2021年08月05日 05:04
東京五輪第13日・野球 準決勝、日本5−2韓国(4日、横浜スタジアム)正式競技となって初の金メダル獲得を目指す日本は、準決勝で韓国を5−2で下して7日の決勝(午後7時開始)に進出し、銀メダル以上を確定させた。六回に追い付かれたが、2−2の八回2死満塁から山田哲人内野手(29)=ヤクルト=が走者一掃の3点二塁打を放ち、チームを勝利に導いた。決勝で日本は、5日に行われる敗者復活3回戦(韓国−米国、横浜)の勝者と対戦する。 願いを乗せた打球が、横浜スタジアムの左翼フェンス最上部を直撃した。2―2の八回2死満塁。山田は、迷いなく初球をフルスイングした。走者一掃、勝ち越しの3点二塁打。塁上で両拳を突き上げると、仲間たちも全員がベンチを飛び出し、一斉に拳を掲げて呼応した。「1球目から打つのは、ネクストバッターズサークルにいたときから決めていた。直球を仕留めるぞという気持ちで、芯で捉えることができた。とにかく、めちゃくちゃ緊張していたので、いい結果になってガッツポーズしました」日本にとって1996年アトランタ大会以来、25年ぶりの決勝進出。日本の新たな歴史を切り開いたヒーローが、口元をほころばせた。常に、一筋縄ではいかない日韓戦。この日も五回まで2点をリードしながら追い付かれる激闘となった。均衡を破ったのが、2019年の国際大会「プレミア12」の決勝でも、同じく韓国相手に決勝の3ランを放った山田だった。「2年前の話。むしろ油断してはいけない」と気を引き締めて臨み、勝負どころでまた決めた。チームの勝利だけを目指し脇役の仕事も全うした。0−0の三回無死一、二塁。3度のトリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した日本球界ただ一人の打者が送りバントを決め、続く坂本の犠飛につなげた。犠打を記録したのは、プロ野球公式戦では14年が最後。代表でも17年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝(対米国)で決めて以来だった。稲葉監督と金メダルを−。その一心が、山田を突き動かす。五輪代表選出後に監督から届いた手紙を写真に撮り、スマートフォンに大事に保存している。「ともに戦い、ともに目指そう頂点」そんな文言とともに、力強い筆跡で記されていた「結束」の2文字に心を熱くし、臨む夢舞台。7月31日のメキシコとの1次リーグ第2戦では今大会チーム1号となる3ランを放ってチームを勢いづけ、この日も勝利に大きく貢献した。背番号1は、指揮官から厚い信頼を得ている。プレミア12では当初、選外。コンディション不良の選手と入れ替わる形でメンバー入りした。本職ではない一塁手を期待されれば「何でもやります」と熱意を示し、大会直前には「金メダル、絶対に取ろうよ」と声を掛けられ「僕も取りたいです」と即答した。「ここに立てることを幸せに感じますし、感謝の気持ちでいっぱいです」。山田は充実の表情を浮かべた。頂点へ、あと1勝。「金メダルに貢献できるプレーを決勝戦でもしたい」。リードオフマンの視線に、迷いはない。(横山尚杜)◆その時 両親もTVの前で興奮「自分の息子だとは思えない」山田の父・知規さん(63)は母・則子さん(60)と自宅で観戦。八回の決勝打に「家内と二人で拍手喝采です。すごいですね。自分の息子だとは思えない」と声を震わせた。「自宅ではあまり野球の話はしないけど、『五輪には出たい』とずっと言い続けていましたね」と知規さん。代表入りが内定した6月16日には「決まったよ」と連絡があった。同7日に63歳を迎えた知規さんは「それが一番うれしかった」と頰を緩ませ、誕生日プレゼントになったという。山田は3年前、還暦祝いに自身が使用しているドナイヤ製の特製グラブ=写真=をプレゼント。「とりあえずお疲れ様」と、山田らしい言葉が刺繍(ししゅう)されていた。孝行息子は、五輪でも両親へ最高の贈り物を届けた。
2024年04月18日 04:50
○ オリオールズ 4x−2 ツインズ ●
