2021年09月22日 14:39
◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社後援 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 公式練習日(22日、宮城・利府GC=6591ヤード、パー72) 唯一の東北開催の女子ツアーは、24日の第1ラウンドの組み合わせが発表され、賞金ランク2位で特別協賛の住友ゴム工業と用具契約を結ぶホステスプロ・小祝さくらは、2019年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子、前回の19年大会を制した柏原明日架と同じ注目組に入った。午前9時50分に1番からティーオフする。 前週、今季3勝目を挙げた賞金ランク3位の西村優菜は、同じ2000年度生まれ「ミレニアム世代」で賞金ランク4位の古江彩佳、宮城・東北高出身の菊地絵理香と同組。住友ゴム工業と用具契約する通算5勝の勝みなみは原英莉花、青木瀬令奈と同じ組となった。 地元・宮城県出身の山路晶は安田祐香、山下美夢有と若手注目組。地元の東北福祉大ゴルフ部でコーチを務める通算7勝の佐伯三貴は新人の橋添穂、通算3勝のささきしょうこと同組で回る。 賞金総額7000万円(優勝賞金1260万円)で、108選手が参加して1日1000人上限の有観客開催。3日間54ホールで争われる。
2024年04月25日 14:31
男子ゴルフのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は24日、サウジアラビアが後援するLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)との内乱後のゴルフ界の再結束に貢献できると考えており、求められれば米国ツアー(US PGA Tour)の方針委員会に復帰する用意があると述べた。
マキロイは昨年11月、コース外の政治問題よりも競技に集中したいとして、突然委員会を辞任した。
しかし今週に入って報じられたところによると、ウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)がマキロイを後任とする条件で辞任を申し出たことを受け、過去4度のメジャー制覇を誇るマキロイは復帰する構えだという。
今週米ルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)で行われるチューリヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ(Zurich Classic of New Orleans 2024)開幕を前に、この報道についての質問を受けたマキロイは、「現時点ではまだ、ノー」と、劇的な復帰の予定を認めなかった。
しかしながら、シンプソン側の申し出を受けて後任についての話し合いをしたことを認め、米ツアーとLIVゴルフの合併交渉を加速させることができると感じたと明かした。
「力になれると思う。そのプロセスに貢献できると思う」と述べたマキロイだが、「それは周りが参加してほしいと思っている場合に限る」と続けた。
「ウェブとの間で、彼が委員会を降りる可能性について話したとき、『他の人が望んでいることなら、喜んでその席に座る』と言った。それが僕らの交わした会話だ」
「結局、委員会に復帰するかどうかは自分次第ではない。従わなければならない手続きがある」
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2024年04月25日 14:09
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ(25日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー通算5勝で前年覇者の穴井詩(らら、ゴルフ5)が、開幕を前日に控えたプロアマ戦で最終調整し、自身初の大会連覇へ意気込みを語った。
「連覇をしたことがないので、してみたいというのが目標です」。最近の調子については「ドライバーは良いが、パターが今ひとつ」と首をかしげた。前週のフジサンケイクラシックで今季初めて予選落ちを喫し「パター、入ってないですね」と復調とグリーンの攻略がカギになりそうだ。
