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2021年09月18日 15:56
女子プロレス「スターダム」18日大阪大会でシングルリーグ戦「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式戦が行われ、スターライト・キッドがひめか(24)を破り4勝目をあげた。 172センチの高身長を誇るひめかのパワーファイトに苦しんだ。パワーボムでマットに叩きつけられたキッドは、後頭部への串刺しラリアートを浴びて窮地に陥る。だがランニングパワーボムを狙われたところで、起死回生のモモ☆ラッチで丸め込み3カウントを奪取。逆転勝利をものにした。 試合後のリング上では大江戸隊のセコンドとともにひめかにリンチを加え「何も学んでない、おバカなひめかから2点取っちゃったー。大田区のメイン、立つのはこの私だ。最後にリングに立っているのも私だ。全員ちゃんと見とけ」とマイクアピール。優勝決定戦が行われる25日大田区大会での主役取りを予告した。 レッドスターズでは渡辺桃が現在5勝2敗で、最終戦(大田区)のジュリア戦も不戦勝が確定しているため事実上の勝ち点12で首位を走っている。追走するキッドは20日後楽園大会で桃との直接対決を控えており、自力での逆転突破の可能性を残している。「ひめかはもっとここ(頭)を強くしないとダメだな。次は渡辺桃。こいつを止められるのは私しかいない」と、マスクの下で不敵な笑みを浮かべていた。
2024年04月19日 18:25
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)の追加カードが19日に発表され、女子プロレス「スターダム」の提供マッチとしてスターライト・キッド、なつぽい組 vs AZM、天咲光由が決まった。
極悪軍団「大江戸隊」のキッドが、「コズミック・エンジェルズ」のなつぽいと越境タッグを結成。「クイーンズ・クエスト」の2人と対戦する。
キッドは自身のX(旧ツイッター)を更新。「SLK選抜あざーっす。そしてこの大舞台でAZMが相手に居ることも熱い」としつつ、パートナーについては「組む人間違えてない? なんでSLKがなつぽいとタッグなの? 意味分かんないですけども、はい。そして何気初タッグですけども、はい。でも特に意味も無くは意味わからん」と投稿。複雑な胸中をのぞかせた。
2024年04月19日 17:40
DDTのアイアンマンヘビーメタル級王座戦線が、カオスな展開を迎えた。
19日午後1時の段階ではお騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが第1623代王者として君臨していたが、午後2時開始の会見前にひと悶着あった。
都内で挑戦者の大社長こと高木三四郎(54)との防衛戦(26日、東京・墨田区のひがしんアリーナ)に向けた調印式が予定されていたが、控室にいたウナギを高木が背後から急襲。手にはなぜか、九州産のウナギのかば焼き(2890円)を持っている。
そのままかば焼きで首を絞められたウナギは、思わずタップ。レフェリーがギブアップを認め、ウナギ・カバヤキが第1624代王者として認定されたから、さあ大変だ。
そのため調印式は王者カバヤキと、挑戦者の高木三四郎が出席。すっかり勝利を確信した大社長は「ウナギには変わりない」と言い張るが、案の定、調印式自体が成立しない。
そこへ現れたのがウナギ・サヤカだ。「お前ら、本当にバカだな…」と、この光景を見て誰もが思っていることを口にするや「私が今までどんな思いをして、このベルトを守ってきたと思ってんだ。ウナギ・カバヤキだ? 見とけ! こうしてやる!」と、そのままカバヤキをカブリ。大好物の家系ラーメンを食べたばかりの胃袋に収め、「共食い」という決まり手により、ウナギ・サヤカが第1625代王者に返り咲いた。
念のためにおさらいすると、ウナギ・サヤカ→ウナギ・カバヤキ→ウナギ・サヤカとベルトが移動したことになる。すったもんだの末、26日は予定通り、王者ウナギ・サヤカvs高木三四郎の王座戦が行われることになった。
「カバヤキと戦いたかった…」とガックリの高木だが、気持ちを切り替えて「おい、ウナギ! 26日はこのウナギみたいにガブっとかじってやるからな!」と予告。
一方のウナギは「大丈夫か、この会社…」と、改めて誰もが感じた率直な意見を口にしつつ「すべてのウナギを代表して、私が26日に高木三四郎に勝ち、アイアンマンチャンピオンとして、いろいろなウナギと戦っていきたいと思います」と決意を込めた。
