2021年10月28日 23:30
21世紀に最も勝ってきた指揮官は誰なのか。欧州のクラブで最も勝ち点を稼いできた指揮官を見てみると、まず5位は現マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラだ。453試合指揮し、1093点の勝ち点を稼いでいる。4位は元マンチェスター・ユナイテッド指揮官アレックス・ファーガソン氏で、513試合指揮して1132点の勝ち点を獲得。3位は現ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョで、561戦で1194点の勝ち点を獲得。 2位はアーセナルを長く指揮したアーセン・ヴェンゲル氏で、702試合で1381点の勝ち点を稼いでいる。そして彼ら名将を抑えての1位は、現レアル・マドリード指揮官カルロ・アンチェロッティだ。成績は706試合指揮し、1434点の勝ち点を稼いでいる。このランキングは指揮官を務めてきた年数が長ければ長いほど有利になるが、それだけアンチェロッティが長期にわたって活躍してきたということだ。ミラン、チェルシー、レアル、パリ・サンジェルマン、バイエルンなど、アンチェロッティは欧州5大リーグのうち4つのリーグで優勝を経験している。今季からはレアルに復帰したが、戦力不足かと思われたチームを上手くまとめている。FWヴィニシウス・ジュニオールなど若手を育てているのも特長的で、このあたりのバランス感覚は見事だ。能力はもちろんだが、長く指揮官として勝利にこだわり続けるモチベーションを保っているのも凄いところで、アンチェロッティはまだ成功に飢えているのだろう。今季もレアルはリーグ制覇を狙えるポジションにいるが、アンチェロッティが唯一制覇できていないのがリーガ・エスパニョーラだ。5大リーグをコンプリートすれば、21世紀最高の指揮官との評価も揺るがないものとなるか。
2024年04月19日 06:55
先週半ばに行なわれたUEFAヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグで、アタランタ相手にホームで0-3と大敗してしまったリヴァプール。
17日には突破に向けたわずかな望みをかけて敵地に乗り込み、アタランタとのリターンレグでの戦いに臨んだ。
わずか750名しかリヴァプールサポーター向けのチケットが売られなかったという完全アウェイの状況で行なわれた試合は、開始から間もなくリヴァプールが先制。
アレクサンダー=アーノルドが蹴り込んだクロスからアタランタのハンドがあり、7分にモハメド・サラーがペナルティキックを成功させる。素晴らしいスタートで突破への望みを繋げた。
しかしながら少なくとも90分以内に2点を決めなければならないリヴァプールは、やや慌ただしいプレーで追加のゴールをあげられず。
最終的には1-0で勝利することには成功したものの、2試合合計の結果では1-3と及ばず。ユルゲン・クロップ監督最後のヨーロッパリーグはベスト8で敗退という結果となった。
リヴァプールが「放出したことを後悔した」5人の退団選手
なお遠藤航はこの試合でベンチスタートとなり、試合終了まで出場機会はなかった。
現在プレミアリーグで3位となっているリヴァプールは、このあと21日にフラムとのアウェイゲームを戦い、その後24日にエヴァートンとのマージーサイド・ダービーに臨む予定だ。
2024年04月19日 06:54
韓国と同組となったU-23日本代表の初戦は、西尾隆矢の愚かなレットカードのせいで1−0の辛勝に終わった。
17分という早い時間帯から10人になったが、GK小久保玲央ブライアンの活躍、形を崩さない守備と、経験値で中国の攻撃を耐え凌いだ。
混乱の中、前半を無失点で終えられたのが大きかったし、後半に入ってからも5バック気味になりながら、高い集中力を発揮してクリーンシートに成功したのはさすがだった。
こういった大会では、何が起きるか分からない。一人少なくても勝つべき試合でしっかりと勝点を取るのが重要で、トーナメントで結果を残すには必須の能力だ。
1月のアジアカップで、森保一監督率いる日本代表は、GKのミスが自分たちの首を絞めていた。その日本が今度はGKに救われるとは。なかなか興味深い事実だった。
その守護神・小久保のシュートストップ能力は凄まじかった。ただ、ボールをキャッチする度にうつ伏せになって時間を稼いでいたのは、いい印象ではなかった。一人少なかったので気持ちは分かるが...。
その小久保以上に評価したいのが開始8分に先制ゴールを決めた松木だ。ファイナルサードでスペースを利用する動きとパスが目立った。フリーキックの能力も高く、細谷真大らCFとの連係も良かった。
逆に最もひどかった選手は、もう言うまでもないだろう。レッドカードを食らった西尾の行為は本当に愚かだった。この退場がなければ、3−0以上の楽勝だったと思う。
【動画】西尾隆矢がまさかの一発レッド
韓国目線でみると、狭いところでチャンスを作れる松木がやはり危険だ。細谷のような選手は、フィジカル能力の高い韓国のDFは比較的対応しやすい。だが、松木が絡む攻撃は危険だ。自らスペースを作るし、周りとの素早いコンビネーションでボックス内に入る。
