2021年10月28日 17:11
立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(12月4日、エディオンアリーナ大阪)の会見が行われ、MMAファイターの石井慧(34)がRUIと対戦することが発表された。 石井の参戦は今回で2度目。初参戦となった9月20日の横浜大会では愛鷹亮に判定3―0で勝利した。その試合後、リング上で熱望していた大阪大会への参戦が決まった石井はビデオメッセージで「このような機会を与えていただき本当にありがとうございます。次は地元大阪ということで気合が入っていますし、楽しみにしています」と意気込みを語った。 初戦は勝ちはしたものの終始ガードを固める手堅い戦法で、試合後「(ガードが高かったのは)どうしても勝ちたかったので…。安全策を取ったのは僕らしいといえば僕らしいですけど。もっとガードしつつも攻めの方にもいけたら」と反省も口にしていた石井。それだけに「次の試合オールインワンで、そしてすべてを注ぎ込んで勝ちたいと思います。前回の試合よりも20%成長した姿を見せられればと思います。応援よろしくお願いします。大阪で会いましょう」と誓った。 対するRUIは「知名度は明らかに向こうの方が上。ただ、立ち技の経験は自分の方があると感じている。勝っているのは身長、距離、足技。その長所を伸ばして石井選手にぶつけていきたい。格闘技歴で言えば圧倒的に石井選手の方が上だから、自分の長所をうまく使って戦っていくしか方法はないと感じています」 初参戦を超えるパフォーマンスで立ち技初KOなるか。
2024年04月23日 16:40
新日本プロレスは23日、女子プロレスのスターダムを運営する株式会社ブシロードファイト(6月28日に株式会社スターダムに社名変更予定)の全株式を株式会社ブシロードから取得することを発表した。
今回の株式取得の目的は「ブシロードグループのスポーツユニットにおける重複業務を削減し、事業効率の向上を図るため」となっている。株式譲渡の効力発生日は6月28日となっており、同日をもってブシロードファイトは新日本プロレスの完全子会社となる。
新日本の棚橋弘至社長は「合同興行、IWGP女子王座やSTRONG女子王座の設立など、さまざまな形で協力をしてきた新日本プロレスとスターダムですが、バックオフィスの部分でも連携できることがまだまだたくさんあります。大会日程の調整や会場の確保も連携していくことでビッグマッチの日程をなるべく被らないようにしたり、プロモーション活動やスポンサー営業なども協力していくことで、より幅広い層にアピールすることができます」と説明。
「連携を強めるために、子会社化して意思決定を迅速にし、経営の効率性を高めていくことが、それぞれのプロレスを日本中そして世界中のより多くの皆様にお届けすることにつながると考えました」とコメントを発表した。
ブシロードファイト岡田太郎社長もコメントを発表。「昨年末からスターダムの体制改革を断行していく中で、よりバックオフィスでの連携ができるのではないかというところから今回の経営判断、発表に至りました。リング上の協力もさることながら、バックオフィスの部分でも連携することにより、日本のプロレスの素晴らしさをより広く世界中の皆様にお届けできると考えております。もちろん、それぞれのリング上は変わらずに今後も進化を続けてまいります」と約束した。
2024年04月23日 14:23
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBC1位、WBO2位、WBA5位のルイス・ネリ(29)=メキシコ=が23日、都内で公開練習と記者会見を行った。
21日に来日したネリは記者会見で「100パーセントの体調で、最高のコンディション」と好調アピール。現在の体重は127ポンド(57・6キロ)だといい、スーパーバンタム級のリミット122ポンドまであと2・3キロ。減量の状態は「とてもいい」、時差ぼけも「全くない。自分は時差に慣れるのはとても早い」とした。
会見中は終始、物静かで、笑顔も見せたネリは「パウンド・フォー・パウンドのナンバーワンを決めるような試合を皆さんに見ていただきたい。人生の中で見たことがない試合を目撃するだろう。流血を見るだろう」と予告し、「必ず勝つ。4団体統一をやり遂げたい」と言い切った。
