2022年01月21日 00:41
中日2年目左腕の上田洸太朗投手(19)が沖縄春季キャンプで一軍スタートに抜てきされた。 2020年に育成ドラフト2位で入団すると、ルーキーイヤーの昨季は二軍戦で12試合に登板し、1勝0敗、防御率0・79の好成績をマーク。キャンプ振り分けが発表された20日はナゴヤ球場での自主トレでブルペン入りし、精力的に投球を披露して「一軍に育成選手という立場で呼んでいただけたことはチャンスだと思うし、しっかりアピールしたい」と開幕前の支配下登録をにらむ。 視察した落合ヘッド兼投手コーチは、一軍キャンプ経験のない上田のほかにも垣越や松木平を抜てきした理由について「(戦力として)上でやれるというレベルとかではなく、あくまで秋のキャンプの成果が出たということで呼びました。これからは勝負だと思います」とハッパを飛ばす。 いまだ10代の上田は「一番年齢が若いと思うが、物おじしないで頑張りたい。技術的には自分のコントロールを見てもらいたい。去年よりボールの質を良くするためにオフに頑張ってきたので、そこもアピールしたい」と意気込んでいる。
2022年06月29日 01:30
中日は28日の巨人戦(山形)に2―6で敗れ、6連敗。借金は今季ワーストを更新する「12」となり、これで屋外球場では泥沼の11連敗となった。先発・小笠原は6回3失点と試合をつくったが、1点を追う7回から登板した2番手・清水が大誤算。3者連続四球で坂本に2点適時打を浴び、一死も奪えず降板した。打線も拙攻で、10安打を放ちながら2得点を挙げるので精いっぱいだった。 以下は立浪和義監督(52)との一問一答。 ――四球が絡んで失点 立浪監督 そうですね。こういう地方球場でマウンドが低いしね。投げにくいのは両方一緒なんで。四球もそうだし(巨人は)ホームランバッターがそろっているので、2ボールとか打者有利なカウントにすれば、やっぱり長打を浴びる、打たれる確率も上がるので。技術的なのか精神的なのかは分からないが、そのへんを改善していかないと、なかなかビジターで勝てない勝てないと言われているので。 ――初回失点後、反撃したいところで好返球したウォーカーのプレーは 立浪監督 ある程度、ウォーカーのところは回すと決めているので。今日は良いボールが返ってきてアウトになったけど、積極的にやってのアウトはしょうがない。これはベンチでどんどん行かせようとやっているので。 ――ウォーカーは上達しているのか 立浪監督 そりゃあ、一時は低いボールしか投げられなかったので。カットマンまでは投げられるように、当然、練習はしていると思う。それも含めて行けるところはどんどん積極的に行くというスタイルは変わらない。 ――6回にエンドランを仕掛けたが失敗 立浪監督 この間もそうですけど、2つ外されている。もちろん、これは自分のサインなので自分の責任でもあるし、エンドランを出すタイミングもそうだし、なかなか1ボールで走りにくい。サインも含めてもう1回こっちでしっかり対策を練っていきたい。 ――ここ8試合で全て先取点を与えている 立浪監督 そりゃあ、理想は先制点を取った方が勝つ確率が高いわけだから。ただ、今日は京田のホームランで追いついた。やっぱり(巨人は)長打があるチームなので、もちろんリードして進めていきたいんですけどね。1、2点では当然、投手もプレッシャーがかかる。ただ、今の打線の状況でそんなに大量得点は望めないので、まずは先発投手に頑張ってもらって、試合をつくってもらうのが絶対条件になる。 ――石川昂が手術を決断した 立浪監督 将来的なことも考えて、また再発してそこから手術というよりも、完全にしっかり治してもらって再起を目指すという判断です。
2022年06月28日 23:36
