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2021年08月05日 05:00
日本代表・山崎康晃投手(28)=DeNA=は、小・中学校時代を東京・荒川区の軟式野球チーム・西日暮里グライティーズと尾久八幡中で過ごした。この日は登板機会がなく、7日の決勝に備えた右腕。当時を知る人々の証言から、その原点を探る。(取材構成・浜浦日向)「まさかあの子が、プロ野球選手になるとはね…」今では日本球界を代表するリリーバーとなった山崎だが、小・中学校時代を知る者は、そう口をそろえる。 当時、西日暮里グライティーズで監督を務めた嶋田東一さん(61)=写真=は「球は速かったけど、コントロールが…。初回先頭打者に四球、暴投で無死二塁からスタートが常でした」と笑って振り返る。マウンドから投じた球が捕手のはるか上、さらに奥にある防球ネット上部に突き刺さることもあったという。そんな中でも、嶋田さんは非凡な能力を見抜いていた。「素直に人の言うことを聞けるところ、けがをしないところ。これが一番の才能だと思う」。練習は常に皆勤賞。練習後には家族が心配する時間までユニホームのまま鬼ごっこをしていたこともあった。元気に、大好きな野球を楽しみながら成長した少年は、体ができてきた中学3年時に、130キロ超の球を制球良く投げられるようになっていた。同じくコーチを務めていた内山順司さん(41)=同=も「泣き言は絶対に言わない。中学のときに盲腸になったんですけど、医者の方はあと一歩で腹膜炎だったと言っていました。そこは我慢するなよって(笑)」と、山崎の気持ちの強さを証言する。もう一つ、山崎には卓越した能力があった。脚力だ。荒川・尾久八幡中で3年間担任を務めた羽山好恵教諭(61)は「野球部に所属しながら、区の連合体育大会で1年生から100メートル走優勝。リレーでは都でベスト4に導いたこともある」と語る。投手として必要不可欠なバネ。実際に、この脚力が強豪校である帝京高の前田監督の目に留まり進学。プロ入りへの道が開けた。フィリピン出身の母、ベリアさん(50)に女手一つで育てられた山崎は、昔から責任感も強かった。「運動会の組体操で『絶対に失敗が許されない伝統の技』とされる4段タワーを、彼がリーダーを務めて見事に成功させました」とは尾久八幡中で体育を担当した蕪木孝吉教諭(60)=同。仲間を鼓舞し、引っ張る。ブルペンのまとめ役として見せるリーダーシップは、生来の気質でもある。荒川の河川敷で白球を追った野球少年が、世界の頂点へ。山崎が日の丸を背負い、ひたむきに戦う姿は、テレビの前の子供たちに夢と勇気を与えていることだろう。
2024年04月24日 03:40
敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は22日(日本時間23日、試合開始7時45分)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場する。2試合連続6号に期待がかかる。
21日(同22日)、本拠地・メッツ戦に「2番・指名打者」で出場。8試合ぶり5号2ランを放つなど、2安打1四球2打点だった。松井秀喜氏を抜き、日本選手単独最多となる176本目となった。
7試合連続安打となり、打率は両リーグトップの.368。ワシントンDCにあるナショナルズ・パークで試合するのは初となる。ナショナルズの先発は左腕パトリック・コービン投手。16日(同17日)のドジャース戦で大谷と対戦し、4打数1安打だった。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 03:30
亡命協力者との契約不履行で…3億円の訴訟
元中日でブルージェイズのジャリエル・ロドリゲス投手がドミニカ共和国の裁判所から訴えられたと23日(日本時間24日)、ドミニカメディア「Z101」のディレクター、ヘクター・ゴメス氏が伝えた。
