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2021年12月05日 12:53
“日韓の至宝”の関係に韓国メディアが注目している。 現地時間12月4日に開催されたラ・リーガ第16節で、久保建英が所属する14位のマジョルカは2位のアトレティコ・マドリーと敵地で対戦。2‐1で逆転勝利を飾った。 昨シーズン王者撃破の原動力となったのが、ともに20歳のイ・ガンインと久保だった。 まずは先制点献上から12分後の68分、韓国代表MFが正確なFKでDFフランコ・ルッソの同点弾をアシスト。さらに、同点で迎えた後半アディショナルタイム1分に、74分からピッチに立った久保がカウンターから独走、名手ヤン・オブラクの股を抜くシュートで勝ち越しゴールを奪ってみせた。【動画】名手オブラクの牙城を破る!久保建英が決めた独走からの劇的股抜き弾 試合後、イ・ガンインは、自身のインスタグラムのストーリー(24時間で消える投稿)に、自撮りと思われる久保との2ショット写真を投稿。スタジアム内の浴室とおぼしき場所で、久保は上半身裸でサムズアップポーズを決めている。 この投稿にイ・ガンインの母国・韓国のメディア『スポーツ傾向』も注目。「アジアの未来、イ・ガンインと久保」と見出しを打った記事で、次のように伝えている。「アジアサッカーの未来、イ・ガンインと久保建英が友情を示した。イ・ガンインは5日の試合を終えた後、自身のインスタグラムストーリーに『+3』という文字と共に写真を一枚アップした」 記事は、「公開された写真には、久保と競技後のサウナで勝利の喜びを満喫するイ・ガンインの姿が映されていた。特に、クボは溌剌とした笑顔とがっちりした腹筋を披露し、目を引いた」と続けている。 ともにスペインの名門クラブのカンテラで育ち、同い年の技巧派レフティとして幼い頃からライバルとして比較されてきた久保とイ・ガンイン。思いがけず同じシャツを着ることになった2人が、アトレティコが誇る要塞ワンダ・メトロポリターノを攻略してみせた。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月21日 00:04
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、所属選手のコンディションについて言及した。19日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。
チェルシーとのFAカップ準決勝を20日に控えているマンチェスター・シティ。17日にはレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグを戦っており、PK戦までもつれた激闘の末に敗れ、同大会からの敗退が決まった。
中2日でのFAカップ準決勝が目前に迫るなか、インタビューに応じたグアルディオラ監督はレアル・マドリード戦で負傷したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについて、「タフなゲームでアクションが多く、双方にとって強度が高かった。アーリングは筋肉に異常を感じたから、彼は続行できないと私に言ったんだ」とコメント。「(ドクターは)彼に少し問題があると言っていた。今後数時間で彼の経過がどのようになるか見てみよう」とチェルシー戦の出場が不透明であると明かした。
また、今シーズンもマンチェスター・シティの攻撃を牽引するベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネについては、「ケヴィンはケガで5カ月離脱した後、とても疲れ果てていたようだった」と自身の見解を告白。一方、「今シーズン私たちがプレーしている試合数を考えると、それは普通のことだ。彼らは人間であり機械ではない。我々はそれに慣れている」と主張している。
2024年04月21日 00:02
スコティッシュ・カップ準決勝が20日に行われ、アバディーンとセルティックが対戦した。
