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2022年01月18日 20:01
女子プロゴルフのアン・シネ(NOW ON)が18日に自身のインスタグラムを更新し、プールサイドで過ごす最新ショットを公開した。 16日に飛行機に乗ってくつろぐショットをアップしていたアン。この日は熱帯魚の絵文字を添え、見晴らしのいいプールサイドでオフを楽しむ姿をアップした。 コメント欄には「I love you」「nice」「美しい」「とてもきれい」「私のロマンです」「良い休暇を」などの声が寄せられている。
2024年04月20日 16:32
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第2日(20日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
首位からスタートした竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位をがっちりとキープした。前週に地元のKKT杯バンテリンレディス(12〜14日、熊本空港CC)で初優勝を挙げた21歳は、ツアー史上4人目の初優勝からの2戦連続優勝へ王手をかけた。初Vからの連戦となる2勝目を第1日から首位を走り続ける完全優勝で挙げれば、ツアー史上初の快挙となる。
3打差の2位に鈴木愛(セールスフォース)と野沢真央(愛知製鋼)が続く。
最終日最終組は、絶好調の竹田、ツアー通算20勝を誇る実力者の鈴木、悲願の初優勝を目指す27歳の野沢の組み合わせとなった。日本有数のシーサイドコースで熱戦が期待される。
◇日本女子ツアーの初優勝からの2戦連続優勝(1988年のツアー制施行後)
▽西田智慧子(1990年10月、宝インビテーショナル〜富士通レディース)
▽表純子(2005年7月、シャトレーゼクイーンズカップ〜スタンレーレディス)
▽岩井千怜(2022年8月、NEC軽井沢72〜CATレディース)
2024年04月20日 12:59
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第2日(20日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
今季、レギュラーツアー初出場の成田美寿々(ジェイテクト)は69位からスタート。4バーディー、2ボギーの69で回り、通算2オーバーとして、成田がホールアウトした時点で42位に浮上し、予選通過(50位タイまで)を確実とした。「予選通過してホッとしています。最終日は、もっとアグレッシブにプレーします」と笑顔で話した。
31歳の成田は、ツアー通算13勝を誇る実力者だが、2020年以降、不振に陥り、2022年末に休養を発表した。昨季は1試合だけの出場にとどまった。「本当にニート生活をしていましたが(同い年で親交が深い)青木瀬令奈が『そろそろ帰ってきなよ』と言ってくれたので」2週前に下部ツアーのヤンマーハナサカレディースで復帰し、38位。「瀬令奈には『試合に戻ってきてくれてありがとう』と言われました」と友情に感謝した。
今大会には主催者推薦で出場。今季初のレギュラーツアーでは第1日は3バーディー、4ボギー、1トリプルボギーの75で69位と出遅れたが、第2日に巻き返した。見せ場は、470ヤードの長い5番パー4。残り205ヤードの第2打を4ユーティリティーで7メートルに乗せ、バーディーパットをねじ込んだ。成田らしい豪快なプレーだった。第1日にはトリプルボギーをたたいたホールで「リベンジできたぞ!という感じです」と笑った。
アプローチでも悩んでいるため、プロとしては極めて珍しい「チッパー」を入れている。「格好つけたい自分が出てきますけど、格好悪い自分も見せていくしかありません。ここ数年、格好悪い自分しか見せていないので。きょう、チッパーを使ったのは2回。パーセーブできました」。成田らしい豪快なプレーを披露する一方で、チッパーを駆使しながら必死にプレーした。
「成田美寿々」と記されたタオルマフラーを掲げて、応援してくれるファンが大きな力になっている。
「ファンの方が待ってくれていることは大きいです。『また、ギラギラしている美寿々が見たい』と言ってくれている。スポンサーの方々も『待っています』と言ってくれている。自分のためだけでは頑張れません」と成田はしみじみと話した。
昨季、1試合だけ出場したリシャール・ミルヨネックスレディスでは第1ラウンドを34位と健闘したが、悪天候のため、27ホールの短縮競技でセカンドカットが行われたため、決勝ラウンドをプレーすることはできなかった。成田が決勝ラウンドでプレーするのは2022年のCATレディース(35位)以来、2年ぶり。「明日(21日)は予選落ちを気にせず、ガンガン行けるので、楽しみです」と意気込みを明かす。
格好いい姿も、格好悪い姿も見せながら、成田美寿々は復活への道を進んでいる。
2024年04月20日 12:35
◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第1戦 シェブロン選手権 第2日(19日、米テキサス州カールトンウッズ・クラブ=6889ヤード、パー72)
5打差18位から出た古江彩佳(富士通)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算2アンダーで6打差の21位につけている。中継局のWOWOWの取材に応じ「なかなかバーディーチャンスにつけることができなかったが、1アンダーで回れたのは良かった」とうなずいた。
8番パー5では、第3打を2メートルにつけるショット力を見せた。1つ伸ばして迎えた12番をボギーとするも、13番ですぐさま取り返した。「簡単ではないパー5だったが、うまくチャンスにつけられて、バウンスバックできて良かった」と笑みを浮かべた。
この日は「昨日よりもショットに悪い感触があった」と話しながらもフェアウェーキープ率は92・9%(13/14)をマークした。初のメジャー制覇へ向けて「しっかり集中して、もうちょっとアンダーを目指せたら」とバーディーラッシュを目指す。
2024年04月20日 12:33
「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第2日」(20日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
ツアー復帰戦で、69位から出た成田美寿々(31)=ジェイテクト=が4バーディー、2ボギーの69でラウンド。
2024年04月20日 11:55
【シェブロン選手権】第2日
【もっと読む】渋野日向子「特典」が今年で期限切れ…来年から海外メジャー出場は全英女子だけに?
