2021年09月22日 08:00
今年の女子のシーズン最終戦「WTAファイナルズ」は、11月8日の週にメキシコのグアダラハラで開催されることが先日発表されたが、シングルスのトップ8選手、ダブルスのトップ8組しか出場できないこの栄誉ある大会に、青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアの出場が決まった。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトが報じた。今回ファイナルズへの出場決定が発表されたのは、シングルスでは今年獲得したポイントだけで争われる最終戦出場権レースでトップの世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)、2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、3位で今年の全仏女王バーボラ・クレイチコバ(チェコ)の3人。 ダブルスでは、今年ペアとして獲得したポイントのレースで1位、「東京オリンピック」金メダリストであるクレイチコバとカテリーナ・シニアコバ(チェコ)、そして堂々2位につけている青柴ペアだ。 青柴ペアはこれが最終戦初出場。日本人女子選手が最終戦にダブルスで出場するのは、2008年に杉山愛さんがカタリナ・スレボトニク(スロベニア)と組んで出場して以来13年ぶりだ。青柴ペアは今季ここまでツアー最多の5大会で優勝。シーズン最初のアブダビとメルボルンで2大会連続優勝すると、3月末から始まった「WTA1000 マイアミ」でキャリア最大のタイトルを獲得。その後、イーストボーンとクリーブランドの大会も制した。グランドスラムでは「全豪オープン」でベスト8、「ウィンブルドン」ではキャリア最高のベスト4に進出している。 (テニスデイリー編集部) ※写真は「WTA250 クリーブランド」での柴原(左)と青山 (Photo by Lauren Bacho/Getty Images)
2024年04月17日 08:36
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は16日、シングルス1、2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-3でフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)を下し、けがからの復帰戦を白星で飾った。
ナダルは昨季、股関節の故障で全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)後の残りのシーズンを欠場し、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、そこでけがを再発させ、今回は同大会以来の公式戦だった。クレーコートでの試合も優勝した2022年の全仏オープン(French Open 2022)以来だったが、世界62位のコッボリを寄せ付けず、1時間半足らずで2回戦に駒を進めた。
バルセロナ・オープンで12回の優勝を誇るナダルは試合後、スペインの公共放送TVEに対し「復帰する時は特にフィジカル面で不安を取り除くことができないが、良いスタートを切れた」と話し、「相手のミスもあったが、自分もやるべきプレーができたと思う」と振り返った。次戦は第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と対戦する。
第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は4-6、6-7(6-8)で世界87位のブランドン・ナカシマ(Brandon Nakashima、米国)に敗れ、大会から姿を消した。
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2024年04月16日 11:50
男子テニス、世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は15日、連覇を目指すマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)での復帰を望んでいるとしながらも、万全な状態で出場できるかは不透明だとの認識を示した。
四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るアルカラスはこの前日、右腕のけがを理由に今週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を欠場すると発表した。
全仏オープン(French Open 2024)の開幕が来月26日に迫る中、前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)も棄権していたアルカラスは、今月22日に始まるマドリード大会に出ることが目標だとしつつ、「まだ分からない」と強調。
「早まったことはしたくない。マドリード・オープンは100パーセントの状態で迎えられるとも言い切りたくないが、そこを目指している」とし、「自分たちのできる範囲のことをすべてやっていきたい」と話した。
腕の状態については「土曜日(13日)に検査したとき、画像ではかなり良好だった。だが日曜日(14日)には思ったようにいかなかった。右側に力を入れるたびに違和感が増していった」と説明し、2連覇中だったバルセロナ・オープンの欠場を残念がった。
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2024年04月16日 10:02
男子テニス、通算22度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は15日、過去12回優勝しているバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)でのツアー復帰は「贈り物」だとし、今季がキャリア最後になるとみられている中ですべての瞬間を楽しみたいと語った。
37歳のナダルは2023年シーズンの大半を棒に振った後、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で股関節のけがを再発させて以降再びツアーから遠ざかり、今回は優勝した22年の全仏オープン(French Open 2022)以来のクレーコートでの公式戦となる。
復帰を予定していた4月のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)も欠場していたナダルは、記者会見で「どこへ出られなかったとか嘆くより、今ここにいることを喜びたい」とし、「個人的にはバルセロナにいることは贈り物だ。これが最後のつもりですべての瞬間を楽しみたい」と語った。
また、今季をプロ最後のシーズンと位置づけている一方で、引退の具体的な時期は定めていないとして、「その価値がないと感じるまで前進し続けていく」「前にも言った通り、最後は人生が自分の道を示してくれる」と述べた。