また、日本はプレスが速いので、ビルドアップ時にGKから6番(アンカー)への配給を狙われると、韓国としては危ないかもしれない。
文●ホン・ジェミン(フリーランス)
【著者プロフィール】
英サッカー専門誌『Four Four Two』韓国版の編集長など経てフリーに。2024年のアジアカップでは日本戦も全試合取材。韓国代表ファン・ヒチャンの自宅で独占インタビューを行なうなど選手の信頼も得ている。
2024年04月19日 06:40
イングランド4部相当となるリーグ2で奮闘していた頃から7年。当時は無名に近かったストライカーはプレミアリーグ得点王の座を争うところまで成長した。
今季アストン・ヴィラのエースとしてリーグ戦で19ゴールを奪っているFWオリー・ワトキンスだ。
28歳を迎えているワトキンスは、決して若い頃から有名だったエリートFWではない。エクセター・シティのアカデミーを経て、2013-14シーズンよりリーグ2でのキャリアがスタート。2016-17シーズンには13ゴールを記録し、その活躍から当時2部のプレミア・チャンピオンシップで戦っていたブレントフォードへとステップアップを果たした。
最初の2シーズンはそれほど印象的ではなかったが、2019-20シーズンにはリーグ戦25ゴールと大活躍。一気に才能が開花し、2020年に現所属のアストン・ヴィラへと移籍した。
英『Exmouth Journal』もエクセターからプレミア得点王候補へとワトキンスの成長ぶりに驚いているが、ステップアップした際に得点数を落とさなかったのが大きい。
リーグ2のエクセター・シティから2部のブレントフォードへ移籍した際も、初年度からリーグ戦で二桁10ゴールは奪っている。それはアストン・ヴィラでも同じで、プレミアリーグ初年度から14ゴールを奪ってみせた。リーグレベルは異なるが、エクセター時代から合わせると8シーズン連続での二桁得点達成だ。
世代別代表に選ばれた経験もなかったが、2021年にはイングランドA代表デビューも果たした。今季の活躍を考えれば、EURO2024を戦うイングランド代表に選ばれるだろう。下のカテゴリーからコツコツと実績を積んできたワトキンスはついに世界的スターになろうとしている。
2024年04月19日 06:17
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、ウェストハム(イングランド)とレヴァークーゼン(ドイツ)が対戦した。
2024年04月19日 06:03
元日本代表DFの内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、ゲスト出演した元日本代表MFの中村憲剛氏とともに、ロングスローについて持論を述べた。
番組内で、J1に初昇格したFC町田ゼルビアが武器にしているロングスローについて話題となると、内田氏はキックとの違いについてこう説明する。
「守る側は蹴ってヘディングするのと、手で投げられてヘディングするのは(違い)、落下地点を読むのがすごく難しい」
中村氏が「軌道とか急速とか」と話すと、「そう。だから被っちゃったりとか、キーパーが出ても触れなかったりする」と続けた。
【動画】J1で猛威を振るう町田のロングスロー
また、中村氏は町田のロングスローの特徴として、「囲むように(人を配置)して、セカンドボールを(拾える態勢を)作っている。間違いなく意図的だと思う。中に高いオ・セフンや藤尾(翔太)がいるから、(相手は)どうしても人を集めなきゃいけない。よくできてる」と分析。内田氏もその飛び道具を評価した。
「真似してやろうとしてもできない。賛否あるだろうけど、別にファウルでも何でもないし。サッカーのひとつですから」
「本当にそう。それを正しく使っているだけ」と同調した中村氏は、各チームの対応について、こう見解を述べている。
「2巡目とかになってくると対策ができるかもしれない。これまでJ1にいなかったので、体感すると選手も経験値ができるし、監督、スタッフもできるので。1巡目は猛威を振る可能性があるような気がします」
対戦相手のロングスロー対策にも注目が集めそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 06:00
U-23日本代表は現地4月18日、U-23アジアカップのグループステージ第2節・U-23UAE代表戦の前日練習を実施。このトレーニング前、大岩剛監督が取材に応じた。
指揮官は「少し特殊な試合だった」と早々に退場者が出て10人で戦った中国戦を振り返りつつ、「(中国戦を)2戦目に活かすというよりは、新たにUAE戦に向けての準備のほうが大事なのかなというふうに感じています。ただ、大会に入って少し雰囲気も変わって、1試合をこなすことで選手たち少し落ち着きが出てきた」と語った。
【PHOTO】カタールで開催されるU-23アジアカップに向け、新背番号でポートレート撮影に臨んだU-23日本代表!