井上については、弱点が「いくつかある。学んだ」と指摘して「今はしゃべれないが、試合ではそれを見てもらうことになる」と攻略に自信を見せ、「何ラウンドかは分からないが、必要なラウンドにそれ(KO)が現れるだろう」と、KOを宣言。海外メディアには井上を「過大評価」と評していたが、この日も「そう(過大評価)だと思う。タパレスと11ラウンドも戦ったというところが過大評価につながるのではないか。いい選手だが、バスケットボールにおけるマイケル・ジョーダンのような選手ではない」と述べた。
とはいえ、「2人にとってとても厳しい試合になると思う。2人も勝つ可能性はある。だが、自分はメキシコ人だ。全てをリング上に出して、リング上で死ぬ覚悟だ」という言葉からは、井上を決して甘く見ているわけではないことがうかがえた。
公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ披露した。予定されていたサンドバッグ打ちを突然キャンセルしたあたりに、わずかながら悪童らしさをのぞかせていた。
2024年04月23日 11:00
プロレス界を席巻する最恐双子の原点とは…。全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)がインタビューに応じ、そのルーツを語った。知られざる高校・大学時代の米国留学や、相撲を志し引退するに至った裏話を披露。二人三脚で人生の荒波を乗り越え、「2023年度プロレス大賞」で新人賞を受賞した2人の絆はこうして生まれた。(構成・前田 聡)
レイ 俺たちは1986年12月19日に宮城県角田市で生まれた。父は米海軍の軍人ダニエル・エドワード・フレドリギィル。父の乗る空母が横須賀に滞在していた時、母の由美子と出会って一緒になったんだ。その後、俺たちが生まれる前に父は米国に帰らなければいけなくなり、母は日本に残る決断をして地元で俺たちを生んだ。ケンカ別れしたわけじゃないから、その後も電話や手紙でやり取りをしていた。
ジュン 父親を初めて見たのは、高校に通うために米国に渡った時だった。中学卒業時に呼ばれて「英語も身につくし、行こう」となって行ったんだ。本格的にスポーツを始めたのもこの頃だ。
レイ 父に指定された場所にわけも分からぬまま行ったら…。
ジュン アマレスの練習が始まったんだ。
レイ アメリカの高校は、シーズンごとにスポーツが変わる。俺たちはアマレスとアメフトと陸上をやって、成績もそこそこ残した。高校最後の年には所属していたアメフトのチームがモンタナ州の大会で優勝した。俺はレギュラーだった。
ジュン チームに強いヤツが集まっていてぶっちぎりで優勝して、地元の新聞にも…。
レイ 載ったな! アマレスでも州の大会で3位とかになった。
ジュン 体もどんどんデカくなって自信もついて「将来はスポーツとか格闘技でメシを食っていきたい」と思うようになったんだ。それで父親に「卒業したら日本に戻ってキックボクシングをやりたい」と話したんだ。俺はK−1が好きだったからな。でも「大学は出てほしい」と反対されて、コミュニティーカレッジに入った。日本でいう短大のようなものだな。で、俺は卒業後に少し働いてから、22歳で日本に戻ったんだ。でも、弟は俺より前に戻っていた。
レイ 俺は1年半で休学したんだ。ユーチューブで朝青龍関の動画を見たのがきっかけだ。相撲のイメージが変わって「俺もできないかな」と思った。それで調べたら入門に年齢制限があったから、父親に言って先に帰って一度、出羽海部屋に入ったんだ。でも、正式に入門する前に1週間くらいで実家に帰った。アメリカから帰ってきたばかりで、団体生活になじめなくて…。その後はアルバイトをしていた。
ジュン 俺は日本に帰って、あるキックボクシングジムで寮生のテストを受けたんだ。弟も一緒に行ったけど…。
レイ 俺は落ちた。太ってて無理だって…。
ジュン 俺だけ寮生になったけど「とにかく体重を落とせ」と言われて、毎日食べないでめちゃくちゃ走ってな。食べないで練習するなんて無理だと思っていたら、弟から連絡があったんだ。
レイ「やっぱり相撲をやろう」と(笑い)。
ジュン 相撲なら間違いなく腹いっぱい食べられるしな。相撲も格闘技というか戦いだし、気持ちを切り替えて出羽海部屋に2人で行ったんだ。
レイ みんなビックリしていたよ。1人で出ていったら2人になって帰ってきたんだから。