天敵攻略の道筋はまだ見えていない。広島は28日のヤクルト戦(マツダ)に3―6で逆転負け。投打がかみ合わず、引き分けを挟んだ連勝は5でストップ。再び借金生活が始まった。 そんなチームにあっての明るい話題は秋山翔吾外野手(34)がもたらす相乗効果だ。外野のポジションを争う可能性もある上本崇司内野手(31)はこの日、先制の適時打を含む4打数3安打1打点の大活躍を見せた。 秋山の加入に上本は「チームとファンの方からしたら最高だと思うんですけど、選手の僕らからしたらね…」と苦笑いで話しつつ「でも、仕方ないです。そういう世界なので。自分のやるべきことは変えずにやっていければ」と前向きに話す。 その存在感でチームに合流する前から刺激を与えている秋山。佐々岡監督も「チーム内での競争も生まれるだろうし、若い選手にとっては学ぶことも多くプラスになるでしょう」と大きな期待を寄せ、30日の正式加入を心待ちにしていた。
2022年06月28日 23:32
ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が28日の広島戦(マツダ)で2試合連続となる27号逆転3ランを放った。 まさに「これぞ主砲」だ。チームは5回まで相手先発・床田に内野安打1本に封じられていた。0―3で迎えた6回、1点を返してなおも一死一、三塁の場面で打席に立った村上は、床田の初球ストレートを捉え、左中間スタンドに放り込んだ。 期待通りの4番の一発で試合を引っくり返し、流れを呼び込んだヤクルトは、7回山崎のタイムリー、8回オスナの8号ソロでダメを押し、6―3で逃げ切った。5回3失点の先発・小川は5勝目(3敗)をマークした。 試合後の村上は「ライさん(小川)に勝ちがついたことがうれしいです」と笑顔。このところ手がつけられない暴れっぷりだが「好調、不調は関係なく目の前の試合に集中するだけ」と話した。 三冠王の期待もかかる若き主砲の活躍に目が離せない。
2022年06月28日 23:28
広島・床田寛樹投手(27)が28日のヤクルト戦(マツダ)に先発し、6回4安打4失点。
2022年06月28日 23:25
巨人のエースとして活躍した江川卓氏が28日、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を更新。元楽天監督の田尾安志氏をゲストに招き、日本ハムを率いる新庄ビッグボス、阪神・矢野監督ら負けが込んでいる指揮官について持論を展開した。 球団創設1年目の楽天を率いた田尾氏は、38勝97敗1分けという厳しい結果に終わり、シーズン終了後に解任された。低迷している球団について問われ「でも楽天(の1年目)と一緒にしちゃいかんのですよ」とキッパリ。「楽天って本当に何もないところから寄せ集め的に作ったチームなんですけど、タイガースとかファイターズはもうずっと何十年も作り上げられて、栗山が10年も監督をして作ってきたチームだから。それを一緒にしちゃいけない、失礼ですよね」と語った。 その上で「僕が1年目監督をやってあれだけ負けたけども、でもその時の苦しさと今の矢野とか、新庄も1年目みたいな感じで、これから選手を見極めてと言ってて、それはあかんぞと思ったんですね。ずっとあるチームなんで早めに勉強してやらないといけない」と持論を展開した。 楽天監督時代は「仙台のファンにヤジられたことは一度もない。温かい気持ちで応援していただきました」とファンの温かさに感謝した田尾氏。「僕は監督で見るのを楽しみにしているのは、うまくいかないチームの監督。そういう監督がどういう態度を示すのか。そういうのを僕は見ている。そういうところで本当のモノが出てくる。そこでちょっと踏ん張って頑張れよと。そういう思いで見ています」とエールを送っていた。
2022年06月28日 23:23
「DeNA6−2阪神」(28日、横浜スタジアム) 矢野阪神は初回に幸先良く2点を先制しながら、二回以降は無得点に終わり、連勝が3でストップした。巨人、オリックスで活躍し、シーズン最多二塁打のNPB記録を持つ谷佳知氏が、DeNA−阪神戦でデイリースポーツの解説を務め、最終回に右越え二塁打を放った佐藤輝明内野手の打撃について「次の試合からガラリと変わってくるかもしれない」と上昇への期待を込めた。 ◇ ◇ ◇ 佐藤輝は初回、フルカウントから大貫のスプリットを中堅に打ち返し、浅い飛球ではあったが、島田の好走もあって中犠飛で打点を挙げた。