UAEの分析も進んでいるとして、チームの印象をこう述べた。
「スピード豊かな選手が多数いるし、あとは最前線にターゲットになる選手がいて、守備からカウンターっていう狙いはあるんじゃないかなとは分析しています。ただ、これは試合になっていなと分からないです」
またスタメンを選ぶうえで重視することについて、記者陣から質問が出ると、「いろんなことを含めて先発を選びたいなと。先発だけではないので、試合を決めるのは途中出場した選手が流れを変えるって言われますけど、そういうことも含めてです。いろんな想定をしたい」と具体的な言及は避けた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月19日 05:54
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、アタランタ(イタリア)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。
リヴァプールの本拠地『アンフィールド』で11日に行われたファーストレグは、ジャンルカ・スカマッカの2ゴールとマリオ・パシャリッチのゴールで、アウェイのアタランタが3−0で先勝。アタランタが大きなアドバンテージを得てセカンドレグに臨んだ。
開始早々に試合が動いた。トレント・アレクサンダー・アーノルドがクロスを入れると、ペナルティエリア内でマッテオ・ルッジェーリのハンドを誘発。7分、このPKをモハメド・サラーが冷静にゴール右へ決めて、リヴァプールが2戦合計で2点差に迫る。
早い時間帯に得点を奪ったリヴァプールは、勢いそのままに攻撃的な試合運びを見せた。しかし、決定機をものにできずにいると、アタランタが徐々にペースを取り戻す。41分にはオフサイドになったものの、マルテン・デ・ローンからの縦パスを受けたトゥーン・コープマイネルスがゴールネットを揺らし、リヴァプールの守るゴールを脅かした。前半はこのまま1−0で終了。2戦合計ではリヴァプールが2点のビハインドを負って、セカンドレグの前半を折り返した。
後半序盤はアタランタが決定機をつくるが、得点は奪えない。一方、リヴァプールもなかなか決定機をつくれず、アタランタの強度の高い守備に苦戦を強いられる。66分にはルイス・ディアス、モハメド・サラー、ドミニク・ソボスライをベンチに下げ、ディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、ハーヴェイ・エリオットを一気に投入するが、流れを大きく変えることはできなかった。
セカンドレグはこのまま終了。2戦合計でアタランタが3−1でリヴァプールを下し、EL準決勝進出を決めた。なお、リヴァプールの遠藤航は、ベンチ入りしたものの出場機会はなかった。
【スコア】
アタランタ 0−1(2戦合計:3−1) リヴァプール
【得点者】
0−1 7分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
2024年04月19日 05:51
日本がW杯アジア2次予選で北朝鮮に1-0と勝った試合、地上波で北澤豪氏、槙野智章氏とともに解説を担当した鄭大世氏の“両国にリスペクトが感じられるスタンス”が好評だった。
2024年04月19日 05:45
冨安健洋が所属するアーセナルは現地4月17日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・第2レグで、バイエルンと敵地で対戦した。
ホームでの第1レグを2−2のドローに終えていたなか、63分にヨズア・キミッヒにヘッドで決勝点を奪われ、0−1で敗戦。アグリゲートスコア2−3でベスト8敗退が決定している。
約4か月半ぶりに先発出場し、左SBで83分までプレーした冨安を批判したのが、レジェンドOBのティエリ・アンリ氏だ。失点時に、ドリブルで仕掛けた後、いったんピッチに出ていたバイエルンのレロイ・ザネを気にしすぎて、キミッヒが飛び込んできたスペースを埋められなかったという指摘だ。
アーセナルの専門サイト『NOW ARSENAL』は「レジェンドのアンリは敗北の一因となった守備の失敗について痛烈な評価を下した」とし、「アーセナルのウインガー、ガブリエウ・マルチネッリがキミッヒを追えず、フリーでヘディング弾を許したことに批判が向けられた。しかし、アンリは『CBS Sports』でその責任を左SBのトミヤスに転嫁した」と報道。その発言を伝えている。
【動画】アンリが冨安の守備対応を批判! アーセナルの失点シーン
「ザネはそこで何をするつもりだ? 彼を見ている。彼は得点できない!スペースを埋めろよ!彼は得点できないんだ!何ができる?」
元フランス代表FWは、「彼はボックスの中にさえ入っていない。彼はそこ(ピッチの外)にいた、どうやって得点するんだ? トミヤスはこんな感じ(サネを見て)。スペースを埋めろよ!」
