2021年10月28日 21:36
16年ぶりのパ・リーグ優勝を目指して奮闘したプロ野球・千葉ロッテは、27日の東北楽天戦に敗れ、2位が確定した。 「終戦」の夜、ファンが集まって試合を観戦した千葉県内の居酒屋では落胆ムードが広がり、涙を流す客の姿も見られた。だが、?悲願?にあと一歩のところまで健闘した選手をたたえる声も。通常営業に戻った居酒屋で、ファンが一体となって試合を最後まで共有できたことへの喜びも垣間見えた。 約20人のロッテファンが集まり、満席となった市川市の居酒屋「二代目 東山」。店主の西山明孝さん(48)は25年来のファンで、店内には歴代のユニホームなどのグッズが並び、テレビでロッテ戦を見ながらお酒を楽しむことができる。試合は同点で終盤戦に突入。松戸市の男性会社員(43)は「前回のリーグ優勝はプレーオフ制度によるもの。フルシーズンでのリーグ優勝がみたい」と熱く語っていた。しかし、八回裏に楽天が1点を勝ち越すと、店内では悲鳴が上がる。「まだ試合は終わってない」などと口々に励ましあった。そして午後9時ごろ、ロッテの最後の打者が三振に倒れると、ファンたちは頭を抱え、中には涙を流す人も。試合後、「本当は勝って飲むつもりだったけど」と西山さんが全員に日本酒を振る舞うと、ファンたちは悔しさや悲しさを分かち合うように歓談を続けていた。新型コロナウイルス感染対策の営業時間短縮要請などが解除される前、閉店は午後9時。ほとんどの場合、客は試合を最後まで見られず、?不完全燃焼?で家路につくしかなかった。だが、この日は午前0時までの通常営業だった。西山さんは悔しさをにじませながらも、「試合直後は泣いていたお客さんが、帰るときは笑顔だった。喜びも悲しみも分かち合える場所にしたかったのでうれしかった」と話した。(長橋和之)
2024年04月20日 23:50
● ヤクルト 4 − 7 DeNA ○
<5回戦・神宮>
DeNAが20日、ヤクルトに7−4で勝利し連敗を5で止めた。
DeNAは初回佐野恵太の適時打で先制すると、2回に京田陽太の適時三塁打などで2点を追加。3−2の5回に宮粼敏郎、楠本泰史、山本祐大の適時打で4点を挙げリードを広げた。投手陣は先発・ケイが5回3失点で来日初勝利。6回からは継投に入り、上茶谷大河、石川達也、徳山壮磨、山粼康晃、森原康平のリレーで逃げ切った。
20日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−DeNA』で解説を務めた里崎智也氏は「1回、2回に早めに3点援護できたのが大きかった。前半の3点はDeNAの流れを大きく作った」と振り返り、7回以降の「リリーフ陣は相当いいピッチングしたのかなと思いますね」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月20日 22:40
「ヤクルト4−7DeNA」(20日、神宮球場)
チームの連敗は5でストップし、最下位を脱出した。
初回から関根の二盗を機に佐野の適時打で先制。二回に今季初スタメン起用した京田の適時三塁打などで2点を追加し、五回には集中打で突き放した。三浦大輔監督は「消極的にならないようにと選手に伝えた。初回、関根がスチールを決めて佐野が還してくれた。いいリズムをつくってくれた」と顔をほころばせた。
投手陣も、先発のケイが5回3失点で来日初勝利を挙げるとともに、継投した救援陣が粘り強くつないだ。指揮官は「ケイは踏ん張ったし、リリーフ陣も、石川もきっちり仕事して、徳山、(山崎)康晃…康晃も間が空いてましたけどしっかりいいボール投げてました。最後森原もしっかり3人で締めてくれた」とうなずいた。
現在、チームに5年ぶりに復帰した筒香が1軍合流に向けて2軍戦で調整中だが、「筒香ももう少ししっかり準備してからになるが、(筒香が)来たときにもう少しチーム状況を上げておかないといけないですし、加速できるよう準備していきたい」と話した。
2024年04月20日 22:36
「ヤクルト4−7DeNA」(20日、神宮球場)
再び最下位に転落した高津ヤクルトは、主将・山田の帰還が今後を大きく左右しそうだ。
昇格即「6番・二塁」で先発出場となった。現在クリーンアップが全員打率3割超えと状態がよく、高津監督も「6番打者というところは非常に重要視している。しかも今前のバッターがいいのでね、走者がたまった場面での打席が増えてくると思いますし」と、その鍵となる打順を山田に託した。
