2022年05月24日 17:38
世界最高級のクラブにとどまるべきか。出場機会を求めて移籍すべきか。この夏、リバプールの南野拓実は今後のキャリアも左右しかねない重要な決断を迫られる。 今季の南野はリーグカップとFAカップでチーム最多得点を記録し、国内カップ戦2冠に貢献した。だが、リーグカップでは決勝、FAカップでは準決勝以降に出場機会を得られていない。 惜しくもマンチェスター・シティとのタイトルレースに敗れ、2位に終わったプレミアリーグでは、3得点を挙げている。だが、出場は11試合のみ。スタメンに名を連ねたのは、最終節を前に大幅なターンオーバーがあった第37節のサウサンプトン戦だけだ。 それでも、限られた機会で結果を残した。前述のカップ戦での活躍に加え、今季唯一のフル出場となったサウサンプトン戦でもネットを揺らしている。1得点を挙げるのに要した時間は、公式戦で101分。プレミアリーグに限れば、59分ごとに1ゴールを決めてきた。 チームにとって強力なベンチ要員であることは確かであり、本人がモチベーションを保てるのであれば、チームに残したいと望んでも不思議ではない。一方で、当然、もっとプレーするチャンスが欲しいだろう。そのため、去就が取り沙汰されているのだ。 日本代表FWは冬のマーケットでも関心が騒がれたリーズや、イタリアのラツィオ、インテルといったクラブからの興味が噂されている。元イングランド代表FWのケビン・フィリップスは、プレミアリーグのクラブが獲得に動けば、南野を手に入れられるのではないかと話した。 元プレミアの得点王は、『Football Insider』で「リバプールが(南野を)リーズナブルな価格で手放すなら、必ず関心が寄せられるはずだ」と述べている。「彼は良い選手だ。今シーズン、その才能を示したことは疑いない。いくつか重要なゴールを決め、本当に頼れる選択肢だと示した。イングランドのクラブたちがクンクン嗅ぎまわっているはずだ。サラリーと移籍金次第だろうね。支出に関してはおそらく、プレミアリーグのクラブならどこでもラツィオを倒せるんじゃないかと思う」 27歳とキャリアの全盛期を迎えている南野は、どのように考えているのだろうか。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】少ない出場時間で二桁得点達成!現地ファンも絶賛した南野の全ゴール集
2024年03月28日 23:00
元日本代表の城彰二が自身のYouTube(『Joチャンネル』)でレアル・マドリーの聖地サンティアゴ・ベルナベウの秘密を明かした。
26日に公開した動画でスペインのバジャドリー時代を振り返った城。大部分はカンプノウで対戦したバルセロナ戦についてだったが、最後にサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリー戦についても言及した。
試合は2000年5月18日のリーガ最終節。当時のレアルは“銀河系軍団”と呼ばれる前だったが、それでもカシージャス、イエロ、ロベルト・カルロス、グティ、ラウール、モリエンテスなどそうそうたるメンバーを擁するスター軍団だった。
城はその相手に先発出場。バジャドリーは前半にビクトルが得点をきめ、敵地で1-0と勝利している。 レアル・マドリーの先発:カシージャス、イバン・カンポ、エルゲラ、カランカ、ミチェル・サルガド、ロベルト・カルロス、レドンド、マクマナマン、サビオ、ラウール、アネルカ
両チームの力関係を考えれば歴史的な勝利といえるが、城にとってはほろ苦い思い出となった。
カンプノウでのバルセロナ戦はチームが大敗ながら「それなりにやれた」と語っていたが、このレアル戦はチームは勝ったものの「全く活躍できなかった」という。
その理由の一つがピッチにあったようだ。
「レアル戦は裏(話)があって。ベルナベウってさ。グラウンドの真ん中が一番高くなってて端っこが斜めになってるの。山みたくなってるの、(そういう)作りになってるの。なんか立ってて気持ち悪いな、動いてて気持ち悪いなと思って」
城によればピッチがまっ平ではなく中央からベンチ側に向かって斜めになっていたのだとか。実際、試合が終わった後に関係者に聞いてみたところ「水が溜まらないように斜めになっている」という話を聞いたのだという。