スプリットを待っていたのかもしれないが、5球目まですべて真っすぐを見逃しており、大貫の真っすぐへの対応に、少し不安があるような印象を持った。 六回の空振り三振も真っすぐに遅れていた。25日の中日戦の第4打席からこの打席まで、11打席連続無安打。疲れもあって、少し状態が落ちてきているように見えた。それだけに、九回1死で山崎から放った右越え二塁打は、佐藤輝にとって非常に大きいものになると思う。 この打席も山崎の真っすぐに対応が遅れ気味で、1ボール2ストライクからの4球目、ボールにはなったが、内角の際どいところにきた真っすぐにもタイミングが取れていないように映った。恐らく最後まで真っすぐで攻められていたらチャンスはなかったと思うが、フルカウントからのスプリットが真ん中に甘く入ってきて、これを逃さず二塁打にした。 状態が落ちてきたと感じた時や、タイミングが合っていない時に、相手の失投をうまく捉えてヒットにできたことが、復調のきっかけになることはよくある。いい打者ほど、そうして巡ってきた1本でガラリと変わる。佐藤輝にとって、最終回の二塁打がいいきっかけになればいい。
2022年06月28日 23:13
○ DeNA 6 − 2 阪神 ●<11回戦・横浜> 早くも梅雨が明け、日が暮れても夏の暑さが残る横浜スタジアム。日中のようなアツい“番長采配”にナインも応え、見事な逆転勝利を手にした。 2点を追いかける3回に7番のネフタリ・ソト、嶺井博希の連打で無死二・三塁のチャンスをつくり、大貫晋一と蝦名達夫がともに内野ゴロで機運が下がりかけた瞬間、三浦大輔監督が早くも仕掛けた。ここまで2失策と精彩を欠いていた楠本泰史に代えて、桑原将志を代打に指名すると、センターの頭上を越す適時二塁打で同点に追いつく好采配。試合序盤に一気に流れを引き戻した。 5回にはソトが右翼席へ勝ち越しのソロホームランを放つと、直後の守りでは尻上がりの投球を見せていた大貫晋一がきっちりと三者凡退に抑える好投。キーマンの4番・佐藤輝明に対しては速球中心の組み立てで空振り三振に仕留めた。 すると1点リードの6回裏の攻撃、二死二塁のチャンスで宮粼敏郎が申告敬遠され、「目の前で敬遠されてスイッチが入りました」と大和が意地の中前適時打で中押し点。さらに続くソトの2点適時二塁打でダメを押した。 8回はエドウィン・エスコバー、9回は山粼康晃の磐石のリレーで締めくくり、7回2失点のハイクオリティスタートを披露した大貫が今季5勝目(3敗)を手にした。 殊勲の逆転アーチを放ったソトは「石井コーチとやってきたバットを最短距離で出すということが出来た。右方向へのホームランは自分の特徴でもあるので、ちょっとづつ状態は上がってきている」と笑顔。三浦監督も「苦しい状態を打開しようと、毎日取り組んできて良い形でヒットもホームランも出た。今日はソトらしい打撃だったので、これから状態を上げていってほしい」と期待を寄せた。 3回に野手へ代打を送った采配について、指揮官は「2アウトからでしたけど、嫌な流れの中、よく食らいついて打ってくれました」と振り返り、同点打で流れを呼び込んだ桑原を称えた。 先発の大貫に対しては「(エラーもあり)嫌な流れもあったので、あの2点はどうにも出来ない。3点目を取られないためにどうするか」と1回終了時点でアドバイスしたと明かし、「しっかりと修正しながら、嶺井とのバッテリーでよく強気で攻めたと思います」と高評価を与えていた。 しかし、「先制された後よくひっくり返しましたけど、やっぱりミスが出ていますから。勝てばいいではなく、ミスをなくしていかないといけない」と、試合序盤に2つの捕球エラーを犯した楠本に苦言を呈し、「明日からも徹底して皆でやっていきます」と語気を強めた。 厳しさも兼ね備えた番長采配でチームを引き締めた三浦監督。長年のテーマ“凡事徹底”によりフォーカスし、上位進出を狙っていく。写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
2022年06月28日 23:04
巨人の新助っ人、アダム・ウォーカー外野手(30)が劇的な進化を遂げている。
2022年06月28日 22:57