記事は「アンリは、トミヤスがザネに集中していたため、マルチネッリが彼のカバーを強いられ、守備面で脆弱になったと主張した。トミヤスがスペースを埋めてクロスを防ぐ必要性を強調し、守備の一体性の重要性を強調した」と綴っている。
日本代表DFに小さくない責任があると見ているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 05:36
韓国Kリーグで驚きのハプニングが起こった。
現地4月14日、Kリーグ2部の全南ドラゴンズ対安山グリナースの一戦だ。1−1で迎えたアディショナルタイム2分、全南DFキム・ヨンファンと安山FWノ・ギョンホが激しく交錯する。ゲーム終盤でエキサイトしていた途中出場のキム・ヨンファンはファウルとジャッジされて激高。なにか言葉を発したノ・ギョンホに猛然と詰め寄ろうとしたところ、ふたりの間に立って制止しようとしたのが女性主審のパク・セジン氏だった。そこでキム・ヨンファンはあろうことか、怒りに任せてパク・セジン主審を突き飛ばしてしまう。女性主審はノ・ギョンホと激しく衝突することとなった。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
その場では警告止まりだったが、ネット上で件のシーンがハイライト動画で拡散すると批判と疑念が噴出。韓国メディア『Xスポーツ』は「審判が女性だからって見下したのか?」「なぜ退場にならなかったのか。厳罰を下すべきだ!」「男性レフェリーでも同じことをしただろうか」「男女関係なく主審に対して絶対にやってはいけないことだ」といったファンの声を紹介した。
高まる批判的な風潮を受けて、Kリーグは試合から4日後の18日に賞罰委員会を開催。キム・ヨンファンに対して今週末から「14日間の公式戦出場停止処分」を下した。これはあくまで暫定的な措置で、現地報道によれば、来週あらためて開かれる委員会でより重い罰が課される可能性があるという。
韓国メディア『マイデイリー』は「まったく恥ずべき蛮行だ。厳罰は当然の成り行きだろう」と断じ、ニュースサイト『SPOTV News』は「目を疑う体当たりだった。Kリーグの価値を傷つけたのは間違いない」と非難。そして放送局『KBS』も「女性主審をサンドバックのように扱った。(30歳という)ベテランらしからぬ振る舞いだ」と糾弾している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 05:30
元Jリーガーで現在は解説者の鄭大世氏に次の質問をしてみた。「解説上手な方は誰ですか?」と。すると、鄭大世氏は「師と仰いでいるのは林陵平です」と即答した。
「圧倒的です。林陵平の解説を聞いたあとに他の解説を聞くと陳腐に思えてしまいます」
その林氏と共演した時、鄭大世氏は本人から「東大サッカー部で監督をやっていた経験もあって、戦術の穴が見えるようになった」という話を聞いた。
「(林氏は)元からサッカーマニアで、選手のスパイクのメーカーまで見ているそうです。プロの経験もあって、ある意味最強なわけですよ。元選手、戦術家、ジャーナリストと、その全てを持っているのが林陵平です」
鄭大世氏はこんなエピソードも話してくれた。
「解説で座って、スタメン表を見ながら喋っていたんです。それが当たり前だと思っていたんですね。でも、林陵平と一緒にいたら凄い量の資料を持っていて、話す内容の紙をベタベタ貼っていて、戦術ボードも持参しているわけです。こうやって解説はやるんだと教えてもらったのが林陵平です」
そんな林氏の姿を見て、鄭大世氏は「選手目線なんてただの甘え」と痛感させられたという。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年04月19日 05:00
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でU-23UAE代表と相まみえる。
2024年04月19日 04:30
U-23日本代表は現地4月18日、U-23アジアカップのグループステージ第2節・U-23UAE代表戦の前日練習を実施。冒頭の15分が公開された。
気温は32度で雲ひとつない青空。強い日差しが降り注ぎ、ひなたにいると、じわっと汗がふきだす暑さだ。練習場に登場した大岩ジャパンは、ピッチ上で監督を囲んでのミーティングの後、松木玖生を先頭にグラウンドを2周ランニングしてトレーニングがスタートした。
その後、日陰で一列に並んで行なったストレッチでは、鈴木海音がなかなか場所を見つけらず、「おいおい!」「時間ないよ!」とほかの選手からいじられ、笑い声が上がるなど雰囲気は良好の様子だった。
【PHOTO】カタールで開催されるU-23アジアカップに向け、新背番号でポートレート撮影に臨んだU-23日本代表!