2024年04月19日 12:03
初代タイガーマスクの展覧会「僕たちが愛したスーパーヒーロー『初代タイガーマスク』展―ゴールデンタイム伝説―」が14日から東京・秋葉原の書泉ブックタワー9階で開催されている。
フェアでは、マスク職人・中村ユキヒロ氏制作のマスク展示、販売など初代タイガーマスクの魅力を感じる内容となっている。
さらに書泉限定販売の写真集「初代タイガーマスク写真集 1981―1983」(税込3300円)がこのほど発売。60頁に及ぶ写真集は、未公開秘蔵写真が多数発掘された貴重な一冊となっている。他にもストロングスタイルプロレスと書泉がコラボした限定の缶バッジのガチャなどオリジナル商品が販売されている。
展覧会は開幕から多くのファンが訪れる盛況となっているが、展示品の中に今回、初めて公開された貴重写真があった。
これは、初代タイガーマスクがデビューした1981年4月23日、蔵前国技館でのダイナマイト・キッド戦での控室での一枚だ。
この時、初代タイガーは、新日本プロレス、外国人選手とはまったく別の控室が用意された。初代虎の佐山聡が当時を振り返り「物置のような部屋で1人ぽつんと押し込まれました」と苦笑いするように、この写真を見ると初代虎がポーズを取りながら座るパイプ椅子の下には、ゴミ袋のようなものが置かれており、確かに蔵前国技館の中にある「物置のような」部屋であったことが確認できる。
これまで、この写真はモノクロで公開されていたが今回の展覧会を前にカラー写真が発掘。ストロングスタイルプロレスの平井丈雅代表は「モノクロはこれまでもファンの方は目にしたことがあると思いますが、カラー写真は初めてです。私も初めてカラーでこの写真を拝見させていただき感動しました」と涙をにじませた。
このデビュー戦の控室での写真が試合前なのか後なのかは定かではない。ただ、カラーで見るとタイガーマスクへ変身した43年前の緊張感がよりリアルに伝わってくる。
貴重写真が初公開の展覧会は26日まで開催される。
2024年04月19日 09:09
全日本プロレスは18日、「チャンピオン・カーニバル 2024」の優勝決定戦を行う5・12横浜BUNTAIに越中詩郎、船木誠勝、AKIRAが特別参戦することを発表した。
2024年04月19日 06:54
新日本プロレスは19日までに公式WEBなどで海野翔太が5月11日(日本時間・12日)に行う米カリフォルニア州オンタリオ大会でIWGP世界ヘビー級王座に初挑戦することを発表した。
海野は、5・4福岡国際センターで行われる新王者ジョン・モクスリーと成田蓮の勝者と対戦する。
海野は、今月12日(日本時間13日)、米イリノイ州シカゴで内藤哲也を破り同王座を初奪取したモクスリーへ挑戦を表明。新王者が内藤戦後に急襲してきた成田との初防衛戦に意欲を見せると「成田蓮を潰してください。その次は俺があなたに挑戦します」と明かしていた。
この4月でデビュー8年目に突入した海野。最高峰へ初挑戦初奪取に乗り出す。
2024年04月19日 06:00
元WWEの女子プロレスラー・Sareee(28)が、スターダムのIWGP女子王者・岩谷麻優(31)に大激怒だ。
かねて同王座に興味を示していたSareeeは、スターダム初参戦となった3月9日横浜大会で岩谷への挑戦を表明。27日横浜BUNTAI大会でベルトをかけて激突する。
2020年2月に当時のワールド王者・岩谷に挑戦する予定だったが、自身の急性腸炎で王座戦が中止に。5年越しの一騎打ちが決定したが、岩谷は先日の取材で「Sareeeのエルボーは痛くて怖い。家出しようかな」と口にし逃亡していた。
この記事を見たSareeeは18日、都内の公園に記者を呼び出し「何なんですか、あの岩谷の発言は! あれが本当にスターダムのアイコンなんですか? 冗談でもダサすぎる。自分、久しぶりにめちゃくちゃ腹立ちました」と憤慨していた。
くしくも「家出する」と口にした岩谷は、自身の半生を描いた映画「家出レスラー」の公開を5月に控えている。Sareeeは「完全にこのベルトを映画の宣伝に使ってますよね? そんなやつに、このベルトを任せておくわけにはいかないですよ」と顔を真っ赤にして指摘した。
また、IWGPといえばかつて、故アントニオ猪木さんを象徴するベルトだった。猪木さんに尊敬の念を抱くSareeeは「猪木さんは戦いを見せていた。なのに、その名前がついたベルトを持っている王者が試合の前に逃走…。IWGPのチャンピオンなら誰の挑戦でも受けるはずですよね? 岩谷はあのベルトのチャンピオンとしてふさわしくない。許せないです」と吐き捨てた。
