2021年12月05日 14:59
明治安田生命J2リーグ第42節が5日に行われた。 残留争いの直接対決となった18位大宮アルディージャと16位ザスパクサツ群馬の一戦は、7分に群馬の加藤潤也が先制点。しかし、16分に大宮も菊地俊介がゴールし、序盤から試合が動く展開に。35分には三門雄大が逆転ゴールを決め、大宮が残留に向けて前進。後半にも河田篤秀がゴールを決めて3−1で勝利し、自力で残留を掴み取った。しかしながら、群馬も他会場の結果により、J2残留が決まった。 前節、モンテディオ山形に勝利し、17位に浮上したツエーゲン金沢は来シーズンのJ1昇格を決めている2位京都サンガF.C.と対戦。自軍の3倍近くのシュートを打たれながらも、何とか0−0の引き分けに持ち込み、勝ち点1を加算。他会場の結果により、残留が決定した。 逆転での残留に向けて勝利が欲しい19位SC相模原は、12位東京ヴェルディと対戦。勝てば、今節直接対決を戦う大宮か群馬を上回り、残留が確定する状況だが、東京Vの新井瑞希にミドルシュートを決められ、序盤から1点ビハインドを背負うことに。後半にも佐藤凌我と深澤大輝に得点を許し、19位からの浮上はならず。 最終節を終え、20位のギラヴァンツ北九州はJ3降格が決定。19位のSC相模原は、この後最終順位が確定するJ3リーグ最終節で、いわてグルージャ盛岡が引き分け以上かつロアッソ熊本が勝利を収めるとJ3降格決定になる。 今節の試合結果と最終順位表は以下の通り。■試合結果 山形 5−1 北九州 栃木 1−2 琉球 大宮 3−1 群馬 東京V 3−0 相模原 甲府 3−3 水戸 松本 1−2 長崎 新潟 0−2 町田 磐田 2−1 秋田 京都 0−0 金沢 岡山 1−3 千葉 愛媛 1−1 山口■順位表 ※()内は勝ち点/得失点差 1位 磐田(91/+33)※J1昇格決定 2位 京都(84/+28)※J1昇格決定 3位 甲府(80/+27) 4位 長崎(78/+25) 5位 町田(72/+26) 6位 新潟(68/+21) 7位 山形(68/+12) 8位 千葉(66/+12) 9位 琉球(62/+9) 10位 水戸(59/+9) 11位 岡山(59/+4) 12位 東京V(58/−4) 13位 秋田(47/−12) 14位 栃木(45/−13) 15位 山口(43/−14) 16位 大宮(42/−5) 17位 金沢(41/−21) 18位 群馬(41/−21) 19位 相模原(38/−21)※J3最終節の結果次第でJ3降格決定 20位 愛媛(35/−29)※J3降格決定 21位 北九州(35/−31)※J3降格決定 22位 松本(34/−35)※J3降格決定
2022年05月24日 18:12
セルタのスペイン代表FWイアゴ・アスパスが自身の公式Instagramを更新し、ラ・リーガ通算4度目のサラ賞に輝いた思いを綴った。 セルタ復帰後7シーズン目を迎えたアスパスは、ラ・リーガ開幕節アトレティコ・マドリード戦で今季初ゴールを記録。第13節バルセロナ戦では2ゴールを奪う活躍を見せると、チームも3点のビハインドから引き分けに持ち込むことに成功した。さらに第34節グラナダ戦から3試合連続ゴールを決めて、今季の得点数を「18」に伸ばす。最後の2試合ではゴールが生まれなかったものの、エスパニョールのFWラウール・デ・トマス、ベティスのFWフアンミを抑え、ラ・リーガ通算4度目のサラ賞(スペイン人最多得点者に与えられる賞)に輝いた。 18得点を記録してラ・リーガ通算4度目のサラ賞を受賞するとともに、得点ランキングでも2位となったアスパス。同選手は23日に自身の公式Instagramを更新し、チームメイトとの写真を投稿するとともに、感謝の思いを綴った。「今シーズンもついにお別れ。今は休み、また強くなるために家族と楽しむ時間。チームメイトのおかげで、4つ目のサラ賞を手に入れることができた」 この投稿をInstagramで見る Iago Aspas Juncal(@i.aspas10)がシェアした投稿
2022年05月24日 18:00
