2022年01月18日 22:40
時には脇役となり、ここぞの場面では主役としてゴールを奪う。レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマは世界最高のオールラウンダーFWと言っていいだろう。以前のレアルではクリスティアーノ・ロナウドが絶対的主役で、いかにロナウドの得点力を活かすかが1つのテーマになっていたところがある。そこではベンゼマも脇役で、攻撃はロナウドを中心に回っていたのだ。そのためベンゼマは2016-17シーズンにリーグ戦11得点、2017-18シーズンは5得点と数字が伸び悩み、得点力が物足りないと批判を浴びることもあった。しかし、ベンゼマの得点感覚そのものが失われたわけではなかったのだ。 ロナウドが退団すると、ベンゼマは途端に危険なゴールゲッターへと変貌。2018-19シーズンは21得点、2019-20シーズンも同じく21得点、昨季は23得点、そして今季はここまでリーグ戦20試合で17得点と手がつけられない。本来はこれくらいの数字が残せるFWなのだ。仏『France Football』のインタビューでも、ベンゼマはロナウド退団から変化があったと口にしている。「すべてに僕が関与しているわけではないが、今の僕はチャンスを作り、そしてフィニッシュも決めている。これはリヨン時代と同じだよ。クリスティアーノがいた時は、僕がチャンスを作って彼が決めていた。マドリードでのクリスティアーノはシーズンに5、60点は奪っていたからね。僕は彼にスペースを与えるべく動いていた。彼が去ってからは、僕がそれらの得点部分の役割を引き受けたんだ」ベンゼマは足下の技術はもちろん、ボールを持っていない時の動きもクレバーだ。サッカーIQが高く、非常に高いレベルでサッカーという競技を理解しているのだろう。ストライカーは自分がゴールを決めることに熱中するタイプが多いが、ベンゼマは味方を活かす柔軟性も持ち合わせる。こういう選手こそ、天才と呼ぶべきタイプなのかもしれない。
2024年04月20日 15:44
元日本代表MFの中村憲剛氏が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、古巣の川崎フロンターレに言及した。
J1リーグの前節終了時点で、川崎はここまで2勝1分け5敗。まさかの16位に低迷している。
内田氏から「大丈夫なの?」と問われた中村氏は、「近年みない数字(順位)。毎試合観てますけど、メンバーも大幅に変わって、登里(享平)とか山根(視来)とかが移籍して、簡単じゃないんですよ、長く支えてきた選手たちがいなくなって」と話し、こう見解を続けている。
【PHOTO】華やかなダンスパフォ! Jクラブチアが国立に大集合!
「出て行くスピードと補充するスピードは合ってるんですけど、補強した選手たちがフロンターレのサッカーに馴染むまでに時間がかかるんですよ、当然。でも勝たなきゃいけないというのは、チームとしては宿命があると思うので。あと、怪我人もかなり出ているので、苦しい状況かなと思いますけど、いまは耐え時かなと」
新加入の選手が馴染み、故障者が戻ればここから巻き返せる。川崎のレジェンドはそう考えているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 15:05
指揮官も絶賛している。
鎌田大地を擁するラツィオは現地4月19日に行なわれたセリエAの第33節で、ジェノアと敵地で対戦。67分にルイス・アルベルトの挙げたゴールで、1−0の勝利を手にした。
この決勝点をアシストしたのが、ダブルボランチの一角でフル出場した鎌田だ。右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預けてペナルティエリア内に走り込むと、スルーパスを受けて、ダイレクトで折り返し。10番のゴールを見事にお膳立てしてみせた。
【動画】伊メディアが絶賛した鎌田の絶妙アシスト
約7か月ぶりとなる今季2つ目のアシストをマークした日本人MFを、イゴール・トゥドール監督も称賛。ラツィオの専門サイト『NOI BIANCOCELESTI』によれば、試合後にこうコメントしている。