<現地時間4月17日 オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ>
ボルティモア・オリオールズのアルバート・スアレス投手(34)が現地時間17日のツインズ戦でMLB復帰登板。6回途中無失点の好投で勝利投手の権利を持って降板したが、勝ち星は付かなかった。
MLB昇格即先発となったスアレスは初回、先頭打者から三振を奪うなど三者凡退。以降は走者を出しながらも、三塁を踏ませない投球で試合を作った。6回表、二死一塁としたところで2番手へ交代。5回2/3、75球を投げて3安打、4奪三振、無失点の内容で勝利投手の権利を持って降板したが、7回表にチームが同点に追いつかれ、久しぶりの勝利とはならなかった。
なお、オリオールズは同点で迎えた9回裏、セドリク・ムリンスが5号2ランを放ってサヨナラ勝利。ツインズをスイープし、4連勝。今季12勝6敗でヤンキースに並んで地区首位となった。
スアレスは2016年にMLBデビューし、2018年からヤクルトに加入。3シーズンで通算40試合に登板し、10勝8敗、3ホールド、1セーブ、防御率3.00という成績。2022年からKBOのサムスンに所属し、昨季途中に退団。オリオールズとマイナー契約を結び、招待選手としてのスプリングトレーニング参加を経て、2017年9月26日以来となるMLBでの登板を果たした。実弟はパドレスに所属するロベルト・スアレス。
2024年04月18日 04:30
元エ軍監督ソーシア氏「打線に多くのプラスをもたらすだろう」
■ドジャース ー ナショナルズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースOBで、元エンゼルス監督のマイク・ソーシア氏が17日(日本時間18日)、ドジャースタジアムで行われたドジャース-ナショナルズ戦の始球式で捕手役として登場した。今季からドジャースに加入した大谷翔平投手について、「彼はMVP級の数字を残すだろう。本塁打を打つだけでなく、走塁でもチームの勝利に貢献する。毎日打線に多くの明るい要素をもたらすだろう」と期待を込めた。
ソーシア氏は大谷の渡米1年目、2018年までエンゼルスの監督を務めていた。同年は4勝&22本塁打で新人王を獲得。メジャー二刀流の礎を築き、昨オフに10年総額7億ドル(約1080億円)でドジャース入りした。
昨年9月に右肘手術を受けた大谷は、来季の二刀流復活へリハビリを進めている。「ドジャースにとてつもない影響力を持っているだろうし、来年登板する時にその影響力がどういったものかはっきり分かるだろう」と期待を寄せた。
一方、大谷の元通訳、水原一平氏が違法賭博の疑いでドジャースから解雇に。銀行詐欺容疑で訴追された。エンゼルス監督時代、水原氏との関係は深かったが、「そのことはあまり知らないんだ」。質問を遮るように表情を曇らせた。(Full-Count編集部)
2024年04月18日 02:30
◆ ダルビッシュ有が負傷者リスト入り
現地時間17日、サンディエゴ・パドレスはダルビッシュ有投手(37)が首の張りにより15日間の負傷者リスト(IL)に入ることを発表した。前回登板翌日の同15日に遡って適用され、復帰は同4月30日以降となる。
今季のダルビッシュは、韓国での開幕戦やホーム開幕戦など5試合に先発し、23回2/3を投げて防御率4.18、0勝1敗という成績。次戦は20日のブルージェイズ戦での登板が予定されていたが、回避することになった。昨季は右肘の負傷により約1か月ほど早くシーズンを終えており、昨季7月29日を最後に白星から遠ざかっている。
パドレスは、ダルビッシュに代わって3年目右腕のローガン・ギレスピーが昇格。今季は3Aエルパソで5試合にリリーフ登板し、5回を投げて防御率9.00、2ホールドという成績。
2024年04月18日 02:10
ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場する
