©sports-topics.net 2024
2021年08月04日 07:27
これ以上日本に出来ることはなかった。 最大の収穫は、スペインが五輪にこれだけのメンバーを揃えて参加してきたおかげで、日本の現在地を再確認出来たことである。 一発勝負なので、PK戦に持ち込めば勝つチャンスはあったかもしれない。もしかするとその偶発的な勝利は、ブームを巻き起こした可能性もある。メダリストに憧れ、サッカー少年が増えれば、この上ない普及強化策となったのかもしれない。 しかしあまりに幸運の度合いが濃過ぎる勝利は、本当の進化には繋がらない。過去に日本は、五輪で何度かの奇跡を起こして来た。その度にメディアは大騒ぎをして、五輪が来る度に語り継がれるわけだが、奇跡がそのまま実力として定着したケースはなかった。 両チームを比較すれば、スペインが圧倒的に不利な条件下にあったことは言うまでもない。6人の選手たちはユーロを準決勝まで戦い抜き、その時点でモチベーションもコンディションも萎み切っていた。希望通りのオーバーエイジ(OA)を招集し、世界に例を見ない高温多湿の環境下で万全の準備をしてきた日本とは比べるべくもなかった。 サッカーの世界では、こんな時に豪華メンバーがアダとなることも少なくない。もしスペインがグループリーグで躓いていたら、そのまま帰国する羽目になっていたかもしれない。実際準々決勝のコートジボワール戦は、ほぼ相手にベスト4の座を明け渡していた。 だがここまで勝ち上がって来てしまうと話は別だ。金メダルがちらつき始めたスペインには、完全に本気モードのスイッチが入ってしまった。その象徴がオヤルサバルだった。一緒にユーロを戦ったダニ・オルモが58分でお役御免になったのとは対照的に、延長戦まで信じ難いほど粘り強く走り続け、最後はアセンシオの決勝ゴールを演出した。後半相馬勇紀が交代出場して来ると、1度はプレスバックしてかわされながら、再び圧力をかけてカウンターの起点になる。延長戦に入っても、前田大然の快足ドリブルを諦めることなく70メートル近くも追走した。9枚のイエローも、そこまでして勝とうとする本気の証とも言える。 ただしこうした魂の奮闘を踏まえた上で、スペインはプレーの質で圧倒的な違いを見せつけた。時間が経過するほど日本を自陣深くに釘付けにしてプレッシャーをかけ続け、やがて日本はリトリートしかできなくなり、カウンターに出ようとしても誰もボールホルダーを追い越して行けなくなった。メンバー全員に自信を持つスペインは、120分間の中でもターンオーバーを試み、決着をつけたのがエースのペドリに代わったアセンシオである。スペインのポゼッションは常に急所を突き、日本の倍のシュートを打ち6倍も枠内に飛ばした。ゴールを生むまでに決定機も5〜6度は演出しているので、どこから見ても必然の勝利だった。【日本代表PHOTO】東京オリンピックに挑む、選ばれし22選手を紹介! 日本は金メダル獲得を目指して、なりふり構わず最高のOAを集めて結果を追求してきた。五輪のサッカーは中途半端な位置づけだが、地元開催で通常以上のメダルラッシュを見込めば、それしかインパクトを出して国民の記憶に刻み込む方法はなかった。もちろん日本は大善戦をした。だがそれはOAで守備力の基盤を固め、一生懸命食い下がったという意味で、攻撃面では個々の断片的なプレーでしか驚かせることは出来なかった。 スペインは、日本が目指す方向の最前線にいる。世界基準で考えればやや迫力を欠く攻撃をなんとか水際で食い止める守備力や集中力はあるが、彼らを脅かせる武器はあまり見当たらない。それが日本の現在地だ。ピッチに立った選手たちはもちろん、JFA関係者もファンも120分間の惜敗から、世界のトップ争いがいかにかけ離れたところにあるかを痛感したはずだ。それは望外の勝利に浮かれるより、はるかに良薬になったはずだ。 蛇足ながら、日本は五輪の金メダルやワールドカップのベスト8などと具体的なゴールへの道を探るより、それに値する個の育成やチームを創り上げる方法論を、まずは模索検討していくべきだと思う。文●加部 究(スポーツライター)
2024年04月23日 13:56
サッカーイタリア・セリエAのウディネーゼ(Udinese)は22日、ガブリエーレ・チョッフィ(Gabriele Cioffi)監督を解任し、後任にファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏(50)が就任すると発表した。契約期間は今シーズン終了まで。
ウディネーゼは20日にエラス・ベローナ(Hellas Verona)との下位対決に敗れ、降格圏のフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)と勝ち点で並んでいる。