「カマダが決定的な存在になると期待している。彼は並外れた選手だ。今日も前回と同様に素晴らしい試合をしてくれた」
クロアチア人指揮官は、「彼は働き者で、いくつかの役割をこなせるプロフェッショナルだ。彼は正しいメンタリティを持っている」と賛辞を続けている。
新監督の信頼を得た27歳がピッチで躍動を続けている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 15:00
スペイン1部レアル・ベティスとキットサプライヤーのhummelは18日、2023-24シーズンの限定プレマッチ・ジャージを発表した。
過去のユニフォームをミックスした継ぎ接ぎ(つぎはぎ)デザインが大変ユニークな一着となっている。Real betis 2023-24 hummel Limited Edition Pre Match Jersey
レアル・ベティス 2023-24 hummel 限定プレマッチ・ジャージ
ホームタウンであるセビージャの春の訪れにインスピレーションを得た、限定プレマッチ・ジャージ。アイテム名も“Fiestas De Primavera”(春祭り)となっている。
デザインは、過去30年間で登場したベティスのユニフォームから印象的なものをピックアップし、マッシュアップ(ミックス)したものだ。
一部をご紹介すると、エンブレム部分のチェック柄はKappa製2018-19スペシャル・エディション。イエローとブラックの縦じまはMacron製2014-15サードモデル。
右脇部分にある幾何学的な模様はKappa製1995-97アウェイ。右鎖骨部分のグリーンとピンクの縦じまはadidas製2015-16スペシャル・エディションと、このような感じにミックス。
現在のサプライヤーhummelは2022-23シーズンからの契約だが、今回はメーカーを問わず過去30年間のユニフォームから選んだパーツによるマッシュアップとなっている。
毎年4月中旬頃になると、ホームタウンのセビージャなどアンダルシアの各地では、春祭りが1週間ほど開催されるという。このプレマッチ・ジャージのデザインも、その祭りの雰囲気に合わせてカラフルな組み合せとなっている。
100周年の名門ヒュンメル、「80年代・90年代」名作ユニフォーム5選
春の祭りに合わせた彩り豊かなマッシュアップのプレマッチ・ジャージ。500着の数量限定で18日に公式オンラインストアで発売されたが、既に完売となっている。
2024年04月20日 14:35
鹿島アントラーズは4月20日、J1第9節でサガン鳥栖と敵地で対戦。
2024年04月20日 14:30
カタールで行われているU23アジアカップ。
U-23日本代表と同組となった中国はグループステージ敗退が早くも決まってしまった。日本に0-1、韓国に0-2と2連敗となり、最終節を待たずに敗退が決定したのだ。
そうしたなか、『北京晚報』はこう伝えていた。
「中国はグループステージ2試合で1得点も奪えず敗退。それとは対照的に今大会では東南アジアチームが躍進しており、対比も考えさせられる。
中国は韓国戦でベストを尽くしたが、ポゼッションはわずか36%で、シュート数でも劣っていた。
こんな結果になったのは不思議ではない。これまで中国五輪チームはU23アジアカップに4度出場したが、12試合で1勝11敗にとどまり、すべてグループステージで敗退。
今大会2試合を見る限り、多くの問題を露呈した。単調なプレースタイル、攻撃パターンの少なさ、能力の低さに加えて、経験不足は明らかで、十分な適応力を欠いている。
注目すべきは、中国が連敗した一方で、東南アジアのチームが立て続けに番狂わせを起こしていることだ。第1節ではタイがイラクを2-0で破り、ベトナムがクウェートを3-1で撃破。第2節ではインドネシアがオーストラリアを1-0で破り、大番狂わせを起こした。
なぜ東南アジアのチームは躍進し続けられるのか。当然ながら、彼らがサッカーの法則に従い、ユースの育成にこだわっているからにほかならない。彼らと比べると、中国サッカーのパフォーマンスは低迷の一途をたどっている。
中国フル代表は、2024年アジアカップの弱いグループAで1勝も1ゴールもできずに敗退。そしてW杯アジア二次予選では、アウェーでシンガポールに引き分けた。そしてU23アジアカップで五輪代表は2連敗で1ゴールも決めることができなかった。