キューバ出身のロドリゲスは、2020年に中日入り。来日3年目の2022年は56試合に登板して防御率1.15、39ホールドで最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。しかし、2023年のWBCにキューバ代表として出場後は来日せず、メジャーとの契約を目指しドミニカ共和国に亡命したと報道されていた。
今年2月にブルージェイズと5年間4000万ドル(約62億円)で契約。同氏によると、ロドリゲスをドミニカ共和国へ連れて行った人物との契約に不履行があり、その人物から200万ドル(約3億800万円)の支払いを求められているという。(Full-Count編集部)
2024年04月23日 23:00
「DeNA1−1阪神」(23日、横浜スタジアム)
阪神は投手陣が終盤のピンチをしのぎ切り、延長十二回で引き分けた。先発した村上頌樹投手(25)は二回に先制を許しながらも、その後は立て直して8回を3安打1失点の好投。巨人、オリックスで活躍した谷佳知氏がデイリースポーツの解説を務め、「『何を狙えばいいのか分からない』というぐらい、左バッターを完璧に封じていた」とその投球を絶賛した。
◇ ◇
村上には左バッターの内角にカット気味に入ってくる真っすぐという大きな武器がある。
谷氏は「左バッターがあの内角の真っすぐをバットの芯で捉えようとすると、いい当たりのファウルになってしまう。甘く入ってこない限り、フェアゾーンに打ち返すのは至難の業だ。それぐらいのキレがある」と評し、「この試合で左バッターは無安打。あの球を捨てるのも一つの手ではあるが、ポンポンと初球からストライク先行で投げ込んでくるから手を出さざるを得ない」と攻略の難しさを指摘した。
さらに「内角の真っすぐだけを意識していたら、外にもきっちりと投げ分けてくるし、さらにカットボール、フォーク、ツーシームもある」と多彩な球種、絶妙な配球に触れつつ、「DeNAの左バッターは打席の中で、『何を狙えばいいのか分からない』という心理になっていたのではないか」と称賛した。
2024年04月23日 22:52
「楽天3−4日本ハム」(23日、楽天モバイルパーク)
日本ハムが延長十二回にもつれ込んだ試合をものにして、今季初の引き分けを挟んでの5連勝。
2024年04月23日 22:37
「DeNA1−1阪神」(23日、横浜スタジアム)
阪神の木浪聖也内野手の好守が引き分けを呼び込んだ。
同点の九回2死二、三塁。山本のボテボテの打球が三遊間へ飛んだ。遊撃の木浪が勢いよく前進し、ショートバウンドで好捕。素早い一塁送球で山本の懸命のヘッドスライディングもアウトにした。
木浪は「本当に守ることが一番のキーになったと思う。あそこの場面でも『いつでも来い』と思っていた。しっかり前でさばけたので良かったです」と振り返った。引いていれば、負けていたかもしれない。「あれを引いてる時点で、サヨナラで負けてしまう。内野安打でもダメですし、とにかくスタート良く前にいけたので、あのプレーは良かったと思います」とホッとした表情を浮かべた。
岡田監督も「おお、なあ。ああいう変な当たりが一番嫌なんや。ランナーサードやしな。内野安打でも終わりやしな。あれはナイスプレーやったと思うよ」と絶賛した。
2024年04月23日 22:35
「楽天3−4日本ハム」(23日、楽天モバイルパーク)
楽天は延長十二回に決勝点を奪われ、今季4度目の延長戦で初黒星。連勝は2で止まった。今江敏晃監督は「粘り強く同点に追いついたんですけど、最後守りきれなかったのはチームとして悔しい」と振り返った。
同点の延長十二回、7番手の西垣が2死二、三塁のピンチを招くと、上川畑に決勝の適時打を許した。右腕は10日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初勝利。ただ翌日の同戦では、サヨナラ打を浴び初黒星。21日の西武戦(ベルーナドーム)では、体調不良で離脱していた則本の代役で抑えを務め。プロ初セーブ。しかし、その次の登板となったこの日に2敗目と試練が続いている。指揮官は「彼にとって数試合ですけど、かなり濃い経験をしている。生かしてほしい」と壁を乗り越えることを期待している。