昨年は第2日に66をマークして首位に立つと、通算10アンダーで逃げ切りV。コース相性について「好きなんだけど、振られてる感じですね(笑い)。グリーンも硬くて速い。そういうところは好きだけど、ラフに外すと難しい。例年(グリーンが)止まらず、風も強い」と分析した。
今年は18番がパー3(昨年はパー5)で行われ、「17番(パー5)を絶対に(バーディーを)取らないといけない」と強調した。昨年とは「印象、フィーリングが変わりますね」とし、2連覇に向け「(ショットを)つける位置が大事。グリーンが難しいので、きっちりプラン通りにいけたら」と見据えた。
2024年04月25日 11:44
女子プロゴルフでツアー通算18勝を挙げ、1998年に賞金女王に輝いた服部道子が「株式会社交換できるくん」の社外取締役に就任した。24日に開催された取締役会で内定した。
服部は1985年に日本人として史上初めて全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝。2021年東京五輪ゴルフ競技の日本代表女子コーチを担い、今夏のパリ五輪でも日本代表女子コーチを務める。解説者としても活躍している。プロゴルファーが上場企業の社外取締役に就くのは異例だ。
同社は渋谷区に本社を置き、住宅設備の交換をネットでできるサイトを運営している。
2024年04月25日 09:00
ドライバーに苦手意識を持つゴルファーは多いのではないでしょうか。
2024年04月25日 08:14
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第1日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンドは午前6時20分にスタートを予定していたが、濃霧による視界不良のためスタート時間が遅れている。午前8時現在で、開始時間は未定となっている。
2024年04月25日 08:00
地面の上のボールを 長いクラブで打つのが苦手。 失敗すると大きなミスになってしまいそう……と、不安をもつアマチュアは多い。
残り180 ヤード以上の長い距離を FW・UT で自信をもってグリーンを狙えるヒントを ロングショットも得意なツアープロがレッスン! レベルターンのスイングになりミート率がよくなる
ロフト角が立っていて難しい3Wは、ついボールを高く上げようとして、インパクトで右肩が下がってしまう。打ちこなすには、この悪いクセを直すことが先決です。
まずはターゲットへの目線を低くして、低いライナーを打ってみてください。
最初はゴロになってもいいので、コンパクトに振り、フォローで低い目線を再現する。
すると右肩が下がらなくなり、当たりが徐々によくなる。これができたら通常の目線に戻す、という手順がオススメです。 最初はゴロでもOK! 目線を低くして低いライナーを打つ 構えるときに低い球をイメージしターゲットへの目線を低くする 目線を斜め下に向けて構える 右肩の位置が高くなり、肩のラインが水平に。左右の体重配分はほぼ均等になる 目線を高くすると右肩が下がり右足体重の構えになってしまう すくい打ちのミスに注意 ボールを高く上げようとすると、右肩が下がり、すくい打ちのミスを招いてしまう 低いライナー性のボールが打てれば合格! 「球は上げない、上がらなくていい、と思って打つのが極意。この練習が3W攻略の第一歩です」(市原) フォローで低い目線を再現する 目線を上げずにコンパクトに振れば、体がレベルに回転し、前傾角度が崩れない
市原弘大
●いちはら・こうだい/1982年生まれ、東京都出身。171㎝、78㎏。18年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝、同年のダンロップフェニックスも制し、賞金ランキング4位に。23年シーズンは、三井住友VISA太平洋マスターズ3位。フリー。 ダフリのミスが多い人はボールを左に置きロフトをつけて飛ばす! ミスしたあとにボールを右に置くのはダフる原因の負のスパイラル 「トップしそうと思ってもソールが滑り、振り抜きがよくなるのでクラブがボールを拾ってくれます」(大岩)
ダフリのミスが出ると、次はダフりたくないのでボールを右に置きがち。するとインパクトが詰まったり体重が右足に残ったりして、さらにダフってしまう。ダフらなかったとしても、ロフトが立ちすぎてうまく当たりません。
