2021年12月05日 14:36
日本ハムは5日、北海道北広島市役所で新入団選手発表を行った。未契約のドラフト9位・上川畑を除く育成を含めた12人が会見に臨んだ。 緊張の面持ちの選手たちを前に、新庄剛志ビッグボスも登場。この日は黒いシャツにブラウンを基調としたチェック柄のスーツ姿で登壇し、冒頭であいさつした。「17歳のときに、阪神タイガースに入団させてもらって、僕がその入団会見で『阪神ファンでしたか?』と聞かれて、『ファンとかはなかったんですけど。あまりプロ野球自体好きじゃなかったです…』と」と阪神での自身の入団会見時を回顧した。 続けて、「こんなぶっ飛んだ人間が監督になれる。自分が好きで仕方ないです。今日選手たちに、僕みたいにぶっ飛んだコメントがどれだけ聞けるか楽しみにしていますので、皆さんも楽しんで下さい。お父さん、お母さん、選手おめでとうございます」と選手の家族に対しても気遣いを見せていた。
2024年04月26日 08:00
○ 巨人 3 − 2 中日 ●
<6回戦・東京ドーム>
巨人、中日の両チームの二塁手が守備で魅せた。
東京ドームを本拠地にする巨人の二塁・吉川尚輝は初回先頭の岡林勇希のセカンドゴロを逆シングルでキャッチし一塁へジャンピングスロー。25日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日』で解説を務めた山本昌氏は、「素晴らしい守備ですね。守備範囲も広いんですけど、足の速い岡林選手に対してステップしたら間に合わないので、そのまま振り向きざまに投げましたけど、素晴らしいボールを投げている」と絶賛。
吉川は3回にも村松開人の打球をジャンピングキャッチ。これには山本昌氏もドンピシャじゃないと取れない。ジャンプのタイミング、ポジショニング全てがあってないと取れないですから素晴らしいプレーですね」と舌を巻いた。
中日の二塁・田中幹也も負けていない。初回坂本勇人が放った打球はマウンドに当たり打球はセカンドベース方向に飛んだが、この打球を素早く処理し一塁へジャンピングスローでアウトにした。さらに2回には丸佳浩の正面に飛んだ痛烈な当たりを逆シングルで捕球し一塁へ送球しアウトに。
山本昌氏は「珍しい取り方をしたというか、打球に対してグラブだけで取りに行った。メジャーリーグのサードがよくやるような逆シングルで入る判断にしたんでしょうね。なかなかセカンドでああいう判断するのは珍しいんですけどね」と評価した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月26日 08:00
開幕スタメンを勝ち取るも2軍で再調整中のオリックス・廣岡大志内野手
プロ野球は開幕から1か月が過ぎ、12球団の戦い方も徐々に見えてきた。好調をキープする選手もいるなか、チャンスをものにできなかった選手も存在する。近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーした野球評論家の坂口智隆氏は、現役時代に共にプレーしたオリックス・廣岡大志内野手に注目し、「綺麗に終わってほしくない」と、檄を飛ばした。
今シーズンの廣岡はOP戦で結果を残し、3月29日のソフトバンクとの開幕戦では「9番・中堅」で先発出場。チャンスをものにしたいところだったが、2試合に出場し4打数無安打と結果を残すことはできず、ファームで再調整となった。オリックスに移籍した昨季は日本シリーズに初出場。今年はレギュラー獲りが期待されていた。
ヤクルト時代には自主トレを一緒に行い、今でも親交のある坂口氏は「OP戦の段階では課題だった確実性が改善されてきた」と、成長を実感していたという。今年でプロ9年目を迎えた“未完の大器”に「もう、若手の部類には入らない。そろそろ結果、数字を残すことが求められる」とエールを送る。
ヤクルト、巨人、オリックスと3球団を渡り歩いた廣岡。ポテンシャルの高さは誰もが認めるところだ。「練習を続けられる根性もあり体も強い。プロとして一番大事な部分は備えている。あとは変えすぎないこと。色々なことを取り入れるのはいいが、一個、自分のなかで軸を持ってほしい」。若手時代から廣岡を知るだけに、能力を発揮できないもどかしさを感じている。
