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2021年11月28日 22:30
プレミアリーグ第13節が行われ、アーセナルは監督がエディ・ハウとなったニューカッスルと対戦し、2-0で勝利を収めた。先制ゴールを決めたブカヨ・サカの怪我の具合が気になるが、勝ち点3をゲットしており、次節マンチェスター・ユナイテッド戦も白星を目指したい。 下位相手に勝ち点を取りこぼさずに試合を終えたガナーズだが、DFヌーノ・タヴァレスの成長が著しい。 今夏の移籍市場でベンフィカからやってきた21歳の左サイドバックであるタヴァレス。加入当初はキーラン・ティアニーの存在もあり、ベン・ホワイトや冨安健洋のような新加入組と差を付けられる形となったが、そのティアニーの怪我もあって出番を得ると左SBとして躍動している。 184cmとSBではサイズがあり、戦える守備者であるタヴァレスは非常に攻撃的な選手であり、同じくポルトガル出身のジョアン・カンセロに似たタイプか。攻撃では推進力のあるドリブルとアイデアに長けたパスから好機を演出しており、低い位置からでも攻撃に貢献でき、このあたりはティアニーと差別化できる点だ。直接失点に絡んだリヴァプール戦のミスから、安定感のあるティアニーを推す声もあったが、ミケル・アルテタ監督はタヴァレスの攻撃センスに惹かれているのか。 わずか13億円でポルトガルからイングランドにやってきたタヴァレス。攻撃では既に規格外のものを見せており、次節マンU戦でも左サイドからの崩しに期待が掛かる。
2024年04月18日 02:59
現地時間4月17日に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝・第2レグで、冨安健洋が所属するアーセナルがバイエルンと敵地で対戦する。
この大一番に先立ってスターティングメンバーが発表され、冨安が名を連ねた。
日本代表DFがアーセナルでスターターを務めるのは、昨年12月2日のプレミアリーグ第14節ウォルバーハンプトン戦以来、約4か月半ぶりとなる。
ホームでの第1レグは2−2のドローに終わったなか、左SBでの起用が濃厚な25歳に求められるのは、まず前ドイツ王者の強力アタッカー陣を抑え込むタスクだ。
【動画】アーセナル陣営が激怒した、バイエルン戦のノーPKシーン
久々の先発で、存在感を発揮できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月18日 00:00
16日に行なわれたU23アジアカップの初戦で、センターバックの西尾隆矢が前半のうちに退場してしまった日本代表。しかし松木玖生のゴールを最後まで守りきり、なんとか勝利をあげることに成功した。
なお、日本のフル代表がワールドカップで退場者を出したケースはこれまでゼロ。25試合に渡ってレッドカードを受けていないという記録を持っている一方、アジアカップではこれまで5回の退場者が出ている。
今回はその5名の選手を振り返っていこう。ちなみに10人になった5試合の成績は4勝1分けと負けなしで、退場者が出た4大会全てで日本は優勝を果たしている(逆に言えば退場者を出さなかった大会は全て敗退)。松永成立
退場したアジアカップ:1992年広島大会
退場した試合:準決勝中国戦
その試合の結果:3-2で勝利
自国開催のアジアカップで、初めてA代表チームを構成して臨んだ1992年。ハンス・オフト体制のチームはギリギリでの戦いを乗り越えて優勝を果たした。
退場者が出たのは準決勝の中国戦。ゴールキーパーの松永成立が相手選手への乱暴な行為によってレッドカードを受けたが、その後中山雅史の決勝ゴールが決まって3-2と勝利を収めている。
なお、松永成立が出場停止となったあとにゴールを守ったのは前川黛也(現ヴィッセル神戸)の父親にあたる前川和也であった。海本慶治
退場したアジアカップ:2000年レバノン大会
退場した試合:グループステージ第3節カタール戦
その試合の結果:1-1の引き分け
レバノンで行なわれた2000年のアジアカップ。フィリップ・トルシエ監督に率いられたチームは、中田英寿がクラブの事情で辞退したにもかかわらず、名波浩や中村俊輔、小野伸二、高原直泰などの有力選手が揃い、攻撃的なサッカーで優勝を果たした。