カンナヴァーロ氏の初陣は25日のASローマ(AS Roma)戦となる。この試合はもともと先週に開催されたが、1-1同点の場面でローマのDFエバン・エンディカ(Evan Ndicka)が突然ピッチに倒れて中止となっていたため、今回は残りの18分が行われる。
カンナヴァーロ氏は現役時代にイタリア代表として2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)を制し、世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」の受賞経験もあるが、監督としてのキャリアは微妙なものとなっている。
これまで中東や中国で活動し、2019年には中国スーパーリーグ(1部)で優勝したが、昨季はセリエB(2部)・ベネベント(Benevento Calcio)の監督を短期間で解任された。
ウディネーゼは厳しいシーズン終盤戦を控えており、ローマ戦の後はボローニャ(Bologna FC)、ナポリ(SSC Napoli)、好調レッチェ(US Lecce)との対戦を経て、最後は残留を争うエンポリ(Empoli)、フロジノーネとの6ポイントゲームが続く。
■関連記事
・インテルが20回目のセリエA制覇 ミラノダービー制しV決める
・【特集】写真で振り返る歴代イタリア代表のビフォーアフター
・カンナヴァーロ氏が指導者復帰 セリエBクラブの監督に
2024年04月23日 13:55
今夏にドイツで開催されるEURO2024だが、同大会の公式ステッカーをめぐる問題が起きているようだ。
2022年、アメリカのトレーディングカード会社であるToppsが、EURO2024におけるUEFAの独占ステッカーパートナーとしての権利をPanini社から引き継いだ。
『The Times』などによれば、全体的な権利はToppsが持つ一方、Paniniはいくつかのチームの権利を保有しているとのこと。そのため、イングランド、スペイン、ドイツ、フランス、イタリアの5チームはPaniniしか各国のユニフォームを使用できないそう。
また、Paniniは選手個人の権利も持っており、Toppsは他の選手で代用しなければいけないケースもあるという。例えば、フィル・フォーデンやジョン・ストーンズらはPaniniが権利を保有しているため、ToppsのEURO公式ステッカーアルバムには登場しない。そのため、Toppsのイングランドにはまだ代表経験のないルーク・トーマス(ミドルズブラDF)らが含まれているとのこと。
Paniniは1977年以降のEURO全大会でステッカーアルバムを提供しており、今大会も独自で制作。2社による分裂状態になった今大会は、Paniniのカードが387枚、Toppsが728枚という形になっているとか。
YouTuberでもあるカードコレクターは「両メーカーともに今回はやらかした。本当にがっかり。コレクターとして1年で最もワクワクするはずの時期なのに、アルバムを完成させることにね」と嘆いているそう。
EURO2024の「予選敗退ベストイレブン」が強すぎる
2022年に5億ドル(773億円)ほどでToppsを買収したFanatics社の広報担当はライバルをこう批判している。
「一部の選手が欠けていることは残念だが、これは大会の前ステッカーパートナー(Panini)がファンの不利益になるようにコレクションの特定部分をブロックしたせいだ。前ステッカーパートナーとは違い、我々はファンにコミットしており、現役選手や引退選手を含めたステッカーとカードを広く提供すること今大会で盛り上がってもらえると信じている」
アメリカではFanaticsとPaniniによる法廷闘争が繰り広げられている。Panini側は、Toppsの買収や、NBA、MLB、NFLとの異例の長期独占ライセンス契約が独占禁止法に違反すると訴えているそう。
2024年04月23日 13:30
2022ワールドカップ・カタール大会後はなかなか新監督が決まらず、南米予選でも出遅れるなど難しい時間を過ごしているブラジル代表。
今夏にはアメリカ開催のコパ・アメリカ2024も控えているが、気になるポイントの1つがセンターフォワードの人選だ。レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール、アーセナルFWガブリエウ・マルティネッリなどウイングタイプのアタッカーは多く輩出されているが、近年のセレソンはセンターフォワードの層があまり厚くない。
候補の1人となるのはアーセナルFWガブリエウ・ジェズスだが、元ブラジル代表FWリバウド氏はジェズスの現状を気にかけている。アーセナルではカイ・ハフェルツが最前線に入るケースも多く、ジェズスが絶対的な1番手になっていないのだ。
