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2021年08月04日 08:00
東京オリンピック準決勝でスペインに敗れた日本代表。銅メダルをかけて戦うのはメキシコだ。グループステージでの対戦では2-1で日本が勝利しているが、簡単な試合ではなかった。そのメキシコとの準決勝をPK戦の末に制したブラジル代表もその実力を認めている。『Globo』によれば、アンドレ・ジャルディン監督とダニ・アウヴェスは試合後にこう話していたそう。 アンドレ・ジャルディン監督
「メキシコは素晴らしいレベルにある。我々にとっては決勝戦のようなものだった。 守備はとてもいいし、攻撃もとても危険。速い選手やドリブラーがいる。我々は非常に高い集中が必要だった」ダニ・アウヴェス(ブラジル代表DF)「我々はメキシコを大いにリスペクトしている。彼らはサッカーの学校だからね。そして、試合での戦い方も(尊敬している)。我々は彼らに苦しめられてきた。でも、これもサッカーだ。自分たちはとてもいいパフォーマンスをしたし、苦しまなければいけな時は苦しんだ」アウヴェスは、メキシコはサッカーのお手本のようなプレーをすると評価していたようだ。【動画】教材になる!?メキシコ代表、五輪日本戦でのゴールシーン 注目の3位決定戦は6日(金)に行われる。
2024年04月25日 12:50
横浜F・マリノスは4月24日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝・第2戦で、韓国王者の蔚山現代とホームで対戦。2戦合計3−3で突入したPK戦を制し、夢にまで見たアジア制覇に王手をかけた。
敵地での第1戦は0−1で敗れたなか、マリノスは30分で3発を叩き込み、一気に逆転。ただその後、前半のうちに連続失点し、2戦合計で同点に追いつかれたうえ、上島拓巳が一発退場となり、押し込まれる我慢の時間が続いたが、決死の守備で勝ち越し点は許さず。チーム一丸で決勝進出を勝ち取った。
このクラブ史に残る大熱戦で圧巻の2発を叩き込んだのが、インサイドハーフで先発し、62分までプレーした植中朝日だ。まず13分にペナルティエリア内での相手の一瞬のお見合いを見逃さず、ボールをかっさらい、冷静にフィニッシュ。さらに30分には、ペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを突き刺した。
「自分のゴールももちろん嬉しいですけど、 チームが勝ったことがそれより嬉しいので、本当に120分間とPKを必死に頑張ってくれたチームメイトに感謝したいです」
試合後の取材対応で、謙虚にそう語る22歳のストライカーは、自身のゴールに関して問われた際には、次のように振り返った。
【PHOTO】蔚山スタジアムの様子を大公開!貴重な内部潜入写真も!韓国ならでは?の新発見続々
「1点目は相手ディフェンダーのもたつきがあって、自分的にはそういうところを常に狙っているので...ラッキーだなって感じでした。
2点目は自分の後ろに相手がいるのも分かったうえでターンできると思って、ターンした時に打とうと。シュートはできすぎました(笑)。置き位置は完璧じゃなかったんですけど、置き位置的にニアで巻けるかなって。僕のあんなゴール、もう見れないのかもしれないですけど(笑)、とりあえずああやって決まったので、また自信を持ってああいうのも打っていこうと思います」
ハリー・キューウェル監督からは、前日にハットトリックの指令があったという。
「前日会見があって部屋から出た時に、『明日お前3点取れよ』みたいな感じで言われて、 『もちろんです』と答えたんですけど、1点足りなかったので反省しています」
勝利のお祝いとして行なう、観客に向けた円陣では、マイクを手に「ナイス勝利!決勝も勝つぞー!」と声を張り上げた。「あんまりするタイプじゃないんですけど、今日ぐらいはいいかなって」とはにかむ初々しい22歳は、ここからゴール量産となるか。再びの絶叫を期待したい。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月25日 12:25
サッカーイタリア杯(Italian Cup 2023-24)は24日、準決勝第2戦が行われ、アタランタ(Atalanta)はフィオレンティーナ(Fiorentina)を4-1で下し、2戦合計4-2でユベントス(Juventus)との決勝に進出した。
第1戦を0-1で落としたアタランタはトゥーン・コープマイネルス(Teun Koopmeiners)が先制点を決めると、ルーカス・マルティネス・クアルタ(Lucas Martinez Quarta)に同点弾を許したが、ジャンルカ・スカマッカ(Gianluca Scamacca)のゴールで2戦合計で追いついた。
後半は相手に退場者が出て大半の時間を数的優位で進めた中、そのまま延長戦に突入するかに思われたが、アディショナルタイムにアデモラ・ルックマン(Ademola Lookman)とマリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)にゴールが飛び出し、決勝進出を決めた。