グループステージでサウジアラビア、ウズベキスタンに連勝して決勝トーナメント進出を決めていたこともあり、カタール相手の第3節ではターンオーバーを敢行。しかし22分に先制点を許し、先発起用された海本慶治が39分で退場になってしまった。
ただ60分には西澤明訓が同点ゴールを奪い、苦しい状況の中でなんとか勝点1を奪取することに成功している。遠藤保仁
退場したアジアカップ:2004年中国大会
退場した試合:準決勝バーレーン戦
その試合の結果:4-3で勝利
日本代表の歴史上でも最も劇的な逆転劇と言えるアジアカップ2004のバーレーン戦。しかもさらに伝説的なヨルダンとのPK戦を終えたあとということで、非常に印象強いゲームだった。
開始直後にアラー・フバイルの先制点を許し、さらに前半40分で遠藤保仁の腕が相手選手に当たったとしてレッドカードが提示されてしまう。10人になった代表は中田浩二と玉田圭司のゴールで逆転するも、その後再び2失点して絶体絶命の状態に。
ところが90分に中澤佑二が起死回生の同点弾を決め、さらに延長に入ってすぐに玉田圭司が逆転ゴールを奪取。ドラマのような展開で勝利をもぎ取った。川島永嗣
退場したアジアカップ:2011年カタール大会
退場した試合:グループステージ第2節シリア戦
その試合の結果:2-1で勝利
李忠成の劇的なゴールで優勝を果たしたザックジャパン。しかし開幕戦のヨルダン戦はギリギリまで追い詰められ、なんとか吉田麻也のアディショナルタイムでのゴールで勝点を拾っただけだった。
そして迎えた第2節のシリア戦も、長谷部誠のゴールで先制しながら72分に川島永嗣が退場してしまう。相手選手がオフサイドかどうかが微妙な状況での接触だったが、退場処分が覆ることはなかった。
PKで追いつかれたものの、その後本田圭佑のPKで再びリード。なんとか勝点3をつかみ取り、決勝トーナメント進出の可能性を高くした。吉田麻也
退場したアジアカップ:2011年カタール大会
退場した試合:準々決勝カタール戦
その試合の結果:3-2で勝利
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名
そして2011年大会はもう一人退場者が生まれた。決勝トーナメントの1回戦で地元のカタールと対戦した日本は、13分にセバスチャン・ソリアに先制点を許すという厳しいスタートになった。
その後香川真司が同点ゴールを奪ったものの、61分に吉田麻也が2枚目の警告を受けて退場に。さらにその直後のフリーキックをファビオ・セーザルに直接叩き込まれ、絶体絶命の状況となる。
しかしその後香川真司がこの日2点目を決めて追いつくと、試合終了間際にまさかの伊野波雅彦が決勝点を奪取。劇的な展開で逆転勝利をあげ、優勝への道を繋げた。
2024年04月17日 23:10
未だ無敗を維持し、圧倒的な力で今季のブンデスリーガを制したレヴァークーゼン。MVP候補に挙げるべき選手は多くいるが、やはり10番を背負って11ゴール10アシストの成績を残している20歳のMFフロリアン・ヴィルツが印象的だろうか。
ヴィルツは2022年に左膝前十字靭帯断裂の大怪我を経験しており、そこから完全復活を果たしている。自慢のテクニックにはさらに磨きがかかっているが、ブンデスリーガ公式は力強さも増したとフィジカル面の成長を称える。
ヴィルツには細身なテクニシャンとのイメージがあるかもしれないが、今季のブンデスリーガでは全体7位となる319回のデュエル勝利数を記録しており、同サイトも守備面での貢献を評価する。
さらにスプリント回数は全体3位となる850回、走行距離ランキングも全体5位の315.6kmを記録している。ちなみにこの走行距離ランキングでは1位が同じレヴァークーゼンからMFグラニト・ジャカ(339.7km)、2位がDFアレハンドロ・グリマルド(327.9km)となっていて、アロンソ率いるチームはハードに戦える集団でもある。
また少しマニアックな数字かもしれないが、同サイトはヴィルツが今季のブンデスリーガで1位となる41回ものワンツーパスを成功させていると伝えており、ヴィルツがワンツーで敵陣深くへ侵入していく光景はよく見られるものだ。パスを出した後に動くことが徹底されているため、レヴァークーゼンのパスワークは流れるように繋がっていく。ヴィルツの動き出しを囮に、左サイドを駆け上がるグリマルドへパスを通すパターンも見慣れたものだ。