英『Football London』などによると、リバウド氏はクラブでの立ち位置は代表にも影響を与えると懸念しており、今夏に移籍するのも手だとメッセージを送っている。
「クラブ内で自分のポジションを失えば、ブラジル代表でのチャンスも妨げられる。それが現時点でガブリエウ・ジェズスにとっての懸念事項だ。得点数が増えていない場合、ストライカーにとってさらに痛い問題となる。ジェズスはチーム内での地位が微妙なものとなっているアーセナルに留まるべきなのか 、それともより多くのゴ ールを奪うべくリスクを冒して他クラブへ移籍する方がいいのかを検討する必要がある」
今夏のコパ・アメリカだけでなく、2026年のワールドカップへ向けてクラブでのアピールは重要だ。ブラジルではバルセロナ入りしたヴィトール・ロッキ、レアル・マドリード入りが内定しているパルメイラスのエンドリックなど若手FWも出てきているが、トッテナムのリシャルリソンを含め絶対的なエースは確立されていない。
ジェズスも候補者だが、今季ここまでプレミアリーグでは4ゴールしか挙げていない。27歳と中堅世代を迎えているが、セレソン1番手確保へ今夏に動きを見せるべきなのか。
2024年04月23日 13:01
ウディネーゼは22日、ファビオ・カンナヴァーロ新監督就任を発表した。
2024年04月23日 13:00
KNVBカップ決勝戦は、フェイエノールトが1−0でリードして、後半アディショナルタイム9分を迎えていた。
NECは最後の力を振り絞って反撃しようとしたが、右SBペレイラのドリブルは、上田綺世の好守備に阻まれた。そのまま左サイドをドリブルで突破しようとした上田に向かって、NECの左SBフェルドンクがピッチを横切って猛追し、強烈なタックル。
上田はピッチの上に倒されて、痛みに顔を歪ませた時、タイムアップの笛が鳴った。これでフェイエノールトは6年ぶり14度目のKNVBカップ戴冠だ。
優勝が決まった瞬間を、上田は知らなかった。
「足が痛かったんです。ベンチにいた選手が(ピッチに)入ってくるまで、僕は試合が終わったのに気づかなかったので、タイトルを取った感覚とか、その瞬間っていうのは分かんないです。でも、僕としては(ゴールを)決めたかったなっていうのが大きいですね」
ベンチスタートの上田がピッチに入ったのは76分。FWミンテが退場処分を受けた4分後だった。4−3−3から4−4−1にスイッチしたフェイエノールトは、前線に上田を一人残し、1点のリードを死守しようとした。
「自分がピッチに入るワンプレー前で1人退場しちゃって、言われていた戦術と違う内容になりました。僕自身、山ほど走んないといけなくて、めちゃくちゃキツかったですが、結果的に勝てて良かったと思います」
GKやDFから放り込まれたロングボールの競り合いに全勝するなど、上田はクローザーの役目こそ果たしたものの、81分に迎えたGKとの1対1のビッグチャンスにシュートを枠内に飛ばすことができなかった。
試合後、ピッチの上では仲間と抱き合い、ゴール裏のサポーターと喜びを分かち合った上田は「経験したことがなかったので、すごく新鮮な感じでした」と、その時の心境を振り返ったが、すでに笑顔は消えていた。
「やっぱり、ああいうのを決めていかないと。自分の存在価値を示すチャンスでしたし、チームももっと楽な試合展開にできましたし...。課題ですね。僕の仕事の本質は点を取ること。今日のチャンスは決めないといけなかった。なんで決められなかったのかも考えつつ、別に落ち込む必要もない。次に活かすし、練習するしかない」
一方のNECは前半、フェイエノールト相手に互角以上に戦った。とりわけ両SBから縦パスをCF小川航基に入れる攻撃が徹底されていた。29分には小川のポストからMFシェリーが先制ゴールを決めたかに思われたが、惜しくもオフサイドの判定に泣いた。
後半に入るとフェイエノールトが試合を支配し、なかなか小川にパスが届かなくなり、66分にベンチに下がった。この時点でNECは1点のビハインドを負っており、終盤のロングボール攻撃を見越して、彼をピッチに残しておくべきだったのではないだろうか...。
「(交代に)僕も正直、フラストレーションはありましたし、少し納得できないところはありましたけど、 あの時間帯はどうしても流れが悪かった。監督としてはなにかガラリと変えたいなかで3枚替えをした。僕がもっと良いパフォーマンスを見せていれば、その交代はなかったのかもしれない。でも、『僕がもし出ていたら、もっとやれたのにな』っていう思いはやっぱりありましたね」
【PHOTO】まさにスタジアムの華! ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
この大舞台で小川が感じたこととはなんだろうか?