このような状況が生まれたのは偶然ではない」
「長年、中国サッカーは回り道をしてきた。一刻も早く結果を出そうと躍起になった結果、金満サッカーを実施したからだ。
確かにリーグは活況になり、代表チームは世界的な有名監督を招聘し、帰化選手のレベルも高かった。だが、それは中国サッカーを一種の性急な雰囲気にさせただけでなく、その後のサッカー界の汚職事件にもつながった。
そして、彼らはサッカー界の法を尊重しないため、この数年間は中国サッカーは空想にふけり続けており、それによって中国サッカーの基盤は弱体化している。長期的に渡ってユース育成に重点が置かれていなかったため、中国サッカー全体が若手不足・成功不足に陥っている。
東南アジアチームの継続的な進歩を目にして、中国サッカーはこの痛みから学ぶ必要があり、ユース年代のトレーニングシステム再構築に本当に注力しなければならない。そうでなければ、中国サッカーの未来はますます狭いものになるだろう」
中国の習近平主席はサッカー好きとされており、中国リーグが破格のマネーで世界的スターを爆買いした時期があった。だが、それはもはや過去のものになり、中国リーグの勢いは消え去り、中国サッカー界は汚職に揺れている。
昨年末には習主席が「(中国がタイに勝ったのは)まぐれの要素が大きい。なぜなら、我がサッカー代表チームは…彼らのレベルはよく分からないから」とタイ首相に漏らしたことも話題になった。
中国で「ACLまで出たのに解散・消滅した7つのクラブ」
同紙は、中国が育成年代を重視してこなかったつけがめぐってきたと指摘しているようだ。
2024年04月20日 14:10
チャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルンに惜しくも敗れ、ベスト4入りを逃したアーセナル。ミケル・アルテタの下でチーム力は確実に上がっているはずだが、選手層アップへ今夏の補強は欠かせない。
『The Trivela Effect』は主な補強ポイントにセントラルMF、右サイドバック、ウイング、センターフォワードを挙げる。
中盤ではジョルジーニョ、トーマス・パルティもいるが、デクラン・ライスの相棒に頼れる存在が欲しい。同メディアが理想とするのは、レヴァークーゼンMFエセキオル・パラシオスだ。パラシオスはレヴァークーゼンでグラニト・ジャカとコンビを組んでおり、攻守両面で確かなパフォーマンスを発揮している。ベテランのジョルジーニョに代わるフレッシュな存在は必要だろう。
右サイドバックはベン・ホワイトが不動の存在だが、ホワイトはセンターバックをこなしてきた守備的な選手だ。もっと攻撃面で違いを作れる選手も必要で、フランスのリールで活躍するティアゴ・サントスがプッシュされている。
ウイングではアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズのような実力者を獲得できれば心強い。現在はブカヨ・サカ、ガブリエウ・マルティネッリへの負担が大きく、レアンドロ・トロサールに加えてもう一枚は選択肢が欲しいところ。
最後にセンターフォワードだが、ここはカイ・ハフェルツの起用が当たっている。控えにはガブリエウ・ジェズスもいるが、ジェズスよりも得点力の高いストライカー獲得を目指すのも悪くない。リーグ・アンで16ゴールを挙げるリールFWジョナサン・デイビッドが理想のターゲットだ。
昨夏のライス、ハフェルツといった新戦力補強は上手く当たったが、今夏もそれを継続できるのか。
2024年04月20日 14:03
カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる)のグループB最終節では、現地4月22日に日本と韓国が対戦する。
両国ともすでに2勝を挙げ、決勝トーナメント進出が確定。首位通過を懸けた“日韓戦”を前に、韓国のファン・ソンホン監督が大岩ジャパンについて語った。韓国メディア『ソウル経済』が伝えている。
55歳の指揮官は、グループステージ第2節の中国戦を2−0で勝利したあと、記者会見で報道陣から日本の最も脅威的な要素を問われると、次のように応じた。