この日は三回に村上が適時打、六回にサンタナが待望の今季1号を放つなどし、打率・328でそろってリーグトップとなった。また4本塁打&13打点でオスナがリーグトップタイの成績を残しており、ヤクルトクリーンアップで“三冠”となっている。
下半身のコンディション不良で約3週間離脱していた山田は、19日のイースタン・ロッテ戦で今季1号を含む3安打1打点と結果を残して昇格していた。この日は3打数無安打で、トレーナーの進言もあって途中交代となったが、「彼の打席に期待したいと思います」と話した高津監督。厚みを増した打線は、山田が鍵を握ることになりそうだ。
2024年04月20日 22:23
「ヤクルト4−7DeNA」(20日、神宮球場)
DeNA・京田陽太内野手が、「9番・遊撃」で今季初スタメンに起用され、2安打2打点の活躍。
2024年04月20日 22:01
「ヤクルト4−7DeNA」(20日、神宮球場)
5回までに背負った7点のビハインドが最後まで重くのしかかり、高津ヤクルトが再び最下位転落。下半身のコンディション不良から復帰した主将・山田は3打数無安打だったが、指揮官は帰ってきた主将の今後に期待を寄せた。
先発を託した阪口は毎イニング四球を出す苦しい投球になった。4回2/3を投げきるのに103球を要し、6安打7失点、5四球と課題が露呈。期待を寄せていた指揮官も、「ちょっとバッターとの勝負にならなかったですね。ストライクゾーンと勝負しているというか。そこに負けてしまったような気がしますね」と肩を落とした。
ここまでファームで結果を着実に出していただけに、「チャンスをぜひ生かしてほしいなと思いましたけど」と言い、「そんなに打たれた感じはしないんですけどね。やっぱり四球のランナーをああやってどんどん返されていくとね」と振り返った。
またこの日復帰した山田は昇格即「6番・二塁」で先発出場。下半身のコンディション不良から戻ってきた山田へ、ひときわ大きな大声援が送られた。山田は「結果は出なかったですけど、そんな違和感はない。ここで野球ができるっていうのは本当に感謝しないといけないと思いましたし、本当にありがたい気持ちです」とファンへ感謝した。
また高津監督は「6番打者というところは非常に重要視しているので、しかも今前のバッターがいいのでね。走者がたまった場面での打席が増えてくると思いますし、彼の打席に期待したいと思います」と今後の山田の打席に期待。途中交代となった経緯についてはトレーナーからの進言があったといい、山田本人も「大丈夫です」と話した。
2024年04月20日 21:53
「阪神15−2中日」(20日、甲子園球場)
中日が今季初の3連敗で首位陥落の危機に立たされた。先発の大野雄大投手が大誤算で二回途中6失点KO。救援陣も打ち込まれて今季ワーストの15失点、3戦連続7失点以上と自慢の投手陣が崩壊した。
これで直近3試合で11失点、7失点、15失点の計33失点。今季4度目の完封勝ちを飾った17日のヤクルト戦まで開幕16試合でわずか30失点だった。17日に1・74だったチーム防御率は、この3日間で3・14まで爆上がり。SNSでは「なんなのこの落差、同じチームとは思えない」、「ジェットコースター過ぎる」、「1位の感覚がない」、「ボール変わったやろ、なんやコレ…」と竜党の嘆きの声があがった。
10勝一番乗りからまさかの3連敗。振り返れば2位に浮上した阪神が0・5ゲーム差に迫ってきており、首位陥落危機に立たされた。
2024年04月20日 21:52
● ヤクルト 4 − 7 DeNA ○
<5回戦・神宮>
DeNAの京田陽太が、30歳の誕生日となったこの日2安打2打点の活躍で、勝利に貢献した。
『8番・遊撃』で今季初先発出場となった京田は1−0の2回一死一塁の第1打席、「しっかり一発で仕留められた」と阪口皓亮から適時三塁打。6−2の5回二死一、三塁の第3打席は山本大貴からショートへ適時内野安打。
今季初スタメンで2安打と結果を残した京田は「常日頃から準備をしていた。今日の朝、スタメンで行くぞと言われていた。元々チャンスが来るだろうなと準備をしていて、その成果が出たと思います」と振り返った。
この日の朝、牧秀悟が誕生日ケーキを用意してくれたそうで、京田は「おいしかった。なかなかこういう機会がなかったので良かった」とニッコリ。21日は牧秀悟の26歳の誕生日。「明日は牧のためにケーキを準備します」と話し、グラウンドを後にした。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
