で助けてもらっていたし、感謝の気持ちもあったからね。 津田は投げっぷりだけじゃなくて、食べっぷりもよかった。家内がお米を炊き直すほどの大食漢だったよ。 家内とは同い年ということもあって、私には言えないようなことも話していたみたい。結婚の相談とかね。 茶目っ気があって、いじられキャラ。楽しい男でしたよ。そんな男が、一転マウンドに上ると人が変わる。 入寮するとき、「弱気は最大の敵」と書いたボールを持ち込んでいた。元来は繊細な性格だから、窮地に陥ったときに、気持ちを奮い立たせようとしていたようだった。 私が「不動心」を座右の銘にし、どんな状況でも気持ちが動じないようにしているのと同じでしたね。 彼に対する信頼度は120パーセント。私が投げた試合で抑えに失敗したのは、最後の登板となった巨人戦を含めて2回しか覚えていない。大野豊さんもすごかったし、津田もすごかった。 そんな彼が脳腫瘍で倒れるなんて思いもよらなかった。 ただね、1991年のシーズン中に発症したのだけど、その年のキャンプイン直前に我が家に来た際は普段と違い、ご飯をあまり食べずにゴロゴロしていた。本人は風邪気味だと言っていた。 その時に強引に検査なり勧めていればという思いが今でもある。 闘病生活を2年ほど続けた正月に電話がかかってきてね。「ダイエーの入団テストを受けます。もう一度、プロ野球の世界に戻ります」と。 野球がしたくてたまらなかったんだと思う。その願いは叶わなかったけど、あのときは電話しながら、お互いに泣いた。 (2人のエピソードとして語り草となっているのが1986年10月12日、リーグ優勝を決めた神宮でのヤクルト戦の胴上げ投手) 八回まで私が投げて九回に津田が締めたわけだけど、テレビドラマなどでは、私が首脳陣に「最後は津田に投げさせてやってください」と直訴したような美談になってますが、実際は何も言ってないんですよ。 その数日前、新聞記者さんからの胴上げ投手の質問に「僕が優勝を決める日に投げているなら最後は津田が投げていると思いますよ」と答えたのを知っていたんでしょうね。 当日、八回を投げ終えてベンチへ戻ると、みんなに「ご苦労さん」と言われて初めて分かったぐらいだから。 その年、私は前半戦調子が上がらず、他の先発投手もよくなくて津田の右腕に頼りっぱなしだった。だからそんな発言になったんだけど、当然の配慮だったと思いますね。 2012年の1月に私は野球殿堂入りを果たすことができました。そのとき津田も一緒に殿堂入りしているんです。 満開になったと思えば、あっという間に散ってしまった。短命に終わった彼の野球人生だったけど、その功績を認めてもらえたのは本当にうれしかったですね。 私の殿堂入りは津田のお陰でもあるわけだし。彼の存在はずっと私の心の中にありますよ。
2024年04月19日 23:18
「日本ハム4−3ロッテ」(19日、エスコンフィールド)
日本ハムがサヨナラ勝ちで今季2度目の連勝。貯金を1とした。
歓喜のサヨナラを呼んだのは、清宮のバットだった。1軍昇格即「7番・三塁」でスタメン出場。同点で迎えた九回、先頭で打席を迎えると鋭い一撃で右翼線二塁打。代走の中島が犠打で三進し、満塁策の後、代打加藤豪が押し出し四球を選んだ。
二塁ベース上で、清宮は大歓声を浴びた。「やっぱりファンの皆さんの声援が、こんなに力になるんだなって改めて感じましたし、今までけがしてたくさんの人に支えていただいたんで、その感謝の気持ちもすごくやっぱり感じました」。1軍ならではの、大きな声援が身に染みた。
それまでは五回無死一塁で併殺に倒れるなど、3打数無安打。「それまでの3打席が納得できる打席じゃなかったので、一つ出たのはよかったです」。遅れて迎えた“開幕戦”。最終打席での二塁打を「ちょっとピースになれたかなっていう。少しですけど貢献できて良かった」と喜んだ。
二回2死走者なしの場面では珍事も演出した。誰もいなかったネクストバッターズサークルに、少し遅れて清宮がヘルメットを抱えて照れ笑いを浮かべながら小走りに現れた。「忘れていて。ネクストに入るの。(打順が)大悟さん(上川畑)の後だと思っていて」と苦笑い。「どうやって打とうか集中していたので。ぼーっとしていたわけではなく」と振り返った。
キャンプ直前に左足首を捻挫した。キャンプからここまで治療、リハビリ、実戦と2軍で過ごしてきた。2軍戦をチェックした新庄監督は「あと15本(ヒットを)打ったら上げる」とメッセージを送ったことを明かす。「こっちに戻ってきたいという集中力が見えたので、15本いかなくても、上げていいかなというところで。3本サービス」と前倒しで昇格を決めた。
