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2021年09月22日 02:45
現地時間9月21日に開催されるEFLカップ(リーグ杯)3回戦で、ノーリッジと対戦するリバプールがスタメン11人を発表。南野拓実が先発に名を連ねた。 今夏にサウサンプトンからレンタルバックした南野は、プレシーズンマッチで2ゴールを奪い、アピールに成功したもののシーズンが開幕してからは1度も出番が訪れず。ベンチを温める日々が続いていたなかで、ようやくチャンスが訪れた格好だ。【動画】ケイタ→サラー→タキ!PSMで南野が鮮やかな連係から奪った一発
26歳の日本代表FWは、開幕からリーグ戦5連敗中と苦しむ相手との一戦で、溜まった鬱憤を一気に晴らすことはできるか。 なお、イングランドで得点を奪えば、サウサンプトン時代の2月20日のチェルシー戦以来7か月ぶり、リバプールの選手としては昨年12月19日のクリスタル・パレス戦以来、9か月ぶりとなる。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 15:05
指揮官も絶賛している。
鎌田大地を擁するラツィオは現地4月19日に行なわれたセリエAの第33節で、ジェノアと敵地で対戦。67分にルイス・アルベルトの挙げたゴールで、1−0の勝利を手にした。
この決勝点をアシストしたのが、ダブルボランチの一角でフル出場した鎌田だ。右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預けてペナルティエリア内に走り込むと、スルーパスを受けて、ダイレクトで折り返し。10番のゴールを見事にお膳立てしてみせた。
【動画】伊メディアが絶賛した鎌田の絶妙アシスト
約7か月ぶりとなる今季2つ目のアシストをマークした日本人MFを、イゴール・トゥドール監督も称賛。ラツィオの専門サイト『NOI BIANCOCELESTI』によれば、試合後にこうコメントしている。
「カマダが決定的な存在になると期待している。彼は並外れた選手だ。今日も前回と同様に素晴らしい試合をしてくれた」
クロアチア人指揮官は、「彼は働き者で、いくつかの役割をこなせるプロフェッショナルだ。彼は正しいメンタリティを持っている」と賛辞を続けている。
新監督の信頼を得た27歳がピッチで躍動を続けている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 14:35
鹿島アントラーズは4月20日、J1第9節でサガン鳥栖と敵地で対戦。11分に先制に成功する。
スコアラーは、前節の京都サンガF.C.戦(1−0)で決勝点を決めている右SBの濃野公人。期待の大卒ルーキーは、ボックス内でチャヴリッチの落としに反応。右足を思い切り振り抜き、強烈なシュートを叩き込んだ。
【動画】また決めた! 鹿島DF濃野公人の強烈フィニッシュ
X(旧ツイッター)では「濃野くん」がトレンド入り。DFながら抜群の決定力を披露している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 14:30
カタールで行われているU23アジアカップ。
U-23日本代表と同組となった中国はグループステージ敗退が早くも決まってしまった。日本に0-1、韓国に0-2と2連敗となり、最終節を待たずに敗退が決定したのだ。
そうしたなか、『北京晚報』はこう伝えていた。
「中国はグループステージ2試合で1得点も奪えず敗退。それとは対照的に今大会では東南アジアチームが躍進しており、対比も考えさせられる。
中国は韓国戦でベストを尽くしたが、ポゼッションはわずか36%で、シュート数でも劣っていた。
こんな結果になったのは不思議ではない。これまで中国五輪チームはU23アジアカップに4度出場したが、12試合で1勝11敗にとどまり、すべてグループステージで敗退。
今大会2試合を見る限り、多くの問題を露呈した。単調なプレースタイル、攻撃パターンの少なさ、能力の低さに加えて、経験不足は明らかで、十分な適応力を欠いている。
注目すべきは、中国が連敗した一方で、東南アジアのチームが立て続けに番狂わせを起こしていることだ。第1節ではタイがイラクを2-0で破り、ベトナムがクウェートを3-1で撃破。第2節ではインドネシアがオーストラリアを1-0で破り、大番狂わせを起こした。
なぜ東南アジアのチームは躍進し続けられるのか。当然ながら、彼らがサッカーの法則に従い、ユースの育成にこだわっているからにほかならない。彼らと比べると、中国サッカーのパフォーマンスは低迷の一途をたどっている。