ジュン 相撲は最初は順調で3年で幕下まで上がった。でも、そこから番付は上がったり下がったりの繰り返しだった。
レイ 俺も三段目に行ったが、そこから上がらなかった。ケガもあったけど、一番は気持ちだな。
ジュン 努力が足りなかった。人並み以上にはやったが、上に行く人は他人の5倍も10倍も稽古する。倍じゃあ全然、足りないんだ。
レイ それで30歳近くなって引退を決断した。
ジュン 28歳くらいで「これ以上、番付を上げるのは無理だな」と思ってしまったんだ。それで2人で話し合って、親方に引退することを伝えた。その後は一度アメリカに行ったけど、母親を一人残していたからまた日本に戻って働いたっけな。
レイ 山小屋とか、いろんなところで住み込みで働いたな。
ジュン その時に弟から、今度は「プロレスをやらないか」と誘われたんだ。もう30歳を超えていたから、最初は断ったよ。でも、あまりにしつこくて折れたというか。「どんなに厳しくても『辞める』って言うなよ」って条件でOKしたんだ。
レイ きっかけ? ユーチューブでプロレスの新人デビューを追ったドキュメントを見たんだ。それで「熱い」と思った。
ジュン お前、いつもユーチューブだな…。
レイ 俺は影響されやすいからな。その後、試合も見て「俺もできないかな」と思って、ジュンも誘ったんだよ。誘った理由? コイツ、ずっと体を鍛えていたんだよ。異常なくらい。
ジュン 相撲がダメだったモヤモヤがあって、トレーニングを続けていたんだ。
レイ それから1年くらい働きながらトレーニングをして、全日本に連絡したんだ。体の大きい人が多いイメージに俺たちは合っていると思ってな。入門テストに受かったけど練習がめちゃくちゃきつかった。最初はマット運動が苦手だった。
ジュン 受け身も慣れるまで時間がかかったな。どちらも相撲にはない動きだからだろう。実際、俺はこの頃、後ろの肋骨に何度かヒビが入ったんだよ。でも練習生が練習をできなくなったら、クビになると思って隠した。
レイ 俺はジュンに「辞めたい」って言ったことがあるんだ。俺も結構あちこち痛めてたから。そしたら「誘っといて先に辞めたら殺すぞ」って言われてな。で「本当に無理なら会社から言われるはずだ。辞めろって言われないように頑張ろう」となったんだ。
ジュン 支え合ってきた? そうだな…。俺たちは一緒にいたいわけじゃなくて「協力してやっていこう」っていう感じなんだ。だから、これから国内外団体問わずベルトを増やして、世界タッグも防衛を重ねたい。
レイ あとはリング以外の仕事もドンドンやっていきてえよな。「TAXIめし」(ミヤギテレビ)もだけど、メディアの仕事も増えたらうれしいぜ、フアーオ!
ジュン DOOM。
☆さいとう・ブラザーズ 1986年12月19日生まれ・宮城・角田市出身。兄ジュンが193センチ、116キロで、弟レイは192センチ、145キロ。大学卒業後に大相撲の出羽海部屋に入門し、09年秋場所で初土俵。17年に引退すると、20年12年の公開入門テストに合格し全日本プロレスに入団。21年6月9日の後楽園ホール大会でデビュー。23年10月に世界タッグ王座初戴冠。角田市のPR大使も務める。
2024年04月23日 06:00
決意の裏には――。
2024年04月23日 06:00
ノアの清宮海斗(27)が、方舟マットのかじ取り役に復帰する。
22日の新宿大会ではジェイク・リー(35)とのGHCヘビー級選手権次期挑戦者決定戦を制し、5月4日東京・両国国技館大会で王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)への挑戦が決定。ここ最近は拳王の嫌がらせで心を乱されていたが、この日は「ここ最近、面倒くさいこととか、面倒くさいこととか、面倒くさいこととか…。いろいろありましたけど、もう迷いは一切ないです」と笑顔。「やっぱりノアは、自分が引っ張っていかないとダメだと思うんで。やってやりますよ!」と拳を握った。
ここ1年ほどは新日本プロレスなど他団体に積極的に参戦。改めて痛感したことがある。「見たことがない景色を見て、そこで同世代の人たちと出会って、自然と『自分がいかなきゃな』という気持ちになっていました」と明かす。「若い人間がトップに立つことで団体が明るくなると感じたんで。両国でピープルズチャンピオンであるワグナーを倒して、僕が未来をつくっていこうと思います」