弟分への熱い檄を飛ばす様子は、Full-CountのYouTubeコーナー「坂口智隆の伸び代しかない!」で現在、公開中。現役時代に数多く対戦してきたソフトバンクの東浜らについても言及している。(Full-Count編集部)
2024年04月26日 07:51
◆ 大谷翔平は10試合ぶり無安打
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間25日のナショナルズ戦に「2番・指名打者」でフル出場。10試合ぶり無安打に終わった。
ナショナルズ先発は3年目左腕ゴア。初回の第1打席はカウント0-2から高めボールゾーンのフォーシームに空振り三振を喫した。
3回表、無死二塁で迎えた第2打席は、カウント2-2から外角ボールゾーンのフォーシームに手を出し、2打席連続の空振り三振となった。
5回表、一死一、三塁での第3打席は、外角低めのスライダーに初球打ちを試みるも、二ゴロ併殺打。好機を逃し、無得点に終わった。
8回表、無死一塁での第4打席は3番手右腕ウェームスと対戦。4球目で一塁走者ベッツが盗塁に成功し、追加点のチャンスを迎えたが、フルカウントから内角へのフォーシームに詰まらされ、勢いのない三直となった。
この試合の大谷は4打数無安打、2三振という内容。9試合連続安打、22試合連続出塁がストップし、今季成績は打率.358、OPS1.089。打率、OPSともにMLBトップをムーキー・ベッツに渡す形となった。
2024年04月26日 07:43
連続試合出塁も22でストップ
■ドジャース 2ー1 ナショナルズ(日本時間26日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打2三振だった。
2024年04月26日 07:42
● ナショナルズ 1−2 ドジャース ○
<現地時間4月25日 ナショナルズ・パーク>
ロサンゼルス・ドジャースが逃げ切り勝利で4連勝。先発登板した山本由伸投手(25)が6回無失点の好投で今季2勝目を挙げた。
今季6戦目の山本は初回、元オリックスのメネセスから三振を奪うなど三者凡退。リードを得た2回裏以降は走者を出しながらも得点は許さない投球を見せた。
5回裏には、先頭打者ロサリオの放った顔付近への強烈なピッチャー返しに素早く反応し好捕。後続を連続三振に仕留め、初回以来の三者凡退とした。
6回裏、二死からメネセスにこの試合2本目の安打を許すと、続くガルシアJr.は当たり損ないの内野安打。一、二塁のピンチを背負ったが、最後は5番ルイーズを遊ゴロに打ち取り無失点。6回97球を投げて4安打、1四球、7奪三振、無失点という投球で勝利投手の権利を持ってリリーフ陣へバトンを託した。
ドジャースは2回表にテオスカー・ヘルナンデスの6号ソロで先制。中盤は4イニング続けて併殺打を記録するなど攻めあぐねたが、8回表にフレディ・フリーマンの適時二塁打で待望の追加点を挙げた。山本の後を受けたリリーフ3投手がリードを守り切り、山本に今季2勝目。ナショナルズをスイープし、4連勝。地区2位パドレスとの差を2.5ゲームに広げた。
次カードは敵地でブルージェイズと3連戦。日本時間4月28日の2戦目には菊池雄星との対戦が予定されている。
2024年04月26日 07:42
敵地で行われたナショナルズ戦に先発登板、3試合ぶりの白星を掴んだ
■ドジャース 2ー1 ナショナルズ(日本時間26日・ワシントンDC)
ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたナショナルズ戦に先発登板し、6回4安打無失点、7三振1四球の好投でメジャー2勝目を挙げた。2試合連続のクオリティスタート(QS=6回以上かつ自責点3以下)で2勝1敗、防御率3.54、WHIP1.07。28イニングを投げて37三振6四球となった。
前回登板から中5日。初回は好調のエイブラムスを一直、ウィンカーを左飛、オリックスで同僚のメネセスを見逃し三振で3者凡退の立ち上がり。2回2死からギャロに四球、3回1死からヤングに二塁打を許したがゼロを並べた。6回も2死からメネセス、ガルシアに連打を許したが、ルイーズを遊ゴロに打ち取った。
