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2021年08月04日 12:00
オリンピックが終わるとテニスツアーは北米のハードコートシーズンに入る。そのクライマックスはもちろん8月末から開催される「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日〜9月12日/ハードコート)だが、その前にもカナダとシンシナティで2つのマスターズ1000大会がある。ハードコートを得意とする選手たちには、まさに書き入れ時だ。<8月の大会カレンダー> 男子 8月2日〜8月8日 「ATP500 ワシントンDC」 8月9日〜8月15日 「ATP1000 トロント」 8月15日〜8月22日 「ATP1000 シンシナティ」 8月22日〜8月28日 「ATP250 ウィンストンセーラム」 8月30日〜9月12日 「全米オープン」 女子 8月2日〜8月8日 「WTA250 クルジュ ナポカ」 8月2日〜8月8日 「WTA500 サンノゼ」 8月9日〜8月15日 「WTA1000 モントリオール」 8月16日〜8月22日 「WTA1000 シンシナティ」 8月22日〜8月28日 「WTA250 クリーブランド」 8月22日〜8月28日 「WTA250 シカゴ」 8月30日〜9月11日 「全米オープン」 「ATP500 ワシントンDC」(アメリカ・ワシントンDC/8月2日〜8月8日/ハードコート) シングルス本戦出場者は48名。上位8シードは元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、アレックス・デミノー(オーストラリア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ヤニク・シナー(イタリア)、ダニエル・エバンズ(イギリス)、キャメロン・ノリー(イギリス)、ライリー・オペルカ(アメリカ)。2015年の優勝者である錦織圭(日本/日清食品)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、内山靖崇(日本/積水化学工業)、ダブルスではマクラクラン勉(日本/イカイ)も出場。 得られるランキングポイントは、優勝500ポイント、準優勝300、準決勝進出180、準々決勝90、3回戦45、2回戦20ポイント。 賞金総額は189万5,290ドル(約2億782万円)で、コロナ禍でツアーが中断し再開されて以降、初めての中断前と同額の賞金を提供する大会となった。ただ内訳には少し変化があり、優勝賞金は35万755ドル(約3,846万円)で、これは前回より約4%減。準優勝は17万8,500ドル(約1,957万円)で、約3%減。3回戦敗退の2万4,400ドル(約268万円)は、前回と同額。1回戦敗退は7,520ドル(約82万円)で、約4%増。そして予選2回戦敗退は3,685ドル(約40万円)で約36%増、予選1回戦敗退は1,970ドル(約22万円)で約45%増となった。 大会前のインタビューで「この大会では2015年に優勝しているので自信をもって臨めますか」と聞かれた錦織は、「ここでは優勝したいい思い出があるので、自分のテニスに合ったサーフェスと環境だと思うので、調子が上がってきているというところで今週も頑張っていきます」と抱負を語っている。 「ATP1000 トロント」/「WTA1000 モントリオール」(カナダ・トロント、モントリオール/8月9日〜8月15日/ハードコート) 「ロジャーズ・カップ」の名で親しまれ、毎年トロントとモントリオールで男女の大会が交互に開催されるのだが、昨年はやはりパンデミックのためどちらも中止となった。男子シングルス本戦出場者は48名。8月2日時点で上位8シードはダニール・メドベージェフ(ロシア)、ナダル、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)。錦織もエントリーしている。 男子が得られるランキングポイントは、優勝1000ポイント、準優勝600、準決勝進出360、準々決勝180、3回戦90、2回戦45、1回戦10ポイント。賞金総額は285万975ドル(約3億1,150万円)。優勝賞金は37万290ドル(約4,047万円)、準優勝は21万1,000ドル(約2,306万円)。1回戦敗退の賞金は1万5,845ドル(約173万円)、予選1回戦敗退は4,445ドル(約49万円)。 女子のランキングポイントは優勝900ポイント、準優勝585、準決勝350、準々決勝190、3回戦105、2回戦60、1回戦1ポイント。 男子では2018年・19年とナダルが連覇。2019年の準優勝はメドベージェフ、残るベスト4はガエル・モンフィス(フランス)とカレン・ハチャノフ(ロシア)だった。第5シードで出場した錦織は、初戦となった2回戦でリシャール・ガスケ(フランス)に敗退している。女子ではビアンカ・アンドレスク(カナダ)が決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を破って優勝。アンドレスクとナダルはその年の「全米オープン」も制した。第2シードで出場していた大坂なおみ(日本/日清食品)は、準々決勝でセレナに敗れた。 「ATP1000/WTA1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日〜8月22日/ハードコート) 「ウェスタン&サザンオープン」の名で親しまれるこの大会は、昨年はパンデミック対策としてニューヨークの「全米オープン」と同じ会場で開催された。男子シングルス本戦出場者は56名。8月2日時点での上位8シードはノバク・ジョコビッチ(セルビア)、メドベージェフ、ナダル、チチパス、ズベレフ、ルブレフ、ベレッティーニ、フェデラー。錦織もエントリーしている。 女子シングルスは64名が出場。8月2日時点での上位8シードは、アシュリー・バーティ(オーストラリア)、大坂、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、アンドレスク、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)。 得られるランキングポイントは男女ともカナダ大会と同じ。男子の賞金総額は302万8,140ドル(約3億3,076万円)。優勝賞金は39万1240ドル(約4,272万円)、準優勝は21万8,065ドル(約2,381万円)。1回戦敗退の賞金は1万5,990ドル(約175万円)、予選1回戦敗退は4,720ドル(約52万円)となっている。 過去の最多優勝はフェデラーの7回。昨年は男子では第1シードのジョコビッチが優勝、準優勝はノーシードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だった。第2シードだったドミニク・ティーム(オーストリア)は初戦となった2回戦でフィリップ・クライノビッチ(セルビア)にストレートで敗れたが、続く「全米オープン」でグランドスラム初優勝を飾った。女子の優勝者はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)。第4シードだった大坂は、準決勝が行われるはずだった日に、人種差別に対する抗議行動としてプレーのボイコットを表明したが、大会側がそれを受けてその日の試合をすべて中止にし、大会は翌日再開された。