「広島3−6ヤクルト」(28日、マツダスタジアム) 高津ヤクルトが逆転勝利で貯金「25」。止まらない4番・村上が逆転27号3ランを放ち、一振りで試合を決めた。 3点を追う六回だ。1死から塩見、山崎で好機を作ると、まずは山田が右前にはじき返し、1点を返した。すると、直後に村上が初球を完璧に捉え、「芯に当たったのでいったかなと思った」と左中間席へ逆転27号3ランを放った。 これで村上は今月に入って驚異の12本塁打目を記録。27本塁打&74打点はリーグ二冠を快走中で、打率・315もリーグ2位。出塁率・443も1位のため、「四冠」も射程圏内に捉えている。 6月に爆発的な活躍を見せている村上だが、試合後には「好調、不調とかではなく、しっかり目の前の試合を、集中して同じように勝ちに向かって、1試合1試合を積み重ねているだけなので。終わったことは気にせず、本当にまた新しい一日という気持ちで、いいメンタルで試合に臨めているかなと思います」と振り返った。 また4試合連続での勝利打点についても、「それも本当に、僕たちは1試合にかけて、勝ち負けを決める世界にいるので。その勝ちに貢献できてるのはすごくいいですけど。まだまだ長いシーズンなので。積み重ねて頑張りたいと思います」と足元を見つめた。
2022年06月28日 22:53
「オリックス2−4楽天」(28日、ほっともっとフィールド神戸) 楽天は絶体絶命のピンチで登板した、2人のリリーフが躍動。チームの勝利を呼び込んだ。 試合後、石井一久監督は「自分の球っていうのを最初から彼らは投げてくれたんでそこが一番大きかった」と振り返った。 しびれる場面は八回だった。先発の則本昂大投手が1点差に詰め寄られ、なおも1死三塁と同点のピンチ。ここで石井監督は交代を決断した。 オリックス・吉田正に対し、マウンドに上がったのは左の鈴木翔天投手。外野に飛ばされても1点というシチュエーションで二ゴロに抑えた。 2死三塁となり、4番・杉本を迎えたところで再び投手交代。3番手の西口直人投手は自慢の直球で押した。最後は渾身(こんしん)のストレートで空振りの三球三振。ボルテージが上がる場内はため息に包まれた。 左腕の鈴木は2018年度ドラフト8位、そして西口は2016年度ドラフト10位。ともにドラフト下位指名ながらブルペンで欠かせない存在感を放っている。 3連敗中でなんとしてでも逃げ切りたかった一戦。指揮官は「すごくいいピッチングをしてくれたと思います」と二人の投手をたたえた。
2022年06月28日 22:48
「巨人6−2中日」(28日、荘内銀行・日本製薬スタジアムやまがた) 巨人のアダム・ウォーカー外野手(30)が師匠・亀井外野守備走塁コーチへ感謝の思いを語った。 1−1と膠着(こうちゃく)状態の四回2死一、二塁に、中日・石橋の左前打で本塁を狙った二走・阿部をノーバウンド送球で捕殺。送球不安を抱える助っ人が、亀井コーチとともに行ってきた日々の特訓の成果を示した。 助っ人は「亀井さんが指導してくれたことが今日やっとプレーでできるようになってて、亀井さんを喜ばせることができたことも自分としては嬉しいです」と話し、そんな“まな弟子”のビッグプレーに同コーチもベンチで満面の笑みを浮かべていた。
2022年06月28日 22:45
阪神・中野拓夢内野手が28日のDeNA戦(横浜)に「1番・遊撃」として先発出場し、4打数2安打1得点。
2022年06月28日 22:45
「DeNA6−2阪神」(28日、横浜スタジアム) DeNAのネフタリ・ソト内野手が、一発を含む3安打3打点の活躍。5月18日・中日戦以来、今季3度目の猛打賞でチームの連敗ストップに貢献した。お立ち台では「すごくうれしいです。神様に感謝したいと思いますし、自分の活躍よりも、とにかくチームが勝てた事が本当にすごくうれしいです」と笑顔が光った。 2−2と同点の五回無死。西勇から右越えに勝ち越しの6号ソロ。六回2死一、三塁では、右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。