5回にはヒヤリとする場面もあった。先頭のロサリオが放った打球速度104.8マイル(約168.7キロ)のライナーが山本の顔面付近へ。あわや大惨事の出来事に球場は騒然となったが、グラブを差し出してスーパーキャッチ。転倒しながらもグラブからボールを離さず、敵地ながらも大きな拍手が沸き起こった。
打線は2回、先頭のテオスカー・ヘルナンデス外野手が6号ソロを放って先制。8回1死二塁からフレディ・フリーマン内野手の適時打で追加点を奪った。8回にはダニエル・ハドソン投手が1点を失ったが、9回を守護神のエバン・フィリップス投手が無失点で締め、2-1で今季最長に並ぶ4連勝を収めた。
6日(同7日)の敵地・カブス戦で初勝利を挙げたが、その後は白星から遠ざかっていた。12日(同13日)の本拠地・パドレス戦では5回3失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、救援陣が打たれて消滅。19日(同20日)の本拠地・メッツ戦では6回4失点(自責1)も勝敗つかず。3試合ぶりの2勝目となった。(Full-Count編集部)
2024年04月26日 07:40
大谷翔平の新相棒、アイアトン通訳がニューバランスのシューズに“新調”
ドジャース・大谷翔平投手の“新相棒”ことウィル・アイアトン通訳の足元にファンが注目している。さりげなく大谷が契約するニューバランス(NB)のスニーカーを着用しており、「大谷選手がプレゼントしたのかな」と想像を膨らませている。
元通訳の水原一平容疑者が違法賭博に関与した疑いで3月21日付で契約を解除となったことで、球団スタッフだったアイアトン氏が新通訳に。同氏は開幕前はナイキのシューズを履いていたが、最近になってニューバランス社に変化していた。
しかも色は鮮やかな青ということもあり、SNS上で「大谷選手がプレゼントしたのかな」「ドジャーブルー♪」といった声があがっていた。
24日(日本時間25日)のナショナルズ戦前に取材に応じた大谷は、同僚とのコミュニケーションを取る機会が増えていることを問われると、「どうですかね。新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか。ハハハ」と笑顔。アイアトン氏が真横にいる場面での回答で、周囲の笑いを誘っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月26日 07:20
今季成績は打率.410、25本塁打、OPS1.391…4勝0敗、防御率3.89、奪三振率11.21
“大谷翔平2世”として注目を浴びているフロリダ大の二刀流左腕、ジャック・カグリオーン内野手が、また衝撃のパワーを披露した。
2024年04月26日 07:10
◆ 一球が悔やまれる形に…
中日が巨人に痛恨の逆転負け。カード負け越しで貯金もついに1まで減ってしまった。打線は巨人先発の菅野智之から、5回には岡林勇希のタイムリーツーベース、6回には細川成也のソロで2点を先制。しかしここまで巨人打線を封じていた柳裕也が、ランナーを貯めた場面で坂本勇人に被弾。これが決勝の3ランとなってしまい、痛い星を落とした。
坂本の打席に対し、25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した大矢明彦氏は「ストライク、ストライクといっちゃったんですね。1球目はアウトコースにカーブかスライダーだったんですけども、2球目のインサイド、ストライク行く必要はないんですよね」と指摘。さらに「ボール気味でもいいってキャッチャーは指示出してほしかったですよね。1発打たれたら3点だっていう気持ちがあれば、ピッチャーにボールを要求するということが、僕はキャッチャーとしてできたんじゃないかと思うけどね。いいピッチングだっただけに、その配慮がちょっと欲しかったなと思いました」とキャッチャーの加藤匠馬に苦言。