「日本は長い間、組織力を培ってきたチームなので、組織力で見ると、この大会の参加国の中でトップだと思う。前方へのプレッシャーやビルドアップに多様性があり、相手を少し難しくする傾向がある。スピードの面でも警戒しなければならない」
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
一方で、自チームは守備陣に問題を抱えている。中国戦でCBを担ったソ・ミョンガンはハムストリングを痛めて負傷退場し、ピョン・チュンスは累積警告で日本戦は出場停止に。
本職のCBはチョ・ヒョンテクひとりだけで、最終ラインで不安が拭えないなか、ファン・ソンホン監督も「難しい状況であることは確かであり、妙案を見つけなければならない。今、記者会見をしているこの時間でも頭が複雑になるくらい悩んでいる」と吐露する。
日本戦まで中2日。「どのような形で試合に臨むか、コーチングスタッフと綿密に検討して決める必要がありそうだ」と話した。
勝点6で並ぶ日本と韓国は、得点、失点、得失点差はすべて同じ。引き分けの場合は、延長戦なしのPK戦で決着をつけることになる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 14:00
弱冠16歳にしてバルセロナで活躍するスペイン代表FWラミン・ヤマルは、リオネル・メッシのような左利きのドリブラーだ。
2024年04月20日 13:30
レアル・マドリード加入1年目からリーグ戦16ゴール、チャンピオンズリーグで4ゴールと大暴れなMFジュード・ベリンガム。ドルトムント時代より評価は高かったが、昨季はブンデスリーガで8ゴールに留まっている。レアル加入1年目から得点を量産するとは多くの人が予想していなかったはずだ。
ベリンガムはあくまで攻撃的MFであり、センターフォワードではない。それでも得点を量産できるのは、スペースに飛び込むタイミングが上手いからだ。『ESPN』によると、セルタでプレイするMFルカ・デ・ラ・トーレもその特長を絶賛する。
「彼はボックス内に入るのがとても上手なんだ。FWをマークしているセンターバックがMFの選手をマークするのは本当に難しい。彼は適切なタイミングで適切なスペースに入ってきて、僕たちのゲームでゴールを決めた。彼を抑えるのは本当に難しいことだよ」
ジローナのGKパウロ・ガッザニーガはベリンガムの総合力を称える。
「彼はオールラウンドなMFだね。彼はフィールド全体をカバーしている。FWのように振る舞ってゴールを決めたり、後方へ下がってボールを引き出すこともできる。フィジカル能力が非常に優れているから、チームとして彼を止めないといけない」
フィジカル能力が高く、リーチも長いため中盤でボールを収めることもできる。20歳にして完成された領域にあり、弱点が見当たらない。新世代のパーフェクトMFと呼ぶべき選手だろう。
2024年04月20日 13:30
シーズン佳境を迎えつつある、欧州サッカーシーン。
今週末はレアル・マドリー対バルセロナ、ミラン対インテルなど宿敵同士のダービーマッチも組まれている。
そうしたなか、かつてシャルケでプレーした元日本代表DF内田篤人が驚きの秘話を告白した。
『DAZN』のFOOTBALL TIMEでこんな話をしていたのだ。
「ロッカーから出て行く時にドルトムントの選手の写真を置いて、踏絵みたいにして踏んで出て行く。
ガシャガシャガシャって、スパイクで。『真司、ごめん!』って思いながら、香川の顔をグチャグチャグチャって(笑)」
シャルケとドルトムントが激突するルールダービーはドイツ屈指の熱量を誇る。
内田篤人が一緒にプレーした「最強の同僚ベストイレブン」
当時、シャルケはドルトムント選手の顔写真を踏みつけていたそうで、内田も香川真司の顔を踏んでから試合に臨んでいたとか。この話を聞いた中村憲剛さんは「本当に!?」と驚きを隠せない様子だった。
2024年04月20日 13:06
鎌田大地が所属するラツィオは現地4月19日に開催されたセリエAの第33節で、ジェノアと敵地で対戦。1−0で白星を挙げた。
ボランチで先発した鎌田は、秀逸な動きで決勝ゴールをアシストする。67分、いったん右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預けて、フリーランニングでペナルティエリア内に侵入。見事なスルーパスを受けると、ダイレクトで折り返す。