アタランタは決勝で1963年以来通算2度目の大会制覇を目指す。イタリア杯では初優勝してから4度準優勝に終わっており、3年前の決勝ではユベントスに敗れた。決勝は5月15日にローマのスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で行われる。
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2024年04月25日 12:25
Jリーグは25日、Jクラブとヨーロッパの強豪クラブが対戦する「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」を、7月27日(土)に国立競技場で開催することが決定したと発表した。
「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」は、今年Jリーグパートナー10周年となる明治安田生命保険相互会社が特別協賛する形での開催となり、Jクラブからは昨季のJ1王者ヴィッセル神戸が出場。イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーと対戦する。
昨年に引き続きJリーグとNTTドコモにより共同開催される今大会。チケット販売スケジュールは以下の通りとなっている。
<第一次 先行抽選販売>
対象:dポイントクラブ会員
開始日:5月17日(金)18:00(予定)
※dアカウントの発行、もしくはログインが必要です
※JリーグIDの会員登録(無料)が必要です
※dカードでのお支払いで当選確率がアップする施策も実施予定です
<第二次 クラブ先行抽選販売>
対象:ヴィッセル神戸ファンクラブ会員
開始日:5月31日(金)18:00(予定)
<一般販売(先着)>
開始日:6月10日(月)18:00(予定)
■ホスピタリティチケット
<一般販売(Jリーグチケット(先着))>
開始日:5月10日(金)〜
チケット購入方法等の詳細は決定次第発表されるとのこと。
Jクラブの国際試合経験機会を継続的に創出することでJリーグのフットボール水準を向上させるとともに、世界トップレベルのサッカーを多くの人々に観てもらうことにより、サッカーの魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的に開催されている「Jリーグワールドチャレンジ」。
トッテナム…「完全に呪われている」5つのサッカーチーム
なお、Jリーグでは、今後も海外クラブチームを招聘した試合の開催を予定しており、こちらも決定次第、順次発表されるという。“続報”を楽しみに待ちたい。
2024年04月25日 12:24
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は4月22日、U-23アジアカップのグループステージ最終節で、私の母国である韓国と対戦し、0ー1で敗れている。
2024年04月25日 12:05
現在アルゼンチン1部リーグのインデペンディエンテで監督を務めているカルロス・テベス氏が、胸の痛みを訴えて入院を経験したとのこと。
テベスが胸の痛みを訴えたのは火曜の夜で、それを検査するためにサン・イシドロの病院を訪れたとのこと。
その検査はそれほど悪いものではなかったが、さらなる精密なテストを行うために予防措置として入院することになったそう。
そして、入院しての検査に合格したことから水曜日の夜には自宅に戻ることを許され、金曜日からトレーニングに合流することになるそうだ。
かつてマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、ユヴェントスなどでプレーした名FWのカルロス・テベスは、今年40歳という節目の年齢を迎えている。
現在の体型は現役時代とそれほど大きく変わらないものの高血圧症を患っており、その影響で胸の痛みが出たものと考えられているそう。
意外過ぎ?最近監督になった「驚きの超名選手」5名
幸いにして心臓疾患に繋がるような状況は確認されず、命に影響が及ぶようなものではなかったそうだ。
テベスは2023年9月にインデペンディエンテの監督に就任し、それから28試合を指揮。その中で12勝11分け5敗という成績を残しており、今季も6位と上位につけている。
2024年04月25日 11:56
バイエルンがレヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターに関心を寄せているようだ。24日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在28歳のターは身長195cmの屈強なセンターバック(CB)。ハンブルガーSVの下部組織出身で2013年夏にトップチームへ昇格すると、その後デュッセルドルフへのレンタル移籍を経て、2015年夏にレヴァークーゼンへ加入した。すぐさま主力に定着し、一昨年10月に就任したシャビ・アロンソ監督の下でも3バックの中心的存在として活躍。今シーズンは公式戦通算40試合の出場で6ゴールをマークし、ブンデスリーガ初制覇にも大きく貢献した。