「僕はまだまだ甘いなという印象ですね。今日はビッグクラブや、すごく良いクラブの人たちが見ているような大きな一戦だったと思います。選手の評価は、そういう1試合でガラリと変えることができます。こういうところで結果を残す選手が、どんどん上がっていく。今日の僕はそれができなかった。こういう試合で自分が点を決めて勝つこと、インパクトを残すことが、僕には必要でした」
スタジアムを埋めた1万7500人のNECサポーターを見て、小川は「NECのサポーターって、こんなにいるんだ」と感じ入ったという。
「ナイメーヘンの町全体が盛り上がっていて、スーパーマーケットがクラブの旗で覆われていたり、この1週間、この決勝戦の重要さをひしひしと感じてました。そして、今日はみんながまとまってバスで来たり(注:160台)、あんなに応援に来てくれたのに『申し訳ないな』って、やっぱり思っちゃいましたね。でも悲観することはない。残りリーグ戦4試合。しっかり勝点を積み重ねて、サポーターと喜びを分かち合いたい」
その心は、欧州カップ戦出場権獲得。現在オランダリーグ6位のNECは、カンファレンスリーグに進むチャンスを大きく残している。
佐野航大はトップ下→右ウイング→ボランチ→左インサイドハーフと多機能ぶりを披露し、立ち上がりには小川のポストプレーから右足でミドルシュートを撃つシーンもあった。
「悔しい――それが、まず一番。結果もそうですけど、それ以上に自分のプレーが全然でした」
とりわけ後半、フェイエノールトの勢いが増すと、佐野はフェイエノールトのMF勢(ティンバー、ステングス)やDFハンチュコ、ヘールトラウダとのデュエルに苦戦し、いつもならピタリと止まるはずのトラップも大きくなった。
「こういう舞台でできるのは数少ない人たちなので、この悔しい経験を次にどう活かすかっていうのは自分次第です。まだまだうまくならないといけないし、強くならなきゃいけないっていうのは、いつも以上に強く感じました」
佐野がベンチに退いたのは87分。まさにNECが捨て身の反撃に出ようとした時間帯だった。
「自分が後半、ボランチに入ってからのプレーもそんなに良くなかった。それなら相手も10人だし、しっかりフレッシュな選手を入れたい、というチームの意図は分かります。あそこで自分がチョイスされたということは、そういうことなのかなと思います」
KNVBカップの決勝戦という檜舞台で勝利したチームでプレーした上田も、負けた小川、佐野も三者三様に悔しい思いを残した。しかし、彼らのオランダでの挑戦は始まったばかり。伸びしろの大きな3人にとって糧となる試合になるはずだ。
取材・文●中田 徹
2024年04月23日 13:00
ウディネーゼは元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロが新監督に就任すると発表した。
契約は今シーズンが終了する2024年6月末までで、弟パオロもアシスタントコーチとして入閣する。
ウディネーゼは今季17位と低迷。勝点は降格圏18位のフロジノーネと同じだが、ローマ戦が中止となったことで消化試合数がひとつ少ない。残り6試合で対戦するのは、ボローニャ、ナポリ、レッチェ、エンポリ、フロジノーネ、そして、ローマ。
「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」
50歳のカンナヴァーロが指揮を執るのは、2023年のベネヴェント時代以来。ウディネがセリエBに降格すれば、1994-95シーズン以来の2部落ちとなる。
2024年04月23日 12:45
4月22日、U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループB最終節で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表は韓国と対戦。チャンスを作りながら決定力を欠き、75分にCKから許した一発で、0−1で敗れた。
首位通過を懸けた日韓戦を落とした大岩ジャパンは、準々決勝でA組1位の開催国カタールと相まみえることとなった。一方、宿敵を破った韓国は、同2位のインドネシアと戦う。
この結果を受け、韓国メディア『DAILIAN』は「韓日戦に勝利!ファン・ソンホンはほっと一息、日本は崖っぷち」と銘打った記事を掲載。次のように報じている。
