2022年05月24日 00:00
今季のプレミアリーグではある歴史的な偉業が成し遂げられた。アジアの選手が初めて得点王のタイトルを獲得したのである。今回は『欧州のリーグで得点王になったアジア人選手』を10名ピックアップしてお届けしよう。ソン・フンミン得点王になったリーグ:イングランド・プレミアリーグシーズン:2021-22国籍:韓国もちろん最初はソン・フンミンをピックアップ。イングランド・プレミアリーグでは初めて得点王を獲得したアジア人選手となった。 相棒ハリー・ケインが一時なかなかゴールを決められなかった今季、それを横目に一貫性あるパフォーマンスを披露。23ゴールでモハメド・サラーと並びランキングトップに。アリレザ・ジャハンバフシュ得点王になったリーグ:オランダ・エールディビジシーズン:2017-18国籍:イランイランの名アタッカーとして知られるジャハンバフシュ。2013年にオランダにわたってNECナイメーヘンに移籍。1年目に降格したものの、2年目に2部で活躍して大きく評価を高めた。2015シーズンにAZへと移籍して3シーズン目となる2017-18には21ゴールを決めて得点王を奪取。その実績を引っ提げてプレミアリーグのブライトンへと移籍したものの、イングランドでは3シーズンでわずか2ゴールになってしまった。現在はフェイエノールトに所属。メフディ・タレミ得点王になったリーグ:ポルトガルリーグシーズン:2019-20国籍:イラン現在はFCポルトでエースとなったイラン代表ストライカー。同国最高の人気クラブであるペルセポリスでエースになったあと、カタール・スターズリーグのアル・ガラファへと移籍した。ポルトガルリーグのリオ・アヴェに加入したときにはもう26歳だったが、1年目から18ゴールを奪取して得点王に。それが評価されてFCポルトへと引き抜かれ、その期待に応えて昨季は16点、今季は20点を決めた。サルダル・アズムン得点王になったリーグ:ロシアリーグシーズン:2019-20国籍:イランかつては「イランのメッシ」とも呼ばれたアズムン。ユース代表で注目を集めて10代でロシアへ渡り、ルビン・カザンでプロデビューした。それからロストフにも所属したが、まだその時点では才能は開花せず。本領が発揮されたのは2019年1月にゼニト・サンクトペテルブルクへと引き抜かれてから。2年目に17ゴールを決めてリーグ得点王に輝き、3年目にも19ゴールと見事な結果を残している。今季は1月にレヴァークーゼンへと移籍しており、ブンデスリーガに挑戦中。マクシム・シャツキフ得点王になったリーグ:ウクライナリーグシーズン:1999-2000、2002-03国籍:ウズベキスタンウクライナリーグで2度に渡って得点王に輝いたことで知られているウズベキスタンの名ストライカー。1999年にバルティカ・カリーニングラードから名門ディナモ・キエフに加入し、1年目から20ゴールを奪取した。さらに4年目にはキャリアハイとなる22ゴールでトップスコアラーに。2016年に引退後は古巣ディナモ・キエフでU-19のコーチやトップチームのコーチを務め、2019年にはロシアのロトル・ヴォルゴグラードでも指導を行っていた。スコット・マクドナルド得点王になったリーグ:スコティッシュ・プレミアシップシーズン:2007-08国籍:オーストラリア中村俊輔と同時期にスコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属していたことで知られているオーストラリア人ストライカー。10代でイギリスへと渡ってプレーし、多くのクラブで活躍した。マザーウェルでゴールを量産したことから高く評価され、2007年にセルティックへと加入。初年度からレギュラーとして活躍し、シーズン25ゴールで得点王に輝いている。なお、現在はゴールドコースト・ナイツのコーチを務めているが、昨年のカップ戦でけが人が出たために一瞬だけ現役に復帰したことも。クレイトン・ゼイン得点王になったリーグ:ノルウェーリーグシーズン:2001国籍:オーストラリア若干28歳で現役を引退するなど短いキャリアを過ごしたオーストラリアのストライカー。2000年にノーザン・スピリットからノルウェーの名門モルデに加入し、2年目にリールストレムへと移ったところ大ブレイク。17ゴールで得点王に輝いた。2001年のコンフェデレーションズカップではフランスを相手にゴールを決めるなど結果を残したが、2002年に加入したアンデルレヒトで活躍できず、ケガで2年もの離脱したあとに引退した。指導者に転身した後はニューカッスル・ジェッツの各カテゴリでコーチを務めている。マーク・ヴィドゥカ得点王になったリーグ:スコティッシュ・プレミアシップシーズン:1999-2000国籍:オーストラリア2006年のワールドカップで日本代表を恐怖の淵に陥れたオーストラリアの重戦車ストライカー。