このことで「感覚がおかしくなってしまった」という城は、72分に途中交代。シーズン終了後にバジャドリーを退団し横浜F・マリノスに復帰することになったため結果的にこれがスペインでの最後の試合となった。
サッカーファンが「ヨーロッパの旅で訪れるべき13のスタジアム」
当時を懐かしみながら語った城は、動画の最後に「(スタジアムに)観光に行った人はぜひ見に行ってほしい。(ピッチが斜めになっているのは)今でもたぶん変わってないと思う」と呼び掛けていた。
2024年03月28日 22:30
リヴァプールはフランクフルトに所属するエジプト代表FWオマル・マルムシュ(25)の獲得に興味を持っているようだ。
マルムシュは2017年にエジプトのワーディー・デグラからヴォルフスブルクに移籍を果たし、2020年にトップチームデビューを飾る。しかし、2021年のシーズン途中にFCザンクトパウリへレンタル移籍。2021-22シーズンはシュツットガルトにレンタル移籍をしていた。
そして昨夏にフランクフルトへの完全移籍を果たした同選手は今シーズン存在感を見せている。ここまで公式戦33試合で15ゴール6アシストをマークしており、ブンデスリーガでは21試合で10ゴール6アシストという素晴らしい結果を残している。
独『Bild』によると、リヴァプールは今夏のターゲットの1人としてマルムシュに注目しているという。さらにニューカッスルやトッテナムも同選手の獲得に興味をもっているようだ。フランクフルトは2027年まで同選手との契約は残っているものの、ビッグクラブからの関心を受け、売却せざるを得ない状況になることも理解しているとのこと。
さらに同メディアによると、同選手には契約解除条項はなく、確実に獲得するには5000万ユーロから6000万ユーロ(約80億円から98億円)が必要になる可能性があるという。
マルムシュは1年ではあるが、シュツットガルト時代には遠藤航とプレイ経験があり、移籍が実現すればリヴァプールで再びチームメイトとなる。今シーズンは、ブンデスリーガで結果を残しているマルムシュは今夏にステップアップを果たすのだろうか。
2024年03月28日 22:30
昨夏にチェルシーからACミランに移籍を果たしたアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチはここまで充実したシーズンを送っている。
チェルシーに加入した1年目の2019-20シーズンこそ、公式戦11ゴール10アシストを記録したプリシッチだったが、その後は怪我の影響などもあり、徐々に存在感は薄くなっていった。
再起を誓って移籍を決断した今シーズン、ここまで公式戦39試合に出場し、12ゴール8アシストをマークしている。再び輝きを取り戻した同選手は、米『Fox Sports』のインタービューでイタリアでの新生活を振り返っている。
「こっちのライフスタイルは、間違いなくロンドンとは違う。すべてが少しゆっくりに感じられるんだ。明らかに天気が良くなったし、それは私にとって大きな変化だった。私がロンドンにいたときは、すべてが時速160マイルのような速さで動いていた。そしてフットボール文化はクレイジーだった。ここでは私もゲームから離れて、ライフスタイル、文化、食べ物を楽しむことができた。とても気に入っているよ」
さらにプリシッチは指揮官のステファノ・ピオリ監督に対して、感謝の言葉も述べている。
「彼は本当に約束を果たしてくれた。ただプレイすることが分かっているだけでなく、以前から私に本当に話しかけてくれて、本当に来てほしいと思ってくれていた人がいたということなんだ。彼は私に、私が知っている最善の方法で、自分らしくプレイする機会を与えてくれた。そして、チームにとってベストな形で機能している」
イタリアでの生活や、自身のことをよく理解してくれる存在がいることがプリシッチの今シーズンの活躍に繋がっているようだ。昨シーズンが1ゴールに終わってしまったプリシッチにとってACミランへの移籍は大正解だったと言えるだろう。
2024年03月28日 22:03
ヴァンフォーレ甲府は28日、同クラブに所属するMF遠藤光がテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍することを発表した。
2024年03月28日 22:00
EURO2024に向けた重要なテストマッチとしてブラジル代表、ベルギー代表と試合を行ったイングランド代表。結果は0-1、2-2となり、勝つことはできなかったが、収穫の多い2試合となった。
そんななか、イングランド代表の中心人物となるMFジュード・ベリンガムは先輩であるベテランのMFジョーダン・ヘンダーソンからアドバイスをもらっていると、英『Sky Sports』にて語った。
ベリンガムは。2020年のEUROや2022年のワールドカップなど、あと一歩のところで優勝に届かないイングランド代表の挫折から何かを学んだかと聞かれると、「はい、今もチームに残っている選手の中には、そういう経験をしてきた選手もいると思う。もし望むなら、彼らの痛みから学ぶことができる」と語り、チームメイトのヘンダーソンについて語った。
「私がとても親しくしているヘンドと話すと、彼はこのような良い環境にあるこのチームにいることがどれほど幸運であるかを教えてくれるが、彼が最初にプレイしていたときは少し違っていた。彼は私にとってロールモデルなので、彼の話をよく聞くようにしているんだ。そして彼は私がこのチームに入るのを助けてくれて、その期待と責任を管理する手助けをしてくれた」
ベリンガムは世界最高の選手への階段を着実に登っているが、まだ20歳だ。近くに多くの経験をしてきたヘンダーソンのようなベテランがいるのは心強く、勉強になっているのだろう。
ヘンダーソンは、昨夏にサウジアラビアのアル・イテファクに移籍。今冬にはアヤックスに移籍し欧州に復帰したが、リヴァプール時代の輝きを取り戻せていない。イングランド代表招集に疑問の声も挙がっているが、ベテランとしてチームを支えている。
ヘンダーソンは今回の2試合は出場がなかったが、ベリンガムは2試合ともスタメンに名を連ね、ベルギー戦ではチームを救う同点ゴールを決めている。
2024年03月28日 21:23
V・ファーレン長崎は28日、同クラブに所属しているMF中村慶太の負傷を発表した。
今回のクラブからのリリースによると、中村は左ひざ内側半月板損傷と診断。19日付けで手術に踏み切っており、無事に成功したという。全治までは8週間程度を要する見込みだ。回復の進行状況次第で復帰時期は前後するものの、5月22日に控えた2024明治安田J2リーグ第16節鹿児島ユナイテッドFC戦の前後には公式戦のピッチに戻ってくることができそうだ。
中村は1993年6月30日生まれの現在30歳。流通経済大学卒業後の2016年に長崎へ入団し、ルーキーイヤーから明治安田J2リーグで27試合出場2得点を記録した。翌シーズンは37試合のピッチに立って8ゴールを挙げ、長崎のクラブ史上初となるJ1昇格に貢献。2018シーズンは明治安田J1リーグで27試合出場7得点を記録した。同シーズンを最後に長崎を離れ、3シーズンにわたって清水エスパルスで活躍。柏レイソルを経て、2023年6月に完全移籍で長崎への復帰が決まっていた。昨季はシーズン途中の加入ながら即座に主力に定着し、明治安田J2リーグ13試合の出場で4ゴールを挙げていたが、今季はケガの影響もあってここまで出番はなかった。
今回の負傷を受けて、中村は長崎を通してコメントを発表。シーズン序盤のタイミングでの離脱ということもあって悔しさを露わにしつつも、チームの目標に触れ、復帰後の飛躍を誓った。
「今年はオフシーズンから良い準備をして、シーズンを迎え入れようと努力してきました。しかし、昨年末からひざの違和感が取れなく手術という形になってしまいました。ピッチに立てず悔しいですが、ピッチ外でできることにフォーカスをして、復帰するときには、チームの起爆剤になれるようにパワーアップして必ず戻ってきます。今シーズン、J1に昇格するという強い気持ちがあるので、今は焦らずやるべきことをしっかり取り組み、チームが勝てるように最大限自分にできるサポートをしていきたいと思います。必ずJ1に上がりましょう!」
今シーズン、長崎は2024明治安田J2リーグ第6節を終えた時点で、3勝2分1敗の勝ち点「11」を獲得。現在は5位につけている。自動昇格圏内の2位清水とは勝ち点差「4」で、まだまだ上位進出を狙える状況だ。
【ハイライト動画】J2最新節では長崎と甲府の上位対決も!