この日の一打に、「やっぱり彼が打つと、球場全体が盛り上がる。たまに抜けていますけどね。しっかりチャンスを作ってくれましたね」と目を細めた。
今季2度目の連勝で貯金1。昨季とは違う、接戦でも粘り強い戦いを続けている。清宮は誓う。「そこに関しては、ここにいるみんなの力なので。勢いを止めないように、逆にもっと僕が乗せるぐらいで。先頭に立っていきたいですね」。さらに上を狙う、大きなピースになる。
2024年04月19日 23:13
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島は投手陣が踏ん張って、今季初の引き分けに持ち込んだ。延長十二回は2死一塁で代走・羽月がけん制球に誘い出され、二塁タッチアウトで試合が終わった。
先発・九里は6回2安打無失点、109球の力投。後を受けた中継ぎ陣は七回の矢崎から7人の継投で巨人の攻撃をしのいだ。打線は八回1死で、代打・二俣がプロ初安打。2戦連続で3番に入った野間が今季6度目の複数安打とし、打率・327でリーグ2位に浮上した。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−投手陣が頑張った。
「よく頑張りました。亜蓮(九里)が走者を出しながらも要所を締めてナイスピッチングだったと思うし、ブルペンも本当によく頑張ったと思います」
−九里は1週間前にやられていた相手に好投。
「本人も気合いが入っていたし粘り強く、彼らしい投球だった」
−打線はチャンスはつくった。
「捉えた当たりが正面に行ったりして不運な面もあったけど、相手もいい投手なのでね。なかなか難しい中で、各自がいい反応をしていた」
−九回、先頭では4番・堂林に代打・田中を送るなど積極采配。
「そこはもう相手を見ながら状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな」
−二俣がプロ初安打。
「ナイススイングだったし、本人もうれしいと思うけど、自分もうれしいです。また、次の一本を目指して頑張ってほしい」
−延長十二回、代走・羽月の走塁は積極的に攻めた結果。
「こちらはどんどん行けと言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果なので」
2024年04月19日 23:09
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島の二俣翔一内野手がプロ初安打を放った。
0−0の八回1死から代打で登場すると、高梨から三遊間を破る左前打を放った。高梨に対しては、12日の同戦で空振り三振に封じられていただけに「リベンジする思いで、絶対に打ってやるっていう思いで(打席に)入った」。その結果の記念すべき一打に、「詰まったんですけど、しっかり振ったおかげでヒットゾーンに飛んだと思います」と胸を張った。
育成出身の高卒4年目。これまでの歩みを「1、2年目はケガで2軍の試合にもなかなか出られない時があった。今考えると、そのリハビリ期間も無駄な時間ではなかったなと」と振り返った。胸に押し寄せたのは感謝の思い。「本当に球団のスタッフやトレーナーの支えがあって今があると思うので、それがこういう風に結果につながって、これからもっと頑張って活躍したい」と明るい未来を見据えた。
2024年04月19日 22:55
○ ヤクルト 4 − 3 DeNA ●
<4回戦・神宮>
ヤクルトは2連勝で最下位脱出。
2024年04月19日 22:43
「ヤクルト4−3DeNA」(19日、神宮球場)
2戦続けてオスナ&村上のアベック弾が飛び出すなど、連勝で最下位脱出。村上は決勝弾の3号ソロを含め3安打を放ち、打率・333でリーグトップの数字になった。
開幕から打球がなかなか上がらなかった村上が、本来の調子を取り戻した。同点の八回に先頭で打席に立つと、高めに浮いた直球を見逃さなかった。フルスイングで捉えると、打球の行方を確信した主砲はゆっくりと歩き出した。右中間席中段まで運ぶ豪快な決勝弾で、今季初のお立ち台に上がった。