日本人選手5名が在籍するセルティックは、スコティッシュ・プレミアシップ(国内リーグ)のファーストステージを首位で終え、連覇を狙うスコティッシュ・カップでも準決勝に進出。リーグ・カップでは敗退し、2年連続“国内3冠”の可能性は潰えたものの、複数タイトル獲得の可能性を残している。この日行われたスコティッシュ・カップ準決勝には、旗手怜央と古橋亨梧が先発出場し、岩田智輝がベンチ入り。小林友希と前田大然はメンバー外となっている。
開始早々の2分、アバディーンがいきなりスコアを動かす。敵陣中央で反転したレイトン・クラークソンが絶妙なスルーパスを供給すると、DFラインの背後を取ったボヤン・ミオフスキーがGKとの1対1を制しネットを揺らした。セルティックの反撃は21分、古橋が相手DFに猛然とプレスをかけボールを奪うと、そのままボックス内へ持ち込みシュートを放つ。これはブロックされるも、こぼれ球をニコラス・ゲリット・キューンが押し込み、同点に追い付いた。
1−1のまま迎えた63分、セルティックは左サイドからカットインしたジェームズ・フォレストがボックス手前中央で右足を一閃。低い弾道のシュートがゴール右下隅に吸い込まれ、逆転に成功する。試合はセルティックの1点リードで最終盤へ突入。すると90分、左から仕掛けたデイヴィッド・ホイレットが柔らかいクロスを送ると、ファーサイドのエステル・ソクレルがヘディングシュートを叩き込み、アバディーンが土壇場で試合を振り出しに戻した。
延長戦に突入し迎えた105+1分、味方のスルーパスに抜け出したアリスター・ジョンストンが右のニアゾーンを取り、滑り込みながらゴール前へ折り返す。待ち構えていたマット・オライリーがワントラップから冷静にネットを揺らし、セルティックが再び勝ち越す。しかし、延長後半終了間際の119分、ホイレットの絶妙なクロスにアンガス・マクドナルドが頭で合わせ、アバディーンが同点に追い付く。3−3で120分間が終了し、決着はPK戦に委ねられることとなった。
互いに1人ずつが失敗して迎えたアバディーンの7人目、キリアン・フィリップスのキックをセルティックのGKジョー・ハートがコースを読み切りセーブ。PK戦を6−5で制したセルティックが決勝進出を決め、連覇へ王手をかけた。なお、古橋は70分、旗手は86分までプレー。岩田は62分からピッチに立ち、PK戦では6人目のキッカーを務めて成功している。セルティックは決勝戦でレンジャーズvsハーツの勝者と対戦する。
【スコア】
アバディーン 3−3(PK:5−6) セルティック
【得点者】
1−0 2分 ボヤン・ミオフスキー(アバディーン)
1−1 21分 ニコラス・ゲリット・キューン(セルティック)
1−2 63分 ジェームズ・フォレスト(セルティック)
2−2 90分 エステル・ソクレル(アバディーン)
2−3 105+1分 マット・オライリー(セルティック)
3−3 119分 アンガス・マクドナルド(アバディーン)
2024年04月21日 00:00
先日今シーズン限りでの現役引退を表明した長谷部誠。アイントラハト・フランクフルトで長くプレーし、数々の最年長記録を更新してきた。そして外国人ながらレジェンドとしてスパイクを脱ぐことになった。
今回は「海外の1部リーグのクラブで現役引退した日本代表選手」をピックアップしてみた。なお、他にも三都主アレサンドロ、増田誓志、黒部光昭、坂井達弥らが下部リーグながら海外で現役引退している。 長谷部誠
引退したクラブ:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ1部)
引退した年:2024年
日本代表歴:114試合2ゴール
先日40歳での現役引退を表明した長谷部誠。浦和レッズでは攻撃的MFとしてドリブルを主体としたプレーをし、「和製カカ」とも呼ばれていたが、徐々にポジションを下げて才能が開花していった。
2008年にヴォルフスブルクへと移籍したあとはボランチやサイドバックやサイドハーフなど様々なポジションをこなし、フランクフルトではセンターバックにコンバートされた。