■ドジャース ー ナショナルズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日、試合開始4時10分)、本拠地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場する。
2024年04月17日 23:29
「広島5−1DeNA」(17日、マツダスタジアム)
広島が“渋い”攻撃を見せて快勝した。これで2連勝。7勝9敗となり、借金は2まで減った。
1点を追う三回は2死満塁から小園が追い込まれながらも押し出し四球を選んで同点に。さらに四回には1死満塁から菊池の遊ゴロ併殺崩れの間に三走生還で勝ち越し。2死一、三塁での次打者・野間の場面では一走・菊池がディレードスチールを仕掛けて一、二塁間で挟まれる間に三走・矢野がヘッドスライディングで生還して2点差とした。
投手陣は先発・アドゥワが4回7安打1失点。牧に先制の一発を浴びたが、最少失点でしのいだ。五回からは6投手の継投で逃げ切り。2番手の塹江が2年ぶりの白星を手にした。
新井監督の一問一答は以下の通り。
−今日の試合振り返って。
「アドゥワがヒットを打たれながらも粘ってよく投げてくれていたんですけど、ちょっと早めの交代ということで。そこは点が欲しいというところでの打線の絡みと、あと明日が休みというところもありましたので、あそこはご苦労さんということで代わってもらいました。そのあとに行った中継ぎもよく頑張ってくれましたし、打つ方もしっかりと点を取ってくれたと思います」
−投手では益田が気迫のこもった投球。
「しっかりと腕が振れていましたし、打者に向かって行くいいピッチングだったと思います」
−4回、内野ゴロで勝ち越して、次の1点が大きかった。積極的に仕掛けた。
「あそこもキク(菊池)もうまかったし、矢野も勇気をもってスタートを切ってくれたので、いい走塁だったと思います」
−タイムリーは1本だったが。
「いい点の取り方をしていると思いますね」
−今日は盗塁を積極的に仕掛けていた。
「毎試合積極的に、何か隙があったら何かやってやろうと思っている。それは自分だけでなく、選手たちとも意思の疎通ができている。今日も隙を付いたダブルスチールのときもそうですけど、選手みんなが何かあったら行ってやろうって思ってくくれていると思う。それはすごくいいことだと思う」
−投手陣は2桁被安打も無四球。
「それは昨年から投手陣に言っていることで、投手コーチもしっかり徹底してやってくれて、すごく成長しているなと思います」
−野間選手を3番で起用。
「全体の打線として。ポイント、ポイントではなく、打線として何がいいのかなと考えていたので。そこは野間に3番に入ってもらってという感じかな。彼は粘れるし、出塁もできるし、つなげるし、勝負強さもあるので、野間さんに入ってもらいました」
2024年04月17日 23:05
「阪神2−0巨人」(17日、甲子園球場)
阪神は9試合連続で2得点以下と打線の爆発力を欠く状態が続いているが、驚くのはその間の成績が3勝4敗2分けと、ひとつの負け越しで済んでいるという点だ。
4月9日の広島戦では、五回に近本の適時打で挙げた1点を先発の村上が7回2安打無失点でまとめ、ゲラ−岩崎とつないで完封勝利。
14日の中日戦では、岡田監督が大幅に打線を組み替えた中で、三回に2番の梅野が同点打を放ち、七回に8番・中野が決勝打。才木が7回1失点。そこから岩崎−ゲラとつないで1点差を守り切った。
この日は森下が三回に2点適時二塁打を放ち、伊藤将が6回無失点と粘投。桐敷−岩崎−ゲラが無失点でつなぎ、今季3度目の完封勝利を挙げた。
9試合の総得点「13」に対し、総失点が「19」。10日の広島戦で先発の伊藤将が2回6失点と崩れ、13日の中日戦でも大竹が六回に突如4失点するなどしたが、やはり岡田阪神の屋台骨を支える投手陣の奮闘が2得点以下でも3つの勝利を呼び込んでいるのだ。
17試合を終えて7勝8敗2分けの借金1ながら、3位に浮上した。チーム打率・202は両リーグワーストの数字で、ここまでの17試合中、12試合が2得点以下(3勝7敗2分け)。一方、3得点以上の試合は5試合で4勝1敗。投手が頑張れているうちに、打線の浮上が望まれる。