1998年にディナモ・ザグレブからセルティックへと加入し、そのパワフルなスタイルで成功を収めた。1999-2000シーズンは28試合で25ゴールを叩き込み得点王に。すぐにリーズ・ユナイテッドへと引き抜かれ、プレミアリーグでもエースとしてゴールを量産した。現在はメルボルン・シティの経営に関わっていると伝えられているほか、ザグレブでコーヒーショップを経営しているそう。アウレリオ・ヴィドマー得点王になったリーグ:ベルギーリーグシーズン:1994-95国籍:オーストラリア1998年から1999年にかけてサンフレッチェ広島でプレーしたことでも知られているオーストラリア人ストライカー。1991年からベルギーへと進出し、1994-95シーズンには名門スタンダール・リエージュで22ゴールを決めて得点王になっている。現役を離れたあとはアデレード・ユナイテッドでコーチとなり、後にオーストラリアサッカー連盟のコーチとして各年代を指導した。2016年からは東南アジアに渡り、現在はタイリーグのバンコク・ユナイテッドで監督を務めている。フランク・ファリーナ得点王になったリーグ:ベルギーリーグシーズン:1989-90国籍:オーストラリアオセアニアの伝説的ストライカーであるフランク・ファリーナ氏も、1989-90シーズンにベルギーリーグの得点王を獲得したことがある人物だ。国内のセミプロクラブで活躍した後1988年にクルブ・ブルッヘへと移籍し、2年目に24ゴールを奪取した。なお10名に入り切らなかったものの、1988-89シーズンのベルギーリーグも得点王はオーストラリア人選手のエディ・クルンチェヴィッチであった。
2024年04月24日 11:58
サッカーイタリア杯(Italian Cup 2023-24)は23日、準決勝第2戦が行われ、ユベントス(Juventus)は1-2でラツィオ(SS Lazio)に敗れたものの、2戦合計スコア3-2で決勝に進出した。
第1戦に2-0で先勝していたユベントスは、この日はラツィオに完全に圧倒され、バレンティン・カスティジャーノス(Valentin Castellanos)の2ゴールで2戦合計で追いつかれたが、83分に交代出場のアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)がファーストタッチでゴールを挙げて突破を決めた。
ユベントスは5月15日の決勝でフィオレンティーナ(Fiorentina)かアタランタ(Atalanta)と対戦する。両チームの準決勝はフィオレンティーナが1-0で先勝し、24日に第2戦が行われる。
リーグでは直近12戦でわずか2勝しか挙げられず、3位のユベントスだが、イタリア杯では15回目の優勝を狙う。マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督はホッとした様子で「決勝に進出できて非常に満足だ。リーグでは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場まであと数ポイント必要だし、終盤戦へ向けて勢いがつく」と話した。
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2024年04月24日 11:55
現地時間4月23日に開催されたプレミアリーグ第34節で、冨安健洋が所属するアーセナルは、チェルシーとホームで対戦。5−0で大勝し、首位の座をキープした。
鋭い出足を見せたアーセナルは、開始4分でレアンドロ・トロサールが先制点を奪取。さらに後半に入ってベン・ホワイトとカイ・ハバーツがそれぞれ2発を叩き込み、中位に沈む名門に圧倒的な力の差を見せつけた。
満員のホームサポーター同様、ミケル・アルテタ監督も会心の勝利に笑みが溢れる。クラブ公式サイトによれば、試合後のインタビューで「結果、ゴールの数々、クリーンシート、そしてサポーターと一緒に過ごした一夜は、最初から魔法のようだった」と手応えを示した。
「信じられないよ。(サポーターは)跳ねたり、歌ったり、応援したり、チームと一緒に盛り上がっていた。本当にありがたい。この雰囲気は相手にとって、非常に非常に難しいものだからね。今夜は楽しんで、今すぐ素敵なディナーを堪能しよう。少し休んで、明日からスパーズ戦に備える」
【動画】チェルシーを粉砕!アーセナルの圧巻5ゴ―ル
直近のウルバーハンプトン戦は打撲のため欠場した冨安ほか、トーマス・パーテイもチェルシー戦で先発に復帰した。指揮官はこの2人の話題を振られ、彼らの貢献に賛辞を寄せた。
「ああ、本当に良かったよ。トーマスはリズムを掴んできていると思う。ここ数か月、不在だったので、彼のための試合であり、正しい形でチームに影響を与えられると信じていた。彼は確かにそれをやってのけた」