長くアイントラハト・フランクフルトで主力として活躍し、今季はクラブの最年長出場記録も更新。そして今季を最後に指導者へと転身することを発表した。岡崎慎司
引退したクラブ:シント=トロイデン(ベルギー1部)
引退した年:2024年
日本代表歴:119試合50ゴール
落ちることのない運動量と、危険なときでも頭から飛び込むことを厭わない勇気。中山雅史の系譜を次ぐ魂のストライカーとして、日本代表で50ゴールという脅威の成績を残してきた岡崎慎司。
滝川第二高校から清水エスパルスに加入し、3年目でようやくレギュラーポジションを奪取。それからエースの座を掴み、日本代表でも岡田武史監督の信頼を獲得した。
そして2011年に海外へと渡り、ドイツのシュトゥットガルトとマインツでプレーしたあとレスター・シティへ移籍。そこではジェイミー・ヴァーディとの黄金コンビで伝説的なプレミアリーグ優勝を成し遂げた。
香川真司もプレミア優勝を経験しているが、欠かせないレギュラーの選手としてそれを勝ち取ったことに大きな価値がある。ニューカッスル戦のオーバーヘッドはまさに伝説。岩渕真奈
引退したクラブ:アーセナル
引退した年:2023年
日本代表歴:89試合36ゴール
2008年のFIFA女子ワールドカップでの活躍から「マナドーナ」という愛称まで付けられたなでしこジャパンの小さなエース。2011年には女子ワールドカップ優勝を経験し、史上最年少での国民栄誉賞に輝いた。
日テレ・ベレーザから2013年にドイツのホッフェンハイムへ移籍し、その後バイエルン・ミュンヘンにも加入したが、怪我に悩まされたこともあって2017年にINAC神戸へ移籍。
日本でのプレーで身体を回復させたあと、2021年に再び海外へと渡ってアストン・ヴィラ、アーセナルでプレー。2023年にトッテナムへと期限付き移籍をしたあと、9月1日に30歳という若さで現役引退を表明した。中田英寿
引退したクラブ:ボルトン・ワンダラーズ
引退した年:2006年
日本代表歴:77試合11ゴール
日本人選手の海外進出におけるパイオニア的存在でありながら、20代の間に現役生活を終えたというエポックメイキングな選手である中田英寿。
湘南ベルマーレでプレーしたあと、1998年のワールドカップを終えたあとにイタリア・セリエAのペルージャへと移籍。デビュー戦からユヴェントス相手にゴールを決める活躍を見せ、衝撃的なインパクトを残した。
それからASローマではリーグ優勝も経験し、さらにパルマ、フィオレンティーナ、ボローニャでプレー。2005-06シーズンはイングランド・プレミアリーグのボルトン・ワンダラーズへと移籍した。
そして衝撃的な結末となった2006年のワールドカップ。3試合を終えて1分2敗とグループステージ敗退が決定したあと、中田はピッチに倒れ込んだ。そして自身のホームページで「人生は旅であり、旅とは人生である」という名言とともに現役引退を表明した。福田健二
引退したクラブ:夢想駿其(香港1部)
引退した年:2016年
日本代表歴:0試合0ゴール
パラグアイやメキシコ、スペイン、ギリシャでゴールを量産したストライカー。名古屋グランパスエイト、FC東京、そしてベガルタ仙台でプレーしたあと、2004年に海外へと渡った。
パラグアイのグアラニーで1年目から10ゴールと結果を残し、メキシコのパチューカとイラプアトで活躍。そのあとスペイン2部のカステジョン、ヌマンシア、ラス・パルマスでプレーした。なお現在でもスペインのプロリーグで2桁ゴールを決めた選手は福田健二1人である。
2010年にはギリシャのイオニコスから愛媛FCへと移籍して日本に戻ったが、2012年に再び海外へ。香港2部リーグの横浜FC香港に加入して昇格に貢献し、2016年を最後に現役を引退した。現在は横浜FCのテクニカルディレクター。前園真聖
引退したクラブ:仁川ユナイテッドFC
引退した年:2004年
日本代表歴:19試合4ゴール
スゴいメンバーだ…長谷部誠がプレーした「最強のチームメイト」ベストイレブン
現在ではタレントとして大きな成功を収めている前園真聖。日本サッカーの将来を担う天才ドリブラーとして高く評価されたものの、念願の海外移籍がなかなか実現せず。