これをマティアス・ベシーノがスルーし、ルイス・アルベルトがネットに突き刺して見せた。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
この鎌田のお膳立てや巧みな連係に、ファンから次のような声が上がった。
「最高なんですけど」
「登場人物全員うまいな」
「鎌田の良さが全部出てるアシスト。思わず声出た」
「ファンタスティック」
「キャマダうめー」
「ポケットへのランニングが秀逸」
「アシスト前のパスもその後のスルーも全部綺麗すぎる」
「鎌田へのスルーパスがエグいな」
「鎌田の前のパスがすげーな」
「美しすぎるな。完璧スルーパス→完璧折り返し→マーク引き付けてスルー→ドフリーで決める」
マウリツィオ・サッリ前監督の下では、満足な出場機会を与えられなかったMFが、輝きを取り戻した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 13:00
ベスト4の顔触れが出揃った欧州コンペティション。
2024年04月20日 12:30
イングランドでは、来季からFAカップの再試合が廃止されることになった。ドローだった場合に日程を改めて再試合を行うというのは同大会の伝統だったが、現在では5回戦から廃止。来季から全ラウンドにわたって廃止されることになった。
イングランドでは過密日程が継続的に問題視されていて、おりしもCL、ELでプレミアの3強が揃って敗退したことを受けて問題が再燃しているところだ。選手の負担を軽減することを考えれば、やむを得ない措置であることは理解できる。
しかし、イングランドサッカーは一部のエリートクラブだけで成り立っているわけではない。イングランドに限らないが、カップ戦はそういったエリートクラブをスモールクラブが打ち倒すというのが醍醐味で、今季もFA杯ではコヴェントリーが準決勝まで勝ち上がり、マンチェスター・ユナイテッドに挑む。
英『Daily Mail』は、プレミアのビッグクラブやチャンピオンシップのクラブなど、さまざまな立場にある指揮官たちの意見を紹介している。サウサンプトンのラッセル・マーティン監督は、今回の決定に際してプレミアのクラブだけに意見を聞いたのは不公平だと語った。
「大会に参加するすべてのクラブに意見を聞くべきだった。たしかプレミアの20クラブだけに尋ねられたはずだ。イングランドサッカーを特別にしているのは、プロとしてプレイする機会を得られる人数のピラミッド、そしてプレミアとチャンピオンシップの背後にある構造だ」
「下部リーグのアカデミーを経てイングランド代表としてプレイした選手が何人いるかを見てみよう。それはイングランドのサッカーを本当に特別でユニークなものにしている。だから、最下層にいる奴らのことは忘れて気にしなくていいと考えるのは、本当に世間知らずで不公平だ」
リーズのダニエル・ファルケ監督も「試合が多すぎることを心配していると思うが、私は練習するよりも(試合を)プレイしたいと思う。リプレイがあったクラブにはその利点があった」と再試合を肯定している。
しかし再試合肯定派ばかりではない。ノリッジのデイビッド・ワグナー監督はドイツ人だからという理由もあり、1回の試合で決着をつけるほうが望ましいと語った。
「ドイツカップではリプレイは一度もなかった。それが気に入っているよ。生きるか死ぬかだからね。それとは別に、今後のスケジュールが明確でない場合、再試合するかどうかわからないのはマネージャーとしては難しいよ」
今回の再試合廃止決定でさまざまな意見が飛び交っている。下部クラブにとってはビッグクラブを打ち倒すチャンスが減ってしまったわけだが、これも時代の流れなのだろうか。
2024年04月20日 12:30
J1で開幕3連敗となった名古屋グランパスだが、その後は5試合負けなし(4勝1分)と好調だ。
この2試合は体調不良の守護神ミッチェル・ランゲラックに代わり、36歳のベテラン武田洋平がゴールマウスを守っている。