中国フル代表は、2024年アジアカップの弱いグループAで1勝も1ゴールもできずに敗退。そしてW杯アジア二次予選では、アウェーでシンガポールに引き分けた。そしてU23アジアカップで五輪代表は2連敗で1ゴールも決めることができなかった。
このような状況が生まれたのは偶然ではない」
「長年、中国サッカーは回り道をしてきた。一刻も早く結果を出そうと躍起になった結果、金満サッカーを実施したからだ。
確かにリーグは活況になり、代表チームは世界的な有名監督を招聘し、帰化選手のレベルも高かった。だが、それは中国サッカーを一種の性急な雰囲気にさせただけでなく、その後のサッカー界の汚職事件にもつながった。
そして、彼らはサッカー界の法を尊重しないため、この数年間は中国サッカーは空想にふけり続けており、それによって中国サッカーの基盤は弱体化している。長期的に渡ってユース育成に重点が置かれていなかったため、中国サッカー全体が若手不足・成功不足に陥っている。
東南アジアチームの継続的な進歩を目にして、中国サッカーはこの痛みから学ぶ必要があり、ユース年代のトレーニングシステム再構築に本当に注力しなければならない。そうでなければ、中国サッカーの未来はますます狭いものになるだろう」
中国の習近平主席はサッカー好きとされており、中国リーグが破格のマネーで世界的スターを爆買いした時期があった。だが、それはもはや過去のものになり、中国リーグの勢いは消え去り、中国サッカー界は汚職に揺れている。
昨年末には習主席が「(中国がタイに勝ったのは)まぐれの要素が大きい。なぜなら、我がサッカー代表チームは…彼らのレベルはよく分からないから」とタイ首相に漏らしたことも話題になった。
中国で「ACLまで出たのに解散・消滅した7つのクラブ」
同紙は、中国が育成年代を重視してこなかったつけがめぐってきたと指摘しているようだ。
2024年04月20日 14:10
チャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルンに惜しくも敗れ、ベスト4入りを逃したアーセナル。
2024年04月20日 14:03
カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる)のグループB最終節では、現地4月22日に日本と韓国が対戦する。
両国ともすでに2勝を挙げ、決勝トーナメント進出が確定。首位通過を懸けた“日韓戦”を前に、韓国のファン・ソンホン監督が大岩ジャパンについて語った。韓国メディア『ソウル経済』が伝えている。
55歳の指揮官は、グループステージ第2節の中国戦を2−0で勝利したあと、記者会見で報道陣から日本の最も脅威的な要素を問われると、次のように応じた。
「日本は長い間、組織力を培ってきたチームなので、組織力で見ると、この大会の参加国の中でトップだと思う。前方へのプレッシャーやビルドアップに多様性があり、相手を少し難しくする傾向がある。スピードの面でも警戒しなければならない」
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
一方で、自チームは守備陣に問題を抱えている。中国戦でCBを担ったソ・ミョンガンはハムストリングを痛めて負傷退場し、ピョン・チュンスは累積警告で日本戦は出場停止に。
本職のCBはチョ・ヒョンテクひとりだけで、最終ラインで不安が拭えないなか、ファン・ソンホン監督も「難しい状況であることは確かであり、妙案を見つけなければならない。今、記者会見をしているこの時間でも頭が複雑になるくらい悩んでいる」と吐露する。
日本戦まで中2日。「どのような形で試合に臨むか、コーチングスタッフと綿密に検討して決める必要がありそうだ」と話した。
勝点6で並ぶ日本と韓国は、得点、失点、得失点差はすべて同じ。引き分けの場合は、延長戦なしのPK戦で決着をつけることになる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 14:00
弱冠16歳にしてバルセロナで活躍するスペイン代表FWラミン・ヤマルは、リオネル・メッシのような左利きのドリブラーだ。
元日本代表MF中村憲剛は、『DAZN』のFOOTBALL TIMEで、ヤマルがドリブルだけでなくパスも出せる点を評価していた。その中村と内田篤人は、こんな話でも盛り上がっていた。