2001年に東京ヴェルディ1969でプレーしたのを最後に怪我で出場できなくなり、戦力外通告を受けたあとに2003年に韓国の安養LGチーターズへと移籍。
さらに2004年はKリーグに新規参入した仁川ユナイテッドへと加入。1シーズンを過ごしたあと、OFKベオグラードでの練習参加で契約を勝ち取れなかったことをきっかけに現役引退した。
2024年04月20日 23:40
アトレティコ・マドリードでプレイするFWアントワーヌ・グリーズマンは、今もチームに欠かせない絶対の主力だ。
2024年04月20日 23:33
現地時間4月20日に開催されたスコティッシュカップの準決勝で、日本人5選手が所属するセルティックは敵地でアバディーンと対戦した。
旗手怜央と古橋亨梧が先発、岩田智輝がベンチスタート、負傷離脱した前田大然と小林友希がメンバー外となったセルティックは、開始2分にいきなり先制を許す。ディフェンスラインの裏に抜け出したミオフスキーに左足で流し込まれた。
12分には、ロングボールに反応した古橋がワントラップからボレーを放つも、GKルースにセーブされる。
それでも21分、敵陣でボールを奪った古橋が決定機を迎えて、右足でシュート。これは相手のブロックに遭うも、こぼれ球をキューンが押し込んで同点弾を奪った。その後、追加点は奪えず、1−1で前半を終える。
【動画】セント・ミレン戦、旗手怜央の強烈右足弾!
後半に入り、セルティックは51分、旗手の意表を突いたスルーパスをもらったヤン・ヒョンジュンがドリブルで持ち込んでシュートを放つも、相手にブロックされた。
その後も押し込むアウェーチームは、62分にマグレガーに代わって岩田を投入。するとその直後に逆転に成功する。左サイドでボールを受けたフォレストが中に切り込んで、右足のミドルシュートを突き刺した。
85分には、左からのクロスをGKハートがキャッチミス。こぼれ球を拾われて大ピンチを迎えたが、相手のシュートはカーター=ヴィッカーズがゴールラインぎりぎりで防いだ。
しかし90分、ホイレットのクロスからソクレルにヘディングシュートを叩き込まれて、土壇場で同点弾を献上。試合は延長戦に突入する。
105+1分、セルティックは右サイドを突破したアリスター・ジョンストンの折り返しに反応したオライリーが、ワントラップから左足で勝ち越し弾を決めた。
しかし119分、右からのホイレットのクロスをマクドナルドに頭で押し込まれて、またしても土壇場で追いつかれてしまった。
120分で決着がつかずに迎えたPK戦では、セルティックが6−5で勝利。接戦を制して決勝進出を果たした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 23:21
ウルヴァーハンプトン(ウルブス)に所属するU−16イングランド代表DFウェス・オコドゥワが、アーセナル戦に出場する可能性が浮上した。19日、イギリス紙『デイリー・メール』が同クラブを率いるガリー・オニール監督のコメントを伝えている。
ここまで32試合を消化したプレミアリーグで12勝7分13敗を記録し、勝ち点「43」の11位につけているウルブス。直近の公式戦で5試合勝利がない同クラブの大きな問題点となっているのが負傷者の存在であり、『デイリー・メール』によると、万全なコンディションを保ったフィールドプレーヤーが10人しか残されていないなか、20日に行われる第34節アーセナル戦へと臨むようだ。
そんななかオニール監督は、「おそらく私たちはこれまでで最悪の状況にあるが、アーセナル戦には若い選手がたくさん出場する。若手選手の1人か2人は、試合のスタートからデビューするかもしれない」とコメント。続けて、「ベンチ入りした選手の中には、正直なところ、あまりよく知らない選手もいる」と述べつつ、「彼らは私たちよりもアカデミーで長くトレーニングしているが、金曜日は私たちと一緒にいた。ある選手は今朝の科学の授業を欠席して一緒にトレーニングできることを喜んでいた」と打ち明けている。