昨季は栃木SCから浦和レッズへと加入し、2年目を迎える明本考浩。無尽蔵のスタミナとユーティリティ性を武器に様々なポジションでチームを支えている。浦和で躍動を続ける彼に、日本人が戦力としてチームをけん引するセルティックが目を付けるかもしれない。
英『Daily Record』では「セルティックが獲得する可能性がある5人のJリーガ―」として5選手の名前を挙げている。その中にはサンフレッチェ広島の森島司やガンバ大阪の黒川圭介、FC東京の小川諒也とチームメイトの伊藤敦樹に加え、明本の名前が挙げられていた。
同紙では「左サイドバックはセルティックが補強を必要とするポジションであり、解決策の1つは、複数のポジションでプレイできる選手を選ぶことだ。浦和レッズのユーティリティマンである明本は、チェックマークを付けられる」と左サイドバックを中心にサイドハーフやFWでも可能な明本が、セルティックが欲しい人材だと伝えている。
状況に応じて攻守でチームに貢献できるのも彼の大きな武器の1つ。特に第14節の鹿島アントラーズ戦では左サイドバックで先発した明本だったが、失点したことで攻勢に出たい浦和は、前半途中に明本のポジションを前へと上げて厚みを持たせる。すると彼の突破からのクロスボールが関川郁万のハンドを誘い、PKを獲得して同点に追いついた。
また粘り強い守備で相手の攻撃を封じ、それを90分を通しても落ちないスタミナを持っているため、浦和にとっても大きな武器となっている。攻撃でもスプリント力を生かして勢いをもって前線へ駆け上がるなど攻守両面でチームの力となれる明本は海外でも稀有な存在だ。スコットランド王者の新たな補強として彼の名前が挙がってくることも十分に考えられる。
2022年05月24日 18:00
プレミアリーグ最終節でアストン・ヴィラから劇的な逆転勝利をもぎとり、リーグ連覇をはたしたマンチェスター・シティ。昨夏にアストン・ヴィラから加入したジャック・グリーリッシュも移籍初年度からしっかりと優勝に貢献する活躍を見せた。グリーリッシュは今季公式戦全39試合6ゴール4アシストを記録し、強力なシティ攻撃陣の一翼を担った。しかし、イギリス人史上最高額となる1億ポンドで移籍したことを考えるとこの成績はどうなのかといった議論がシーズン中から度々繰り広げられた。 リーグ戦だけで見ると、グリーリッシュの出場時間はチーム10番目、得点数も10番目、アシスト数は11番目という結果になっている。本来であればチーム1、2を争う数字を残すことが期待されたはずで、シティ移籍初年度が大成功だったとは言えないだろう。英『The Mirror』によれば、グリーリッシュはアストン・ヴィラ戦後、「(シティでのプレイが)思っていたより難しかった」と打ち明けている。ローン移籍で1シーズンだけノッツ・カウンティにいたことはあったものの、幼い頃からずっとアストン・ヴィラでプレイしてきたグリーリッシュにとって、いきなり新しいチームで本領を発揮するということは難しかったのかもしれない。「もっともっと頑張れるし、このクラブで自分が果たすべき役割も分かっている」ともグリーリッシュは話しており、この言葉を信じるのであれば、今季の活躍だけで移籍が成功だったかどうかを判断するのはまだ早いだろう。1年のウォーミングアップを終えた来季以降の活躍で、グリーリッシュの真価は問われることになる(データは『WhoScored.com』より)。
2022年05月24日 17:45
ガンバ大阪は5月24日、観戦ルール違反行為が確認されたサポーターに対し、アウェーゲームを含む無期限入場禁止処分を下したと発表した。
2022年05月24日 17:38
世界最高級のクラブにとどまるべきか。出場機会を求めて移籍すべきか。この夏、リバプールの南野拓実は今後のキャリアも左右しかねない重要な決断を迫られる。 今季の南野はリーグカップとFAカップでチーム最多得点を記録し、国内カップ戦2冠に貢献した。だが、リーグカップでは決勝、FAカップでは準決勝以降に出場機会を得られていない。 惜しくもマンチェスター・シティとのタイトルレースに敗れ、2位に終わったプレミアリーグでは、3得点を挙げている。だが、出場は11試合のみ。スタメンに名を連ねたのは、最終節を前に大幅なターンオーバーがあった第37節のサウサンプトン戦だけだ。 それでも、限られた機会で結果を残した。前述のカップ戦での活躍に加え、今季唯一のフル出場となったサウサンプトン戦でもネットを揺らしている。1得点を挙げるのに要した時間は、公式戦で101分。プレミアリーグに限れば、59分ごとに1ゴールを決めてきた。 チームにとって強力なベンチ要員であることは確かであり、本人がモチベーションを保てるのであれば、チームに残したいと望んでも不思議ではない。一方で、当然、もっとプレーするチャンスが欲しいだろう。そのため、去就が取り沙汰されているのだ。