中村 「パスもうまい。それがあるからドリブルが効くんですよ。両方できるので、ドリブルが抜ける。(ドリブル一辺倒ではなく)パスも出せると(対峙する)DFとしては選択肢が一気に増えるので…」
内田 「スラムダンクのあれと一緒や」
中村 「流川くんね」
内田 「そう(笑)沢北くんとの勝負の時…」
中村 「そう、そう、そう(笑)ドリブルしかないから読みやすい」
内田 「仙道と2人でやったときね、流川くんが言われたからね」
中村 「そうだね、沢北戦に生かす」
内田 「(仙道が)北沢くんって言ってたけどね、間違えて」
中村 「(流川が)沢北だ、どあほうって言ってましたから。すみません、世代なので(笑)」
元サッカー日本代表の2人が思わず盛り上がっていたのは、バスケットボール漫画の金字塔である『スラムダンク』の話題。
タトゥーまで彫る!「ドラゴンボール」が大好きすぎる世界のスター6人
中村憲剛はユース年代のコーチも務めているが、サッカー少年たちにもスラダンの流川楓の話をしてしまうことがあるほどのガチ勢だとか。
「実際、育成年代のドリブラーの子と話をする時はパスとドリブルの話は必ずする。
たまに熱くなって、スラムダンクで流川っているんだけどって言った時に、今はスラムダンクの映画をみんな見てるので、あぁ!って(話が通じる)。ちょっと前は『読んでないです』って言われて、『スポーツと青春のバイブルを読んでないんか!君たちは』って(説教していた)」
2022年に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』はファンたちの“聖地巡礼”が起きるほど人気となったため、今の世代にも話が通じるようになったそう。仙道彰や沢北栄治との話は漫画・アニメで確認して欲しい。
2024年04月20日 13:30
レアル・マドリード加入1年目からリーグ戦16ゴール、チャンピオンズリーグで4ゴールと大暴れなMFジュード・ベリンガム。ドルトムント時代より評価は高かったが、昨季はブンデスリーガで8ゴールに留まっている。レアル加入1年目から得点を量産するとは多くの人が予想していなかったはずだ。
ベリンガムはあくまで攻撃的MFであり、センターフォワードではない。それでも得点を量産できるのは、スペースに飛び込むタイミングが上手いからだ。『ESPN』によると、セルタでプレイするMFルカ・デ・ラ・トーレもその特長を絶賛する。
「彼はボックス内に入るのがとても上手なんだ。FWをマークしているセンターバックがMFの選手をマークするのは本当に難しい。彼は適切なタイミングで適切なスペースに入ってきて、僕たちのゲームでゴールを決めた。彼を抑えるのは本当に難しいことだよ」
ジローナのGKパウロ・ガッザニーガはベリンガムの総合力を称える。
「彼はオールラウンドなMFだね。彼はフィールド全体をカバーしている。FWのように振る舞ってゴールを決めたり、後方へ下がってボールを引き出すこともできる。フィジカル能力が非常に優れているから、チームとして彼を止めないといけない」
フィジカル能力が高く、リーチも長いため中盤でボールを収めることもできる。20歳にして完成された領域にあり、弱点が見当たらない。新世代のパーフェクトMFと呼ぶべき選手だろう。
2024年04月20日 13:30
シーズン佳境を迎えつつある、欧州サッカーシーン。
2024年04月20日 13:06
鎌田大地が所属するラツィオは現地4月19日に開催されたセリエAの第33節で、ジェノアと敵地で対戦。1−0で白星を挙げた。
ボランチで先発した鎌田は、秀逸な動きで決勝ゴールをアシストする。67分、いったん右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預けて、フリーランニングでペナルティエリア内に侵入。見事なスルーパスを受けると、ダイレクトで折り返す。
これをマティアス・ベシーノがスルーし、ルイス・アルベルトがネットに突き刺して見せた。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
この鎌田のお膳立てや巧みな連係に、ファンから次のような声が上がった。
「最高なんですけど」
「登場人物全員うまいな」
「鎌田の良さが全部出てるアシスト。思わず声出た」
「ファンタスティック」
「キャマダうめー」
「ポケットへのランニングが秀逸」
「アシスト前のパスもその後のスルーも全部綺麗すぎる」
「鎌田へのスルーパスがエグいな」
「鎌田の前のパスがすげーな」
「美しすぎるな。完璧スルーパス→完璧折り返し→マーク引き付けてスルー→ドフリーで決める」