続けて「2点勝ってる試合でランナー2人。そして2人目のランナーはフォアボールで出したんです。それを考えるとキャッチャーは気持ち的にいっぱいいっぱいなんですよ。なのでピッチャーの気持ちにキャッチャーが酔っちゃいけない場面なんです」と捕手目線で冷静さを欠いたと分析した。
もう一人の解説者・達川光男氏は「加藤も今まで、ものすごく柳とのコンビは良かったんですよ」としながらも「岡本の時のボールがずっと残ってたね」と2回の岡本和真をインコース低めで見逃し三振に切って取った場面の成功体験が、このケースでは凶と出てしまったのではと推測した。
5回までは完璧に近い内容で巨人打線を翻弄していたバッテリーだっただけに、あの一球が悔やまれるところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月26日 07:10
高木大成氏は逆指名で幼少期からのファンだった西武に入団した
慶大時代に東京六大学リーグで3度ベストナインに輝くなど、強肩強打でプロ注目の存在だった高木大成氏は1995年に西武を逆指名。ドラフト1位で入団を果たした。西武で10年間プレーし「レオのプリンス」「レオの貴公子」の愛称で親しまれたが、プロ初の春季キャンプでは「違いを見せつけられた」と、いきなり“現実”を突きつけられた。
両親が福岡県出身で西武の前身、西鉄ライオンズが本拠地としていた影響でライオンズファン。自身は東京・八王子市出身で、西武ライオンズの本拠地が近いこともあって、幼少期から西武球場に足を運んでいた。慶大時代には西武を含む複数の球団が獲得へ興味を示していたが、「打者ではなく捕手として評価してくださり、私自身もファンだった」のが西武を選んだ理由だった。
だが、当時の西武の捕手には伊東勤が君臨していた。1980〜1990年代の西武黄金期を支え、リーグ優勝14回、日本一8回に貢献。2017年に野球殿堂入りを果たす名捕手だった。高木氏の1年目、伊東は34歳を迎えるベテランだったが、まだまだ“健在”だった。
「いきなり春のキャンプで違いを見せつけられました。勝てるのは若さだけかと思っていたけど、伊東さんの方が動けるし、投げる球の質、精度は高い。体も大きくて、強い。全てにおいて学生から上がりたての私よりも1ランクどころか3ランクくらい上でした」
伊東の技術には驚きの連続だった。「なんでこんな速い球、切れのある変化球を気持よく捕れるんだろう」。技術を見て盗もうと必死になったが、見えてくるのはレベルの高さばかり。学生時代とは違ってシーズン中はほぼ毎日試合がある。「パフォーマンスを低下させない体力、技術も凄かったです」。2年目の5月に東尾監督から一塁転向を打診され「そういう道しかないのかなと」
高木氏にとって忘れられない記憶がある。この年に16勝を挙げるなどエースとして活躍した西口文也(現西武2軍監督)とバッテリーを組んだ時のことだ。決め球で要求したスライダーを捕球できずに振り逃げでの出塁を許したという。空振りさせた投手のナイスボールを後逸するのは捕手としては屈辱でもあった。
「空振り三振を取りに行く時のスライダーが、カウントを取りに行く時と変化、球威ともに全然違ったんです。力強く縦に落ちた。私は全然、そんなスライダーを知らなかった。キャンプでも見せなかった。西口さんが三振を取りに行く時にしか投げない、本気のスライダーだったんです。教えてよって感じでした(笑)」
捕手として毎日が修行であり、経験だったが、持ち前の打撃センスで1年目は80試合(捕手で59試合)に出場。打率.278、4本塁打24打点を残した。迎えた2年目、1997年5月の福岡遠征中、東尾修監督の部屋に突然呼び出された。
「2軍に落とされるのかな」。不安がよぎる中、伝えられたのは一塁手への転向だった。高校、大学と捕手として活躍し、こだわりはあったが、その場で「やります」と伝えた。
「選手である以上はレギュラーを取りたい気持ちがあった。伊東さんには敵わないし、毎日キャッチャーで出る体力もないと自分でも感じていました。悩みましたが、そういう道しかないのかなと」