2024年04月20日 21:28
「ヤクルト4−7DeNA」(20日、神宮球場)
高津ヤクルトの連勝が「2」で止まり、再び最下位に転落。
2024年04月20日 21:28
「ヤクルト4−7DeNA」(20日、神宮球場)
DeNAは打線が奮起し連敗を5でストップ。一夜にして最下位を脱出した。
一回、1死から四球で出塁した関根が二盗を成功させ、次打者・佐野が右前適時打を放ち1点先制。
二回には、1死一塁から京田の適時三塁打などで2点を加えた。
1点リードの五回、4番・牧からの5連打で一挙4点。2死一塁から、集中打を浴びせ突き放した。
先発のケイは、5回5安打3失点で来日初勝利。
2024年04月20日 20:33
「春季高校野球兵庫大会・2回戦、明石商5−4神戸」(20日、G7スタジアム神戸)
県内屈指の進学校に逸材が現れた。神戸の先発左腕・舩見将太投手(3年)が9回9安打5失点(自責点3)ながらも、昨夏県準優勝の明石商を苦しめた。
立ち上がりは苦戦して初回に3点の先制を許すも、チェンジアップなどを駆使してその後は粘投。2点を追う九回2死三塁では中堅手の頭を軽々と越す適時三塁打を放つなど、投打で抜群の野球センスを発揮した。身長170センチで体重65キロと小柄ながら最速は140キロ。この日は4球団のNPBスカウトが視察した。
チームは37年ぶりの県大会出場。その立役者となったのも主将も務めるエースの舩見だった。「夏に向けて勝ちに行く姿勢をもっと見せていかないといけない。夏では強豪私学だったり、強いチームに勝っていけるようにしたい」。打線も相手を上回る12安打を記録。東大、京大を始め、国公立の医学部などへの進学実績も豊富な超進学校が、夏の兵庫大会でも一目置かれる存在となりそうだ。
2024年04月20日 20:20
20日の『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−DeNA』で5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智の独占インタビューが放送された。
18日に横浜スタジアムで行われた入団会見では、多くのベイスターズファンが集まった。筒香は「こんなに幸せなことは本当にないと思っていますので、非常に心から興奮しています」とベイスターズファンに感謝。入団会見では筒香の応援歌が流れ、「渡米前と変わらず、応援歌を聞いたときの心の昂りは今も変わっていないなと再認識できました」と口にした。
5年ぶりにDeNAに復帰した決め手について筒香は「本当にベイスターズで優勝したい、優勝するというのが僕の大きなモチベーションとなっています」と説明。
インタビュアーを務めた大泉健斗アナウンサーから「5年間アメリカでプレーされて、様々なことを学んだと思うんですけど、それを今の若手選手やチームに還元したいと考えていますか」と質問を受けると、筒香は「そのようなことが僕はできると正直思っていませんので、僕の何かを見て学ぶところがあるのであれば、それは僕自身、プレーヤーとして誇らしいことですが、僕自身が何かそのようなことができるとは思っていないです」と語った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月20日 19:55
レッズはオリオールズからDFAとなっていたソトを獲得した
レッズは19日(日本時間20日)、オリオールズからリバン・ソト内野手を獲得した。
2024年04月20日 19:24
地元メディアのマッケイン氏も「オオタニのリアクションはベストだ」
■メッツ 9ー4 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたメッツ戦で後頭部を“ぶん殴られる”悲劇に見舞われた。しかし、まさかのアクシデントにも満面の笑み。敵軍のNYメディアも「わだかまりなし」と絶賛した。
4回の第2打席では先頭打者として四球で出塁。2死後、テオスカー・ヘルナンデスの打席でスタートすると、二塁手のジェフ・マクニールのタッチが頭に当たった。大谷は頭を抱えてうずくまったが、ヘルメットを取り笑顔を見せた。