ソトは「右方向にホームランが出るのは自分の特長でもあるので、少しずつ良くはなっているかなと思っている」と好感触を口にした。 4月は打率・333、4本塁打と好スタートも5月は打率・237、0本塁打。6月も試合前時点で打率・176、1本塁打と調子を落としていた。それでも練習熱心で真面目な助っ人は「本当に石井コーチとやっている事を自分を信じてやってきた。結果として出てうれしい。石井さんに言われたままにやってます」と上機嫌だった。 今季からDeNAに復帰した、石井コーチとは「バットを最短距離で出す事をやっている」と試合前の打撃練習では、ネットに向かい体を使って投球したり、さまざまな事に取り組んでいる。 そんな石井コーチはソトにとって「コーチとして良いチーム、しっかりと勝った事があるチームから経験があって来られたコーチ。メンタル的にもすごく強いモノを持っているし、練習もすごくしっかりやるようにと、みんなにも良い影響を与えてくれている。僕自身も練習をするのが好きなので、そういうのはすごく助けになっている」とはにかんだ。 また仲の良いオースティンが2軍で実戦復帰。いきなり本塁打を放った事を伝えると「今日も試合前に電話で話した。オースティンくらいの選手だったら。ホームランを打っても誰も驚かないです」と話すも、日本語で「スゴい」と喜んでいた。 チームは4位・阪神に1・5ゲーム差に。最後は「1週間の最初の試合を勝つ事ができて、ファンの声援もありましたので、この勢いで頑張っていきたいと思います」と横浜の夜空に声を上げた。
2022年06月28日 22:43
巨人6―2中日(セ・リーグ=28日)――巨人は五回、丸の2ランで勝ち越すと、七回に坂本の適時打などで突き放した。 約1か月ぶりに先発した高橋が、五回途中1失点。中日は決定打が出ず、6連敗。 ◇ ヤクルト6―3広島(セ・リーグ=28日)――ヤクルトが逆転勝ち。3点を追う六回、山田の適時打と村上の3ランで4点を奪い、継投で反撃を抑えた。広島は11安打を放つも拙攻が響き、連勝は5で止まった。 ◇ DeNA6―2阪神(セ・リーグ=28日)――DeNAが逆転勝ちで連敗を3で止めた。五回にソトのソロで勝ち越し、六回に大和、ソトの連続適時打で3点を加えた。阪神は四回以降2安打で、4連勝ならず。
2022年06月28日 22:37
「広島3−6ヤクルト」(28日、マツダスタジアム) 広島は四回に上本、会沢の適時打で3点を先取したが、六回に床田が山田の適時打のあと、村上に逆転3ランを喫した。その後も追加点を許し敗戦。 佐々岡真司監督は床田について「五回まではいい投球をして、期待する内容だった。(村上には)外の高めというところで。一番気をつけないといけない打者。ミーティングでもそういう話は出ていた。その前に3、4番の前に走者をためないというのが一つのポイントで、2番山崎に与えた四球が痛いのかなと思います」と振り返った。 ヤクルトの3、4番は最も警戒しなければならないところ。「やっぱり(ヤクルトの前カード)巨人戦を見ても、調子のいい打者が多い中で4番の村上君を要警戒というところで、あそこで打つ村上君もさすがですけど、そこはしっかりとミーティングでやっているところなのでね」 攻撃も11安打を放ちながら得点したのは四回の3点だけ。「初回もいい形で1本出なかった中で、あそこでつながって3点取れたので、あそこで床田の投球でという形になっていたと思うんですけど」 試合前にはベテランの長野が登録抹消された。「もう一度、しっかり打撃を取り戻してほしい。力が必要な選手なので、打席を増やして調子を戻してほしい」 加入が決まった秋山についてもコメントした。「うちのチームが欲しいポジションの中で、僕もずっと言っていて、キクとか会沢がプッシュしてもらっていたので。球団もうちのチームにハマるということで取りに行ってくれた。僕はほぼ知らないのですが、みんな聞くと野球に対する姿勢がすばらしく、プラスになることばかりだと思う。当然実績を考えても、外野の一つにぜひ来てほしいという気持ちが強かった。チーム内での競争も生まれるだろうし、若い選手にとっては学ぶことも多くプラスになるでしょう」 秋山は30日に入団会見を開く。