その日の試合前から同僚の鈴木健に借りたファーストミットで一塁手の練習を始めた。同年、130試合に出場しキャリアハイの打率.295を残すなど、7本塁打64打点と活躍。ゴールデングラブ賞も受賞した。「ファーストミットはそのまま健さんが譲ってくれました。『いいよ、あげるよ』って(笑)」。レオのプリンスは一塁手としてプロでの活路を見出した。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年04月26日 07:00
◆ 広島バッテリーの配球に着目
広島が乱打戦の上ヤクルトにサヨナラ負け。このカード1勝1敗で勝ち越しとはいかなかった。
この日は勝利の方程式が崩れたことが誤算だった。8-7で1点を守り切りたい広島は8回、島内颯太郎をマウンドに送るが、長岡秀樹のツーベースを足がかりに、代打の切り札川端慎吾にタイムリーを浴び同点に追いつかれた。9回には未だ無失点を続けている栗林良吏が、ドミンゴ・サンタナに痛恨のサヨナラアーチを被弾。今季7回を終えてリードをしているゲームは全て勝っていたが、その神話も崩れる痛い敗戦だった。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』ではこの日解説で出演した大矢明彦氏と達川光男氏の元名キャッチャーコンビが、広島バッテリーの配球に着目した。
まず8回の同点打について達川氏は「ツーナッシングから川端に…それまで川端は全然タイミング合ってなかったんですが…」と3球続けたストレートに疑問視。サヨナラの場面にも「スライダーとチェンジアップ、フォークボールにタイミング合ってなかったんですが…村上(宗隆)に栗林はインサイドにね、目の覚めるようなボールを投げたもんで」とその前の村上を空振り三振に仕留めたボールがあったことでの配球だったと推測した。そのうえで「外国人だから、ちょっとスライダー気味の落ちるボールとかで良かったんじゃなかったかな」と指摘した。
また大矢氏は「8回、9回ね、島内が川端に打たれたケースもそうなのよ。キャッチャーは高めを要求してたんだよ。要求してバッターにあの球打たれちゃ絶対いけないと思った」とすると達川氏も「キャッチャーとしてはこのボールは打たれたらいけない、これはしょうがないというのがある。例えばノースリーからど真ん中も要求しますよね。これ打たれても仕方がないですよ。だけど、ツーナシングからボール球を要求して打たれた時はダメです。やっぱりボール球はボール球にしてくれないと困る」と捕手目線でピッチャーにも苦言を呈した。
バッテリーの共同作業がハマらないと、勝ち星も逃げていく。野球の怖いところが出た一閃だった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月26日 06:50
◆ 「見事ですよ」
巨人が中日相手に逆転勝利。
2024年04月26日 06:40
◆ 全方向に飛ばせる技術を絶賛
ヤクルトが広島とのノーガードの打ち合いを制した。荒れたゲームに終止符を打ったのは助っ人外国人の一発だった。9回裏、8-8の同点の場面で打席に入ったドミンゴ・サンタナは、広島の守護神・栗林良吏の投じた153キロのストレートを一閃。打球はヤクルトファンの待つライトスタンドへ吸い込まれるサヨナラホームランとなり、ルーズベルトゲーム超えの熱戦にケリを付けた。
お立ち台に上ったサンタナは「感情で満ち溢れてるんですけど、まず勝てたので最高です」と第一声。続けて「正直頭が真っ白だったんですけど、神様に感謝を告げて、チームが勝ったことに感謝を告げていました。チーム全体として素晴らしい勝利でした。これからも連戦が続くので、これで勢いがついたと思うんで、毎試合毎試合全員で粘って勝ちにいくしかないです」と気を引き締めた。最後に「最後までいて下さってありがとうございます。いつも応援ありがとうございます。これからも全員でがんばります」とファンに感謝の意を表していた。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「オスナが目立ってましたけど、最後のサヨナラはこのサンタナが決めました」とこの日もグランドスラムを放った盟友を例に出しながら、解説者として出演した大矢明彦氏にコメントを求めると「そうですね、もうもう目1杯振りに行ったら、真っ直ぐが真ん中にに来ちゃったんでホームランになりましたね」と分析。その上で「こういうところも打てる選手だからね、やっぱり魅力ありますね」とパワーを兼ね備えた助っ人を評価。最後に野村氏は投手目線で「逆方向の一発ってのは、やっぱり効きますよね」全方向に飛ばせる技術を絶賛していた。