16日の調印式では「お互いの力をぶつけ合いましょう」と発言していたが、前言撤回するという。「あの時、私は正々堂々戦おうって思っていたけど、心が変わりました。試合はエルボー1発で終わらせようと思います。私の強さを見せつけて勝つだけです」。怒りに震える太陽神が、スターダムのアイコンを叩き潰す。
2024年04月19日 05:35
◆全日本プロレス「チャンピオンカーニバル2024」(18日、後楽園ホール)観衆1157
全日本プロレスは18日、後楽園ホールで春の本場所「チャンピオンカーニバル(CC) 2024」の開幕戦を開催した。
Aブロック公式戦で2年ぶり2度目の優勝へ挑む青柳優馬が元WWE戦士のデイビーボーイ・スミスJr.と対戦。試合は、スミスJr.が序盤から猛攻。青柳も抵抗したがトップロープからのギロチンドロップ、さらにはトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで窮地に追い込まれた。
ここを驚異的な粘りで返した青柳優は敵がトドメと繰り出したブルドック・ボムを抱え上げられた瞬間に前方回転エビ固めで丸め込み大逆転のフォール勝ち。喜びのあまり大きな拍手で包まれた客席を駆け回り勝利の歓喜に浸った。
2年前に26歳6か月の史上最年少で優勝した青柳優はバックステージで「作戦勝ちだ。いい勝ち方したんじゃねぇか」と大逆転勝利に自画自賛した。
2年ぶり2度目の制覇へ「もう優勝だろ。もう優勝トロフィーほぼ俺のものだ」と確信。次戦の4・20浜松大会での黒潮TOKYOジャパンを見据え〽恋が走り出したらぁ!…と黒潮のテーマソングとなる福山雅治の「HELLO」を口ずさみ浜松へ向かった。
今年の「CC」は、全16選手がA、B両ブロックに8選手が分かれ、各ブロック最高得点者が5月12日に横浜BUNTAIで優勝決定戦で激突する。
出場選手は以下の通り。
【Aブロック】
芦野祥太郎、宮原健斗、青柳優馬、大森北斗、綾部蓮、黒潮TOKYOジャパン、デイビーボーイ・スミスJr.、サイラス
【Bブロック】
諏訪魔、本田竜輝、斉藤ジュン、斉藤レイ、安齊勇馬、鈴木秀樹、ハートリー・ジャクソン、ロード・クルー
◆4・18後楽園全成績
▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
〇田村男児、井上凌(10分09秒、パワーボム→エビ固め)ライジングHAYATO、立花誠吾●
▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
鈴木秀樹、〇サイラス、MUSASHI(8分18秒、リバーススプラッシュ→片エビ固め)黒潮TOKYOジャパン、ハートリー・ジャクソン、土方隆司●
▼チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇諏訪魔(8分31秒、バックドロップ→体固め)斉藤レイ●
▼同Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇芦野祥太郎(7分02秒、アンクルロック)大森北斗●
▼同Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇ロード・クルー(2分12秒、片エビ固め)本田竜輝●
▼同Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇青柳優馬(15分38秒、前方回転エビ固め)デイビーボーイ・スミスJr.●
▼同Aブロック公式戦 30分1本勝負
〇綾部蓮(12分17秒、デスルーレット→片エビ固め)宮原健斗●
▼メインイベント 同Bブロック公式戦 30分1本勝負
〇安齊勇馬(15分18秒、ギムレット→片エビ固め)斉藤ジュン●
2024年04月19日 05:00
「プロレス・ブラッドスポーツ 武士道」(6月22日、両国国技館)
新日本プロレスやPRIDEで活躍したジョシュ・バーネット(46)が、主宰プロレス団体「ブラッドスポーツ」の日本旗揚げ戦(6月22日、両国国技館)で現IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38)と一騎打ちを行うことが18日、都内で発表された。
2024年04月19日 05:00