「8強入りが確定し、ファン・ソンホン監督はトーナメントに向け、先発を入れ替えたなか、前半の日本の攻勢に耐えた後、後半30分にキム・ミヌ(デュッセルドルフ)がヘッドで決勝点を奪った。韓日戦という負担の大きい一戦で、スタミナ管理をしながら勝利を収め、開催国カタールとの対戦を回避し、最高の内容と結果を残した」
【PHOTO】U-23日本代表の韓国戦出場16選手&監督の採点・寸評。守備陣で唯一の及第点だったのは...
『DAILIAN』はそのうえで、「次戦で勝ち、準決勝に進めば、少なくともプレーオフへの出場権は得られる。オリンピック出場だけを考えれば、今大会で最も重要な試合は準々決勝である」と説明。自国と宿敵の最重要な一戦をこう占った。
「客観的な戦力では韓国の優位が予想される。しかし、インドネシアを軽視はできない。A組を2勝1敗で2位通過し、準々決勝に進出。オーストラリアとヨルダンを連破してセンセーションを巻き起こした。しかも指揮を執るのは、韓国サッカーを知り尽くしたシン・テヨン監督だ。
日本はA組1位のカタールと対戦する。開催国の彼らは1日早くグループステージを終えており、相対的に休息する時間がある。インドネシアの勢いを懸念する声もあるが、カタールよりは楽な相手だという意見が多い。グループステージで4得点、わずか1失点のカタールは、無敗(2勝1分)で準々決勝に進んだ」
日本は難敵カタールを退け、まずは五輪プレーオフ出場以上を確定させられるか。さらに勝ち上がれば、決勝で韓国との再戦もあるかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月23日 12:37
CL敗退に続き、宿敵レアル・マドリーとのエル・クラシコにも2-3で敗れたバルセロナ。
2024年04月23日 12:30
バイエルン・ミュンヘンがレアル・マドリードのDFフェルランド・メンディの獲得に興味を示しているようだ。フランス紙『L'Équipe』が伝えている。
バイエルンでは、DFアルフォンソ・デイビスが今季限りで退団することが有力視されている。圧倒的なスピードが武器のこの左サイドバックは、2025年6月末でバイエルンとの契約が満了となる。バイエルンは契約延長のオファーを提示しているが同選手はそれに応じていない。
デイビスに対しては、レアルがかねてから有力な移籍先候補として挙がっていた。そのレアルからデイビスと同じ左サイドバックのポジションを主戦場にしているメンディを代役として獲得したいというのがバイエルンの狙いのようだと同紙は報じている。
もっとも、レアルが簡単にメンディを放出する可能性は低いだろう。今季ここまでラ・リーガで19試合に先発出場している同選手に対して、カルロ・アンチェロッティ監督は絶大な信頼を寄せているからだ。
「守備の面では、彼は世界最高の左サイドバック。何でもできるし、1対1のデュエルではとても強い。数的不利な1対2の状況でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる」(ドイツ紙『Bild』より)
ドイツ紙『Bild』は、バイエルンとレアルとの間でデイビスとメンディの交換トレードが成立する可能性は低く、バイエルンがレアルに移籍金を支払う通常の形で獲得をめざすことになるだろうと伝えている。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で対戦することが決まっている両クラブの間では、選手獲得の面で既に駆け引きが始まっているのかもしれない。
2024年04月23日 12:20
今年からMLBのロサンゼルス・ドジャースでプレーする大谷翔平。
スポーツ史上最高額となる10年7億ドル(1083億円)で契約を結んだことは大きな話題になった。
そうしたなか、『The Athletic』は、NBA選手たちにNBA以外で好きなアスリートを聞く匿名のアンケートを実施。
1位はNFLボルチモア・レイブンズのクォーターバックのラマー・ジャクソンで得票率13%。2位は女子バスケ選手のケイトリン・クラーク。
3位はテニス選手のノヴァク・ジョコヴィッチ、4位タイにパトリック・マホームズ(NFLカンザスシティ・チーフスのQB)ら3人。そして、得票率2.6%の7位タイに大谷翔平ら3人。