大坂は準決勝で勝利したが、怪我のため決勝を棄権した。 「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日〜9月12日/ハードコート) シーズン最後のグランドスラムは、昨年は無観客で行われたが、6月の発表では今年は100%の観客収容を目指している。 シングルス本戦に出場するのは男女各128名。7月19日付のランキングで103位までに入っていた選手たちは自動的にエントリーが認められる。さらに男女各128名が予選に参加し、3勝した16名が予選勝者として本戦への出場権を獲得。その他に男女各8名がワイルドカード(主催者推薦枠)として本戦に参戦できる。 オープン化以降に最多優勝を遂げているのは、男子ではジミー・コナーズ(アメリカ)、ピート・サンプラス(アメリカ)、フェデラーの3人で、それぞれ5回。女子ではクリス・エバート(アメリカ)とセレナの6回。 昨年は男子では第1シードだったジョコビッチが線審にボールをぶつけてしまうというアクシデントのため4回戦で失格となり、第2シードだったティームがグランドスラム初優勝を遂げた。そして女子では大坂が人種差別への抗議行動として、その被害者たちの名前を書いたマスクを着けてコートに登場。「(それぞれ違う名前の書かれた)7枚のマスクを見てもらえるように最後まで勝ち進みたい」と言った言葉通りに、圧倒的な強さを見せて優勝を果たした。 「東京オリンピック」では準決勝で敗退し年間ゴールデンスラムの夢は破れた世界王者ジョコビッチだが、「全米オープン」を制すれば男子では1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来となる年間グランドスラムという偉業を達成することになる。 ※為替レートは2021年8月2日時点 (テニスデイリー編集部) ※写真は「ATP500 ワシントンDC」での錦織 (Photo by Mitchell Layton/Getty Images)
2024年03月29日 15:19
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は28日、女子シングルス準決勝が行われ、ダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)は6-3、6-2で大会第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)に快勝し、今季限りでの引退を前にWTA 1000で自身初の決勝進出を果たした。
30歳のコリンズは、30日の決勝で第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と対戦することが決まった。ルバキナは準決勝で、第27シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)を6-4、0-6、7-6(7-2)で退けた。
今大会では4回戦で世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)、準々決勝では第5シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を撃破していたアレクサンドロワを相手に、コリンズはリラックスした様子で、完全に試合をコントロールしていた。
フロリダ州タンパ(Tampa)近郊のセントピーターズバーグ(St. Petersburg)出身のコリンズは、「地元だから、より特別な気持ちが押し寄せている」と喜び、「ここでは何度か良い年を経験しているけれど、今回は間違いなく最も記憶に残る」と続けた。
一方、24歳のルバキナは、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に敗れて準優勝に終わった昨年大会に続いての決勝進出となった。今大会では世界トップ3がいずれも早期敗退となっており、大方の予想ではルバキナがコリンズに勝つとみられている。
今季のルバキナは、ここまでブリスベン国際(Brisbane International 2024)とムバダラ・アブダビ・オープン(Mubadala Abu Dhabi Open 2024)で優勝、カタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)でも準優勝を飾るなど、好調ぶりをみせている。
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2024年03月29日 11:31
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は2‐6、4‐6で第11シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れた。
BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)からの2大会連続優勝となる「サンシャイン・ダブル」を狙っていたアルカラスだったが、生き生きとしてエネルギッシュなテニスを見せたディミトロフにコート上で振り回され、敗戦を喫した。
最後はアルカラスのショットが外れてブレークを奪い、勝利を決めたディミトロフは「彼に勝つには最高のプレーをしなければならない。まさにその通りだ」「僕にとってはとても素晴らしい試合だった」と振り返った。
ディミトロフは準決勝で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)との対戦が決定。ズベレフは6‐3、7‐5でファビアン・マロジャン(Fabian Marozsan、ハンガリー)を退けた。
世界ランク57位のマロジャンは、今大会でホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)やアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)といった世界トップ10の選手から勝利を挙げ、同40位以内への浮上が確定していた。
それでもズベレフは、警戒しなければいけない相手に強烈なサーブを打ち込むと、うまく対処できないマロジャンにリズムをつかませることなく第1セットを先取。迎えた第2セットは接戦となったが、終盤にマロジャンが大事な場面でミスを犯すと、最後にブレークを奪ったズベレフが勝利を収めた。
準決勝のもう1試合では、第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)の再現となる一戦に臨む。
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2024年03月28日 13:50
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と連覇を狙う第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)がそれぞれ勝利し、準決勝で対戦することが決まった。
両者の対決は、シナーが優勝した今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)決勝とメドベージェフが勝利した昨年のマイアミ・オープン決勝の再戦となる。