日本代表FWは冬のマーケットでも関心が騒がれたリーズや、イタリアのラツィオ、インテルといったクラブからの興味が噂されている。元イングランド代表FWのケビン・フィリップスは、プレミアリーグのクラブが獲得に動けば、南野を手に入れられるのではないかと話した。 元プレミアの得点王は、『Football Insider』で「リバプールが(南野を)リーズナブルな価格で手放すなら、必ず関心が寄せられるはずだ」と述べている。「彼は良い選手だ。今シーズン、その才能を示したことは疑いない。いくつか重要なゴールを決め、本当に頼れる選択肢だと示した。イングランドのクラブたちがクンクン嗅ぎまわっているはずだ。サラリーと移籍金次第だろうね。支出に関してはおそらく、プレミアリーグのクラブならどこでもラツィオを倒せるんじゃないかと思う」 27歳とキャリアの全盛期を迎えている南野は、どのように考えているのだろうか。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】少ない出場時間で二桁得点達成!現地ファンも絶賛した南野の全ゴール集
2022年05月24日 17:29
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に電撃残留した同国代表FWキリアン・エムバペ(23)が、スペイン1部レアル・マドリードとイングランド・プレミアリーグのリバプールを逆なでする放言を続けている。 エムバペはRマドリードと一度は口頭で入団合意しながら突如翻してPSGとの契約延長を発表して波紋を広げている。 そうした中、英公共放送局「BBC」が「Rマドリードへの夢が終わったことを意味するのか」と問うと「それは決して終わらない」と堂々宣言し、将来のRマドリード入りを熱望した。 しかし、Rマドリード側は土壇場で裏切られたエムバペに激怒しており、そうした状況にも関わらずぬけぬけと再び入団を望む発言を行ったことで火に油を注ぎそうだ。 また、フランスの放送局「RMC」は、エムバペがリバプールとも接触したことを明かしたと報道。「リバプールは私の母のお気に入りのクラブなので、私は話をした」と暴露。最終的に選ばなかったクラブとの交渉を白日の下にさらすことはご法度だけに、リバプールにも恥をかかせる格好となり、こちらも物議を醸しそうだ。 PSGで全権選手となったこともあり口も滑らかなエムバペだが、他クラブからの反応が気がかりだ。
2022年05月24日 17:26
日本代表の森保一監督が5月24日、オンライン取材に対応。鎌田大地の起用法について言及した。 ドイツ1部のフランクフルトに所属する鎌田は今季、リーグ戦32試合に出場して4ゴールを記録。ヨーロッパリーグではチーム最多の5得点を挙げ、クラブ史上初のEL制覇に大きく貢献した。 自チームで好調ぶりをアピールするアタッカーは、ブラジル戦など4試合が組まれた6月シリーズに臨む日本代表メンバーに選出された。指揮官は、今回の4連戦で「4−3−3も4−2―3―1も両方とも戦いの中である」と2つのシステムを状況によって使い分ける意思を示したうえで、鎌田の起用法については次のように語った。 「ウイングやサイドハーフ、ボランチもできる選手かなと思っています。ただインサイドハーフかトップ下が、今の我々の戦いの中ではハマるかなと思っています」
また、1トップの可能性も示唆。「前線でタメを作れる選手だと思いますし、起点になりながら最後ゴール前に飛び込んでいく迫力も持っている」とその能力を評価し、「状況によってはトップもできるかなとは思っています」と考えを述べた。 いずれにしても、インサイドハーフかトップ下が第一候補であるとした森保監督。しかし、選手の組み合わせによっては、他のポジションでの起用の可能性も大いにありそうだ。