乱打戦を制し連敗を3で止めたヤクルト。まだ最下位に沈んでいるが、打線が上向いてきた燕は侮れない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月26日 06:30
◆ 「ケースに合わせた打撃が出来てる」
ソフトバンクは25日、ロッテとの試合(ZOZOマリン)に6−0と快勝。今季2度目の同一カード3連勝で、貯金は今季最多となる「8」となった。
打線は4回、4番・山川穂高の5号2ランで先制すると、5回には一死二塁から3番・柳田悠岐が右前適時打、さらには二死二塁から近藤健介、栗原陵矢の連続適時打と得点を重ねた。
先発の大津亮介はロッテ打線に的を絞らせず圧巻の投球を披露。7回108球、2安打無失点の好投で開幕から3戦3勝となった。
好調のソフトバンク打線について、25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の達川光男氏は「今年の打線を見ていると、フルスイングしている選手がいないんですよね」と話しを切り出すと、
続けて「試合前の練習ではホームラン競争のようにフルスイングしてるんですけど…いざ試合になるとその時のケースに合わせてバッティングができてます。大きいのを狙って良い場面ではフルスイング、得点圏にランナーがいる時はコンパクトに打ってくという打撃に今年は変わってますよね」と昨年との“打撃意識の違い”について言及した。
最後に「キャンプからめちゃくちゃ走りこんでましたから、すべての選手の足が軽いです。あのランニングが嫌いな柳田さえ、相当走りこんでましたからね」と選手の体の軽さについてもコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月26日 06:30
巨人3―2中日(セ・リーグ=25日)――巨人が逆転勝ちし、3カードぶりの勝ち越し。
2点を追う六回、坂本が3ランを放ち、菅野の後を受けた3投手が好救援。中日は五回まで無安打の柳を援護できず。
8試合連続本塁打なし、9試合連続の2得点以下――。試合前まで不名誉な記録が続き、巨人打線を包んでいた重たい空気を坂本の一発が吹き飛ばした。「打った瞬間」にスタンドインを確信した逆転3ランで、粘投の菅野を救った。
柳に五回まで無安打と手も足も出なかったが、六回に先頭の吉川が二塁打を放った。後続2人は倒れて、佐々木は四球。二死一、二塁で打席に入った坂本は「何とかここで1本」と集中力を研ぎ澄ませた。2球目の内角直球を強振すると、打球は一直線に左翼席へ。「最高の結果となって本当に良かった」。珍しくベンチに向けて右手を突き上げ、喜びを表現した。
20日の広島戦で3安打をマークし、今カード初戦の23日には決勝打にもなった先制適時打を放った。それでも、「ずっとごまかしながら打撃をしている」と表情は曇ったままだった。ただ、試合前に二岡ヘッド兼打撃チーフコーチと映像を見ながら打撃の形を確認し、「今日はいい感触があった」。日々の試行錯誤が久々の本塁打につながった。
巨人で通算868本塁打の金字塔を打ち立てた王貞治氏は一発の力と境地について、こう語ったことがある。「ボールとバットの芯を結べば、勝手にスタンドまで飛んでいく。だけど、望まなければ打てない。そして、本塁打は全ての流れをガラッと変える」
当てにはいかず、強い意思あるスイングこそが空気を一変させる。看板打者の一発なら、なおさらだろう。坂本は試合後のお立ち台で言った。「チームにとっても、僕にとっても大きな1本だと思う」。本拠地に割れんばかりの歓声をもたらした本塁打を、今度こそ追い風にしたい。(財津翔)
巨人・阿部監督「柳投手がすごく丁寧に両サイドに投げ分けて、ちょっと打つのは難しいだろうなと思いながら見ていた。(坂本が)一振りで決めてくれた。すごく大きいし、2安打でも勝てるんだなと思った」