◇ ◇ ◇
パリ五輪(7月26日開幕)まで100日を切った。女子ゴルフの代表は全米女子プロ選手権終了直後の6月24日付五輪ランキングで決まる。
東京五輪代表を逃した古江彩佳(23=写真)は、パリ五輪代表を「ずっと意識している」と公言。今季米ツアー8試合でベスト10入り4回と好調、五輪ランキングの基になる世界ランキング18位の畑岡奈紗(25)に次ぐ22位。日本勢の2番手にいる。メジャーは獲得ポイントが大きく(優勝100ポイント)、今大会と5月の全米女子オープン、6月の全米女子プロで上位に入れば代表に近づく。
古江を追う2年連続国内女王で同ランキング26位の山下美夢有(22)は、ライバルの順位は関係なしに、各国・地域最大4人までが出場できる同15位以内を目指しているが、スポット参戦で好成績を収められるほど海外メジャーは甘くはない。
古江にとって怖いのは、むしろ同ランキング25位で日本勢3番手の笹生優花(22)ではないか。21年全米女子OPで畑岡をプレーオフの末に破った笹生は、東京五輪は母の母国であるフィリピン代表として出場(9位)。パリ五輪は父の母国代表として金メダルを狙う。昨年の全米女子プロでも最終日に66と爆発し1打差2位だった笹生は、2つ目のメジャータイトルを逃すもビッグゲームでの強さを見せつけた。
古江の夢を砕くのは僅差に迫る笹生かもしれない。
2日目が終わって古江と畑岡は通算2アンダー21位タイ、笹生はイーブンパー41位タイ。日本勢トップは5アンダー5位タイの勝みなみ。渋野日向子は1オーバー49位タイで今季初の予選通過となった。
2024年04月20日 10:23
【ウッドランズ(米テキサス州)=平沢祐】女子ゴルフの今季メジャー第1戦、シェブロン選手権は19日、米テキサス州ウッドランズのクラブ・カールトンウッズ(パー72)で第2ラウンドが行われ、2位で出た勝みなみは4バーディー、3ボギーで通算5アンダーの5位となった。
古江彩佳、畑岡奈紗が2アンダーの21位で、笹生優花と山下美夢有はイーブンパーの41位。渋野日向子は1オーバーの49位で、稲見萌寧、西村優菜、岩井明愛が2オーバーの60位。西郷真央は予選落ちした。アタヤ・ティティクル(タイ)ら2人が8アンダーで首位。
2024年04月20日 09:34
「米女子ゴルフ・シェブロン選手権・第2日」(19日、カールトンウッズ・クラブ=パー72)
101位で出た渋野日向子が5バーディー、2ボギーの69でスコアを三つ伸ばし、通算1オーバーの49位で予選を通過した。渋野が今季予選を通過するのは6戦目で初めて(1試合は予選カットなし)。
ィンで三つスコアを伸ばした渋野は折り返しの1番パー4をボギーとするなど予選通過まであと1打で終盤を迎えた。8番パー5のバーディーで2オーバーとすると、最終9番パー4も連続で奪った。
WOWOWの中継でホールアウト後のインタビューに臨んだ渋野は「目標としてはイーブンまで戻したい気持ち。スタートから気になりつつあったのでかなり緊張したラウンドになった。ちょっとでもその思いに勝ててよかった」と話した。
連続バーディー締めについては「6番の3パットで悔しかったが、8番にパー5があると切り替えた。それはこれまでと違う」。ようやく予選ラウンドを突破し「やっと今年のスタートラインに立てた。ちょっとでもこれを自信に頑張りたい。(決勝ラウンドは)久しぶりなので、楽しみながらも上を目指したい」と話した。