ヴィルツはこの完成度でまだ20歳だ。10番を背負ってチームをブンデスリーガ制覇へ導いたことは何よりの自信となったはずで、大怪我を乗り越えてドイツサッカー界をリードする存在へと進化した。
2024年04月17日 23:08
レヴァークーゼンに所属するスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドが、ブンデスリーガ制覇の喜びを語った。
2024年04月17日 21:55
フランクフルトは17日、同クラブに所属する元日本代表MF長谷部誠が今シーズン限りで現役から退くこと、そして引退後はフランクフルトにとどまり、指導者として新たな役割を担うことを発表した。
同日に行われた記者会見に登壇した長谷部は、「今シーズン限りで現役生活に終止符を打つことになりました」と発表。さらに「いつかその時が訪れるという予感は、何年も前からしていました。今がその日に相応しい時だと思います」と続け、今後に関しては「まだ細かいことは決まっていないけれど、アイントラハト(フランクフルト)に残ることになりました。とても、とても嬉しいです」とコメント。指導者としてクラブにとどまることを明かした。
その後、引退を決断した理由についても言及。「決断には2つの理由があります。ひとつはフィジカル的な理由で、回復に時間を要するようになったから。もうひとつはメンタル的な理由です。もう40歳となり、次のステップに進む準備ができています。サッカーをする楽しみは、まだまだたくさんある」との考えを示し、22年に及ぶプロキャリアに幕を下ろす理由を説明した。
また、これまでのキャリアについては、「まだ振り返るには早いと思う。キャリアの話はシーズンが終わってからになるでしょう」と語り、「まだ達成したい大きな目標を残しているからね。それは、欧州カップ戦の出場権を獲得して、ホーム最終戦の後にファンと一緒に喜ぶことです」と主張。来季の欧州カップ戦の出場権が得られる6位以内を維持することに意欲を見せた。なお、フランクフルトは現在、5試合を残して7位と勝ち点3差の6位に位置している。
2024年04月17日 21:50
フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が4月17日、記者会見を開き、今季限りでの現役引退を発表した。
2002年に浦和レッズでプロキャリアをスタートされてから22年。40歳となった鉄人はなぜ、このタイミングでユニホームを脱ぐ決断をしたのか。
フランクフルトの公式Xによれば、「家族などと相談して今が良い時期と総合的に判断しました」と話した長谷部は、「今年あまり出場していないのも原因です。出場していないと体に負担が大きい」と説明した。
「長年、いつかその瞬間が来ると感じていました。もう5、6年もそんな状態が続いています。今がやめるべき適切な時期だと思います」
【PHOTO】今季限りでの現役引退を発表…!40歳になった長谷部誠のキャリアを厳選ショットで振り返る!(2003〜2024)
そして、「私の決断には2つの理由があります」と話し、こう続けている。
「(身体的に)回復に、より時間が必要になった。(精神的に)私は40歳で、次のステップへの準備ができています。今でもサッカーをとても楽しんでいますが、子供たちと一緒に楽しむこともできます」
先日、今季限りでの引退を発表した元日本代表FWの岡崎慎司に続き、またひとり日本のレジェンドがキャリアに終止符を打つ決断を下した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月17日 21:33
Jリーグは4月17日、ルヴァンカップの1stラウンド2回戦の11試合を各地で開催した。
2回戦からJ1クラブが登場。鹿島は八戸と対戦し、前半に先制を許す展開も82分に安西幸輝の得点で同点に。1−1で迎えた延長戦で、108分に知念慶のゴールで逆転。2−1で勝利した。
【動画】知念慶の絶妙フィニッシュ!鹿島が2−1逆転勝ち!