そこで僕は、ボールを右ではなく「左」に置きます。左足カカトのやや内側が目安。そしてFW特有の幅広のソールを滑らせながらボールをとらえる。こうしてロフトを殺さずにしっかり活かすと大きく飛ばせますよ。 いつもより左に置くのがコツ! ボール位置とロフト角の関係を理解しよう ボールを右に置くほどロフトが立ちすぎてしまう。左に置いたほうがダフりにくく、ロフトなりに大きく飛ばせる ソールが滑らない ボールを右に置くとクラブの入射角が鋭角になりすぎて、ソールを活用できない ソールを滑らせてインパクト! 左への体重移動とともに幅広のソールを滑らせ、体の正面でボールをとらえることが大事
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位に躍進。23年シーズンは、ハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。 「やさしい払い打ち」がいい! 球がゆっくり飛ぶイメージがナイスショットの秘けつ ユーティリティはアイアンよりもウッドのイメージがいい
僕はUTは、アイアンよりもFWに近いイメージで打っています。ボール位置はアイアンよりも少し左寄り。スタンスの真ん中から左足の先くらいまでの間の地面をなぞるようにヘッドを低く長く動かし“やさしいインパクト”でヒットします。
インパクトが強くなりすぎないようにボールを払い打つ。打球がゆっくり飛ぶ姿を想像し、目標から弾道を逆算して、球が戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動するのがポイントです。 ボールが目標から戻ってくるイメージでバックスイングを始動
弾道を逆算し、ターゲットからボールが戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動する ボール位置は真ん中よりも左寄り 左右均等にバランスよく立ち、ボール位置は真ん中よりも左寄り。ハンドファーストにしすぎない 最下点からボールの先までサラッと払うように打つ スイングの最下点であるスタンスの真ん中からボールの先まで、ソールを滑らせてインパクトするイメージ 上から打ち込んだり強くヒットすると、弾道が不安定になるので注意
いかがでしたか? やさしい払い打ちをぜひ試してみてください。
中島啓太
●なかじま・けいた/2000年生まれ、埼玉県出身。177㎝、75kg。日体大3年時に「パナソニックオープン」でアマ優勝。21-22年は2年連続でアマチュア世界ランク1位となり、22年9月にプロ転向。23年はルーキーイヤーながら3勝をあげて賞金王に輝く。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己
2024年04月25日 07:00
日本ツアーでは男女ともに20代前半の選手の活躍が目立つようになってきた。若い選手の特徴は、飛んで曲がらないこと。女子でも250ヤード、男子では300ヤードが普通になってきた。
その要因は”ひと昔前”とは違う新しい飛ばし方にある! ヘッドがズレにくい=ヘッドが返しにくい 蟬川泰果
昨季、賞金ランキング2位の蝉川は、平均飛距離306ヤードとツアーを代表する飛ばし屋
腰を止めて手首を返す
フォローまで腰を正面に向けたままリストターンを使って飛ばす
昔と今とではドライバーの性能も違います。今どきの超高慣性モーメントドライバーはヘッドがズレにくいというメリットもありますが、ヘッドが返しにくくなっているのも事実。だからこそ、飛ばすためにはフェースを返す動きが必要で、蟬川泰果選手や原英莉花選手のような飛ばし屋もしっかり手を返して打ってます。
アマチュアはボディターンを意識しすぎて手の動きが足りない人が多いですが、高慣性モーメントドライバーは意識的にシャフトを左方向に回転させないとスクエアヒットできません。ポイントは腕の動きではなく、手の平で回転させる。感覚的には手打ち気味でOKです。 原英莉花
昨季の前半はケガに苦しんだが、それでも平均飛距離は255ヤードと女子ではトップクラス
手首を180度返している
ダウンスイングではタメを作りインパクトゾーンで一気に手首を返す 左方向に回転する力を加える
ハーフウェイダウン以降で左方向に手首を回転させるとロフトが立ち、ボール初速が上がる。 インパクトゾーンで積極的に手首を返してフェースをターンさせる
体を回転させながら手首も180度返す。ドライバーは重心距離が長いのでリストターンしても引っかけない。 手首をロックしているとフェースが開いてしまう
手首をロックさせたまま体を回すと、フェースが開いたインパクトになってしまうためスライス系のミスが増える。
いかがでしたか? 手首はロックせずに返すイメージで打ちましょう!