2024年04月20日 09:00
季節に出がち! 出るとスコアが崩れてしまう!しっかり直したい!”チーピン病”対策レッスン 「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。
2024年04月20日 08:00
プロゴルファーの吉田優利がInstagramを更新。先輩プロゴルファーである上田桃子と宮崎の大自然を満喫したと報告しました。 「たくさんパワーもらえました」天孫降臨の町で二人旅
吉田プロは「高千穂神社と天岩戸神社行ってきました」とコメントして、上田プロとのオフショットを投稿しました。写真では神社での2ショットや遊歩道で笑顔を浮かべた写真も公開。
日本神話にも登場する天孫降臨の町、高千穂。そんな神話の舞台ともなった場所を訪れた吉田プロは「自然からたくさんパワーもらえましたし、本当に行って良かった場所でした」と文章を綴りました。
また一緒に神社を巡った上田プロに対して「もう長く一緒に練習させていただいていますが、一緒にいるすべての時間が勉強で、学ぶことしかないのに、一緒にふざけてくれる所が本当にだいすきです!」と尊敬と感謝を込めた気持ちを明かしました。
上田プロも自身のInstagramでこの時のことを振り返り「誘ってくれてありがとね」「思考も行動力も本当に素晴らしい選手です!益々パワーアップしたな」と吉田プロに対してコメントをしていました。 「一緒にひたすら話して楽しかった~」吉田プロがお茶会を公開
今季は米国女子ツアーに出場し、さらなる活躍にも期待がかかる吉田プロ。2月25日の投稿では「アイドル担当」である菅沼プロと年末にスイーツを満喫したと報告しました。
写真では白いニットを着た吉田プロと、同じく白いニットとベレー帽姿の菅沼プロが、沢山のスイーツを目の前にして仲睦まじくお茶会をしている様子がアップされています。吉田プロは「一緒にひたすら話して楽しかった~」と楽しいひと時を過ごせたとコメント。最後に「フレンチガーリーの奥は深いです、、」とつづり、投稿を締めくくりました。 「可愛いもかっこいいも兼ね備えていて最高」吉田プロのコーデを選んだ驚きの相手とは?
別の投稿ではウェア契約を結んでいる、「TOMMY HILFIGER」の表参道店でコーディネートしてもらったと報告しました。
吉田プロは、「TOMMY HILFIGER」「Calvin Klein」を展開するPVHジャパンの社長であるラジーブ・シャルマ氏との2ショットを披露。さらに「この日は私服を一緒に選んでいただきました」と社長自らコーディネートを担当したと告白しました。
最後に「いつも素敵なゴルフウェアを着せていただきありがとうございます」とお礼を記し文章を締めました。シャルマ氏も自身のInstagramにて、この日のことを「一緒にお洋服選びして、たくさんスタイリングして楽しい時間でした」と振り返り、最後に「今後日本ではなかなか会えなくなるのが寂しいですが、陰ながら応援しています!!」と吉田プロへ応援コメントを送っていました。 「やっぱり…」吉田プロがサングラス・眼鏡をかける理由とは?