札幌は沼津に3−1で勝利。田中宏武の先制弾、小林祐希の2発で白星を飾った。FC東京はYS横浜に4発完勝し、名古屋は大宮に2−0で勝利。J1で首位に立つC大阪は岩手を1−0でくだした一方、磐田は長崎に0−1で敗れた。
17日に開催されたルヴァン杯2回戦の結果は以下のとおり。
岩手 0−1 C大阪
八戸 1EX2 鹿島
いわき 0−2 新潟
大宮 0−2 名古屋
YS横浜 0−4 FC東京
松本 1(2PK4)1 福岡
沼津 1−3 札幌
今治 1EX2 神戸
北九州 1−2 町田
長崎 1−0 磐田
鹿児島 0−1 東京V
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月17日 21:26
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が4月17日、記者会見を開き、今シーズン限りでの現役引退を発表した。
2024年04月17日 20:56
横浜F・マリノスは4月17日、アジア・チャンピオンズリーグの準決勝・第1レグで韓国の蔚山HDと敵地で対戦した。
前半は0−1。19分、右サイドを崩され、ゴール前でチュ・ミンギュンのアシストからイ・ドンギョンに決められて先制を許す。
ビハインドの横浜は攻勢を強め、自分たちのリズムでボールを動かしながら反撃も、蔚山の組織的かつ強度の高い守備に手を焼き、ゴールをこじ開けられない。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
迎えた後半、横浜は変わらずポゼッションで相手を上回りながら果敢に攻め立てる。一方、67分、68分と立て続けに決定的なシュートを打たれるも、いずれもポストに救われる。72分のピンチもポープ・ウィリアムが好守でしのぐ。
81分には天野純のお膳立てからヤン・マテウスが決定機を迎えるも決められない。横浜は相手の3倍となる18本のシュートを放ったが、いずれもモノにできず。0−1で悔しい敗戦を喫した。
第2レグは4月24日に開催。横浜国際総合競技場で蔚山を迎え撃つ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月17日 20:50
アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は17日、ドイツで会見を開き、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
長谷部は1984年1月18日生まれの40歳。静岡県藤枝市に生まれ、地元の藤枝東高校から2002年に浦和レッズでプロ入り。攻撃的MFからボランチにコンバートされ、クラブ初のリーグ優勝(2006年)やACL制覇(2007年)に大きく貢献した。
2008年1月にドイツへ移籍し、ヴォルフスブルクでは2008-09シーズンにリーグ優勝を経験。ニュルンベルクを経て加入したフランクフルトでは10シーズンに渡りプレーしてきた。
今季はここまでリーグ戦7試合に出場。ベンチに入ることは多いものの昨季の18試合から大幅に出場機会を減らしており、家族らと相談した結果、この夏に現役を退くことを決断したという。
レベル高すぎ!長谷部誠の「最強の同僚ベストイレブン」
長谷部は日本代表でも歴代7位となる114試合に出場し2ゴールを記録。キャプテンとして2010年、2014年、2018年と3度のワールドカップに出場した。
2024年04月17日 20:47
現地時間4月17日、フランクフルトのMF長谷部誠が記者会見を開き、今シーズン限りでの現役引退を発表した。
現在40歳の長谷部は、2002年に浦和レッズでプロキャリアをスタート。リーグ優勝やACL制覇など多くのタイトル獲得に貢献した。2008年1月にはヴォルフスブルクに移籍して海外初挑戦。2シーズン目にはブンデスリーガ優勝を経験した。その後、2013年9月にニュルンベルクに新天地を求め、翌年の夏からはフランクフルトでプレーしている。
今季で在籍10シーズン目を迎えているフランクフルトでは、キャプテンを務めるなどチームの中心としてプレー。2021-22シーズンには、ヨーロッパリーグで優勝を成し遂げた。
【PHOTO】今季限りでの現役引退を発表…!40歳になった長谷部誠のキャリアを厳選ショットで振り返る!(2003〜2024)
また日本代表では、2006年から代表引退を発表した2018年まで選ばれ続け、キャプテンとしてワールドカップに3度出場している。