ステップからのダッシュでは、うまく決められたステップを踏めなかった内野航太郎も「航太郎、大丈夫か?できるか?」とチームメイトにいじられていた。ただ、真剣にやる時は真剣で、「行こう!」といった力強い声出しも聞こえた。
最後にパス練習をして、メディアへの公開部分は終了。UAE戦は日本時間19日の24時30分キックオフ予定だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月19日 00:00
チェルシーに所属するイングランド代表FWラヒーム・スターリングは、20日に行われるFAカップ準決勝への出場に向け、全体トレーニングに復帰したようだ。18日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
FAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦を20日に控えているチェルシー。今シーズンのプレミアリーグでは9位に低迷するなど苦しい時期を過ごす同クラブだが、15日に行われた第33節のエヴァートン戦では6−0の大勝を飾っており、良い流れで昨シーズンの王者とのセミファイナルに臨むことが見込まれる。
そんななか、欠場が続いていたスターリングが全体トレーニングに復帰した模様。クラブを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、同選手がウイルスの影響で嘔吐する状態が続いていると明かしていたが、『デイリー・メール』は食中毒による脱水症状に陥っていたと報じ、体調の悪化で体重が減ってしまっていたと説明した。
今シーズンは、ここまで公式戦38試合出場8ゴール8アシストの成績を残しながら、一部サポーターからブーイングを浴びるなど批判の的となっているスターリング。FAカップ準決勝では、クラブを決勝に導く活躍を披露することができるだろうか。
2024年04月19日 00:00
今シーズン限りで現役を引退することを発表した長谷部誠。40歳という節目で指導者への道を歩むことを決めた。
長い現役生活の中、長谷部誠がともにプレーした「最強のチームメイトベストイレブン」をご紹介する。GK:ケヴィン・トラップ
長谷部誠と同僚だったクラブ:アイントラハト・フランクフルト
ヴォルフスブルク時代のスイス代表GKベナーリョや、ドイツの名GKティモ・ヒルデブラントも捨てがたいものの、やはりパリ/サンジェルマンでも一時期レギュラーを担ったケヴィン・トラップがベストだろうか。
長谷部誠が加入してから1年フランクフルトで同僚だったが、その後フランスへと移籍。そして2018年にローンで復帰し、そして1年後に完全移籍。再びチームメイトになった。CB:シモン・ケアー
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
現在ACミランでプレーしているデンマークの名DF。イタリア・セリエAのパレルモで若くして活躍したあと、2010年にヴォルフスブルクへと移籍。ここで長谷部誠とともにプレーすることになった。
その後ローマやリール、フェネルバフチェ、セビージャ、そしてアタランタを経て2020年にミランへと移籍。このところは怪我も多くなったが、信頼できるベテランとして存在感を見せる。CB:アンドレア・バルザーリ
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
ユヴェントスで長くプレーしていたことで知られるイタリア代表DF。そのキャリアのほとんどは国内でのものであるが、2008年にクリスティアン・ザッカルドの誘いでヴォルフスブルクへと移籍。ドイツ・ブンデスリーガで2年半プレーした。
その間にはマガト監督の下で長谷部誠らとともにブンデスリーガ優勝にも貢献。その後2010年に恩師デル・ネーリが率いるユヴェントスへと移籍していった。CB:アルネ・フリードリヒ
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
ドイツ代表で82試合に出場した名ディフェンダー。バイエルン・ミュンヘンにもドルトムントにも所属したことがないが、ヘルタ・ベルリンで長年活躍してブンデスリーガ屈指の選手として名を馳せた。