吉田プロは「先日OAKLEY渋谷ショップに行ってきました 妹と一緒に選んできました!」と報告。写真では妹と様々なサングラスをかけた笑顔の2ショットや、サングラスを前に店のスタッフと相談をしている姿が公開されていました。
「OAKLEY」はアメリカ生まれのアイウェアメーカー。特にサングラスはさまざまなスポーツ選手が愛用することでも有名です。吉田は「サングラスから普段用のメガネまでお世話になっています」と語り、「今回は新作をいただきました!」と報告。さらに「やっぱりアニメやYouTubeをたくさん見る私にとってブルーライトカット眼鏡は必須です」とメガネ・サングラスをつける理由を語りました。
また「ブルーライトだけでなく海外の強い日差しから目を守れると思うと安心です」と、オフを過ごすだけでなく、米国ツアーに参戦するうえで重要な役割を担っているともコメントしました。最後に「しっかり目のケアも頑張ります」とつづり、文章を締めました。
いかがでしたか? ぜひ吉田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※yuri_yoshida__/Instagram
2024年04月20日 07:00
日本ツアーでは男女ともに20代前半の選手の活躍が目立つようになってきた。若い選手の特徴は、飛んで曲がらないこと。女子でも250ヤード、男子では300ヤードが普通になってきた。
その要因は”ひと昔前”とは違う新しい飛ばし方にある! 岩井ツインズはツマ先立ちの代表格! 岩井千怜
妹・千怜は2年連続で年間2勝をマーク。昨季は平均飛距離が246から253ヤードに伸びた。
一時期、日本の女子ツアーでも「ベタ足スイング」の選手が活躍しましたが、今は右足をツマ先立ちにして打つ選手が主流です。昨年大活躍した岩井ツインズのインパクトは、2人そろってキレイなツマ先立ちになっています。右足がツマ先立ちになるのは、右サイドで上下方向の体重移動をしているからです。
昔の体重移動は左右でしたが、今は上下の体重移動が飛ばすためのポイントです。バックスイングでは上、ダウンスイングでは下に体重(重心)を移すことで、体の回転スピードとヘッドスピードがMAXまで上がります。 岩井明愛
昨季3勝して賞金ランキング2位になった姉・明愛の平均飛距離は257ヤードで5位。 上下に力を入れることでヘッドスピードをMAXまで上げる BackSwing:左ヒザを前に出して右ヒザを引く アドレス時よりも左ヒザを前に出して、右ヒザをうしろに引く。左足のツマ先に体重をかけつつ、腰の右側は高い位置をキープ(写真左)。バックスイングでは、体の右サイドに上方向の力が入る感覚でOK(写真右)。 DownSwing:右足をペダルのように踏み込む 右足をペダルのように踏み込んで下方向の力を入れることによって、上半身がスピーディに回転する(左写真)。右足を踏み込みながら、体全体のパワーを下方向(ポール方向)に向ける(右写真)。
いかがでしたか? インパクトの時は、上下方向の体重移動を意識しましょう!
レッスン=小野耕平●おの・こうへい/1997年生まれ。プロコーチ石井忍を師事して、大学生のころからレッスン活動を開始。最新機器や最先端のスイング理論に精通し、現在は「エースゴルフクラブ」でインストラクターを務める。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=エースゴルフクラブ赤坂
2024年04月20日 06:00
方向性抜群のアイアンショットでグリーンに乗せて正確なパッティングでカップにボールを入れる。これができれば、大幅なスコアアップが可能になります。
山田彩歩プロがパッティングの練習法について解説してくれます。 ボールの手前にティーを挿してアッパーに振る
ボールの転がりが悪いときは、バターとボールの間にティーを深く挿し、その頭の部分(台座)に触れないようにボールを打つ練習をします。ほんの少しアッパーに振り、フェース面の下側でボールの中心をヒット! すると、グリーン面にボールがくっついたまま、跳ねることなく順回転になる。フォローでヘッドを無理に大きく出す必要はありません。 インパクトはゆるめない!
ボールの中心をしっかりヒットすることが大事。フォローは意識せず、「打って終わり」くらいのイメージでOK
ややアッパーに振ると順回転になる
アッパー軌道を作り、フェース面の下側でボールをとらえるのが山田流。順回転で転がりがよくなる
上から打つとボールが跳ねてしまう
ややダウンブローに打つ方法もあ るが、ボールが跳ねると回転が悪 くなり、きれいに転がらない テークバックをしないでカップ方向にボールを押す スタート前に行なうと効果的です!テークバックをとらずにフォローだけでボールを打つ
練習グリーンで平らなストレートラインを見つけて、カップまで1メートルの距離にボールを置く。そして、パターでボールを押してカップに入れる。この練習は、テークバックをしないことが最大のポイントです。
手首を使わずにヘッドをカップ方向に真っすぐ出すと、フェースの向きが安定し、低くて長いフォローになる。この理想的なフォームを体感し「こういうイメージで打つんだよ」と、脳と筋肉にしっかり伝えましょう。 1メートル先のカップを狙う
テークバックをとらずに確実にカップインさせるには、1メートルくらいが最適。遠いと難しくなってしまう 手首を使って押すのは NG !