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が18日、都内の帝拳ジムで公開練習を行った。挑戦を受ける桑原拓(大橋)は2021年に日本フライ級王座の防衛戦でTKO勝ちした相手だが「スピードがすごいあった印象だが、最近はパワーも加わって一発で倒している試合もあるので、そこは警戒したい」とあなどることはない。「駆け引きするようになってきたなという印象があるので、技術面の勝負でどっちがペースを取るかになる」と勝負の鍵を語り「圧倒したい」と理想の展開を述べた。
視察した桑原陣営の大橋秀行会長は「すごくシャープだし、3年前とは別人のイメージでしたね。相当自信がついたんじゃないかな。テクニックも相当良くなっている」と警戒。「技術戦になるんじゃないかな」と予想した。
2024年04月19日 05:00
「チャンピオン・カーニバル2024」(18日、後楽園ホール)
全日本プロレスの18日・後楽園ホール大会の試合前に、今月上旬に心不全のため54歳で死去した大相撲の第64代横綱で、プロレスラー、格闘家としても活躍した曙太郎さんの追悼セレモニーが行われた。
和田京平レフェリーが遺影を持ち、出場選手がリングを囲んで、テンカウントゴングに続いてリングアナウンサーが「第64代横綱、曙〜!」とコール。和田氏は「おおらかで優しい人でした」としのんでいた。
2024年04月19日 05:00
大相撲の春巡業が18日、千葉県浦安市で行われ、横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が幕内大の里(二所ノ関)にぶつかり稽古で初めて胸を出した。夏場所(5月12日初日、両国国技館)で新三役が濃厚な大器の当たりをしっかりと受け止め、笑みを浮かべる場面も。
「いい体してるんじゃないの。立ち合いの後の出足はいいものを持っている」と評価し、土俵脇では四股の踏み方や足の指の使い方を助言。胸を借りた大の里も「いろいろ教えていただいて、ありがたい。5月場所に向けて頑張りたい」と感謝した。
2024年04月19日 05:00
もうバカとは言わせない。
2024年04月19日 05:00
新日本プロレスの高橋ヒロム(34)が、冬眠生活からの目覚めを予告だ。昨年度の「プロレス大賞」では内藤哲也とMVPの賞取りレースを展開したが、今年は1月4日東京ドーム大会でのIWGPジュニアヘビー級王座陥落からまさかの低迷。持ち前のスーパーポジティブ思考に説得力を持たせるためには、次期シリーズ(20日、町田で開幕)からの逆襲が義務づけられる。
王座陥落というショッキングなスタートを切った今年のヒロムは、結果を残せない日々が続いている。12日の米シカゴ大会でも元WWE戦士のムスタファ・アリに完敗。年間を通じてベルトを保持し、MVP投票で内藤に次ぐ票を得た昨年とは対照的な低空飛行だが、当の本人は気丈な振る舞いを崩さない。
「でも、自分はまだ今のところMVPじゃないかなと思ってるんですよ。逆パターンというか。逆転の高橋ヒロムですよ。逆にここから一気に来るんじゃない?と。嵐の前の静けさですよ」と謎の論理を展開した。
ともあれ、そこまで言うなら逆襲が不可欠だ。29日鹿児島大会ではBUSHIとのコンビでIWGPジュニアタッグ王者クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーへの挑戦が決まっており、「まだ一回も取れてないですし、最後のチャンスは大胸筋のケガで流れてしまっているんですよ。なので今度こそ取りたいなと」。2021年2月に自身の負傷で挑戦が流れてしまった同王座への思いを告白する。
「試合で夢中になってしまうと、我が出過ぎて周りが見えなくなってしまう傾向があって。シングルではそれでよくてもタッグではダメなので、今回は(バレットクラブ)ウォー・ドッグスが相手といえども、心を穏やかにしようかなと。仏のヒロムになった方がチャンスが出るんじゃないかと」と、キャリア14年目にして初のタッグタイトル取りを誓う。
さらにウォー・ドッグスとの抗争勃発により、23日の東京・後楽園ホール大会では敵軍リーダー、デビッド・フィンレーとのシングル戦も実現。「フィンレー戦から結果を残していかないとなと。オイシイ相手ではありますね。ここで勝ってしまえば、一気に自分の勢いというか、MVPへの道も開かれますし。もういっか、本気出そう、長らくお待たせしましたって感じです。このままMVPを取っても『何かよからぬ力が働いたよ』って思われてしまうので」と、ヘビー級トップ選手を踏み台にする決意を明かした。