マウリツィオ・サッリ前監督の下では、満足な出場機会を与えられなかったMFが、輝きを取り戻した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 13:00
ベスト4の顔触れが出揃った欧州コンペティション。
アストン・ヴィラはリールをPK戦の末に下して、UEFAカンファレンスリーグの準決勝進出を決めた。
18日の2ndレグでは、ヴィラGKエミリアーノ・マルティネスへの判定が話題になった。
前半に遅延行為でイエローカードを受けていた彼はPK戦で再度イエローカードを提示されたが、退場処分にならなかったのだ。
その理由はルール。競技規則のPK戦の項目にこう明記されている。
「試合中に退場を命じられた競技者のキックへの参加は認められないが、試合中に競技者やチーム役員に示された注意や警告は、キックに繰り越されない」
英文では「A player who has been sent off during the match is not permitted to take part, warnings and cautions issued to players and team officials during the match are not carried forward into penalties (penalty shoot-out).」
つまり、試合中に受けたイエローカードはPK戦には持ちこされないのだ。
『BBC』によれば、ヴィラのウナイ・エメリ監督もマルティネスがPK戦で退場になったと思っていたとか。マルティネス本人はこう話している。
「時間稼ぎとされたことが全て。相手のGKも全く同じことをしていたからね。30分すぎにイエローを貰ったが、(0-1で)負けている状況だったので、レフェリーが自分に何を求めているか分からない。
その後、PK戦ではボールがなかったのでボールボーイにボールを要求したら警告を受けた。そのルールは知らなかった。自分は信念を持っているし、ハードワーカーだ。今日は自分の運命だった」
ただ、1stレグでもイエローカードを受けていたマルティネスは、オリンピアコスとの準決勝1stレグは出場停止になる。
「なぜかPKが苦手な」世界的スーパースター7名
アーセナルで同僚だったサミル・ナスリは「彼の態度にはイラつく。以前はあんな感じじゃなかったからね。アーセナルでとても若かった時の彼を知っている。すごくシャイだった。いまじゃあの振る舞いが彼の常套手段になっている」と述べていたとか(アルゼンチン代表であるマルティネスはW杯決勝フランス戦での振る舞いから、フランスでは嫌われ者になっている模様)。
2024年04月20日 12:30
イングランドでは、来季からFAカップの再試合が廃止されることになった。ドローだった場合に日程を改めて再試合を行うというのは同大会の伝統だったが、現在では5回戦から廃止。来季から全ラウンドにわたって廃止されることになった。
イングランドでは過密日程が継続的に問題視されていて、おりしもCL、ELでプレミアの3強が揃って敗退したことを受けて問題が再燃しているところだ。選手の負担を軽減することを考えれば、やむを得ない措置であることは理解できる。
しかし、イングランドサッカーは一部のエリートクラブだけで成り立っているわけではない。イングランドに限らないが、カップ戦はそういったエリートクラブをスモールクラブが打ち倒すというのが醍醐味で、今季もFA杯ではコヴェントリーが準決勝まで勝ち上がり、マンチェスター・ユナイテッドに挑む。
英『Daily Mail』は、プレミアのビッグクラブやチャンピオンシップのクラブなど、さまざまな立場にある指揮官たちの意見を紹介している。サウサンプトンのラッセル・マーティン監督は、今回の決定に際してプレミアのクラブだけに意見を聞いたのは不公平だと語った。
「大会に参加するすべてのクラブに意見を聞くべきだった。たしかプレミアの20クラブだけに尋ねられたはずだ。イングランドサッカーを特別にしているのは、プロとしてプレイする機会を得られる人数のピラミッド、そしてプレミアとチャンピオンシップの背後にある構造だ」
「下部リーグのアカデミーを経てイングランド代表としてプレイした選手が何人いるかを見てみよう。それはイングランドのサッカーを本当に特別でユニークなものにしている。だから、最下層にいる奴らのことは忘れて気にしなくていいと考えるのは、本当に世間知らずで不公平だ」