手首を使ってボールを押すと、フェースの向きが安定せず、フォローの形が毎回変わってしまうので注意しよう
構成=小山俊正
写真=田中宏幸
2024年04月20日 05:45
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
初優勝したばかりの21歳には、すでにトッププロの風格があった。
2024年04月20日 05:00
「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第1日」(19日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
プロ2年目の大須賀望(22)=フリー=が69で回り、首位と2打差の6位と好発進を決めた。ツアーの登録上では歴代最小の146センチながら、昨季、ステップ・アップ・ツアーで2週連続Vを果たし、今季からレギュラーツアーに主戦場を移した注目の若手。だが、大会前時点の7戦で予選通過は1度だけと振るわなかった。
不振にあえぐ中、今週の練習ラウンドで助言をくれる救世主が現れた。ツアー通算41勝のレジェンド・森口祐子から、スイング時の骨盤の動きを指南されると、ばらついていたショットがすぐさま改善傾向に。「まずは予選を通過したい」と小柄な体を目いっぱい使って、優勝を争える位置を狙っていく。
2024年04月20日 05:00
「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第1日」(19日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
前週のKKT杯バンテリン・レディースで、ツアー初優勝を果たした竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が5バーディー、1ボギーの67をマーク。2022年の岩井千怜以来となる史上4人目の初優勝から2週連続Vへ単独首位発進を決めた。68で回った尾関彩美悠ら4人が2位。前年大会を制した神谷そらは2打差の6位につけた。
箔(はく)が付いて一皮も二皮もむけた。前週、悲願のツアー初勝利を果たした竹田の勢いは加速する一方だ。「今までは早く勝たないとという感じだったけど、伸び伸びプレーできた」と、気負うことなく自然体でスタートダッシュを決めた。
また一つ念願がかなった。スタートホールのティーグラウンドでは、ツアー優勝者として選手紹介された。「そういうアナウンスをされたかったので、うれしかった」と照れ笑い。ただ、プレーに入ると、川奈の絶景にも目もくれないほど集中力を最大限に高めた。
今週は兄・有男(ゆうた)さんがキャディー。だが、きょうだい2人で力を合わせてツアー屈指の難コースを攻略したかというと、決してそうでもない。前半からショットが決まり5バーディーの猛攻。後半のスコアは伸び悩んだものの、17番パー3ではグリーン右の崖下から寄せワンのスーパーセーブ。好プレーを連発した一方で、“相棒”にはあえて助けを求めなかった。
なぜなら、兄は日体大野球部出身で、日本ハム・矢沢宏太と同期だったアスリートだが、ゴルフは趣味でたしなむ程度。「本当は相談したいけど、どういう答えが返ってくるか分からない(笑)」と助言を送りたそうな雰囲気を醸し出した兄を横目に、マネジメントは頭の中で自己完結した。
それでも、献身的に支えてくれた。張り詰めた空気感の中でも、兄は野球談議でオリックス好きの妹の気を紛らわせてくれる。「家族なのでリラックスできますね」と竹田。叔母の平瀬真由美、母の哲子(さとこ)さんばかりが注目されがちだが、ここにも固い血の絆があった。あうんの呼吸で2週連続の頂点を目指す。
2024年04月19日 17:10
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
前週に地元のKKT杯バンテリンレディス(12〜14日、熊本空港CC)で悲願の初優勝を挙げた竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が5バーディー、1ボギーの4アンダー、67で回り、首位でホールアウトした。ツアー史上4人目の初優勝からの2戦連続優勝に向けて絶好のスタートを切った。
1番パー4。スタート前の選手紹介で「先週に初優勝した竹田麗央」とアナウンスされた。「こういう感じなのか」と気分よくコースに出ると、2番から4連続バーディー。8番でもバーディーを重ねて、前半の9ホール(パー35)は30をマークした。後半はバーディーなしの1ボギーでスコアを落としたが、4アンダーで首位に立った。難関の17番パー3では第1打をグリーン右の崖下に落としたが、第2打を約3メートルに寄せてパーパットをねじ込んだ。
「前半はいいリズムで回れました。後半は風の判断ミスがありましたけど、4アンダーは良かったと思います」。竹田は笑顔で18ホールを振り返った。
1993、94年の賞金女王で叔母の平瀬真由美プロは、今大会でも2勝を挙げている(1990年、2000年)。この日、テレビ中継の解説を務めた叔母には「17番はナイスパーだったね。しっかり休んで、また、明日、頑張って」と激励を受けた。
先週に地元で、うれしい初優勝。「祝福の連絡は100件以上、いただきました」と笑顔で話す一方で「次に気持ちは切り替えています」と冷静さを保っている。今季、先週までの平均ストロークは、唯一の60台(69・9487)でランク首位。飛距離ランクは3位(254・55ヤード)。確かな実力と勢いを備える21歳がツアー史上4人目の初Vからの2戦連続優勝の快挙を成し遂げる可能性は十分にある。
◇日本女子ツアーの初優勝からの2戦連続優勝(1988年のツアー制施行後)
▽西田智慧子(1990年10月、宝インビテーショナル〜富士通レディース)
▽表純子(2005年7月、シャトレーゼクイーンズカップ〜スタンレーレディス)
▽岩井千怜(2022年8月、NEC軽井沢72〜CATレディース)