昨年の3月にはフランクフルトとの選手契約を1年延長していた長谷部。クラブからは現役引退に関して、自ら決めることができる決定権を与えられていたなか、ドイツで17年目のシーズンを最後にスパイクを脱ぐことを決めた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月17日 20:37
フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が、現地時間17日にクラブの公式記者会見に出席し、今シーズン限りでの現役引退を発表した。
2024年04月17日 20:22
ウェストハムのチェコ代表MFトマーシュ・ソウチェク(29歳)は傷だらけのプレーヤーだ。
今では世界最高リーグでプレーし、代表チームで腕章を巻くソウチェクだが、必ずしもエリート街道を歩き続けてきたわけではない。母国のスラビア・プラハでプロキャリアをスタートさせるも、出場機会を求めて19歳の時にローン移籍先を探したが、トライアルを受けたチェコ2部のクラブからは「不要」と断られてしまった。「ローン移籍に出ようとしたが2度も断れた。僕は13、14歳の頃にスラビア・プラハのユースチームでベンチだったしね」と過去に挫折を明かしたことがあった。
そんなソウチェクは先日、クラブ公式ポッドキャスト番組に出演して自身のキャリアを振り返った。今では守備的MFとして中盤の中央に君臨する192cmのソウチェクだが、若い頃はストライカーだったという。「子どもの頃、5歳から12歳まではストライカーだった。でも、徐々にポジションが低くなっていったんだ。ストライカーはゴールを決めないといけないのでプレッシャーがかかることが多いからね。ゴールを決めるよりも守るほうが簡単だから、今は自分のポジションに満足しているよ」
「なぜいつも、あなたなの?」
スラビア・プラハのユース時代には、その体型を生かすために彼をCBにコンバートさせる案もあったそうだが、元アーセナルのセスク・ファブレガスのようなゲームメイカーに憧れていたソウチェクは話を断った。結局、憧れた華麗な選手にはなれなかったが、質実なプレーでセスクが一時代を築いたプレミアリーグの舞台に辿り着いた。汗をかき、体を張ったプレーでチームを支え、得意の空中戦からゴールで貢献する。そのためケガが付き物で、とりわけ頭部の裂傷が多い。ケガを恐れないハードなタックルで名を馳せ、今はポッドキャスト番組のMCを務める元ウェストハムのDFジェイムズ・コリンズが「自分も頭部を何度かケガしたが、君ほど頭から突っ込んでいく選手は見たことがないよ」と驚くほどだ。
何回くらい頭部をケガしたことがあるかと聞かれたソウチェクは「手では数えきれないかもね」と冗談で返したあと「5、6回ほど頭をケガしているかな」と明かす。頭に包帯を巻いて家に帰ると「なぜいつも、あなたなの?」と妻に怒られるそうだ。
「僕はそういう人間なのさ。別に競り合う際に、ケガをしたいわけではない。でも、危険なプレーでも絶対にボールを奪いたいと思う。擦り傷や縫い傷くらいなら大したことないからね。(昨年8月の)ブライトン戦ではGKと接触して、結構ひどいケガをした。脳震盪だったよ。切り傷よりも、そっちのほうが深刻なんだ」
派手なプレーとは無縁のソウチェクだが、柄にもなくユニフォームを脱いで喜んだことがある。今年3月、敵地でのエバートン戦で、後半追加タイムにボックス内で胸トラップから右足を振り抜いて決勝点をマークしたソウチェクは歓喜のあまりユニフォームを脱いだ。「ウェストハムのキャリアで1番重要なゴールだろうね。もしかすると、僕のキャリア全体を通しても1番かもしれない。90+2分にトップコーナーにゴールを決めるなんて凄いことだからね。ユニフォームを脱いで祝ったのはキャリアで初めてのことさ」
欧州タイトル獲得のチャンスあり
今季ウェストハムはプレミアリーグで上位に着けながら、UEFAヨーロッパリーグでも順調に勝ち上がってきた。準々決勝の相手はブンデスリーガで既に優勝を決めているレバークーゼンだ。今季ここまで一度も負けていないチームを相手に、敵地で行われた先週の1stレグでは健闘しながらも試合終盤に2失点して0-2で敗れてしまった。4月18日の2ndレグでは“無敗チーム”を相手にホームで大逆転を狙う。目指すは2年連続での欧州カップ戦のタイトルだ。