どうやら科学の授業を欠席した選手は、世代別イングランド代表のサイドバックとしても活躍するウェス・オコドゥワである模様。現在15歳の同選手がアーセナル戦に出場した場合、プレミアリーグ史上2番目の若さでのデビューとなる。しかし指揮官は、「彼はとてもいいトレーニングを受けているし、フィジカル的にもとてもいい」と期待を寄せた一方、「彼の成長にはまだ少し早すぎるかもしれないが、それが私たちの置かれている状況なんだ」と語った。
2024年04月20日 23:20
4月はアーセナルにとって厳しい時間となってしまった。プレミアリーグではアストン・ヴィラに0-2で敗れ、チャンピオンズリーグではバイエルンに敗れた。両チームとも強敵で、勝負は紙一重だったと言える。しかし、4月に取りこぼすのは近年アーセナルが続けてしまっている悪いパターンでもある。
2021-22シーズンは、4月にクリスタル・パレス、ブライトン、サウサンプトンに3連敗。昨季はリヴァプール、ウェストハム、サウサンプトンと3試合連続で引き分け、月末のマンチェスター・シティ戦は1-4で落とした。こちらも難しい日程ではあったが、勝ち点を取りこぼしてしまったのは事実だ。
今季も魔の4月となってしまい、リーグ戦でも首位マンCを追いかける立場になっている。アーセナル専門メディア『Pain In The Arsenal』も4月の乱が3年続いてしまったことを嘆いており、その原因の1つにこれまで同様に主力組の疲労を挙げている。
今季1番忙しいのはウィリアム・サリバ&ガブリエウ・マガリャンイスのセンターバックコンビで、サリバは3962分、マガリャンイスは3822分もこなしている。指揮官ミケル・アルテタもローテーションの努力はしていたが、怪我人の問題もあって十分ではなかったかもしれない。
2人に続くのはMFデクラン・ライスで3734分、DFベン・ホワイトが3565分、MFマルティン・ウーデゴーが3514分、FWブカヨ・サカが3435分、カイ・ハフェルツが3304分と続いていて、GKのダビド・ラヤより忙しいフィールドプレイヤーがこれだけいるのも珍しいか。
昨季もシーズン終盤のガス欠問題を指摘されていたが、今季も万全のコンディションとは言えないだろう。
2024年04月20日 22:30
ガラタサライは今シーズンよりリヴァプールでプレイするオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフを今夏に獲得したいと考えているようだ。
2024年04月20日 22:20
セリエAのローマが、ダニエレ・デ・ロッシ監督との新契約の準備に入ったと『Football Italia』が報じた。
今シーズンの中盤まで不調続きだったジャッロロッシは、前監督のジョゼ・モウリーニョ氏の後任としてレジェンドOBのデ・ロッシを選んだ。その新監督就任後のローマは、17戦12勝2敗3分と好調で、現在リーグ5位とチャンピオンズリーグ出場圏内をキープしている。また4月12日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝では、セリエAのライバルのACミランを下し一つコマを進め、優勝が期待できるほど、監督としての才能を示し続けている。
しかし就任当初デ・ロッシには監督としての実績がなく、セリエB(22−23シーズン)のS.P.A.Lを4カ月間、17試合を率いてわずか3勝とその手腕が疑問視されていたようで、クラブとの契約期間はわずか半年という短期間だった。だが、ここにきて圧巻のパフォーマンスと成績を見せられ、フロントはようやく重い腰を上げたようである。クラブのオーナーのダン・フリードキン氏が公にデ・ロッシ監督の継続の意向を表明したようで、その詳細は3年契約、または2年契約に3年目のオプション付き、そして固定給プラス成果報酬付きとのこと。
この契約が実現し、ローマのデ・ロッシとして居続けられることは、彼にとっても幸せであることは間違いないし、ファンにとってもこの上ない喜びとなるだろう。そして選手としてだけでなく、監督としてもローマのレジェンドと呼ばれるくらい末長く活躍し続ける彼の姿に期待したい。