今回の報道によると、“王座奪還”を期す来シーズンに向けて最終ラインの強化を目論んでいるバイエルンが、ターの獲得に興味を示しているとのこと。クラブ上層部は速さと強さ、高さを兼ね備え、3バックと4バック双方で質の高いプレーを発揮できる同選手を高く評価している模様。ブンデスリーガ優勝の原動力となった今シーズンのパフォーマンスにも感銘を受けており、今夏の移籍市場での獲得を本格的に検討しているようだ。
ターはレヴァークーゼンとの現行契約を2025年6月末まで残しているものの、選手本人が次なるステップを検討していることから、今シーズン終了後の他クラブ移籍の可能性も否定はできないと『スカイスポーツ』は指摘。バイエルンの他にも国内外の複数クラブがオファーの提示を検討しているようだ。一方で、現時点で他クラブとの具体的な交渉は始まっておらず、評価額も定まっていない模様。レヴァークーゼンは最終ラインの主軸を担う同選手を何としてもスカッドに留めておきたいと考えており、契約延長に向けた動きも見せているという。
なお、バイエルンは今シーズン限りで退任するトーマス・トゥヘル監督の後任が決定してから具体的な補強方針を決定したいと考えているとのこと。動向を注視していたシャビ・アロンソ監督とユリアン・ナーゲルスマン監督(現:ドイツ代表)の招へいに失敗したなか、現在はオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督への関心が明らかになっている。
2024年04月25日 11:55
レッズをこよなく愛するOBも、はっきりと言い切った。
現地4月24日に行なわれたプレミアリーグの第29節(延期分)で、遠藤航が所属する2位のリバプールは16位のエバ―トンと敵地で対戦。宿敵とのマージ―サイドダービーに、0−2で敗れた。
27分と58分にセットプレーから失点したリバプールは63分に三枚替えで遠藤らを送り込むも、流れは変えられず。再三のチャンスを活かせず、痛恨の黒星を喫した。
これで首位アーセナルとは3ポイント差、3位ながら2試合消化が少ないマンチェスター・シティには勝点1上回るのみで、タイトル獲得は極めて難しくなった。
【動画】遠藤が投入直後にあわや失点の危険なミス
リバプールOBのジェイミー・キャラガー氏も白旗を揚げた。英公共放送『BBC』によれば、英衛星放送『SKY SPORTS』で次のようにコメントした。
「これでリバプールのタイトル争いは終わりだ。今夜はエバートンの夜だった。それを重く受け止めなければならない」
元イングランド代表DFは「リバプールとこの監督の関係は、この国のトップ6のどのチームとも異なっている」と話し、ドイツ人指揮官の功績を称えた。
「この男を見送ってください。彼のレガシーはそこにあり、彼は絶対的なレジェンドだ。リーグは終わってしまったかもしれないが、全力で走り抜けてほしい」
稀代の名将がリバプールで指揮を執るのは、あと4試合となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月25日 11:49
23-24イングランド・プレミアリーグは24日、第29節延期分の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はエバートン(Everton)とのマージーサイドダービーに0‐2で敗れ、タイトル争いで大打撃を受けた。
2024年04月25日 11:45
横浜F・マリノスは4月24日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝・第2レグで韓国の蔚山と対戦。第1レグを0−1で落としていたなか、3−2で勝利し、2戦合計3−3で迎えたPK戦を制し、クラブ史上初の決勝進出を果たした。
【PHOTO】「行くぞ。アジアの頂点へ。」強い気持ちで闘い抜いた横浜F・マリノスサポーター!(Part1)
この快挙を元横浜の前田大然も祝福。現在はスコットランドのセルティックに所属する日本代表FWは、3−2で前半を終えた時点で「ここからでしょ」と自身の公式Xを更新。試合後には、号泣の絵文字を2つ付けて「素晴らしい」と投稿。「おめでとうございます!!」と伝えた。
そして、セルティックで共闘し、現在はトリコロールを率いる指揮官にも一言。「ハリーやったね」と綴った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月25日 11:41
23-24フランス・リーグ1は24日、第29節の延期分が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)は4-1でロリアン(FC Lorient)に快勝したが、その後の試合で2位ASモナコ(AS Monaco)も勝利したため、優勝は次節以降に持ち越しとなった。
PSGはウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)とキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2点ずつ決めてロリアンを下し、モナコがリール(Lille OSC)と引き分け以下なら優勝が決まる状態となったが、好調モナコもユスフ・フォファナ(Youssouf Fofana)のゴールで4連勝を飾った。