打線は粘り強さを見せていた。先制を許した直後の四回は1死一、三塁から浅村が犠飛を放ち、すかさず試合を振り出しに戻す。さらに再びリードを許した中で、八回には代打・茂木が値千金の同点弾を放っていた。ただ、サヨナラの大チャンスは生かせなかった。同点の延長十回、2死満塁の絶好機を作ったが、村林が三振に倒れていた。
4時間に迫る熱戦を落とした。今江監督は「しっかり切り替えてまた戦っていきたい」と前を向いた。
2024年04月23日 22:22
巨人2―0中日(セ・リーグ=23日)――巨人が7試合ぶりに白星を挙げた。
一回に坂本の適時打で1点を先行し、四回に萩尾の適時打で1点を追加。4投手の零封リレーで反撃をかわした。中日は5連敗。
◇
DeNA1―1阪神(セ・リーグ=23日)――延長十二回引き分け。DeNAは二回、山本の適時打で先行。阪神は六回、森下の二塁打に敵失が絡んで追いついた。その後は両チームともに決め手を欠いた。
◇
広島2―0ヤクルト(セ・リーグ=23日)――広島が引き分けを挟み、今季最長の4連勝。七回に宇草が均衡を破る2ランを放ち、投げては床田、栗林とつないで零封勝ち。ヤクルトは今季3度目の3連敗。
2024年04月23日 22:19
「DeNA1−1阪神」(23日、横浜スタジアム)
4イニング連続でサヨナラのピンチをしのぎ、価値あるドローへ持ち込んだ阪神・岡田彰布監督は「負けへんことが大事やからな」と語った。
2024年04月23日 22:15
「楽天3−4日本ハム」(23日、楽天モバイルパーク)
日本ハムが延長12回に上川畑の適時打で勝ち越して、引き分けを挟んで5連勝。新庄政権最多を更新する貯金4となった。
終盤は新庄采配が裏目に出た。1点リードの七回から2番手・金村が登板。七回を三者凡退に抑えると、回またぎで八回のマウンドにも上がった。先頭の岡島から三振を奪ったが、続く代打・茂木に対しカウント0−2と追い込んでから左越えに同点ソロを浴びた。
それでもその後はリリーフ陣が踏ん張り、無失点を続けると、延長12回のワンチャンスを生かした。上川畑の適時打が飛び出すと、新庄監督は飛び跳ねて、生還したランナーとハイタッチした。
試合後、新庄監督は「勝ちに食らいついていく、あの一生懸命な姿みていたら涙出てくるね。こんな勝ちある?最後、12回に。上川畑くん、よう打ったわ。追い込まれてね。ああいう勝負強いところを持ってるね。野手全部使い切ったから、何か起こったらどうしようかと。脳の汁が。汁がもう」と、満面の笑顔で語った。
首位ソフトバンクが勝ったため、2位のままだが、チームの底力を感じる勝利に「2年間の成果ですよ。もう選手がいいとしか言いようがない。面白いね。今年はほんと面白い」と、うなずいた。
71年ぶりの快挙は逃した。20日は北山、21日は加藤貴が完封勝ち。3試合連続完投完封なら、東急時代の1953年、米川、緒方、桑名、寺川と4連続完封して以来、71年ぶりの快挙だった。先発の山崎は三回まで無安打投球。だが、四回に浅村に犠飛を浴び、チーム24イニングぶりの失点となり、快挙は幻となった。
それでも6回3安打2失点の好投。「試合を作ることができたのはよかったです。ただ、点を取ってもらった直後に点を与えてしまったことが反省点です。課題を次に行かしたいと思います」とコメントした。
2024年04月23日 22:13
「ヤクルト0−2広島」(23日、神宮球場)
広島・宇草孔基外野手(27)が値千金の2号決勝2ランを放った。
両軍無得点の七回2死一塁で打席へ。カウント2−2から「絶対フォークだと思ったんですけど、良い反応が出来た」と吉村の直球を一閃(いっせん)。打球が右翼スタンドに着弾するのを見届けながら、バットを華麗に放り投げた。
昨季はプロ4年目で初の1軍出場なし。今季も開幕は2軍スタートとなったが、9日に2年ぶりの1軍昇格。20日・巨人戦(マツダ)では代打で1号ソロを放つなど、勝負強い打撃が目立っている。「使っていただいてとてもうれしい。絶対結果を残してやるという気持ちで準備しています」と好調の理由を明かした。