2024年04月20日 22:19
20日に行われた明治安田J1リーグ第9節で川崎フロンターレと東京ヴェルディが対戦。スコアレスドローに終わった。
昇格組の東京Vは開幕から8試合を終えて毎試合得点するものの、失点も喫する試合が続いていたが、今節ようやく無失点で試合を終えた。この試合では前節負傷交代の谷口栄斗に代わって、千田海人がセンターバックの一角として先発。初のJ1の舞台でクリーンシートに貢献した。
試合後、千田は「この時を今年は待っていました。いい準備をしてきた自信はあったので、それを今日しっかり公式戦で出せればと思っていたので。まず今日はゼロで抑えられたことが収穫ですし、僕が出ている意味だと思うので、勝ちたかったですけど、ゼロに抑えたことを収穫に、また来週の試合に向けて引き続き良い準備したいと思います」と、初のJ1の舞台を噛み締めつつ、気を引き締めている。
谷口の負傷もあって出番が回ってきた形となった千田だが、「(谷口)栄斗のけがは残念ですけど、普段準備している選手がピッチに出て、やれることを証明したら、普段出場機会がない選手もそれが自信になって、練習が間違っていないと思える。それを今日しっかり証明したい、そいつらの分も背負って証明したいと思っていたので」と、気持ちの入った一戦だったと明かす。
その気持ちの部分については城福浩監督も試合後会見で、「成長がJ1で残留する、驚きを示す唯一の方法です。日ごろの練習は相当激しいですし、質も量も日本一でありたいと思っています。他と比較はできませんが、これ以上やれないというところまでやり続けて、その代表格が千田だと思っています。そこまでやっても試合で表現できるチャンスの巡ってこない選手の代表として彼は今日ピッチに立ちましたし、あれだけやれたのだから、やれないはずはないという思いがほとばしっていたと思います」と、日ごろの練習からの姿勢含めて称えた。
大学卒業後、ブラウブリッツ秋田で2017年から2022年までプレー。昨年東京Vに加入し、29歳にしてようやく掴んだJ1の舞台となったが、本人は「J3から始まってJ1を目指してやってきました。ただ、J1に出場して終わる選手になりたくないので、まだまだここから活躍していけるように頑張りたい」と力を込め、「今はかなり自信持ってやれている。まだまだシーズンは中盤にも行っていないので、1年通して最後はいいところに行けるように頑張ります」と、ここからのチームとしての浮上を誓っている。
2024年04月20日 22:17
バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、レアル・マドリード戦への決意を語った。20日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。
ここまで31試合を消化したラ・リーガで21勝7分3敗を記録し、勝ち点「70」の2位につけるバルセロナ。首位を走るレアル・マドリードからは8ポイント差をつけられているものの、現在リーグ戦では10戦無敗を維持しており、好調を保ちながら21日に行われる宿敵との“エル・クラシコ”へと臨む。
会見に出席したシャビ監督はレアル・マドリード戦について、「今シーズンで最も重要な試合だ」とコメント。「マドリードは強いし、世界最高のチームであるシティを退けた後ではなおさらだ。気分は最高潮に達するだろうし、相手はとても強いだろう」と17日に行われたマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグを制した相手の勢いに警戒を示した。
また、自らが率いるバルセロナが準々決勝でCLから敗退となったことに対しては、「マインドを変えなければならない。先日の怒り、フラストレーション、無力感を自分たちのために変える必要がある。今週のCLを終え、私たちの前には強くて精神的に強化されたレアル・マドリードがいる」と切り替えの重要性を強調。さらに、「私たちはレアル・マドリードに並々ならぬ敬意を抱いている。偉大なチームと戦うために全力を尽くすつもりだ」と称賛を送りながら意気込みを述べている。