なお拳王との今後について問うと、何も聞こえなかったかのように去っていった。視界にあるのはベルトのみ。雑音を遮断し前進あるのみだ。
2024年04月23日 05:00
「ボクシング・WBA・IBF統一世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月7日、両国国技館)
WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35)=志成=が、7月7日に東京・両国国技館で、IBF同級王者のフェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=との2団体王座統一戦に臨むことが22日、発表された。都内で両者が出席しての記者会見が行われ、WBA王座の2度目の防衛もかかる井岡は「見ている人たちが熱くなれる試合をして、ベルトを統一した姿をお見せしたい」と王座統一を宣言。3度目の防衛戦でもあるマルティネスは「血を呼ぶかもしれない」と物騒な予告を放った。
井岡は2012年にWBCミニマム級王者として、WBA王者の八重樫東に勝って王座を統一し、WBOスーパーフライ級王者として臨んだ22年のWBA王者ジョシュア・フランコ(米国)との統一戦はドロー。「統一戦は本当に特別。簡単にできる試合ではない。今回は勝ってベルトを2本取りたい」と悲願成就を誓った。
IBF王座についても、アムナト・ルエンロン(タイ)に挑戦した14年のフライ級タイトルマッチでは、1−2の判定で惜敗。主要4団体では唯一、未戴冠とあって「全てのメジャー団体のタイトルをそろえるという上では、IBFのベルトもいちボクサーとして取りたいという気持ちが強い」と明かした。
マルティネスについては「スタイルとしてはファイターで、接近戦が強いという印象がある」と分析。「彼の得意な距離で打ち勝たないと、彼は止まらないと思う」と予測し「勝負して、その中で倒していきたい」とKO宣言した。
5月からは米ラスベガスで合宿を張る予定。12年ぶり2度目の王座統一を達成した暁には「エストラダ選手と3団体統一戦ができたらいいなと思うけど、指名試合もあると思うし」と、WBC王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)や、WBA暫定王者ダビド・ヒメネス(コスタリカ)との対戦を見据えていた。
2024年04月23日 05:00
新日本プロレスの辻陽太(30)が、混迷するIWGP世界ヘビー級王座戦線(現王者はジョン・モクスリー)に物申した。早くも3戦先まで決まっている挑戦者の乱立ぶりに加え、流出先の米AEWでの唐突な王座戦決定を団体が容認したことを猛批判。「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者として、IWGPの価値を守る重要性を説いた。
辻が内藤哲也に敗れた6日両国大会以降のIWGP戦線は激動の一途をたどっている。12日(日本時間13日)の米シカゴ大会で内藤からベルトを奪取したモクスリーは、5月4日福岡大会で成田蓮を挑戦者に迎え撃つ。その勝者には11日(12日)のシカゴ大会で海野翔太が挑戦することが早々に決まった。
ところがこれらの発表があるにもかかわらず、何と24日(25日)の「AEW DYNAMITE」でモクスリーがパワーハウス・ホブスとV1戦を行うことが緊急決定。3戦先まで挑戦者が決まる異例の事態に怒り心頭なのが、NJC制覇という正当な手段を経て挑戦にたどり着いた辻だ。
「IWGPの価値はどこにいったんだと。モクスリーが王者として承諾したのであれば、王座戦をやる権利は確かにある。問題はそこに何も言わない新日本プロレスですよ。X(旧ツイッター)で『タイトルマッチ電撃決定!』みたいな、あの感じは何ですか。そこに違和感を感じないのかなと。嫌悪感しか感じないし不愉快ですよ」と断罪した。
さらに「ならNJCやG1は何のためにあるのか。すごい選手なのかもしれないけど、NJCに優勝しなくても、新日本にかかわりのない、新日本に来たこともない選手がいきなり最高峰のベルトに挑戦するのはおかしな話でしょ」とホブスの挑戦資格を疑わない団体を糾弾。「そもそもその選手はビザ持ってるのかと。仮にベルトを取れたとして、福岡に来れるのかって話ですよ。いつまでIWGPにリスペクトのないAEWに、尻に敷かれてるんだと。自分たちで最高峰の価値を落としている、この状況は打開しなきゃいけないと思ってます」と危機感をあらわにした。