リーズのダニエル・ファルケ監督も「試合が多すぎることを心配していると思うが、私は練習するよりも(試合を)プレイしたいと思う。リプレイがあったクラブにはその利点があった」と再試合を肯定している。
しかし再試合肯定派ばかりではない。ノリッジのデイビッド・ワグナー監督はドイツ人だからという理由もあり、1回の試合で決着をつけるほうが望ましいと語った。
「ドイツカップではリプレイは一度もなかった。それが気に入っているよ。生きるか死ぬかだからね。それとは別に、今後のスケジュールが明確でない場合、再試合するかどうかわからないのはマネージャーとしては難しいよ」
今回の再試合廃止決定でさまざまな意見が飛び交っている。下部クラブにとってはビッグクラブを打ち倒すチャンスが減ってしまったわけだが、これも時代の流れなのだろうか。
2024年04月20日 12:30
J1で開幕3連敗となった名古屋グランパスだが、その後は5試合負けなし(4勝1分)と好調だ。
2024年04月20日 12:26
セリエA優勝に迫っているインテルは、来季に向けて右サイドの強化が注目されている。候補のひとりと言われるのが、AZの菅原由勢だ。
シモーネ・インザーギ監督が採用する3−5−2の布陣で右WBを務めるのは、主にマッテオ・ダルミアンとデンゼル・ドゥムフリースだ。そのうち、後者がこの夏の去就が注目されている。
28歳になったオランダ代表は、インテルと2025年までの契約を結んでいる。つまり、延長に至らなければ、契約残り1年となるため、移籍金を得るためにクラブが売却する可能性は高い。
イタリアのメガクラブはすでに1月、タジョン・ブキャナンを獲得している。だが、出場機会に恵まれていない。また、インザーギ監督は左サイドでの起用を考えていると言われる。
そのため、インテルは以前から右サイドの補強の可能性が取りざたされてきた。その候補のひとりが菅原だ。『calciomercato.com』は4月18日、インテルが「以前から追っている」と、日本代表DFが依然としてターゲットのひとりと報じた。菅原の現在の契約も2025年までだ。
【動画】AZ菅原由勢が鮮やかな直接FK弾を含む2ゴール!
一方で、もうひとりの候補とされたのが、マンチェスター・ユナイテッドに所属するアーロン・ワン=ビサカだ。彼も現行契約が2025年まで。ドゥムフリースや菅原と同じ状況となっている。
calciomercato.comは「すべてはドゥムフリース次第」と、オランダ代表の去就によると報じた。ジョアン・カンセロ(現バルセロナ)、アシュラフ・ハキミ(現パリ・サンジェルマン)と、かつて所属したワールドクラスの右SBが短期間で退団しているインテルが、この夏どのような決断を下すか注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 12:21
サンフレッチェ広島を率いるミヒャエル・スキッベ監督が、選手育成に情熱を燃やしていることは前回も触れたが、その原点は指導者としての情熱に満ち溢れていた20〜30代の経験が大きいのだろう。
現役時代はシャルケで将来を嘱望されていたFWだった彼は、膝の怪我によって22歳という若さで選手生活に区切りをつけ、指導者に転身することになった。最初に指導したのはシャルケのユースカテゴリー。そこからドルトムントではユース、セカンドチーム、トップチームで指揮を執っている。
「私が初来日したのは95〜96年。ドルトムントユースにいた頃でした。もう30年近く前になるんですね」と本人も懐かしさを覚えている様子だった。
スキッベ監督の名を世界のサッカー界に広く知らしめたのが、2000〜05年にかけてのドイツサッカー連盟(DFB)時代だろう。
98年フランス・ワールドカップでベスト8、ユーロ2000でグループステージ敗退と当時のドイツは低迷期に差し掛かっており、育成改革が急務だった。そこで彼はフォルカー・フィンケ、ラルフ・ラングニックらとともにドイツ全土のブンデスリーガのユースの整備に着手。シュツットブンクト(トレセン)の改革、移民に対するサッカー解放にも乗り出し、新世代のタレントが出てくるように仕向けたのだ。
「一番大きかったのは、ブンデスリーガのユースカテゴリーのトレーニング時間を倍に確保できるようにしたこと。それまでドイツの若いエリートは週4回、夕方から練習するだけだったんですが、さらに午前中に2回の練習ができるようになり、補習(自主練)も可能にしたんです。
さらに地方の競技レベルを引き上げるべく、強いチーム同士が対戦できる仕組みを作り、トレセン活動の際にも専任の指導者、医療スタッフ、学校のサポートスタッフなどを配置。グランド整備も進め、一つひとつ、環境を改善してきました」