その下に、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、キリアン・エムバペ、ネイマールらサッカー選手を含めた多くのアスリートが得票率1.7%で並んでいる。
大谷翔平は世界1位じゃない!1年あたりの世界最高給アスリート王
海外のサッカーファンからは「ショックだ。NBAにはサッカー好きがあまりいないことを物語っている」という反応も…。
ちなみに、ラマー・ジャクソンはNFL史上初めて1000ヤード(914メートル)ランを2シーズン記録したほどの走力を持つ選手。非公式ながら40ヤード(36.5メートル)走で4.34秒の記録を叩き出したことがあり、もし公式記録ならNFLのQB史上2番目のスピードになるとか。昨年にはレイブンズと5年2.6億ドル(402億円)の大型契約を結んでいる。
彼は2022年FIFAワールドカップに反応するなどサッカーも好きなようで、先日には「自分はメッシやエムバペのようなタイプになれたかもしれない」とX上に冗談交じりの投稿もしている。また、このほどバイエルン・ミュンヘンのトレーニング施設にも姿を見せた。
2024年04月23日 12:10
2026年のワールドカップに向けたアジア2次予選を戦っている日本代表。
3月シリーズでは北朝鮮と対戦し、没収試合を含め連勝を飾ったことで早くも3次予選進出を決めた。これにより、6月シリーズの2試合はより強化に焦点を当てたメンバー構成となることが予想される。
そうしたなか、アジアサッカー連盟(AFC)は、6月6日(木)に行われるミャンマー対日本の試合会場がトゥウンナ・スタジアムに決定したことを発表した。
トゥウンナ・スタジアムは首都ヤンゴンにあるミャンマーの国立競技場。5万人を収容する。
日本代表は過去に一度、2019年9月10日にカタールワールドカップ2次予選でアウェイゲームを戦っており、この時は現地でスコールに悩ませられながらも中島翔哉と南野拓実のゴールにより2-0と勝利している。
試合のキックオフ時間も現地時間6日(木)18:40に決定。日本とミャンマーの時差は2時間30分のため、日本時間では21:10キックオフとなる。
日本代表、北朝鮮との3月シリーズで「株を上げた」3名の選手
なお、6月11日(火)に行われる日本対シリアの一戦は、エディオンピースウイング広島で開催されることが決まっている。
2024年04月23日 12:00
常本佳吾と西村拓真が所属するスイス1部のセルヴェット。
2024年04月23日 11:59
ストライカーは繊細だ。
ちょっとしたきっかけで感覚が乱れてしまう。今まで入っていたシュートが枠に飛ばず、決まったと思った一撃がバーやポストを叩く。そのたびに天を仰ぎ、気がつけば、蟻地獄のように抜け出せない沼にハマっていく。
そうした負のスパイラルに陥っているのが、今の細谷真大(柏)だろう。
待てど暮らせど、ゴールが遠い。打っても、打ってもネットを揺らせず、苦悩の日々が続く。最後に公式戦で得点を奪ったのは、昨年11月25日のJ1第33節の鳥栖戦。実に5か月近く歓喜の瞬間から遠ざかっている。A代表の一員として臨んだ1月のアジアカップでも、J1の舞台でも、何度も悔しい想いを味わってきた。
無得点のままで、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに参戦。1つゴールが生まれれば、一気に流れが変わるだけに、一発勝負のノックアウトステージを前に、結果が欲しかった。
だが、グループステージの3試合を終えてノーゴール。惜しいシュートは放っているが、相手のブロックやGKの好守に阻まれている。
苦しい状況が続いている。それでも、状態は決して悪くない。
中国との初戦を迎える前に話を聞いた際に、細谷は「良いコンディションのなかで、良いトレーニングができている」と胸を張り、「ゴールもあとちょっとのところまで来ている」と口にした言葉に嘘はない。
競り負けるシーンはあるが、武器である推進力は健在。スタメンで起用された中国戦では身体が動いており、途中出場となったUAE戦では、85分と90+2分に惜しいシュートを撃ち込んだ。
【PHOTO】U-23日本代表の韓国戦出場16選手&監督の採点・寸評。守備陣で唯一の及第点だったのは...