そうしたなか、吉田麻也は、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』で武田ら頼りになる控えGKについてこう話していた。
「武田選手は4月7日のアビスパ戦に2022年6月以来の出場(リーグ戦)。GKは基本的にひとりしか試合に出られないので、負傷交代とかもなかなかありません。ひとつのポジションを争う厳しいポジションでございます。
特にチームにとって第2GKの役目はすごい大事なんですよね、何よりも一番求められるのは人間性だと思います。第2GKで人間性が悪い人はほとんど見たことない。試合に出ないけど、チームにプラスになることをしている、もしくは他の選手の模範になるようなプロフェッショナリズムを持っている。そして、常に準備をする。第2GKに悪い人はほぼいないと思っています。
武田くんは僕のひとつ上の先輩なんですけど、ちょっとゆかりがありまして。U-20の前だから、U-19とかですかね。その世代は調子乗り世代と言って、槙野(智章)、安田(理大)、内田篤人らがいっぱい出てきた年で、すごい明るい血気盛んな選手たちが多かったんですけど。
後に彼らはU-20ワールドユースという大会に出るんですけど、その前のアジア予選(メンバー)で3人が本大会から落とされるという事件がありまして。3人のなかの2人が僕と武田選手でございました。大会が始まる前日に監督から部屋に呼ばれて、薄暗い部屋に呼ばれまして。あぁ、これ落ちたなと思ったら、案の定、申し訳ないけど、外れますと言われてまして。次の日、みんなが練習場に行くバスを見送った後、僕ら3人は空港に戻って帰路につくという悔しい思いを一緒にしたのをすごく覚えています。
武田君は当時からすごく物腰が柔らかくて、すごい優しくて、イケメンで、人間性二重丸の人でしたね。
プロになって試合に出場する機会が少ないですけど、長くチームで活躍して、36歳までプロとしてやっているのは、日頃の行いやトレーニングに取り組む姿勢、人間性のところがすごく大きいのかなと思います。このニュースを見て、僕も嬉しい気持ちになりましたし、もっともっとこれからお互いに頑張って行かなきゃいけないんじゃないかなと思います」
武田は清水エスパルスでプロになった後、いくつかのクラブを経て、2016年に名古屋に加入。
日本代表、定着・招集に期待したいイケメン候補5人
吉田と武田は2007年のU-20ワールドカップ候補メンバーだったが、当時から人間性に優れていたそう。
2024年04月20日 12:26
セリエA優勝に迫っているインテルは、来季に向けて右サイドの強化が注目されている。候補のひとりと言われるのが、AZの菅原由勢だ。
シモーネ・インザーギ監督が採用する3−5−2の布陣で右WBを務めるのは、主にマッテオ・ダルミアンとデンゼル・ドゥムフリースだ。そのうち、後者がこの夏の去就が注目されている。
28歳になったオランダ代表は、インテルと2025年までの契約を結んでいる。つまり、延長に至らなければ、契約残り1年となるため、移籍金を得るためにクラブが売却する可能性は高い。
イタリアのメガクラブはすでに1月、タジョン・ブキャナンを獲得している。だが、出場機会に恵まれていない。また、インザーギ監督は左サイドでの起用を考えていると言われる。
そのため、インテルは以前から右サイドの補強の可能性が取りざたされてきた。その候補のひとりが菅原だ。『calciomercato.com』は4月18日、インテルが「以前から追っている」と、日本代表DFが依然としてターゲットのひとりと報じた。菅原の現在の契約も2025年までだ。
【動画】AZ菅原由勢が鮮やかな直接FK弾を含む2ゴール!
一方で、もうひとりの候補とされたのが、マンチェスター・ユナイテッドに所属するアーロン・ワン=ビサカだ。彼も現行契約が2025年まで。ドゥムフリースや菅原と同じ状況となっている。
calciomercato.comは「すべてはドゥムフリース次第」と、オランダ代表の去就によると報じた。ジョアン・カンセロ(現バルセロナ)、アシュラフ・ハキミ(現パリ・サンジェルマン)と、かつて所属したワールドクラスの右SBが短期間で退団しているインテルが、この夏どのような決断を下すか注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部