今大会では順当に勝ち進めば準決勝でカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と激突するとみられていたが、20歳の同胞はけがで棄権を余儀なくされた。ナダルはアルカラスについて、「順調に早く回復することを願っている。彼はトップシードだから、大会にとっては痛手だ」と気遣いつつ、「自分は準決勝のことを考えられる状況ではない」とも語った。
ナダルは16日、自身の名を冠したセンターコートで行われる1回戦で、フラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)を迎え撃つ。
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2024年04月15日 12:10
男子テニスのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が、2連覇中のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を右腕の負傷により欠場することになった。
2024年04月15日 10:28
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は14日、シングルス決勝が行われ、大会第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に6-1、6-4で快勝し、2021、22年以来となる3度目の大会制覇を果たした。
チチパスは22年のグラス(芝)コートシーズン以降は優勝1回にとどまり、世界ランキングも19年1月以降では最悪の12位となっていたが、準決勝では今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)覇者で世界ランク2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を破るなど、自信を取り戻す優勝となった。
今季は今大会まで11勝6敗だった中、試合後の会見では「このような1週間が本当に必要だった。特に昨年後半から今までの数か月感は厳しかった。自分が目指すレベルという意味ではベストな時期を過ごせていなかったし、今大会での優勝は狙っていたわけではなかったが、自然に成し遂げることができた」と話し、過去2回よりも今回の方が特別な優勝だと喜んだ。
モンテカルロ大会優勝3回は史上5人目。過去にはラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が最多11回、ビョルン・ボルグ(Bjorn Borg、スウェーデン)、トーマス・ムスター(Thomas Muster、オーストリア)、イリ・ナスターゼ(Ilie Nastase、ルーマニア)がそれぞれ3回制している。
一方、準決勝で世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を倒して勝ち上がってきたルードは「きょうはもっといいパフォーマンスができず申し訳ない」とファンに謝り、「今回はかなわなかったが、こういったビッグタイトルに近づいていると思いたい」「壁を打ち破って、このような大きな大会で優勝したい」と前を見据えた。
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2024年04月14日 13:05
男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が13日、過去12回の優勝を誇る次週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)を控え、1月以来のツアー復帰は「喜び」だと語った。
ナダルは全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で股関節のけがを再発させ、その後はエキシビションを1試合戦っただけとなっているが、この日は世界6位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)との練習で軽快な動きを披露した。
大会の組み合わせ抽選会に出席したナダルは「ここに来られてうれしい。バルセロナは大きな喜びを味わってきた場所」とコメント。さらに「ここ2年間は、ほんの数日しかツアーで過ごせていないから、ここで日々を送り、いろいろな人と会って、選手相手に練習ができることは喜びだ」と明かし、「これを続けていきたい。この大会には素晴らしい選手も何人か出場する」と期待した。
6月で38歳になるナダルは、自身の最多記録を更新する15回目の優勝が懸かる全仏オープン(French Open 2024)に向け、けがの不安のない状態での復帰を目指している。
バルセロナ・オープンの1回戦では、16歳年下のフラビオ・コボッリ(Flavio Cobolli、イタリア)と初めて顔を合わせることが決まった。大会2連覇中のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)も第1シードとして出場予定で、両者が勝ち進めば準決勝で激突する。
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2024年04月14日 12:38
13日に行われた男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)のシングルス準決勝で敗れた世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、「全く良くない」と今季はここまでうまくいっていないことを認めた。
大会第1シードのジョコビッチは、準決勝で第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に4-6、6-1、4-6で敗戦。過去5戦全勝で、昨年の全仏オープン(French Open 2023)決勝でも圧勝していた相手に初めて黒星を喫し、41回目のマスターズ1000(ATP Masters 1000)制覇を逃した。
ジョコビッチは「(今大会では)明るい面も間違いなくあった」としつつ、「自分は結果に対する期待という点では、非常に高い基準を持つことに慣れている。ここまで一つもタイトルなしというのは、過去15年と比べると、全く良くない」と話した。
今季はまだ4大会にしか出場していないが、今後はマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)からイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)、そして全仏とクレーシーズンが続いていく中で、ギアを上げていきたいと考えている。
「オーストラリア(全豪オープン<Australian Open Tennis Tournament 2024>)では4強で、ここでも4強。スタートが良くないシーズンもあるのは当たり前で、今年はそうなっている」としたジョコビッチは、「ペースを上げていきたい。結果の部分はもっと積み上げられる。かなりいいテニスはできているので、今後はさらに良くなることを願っている」と期待した。