日本代表は6月2日にパラグアイ、6日にブラジル、10日にガーナ、14日にはチリまたはチュニジアと国内で対戦。11月21日に開幕を迎えるカタール・ワールドカップへ向け、貴重な腕試しの場となる。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【PHOTO】W杯メンバー入りをかけた4連戦!6月の強化試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介
2022年05月24日 17:17
サッカートルコ1部リーグのトラブゾンスポル(Trabzonspor)に所属するMFマレク・ハムシク(Marek Hamsik)は23日、15年にわたったスロバキア代表でのキャリアに幕を下ろすと発表した。
2022年05月24日 17:16
ガンバ大阪は24日、同クラブのサポーターならびにサポーターグループによる違反行為に関する処分について、クラブ公式サイトで発表した。 G大阪は今月21日に行われた明治安田生命J1リーグ第14節で、セレッソ大阪と『ヨドコウ桜スタジアム』にて対戦。安心・安全な試合運営を実施する為、両クラブは事前に「フェアでクリーンな大阪ダービー開催に向けて」という声明文を出し、サポーターに観戦ルールの遵守を呼びかけていた。 しかし、C大阪が3−1の逆転勝利を収めた試合では、G大阪のサポーターならびにサポーターグループによる重大な観戦ルール違反行為が認められた。G大阪はJリーグで定める統一基準に照らし合わせて、違反者への処分を決定し、通告を行った。 違反行為と処分内容は以下のとおり。■事案1
【違反行為】
・危険行為(スタンド内投げ込み及びフィールドへの投げ込み行為)
・試合運営妨害【処分内容】
観戦ルール違反行為を行った2名に対して無期限入場禁止(2022/5/25〜)
※ガンバ大阪のアウェイゲームを含む■事案2
【違反行為】
・威嚇行為
・侮辱的行為
・試合運営妨害【処分内容】
観戦ルール違反行為を行った当該サポーターグループに所属するメンバー全員に対して無期限入場禁止(2022/5/25〜)
※ガンバ大阪のアウェイゲームを含む G大阪は今回の違反行為を受け、「ガンバ大阪として『安心・安全な試合運営』のため、セキュリティ体制の強化や観戦ルールの周知をより徹底してまいります」と再発防止策を掲げている。また、ファン・サポーターに向けては、「観戦における禁止行為について今一度ご確認いただき、定められた観戦ルールを遵守してご観戦いただきますよう、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。※アウェイゲームにつきましては、ホームクラブの定める観戦ルールに従って頂きますようお願い申し上げます」と改めて注意喚起を行なっている。
2022年05月24日 17:12
川崎フロンターレは24日、桐蔭横浜大学FW山田新の来シーズン加入が内定したことを発表した。 山田は2000年5月30日生まれの現在21歳。川崎FのU−13、U−15、U−18と歩みを進めており、桐蔭横浜大学を経て、2023シーズンから古巣に帰還することが決定した。 加入に際し、同選手はクラブ公式HPでコメントを残している。「この度、川崎フロンターレに加入することになりました桐蔭横浜大学の山田新です。中学、高校とお世話になったフロンターレに加入し、また等々力でプレーできることをとてもうれしく思います。これまで支えてくださった方々に感謝しています。常に向上心を持ち、フロンターレの勝利に貢献できる選手になることで恩返ししたいと思います。応援よろしくお願いします」 川崎Fではアカデミー出身者が大学を経由して復帰するケースが増えており、これまでにもMF脇坂泰斗、MF三笘薫(現ロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズ)らが同じ道を辿ってきた。現在サガン鳥栖へとレンタル移籍している宮代大聖はアカデミー時代の同期。各方面から“大学ナンバーワンFW”と称される逸材が、慣れ親しんだ川崎Fの環境で、来季からプロとしての第一歩を踏み出すこととなった。