昨季、ウェストハムはUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグを制して43年ぶりに主要タイトルを獲得した。フィオレンティーナとの決勝の舞台は、ソウチェクがプロキャリアをスタートさせた思い出の地、プラハだった。「決勝がプラハ開催だと知って、とにかくそこまで勝ち上がることを目指した。僕は10歳の頃にプラハに行って、ローン移籍を除けば14〜15年ほどプラハで過ごしたからね。そんな場所でトロフィーを勝ち取るのは夢のようだった」
家族や友人のため決勝のチケットを50枚も確保したソウチェクは、勝手知るプラハでの決勝戦だったため祝賀パーティーを自分で手配したという。「決勝の晩、僕はチームメイトとのパーティーをセッティングした。すると、急に(デイビッド・モイーズ)監督も参加したいと言ってきたので、みんなで祝ったんだ。監督は僕らが躍っているのを見ていたよ。みんなで祝えてよかった。ホテルに戻ったのは翌朝の4、5時くらいだったかな」
今季、ソウチェクにはEL以外にも欧州タイトルを狙うチャンスが残されている。チェコ代表のキャプテンとして今夏ドイツで開催されるEURO 2024に出場するのだ。ポルトガル、トルコ、ジョージアと同組に入ったソウチェクは「まずはグループステージ突破を目指す」と意気込んでいる。
果たしてソウチェクは2年連続で欧州のタイトルを手にできるのか? 傷だらけの男に注目したい。
Photo: Getty Images
2024年04月17日 20:10
フランクフルトは今冬にマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で獲得したMFドニー・ファン・デ・ベークの買取オプションを行使しない意向のようだ。英『TalkSPORT』が伝えている。
ファン・デ・ベークは2020年にアヤックスからユナイテッドに加入を果たしたが、この移籍以降、思うような結果を残せていない。2022年冬にはエヴァートンにレンタル移籍をしていたが、昨シーズンはアヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグがユナイテッドの監督に就任したことでチームに復帰を果たす。しかし怪我の影響もあり、シーズンの大半は離脱を強いられた。
再起を誓った今シーズンだったが、状況は変わらず、今シーズンのプレミアリーグの出場時間はわずか2分のみとなっている。完全に構想外となった同選手は今冬にフランクフルトにシーズン終了までのレンタル移籍を果たしている。
ドイツでの再出発となったファン・デ・ベークだが、ここまでリーグ戦の出場は7試合のみ。スタメン出場も4回となっており、プレイ時間は344分に留まっている。ここまでは戦力になっているとは考えられておらず、苦戦が続いている。
同メディアによると、同選手のレンタル移籍には950万ポンド(約18億円)で完全移籍となるオプションがついているようだが、フランクフルトはこれを行使しないことを決定したという。今夏にはユナイテッドにレンタルバックされることが濃厚のようだ。
一時的にユナイテッドに戻ることになりそうだが、戻っても状況は変わらず、新天地を再び探す可能性が高いファン・デ・ベーク。ここ数年は思うようなキャリアが送れていない同選手だが、ドイツでのシーズン終盤に意地を見せることができるか。
2024年04月17日 20:03
左膝の前十字靱帯と半月板の修復手術を受け、戦列を離れているネイマールだが、ゴルフはあまり得意ではないようだ。 UAEのアブダビを訪れたネイマールは、インスタグラムを更新。「ゴルフの日」と記してゴルフの練習動画をアップした。 ドライバーを持ったネイマールはゴルフをする時は左利きのようで、勢いよくスイングするもミスヒットしてボールは低弾道で右方向へと消えていった。 ボールがティーアップされた場所は、芝生が剥がれていたり、飛び散ったりしていて、かなりダフった様子が伺える。【動画】ボールの行方は? ネイマールのドライバーショット!
この動画に対して、元ブラジル代表のジュリオ・バチスタは「左利きだったなんて知らなかった。コツを掴むために何回かレッスンを受ければ問題ないよ(笑)」とコメントすれば、パリ・サンジェルマンで同僚だったマウロ・イカルディ(現ガラタサライ)は「遊び方を知っているようだ(笑)」と綴った。 またファンからも「芝生がべろべろ」「(スイングの)姿勢がなんか……」「すべてが間違ってる」などネイマールのスイングを弄るコメントが多く寄せられた。 ファンとしてはゴルフの練習よりも1日でも早くリハビリを終えてピッチで躍動する姿を見せて欲しいと感じていることだろう。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部