これで今季は残り4試合で、PSGに追いつく可能性があるのはモナコのみとなっているが、その差は11ポイントと埋まらない可能性が高い。
PSGは27日の下位ルアーブルAC(Le Havre AC)戦に勝利すれば、自力での優勝が決まる。チームは3冠の可能性も残しており、来月には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準決勝のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦と、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのフランス杯(French Cup 2023-24)決勝を控えている。
モナコはこの勝利で2位を堅持。3位スタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)との勝ち点差を5、4位リールとの差を6に広げ、18-19シーズン以来となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場の可能性を高めている。
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2024年04月25日 11:30
今季限りでトーマス・トゥヘル監督が退任することが決まっているバイエルン・ミュンヘン。レヴァークーゼンにブンデスリーガのタイトルを奪われ、連覇が途切れる悔しいシーズンとなっている。
その後任となる指揮官が誰になるのか注目されていたが、候補だとされたシャビ・アロンソやウナイ・エメリはすでにそれぞれレヴァークーゼンとアストン・ヴィラに残るとされており、可能性は低くなっている。
また現在ドイツ代表を率いているユリアン・ナーゲルスマンの復帰というプランも検討されていたそうだが、先日彼についても契約が延長されることになった。
そして今回『90 Minuten』が伝えたところによれば、かつてRBライプツィヒやマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執ったラルフ・ラングニック監督が「バイエルン・ミュンヘンから連絡を受けている」と認めたという。
「バイエルン・ミュンヘンの側から連絡があり、オーストリアサッカー協会に報告している。
我々は強い信頼関係を築いている。ただ自分が現在集中しているのはオーストリア代表チームのことだ。この夏のEUROに焦点を当てている。
今の立場はとても気分がいい状況だ。現時点では、外からのオファーに集中して対処する理由がない。
もしバイエルン・ミュンヘンから『君が欲しい』と言われれば、『本当にそうなのか?』と自問もしなければならない。
そして、なにか他のことをやりたいとなれば、オーストリアサッカー協会と話し合いをしなければならない」
ラングニック監督の「掘り出し物」TOP10
現在65歳となっているラングニック監督は、2022年にマンチェスター・ユナイテッドを退任したあとオーストリア代表を指揮。UEFAネーションズリーグではリーグBに降格したが、EURO2024予選は突破することに成功している。
ラングニック氏の契約内容は「2022年から2年契約だが、EURO予選を突破すれば2年延長できる」というものであると言われており、それが正しければこの夏以降もオーストリア代表に残る可能性がある。
2024年04月25日 11:10
23日に行なわれたイングランド・プレミアリーグのロンドン・ダービー、アーセナル対チェルシーの試合は5-0という大差で終了した。
2024年04月25日 11:10
[ルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦]群馬 1−3 柏/4月24日/正田醤油スタジアム群馬
4月24日、ザスパ群馬はルヴァンカップの1stラウンド2回戦で柏レイソルとホームで対戦し、1−3で敗れた。この試合で、リーグ戦ではここまでの全試合でスタメン出場している佐藤亮は、58分から途中出場。0−3で迎えた90+2分に右サイドからドリブルで切り込み、ミドルシュートを突き刺してみせた。
「前半は外から見ていて、もっと相手の脅威になる選手が必要だと感じていた」と、意地の一発を決めた10番は振り返る。確かに開始20分あたりまでは群馬が押し込んでいたなかで、相手を脅かすシュートやラインブレイクなどは物足りなかった。攻撃が遮断されていくと徐々に柏ペースになり、結果的に前半で3点を奪われた。
大槻毅監督は「序盤は準備していた形が出ていたところもあった。そこから、シュートやゴールで終わるというところがもう少し」と分析。ゴール前に迫るものの、最後のところでやらせてもらえないこと、やれなかったことが、後の失点に響いた結果に。
【PHOTO】苦しんだ選手たちに最後まで温かい声援を送ったザスパ群馬サポーターたち!