次節のトッテナム戦は5日後。チェルシー粉砕の勢いそのままに、敵地でのノースロンドン・ダービーでも圧勝なるか。怪我人が復帰し、陣容も整ってきたなかで、否応なしに期待が高まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月24日 11:50
デンマークのブレンビーでブレイクしている鈴木唯人。22歳の大器はついに欧州でそのポテンシャルを開花させた。
鈴木はU-22日本代表の一員として2023年3月にスペインへ遠征したが、ブレンビーはそこでの活躍によって獲得を決めていたようだ。
『Tipsbladet』などによれば、ブレンビーのスカウト部長であるヨン・メラー氏がこう明かしたという。
「このような視察に出向く際、事前に何人かの名前をチェックしておく。鈴木唯人は特に確認しておきたい選手のひとりだった。彼はベルギー戦ですごいゴールを決め、2つのいいフィニッシュも見せた。
だから、(2023年1月に)ストラスブールにローン移籍した彼を春も追いかけることにした。ただ、彼はあまりプレーしなかったことでプロセスが難しくなった。
そこで、我々は彼をさらに評価するために日本時代のデータを集めるための大規模な分析を始めた。
まず、鈴木唯人と代理人とのオンラインミーティングを行った。その後、代理人は単身デンマークにやって来て、我々は彼と1日過ごした。その会議で代理人はブレンビーへの移籍に合意した。
鈴木はデンマークリーグにいるような選手にはないユニークさがあることを証明した。テクニック、スピード、バランス、両足でのフィニッシュスキル、試合の理解力。
それだけでなく、超謙虚で他人に耳を傾けて学ぶ意欲がある若きタレントでもある。最終的に売却されるまで数年ほどはこのクラブにいて欲しいね」
鈴木はストラスブールから清水エスパルスにローンバックした後、昨年8月にブレンビーに加入すると、ここまで24試合で9ゴール7アシストをマーク。
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった逸材12名
現地メディアは「加入当初、彼のことを聞いたことがある人はほとんどいなかっただろう。現在、このリーグを知っていれば、この日本人を疑問に思う人間はほとんどいない。今や鈴木はリーグで最も危険なアタッカーのひとりになった」とも伝えている。
2024年04月24日 11:30
アーセナルは23日に行われたチェルシーとのダービーマッチに5-0で快勝した。
2024年04月24日 11:07
アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が受けたファウルの判定に注目が集まっている。23日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
プレミアリーグ第29節延期分が23日に行われ、アーセナルはチェルシーと対戦し、5−0で大勝した。この試合で話題となっているのは8分の場面で、冨安がボールを蹴った後に遅れてタックルに入ったチェルシーFWニコラス・ジャクソンの足裏が冨安の右足首付近を踏みつける形になったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入もなく、N・ジャクソンにはイエローカードも提示されずに試合は再開となっていた。
幸い倒れ込んだ冨安はプレーを続行し、5−0になって4枚替えを行った72分までプレーを続けたものの、この判定は物議を醸しており、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏はイギリスメディア『TNT Sports』で「あの挑戦がVARによってさえ考慮されなかったことが信じられない」とN・ジャクソンに何も処分がなかったことへの驚きを強調した。
「今シーズン、これほど酷いとは言えないとしても、これと同じくらい酷い例をたくさん見てきた。そして彼らは退場になってきた。もし、彼らがこれを見たら、間違いなくこれは無謀な挑戦だと言うだろう。ぜひ彼らにはここに来て説明してもらいたいね」
また、元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏も同意しながら、「ミケル・アルテタが後半に警告を受けたのを見たと思う。彼はおそらく(レアンドロ・)トロサールが警告を受けたことに不満を言っていたと思うけど、彼は警告すら受けてなかったのを見ていたからね」と同情した。
そして、ファーディナンド氏は「そこはルールを変える必要があると思う。これでいいなどとは言えない。あれは無謀な挑戦だった」ことを改めて指摘した。