早期にIWGP戦線へ舞い戻りたい気持ちは強いが、すでに3番手まで挑戦者が決まっている現実は受け入れるしかない。「それもそれでおかしな話ですけど、そこに割り込むような、AEWのような品のないことは俺はしない。ただいつでもいくチャンスは狙ってます」と言い切る辻は5月3日福岡大会でのデビッド・フィンレーとのシングル戦からの逆襲を予告。「実力は確かだと思ってるし、倒せれば勢いもつく。ベルト戦線に返り咲く第一歩ですね」と必勝を誓った。
2024年04月22日 22:30
新日本プロレス22日の後楽園ホール大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の内藤哲也(41)が「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」からの刺客にメッセージを送った。
2024年04月22日 22:00
新日本プロレス22日の後楽園ホール大会で、TJP(39)が窮地に立つ「ユナイテッド・エンパイア(UE)」を勝利に導いた。
UEは中心メンバーだったウィル・オスプレイが2月に退団して以降、苦しい戦いを強いられている。TJPが「キャプテン」を名乗るもなかなか結果を残せず、グレート―O―カーンが詰め寄るなど空中分解の危機にも瀕していた。
そんな中で迎えたこの日は、UEが「Just 5 Guys」とシングル5対5勝ち抜き戦を行った。ユニット対抗戦を前にオーカーンは「負けるヤツがいたら国外追放もいとわない。UEの解散もいとわない」と発言。これがあまり浸透していなかったものの、蜜かに解散危機を迎えての大一番となっていた。
互いに4人ずつが脱落し、時間無制限で行われた大将同士の試合ではTJPがタイチと激突。TJPが窮地に陥ると、オーカーン、ジェフ・コブ、カラム・ニューマン、フランシスコ・アキラがセコンドとして登場しエールを送る。
仲間の絆に後押しされたTJPは、ヘビー級のタイチを相手に一歩も引かないファイトを展開。バックドロップホールドでも3カウントを許さず、おきて破りのアックスボンバーも発射した。最後はタイチのアックスボンバーを浴びながらも、電光石火の首固めで3カウントを奪い、チームに勝利をもたらした。
大将、そしてキャプテンとしての面目を保ったTJPは「オーカーン、楽しんでますか? UEにはたくさんリーダーがいる。だけど勝ったのは一人だ!」と日本語でマイクアピール。メンバーたちにタイトルマッチやリーグ戦へのエールを送ると、最後は全員が「クラウンズアップ」ポーズで勝利を分かち合い、結束をアピールしていた。
2024年04月22日 21:55
新日本プロレス22日の後楽園ホール大会で、「ハウス・オブ・トーチャー」の成田蓮(26)が海野翔太(27)を黒幕とした陰謀論を唱え始めた。
成田はシリーズの最終戦となる5月4日福岡国際センター大会でIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリーに挑戦が決定していた。ところが20日(日本時間21日)になって事態が急転。モクスリーは24日(日本時間25日)放送の「AEW DYNAMITE」でパワーハウス・ホブス(33)と初防衛戦を行うことが電撃決定し、新日本もなぜかこれを容認したため、成田は同戦の勝者に挑戦することとなった。
モクスリーもホブスも米国にいるため、成田は前哨戦がないままシリーズを戦い続けている。この日の大会ではH.O.TのEVIL、高橋裕二郎、金丸義信、ディック東郷と組んで棚橋弘至、石井智宏、矢野通、海野翔太、ボルチン・オレッグ組と激突。悪の連係でチームの勝利をアシストした。
ちなみに5月11日(日本時間12日)の新日本米国・カリフォルニア大会では海野のIWGP世界王座への挑戦が決定済み。IWGP戦線はAEWで唐突に王座戦線が組まれた上に、3戦先まで挑戦者が決まっているという異例の事態に陥っている。
混迷に巻き込まれた成田は「モクスリーよ、誰だか知らねえヤツか? どっちだっていいよ。俺のIWGP世界を汚すんじゃねえぞ。キレイに、そして温めておけよ。いいか」と、AEWマットで王座戦を戦う両雄に厳命。