そして、迎えた韓国との最終戦。決勝トーナメントを見据えてベンチスタートとなった細谷は77分からピッチに立つと、0−1の劣勢を跳ね返すべく精力的に動いてチャンスに絡んだ。
83分には惜しくもDFのブロックに阻まれたが、ゴール前で右足を振り抜く。86分には山本理仁(シント=トロイデン)の左CKに頭で合わせた。90+3分にも山本の右CKからヘディングでゴールを狙うなど、フィニッシャーの役割を果たそうと懸命に戦った。
「チャンスには絡めていますし、起点も少しは作れたのかなと思う」としつつ、「数字というところがないので、そこはしっかり向き合わないといけない」と反省の弁を述べたが、ゴールの匂いを嗅ぎ取っているのは確かだ。初戦よりも2戦目。2戦目よりも3戦目。得点が奪えそうな雰囲気は日増しに高まっている。
ここからは、負ければ終わりのノックアウトステージに入る。他国に目を向ければ、エースストライカーと呼べる選手がゴールを重ねており、韓国ではイ・ヨンジュンが3ゴールを挙げるなど、目に見えた結果を残している。点取り屋の存在は、勝ち上がるうえで必要不可欠。現状で日本はFW陣にゴールがなく、細谷の復活を誰もが待ちわびている。
次こそは日本を勝利に導くゴールを――。「決めないといけないシーンが今大会もあるので、しっかり決めないといけない。チームを勝たせる意味でも自分が点を取る」と決意を述べた背番号19は復活を果たすべく、覚悟を持ってノックアウトステージに臨む。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月23日 11:45
キリンビバレッジ株式会社は23日、キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合した機能性表示食品「キリン スポーツプロフェッショナル」の発売に伴い、日本代表DF冨安健洋と「キリン スポーツプロフェッショナル」の商品提供や体調管理のサポートなどを行う、免疫ケアサポート契約を締結したと発表した。
契約期間は、2024年3月14日から2025年3月13日まで(※契約終了期間は変更になる場合あり)。サポート内容は「キリン スポーツプロフェッショナル」555ml・ペットボトルの提供や、“免疫ケア”を通じた毎日の体調管理やアドバイスなどになるという。
同日より冨安を起用したグラフィックと、WEB動画『キリン スポーツプロフェッショル「体調を味方につけろ 冨安選手」篇』が公開。
また、現在の拠点であるロンドンにて、免疫サポート契約に至った背景や自身の体調管理について、冨安のインタビューが実施されている。
――2018年から海外でご活躍されて、海外中心の生活も現在7年目となりますが…普段の生活はどういったものでしょうか?
基本的にはチームのトレーニングをして、個人的にトレーナーもいるので、そのトレーナーとまたジムとかをやったり、あとは家でリカバリーしたりということが多いです。
やっぱり文化も違いますし、それぞれの当たり前に思っているところがまた違ってくるので、そういう意味で最初はやっぱりギャップっていうのは感じましたけど、今は慣れて快適に生活できています。
――今回、キリンと冨安選手が免疫ケアサポート契約を締結しましたが今回契約に至った理由を教えて下さい。
元々、体調管理ということに関しては、サッカー選手である以上、大事な部分だと思っていましたし、その中で代表活動期間中にキリンさんの飲料を飲ませていただいて、それがきっかけで、より体調管理に繋がる免疫ケアに興味を持ったというのがきっかけですね。
――キリンから免疫ケアサポート契約についての話があった際にどう感じられましたか?また、今回の契約について良いと思った点を教えてください。
キリンさんの方から声をかけていただいたことに関しては、とても心強いなと思いましたし、まずはベースである食事と睡眠、あとはトレーニングのところをやるのはもちろんですけど、トレーニング中でも、免疫ケアができるというところはとても魅力的に感じました。そこは本当に声をかけてもらって、心強いですし、嬉しく感じました。
――体調管理が大事だと実感したエピソードはありますか?