2024年04月20日 22:00
クラブの共同オーナーとなったジム・ラトクリフを中心に、マンチェスター・ユナイテッドは今夏に改革を予定していると考えられている。
2024年04月20日 21:50
プレミアリーグのアストン・ヴィラが、来季のチャンピオンズリーグ出場を見据えて、チェルシーの DFマルク・ククレジャと、アーセナルからレアル・ソシエダへレンタル移籍中のDFキーラン・ティアニーの獲得を狙っていると『TEAMTALK』が報道した。
このチームは、2022-2023シーズンの途中にスティーブン・ジェラード前監督からウナイ・エメリ監督へとシフトしてからというもの成功を収め続けている。エメリ監督は初陣でマンチェスター・ユナイテッドを破り、初年度を降格圏内にあったチームを7位まで上昇させ、ヨーロッパリーグ出場圏獲得という手土産まで持ち帰った。そして今シーズンは現在リーグ4位と大健闘を見せており、チャンピオンズリーグの出場権を手中に収めようとしている。
そこでフロントは来季、CLでの戦いを勝ち抜くために補強を狙っているが、そこにリストアップされたのが上記の2選手だ。
ククレジャと言えば、長髪がトレンドマークでヘタフェ時代には日本人MFの久保建英と、ブライトン時代にはMF三笘薫とも共闘している。2022-23シーズンからチェルシーに移籍後も安定的に活躍する姿を見せていたが、トーマス・トゥヘル、グレアム・ポッター、マウリシオ・ポチェッティーノと監督が次々と交代する中で、今シーズンはスタメンは13試合にとどまり、ベンチを温める時間が多くなっていた。ただ素早く左サイドを駆け上がり攻撃参加を積極的に行うプレイスタイルは健在で、年齢も25歳とまだまだ成長も見込める逸材でもある。
もう一方の候補であるキーラン・ティアニーは、2019年にアーセナルに移籍した後はコンスタントに活躍を見せていたが、怪我で出場機会を失うなどチームの主力とはなれず、今シーズンからソシエダで戦っている。こちらも前者と同様にスタメンが11試合にとどまり、才能がありながら思う存分に活躍しきれていない。
エメリ監督といえば、バレンシアを上位に押し上げ、セビージャでヨーロッパリーグを3連覇し、ビジャレアルでも1度頂点に輝いた実績がある。スペシャリストをうまく当て込んで、チームを強豪に仕立て上げる錬金術は見事である。
もし移籍が実現すれば、その手腕をもってして彼らが成功する見込みは十分にあるだろう。来季はサイドを果敢に駆け上がる彼らの姿がより多く見られるようになるかもしれない。
2024年04月20日 21:30
元マンチェスター・ユナイテッドMFのバスティアン・シュバインシュタイガーが、マーカス・ラッシュフォードにマンUを去るよう促し、「より良いチームで彼を見たい」と『The Overlap』で語った。
シュバインシュタイガーは、2016年にルイ・ファン・ハールの下でラッシュフォードがトップチームに入ったとき、マンUに在籍していた。
ラッシュフォードはその後、マンUで約400試合に出場し、昨季は公式戦で30ゴールを挙げる活躍を見せ、高額な新契約を獲得した。しかし、今季のラッシュフォードは調子が上がらずマンUからの移籍が噂されている。そのことについてシュバインシュタイガーは次のように語っている。
「もし彼が違うチームでプレイすることになれば、彼のレベルももう少し上がるかもしれない。試合を決められる選手であることに変わりはないが、それをあまり見せないのは、内心では少しフラストレーションが溜まっているのかもしれない」
「誰かが彼に伝え、彼とコミュニケーションをとる必要がある。それがとても重要なんだ」
現在ラッシュフォードに対してキリアン・ムバッペの放出が濃厚とされているPSGが関心を持っているとされているが、ラッシュフォード自身はマンU残留を強調してきた。しかしながらマンUは今季のリーグ戦で現在7位で、監督のエリック・テン・ハーグを解任する可能性が取り沙汰されており、今夏にチームの再編が行われることが予想されている。その中で、首脳陣は今季不振にあえぐラッシュフォードを来季もチームの中核として構想に入れて考えているのか注目されるところだろう。