3点を追う後半、群馬は58分に佐藤のほか、山中惇希、大畑隆也を投入。3枚替えで勝負に出た。攻撃は活性化したものの、柏の守備陣は固く、なかなかゴールをこじ開けられずに試合はアディショナルタイムに。そして終了間際に、先述のとおり、佐藤が一矢報いた。
試合後、佐藤は「相手を少し外してのクロスや、得点シーンのようなマークにつかれていても強引にシュートに持って行く部分は、J1相手でも通用した。そこは自信を持っていたので、体現できたのは良かった」と手応えを示す一方、「ただ、センタリングのところは味方にゴールを取らせることはできなかったので、まだまだ足りない部分だと思う」と反省も。
「自分が試合に出るのであれば、まずチーム戦術の中で相手の脅威となる存在になること。そこから90分やっていくなかで、相手も対応してきて、それに対して自分たちも改善していく。そうなった時に、僕が個で打開していく部分が大事になってくる。戦術を上回る個を発揮したい」
ナンバーテンの言葉は力強かった。現在、群馬はJ2で最下位。ここから浮上していくためには、佐藤のさらなる奮起も必要だろう。次戦は中2日の27日にホームでV・ファーレン長崎と相まみえる。
取材・文●平龍生(サッカーダイジェスト編集部)
2024年04月25日 11:05
“イスタンブールの奇跡”と称される2004−05シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝から約19年、かつて欧州最高峰のピッチに立った2人が監督としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝で対戦する。
24日に行われたACL準決勝セカンドレグの結果、横浜F・マリノスの決勝進出が確定した。ファーストレグを0−1で落とした横浜FMは、本拠地『横浜国際総合競技場』で30分までに3点をリード。しかし、35分にCKから1点を返されると、その直後にはボックス内でハンドの反則を犯した上島拓巳がレッドカードを提示され退場に。蔚山現代(韓国)に2点目を許し、2戦合計スコアは3−3となった。
数的不利となった横浜FMだったが、ここから驚異的な粘りを見せる。蔚山現代の猛攻を守護神ポープ・ウィリアムを中心とした守備で跳ね返し続けると、クロスバーやポストにも救われ、延長後半終了までゴールを許さず。迎えたPK戦では5人全員が成功し、ポープが蔚山現代の5人目のキックを見事にセーブ。雨中の死闘を制し、クラブ史上初めてACL決勝へ駒を進めた。
チームを率いるのはハリー・キューウェル監督。現役時代はリーズやリヴァプール、ガラタサライなどで活躍し、国際Aマッチ通算56キャップを誇るオーストラリア代表では17ゴールをマークした。かつて“オズの魔法使い”とも称された45歳は今シーズン開幕前に横浜FMの指揮官に就任し、試行錯誤を繰り返しながらも、チームをアジア制覇の一歩手前まで導いている。
決勝戦で激突するのはUAE(アラブ首長国連邦)の強豪アル・アイン。元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポ監督率いるチームは、準々決勝でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスル、準決勝でブラジル代表FWネイマールが所属するアル・ヒラルを撃破。2003年以来2度目のアジア制覇に王手をかけた。
キューウェル監督とクレスポ監督は現役時代に5度対戦。そのうちの1試合が2004−05シーズンのCL決勝だ。この試合はクレスポ監督の2ゴールもあり、ミランが前半だけで3点のリードを奪うも、リヴァプールが後半の僅か6分間で試合を振り出しに戻し、延長戦を含めた120分間を3−3のタイスコアで終える。その後のPK戦を3−2で制したリヴァプールが、21年ぶりにビッグイヤーを掲げた。この時、キューウェル監督もリヴァプールの一員として先発出場を飾っている。
イスタンブールでの激闘から約19年、かつて同じ芝を踏んだキューウェル監督とクレスポ監督が、今度はアジアの頂点をかけて激突する。そして、勝敗が決するセカンドレグの開催日は5月25日。奇しくも“イスタンブーの奇跡”と同じ日付となっている。
2024年04月25日 11:00
マンチェスター・ユナイテッドの株式を27.7%取得し、同クラブの共同オーナーとなったサー・ジム・ラトクリフ氏。幼少期からのユナイテッドファンの同氏は、同クラブの復権を掲げ、改革を進めている。
現在6位に沈むユナイテッドを、ラトクリフ氏が看過できるわけもなく、今夏同クラブに大鉈が振るわれるようだ。英『Mirror』では、今季終了後に退団する可能性がある選手を伝えている。
注目すべきはこのメンバーに、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが入っていることだ。ラッシュフォードは、昨季公式戦で30ゴールをマークし、ユナイテッド3位躍進の立役者となった。しかし、今季は公式戦で8ゴールしか記録せず、ピッチ外で規律問題を起こし、度々メディアを騒がせている。昨季結んだ週給30万ポンドの契約が移籍を複雑化する可能性もあるが、パリ・サンジェルマンなどのクラブが移籍先として候補にあがっている。
このラッシュフォードの売却は、近年厳格化しているプレミアリーグの「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」に関係している。同選手を売却することで、本規則に抵触することなく同クラブの補強資金を調達することが狙いのようだ。
ラッシュフォードはユナイテッドでプレイしたい意向のようだが、売却されてしまうのだろうか。ちなみに、ラッシュフォード以外にも下記の選手が挙げられ、レンタル元のクラブに戻る選手、今夏契約が切れる選手も含まれている。
・ラファエル・ヴァラン
・アーロン・ワン・ビサカ
・ヴィクトル・リンデロフ
・ハリー・マグワイア
・クリスティアン・エリクセン
・カゼミロ
・ソフィアン・アムラバト
・ジェイドン・サンチョ
・アントニー・マルシャル