なお、N・ジャクソンはイエローカードの累積10枚目のリーチがかかっていたものの、アーセナル戦でカードを免れたため、リーグ戦32試合が終了したことで累積10枚での2試合出場停止となる処分を回避することとなった。
【ハイライト動画】アーセナルvsチェルシー
2024年04月24日 11:04
23-24イングランド・プレミアリーグは23日、第29節の延期分が行われ、暫定首位のアーセナル(Arsenal)は5-0でチェルシー(Chelsea)に大勝し、優勝を争うリバプール(Liverpool FC)とマンチェスター・シティ(Manchester City)にプレッシャーをかけた。
カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)とベン・ホワイト(Ben White)が2ゴールずつ決め、レアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)にも得点が生まれた。
これでアーセナルはリバプールと勝ち点3差、シティと同4差とした。優勝争いの主導権は、消化が2試合少ない昨季王者のシティにあり、リバプールも24日にエバートン(Everton)戦を残しているが、得失点差での決着までもつれた場合はアーセナルの優勝が堅い状況となっている。
一方、敗れたチェルシーは9位で変わらず、来季の欧州カップ戦出場圏内からは3ポイント差となっている。
アーセナルは次節、28日に敵地でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのノースロンドンダービーを控えており、この一戦が残り試合で最も厳しいハードルになるとみられる。
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2024年04月24日 11:03
リヴァプールが来シーズンの新監督候補として、現在フェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督をリストアップしている模様だ。イギリスメディア『スカイスポーツ』など複数のメディアが23日に報じている。
現在リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、既に今季限りでの退任が発表されている。2015−16シーズン途中からはじまった長期政権が終焉を迎えるなか、リヴァプールは後任探しに着手している。
当初、現役時代にリヴァプールで活躍し、現在はレヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督がトップターゲットとして報じられていたが、同監督は来季もレヴァークーゼンの監督を務めることを明言。クラブ創設120年目にして、レヴァークーゼンを初のブンデスリーガ優勝へ導いた若き指揮官の招へいは困難となった。その後、スポルティングを指揮するルベン・アモリム監督へ熱視線を送っていたものの、同監督は22日にウェストハムのオーナーと会談を実施。『スカイスポーツ』によると、既にリヴァプールの次期監督候補リストからは外れているという。
ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督の名前も候補として挙げられているなか、今回の報道によると、現在リヴァプールはスロット監督を“大本命”として考えているようだ。
スロット監督は母国オランダで指導者経験を積んできた人物で、AZの監督を経て、2021−22シーズンよりフェイエノールトを指揮。昨シーズンはフェイエノールトを6シーズンぶりのエールディヴィジ制覇へ導いた。今季は残り4試合となったなかで、首位を走るPSVと勝ち点「9」差の2位につけており、エールディヴィジ連覇は非現実的となっている。だが、KNVBベーカー(オランダカップ)ではトロフィーを掲げており、2シーズン連続でチームにタイトルをもたらしていた。
現在は日本代表FW上田綺世も所属するチームは、アグレッシブなスタイルを売りにしており、組織的な激しい守備から攻撃へ転じる形が得意だ。『スカイスポーツ』によると、敵陣でのタックル数はエールディヴィジ内でトップの数字だという。これは“クロップ・リヴァプール”にも通ずるスタイルで、来季以降も現在のチームの継続路線を掲げるのであれば、スタイルの面では適した監督と言えるだろう。
そんなスロット監督は昨年5月にクラブとの契約を2026年夏まで更新。以前にはトッテナムやチェルシーが関心を示していたと報じられたが、フェイエノールトに留まる決断を下していた。オランダメディア『ESPN』など複数の情報を総合すると、フェイエノールトは来季もスロット監督の残留を既定路線と考えているため、易々と他クラブに譲るつもりはない。現時点で熱視線を送っているクラブはリヴァプールだけではないと伝えられたが、本腰を入れて招へいへ動く場合でも、交渉は一筋縄ではいかなさそうだ。『スカイスポーツ』によると、スロット監督の“引き抜き”には少なくとも900万ポンド(約17億円)ほどの違約金が必要になる見込みだという。