2024年03月28日 21:18
かつてバイエルンやヴォルフスブルクを率いて3度のブンデスリーガ制覇を達成したフェリックス・マガト氏が“母国”ドイツ代表がフランス代表、オランダ代表ら強豪に対し2連勝を飾ったことを受け、称賛のコメントを送っている。27日、ドイツメディア『スカイ』が伝えている。
ドイツ代表は、FIFAワールドカップカタール2022で、2大会連続のグループステージ敗退。その後も成績が低迷し、昨年9月には日本代表に1−4で敗れるなど大不振に陥ったことで前監督のハンジ・フリック氏を解任した。後任のユリアン・ナーゲルスマン監督の下でも、最初の4試合で僅か1勝しか挙げることができなったものの、ここにきて強豪国相手に連勝。自国開催のEURO2024を前に復調の兆しを見せている。
マガト氏は、ドイツ代表の再建を託されているナーゲルスマン監督の手腕について「彼はまだ若いが既に多くの経験をしている。チームを率いるのは初めてではないため、正しい分析を行っている」と、冷静に評価。さらに、「彼はチームに新たなスピリットをもたらした。このようなスピリットは、EURO2024で戦うために必要なものだ。我々全員が何カ月もこれを待ち望んでいた」と、コメント。熱血指導で知られる“鬼軍曹”は一致団結して戦うメンタリティを求めていたことを強調した。
最後に同氏は、「今、彼(ナーゲルスマン監督)はEURO2024の最終段階で完璧なスタートを切っている」と自国開催のEURO2024での若き指揮官が率いる母国代表に期待感を寄せた。
2024年03月28日 21:15
「靴下屋」「Tabio」などの靴下専門店を運営・展開するタビオは28日、スペインのFCバルセロナと2026年10月までの3年間にわたるライセンス契約を締結したことを発表した。
2024年03月28日 21:03
サッカー界と芸能界のスターによる思わせぶりな投稿が話題だ。 元日本代表MFの松井大輔氏が3月27日、自身のインスタグラムを更新。俳優の今井翼さんとの2ショット写真を公開した。「親友とデート。また近々会うかもね〜匂わせ〜」と綴り、顔を寄せ合い笑顔で収まる一枚をアップロードした。【画像】松井大輔&今井翼が2ショットを“連投”!
さらに翌28日には、今井さんが自身のインスタグラムで「ペアルックランチ。今日もデート」という一言とともに、ともに黒のハイネックニットと黒ぶち眼鏡を身に着けた2人の姿を公開した。 今井さんの投稿には、「双子コーデ素敵です」「今日もデートですか!?楽しそーー!!」「におう〜楽しそう」「どんだけ〜笑笑」「ほんと仲良し」といった声が寄せられた。 また、松井氏は「匂わせ成功?」と反応。これに対しては「成功かも」「匂わせまだまだ足りないです」「匂わせなんだ。かわいい」といったコメントが届いている。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年03月28日 21:00
マンチェスター・ユナイテッドに所属するFWアントニーは今シーズン、多くの批判を浴びている。
一貫したパフォーマンスを残すことができていない今シーズンは、1月29日のFAカップ4回戦のニューポート戦(この試合は1G1A)までゴール、アシスト共に記録しておらず、思ったようなパフォーマンスを残せていなかった。右ウイングのポジションもFWアレハンドロ・ガルナチョに奪われ、チーム内の序列も下がっている。
多くの批判を受け、苦しいシーズンを送っているアントニーだが、クラブの公式サイトで、チームメイトであるDFディオゴ・ダロトのサポートを受けていたことを語った。
「神と、よく話す友人にとても感謝している。ディオゴ・ダロトは私にとって友人以上の存在で、クラブで毎日私を助けてくれる男だ。私たちはいつもお互いに言う言葉がある。『忍耐強い男は無敵だ』。だから、彼のアドバイスや一緒に話した時間にとても感謝している。彼は私をとても助けてくれた人なんだ」
ダロトのサポートがあったからこそ、苦しいシーズンも乗り越えることができていると語ったアントニー。ここまで苦戦していた同選手だが、FAカップ準々決勝のリヴァプール戦では71分から出場し、87分に値千金の同点ゴールを決めた。この試合の劇的勝利に貢献したアントニーはここから輝きを取り戻すことが期待されている。
不慣れな左SBでの起用など、思ったようなシーズンを過ごせていないアントニーだが、チームメイトのサポートを受け、シーズン終盤に向けてチームを救う存在になることができるだろうか。
2024年03月28日 21:00
26日、元日本代表の福西崇史がYouTubeの『おじさんだけど、遊んでもいいですか?』にホスト役の前園真聖と共に出演し、自身がFWからボランチに転向した経緯を明かした。
福西はジュビロ磐田の黄金時代を支えた一人で、日本代表としても2002, 2006年とワールドカップ2大会に連続出場するなど64試合7得点を記録した。
そんな福西といえば大型のボランチとして知られるが、プロ入り直後まではFWだった。ただ1年目の夏前にボランチへ転向し、大きな成功を掴んでいる。