さらには「俺は一つ分かったぞ。へへへ…おい海野、テメーだろ。全ての元凶はテメーだ。モクスリーが日本に来ねえのもよ、アイツが向こうで勝手に試合するのも、全てテメーの指示だろ。とことん俺の足を引っ張ってくれるじゃねえか。この落とし前、どうつけてくれるんだ、ああ?」と、混迷の黒幕は海野と根拠なく断定し、勝手に責任をなすりつけていた。
2024年04月22日 21:45
ノアの「MONDAY MAGICシーズン2 FINAL」(22日、東京・新宿フェイス)で、清宮海斗(27)がジェイク・リーとのGHCヘビー級選手権次期挑戦者決定戦を制し、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.への挑戦権を手にした。
勝者が「WRESTLE MAGIC2024」(5月4日、東京・両国国技館)でGHC王座への挑戦権を得る試合は、序盤から両雄の意地が交錯する熱戦となった。先に仕掛けたのは清宮だ。相手の攻撃を巧みにかわすと、ドラゴンスクリューに低空ドロップキックで右脚にダメージを与えた上、コーナーで頭部に拳を振り下ろす。だが、すぐにジェイクからの反撃が。同じくコーナーでパンチを振り下ろされたかと思えば、さまざまな角度で首をひねる拷問技でダメージを与えられた。
それでも鬼気迫る表情で攻撃を耐え抜くと、ドロップキックやエルボーなどで反撃。一進一退の攻防に持ち込む。さらにジェイクの猛攻を受けながら、蹴り足をとらえてドラゴンスクリューで吹っ飛ばし、徐々にペースをつかむ。終盤にはチョークスラムで抱えられるもヒザを打ち込んで脱出し、コーナーへの三角飛びでジェイクの顔面を蹴って追撃。最後は雄たけびを上げ、変型の閃光魔術弾で打ち抜いて3カウントを奪った。
試合後、歓喜しているところに現れたワグナーに祝福された清宮は「めんどくせえ、めんどくせえって言ってるけど、ワグナー、あなたはめんどくさくない。最高のピープルズ・チャンピオンだ。そんな誰もが認めるチャンピオンから、両国で俺がベルトを取ってやる!」と豪語。さらに「諦めなければ明るい未来が見えてくるんじゃないですか? 両国で、俺がベルトを巻いてやる!」と意気込んだ。このまま王座返り咲きはなるか。
2024年04月22日 21:40
ノア22日の新宿大会で、拳王(39)が新日本のヤングライオンに参戦を呼びかけた。
2024年04月22日 21:35
「プロレス・新日本」(22日、後楽園ホール)
セミファイナルでウォードッグスとの10人タッグマッチを行ったロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの怪物、辻陽太が試合後のバックステージで、新日本プロレスとIWGP実行委員会の方針を痛烈に批判した。
辻は4・6両国国技館大会で同門である内藤哲也のIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するも敗退。王座は12日(日本時間13日)の米シカゴ大会でジョン・モクスリーに移動し、5・4福岡国際センター大会で成田蓮が挑戦することが発表されたにもかかわらず、米AEWで24日(日本時間25日)にモクスリーがパワーハウス・ホブスの挑戦を受けて防衛戦を行うことが20日(日本時間21日)に急きょ、決定した。
この割り込みを、3月に過酷なニュージャパンカップを制して挑戦権を手にした辻が看過できるはずもない。「おい新日本プロレスよ、俺はガッカリだ!福岡で成田とモクスリーのタイトルマッチが決まってるっていうのに、AEWでさらにタイトルマッチが決まった。新日本プロレスよう、Xで『AEWでタイトルマッチが決まりました、電撃決定』プライドのかけらもねえのか?」と、団体を痛烈に批判。
辻は「これで分かったろ?AEWはIWGPへのリスペクトもなければ、新日本をいいように使いたいだけなんだ」と訴え、「なあ、IWGP実行委員会、そんなもの本当にあるのか?あんなら今すぐ解散しろ!」と、割り込み挑戦を認めた実行委も糾弾した。
この日の第3試合では23日・後楽園ホール大会で行われる、第27代王者の棚橋弘至、矢野通、ボルチン・オレッグ組にハウス・オブ・トーチャー(HOT)のEVIL、高橋裕二郎、金丸由伸組が挑戦するNEVER無差別級6人タッグ選手権試合の前哨戦(棚橋、石井智宏、矢野、海野翔太、ボルチン組−EVIL、成田、高橋、金丸、ディック東郷組)が行われ、挑戦者組が勝って勢いを付けた。