2024年04月17日 23:01
「ロッテ2−0西武」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・沢村拓一投手が、好リリーフで3連勝に貢献。試合後のお立ち台で祖母が亡くなったことを明かした。
出番は1点リードの八回2死一、三塁のピンチ。先発西野からバトンを託され、マウンドに上がった。岸を3球で三ゴロに仕留め、ピンチを脱出。沢村は「とにかく集中して。(西野)勇士が頑張っていたので、良かったです。ほっとしましたね」と笑顔でうなずいた。
ピンチをしのいだ後、天を見上げ、二度、三度とグラブをたたいだ。沢村はお立ち台で、「私ごとなんですが、今朝、祖母が亡くなりまして。今、みなさんの隣にいてくれる人の存在は当たり前じゃないし、自分にとっても大切な人を大切にしてほしいなと思います。ありがとうございました」と感謝の言葉を送った。
2024年04月17日 22:38
プロ野球・阪神などで最強助っ人外国人として活躍し、現在は日本プロ野球外国人OB選手会(JRFPA)に所属するクレイグ・ブラゼル氏(43)が17日、同じく元虎戦士で、ピッチャーとして活躍した川尻哲郎氏が営むスポーツバー「TIGER STADIUM」に来店。
2024年04月17日 22:30
「日本ハム4−4ソフトバンク」(17日、エスコンフィールド)
日本ハムは執念のドローで借金生活を回避した。
十一回は2点を勝ち越され、その裏の攻撃も相手の守護神オスナにあっさり2死を奪われた。だが、万波が右前打で出塁。続くマルティネスが初球を振り抜き、値千金の同点2号2ラン。敗戦を免れた。
新庄監督は「2死から万波君がヒット打って。ああいう場面で何かをしてくれる選手に変わってきているのは確か」とチャンスメークした万波を称賛。粘りのドローを「みんなが成長している」と評価しながら、「ただ、細かいミス。チャンスをつかめるかつかめないか」とも悔やんだ。
十二回は2死一、二塁の好機で郡司が三振。あとひと押しができなかった。指揮官は「勝てるチャンスはいっぱいあった。勝ちたい、むちゃくちゃ勝ちたかった、今日は。同点じゃなく」と満足しなかった。
先発は3月に育成から支配下登録された高卒3年目の福島。勝敗はつかなかったが、5回4安打2失点に抑える上々のデビュー戦だった。
新庄監督は「たいしたもの。育成から這い上がってきて、ホークス打線を。一回だけ。よく抑えましたよ。まあ、次も期待が持てるピッチング。次もいってもらいます」と称賛した。
2024年04月17日 22:22
「日本ハム4−4ソフトバンク」(17日、エスコンフィールド)
日本ハム・新庄監督がけがで出遅れていた清宮を19日のロッテ戦から1軍に昇格させる方針を示した。
イースタンでは本塁打はないものの打率・315、5打点と結果も出しており、指揮官は「復帰してもらう、清宮君が次から。ボールの捉え方、ライナー性の打球も打っているし、見極めもできている」と、ゴーサイン。「あとはこっちきてテンションも上がると思う。綺麗な弾道の高いホームランを打ってくれるんじゃないですか」と期待した。
起用法については、まずは左翼を検討。「郡司君は調子もいい。清宮君はレフトも守らせていこうかなと。清宮君も肩が強い。練習をしながら、どっちがいいか決めていきながら、野村君も待ちたい」とうなずいた。
2024年04月17日 22:07
「中日2−0ヤクルト」(17日、バンテリンドーム)
中日が2015年以来、9年ぶりにリーグ最速で10勝一番乗りを果たした。投手陣は5投手のリレーで今季4度目の完封勝利。打っては故障離脱した高橋周に代わって三塁でスタメン出場したカリステが決勝打。16日のヤクルト戦でも八回に3点を奪って逆転勝ちするなど、接戦での勝負強さが際立っている。
立浪監督は「今、いい野球ができているので、今後もこの野球を続けていきたい」としっかりと手応えをつかんでいる様子で勝利を振り返った。