2022年05月24日 17:03
ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、セリエA制覇後のロッカールームで思いの丈を語った。23日、ミランの公式Twitterが動画をアップした。 セリエ第37節終了時点で首位に立つミランは、22日に行われた最終節でサッスオーロと対戦した。引き分け以上で2010−11シーズン以来の優勝が決定する中、前半から3ゴールを挙げて王者にふさわしいことを証明。ミランは3−0で完勝し、史上19度目の玉座に就いた。 2010−11シーズンの優勝経験者でもあるイブラヒモヴィッチは、再びミランを王者に返り咲かせるため、2020年冬に帰還。2年半の時を経て、チームをスクデット戴冠へ導いたイブラヒモヴィッチは、ロッカールームで思いの丈を語った。「俺がここに到着した時、(その後に加入した選手たちの時も)チームを信じているヤツはほとんどいなかった。だけど、
犠牲を払う必要があることを理解した時…苦しみ、信じ、努力した時に俺たちはひとつになった」 また、イブラヒモヴィッチはシーズンを戦いた選手たちとチームのディレクター職に就く面々に、感謝の言葉を口にしている。「ひとつになれば、俺たちが達成したようなことができる。今、俺たちはイタリアのチャンピオンだ。まず最初に、すべての選手に感謝したい。俺は今、チーム全員を代表している。パオロ(・マルディーニ)、リッキー(・マッサーラ)、イヴァン(・ガジディス)にも感謝だ」 最後に、イブラヒモヴィッチは11シーズンぶりにスクデット戴冠を成し遂げたチームを称えるとともに、声高らかに祝祭の開幕を宣言した。「簡単なことではなかった。だが、今シーズンの俺たちは真のチームだ。開幕当初、誰も俺たちを信じてなかったことが、チームをより強くしていった。君たちをとても誇りに思う。俺の願いを聞いてくれ。さあ、王者らしく祝え。ミラノだけではない。イタリアはミランのものだ」AlwayZ believe in @Ibra_official 💪#AlwaysWithYou #SempreMilan pic.twitter.com/jZVY3OqwBI— AC Milan (@acmilan) May 23, 2022
2022年05月24日 17:01
サッカー日本代表の森保一監督(53)が、J1で最下位に沈む神戸に向けて異例のエールを行った。
2022年05月24日 17:00
リヴァプールが今季1月にポルトから獲得したルイス・ディアスは、すぐさまチームにフィットしてチームの戦力として大きな活躍を見せており、センセーショナルなデビューシーズンとなった。そんなリヴァプールが再びポルトから即戦力候補といえる存在を獲得するかもしれない。
ポルトガルメディア『A Bola』ではリヴァプールが中盤と攻撃陣の新たな補強としてポルトからMFオタビオを狙っていると報道。ポルトで成長を続ける27歳に関心を示しており、リヴァプールがアンフィールドへと迎え入れるのではないかと伝えている。
オタビオは2014年にインテル・ナシオナルからポルトへ加入。初年度はBチームからスタートし、翌年ヴィトーリア・ギマランイスで主力として活躍すると、ポルトでも徐々に頭角を現していく。すると今季はキャリアハイとなる32試合3ゴール11アシストを記録。ポルトをリーグ優勝に導く原動力となった。
トップ下やインサイドハーフ、ウイングなど様々なポジションでプレイ可能なオタビオ。今季のポルトでは主にインサイドハーフを務めており、ボールテクニックと精度の高いパスを供給して攻撃陣をけん引している。強度高いポルトのスタイルで11アシストとゴールへ直結できるパスを出せる能力はリヴァプールでも生かせるだろう。
リヴァプールではチアゴ・アルカンタラがパス精度の高さを見せ、チームでは唯一無二の存在となっている。ただその能力を彼に依存するだけではなく、同じようなパスセンスが発揮できる選手の獲得も必要だ。より攻撃的なプレイヤーではあるオタビオだが、その力をプレミアの舞台で発揮することとなるのだろうか。
2022年05月24日 16:08