棚橋もHOTばりにEVILをサミングや急所打ちで攻め込んだが、最後は高橋が凶器でボルリンを一撃し、金丸がサムソンクラッチで9分55秒、ボルチンを丸め込んで3カウント。
敗れた王者組だが、バックステージで矢野は「関係ない関係ない!大事なのは明日だ明日!」、棚橋も「ボルチン、明日は絶対やり返せよ!」、ボルチンも「絶対勝ちます、ベルトを取られないように」と、立ち直りの早さを見せていた。
2024年04月22日 19:54
総合格闘家の朝倉未来が21日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身が代表を務める「MA PROMOTIONS」が元RIZINガールで、レースクイーンとして活躍する東海林里咲と契約したことを発表した。
東海林とともに登場した朝倉は「RIZIN見ている人は知ってる人も多いんじゃないかな。正統派ラウンドガール。あんまり悪い噂が立ったこともなく、格オタからも嫌われずにきた女性です」と紹介。社長を務める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の一部リングガールの言動が大炎上したこともあり、「ブレイキングガールが酷いことになってたので、全員変えるって話になったんですけど、そこでオファーを出そうかなと思って。3年間もRIZINでやっていた人なんで、この人なら大丈夫だろうとオファーしたところ、秒で断られました。ブレイキングダウンを見たことがないと。RIZIN愛が強いということで、断られたんですけど、ちょうどそのタイミングでフリーになったんで、ならばぜひうちの事務所で、と熱烈なラブコールをしたところ、入ってもらえることになりました」と、明かした。
東海林は「今は男性ファンが多いんですよ。やっぱり格闘技とレースだから。でも私的には美容とかも好きだし、お洋服も好きだから、もうちょっと女性に認知されたいなと思って。同性のファンに向けたYouTubeも撮りたいし、もちろん格闘技のことも話したりしたい」と、今後の展望を語った。ゲーム実況にも意欲をみせたが「ゲーム中、口が悪いんですよね」と話す東海林に、朝倉は「顔面が強いんでね。結構アップでワイプ入れて、口悪かったら、それはそれで人気出そう」と、思い描いた。
朝倉は「すごいポテンシャルの人気の子が入ってくれました」と、期待を込め「彼氏とかはいるんでしょうか?」と問うと、東海林は「いないです。本当にいないです。結構長く」とニッコリ。
コメント欄では「この人は即戦力」、「歴代最強のラウンドガール」、「これはえぐい、まじでかわいい」、「間違いなくRIZIN史上最高のラウンドガール!」と、沸いていた。
2024年04月22日 18:18
邪道・大仁田厚(66)が、因縁のお騒がせ女子プロレスラーウナギ・サヤカに電流爆破デスマッチへの再出頭を命じた。
FBWファイヤープロレスの5月25日くにびきメッセ大展示場大会(島根・松江市)と、同26日の大阪・錦秀会住吉区民センター大会にはウナギの参戦が決まっているが、カードは未定だ。
そこで大仁田は「ウナギ選手、お前はロッシー(小川)に負けたくないんだろ? だったら地方でもお前のすごさを見せてやれ。再び電流爆破のリングに入り、ハードコアマッチをこなすウナギ・サヤカのすごさを見せつけてやるんじゃ!」と呼びかけた。
ウナギが先日、元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏が立ち上げた新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」に対して「前を走らせるわけにはいかない。1団体に負けるつもりはない」と対抗心を燃やしていたからだ。
昨年8月6日の全日本プロレス幕張大会で大仁田は、ウナギと6人タッグの電流爆破デスマッチで対戦。今年1月7日に後楽園で行われたウナギの自主興行には大仁田が花束を持って登場し「僕は2023年のMVPはあなただと思っています」と賛辞を贈っていた。
「ウナギ・サヤカ、俺が地方でお前を査定してやる。電流爆破のリングに上がって来い!」。邪道からの突然の呼びかけに、ウナギはどう返答するのか。