プロ入りして数カ月での転向について、福西が当時を回想しながら詳細を明かす。
自身によれば地元・愛媛の新居浜工業高校時代は無名で、Jリーグからのオファーも磐田だけ。プロ入り後もサテライトリーグ(2軍)でさえほとんど出場できず、「このままだとやべぇ…」とプロとして生き残ることにかなりの危機感を覚えていたという。
そんな時だった。当時磐田の指揮官を務めていたオランダ人のハンス・オフト監督から「ボランチをやれ。するならトップ(チーム)に来い」と2軍の監督経由で言われ、二つ返事でOKしたのだという。
なぜ二つ返事でOKしたのかについて、もともと無名だったこと、2軍でも出番がなかったことへの危機感が一番で変なプライドやFWへのこだわりはなかったそうだ。ただ得点へのこだわりだけは残り、それが彼の代名詞であるヘディングからの得点に生かされたという。
前園から「(転向が)大胆だよね?」と問われると福西は「オフトだから(できた)」と反応。当時、磐田のFW陣には中山雅史やサルヴァトーレ・スキラッチなどがおり、この転向がなかったら「消えていたでしょうね」と振り返っている。
気になるのは、オフトがなぜ1年目の福西に転向を勧めたのかであろう。
福西はオフト本人とは直接話してないものの、数年前にオフトと近しい人物に聞いてもらったようだ。すると「おまえは前を向いてプレーをするほうがいい。ボールを持って前に運ぶほうがいい」という説明をされたとのこと(FWはゴールに背を向けてプレーする機会が多い)。
トップチームの指揮官だったオフトとサテライトでも出番がなかった福西にはそれほど接点があったわけでもない。にもかかわらず、福西の素質を見抜いたオフトの慧眼はさすがといえる。
ジュビロ磐田、「最強の外国人選手」はこの5人!
当時は「ボランチ」という言葉が日本に流行り始めた頃で、文字通り「右も左も分からない」状況だった福西だが、転向を機に守備を必死で勉強。同じポジションの世界的な選手で、95年の前年にワールドカップで優勝したブラジル代表の主将ドゥンガが同年7月に磐田へ加入する幸運も重なった。
世界のトップであるドゥンガのプレーを間近で見ることができた福西は、ボランチとして急成長していくこととなる。
2024年03月28日 20:23
レバークーゼンのドイツ代表MFフローリアン・ヴィルツが大きな脚光を浴びている。
2024年03月28日 20:19
レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールは、過去数年来、スペインで繰り返し人種差別行為を受けている。母国ブラジルのメディアは、「2021年以降、少なくとも20回以上」と伝えており、国民はスペインとスペイン人に対して強く憤っている。
2018年7月、ヴィニシウスは18歳でスペインへ渡った。出場機会が増えて対戦相手にとって脅威となるにつれ、敵サポーターから「モノ」(サル)と呼ばれ、「死ね」といった罵声を浴びるようにもなった。主な加害者は、ライバルクラブであるアトレティコ・マドリーやバルセロナなどのサポーターたちだ。
昨年1月には、アトレティコのサポーターがマドリード市内の橋にヴィニシウスのユニホームを着せた人形を吊るした。5月にはバレンシアのサポーターによる人種差別行為があった。ブラジルのルーラ大統領は、スペイン政府、そしてラ・リーガに加害者への処罰を求めると同時に、ブラジル国民にヴィニシウスへの連帯を呼びかけた。
この大統領の言動が呼び水となり、3月26日、マドリードで「人種差別撲滅」をテーマとするスペイン対ブラジルの強化試合が組まれた。前日会見でヴィニシウスは、涙ながらにこう訴えた。
「肌が黒いというだけで虐げられるのは、まったく耐え難い。プレーをする意欲が削がれるんだ」
3-3のドローで終わったその試合で彼は、腕にキャプテンマークを巻いてプレーした。
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これまでも多くのブラジル人選手が欧州各国で人種差別の対象となってきた。しかし、ヴィニシウスほど執拗に標的にされてきた選手はいない。それはレアル・マドリーが超人気クラブである一方でアンチも多いからだろうし、彼が危険極まりないアタッカーに成長したからだろう。
ブラジルに人種差別がまったくないわけではない。しかし、欧米と比べると格段に少ない。「人種差別は違法」と広く認識されており、実際に処罰を受ける。その点、欧州各国の対応は不十分に思える。
あるブラジル人記者はこう語っている。
「ヴィニの問題で、わが国では『スペインは人種差別に甘い国』という認識が広がった。これは、両国にとって不幸なことだ」
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
2024年03月28日 20:09
鹿島アントラーズは3月28日、公式YouTubeチャンネルでFWチャヴリッチのインタビュー動画を公開した。
【動画】鹿島チャヴリッチがファンからの質問に回答!