努力の甲斐あって、2000年代半ば以降はバスティアン・シュバインシュタイガーやフィリップ・ラームといった若手が台頭。さらにメスト・エジルやトーマス・ミュラーのような技巧派も出てきて、ドイツのサッカーが目覚ましい進化を遂げる。
その集大成となったのが、2014年のブラジルW杯だろう。準決勝でブラジルを7−1と叩きのめした「ミネイロンの惨劇」は見る者に衝撃を与え、圧倒的な強さで優勝。大きな成果を残したが、その種まきをした1人であるスキッベ監督も充実感を覚えたに違いない。
「昔のドイツは走れて戦える選手が圧倒的に多かったのですが、育成改革以降は技術や戦術眼のある選手が増えていきました。今の代表を見ても、セルジュ・ニャブリやレロイ・ザネのようなテクニカルなタイプが何人もいる。それはポジティブな要素だと思います。
けれども、逆にかつての象徴的存在だったオリバー・ビアホフやミロスラフ・クローゼ、ルーカス・ポドルスキのような力強くタフに戦える選手が減ってしまった。最前線でターゲットになれるのも、今の代表ではニクラス・フュルクルクくらいで、ユスファ・ムココも敵を背負って何とかするタイプではない。そういった現実を踏まえると、やはりチームとして技術と強さのバランスが一番取れていたのが2014年だったのかなとも感じます」
あれから10年が経過し、ドイツは2022年カタールW杯と2023年の親善試合で、二度続けて日本に黒星を喫することになった。約30年間、日本とドイツのサッカーの変化を見続けてきたスキッベ監督は、少なからず複雑な感情を抱いたはずだ。
「まさにドイツは『負けるべくして負けた』と思いますし、日本の急成長を痛感しました。20年前の日本はそこまで伝統や確固たるスタイルを持たない国でしたが、逆にいろんなものを吸収し、大きく進化を遂げることができた。今では世界トップに引けを取らない戦いができる国になったと思います」と、スキッベ監督は日本へのリスペクトを口にする。
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2024年04月20日 12:00
チェルシーやアーセナルでプレイ経験のある元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏は、マンチェスター・ユナイテッドは来シーズン、MFコビー・メイヌーを中心にチーム作りをするべきだと、英『BBC』の「Planet Premier League show」にて語った。
メイヌーは今シーズン一貫性のなさから批判も多いマンチェスター・ユナイテッドの中で、大きく評価を上げた選手だ。今シーズン台頭してきたばかりだが、すでにチームで絶大な存在感を発揮しており、3月にはイングランド代表にも初招集されている。ユナイテッドの名門復活を託された若き逸材だ。
ユナイテッドはクラブの共同オーナーとなったジム・ラトクリフの下、今夏に大改革が行われることが予想されており、様々なビッグネーム獲得の噂が浮上している。そんななか、セスク氏が来シーズンのキープレイヤーに挙げたのがメイヌーだ。
「彼は間違いなく将来のためだけの選手ではない 。彼はすでに現在のための選手なのだ。彼は彼らが守る必要がある人物だが、同時に真の変化をもたらすことができる彼に時間を投資する必要がある。彼はピッチ上で素晴らしい個性を持っており、まるで長い間プレイしてきたかのように感じられる」
「彼を助けるためにも、夏に選手を集めて彼を今よりもさらに輝かせる必要がある。彼のような才能ある選手は、周りに優れたクオリティがあればあるほど、彼らから得られるものはより多くなる。マンUの大型移籍に期待しているが、来季のコビー・メイヌーは、何があろうとキープレイヤーでなければならない」
さらにセスクは厳しいシーズンを送っているユナイテッドの中で、怖がらずにボールを受けようとするメイヌーの姿勢や勇気にも絶賛の言葉を送っている。
「彼の人柄と勇気を見たはずだ。クオリティや才能のことよりも、選手がどれだけボールを欲しがっているか、難しい局面でもどれだけボールを欲しがっているかを私はいつも話しているんだ。マンチェスター・ユナイテッドにとって非常に困難なシーズンに、今のようなパフォーマンスを見せることは、多くのことを示している」
「彼は恐れずにプレイする、それが彼の好きなところだ。彼はただボールを欲しがり、物事を起こそうとする。彼が行けるところまで行くことを願っている」