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2024年04月14日 11:06
女子テニス、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が13日、今夏のパリ五輪について、枠が与えられるのであれば「ぜひ出場したい」とコメントした。
2024年04月14日 10:20
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は13日、シングルス準決勝が行われ、優勝2回で大会第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-4、3-6、6-4で第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を破り、決勝に進出した。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のシナーは今季2敗目を喫し、連勝が9で止まった。
チチパスは決勝で第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。ルードは世界ランキング1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を6-4、1-6、6-4で撃破した。
世界ランキングトップ10から陥落し、現在は12位につけるチチパスは「このような勝利は自信につながる」と話し、「再びトップレベルを目指したい」と意欲を口にした。
シナーは最終セットで先にブレークし、さらに3-1として迎えたチチパスのサービスゲームで再びブレークポイントを手にしたが、実際は相手のダブルフォールトだったボールがインの判定となる場面があった。本来ならこれでシナーの2ブレークアップとなるはずだったが、結果的にこのゲームをチチパスがキープした。シナーは試合後、その時の誤審のせいで集中力を乱されたと嘆いた。
シナーは問題の判定について「なかなか受け入れるのは難しい。あの時はいいプレーができていたから」としつつ、「誰にでもミスはある」とコメント。「その後にけいれんを起こしたが、それもおそらくあの出来事が原因だろう。神経にも影響を与えるからだ」と続けた。
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2024年04月14日 09:12
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は13日、シングルス準決勝が行われ、大会第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)が世界ランキング1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を6-4、1-6、6-4で破り、決勝に進出した。
ルードは昨年の全仏オープン(French Open 2023)決勝を含めジョコビッチ戦は過去全敗だったが、6度目の挑戦にして初白星を挙げた。
決勝ではモンテカルロ大会優勝2回のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と対戦する。第12シードのチチパスは第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を6-4、3-6、6-4で撃破。全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のシナーは今季2敗目を喫し、連勝は9で止まった。
ジョコビッチからセットを奪うのも今回が初めてだったルードは「最高にうれしい。記憶に残る一日になるだろう」と喜び、「これまでノバクには一度も勝てていなかったし、世界ナンバーワンを倒したこともなかった。まだ少し驚いている」と話した。
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2024年04月14日 08:44
女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)は13日、東京・有明コロシアム(Ariake Coliseum)で予選ラウンドが行われ、日本は世界ランキング79位の日比野菜緒(Nao Hibino)が同50位のユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)を6-4、3-6、7-6(9-7)で破り、3勝1敗で初の決勝ラウンド進出を果たした。
元世界ランキング1位で四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみ(Naomi Osaka)は、前日に勝利を挙げていたが、この日は出場することなく終わった。
国別対抗戦出場は2020年以来だった大坂は、試合後にコート上で行われたインタビューで、「きょうはプレーしなかったが、このチームの一員になれて本当にうれしかった」と話し、4本のマッチポイントをしのいで日本の勝利を決めた日比野をたたえた。
前日のアンナ・ダニリナ(Anna Danilina)戦にも6-1、6-0で完勝し、これが自身2勝目となった日比野は「勝っちゃっていいのかなと思った。大坂選手の試合を楽しみに来ている人はいたと思うので、それは複雑だった」とジョークを交えつつ、勝利を喜んだ。
消化試合として行われたダブルスはダニリナ/ジベク・クランバエワ(Zhibek Kulambayeva)組が青山修子(Shuko Aoyama)/柴原瑛菜(Ena Shibahara)組を7-6(9-7)、3-6、11-9で下し、一矢を報いた。カザフスタンは世界4位のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina)が不在だった。
勝利した日本は、11月にスペイン・セビリア(Seville)で決勝ラウンドに臨む。
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2024年04月13日 15:38
◆テニス 国別対抗戦ビリー・ジーン・キング(BJK)杯最終日 日本−カザフスタン(13日、東京・有明コロシアム)
女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング(BJK)杯予選日本−カザフスタン(東京・有明コロシアム)の最終日が13日行われ、日本が3勝目を挙げ、11月にスペインで開催される決勝大会進出を決めた。
2024年04月13日 10:53
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は12日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、6-4のストレートで第11シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)では史上最多77回目のベスト4入りを果たした。
世界ランキング1位のジョコビッチがモンテカルロ大会で4強入りするのは、2度目の優勝を果たした2015年以来で、36歳での達成はオープン化以降では史上最年長となった。