目標を問われた村上は、ファンへ向けて「今ちょっとね、キャプテンがいなかったり、守護神がいなかったり、チーム状況としはあまり良くないけど、僕ら一人一人野球としっかり向き合って戦えているので。必ず上を目指して、優勝して、みなさんと一緒に喜びを分かち合えると思います。勝てる時ばかりじゃないですけど。負ける時も、勝てる時も、一緒に悔しさを味わって、勝ちの喜びを味わって、一緒に優勝したいと思います」と宣言。球場を熱く、一つにした。
13日のDeNA戦(横浜)では、人生初という「2番」で先発出場。首脳陣から提案される「気分転換」の打席で、今季初打点を挙げると、翌14日には待望の今季1号を放った。さらに18日の中日戦(バンテリンドーム)で2号2ランが飛び出し、2戦連発と令和の三冠王が本領発揮モードに突入した。
試合後の高津監督は「4番の働きというか、こちらが期待してる通りの答えを出してくれましたね」とうなずいた。
また、今季1号を放った際には「周りの人が助けてくれた、それを今度はムネが返せばいい。本当にチームが苦しい時に打って返してくれたら、それはもうそれでオッケーです」と背中を押していた指揮官。高津監督の願い通り、村上も一振りでチームを勝利に導いてみせた。
2024年04月19日 22:22
広島0―0巨人(セ・リーグ=19日)――両チームとも好機を生かせず、無得点のまま引き分けた。
広島は九里が6回、巨人は戸郷が7回を無失点に抑えたが、打線が援護できなかった。
◇ 阪神7―0中日(セ・リーグ=19日)――阪神が引き分けを挟んで4連勝。二回に木浪の適時打と青柳の犠飛で2点を先行すると、その後も森下、大山のソロなどで加点した。中日は今季2度目の連敗。
◇ ヤクルト4―3DeNA(セ・リーグ=19日)――ヤクルトが競り勝ち、2連勝。六回にオスナのソロで追いつき、八回に村上が勝ち越しソロを放った。石山は3季ぶりのセーブ。DeNAは5連敗で最下位転落。
2024年04月19日 22:13
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
今季2度目の引き分けに終わった巨人・阿部慎之助監督は「今日は勝ったね。勝ちました」と語った。
投手陣が懸命にバトンをつないだ。バルドナードをベンチ外とし、前夜サヨナラ負けを喫した大勢は温存。「バルちゃんはあげてたから。連投してたし。明日のことも考えて大勢を残しておきたかった。きょうはピッチャー陣が頑張ってくれた。それに尽きると思います」とたたえた。
打線は不振の坂本を2番で起用。「ちょっと楽なところでねと思って。考えたのは僕なので。それでも点が入らなかったので僕のせいです。すみません」と明かし、状態については「今が一番悪いから。経験もあるし。今より悪くなることはないし、開き直ってやってくれれば」と語った。
2024年04月19日 22:12
広島 0 − 0 巨人
<4回戦・マツダスタジアム>
19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島−巨人』で解説を務めた山本昌氏が、広島の栗林良吏について言及した。
2024年04月19日 22:10
広島 0 − 0 巨人
<4回戦・マツダスタジアム>
19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島−巨人』で解説を務めた山本昌氏が、巨人・横川凱の牽制を絶賛した。
0−0の12回から登板した横川は簡単に2アウトを奪うも、坂倉将吾にショート強襲のセンター前に安打を許す。ここで広島ベンチは坂倉に代走・羽月隆太郎、田村俊介に代打・松山竜平を送る。横川は松山の初球を投げる前に一塁牽制を入れると、際どいタイミングで一塁セーフ。もう1度牽制を入れて、飛び出していた代走・羽月を一塁・岡本和真が二塁へ送球してアウトにした。
山本氏は「横川投手の牽制がうまかったです。最初は足をしっかり上げて牽制、次はクイックで牽制なんですね。種類を変えてきたので、羽月選手の方はクイックでのフォームだなとギャンブルスタートで行きましたね」と振り返った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月19日 22:07
「日本ハム4−3ロッテ」(19日、エスコンフィールド)
ロッテは今季初のサヨナラ負け。3−3の九回、4番手の横山が先頭・清宮に右翼への二塁打を献上。その後は満塁策を講じたが、最後は加藤豪に押し出し四球とした。吉井理人監督は満塁策をとった意図を「守りやすいから。満塁にするといろんなプレーがある。どれを取ってもリスクはあるけど、一番可能性が高いのはどれかなと思ったら満塁策かなと思った」と説明した。