チームはこれで今季初の4連勝&5割復帰と波に乗る。「明日絶対勝ちます」と言い切った宇草。試合終わりの神宮に「宇草コール」が鳴り響いた。
2024年04月23日 22:13
ソフトバンク4−2ロッテ(パ・リーグ=23日)――ソフトバンクが競り勝った。
四回、近藤の適時打などで2点を先行。終盤にも加点し、有原が今季初の完投勝利を挙げた。ロッテは4連敗で、負け越し1となった。
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日本ハム4−3楽天(パ・リーグ=23日)――日本ハムが引き分けを挟んで5連勝。延長十二回、上川畑の適時打で勝ち越し。楽天は八回に代打・茂木のソロ本塁打で追いつく粘りも及ばず、3連勝を逃した。
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オリックス2−1西武(パ・リーグ=23日)――オリックスが投手戦を制し、今季初の勝ち越し。二回に若月の犠飛と福田の適時打で2点を先制し、継投でリードを守った。西武は投手陣を援護できず、3連敗。
2024年04月23日 22:02
「ヤクルト0−2広島」(23日、神宮球場)
広島が完封勝利で、引き分け挟んで今季初の4連勝とし、勝率も5割に戻した。
2024年04月23日 21:59
「ロッテ2−4ソフトバンク」(23日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの佐々木朗希投手が先発し、7回5安打3失点。今季初黒星を喫し「全体としてなかなか流れをもってこれるようなピッチングができなかったので、反省かなと思います」と振り返った。
三回まで無安打投球。三回1死の甲斐への初球で、今季初160キロを計測した。四回には3安打と味方失策で2失点したが、1死一、三塁の栗原の2球目では161キロと今季最速を更新し「フォーム的にもしっかり良い感じできた。しっかり数字と感覚と比例してくれた」と手応えを得た。
四回に浴びた安打は、すべてフォークを捉えられた。吉井監督は「向こうの狙いがうまくはまったというか、その狙い球を投げた時に朗希もちょっとうまくいいところに投げられなくて、うまく捉えられた」と話した。
2024年04月23日 21:59
「巨人2−0中日」(23日、ひたちなか市民球場)
巨人が連敗を3で止め、9日ぶりに勝利した。先発の山崎伊が6回1/3を投げ3安打無失点で2勝目。坂本が初回に先制V打を放った。試合後、9連戦初戦の勝利を喜んだ阿部監督は、先制打を呼んだオコエの好走塁を絶賛した。
試合は初回、1死からオコエが左翼線二塁打で出塁。慣れない地方球場のグラウンドで、慎重に捕球する左翼・細川の動きを見て、好判断で一気に得点圏まで進んだ。続く坂本が左前適時打を放ち先制したが、阿部監督は「オコエの走塁だよね。あそこは素晴らしい走塁してくれてメークチャンスをしてくれたんでね、あれが大きかったなと思います」と絶賛した。
20日の広島戦で3番に入って以降。3試合連続安打の坂本についても「気分転換って意味で置いて、そっから調子がいいので、ずっと置いとこうかな」と当面は3番で起用する方針を示した。
チームは先週のビジター6連戦を、3分け3敗で勝ちき切ることができなかった。9連戦の初戦を勝利で飾り「キツいのは分かっていますので、なんとか全員で切り抜けたいなと思います」と前を向いた。
2024年04月23日 21:56
「楽天3−4日本ハム」(23日、楽天モバイルパーク)
楽天は延長十二回に及ぶ熱戦に敗れ、連勝ストップとなった。
同点の延長十二回、7番手の西垣が2死二、三塁のピンチを招くと、上川畑に決勝の適時打を許した。21日にはプロ初セーブを挙げた右腕だったが、大事な場面で今季2敗目を喫した。
打線は食らいついていた。先制を許した直後の四回、1死一、三塁から浅村が犠飛を放ち、すかさず試合を振り出しに戻す。さらに再びリードを許した中で、八回には代打・茂木が値千金の同点弾を放っていた。ただ、十回に2死満塁と一打サヨナラのチャンスを生かせていなかった。