試合はジョコビッチが第1セットを先取すると、第2セットもすかさず2-0とリード。しかし、その後は5ゲーム連続のブレーク合戦となる中でジョコビッチが主導権を握りつつも、デミノーに4-4で追いつかれた。
それでもジョコビッチは、5-4で迎えた第10ゲームでこの試合では自身5回目のブレークに成功。2時間を超える熱戦を締めくくり、マスターズ1000で自身41回目のタイトル獲得まであと2勝と迫った。
ジョコビッチは14日の決勝を懸けた準決勝で、第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。ルードは第14シードのウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)を6-3、4-6、6-1で退け、モンテカルロ大会では2度目の準決勝進出を決めた。
ルードはストレート負けを喫した昨年の全仏オープン(French Open 2023)決勝を含めてこれまでジョコビッチに5戦全敗を喫しており、13日の準決勝では初白星を目指す。
もう一つの準決勝では、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者で世界2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と、モンテカルロ大会優勝2回のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が激突する。
第2シードのシナーは、昨年大会の準優勝者で第7シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)に6-4、6-7(6-8)、6-3で競り勝ち、2024年シーズンの成績を25勝1敗に更新。今季は自身5回目の4強入りで、昨年大会の準決勝でルーネに敗れたリベンジも果たした。
対する第12シードのチチパスは、第15シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)との準々決勝を6-4、6-2で勝ち上がった。
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2024年04月13日 09:59
女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)は12日、東京・有明コロシアム(Ariake Coliseum)で予選ラウンドが行われ、日本は大坂なおみ(Naomi Osaka)と日比野菜緒(Nao Hibino)が勝利を飾り、カザフスタンを2勝0敗でリードした。
シングルス第1試合で日比野がアンナ・ダニリナ(Anna Danilina)を6‐1、6‐0で圧倒すると、元世界ランク1位で四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇る大坂も第2試合でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)に6‐2、7‐6(7‐5)で勝利した。
出産を経て今季から復帰した大坂は、2022年9月の東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2022)以来となる東京でのプレーに「超緊張」したというものの、すぐさま試合のリズムをつかむと15本のエースをたたき込み、ダブルフォールトは0本だった。
4年ぶりの大会出場となった大坂は、「みんなをがっかりさせてはいけないという気持ちがすごく強い。そういう性格だから、負けられなかった」と振り返った。
試合中には、大坂のサービスの場面で子供が泣き声を上げて中断する場面もあった。大坂は母親が状況を落ち着かせるのを待ちながら、自身のまな娘シャイ(Shai)ちゃんのことを思い出したという。
「とってもキュートだなと思っていたけれど、お母さんがとても慌てていたから気の毒だった」
13日はシングルス第1試合で日比野がプチンツェワと、第2試合で大坂がダニリナと対戦。日比野が勝利すれば、大坂は試合を行わない。
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2024年04月12日 13:12
男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は11日、シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、ロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に7‐5、6‐3で勝利して昨年大会で敗れたリベンジを果たし、8強入りを決めた。
昨年大会は同じラウンドで黒星を喫したムゼッティを相手に、立ち上がりが悪く、第2セットも不安定なプレーを見せたジョコビッチだったが、勝利を収めた。
「まだトップレベルにはいないが、きょうは素晴らしい才能ある選手との対戦で良いテストになった」と振り返ったジョコビッチは、準々決勝では第11シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)との対戦が決まった。
一方、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者で第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は、6‐4、6‐2でヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)を退け、今季の戦績を24勝1敗に伸ばした。
シナーは次戦で第7シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)と対戦。ルーネは昨年大会の準決勝ではシナーを下し、決勝に駒を進めている。
一方、2日連続で審判を激しく非難した第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は、3‐6、5‐7で第15シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)に敗れた。
前日の2回戦で二つのライン際の判定を問題視していたメドベージェフはこの日、ラリー中にハチャノフのフォアハンドがアウト判定されなかったことに怒りを示した。
すでにラケットを投げて警告を受けていたメドベージェフは、主審を非難して最終ゲーム開始時にポイントペナルティーを科されると、その後は大会スーパーバイザーと激しく議論する場面もあった。
勝ったハチャノフは12日の準々決勝で、第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)との対戦が決まった。チチパスは第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を7‐5、7‐6(7‐3)で退けている。
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