SNSで話題になっているのが、立浪監督の豊かな表情だ。六回にカリステの適時打で生還した細川をベンチで迎える際には、何度も手を叩いてハイタッチを求め、白い歯もこぼれていた。また、大塚投手コーチと会話を交わす際にも、時に渋い顔を浮かべつつ、笑顔でコミュニケーションを図る姿があった。
ネットでは「立浪監督ってこんなに笑う人だったっけ?」「この顔を最後まで見ていたい」「こうやって喜ぶ姿を見せれば選手も乗っていくよ」「今年は感情表現が豊かだよね」「いい表情してるわ」「片岡ヘッドのおかげなのかな?」といった反響が集まっている。
2024年04月17日 21:54
「日本ハム4−4ソフトバンク」(17日、エスコンフィールド)
日本ハムは執念のドローで借金生活を回避した。
2024年04月17日 21:54
「阪神2−0巨人」(17日、甲子園球場)
阪神が甲子園での伝統の一戦で今季初勝利。岡田監督は阪神監督として485勝目を挙げ、藤本定義の514勝に次いで球団単独2位に。一方、先発・伊藤将が6回無失点で今季2勝目。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は、伊藤将について『工夫と苦労の投球術』が光ったとたたえた。
先発・伊藤将は粘りの投球を見せてくれた。10日・広島戦で2回6失点するなど、今季はここまで本来の投球でない試合もあった。それでも伊藤将は器用で賢いピッチャー。頭で考える工夫と苦労の投球術を見せてくれた。
この日のストレートは本来の走りではなかった。それでも例えば、投球間隔のリズムを変えるなどして、相手打者にタイミングを合わせさせないなどの投球が巧みだった。得点圏に走者を背負ったのは計4イニング。味方守備の乱れでピンチとなる場面もあったが無失点できりぬけた。
伊藤将の後は桐敷、岩崎、ゲラがつないで完封勝利。村上をはじめ、この日の伊藤将と先発陣が状態を上げ始めている。リリーフ陣を含めてタイガースの強みでもある投手力が頑張りを見せる。一方の攻撃は三回に3連打で2得点。打線のつながりの『兆』も感じるゲームだった。
2024年04月17日 21:52
「阪神2−0巨人」(17日、甲子園球場)
阪神・森下翔太外野手が三回2死一、二塁から、中越えに2点適時二塁打を放ち、岡田監督に球団歴代2位となる阪神監督としての通算485勝目をプレゼントした。伊藤将と上がったお立ち台ではスタンドを爆笑に導くシーンがあった。
インタビュアーから勝負強さの理由を問われると、森下は「何も考えてないからじゃないですか」と答えると、甲子園のスタンドが一気に笑い声で包まれた。すると「平常心です」と補足するひと幕も。
この日は森下が生まれる前の39年前、1985年にバース、掛布、岡田がバックスクリーン3連発を放った伝説の記念日。「知ってます。結果的に3連打でチームを勝たすことができて良かったです。3連発とはいかなかったですけど」と続けた。
インタビュアーから「令和の3連発を期待してます」と振られると、「そのキッカケを自分が作っていければ、大山さん、テルさん(佐藤輝)が続いてくれると思うので、打ちたいと思います」と新時代でのバックスクリーン3連発を約束し、スタンドを大いに沸かせていた。
2024年04月17日 21:39
○ ロッテ 2 − 0 西武 ●
<4回戦・ZOZOマリンスタジアム>
「とにかく集中して、勇士が頑張っていたので良かったです」。
ロッテの澤村拓一が17日の西武戦で好リリーフを見せた。
澤村は1−1の8回二死一、三塁の場面で、先発・西野勇士の後を受けて登板。澤村は岸潤一郎を1ボール1ストライクから3球目のスプリットで三ゴロに打ち取った。「ホッとしましたね」と安堵の表情を浮かべた。
澤村はヒーローインタビューで、「私事なんですが、今朝祖母が亡くなりまして。今皆さんの隣にいてくれる人の存在は当たり前じゃないし、自分にとっての大切な人を大切にして欲しいなと思います。ありがとうございました」と告白し、ZOZOマリンスタジアムに訪れたマリーンズファンに挨拶した。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)