均衡を破られた横山には「横山はしょうがないです。ああいう難しい場面だった。こっちがそういう作戦だったので、彼は精いっぱい頑張った」とねぎらった。
2024年04月19日 22:06
「ヤクルト4−3DeNA」(19日、神宮球場)
DeNAは逆転負けで今季初の5連敗。牧の2点適時二塁打で先制し流れをつかんだかに見えたが、六回にオスナに同点弾、八回には村上に決勝弾を浴び沈んだ。
三浦監督は試合後、村上に被弾した3番手・伊勢について言及。2ストライクまで追い込んでからの一発に、「2ストライクから勝負にいってダメなわけじゃないですけども。そこで、どういう意図でバッテリーが攻めたのか、投手が攻めたのかというところをね。あそこは一番、長打警戒のところで、投手有利のカウントでああいうことですからね」と声を落とした。
最下位に転落し、「もちろん、順位は出ますから。結果はついてきていますけど、きょう出たミスとかも、少しずつしっかり、改善できるようにしていきます」と厳しい表情で話した。
2024年04月19日 22:00
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
巨人が今季2度目の引き分け。
2024年04月19日 22:00
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島が今季初の引き分け。投手陣が踏ん張って巨人打線を封じた中、打線は1点が遠かった。
相手先発・戸郷に苦戦した。戸郷がマウンドを降りた八回は1死から代打・二俣がプロ初安打となる左前打で出塁。最終的に2死二、三塁とするも、野間が高梨の前に三ゴロに倒れて無得点に終わっていた。
投手陣は先発・九里は6回2安打無失点、109球の力投。3イニングで得点圏に走者を背負いながらも得点を与えず、相手先発・戸郷との投手戦を演じた。打線からの援護がなく今季初勝利はお預け。自身初の開幕投手から4戦連続での未勝利となった。
0−0の七回は矢崎が登板。先頭・小林に四球を与えるなどして2死三塁のピンチを迎えるも、代打・大城卓を中飛に仕留めてピンチを脱した。八回は島内が中軸を三者凡退に封じた。九回は守護神・栗林もマウンドに上がり、三者凡退で危なげない投球を見せ、勝ちパターンの投手が安定したパフォーマンスを見せた。
迎えた延長十二回は2死一塁から代走・羽月がけん制球に誘い出され、二塁でタッチアウト。あっけない幕切れとなってしまった。
2024年04月19日 22:00
広島 0 − 0 巨人
<4回戦・マツダスタジアム>
19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島−巨人』で解説を務めた山本昌氏が、巨人打線について言及した。
巨人は前カードの甲子園で行われた阪神との3連戦に1分け2敗と負け越し、マツダスタジアムに乗り込んできたが、3連戦の初戦となったこの日は広島投手陣の前に12イニングでわずか4安打しか放つことができず、得点することができなかった。これで巨人は18日の阪神戦の3回から21イニング連続無得点となった。
山本氏は巨人打線について、11回の巨人の攻撃中に「ジャイアンツ打線が元気がないのかな。カープのピッチャーがほとんど150キロ投げるようなピッチャーなんですけど、なんか振りまけているなという感じがしますね。芯で打ち返して外野フライがないくらいなんでね」と指摘し、12回の巨人の攻撃中にも「ジャイアンツの選手たちのスイングが鋭くないですね」と心配していた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月19日 21:59
「西武5−4楽天」(19日、ベルーナドーム)
楽天・早川隆久投手は序盤の失点が響き7回5失点で今季3敗目。「見てわかる通り、こういう結果」と淡々と振り返った。
「ボール自体は悪くなかった」と話したが、立ち上がりを攻められた。初回、岸に先制のソロを被弾すると、さらに佐藤龍に2点適時打を許し、いきなり3失点。三回にも2点を奪われ序盤で大量失点となった。
ただ、立ち直りも見せた。四回に捕手が太田から石原に交代。すると「自分が思い描いていたリードをしてくれた」とその後はテンポが上がり、7回までゼロを並べた。
的場バッテリーコーチは「石原に代えてどうなるのか見たかった。流れを変える意味」と語った。