今月28日にフランスのパリで開かれるチャンピオンズリーグ(CL)決勝まで1週間を切った。というわけで、今シーズンのCL決勝について知っておきたいデータをおさらいしよう。 今シーズンの決勝のカードはリヴァプール対レアル・マドリード。レアルが13度目の欧州制覇を成し遂げた2018年のファイナルの再現となる。チャンピオンズカップ時代を含め、彼らが対戦するのは9回目。過去8戦の対戦成績はレアルが4勝1分3敗で一歩リードしている。直近の対戦は昨シーズンのCL準々決勝で、その時は2戦合計3−1で“白い巨人”に軍配が上がった。 両チームが決勝で対戦するのは3度目のこと。4年前のファイナルでは、リヴァプールのGKロリス・カリウスのスローイングをFWカリム・ベンゼマがブロックすると、そのままゴールに吸い込まれて思わぬ形でレアルが先制。リヴァプールもすぐに同点に追いついたが、60分過ぎに投入されたギャレス・ベイルが完璧なバイシクルシュートを含む2ゴールを奪い、3−1でレアルが頂点に立った。その試合では、前半にDFセルヒオ・ラモスが危険な“投げ技”でFWモハメド・サラーの肩を脱臼させたことも物議を醸しだした。 一方で1981年のファイナルでの対戦では、左サイドバックのアラン・ケネディが試合唯一のゴールを決めてリヴァプールが通算3度目の欧州制覇を果たした。その時の会場がパリのパルク・デ・プランスだった。今年の決勝は、そこから12kmの位置にあるパリ郊外のスタッド・ド・フランスで開かれる。ちなみにスタッド・ド・フランスでのCL決勝は今回で3度目だが、過去に2回はどちらもスペイン勢が頂点に立っている(2000年のレアル、2006年のバルセロナ)。 レアルは歴代最多17回目のチャンピオンズ決勝に臨む。ファイナルでの成績は13勝3敗で、勝率は実に80%以上を誇る。これは、3回以上の決勝を経験しているクラブの中で最高の勝率だ。3敗のうちの1つが1981年のリヴァプール戦である(他は1962年ベンフィカ戦、1964年インテル戦)。それ以降は決勝で負けておらず、レアルはCL決勝で現在7連勝を誇っているのだ。1992年に大会がチャンピオンズリーグに刷新されて以降、決勝では全勝していることになる! ファイナルでレアルに次ぐ勝率を誇るのがリヴァプールだ(決勝進出3回以上のクラブに限る)。過去9回も決勝の舞台に立ち、6勝3敗で勝率は67%(アヤックスと同率)。リヴァプールの3敗は、2018年のレアル戦、2007年のミラン戦、1985年のユヴェントス戦だ。そして2007年のファイナルでミランを率いていたのが、現在レアルの監督を務めるカルロ・アンチェロッティなのだ。 アンチェロッティは、ミラン時代に2度優勝(2003、2007)し、レアルでも2014年にCLを制して計3度の欧州制覇を誇る。チャンピオンズ優勝3回はジネディーヌ・ジダン(レアルで3連覇)、ボブ・ペイズリー(リヴァプールで3回優勝)に並び歴代最多タイ。今回、頂点に上り詰めれば単独最多記録となる。こうして監督別の優勝回数を見ると、レアルとリヴァプールを率いることが欧州制覇3回以上の条件になっているようだ! そのアンチェロッティは、リヴァプールとの因縁が深い。2005年のCL決勝ではミランを率いてリヴァプールを相手に前半のうちに3点のリードを奪うも、後半に追いつかれてPK戦の末に敗れた。歴代最高の決勝とも呼ばれる“イスタンブールの奇跡”だ。その2年後、再び決勝でリヴァプールと対戦し、その時は見事にミランを頂点に導いてリベンジを果たした。それだけではなく、ローマの選手だった1984年にもチャンピオンズ決勝でリヴァプールとぶつかっている。残念ながらアンチェロッティは膝の怪我で出場できず、チームもPK戦の末に惜敗。ピッチの外から決勝を見守ったアンチェロッティは「悲しい思い出しかない」と振り返ったことがある。 さらにアンチェロッティは、2019年12月から昨年6月までリヴァプールの地元のライバルであるエヴァートンを率いていた。アンチェロッティがイタリア勢以外で最も対戦経験が多いトップ3は、アトレティコ・マドリード(19戦)マンチェスター・U(18戦)、そしてリヴァプール(16戦)なのだ。リヴァプール戦は、16試合で8勝3分5敗と勝ち越している。 