トップレベルの環境で、サッカーをさせてもらっていますし、その中でどれだけトレーニングを積んでもどれだけ食事睡眠のところに気をかけても試合の当日に体調が良くないとなると、どうしてもトップパフォーマンスというのは出せません。
常に自分のコンディションをトップパフォーマンスが出せるところで維持するという意味でも、免疫ケアやキリンさんのサポートというのはとても大事になってくるかなというふうに思っています。
――冨安選手が体調管理を普段行っていく中で、海外の選手から何か声をかけられる事はありますか?
真面目だなっていう印象は、あると思いますね。「家で何しているの?」といった話にもなりますし、トレーナーとジムやっているよとか、あとは、どのくらい寝てるよ。なんていう話もするので、そういう話をしていても、他の選手よりもいろいろと気を使っているところはあるかなとは思います。
でもそこは人と比べても仕方がないので結局自分は自分ですし、ピッチ外で、何をしていたって結局ピッチ上で評価される職業なので、それぞれ違うなかで、自分の信じたものをやり続けるだけかなというふうに思います。
――2023年には怪我に見舞われ、悔しい日々を過ごしたと思います。怪我の期間に、どんなマインドで過ごしていましたか?
サッカー選手にとって怪我でサッカーができないということは、本当に最悪な出来事ですし、食事睡眠トレーニングのところであったり、どれだけピッチ外のところで全てできることをやっても、怪我したりとかっていうのもあったので、難しい感情にもなりました。
でもその中でそこだけを見ていちゃ駄目だと思いましたし、怪我だったりミスだったりそういうネガティブな事象を、そこで失敗で終わらせるのではなくて、それを糧に変えられるのは自分次第でしかないので、もっと大きい写真で見るというか、短いピリオドではなく、長いピリオドで見て、ネガティブな事象を過程に変えてやるという気持ちでした。
――2024年はどんな年にしたいですか?個人的な目標を教えて下さい。
チームの方でも代表の方でも、何かしらタイトルを取りたいとは考えていて、その中でまだチャンスはあるので、そこはトライしていきたいなと思っています。
また、個人的には継続というか、もちろん怪我であったり、難しい事象も起きるとは思いますけど、その中でどれだけ自分の軸をぶらさずに、自分のやっていることを信じて、継続できるか、というところは自分の目標というか、自分に課している課題ではあるので、ぶれずにやり続けられたらと思っています。
――最後にコメントをください。
この度、キリン スポーツプロフェッショナルを免疫をケアしてくれる商品として迎え入れることにしました。今、日常で感じているのは、体調管理の大切さです。海外でプレーする上で、食事、睡眠など基本的な体調管理に加え、新たな取り組みを行う必要があると感じていました。
冨安健洋も!CB、右SB、左SBを全部できる「三刀流選手」8人
明日のパフォーマンスに繋がると実感しています。これからは、基本的な体調管理に加えて、この免疫ケアを取り入れることで、より高いパフォーマンスに繋げたいと思います。
【機能性表示食品】
•届出表示:本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。
プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。
•食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
•本品は国の許可を受けたものではありません。
•本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
2024年04月23日 11:37
日本サッカー協会(JFA)は23日、6月6日のミャンマー戦の会場およびキックオフ時間が決定したことを発表した。
今回の発表によると、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループB第5節ミャンマー戦の会場およびキックオフ時間が決定したとのことだ。試合は『THUWUNNA STADIUM(ヤンゴン/ミャンマー)』にて、現地時間18時40分・日本時間21時10分にキックオフを迎えると伝えている。
なお、日本代表は開幕4連勝で早々にアジア最終予選突破を確定させている、