この日、シナーはトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)に6-4、6-2、メドベージェフは第22シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)に6-2、7-6(9-7)でそれぞれストレート勝ちした。
全豪ではシナーが2セットダウンから逆転し、四大大会(グランドスラム)初優勝を果たした。メドベージェフは「最初の2セットを取ったのは自分。マイアミではそれで(勝利に)十分だ」と冗談めかしつつ、「もちろん今回は別の試合。彼もまた適応してくるだろう」「勝つために100パーセントの準備をして彼を苦しめたい」と話した。
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2024年03月28日 11:38
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は27日、女子シングルス準々決勝が行われ、ダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)と大会第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)が4強入りを果たし、準決勝で対戦することが決まった。
2024年03月28日 09:14
男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は27日、コーチのゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏との関係を解消したと発表した。
自身のインスタグラムで、「数日前、共に活動するのをやめることをゴランと一緒に決めた」と明かし、「私たちのコート上での関係には浮き沈みがあったが、友情は常に揺るぎないものだった」とした上で、イワニセビッチ氏に感謝を述べた。
ジョコビッチは、2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)から01年の同大会王者であるイワニセビッチ氏を招へいし、5年間で数々の四大大会(グランドスラム)優勝を果たした。
しかし、今季は最終的に大会を制したヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)に敗れ全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)で準決勝敗退に終わるなど、自身の高い水準からすれば開幕から苦戦が続いている。
最近ではBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)3回戦で伏兵のルカ・ナルディ(Luca Nardi、イタリア)に敗れ、今週のマイアミ・オープン(Miami Open 2024)はスケジューリングを理由に出場を取りやめていた。
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2024年03月27日 13:23
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は26日、女子シングルス準々決勝が行われ、3度の大会制覇を誇る第27シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)が7-6(7-4)、1-6、6-3でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)を下し、準決勝に進出した。
2009、11、16年にマイアミ・オープンで優勝しているアザレンカは、気持ちのこもったプレーを見せたプチンツェワに3時間近い接戦を強いられたが、停電による45分間の中断も乗り越え、4強入りを決めた。
34歳のアザレンカは試合後、「ツアーで20年戦っているが、まだ成長していると感じる。それは私にとって何にも変えられないものであり、まだまだ続けていきたいと思っている」と話した。
次戦は決勝進出を懸け、第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と対戦する。
勝ち残っている中で最上位シードのルバキナは、第8シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に7-5、6-7(4-7)、6-4でフルセット勝ち。こちらも2時間48分の激闘の末にサッカリを退け、勝ち残りを果たした。
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2024年03月27日 10:59
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は26日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)や第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が順当に準々決勝に進出した。
アルカラスは第23シードのロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に6-3、6-3、シナーはクリストファー・オコネル(Christopher O'Connell、オーストラリア)に6-4、6-3で勝利した。
BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)から2週連続優勝となる「サンシャイン・ダブル」を狙うアルカラスは次戦、第11シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは第8シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を3-6、6-3、7-6(7-3)の逆転で破った。
シナーは準々決勝でトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)と顔を合わせる。
連覇を狙う第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-6(7-5)、6-0でドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)を退け、8強入り。次戦は第7シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を7-6(7-3)、6-3で撃破した第22シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)と対戦する。
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2024年03月26日 13:14
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は25日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-2、6-4でガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を下し、4回戦に駒を進めた。