エヴァートンの監督に就任した際も「ファンは私のリヴァプール戦での戦績を知っており、満足しているはずさ」と語っていた。その言葉通り、エヴァートンの指揮官としてもリヴァプール戦で抜群の勝負強さを発揮した。2020年のFAカップでは敗れたが、プレミアリーグで対戦した3試合は「1勝2分0敗」! そこからほとんど戦力が変わっていない今シーズン、エヴァートンはリヴァプールを相手に1−4と0−2で敗れ、チームも残留争いに巻き込まれて下位に低迷。昨季までチームを率いていたアンチェロッティの手腕が改めて評価されている。 リヴァプールで一時代を築いているクロップも、アンチェロッティとの対戦は分が悪い。クロップは、ペップ・グアルディオラに勝ち越している数少ない監督の一人だが、アンチェロッティとの対戦成績は10試合で3勝3分4敗と負け越している。ドルトムント時代の2013−14シーズンのCL準々決勝ではアンチェロッティのレアルと対戦して計2−3の敗戦。そのシーズン、結局レアルが頂点に上り詰めた。さらにクロップはリヴァプールに来てからも、アンチェロッティが率いるナポリに1勝1分2敗。そして前述通り、アンチェロッティのエヴァートンには1勝2分1敗と苦しんだ。 クロップは自らを「準決勝の世界記録保持者」と呼ぶように準決勝は素晴らしい成績を残しているが、これまで決勝戦は苦しんできた。ドルトムント時代から数え、クロップが主要大会の決勝に進むのは今回で12回目。ドルトムント時代に2013年のCL決勝でバイエルンに敗れてから、レアルの前に涙をのんだ2018年のCL決勝まで、主要大会のファイナルで「6連敗」という苦い経験をした。しかし、それ以降は2019年のCL決勝のトッテナム戦(2−0勝)を皮切りにファイナルで4連勝中である。 今シーズンもクロップは、前人未到の「4冠」こそ逃したが、既にリーグカップとFAカップを制しており、CL決勝では“カップ・トレブル”を目指すことになる。対するアンチェロッティは、今季既に前人未到の快挙を達成している。レアルをラ・リーガの頂点に導き、これで欧州5大リーグを全て制した初めての監督となったのだ! そしてアンチェロッティは歴代最多5度目のCL決勝に臨む。一方クロップも、アンチェロッティに次いで歴代2位タイとなる4度目のCL決勝に挑むわけだ。 そう考えると今回のファイナルは、CLに愛されたクラブ同士、監督同士の頂上決戦という構図になるようだ。(記事/Footmedia)
2022年05月24日 16:06
ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが5月24日、自身のSNSを更新。「あの素晴らしい瞬間から4年」と綴り、真新しい背番号8のユニホームを手に持つ自身の写真をアップロードした。 この投稿には「素晴らしい」「決まってるね」「愛してる」「いつも変わらぬ美技が見れることに感謝」「伝説だ」「偉大なキャプテン」といった声が上がった。
【関連画像】「素晴らしい瞬間から4年」神戸イニエスタの“特別な日”!当時から日本は「大好きな国」 4年前の5月24日、バルセロナを退団し、神戸に完全移籍を果たしたイニエスタが新天地での加入記者会見に臨んだ。当時のイニエスタは、「私にとって今日は本当に特別な日です」と語り、新たなチャレンジに向け、意気込みを語っていた。 「このプロジェクトの中でぜひもう一歩前進したいと思っています。そしてこのクラブ、さらにはJリーグがアジア全体に広まるように私も力を貸したいと思っています」
また、日本は「大好きな国」と明かし、「私も私の家族も少しでも早く日本の文化に慣れ、日本で過ごしていきたい」と未来を描いていた。その日々は今も続いている。来日4年目の今季も神戸の一員としてピッチに立ち、腕章を巻き、チームをけん引している。 38歳となった今も、バルセロナやスペイン代表で魅せていた別格のテクニックは健在。チームは今季、リーグでは開幕から思うように勝てず、現在は最下位に沈んでいる。巻き返しの原動力として、希代の“マジシャン”のさらなる奮起に注目だ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部