果たして、来季のリヴァプールを率いるのはスロット監督となるのだろうか。今後の動向に注目だ。
2024年04月24日 11:00
今季限りでバルセロナの監督を退任するチャビ・エルナンデス。
2024年04月24日 10:09
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・西地区の準決勝セカンドレグが23日に行われ、アル・アイン(UAE/アラブ首長国連邦)がアル・ヒラル(サウジアラビア)を2戦合計5−4で破り、決勝進出を決めた。
アル・アインの本拠地で16日に開催されたファーストレグは、ソフィアン・ラヒミのハットトリックもあって、ホームチームが4−2で先勝。ギネス世界記録にも認定されていた、昨年9月から続くアル・ヒラルの公式戦連勝記録を「34」でストップさせていた。
アル・ヒラルのホームに移って開催されたセカンドレグ。ホームチームはネイマールやアレクサンダル・ミトロヴィッチこそ負傷の影響で欠場したものの、GKボノを筆頭に、セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ、ルベン・ネヴェス、マルコムら豪華な“助っ人”たちが先発に名を連ねた。
試合はキックオフからおよそ40秒後、ボックス右でスルーパスを受けたミシャエウが倒され、アル・ヒラルがPKを獲得。このPKをR・ネヴェスがゴール左上に沈め、アル・ヒラルが反撃の狼煙を上げる。
それでも、直後の12分にはアル・アインが反撃へ。敵陣左サイドをドリブルで突破したエリックがボックス左へスルーパスを送ると、アレハンドロ・ロメロからの折り返しは後ろに流れたものの、ヤヒア・ナデルが繋いだボールをエリックが右足で仕留めた。
決勝進出のためには最低でも2点が必要になったアル・ヒラルはここから怒涛の攻撃をスタート。25分には左からのクロスボールが相手に当たってポストに嫌われると、前半アディショナルタイムにもサレム・アル・ドサリがチャンスを迎えたが、ループシュートはわずかに枠を外れる。後半に入ると51分、ボックス中央でロングスローが跳ね返されたボールを拾ったアル・ドサリが右足でシュートを沈め、2戦合計スコアで1点差まで詰め寄ると、その後はミシャエウやM・サヴィッチが幾度となくゴールを脅かしたが、これ以上の得点は挙げられなかった。
試合はこのままタイムアップ。この結果、アル・アインが2016シーズン以来となるファイナル行きの切符を掴み取った。一方で、アル・ヒラルは3シーズン連続の決勝進出を逃している。
これで東地区より一足早く、西地区の王者はアル・アインに決まった。東地区の王者は24日に決定予定。17日に蔚山現代のホームで行われた準決勝ファーストレグを0−1で落とした横浜F・マリノスが、逆転を目指して『横浜国際競技場』でのセカンドレグに臨む。
2024年04月24日 10:00
この夏にドイツで行われるEURO2024。
コロナ禍の2021年に行われた前回大会では各国の選手登録数が23人から26人に増やされた。2022年のFIFAワールドカップでも登録数は26人となり、今大会もその数が維持されることになるようだ。
『BBC』によれば、協議委員会で賛成多数で可決され、今週末の執行委員会で承認される予定だそう。
当初、UEFAは今大会から23人に戻す計画だったが、それに対してオランダ代表のロナルト・クーマン監督が「馬鹿げている」と発言するなど反発が起きていた。
夢が見たいんや!日本代表、「26番目」に推したい10名
EURO2024は6月14日に開幕し、7月14日まで行われる予定。
2024年04月24日 09:41
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督の仕事ぶりを擁護した。23日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
プレミアリーグ第29節延期分が23日に行われ、アーセナルとチェルシーが対戦。4分にレアンドロ・トロサールのゴールでアーセナルが先制すると、後半にはベン・ホワイトとカイ・ハフェルツが2得点ずつを挙げ、アーセナルが5−0で大勝した。
この結果、優勝争いに向けて重要な勝ち点「3」を獲得したアーセナルだが、対するチェルシーは欧州カップ戦の出場権争いに向けて手痛い黒星となった。試合後、苦境のポチェッティーノ監督について意見を求められたアルテタ監督は、「世界中が同情している。彼が経験してきたすべてのこと、彼がしてきたすべてのことを知っている」と語りながら、次のように擁護した。