振りかざした左腕がゴツンと当たり痛かったに違いないが、心配するマクニールの足を叩きながら塁上で会話。“問題なし”を強調すると、ヘルナンデスの右前打で生還した。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏は、「オオタニのリアクションはベストだ」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。米紙「ニューヨーク・タイムズ」のグレン・スラッシュ氏は、「オオタニは二盗後に、走塁をキャッチしたマクニールにヘルメットを強打された。そしてジェフ(マクニール)に笑顔を見せる。わだかまりなし」と大谷の神対応を伝えた。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 19:10
「広島6−2巨人」(20日、マツダスタジアム)
広島が引き分けを挟んで3連勝。巨人戦は今季初勝利となった。先発・森下は12安打を浴びながら要所を締め、6回1/3を2失点にまとめた。これで巨人戦は21年10月10日から10戦負けなしの7連勝。球団投手の巨人戦7連勝は黒田博樹(現球団アドバイザー)が03年9月6日〜05年9月2日で達成して以来の記録となった。
打線は初回2死満塁で6番・上本の打球が投手強襲の適時内野安打となり先制。なおも満塁で会沢が左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放ち、いきなり4点を奪った。七回には代打・宇草が2シーズンぶりとなる一発を放ち追加点を挙げた。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビューで)
−初回4得点で優位な試合展開。
「2死からだったんですけど、よくつないで点を取ったと思います」
−森下の内容は。
「粘りながら、要所要所でしっかり投げてくれたと思いますし、また、バックもしっかり守ってくれましたね。ナイスピッチングだったと思います」
−7回に2点を取られた直後に宇草が一発。
「本当に大きなホームランでしたし、彼の今年に懸ける意気込み、みたいなのをすごく感じました」
−守備では久保、野間、矢野に好プレー。
「矢野は守備はピカイチなので。打撃も良くなってますけどね。修(久保)も球際を果敢に攻めていってくれたと思います」
(ペン囲みで)
−森下は六回終えて球数92球だったが、無失点ということで七回も?
「いや、もちろん点を取られてないっていうとこもあったし、きのう、けっこうピッチャーが投げているんで。そういう、いろんな絡みがあってという感じかな」
−六回は堂林がセーフティーバントで内野安打をもぎ取った。
「作戦のことだから、あまり言えないけど、まわりが見えてるなと。次の1点の重みっていうのがね。次の1点が大切だ、ということを彼も分かっていると思うし、本当にまわりが見えてるなと。彼の献身性が出た打席だったと思いますよ」
−宇草の打撃に関してこれまでとの違いは。
「しっかりと振り切れるようになったよね。メカニック的にも去年の宇草と今年の宇草は違う。去年1軍で1試合も(出場選手)登録もなかったでしょ?やっぱりキャンプの時から彼の今年に懸ける思いは伝わってきたし、開幕は1軍になかったけど、ファームでも高監督をはじめ、スタッフみんな、『宇草がいい』という推薦があったのでね。ファームのスタッフも喜んでいるんじゃないですか」
2024年04月20日 18:57
ソフトバンク 3 − 3 オリックス
<5回戦・PayPayドーム>
オリックスは3点リードを守れず今季初の引き分け。計14四死球(12四球&2死球)と投手陣の乱調が響いた。
オリックス打線は3回、一死から9番・若月、1番・福田、2番・宗の3連打で先制。さらに二死から4番・セデーニョも左前適時打を放ち2−0とリードを広げた。4回は福田が右翼に落ちる適時二塁打を放ち1点追加。ソフトバンク先発・モイネロから3点を先取した。
先発の東は初回からピンチの連続も、5回5安打無失点と粘投。しかし継投策に入った6回、2番手の山田が一死から3連続四球を与え満塁のピンチを作ると、3番・柳田には押し出し死球をぶつけてしまいリードは2点差に迫られた。
中嶋監督はたまらず阿部を3番手としてマウンドに送ったが、阿部は4番・山川に中犠飛を許し1点差。そのあと押し出しを含む2連続四球を与えてしまい同点に追いつかれた。この回は山田と阿部で計6四死球。ノーヒットで試合を振り出しに戻された。
延長11回も7番手の古田島が3四球で二死満塁のピンチを招いたが、9番・牧原大をフルカウントから二飛に退けド派手なガッツポーズを披露。ルーキーの気迫に応えたい打線だったが、直後の12回表はあっさりと3者凡退に抑え込まれた。