セルビア出身のチャヴリッチは、母国やベルギー、デンマーク、スロバキアのクラブを渡り歩き、今季から鹿島に加入。早くもスタメンに定着し、ここまで4試合に出場して2得点を挙げている。
そんな28歳がファン・サポーターからの質問に回答。来日を決断した経緯については、こう語る。
「日本からの話が来た時に、自分のなかでものすごくしっくりきたというか、良い感覚を持っていました。自分も新しいチャレンジをしたいという時期で、日本という自分がもともと好きな国からオファーがあったので決意しました」
また、鹿島のファン・サポーターへの印象を問われると、「本当に素晴らしいという言葉だけです。この国で一番のサポーターだと思います」と感嘆している。
「90分間を通して歌い続けてくれたり、ジャンプをし続けてくれたり、最後の最後まで応援し続けてくれること自体が信じられない。それを妻や母国の友人によく話しているのですが、本当に素晴らしいの一言だと思います」
一方、初めてプレーするJリーグで上々の結果を残しているものの、まだ戸惑いがあるという。これまで経験したリーグとの違いを問われると、次のように答えた。
「ものすごく大きな違いを感じています。フィジカル的な強度は今までプレーしていたところよりも強いですし、自分の身体を含めて、まだJリーグに慣れるのに苦しんでいるところです」
日本のサッカーに適応すれば、さらなる活躍が期待できそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年03月28日 20:00
ニューカッスルのドイツ人GKロリス・カリウスの婚約者、ディレッタ・レオッタさんがセリエA移籍を猛プッシュした。英紙『Daily Mail』が伝えている。
現在30歳のカリウスは、昨季にニューカッスルに加入以来、全く出場機会を得られず。今季プレーしたのは正守護神のニック・ポープが負傷離脱したうえ、二番手のマルティン・ドゥブラフカも体調不良で欠場した、アーセナル戦の1試合のみだ。
イタリアでテレビ司会者やモデルとして活躍するレオッタさんは、そんな選手として厳しい状況と遠距離の関係が重なり、苦々しく思っているようだ。娘と共に離れて暮らすなか、「ロリスのそばには、彼のために働いてくれる人たちがいる。キャリアにとって最良の決断をするよう願っています」と切り出し、こうぶっちゃけた。
【画像】幸せいっぱい!レオッタさんとカリウスのプライベートショット
「私はミラノに住んでいるから、ミラノの近くが理想的と言いましょう。私はいつも彼に言うのですが、セリエAに来た選手はイタリアが大好きになって、ずっとそこにいる場合が多いです。彼もそうなる可能性があると思います。
モンツァかイタリアの他のチームに移籍すべきです。家族の近くでプレーするためにイタリアに来てくれたら嬉しいですね。ニューカッスルは直行便がないからとても不便です」
リバプール時代の2017-18シーズン、チャンピオンズリーグ決勝で痛恨のミスを連発し、レアル・マドリーに欧州王座の座を献上して以来、キャリアが暗転しているカリウス。2歳上のフィアンセのラブコールに応じ、イタリアでキャリアを立て直すこととなるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部