2024年03月26日 13:00
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は25日、女子シングルス4回戦が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は4-6、2-6で第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)に敗れた。
シフィオンテクは序盤からアレクサンドロワの攻撃的なテニスに苦しめられ、ストレート負け。BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)から2週連続優勝となる「サンシャイン・ダブル」の達成はならなかった。
シフィオンテクは試合後、「マイアミではもっといいプレーをするつもりだったので、とにかく残念な気分。でも相手が素晴らしい試合をしたし、きょうは間違いなく向こうの方が上手だった」と話した。
2年連続の8強入りとなったアレクサンドロワは次戦、第5シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)と対戦する。
また、第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)も3-6、6-1、2-6で第23シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に敗戦。すでに第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)も3回戦で敗れており、これでトップ3全員が大会から姿を消した。
3回戦で大坂なおみ(Naomi Osaka)を倒していたガルシアは、準々決勝でダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)と顔を合わせる。
第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は第17シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を6-3、7-5で下し、第8シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)との準々決勝へ進出した。
サッカリは対戦予定だった第22シードのアンナ・カリンスカヤ(Anna Kalinskaya)が右太もものけがで試合前に棄権したため、勝ち上がりを決めた。
第27シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)も8強入りを果たした。
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2024年03月26日 10:54
男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は25日、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)の試合中に足首に重傷を負い、「長期」離脱すると明かした。
マレーは、24日に行われたトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)との3回戦で、タイブレークにもつれた第3セットの終盤に負傷した。苦悶(くもん)の表情を浮かべながら一度コートの外に出たが、そのまま試合を続行していた。
当初は状態を楽観していると話していたが、前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)が完全断裂し、踵腓(しょうひ)靱帯も完全断裂に近い状態であることが判明したという。
マレーは自身のインスタグラムに、「帰国したら専門医の診断を受けて次のステップを決める。言うまでもなく、これは厳しいけがで、長期の離脱になるだろう。だが、時期が来たら股関節が片方だけでも、足首の靱帯がなくても戻ってくる」とつづった。
2019年に股関節の手術を経て復帰したマレーは、現在世界ランキング62位。5月には37歳になる中で、すでに今季限りでの引退を示唆し、パリ五輪と2度の優勝を誇るウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)に出場する意向を示していた。
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2024年03月25日 13:36
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は24日、男子シングルス3回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)は7-5、5-7、6-7(5-7)でトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)に敗れ、自身にとって「テニス面でのホーム」と語る街へ別れを告げた。
今季中の引退を示唆している36歳のマレーは、第3セット終盤に足首を痛めて治療を受けながらも試合を続行し、マッチポイントをしのいで決着をタイブレークへ持ち込んだが、5-3から逆転を許して3時間28分の激戦を落とした。
2度の優勝を誇るこの大会への出場が今回で最後だとマレー本人が分かっていることも相まって、試合はおそらく今大会ここまでで最も見応えのある、熱のこもった内容になった。マレーも粘り強さと技術が詰まり、さらには気持ちの入った彼らしいプレーを披露したが、この1年で初となる1大会中の3連勝は逃した。
試合を終えたマレーは「もちろん残念な終わり方だが、素晴らしい観客と素晴らしい雰囲気の中で、非常に競った試合ができた」と話し、「勝利まであと2ポイントだったのは確かだが、公平に見れば、相手も何本かビッグショットを決め、非常に大胆なテニスをしていた中で、きょうはそれが報われた形だ」と振り返った。
マレーは近年、オフシーズンの練習をマイアミで行うことが多く、この地域に大きな愛着を抱いているという。「マイアミは自分のキャリアでも特別な場所。テニス面でのホームになっている。この場所で練習や準備を多くこなしてきたし、この街が大好きだ」と語ったマレーは、コートを去る前に、長時間の試合を通じて自身を後押しし、声援を送った観客に感謝を示した。
「素晴らしいサポートだった。観客の中にはもちろん米国人も、英国人も、さらにはラテンアメリカの人も多くいるが、みんなテニスを愛し、いつも本当に最高の応援をしてくれる」
「だからきょうは他の大会よりも、コートを去らなくてはならないことに、少し感傷的になった」
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2024年03月25日 12:50
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は24日、女子シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-7(4-7)、5-7で大会第23シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に敗れ、16強入りを逃した。
2024年03月25日 11:24