レッスン=小野耕平●おの・こうへい/1997年生まれ。プロコーチ石井忍を師事して、大学生のころからレッスン活動を開始。最新機器や最先端のスイング理論に精通し、現在は「エースゴルフクラブ」でインストラクターを務める。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=エースゴルフクラブ赤坂
2024年04月25日 06:00
プロゴルファーの臼井麗香がInstagramを更新。
2024年04月25日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」(25日開幕、太平洋C御殿場C=パー70)
男子ゴルフで国内ツアーと欧州ツアーの共催大会「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」は25日、静岡県御殿場市の太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)で開幕する。石川遼(32)=CASIO=は開幕前日の24日にプロアマ戦でコースを回り、最終調整を行った。
同コースで行われる三井住友太平洋VISAマスターズでは3勝と相性抜群。ただ、欧州ツアー基準のセッティング、ピン位置も予想される。いつもよりタフなゴルフを強いられることは必至だが、「選手の判断もショット技術も試されるんで、やっぱりこういうシビアなセッティングはすごく良い」と心を躍らせた。
欧州ツアーでは久常涼らをはじめ、この1年間で日本選手が3勝と躍動。後輩たちの活躍に「非常にうれしいこと」と刺激を受けている。自身も勝って世界進出へという考えは頭の片隅にあるものの、「僕は勝ちたい試合の前に、『これをやったら勝てる』というものは知らない。普段通りやるしかない」と自然体で世界の強豪たちと戦うつもりだ。
2024年04月24日 18:00
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント プロアマ戦(24日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
昨季賞金ランク2位の蝉川泰果(アース製薬)は「良くなってきています。手応えはすごくあるので、自信を持って臨める」と笑顔を見せた。
予選落ちに終わった開幕戦後の3週のオープンウィークを有効に使った。前週はアマチュア時代から指導を受けるガレス・ジョーンズ氏の元へ。「パッティングも、ショットの精度の部分でも、すごく頭の中がすっきりした。モヤモヤしていた部分がなくなった」と現状を語った。
開幕戦からシューズも替えた。アマチュア時代の2022年にパナソニックオープン、日本オープンを制したときのスパイクレスのモデルに戻した。「スパイクだと自分の指で握っている感じがあまりなくて、後ろに体重が流れてしまっていた。自分で踏ん張らないといけない感覚がある方が、いいのかなと思って」。
年に一度の欧州ツアーとの共催大会。「初日からビッグスコアが出るような流れになってくると思うので、ついていけるように、置いていかれないようにしたい。まずは予選通過。1日目に貯金をしっかり作って、2日目に上を狙えるような位置に。一日一日頑張りたい」と話した。
2024年04月24日 17:40
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント プロアマ戦(24日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
石川遼(カシオ)はプロアマ戦を回り、コースを最終確認した。年に一度の欧州ツアーとの共催大会は、毎年11月に三井住友VISA太平洋マスターズが開催される静岡・太平洋C御殿場Cが今年は舞台となる。石川にとって、2010、12、22年に同大会を制した得意コースでの一戦。「初めてのコースよりは非常にやりやすいけど、グリーンのスピードとか、グリーン回りは秋とは違う。今週は今週でフレッシュな気持ちで臨みたい」と意気込みを語った。
秋の御殿場の高速グリーンは有名。この日の雨もああり、春開催の今大会はタッチや距離感が変わってきそうだ。「ここのコースはグリーンが速くなればなるほど難しい。そんなに速くならなかったという時を想定した場合、どちらかというと攻めることができるようになることの方が多い。12フィートだったら効いてくる傾斜が、11フィートだとあまり曲がらないということがあると思う。ライン取りが変わってくると思う」と警戒した。
2024年04月24日 17:02
サウジアラビアが後援する男子ゴルフのLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)で最高経営責任者(CEO)を務めるグレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏は24日、大会の72ホール制への変更に「非常に前向き」だと述べ、現在協議が行われていると明かした。
2024年04月24日 16:38