念のため言っておくが、このままならヒロムが今年MVPを取れる可能性はゼロだ。いつまでも不発弾ではいられない。「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)の季節を前に、タイムボムが完全復活を果たす。
2024年04月18日 22:09
新日本プロレス27日広島大会でKOPW争奪戦に臨む保持者・グレート―O―カーンと挑戦者・上村優也(29)がルールプレゼン会見で双方の案を提案した。
KOPW争奪戦は基本的に双方が試合のルールを提案し、ファン投票で多数を集めた方が採用される。それに先駆けて18日、双方のルールプレゼンテーション会見が実施された。
挑戦者の上村は「キャッチルール61分3本勝負」を提案。打撃技は認められず、使用できるのは絞め、関節技、投げのみ。その他は通常のプロレスで行われる。「今のチャンピオンがオーカーンだからこそ、このルールでやりたいと思ったのと、もう一つ提案した理由があるんですが。それは改めてチャンピオンになった時に発表させていただきます」と説明した。
一方のオーカーンは「地方再生マッチ〜広島編〜」と、3月浜松大会で行われた前回の防衛戦同様のご当地ルールを作成した。無制限3ラウンド制で、2ラウンド先取した方が勝者。1ラウンド目はマツダ車で使用しているタイヤをリング上で4つ積み上げた方が勝利、2ラウンド目は広島レモンの早食い対決、3ラウンド目は相手をテーブルにクラッシュさせた方が勝利するノーDQテーブルクラッシュマッチで行われる。さらにオーカーンは「上村が負けた場合、レモンを100個買うこと、そして上村が負けたらマツダ車に乗り続けること。まあ、これはご褒美でもあるかな。ちゃんと広島市民のためにカネを使うように。それをSNSで載せることが条件だ」と、上村が負けた際の条件を追加した。
なぜか自身だけに不利益な条件が突きつけられた一方的なオーカーン案を受けて、上村も自身のルールに条件を追加。敗者が勝者に広島県産のかきを30個献上することが義務付けられた。
マツダもレモンもかきも広島名物に違いないが、このような取り上げられ方で果たして広島県民が喜ぶのかは、いささか疑問が残る。浜松編の勝利で味をしめたのは確実だが、ここまで奇をてらったルールがファン投票で敗れてしまった場合、オーカーンは自身が滑っていたことを潔く認めるべきだろう。
ともあれファン投票は19日朝10時から、22日朝10時までの3日間、新日本プロレスの公式X(旧ツイッター)で行われる。
2024年04月18日 21:58
「プロレス・全日本」(18日、後楽園ホール)
春の本場所チャンピオン・カーニバルが開幕し、1日付で入団した身長2メートルの綾部蓮が、Aブロック公式戦でエース格の宮原健斗に完勝する衝撃的な白星発進を決めた。
綾部はランニングネックブリーカードロップやドロップキック、ビッグブーツなど創業者のジャイアント馬場さんをほうふつさせる動きを随所に見せ、最後はドラゴンスープレックスホールドからのデスルーレット(旋回してからのみちのくドライバー)で完璧な3カウントを奪った。
綾部は「ここから上がるも下がるも自分次第。新しい全日本の綾部を見せられたんじゃないかと思います」と手応え十分。敗れた宮原は「スター街道のきっかけを与えてしまった。今日の負けは認めよう」と、綾部の将来性を感じていた。
この他のAブロック公式戦は芦野祥太郎が大森北斗、青柳優馬がデイビーボーイ・スミスJr.を破り、白星発進した。
3・31大田区総合体育館大会で中嶋勝彦から3冠ヘビー級王座を奪取した安齊勇馬は、メインのBブロック公式戦で世界タッグ王者の斉藤ジュンと激突。ジャンピングニーアタック、ジャーマンスープレックスホールドとたたみかけ、肩車のように担ぎ上げてからシットダウンパワーボムでたたきつける新技「ギムレット」で3カウントを奪った。
安齊は「このまま誰が優勝するか分かりますよね?記録とか時代とか歴史とか、全てひっくるめて勝ちます」と優勝宣言した。
出場16選手中、最年長となる47歳の諏訪魔は、世界タッグ王者の斉藤レイから序盤は猛攻を受けたが、パワーボムをショルダースルーで切り返して逆転し、145キロの巨体をバックドロップで投げて快勝。「いま旬の斉藤レイに勝てて良かったな。まだまだ元気だぞってところを見せないとな。まだまだ跳ね返してやりますよ」と怪気炎を上げていた。
この他のBブロック公式戦はロード・クルーが本田竜輝を撃破した。