30歳になった2010年にヘルタ・ベルリンが降格した事もあってヴォルフスブルクへと移籍。ただ怪我のためにあまりプレーすることはできず、1年後に契約が解除されている。MF:ジョズエ
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
サンパウロから2007年にヴォルフスブルクへと加入してきたブラジル人ボランチ。小柄な体格ながらも堅実な守備を得意とし、2007年のコパ・アメリカや2010年ワールドカップではブラジル代表の一員となっていた選手だ。
外国人ながらもヴォルフスブルクではキャプテンも務め、2008-09シーズンの優勝にも大きく貢献。ただフェリックス・マガト監督とは折り合いが悪かったとも。MF:マリオ・ゲッツェ
長谷部誠と同僚だったクラブ:アイントラハト・フランクフルト
昨年アイントラハト・フランクフルトに加入してきたマリオ・ゲッツェ。もちろんボルシア・ドルトムントとバイエルンでプレーしたドイツ代表の名アタッカーで、この数年で度重なる怪我や代謝障害を克服。今季はブンデスリーガでも復活を見せている。
かつてのような得点力は影を潜めているものの、そのセンスはやはり抜群。シーズンを通してプレーすることもできるようになっており、ベテランらしい安定感を見せている。MF:ジエゴ
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
近年珍しかったブラジルのクラシカルな「司令塔」。繊細なボール扱いとキラーパス、そして自由さを武器にチャンスを作る古典的な選手で、2009-10シーズンに所属したユヴェントスではほとんど活躍できなかった。
そして2010年に加入したヴォルフスブルクでも我の強さからいくつかトラブルもあり、フェリックス・マガト監督とは仲が悪かったという。所属した3年半のうち1年はアトレティコ・マドリーに貸し出されていた。MF:アンテ・レビッチ
長谷部誠と同僚だったクラブ:アイントラハト・フランクフルト
フィリップ・コスティッチかどちらかで迷い、結局選べず。どちらでもいいということで便宜上レビッチを選択しておいた。
2016年にフィオレンティーナからローンでフランクフルトに加入し、すぐさま活躍を見せて完全移籍。2019年にはミランへと貸し出され、1年後に買い取られている。FW:セバスティアン・アレル
長谷部誠と同僚だったクラブ:アイントラハト・フランクフルト
アイントラハト・フランクフルトで最も有力なFWといえば、ルカ・ヨヴィッチやアンドレ・ゴメスになるだろうが、その中でもインパクトはセバスティアン・アレルであろう。
長谷部誠とは2017年から2019年にかけて同僚で、DFBポカールを制覇。その後ウェストハムへと引き抜かれ、それからアヤックス、ボルシア・ドルトムントと渡り歩いている。2022年夏には精巣癌が発覚してスタートが遅れたが、なんとわずか半年でピッチに戻ってくる鉄人ぶりを見せた。FW:エディン・ジェコ
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
ヴォルフスブルクの伝説的なストライカーといえば、グラフィッチとエディン・ジェコ。この二人がブンデスリーガ優勝を導いたと言っても過言ではないほどの破壊力を持っていた。
2011年までヴォルフスブルクでプレーしたあとはマンチェスター・シティに移籍し、プレミアでもゴールを量産。その後はイタリア・セリエAに活躍の場を移し、ローマとインテルでプレーした。今季はフェネルバフチェに所属し、38歳で20ゴールを決めている…なんという鉄人ぶりか。
浦和レッズ、「歴代最強の日本人選手」はこの5人!
FW:マリオ・マンジュキッチ
長谷部誠と同僚だったクラブ:ヴォルフスブルク
グラフィッチとも迷ったが、ここは2010年にヴォルフスブルクへやってきたマンジュキッチをピックアップ。2シーズンプレーしたあとにバイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれ、それからアトレティコ・マドリーとユヴェントスで活躍。もちろんクロアチア代表での実績も見事なものだ。
キャリアの終盤はカタールとACミランで過ごし、2021年に現役引退。現在はクロアチア代表のアシスタントコーチとして指導を行い、カタールW杯に出場している。