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント プロアマ戦(24日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
日本ツアー開幕戦の東建ホームメイトカップを制した金谷拓実(Yogibo)は、プロアマ戦を回りコースを最終確認した。
年に一度の欧州ツアーとの共催大会。毎年秋に三井住友VISA太平洋マスターズが開催される静岡・太平洋C御殿場Cが今年は舞台となる。金谷はアマチュアだった2019年に同大会を制しており、「本当にいいコースで面白いコース。すごく試合が楽しみ」と25日の開幕を待ちわびた。
昨季賞金王を争い、今季は欧州を主戦場とする中島啓太と久々の再会を果たした。ヒーロー・インディアンオープンで日本勢5人目の欧州ツアー制覇を果たした盟友の話題になると「本当にたくましくなった」と口元を緩めた。
中島の5日のプロ野球・巨人―DeNA戦(東京ドーム)始球式での雄姿にも刺激を受けた。「僕もグローブ買っちゃいました」と照れ笑い。スポーツ用品店まで足を運び購入した。東北福祉大時代からキャッチボールが好きで、大の広島ファンの金谷は「広島カープの試合で…」と登板を“志願”した。
開幕戦からの2戦連勝となれば、記録が残る1985年以降では初の快挙となる。「いつも通り、どの試合も変わらずに優勝を目指してやるだけ。とにかく1ホールずつ頑張っていきたい」と静かに闘志を燃やした。
2024年04月24日 15:24
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」(25日開幕、太平洋C御殿場C=パー70)
石川遼(32)=CASIO=が開幕前日の24日、プロアマ戦でコースを回り、最終調整を行った。
大会コースは2010、12、22年の三井住友太平洋VISAマスターズで3勝と相性が良い。ただ、DPワールドツアーとの共催でセッティングの変化や、ピン位置も厳しい位置に振られることが予想される。昨年のPGM石岡で行われた今大会も「ヨーロピアンツアーで設けている基準なのか、セッティングであったり、カップの位置は多少考え方が違うんだなと思った」と日本にいながら世界基準を痛感。「良いショットと悪いショットの差がはっきり出る」としながらも、ピンに対して攻めるか攻めないか、「選手の判断もショット技術も試されるんで、やっぱりこういうシビアなセッティングはすごく良いですよね」と普段とは様変わりした御殿場に心を躍らせた。
後輩たちは、この1年間で次々にDPワールドツアーで勝利を挙げた。昨年9月の久常涼に始まり、星野陸也、中島啓太。「非常にうれしいことですし、これからもっと日本の男子ツアーが活性化して、いろんなことが良くなっていけばいいなと思う。自分も当然その中の一人として頑張りたい」と刺激を受ける。
勝てば欧州ツアーのメンバー資格も手に入る。ただ、それは頭の片隅にあっても「ここで本当に勝ちたければ、標準を合わせた調整もすると思うけど、僕は勝ちたい試合の前に『これをやったら勝てる』というものは知らない。普段通りやるしかない」。欲にくらまず気を引き締めて、世界の選手たちと戦う。
2024年04月24日 12:54
サウジアラビアが後援する男子ゴルフのLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)で最高経営責任者(CEO)を務めるグレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏が24日、メジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)に金銭的オファーは出していないと明かした。その一方で、「話し合う」つもりがあるのなら歓迎すると話している。
マキロイは以前からLIVゴルフの批判を続けてきた選手だが、このところは態度を軟化させており、その中で前週、8億5000万ドル(約1315億円)の契約金で米ツアーから移籍する見込みとなったとの報道が英国で出た。
マキロイ本人はこの報道をすぐに否定していたが、ノーマン氏もこの日、「LIVから彼にオファーを出したことはない」と話し、「この業界ではよく出る雑音の一つだ」とコメントした。
その一方でノーマン氏は、マキロイが考えを変えるのであれば歓迎すると明言。「ロリーがわれわれと話し合う気になるのであれば、喜んで交渉の席に着く。それは間違いない」と話し、「こちらでのプレーに興味がある選手に対しては、誰であろうとそうする」と続けた。
さらにノーマン氏は、別の「米ツアーのトップ選手」と最近交渉し、LIVゴルフについて説明したことを明かした。「彼は非常に感嘆し、『僕らが聞かされている話とは違う』と言っていた」が、「2日後に電話で『今の場所に残ることにした』という連絡があった」という。
LIVゴルフは創設以来、多くの有名選手を米ツアーから引き抜き、昨年末にはジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)が5億ドル(約774億円)ともいわれる契約金で新たに加入した。
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