2024年04月20日 21:24
日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝でバイエルンに2戦合計2−3で敗れた。
ヨズア・キミッヒの決勝ゴールでホームでのセカンドレグをモノにしたバイエルンのファンは試合後、最寄りの駅に向かう道で「帰りはアーセナルファンが静かでよかったぜ」と口々に話していた。たしかにすでにアウェーサポーターの姿はない。
アーセナルファンの試合前の熱気には相当なものがあった。街中でも、電車の中でも、高らかに歌うファンが多くみられた。スタジアムでもアウェー席からチームの勝利を願い続けていた。
ホームで行われたファーストレグで、アーセナルはバイエルンの右サイドに入ったドイツ代表FWレロイ・ザネを抑えきれずに苦しんだ。
ザネは恥骨結合炎に苦しみ、ここ最近はほぼトレーニングもできていない状態だったが、左SBスタメンで起用されたヤクブ・キビオルがたびたび突破を許し、2失点ともそのサイドから献上してしまった。
ここを修正しなければ、セカンドレグでも同じようなことが起こってしまう。アーセナルのミケル・アルテタ監督が送った刺客が冨安だった。対人戦での対処、ボールロストを察知した帰陣の速さにはさすがなものがある。空中戦での競り合いでも安定感を見せる。
16分に相手左サイドからのワイドなサイドチェンジへの対応が少しずれ、ザネに突破を許しかけたが、味方のブロックに救われる。その後は、ザネヘのパスを許さないポジショニングで攻撃の糸口を与えず、背後からの巧みなチェックでボールを奪取するシーンも目立った。
ハーフスペースに顔を出し、相手守備を自分に引き寄せて周囲の選手をフリーにさせるシーンも何度かあった。逆にそこからのポジションチェンジでスルスルと前線に顔を出し、パスを受けてクロスに持ち込む場面も。
アルテタ監督が試合後「まるでチェスマッチのような試合だった。お互いが相手のミスを待っているような前半だった。チームには大事なポジションで確かな秩序が必要だった」と振り返っている。冨安の起用はまさにそのための大事な一手だった。
どちらも相手の調子を消しながら慎重に試合を運ぶ神経戦。この日唯一のゴールが生まれたのは65分だった。右サイドからザネがドリブルで持ち込みセンタリング。逆サイドに流れたボールをラファエル・ゲレイロが拾い、一拍ためてから左足でクロス。ファーポストから猛然と飛び込んできたキミッヒがヘディングでゴールに叩き込んだ。アーセナルにとっては、最後の最後でマークがずれてしまったことが悔やまれる。
【動画】アンリが冨安の守備対応を批判! アーセナルの失点シーン
結果としてバイエルンが一枚上手だったが、冨安のパフォーマンスは上々だった。ザネにファーストレグほどチャンスを作らせなかった。このアタッカーが、ドイツの専門誌や地元紙からの採点で軒並み及第点止まりだったのがその証左だ。
「サイドバックの人材難に苦しんでいたバイエルンからしたら」と考えて、思い出した。そういえば今年の1月にバイエルンが冨安獲得に動いていたという話が出ていた。負傷者が続出したことに加えて、左SBのレギュラーだったカナダ代表アルフォンソ・デイビスは、移籍騒動が影響してか、本調子からほど遠い低調なパフォーマンスに終始していた。
最終ラインならどこでも高いレベルでプレーでき、戦術理解度が高く、秩序だったチームプレーが約束される。様々なオプションになりうる日本代表DFはまさにバイエルンにとって必要な選手だったはず。
結果として、バイエルンはトッテナムからエリック・ダイアー、ガラタサライからサシャ・ボエを獲得した。ただ3000万ユーロもの投資をして補強した後者は左大腿筋損傷で長期離脱。それ以前も不安定なプレーの連続でファンをがっかりさせていた。
もしかしたら、アーセナル戦を終えてバイエルンの首脳陣は、「レンタルでもトミヤスの獲得にもっと本腰入れて動いていれば...」と悔やんでいるかもしれない。
取材・文●中野吉之伴