「私も向こう側にいた。彼は素晴らしい仕事をしている。このチームを見て、彼らのあらゆる瞬間を分析すると、彼らは多くの試合で勝利に値していた。ビッグチーム相手にも勝利に値していたと思う。彼は本当にいい仕事をしているので、物事が好転して彼に相応しい結果になることを願っている」
「私は勝つことが大好きで、彼も同じことをしようとするだろう。同情や私が愛して尊敬している人のことについて話している時、私はもちろん彼にとって最善のことを望んでいる」
【ハイライト動画】アーセナルvsチェルシー
2024年04月24日 09:21
FC東京のアカデミー育ちで、世代別代表に名を連ね、大岩ジャパンではチームの立ち上げ当初から継続して活動に参加してきたCBの木村誠二。
2024年04月24日 09:00
PSGのエースとして活躍してきたキリアン・エムバペは契約満了となる今季末で退団し、レアル・マドリーへフリー移籍することが濃厚となっている。
『Le Parisien』によれば、PSGはエムバペの後釜候補として、バルセロナのラミン・ヤマルを狙っているという。
弱冠16歳のヤマルはすでにスペイン代表デビューも果たすなど次世代のエースとして期待されている逸材で、バルサとは2026年6月末までの契約がある。PSGはヤマル獲得のために2億ユーロ(331億円)の資金を準備しているとか。
日本人と10代の時にバチバチにやり合った神童スター10人
彼の代理人であるジョルジュ・メンデスは、マルコ・アセンシオやワレン・ザイル=エメリ、ヴィティーニャ、ゴンサロ・ラモス、マヌエル・ウガルテ、ブラッドリー・バルコラなど多くのPSG選手たちも担当している。また、メンデスはPSGのスポーツアドバイザーであるルイス・カンポスとも良好な関係にあるという。
2024年04月24日 08:40
サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2023-24)は23日、準決勝第2戦が行われ、アル・アイン(Al Ain FC、アラブ首長国連邦<UAE>)は1-2で優勝4回のアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)に敗れたが、2戦合計5-4で2016年以来となる決勝に進出した。
試合は、アウェーでの第1戦を2-4で落として連勝記録が34でストップしていたアル・ヒラルが、開始4分にルベン・ネヴェス(Ruben Neves)のPKで先制。その後エリック(Erik)の得点で追いつかれるも、後半開始早々にサレム・アル・ダウサリ(Salem Al-Dawsari)のゴールで勝ち越したが、アル・アインが終盤の猛攻と9分あった後半のアディショナルタイムをしのいで逃げ切り、決勝へ駒を進めた。
2003年以来となる通算2度目の優勝を目指すアル・アインは、5月に行われる決勝で、横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)と蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)の勝者と対戦する。横浜は第1戦を0-1で落とし、24日にホームでの第2戦を迎える。
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・ロナウド擁するアル・ナスル ACL準々決勝で敗退
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2024年04月24日 08:38
アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に高評価が与えられている。
プレミアリーグ第29節延期分が23日に行われ、アーセナルはチェルシーと対戦。4分にレアンドロ・トロサールが先制点を決めて前半を折り返すと、後半はゴールラッシュを見せた。ベン・ホワイトとカイ・ハフェルツが2得点ずつを挙げ、5−0で快勝した。
公式戦2試合ぶりの先発出場を果たした冨安は積極的なインターセプトを見せるなど、72分までプレーして勝利に貢献。試合後、選手採点を発表したイギリスメディア『フットボール・ロンドン』は冨安に「8」点をつけ、「ウルヴス(ウルヴァーハンプトン)戦を欠場したが、この試合では先発にフィットした。とても良く見えた。ボールの扱いが印象的で、一対一の守備は相変わらず堅実だった」と賛辞を送った。
また、イギリス紙『イブニング・スタンダード』では「7」点と採点され、「打撲から復帰をしてサイドに戻ってきた。堅実なパフォーマンスを見せ、現時点ではアーセナルの最高の左サイドバックに見える」と称賛されている。
【動画】チェルシー戦に先発出場した冨安健洋のプレー集