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は24日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は5-7、7-5、6-1で第25シードのタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)を退け、4回戦に進出した。
第1セットはグリークスプアのパワープレーに苦しんだが、第2セット3-3の雨天中断明けから流れを引き寄せると、そのまま第2セットを奪い返し、最終セットは圧倒して16強入りを決めた。
試合後には「第1セットも非常に接戦だったが、向こうの手に渡ってしまった」としつつ、「きょうは厳しい状況だったが、メンタルを強く保つことができた。雨による中断後は、より積極的にいくことを心がけ、それを実践できた。タフな一日だったが、結果には非常に満足している」と話した。
次戦はクリストファー・オコネル(Christopher O'Connell、オーストラリア)と対戦する。
同日に行われた2回戦では、世界ランキング57位のファビアン・マロジャン(Fabian Marozsan、ハンガリー)が第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)を6-1、6-1のわずか59分で破る番狂わせを起こした。
マロジャンは、昨季のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2023)でカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、上海マスターズ(Rolex Shanghai Masters 2023)でキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を倒しており、これでトップ10選手から3勝目となった。
一方、前日に上位4シード中3人が敗退した地元米国勢は、第16シードのベン・シェルトン(Ben Shelton)が6-3、6-4でマルティン・ランダルーセ(Martin Landaluce、スペイン)を下し、大会に生き残った。
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2024年03月24日 16:04
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は23日、女子シングルス3回戦などが行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は4-6、6-1、1-6でアンヘリナ・カリニナ(Anhelina Kalinina、ウクライナ)に敗れた。
18日に元恋人のコンスタンティン・コルツォフ(Konstantin Koltsov、42)さんが死亡するというショッキングな1週間を送ったサバレンカは、試合終盤まで感情を抑えていたが、世界ランキング36位のカリニナに敗れた後は3度ラケットをコートにたたきつけ、握手をせずに会場を後にした。
コルツォフさんについて、警察は「自殺とみられる」と発表。二人は最近まで付き合っていたが、サバレンカはコルツォフさんが命を落とした時点で2人は破局していたと明かしている。
22日に行われた親友パウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)との2回戦では落ち着いている様子でストレート勝利を収めたが、この日はそのときよりも精神的にかなり張り詰めているように見え、安定感を欠いた。
第1セットを落とした後の第2セットでは、カリニナを完全に圧倒する戦いを見せたが、最終セットでブレークを許した後は集中力と冷静さを失い、そこを相手につけ込まれた。
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2024年03月24日 12:54
テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は23日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-2、6-1のストレートでロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)に快勝した。
アルカラスは同胞カルバレス・バエナとの力の差を見せつけ、85分で勝利。前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)と合わせた2冠「サンシャイン・ダブル」を狙う中、絶好調を維持しているように見える。スペイン勢相手の連勝を11試合に伸ばしたアルカラスは、3回戦でガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)とジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)の勝者と対戦する。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者で第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は、予選勝者の同胞アンドレア・ババッソーリ(Andrea Vavassori)を6-3、6-4で下し、自信を持って大会をスタートさせた。前回王者で第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)も6-4、6-2でマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)を問題なく退けた。
一方で地元の米国勢は、シード上位4人のうち3人が早期敗退する厳しい1日になった。
第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)は3-6、4-6のストレートで予選勝者のチアゴ・ザイブチ・ビウチ(Thiago Seyboth Wild、ブラジル)に苦杯。見事なウイナーと派手なショットを繰り出す相手に屈した。
第21シードのフランシス・ティアフォー(Francis Tiafoe)は5-7、6-7(5-7)でクリストファー・オコネル(Christopher O'Connell、オーストラリア)との接戦を落とした。第13シードのトミー・ポール(Tommy Paul)はワイルドカード(主催者推薦)の同胞マーティン・ダム(Martin Damm)との試合中に足首の負傷による途中棄権を強いられた。
第10シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)もデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)に金星を献上し、大会から姿を消した。優勝2回のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は7-6(7-0)、6-3でトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)に勝利し、3回戦に進出した。
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