2022年05月26日 10:00
獲得が近いとされていたFWキリアン・ムバッペがパリ・サンジェルマンに留まることになり、補強プランに乱れが出たレアル・マドリード。ムバッペは主に左ウイング、センターフォワードで結果を出せるアタッカーだが、やはり注目したいのはFWエデン・アザールだろう。ムバッペが加入すれば出番が激減するとの予想もあったが、ムバッペ獲得に失敗したとなれば話は変わってくる。2024年までクラブとの契約を残すアザールにとってはチャンスだ。 レアル加入以降は相次ぐ怪我、そして後輩のヴィニシウス・ジュニオール覚醒によって苦しい立場となっているが、アザールも実力はトップクラスだ。コンディションさえ整っていればまだまだ違いを生み出せるはず。スペイン『as』によると、アザールも来季の戦いへ燃えている。「僕が2024年まで契約を結んでいることは誰もが知っている。最初の3シーズンは上手くいかなかったけど、僕が何を与えられるかみんなに見せたいんだ。レアルでプレイするのは常に夢だったし、今もそれは変わっていない」今季のパフォーマンスを見ると、来季もレアルの左サイドはヴィニシウス、センターフォワードはベンゼマのポジションとなるだろう。左サイドを主戦場とするアザールにとって簡単な状況ではないが、それでもムバッペが加入しないならばチャンスはある。ヴィニシウスのバックアッパーからアピールを始め、そこで違いを生み出せば序列を覆せるかもしれない。今年はワールドカップも控えており、アザールはベルギー黄金世代の中心人物だ。31歳と衰えるには早く、アザールにはムバッペを忘れさせるほどのパフォーマンスに期待したいところだ。
2022年08月12日 00:46
ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉が、13日に行われるブンデスリーガ第2節シャルケ戦に向けて意気込みを示した。10日、ボルシアMGがクラブ公式サイトでコメントを伝えている。 板倉は2021年夏にマンチェスター・Cからの期限付き移籍でシャルケに加入。リーグ戦31試合に出場して4ゴールを記録し、同クラブの1年での1部復帰に貢献した。しかし、シャルケは経済的な理由で買い取りオプションの行使を断念。板倉の去就には複数クラブが名乗りを上げたが、今年7月に移籍金500万ユーロ(約6億8000万円)でボルシアMGへの完全移籍が決まった。 7月31日に行われたDFBポカール1回戦で公式戦デビューを果たし、6日に行われたブンデスリーガ開幕節ホッフェンハイム戦でもフル出場。ホッフェンハイム戦では両チーム合わせて最多となる106回のボールタッチを記録し、3−1の逆転勝利に貢献した。 ここまでの2試合はセンターバックで起用され、ダニエル・ファルケ監督からは「彼はボールの扱いに長け、対人戦に強く、試合をうまく読んでいる。彼はそれを一貫性を持って行う必要がある」と評価されている。一方でボランチとしての起用も想定されるが、「どっちがいいということはありません。どちらのポジションでもチームの力になれると思います」と板倉。ローランド・ヴィルクスSD(スポーツ・ディレクター)も「重要なのは、彼が私たちに安定をもたらしてくれるということ。どこで起用するかは最終的には関係ない」と同選手への信頼を口にした。 そんな板倉は早くも訪れたシャルケ戦に向けて、「僕はシャルケでいい時間を過ごしましたが、今はボルシアの一員です。戦うことを楽しみにしていますし、必ず勝てるよう全力を尽くします」と意気込みを示した。 板倉の後釜に日本代表DF吉田麻也が加入したシャルケは、開幕節でケルンと対戦したが、退場者を出して1−3で敗れていた。『フェルティンス・アレーナ』で行われるボルシアMG戦は、日本時間13日25時30分(14日1時30分)のキックオフを予定している。
2022年08月12日 00:00
先日から話題を集めているバルセロナMFフレンキー・デ・ヨングの去就。マンチェスター・ユナイテッドから誘いを受けているも、「チェルシーかバイエルンなら移籍する」と主張しているという。今回は『Footballfaithful』から「マンチェスター・ユナイテッドにも誘われていたがチェルシーに加入した5名」をお送りする。アリエン・ロッベンオランダ代表の偉大なウイングストライカー、アリエン・ロッベン。彼はPSVアイントホーフェンでプレーしていた2004年夏、マンチェスター・ユナイテッドに加入する寸前になっていた。父親が「息子がプレーしたい場所はオールド・トラッフォードだ」と語るほどだった。 しかしながらマンチェスター・ユナイテッドがPSVの求める価格を出すのに苦労している状況の中、チェルシーの元CEOピーター・ケニオンが手を伸ばしていった。「マンチェスターで夕食をしながらファーガソン監督といい話をした。練習場も見に行って全てが良かったが、PSVに戻ってからは何も起こらなかった。もしそこで契約を申し出られていたら、サインしていた」とロッベンは後に振り返っている。ジョン・オビ・ミケルマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーを巻き込んだ最も奇妙な移籍交渉といえる。ノルウェーのリン・オスロでプレーしていた10代のミケルは、両クラブがほぼ同時に獲得を発表した選手だった。クラブ側がユナイテッドと合意した一方、ミケル本人と代理人はチェルシーと合意。最終的には法廷闘争に持ち込まれ、その結果、ユナイテッド側が1200万ポンドを受け取ることで決着している。ミケルによれば「僕は自分の意志でユナイテッドと契約したわけではなかった。代理人や信頼できる人々からの助言も拒否され、考える時間がなかった」と、プレッシャーを掛けられてのものだったとのこと。エデン・アザールリールをリーグアン優勝に導いた若きウイングのエデン・アザール。2012年の夏、彼がどこへステップアップするのかが大きく注目されていた。そのときマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナルらが関心を示したが、最終的には3200万ポンドでチェルシーに加入することとなった。アザール本人は「ユナイテッドと契約するチャンスがあったが、僕はいい選択をしたよ。ディディエ・ドログバやジョー・コールと電話で話して、チェルシーは最高のクラブだと教えてくれた」と後に語っている。ペドロ・ロドリゲスチェルシーは2015年にもマンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦に勝った。それはバルセロナでプレーしていたいぶし銀のウインガー、ペドロ・ロドリゲスの獲得に関しての交渉でだ。ペドロは「マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーなどからオファーがあった。彼らは僕の移籍を迅速に解決しようとしていたクラブだった」と当時を振り返っている。ただ代理人のアントニオ・サンスは「マンチェスター・ユナイテッドは突然眠りに落ちたようだったね。逆にチェルシーとの交渉は稲妻のように進んだよ」と明かしていた。エンゴロ・カンテレスター・シティの衝撃的なタイトル獲得において、エンゴロ・カンテの役割は大きかった。そのためチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドの両方が関心を示していた。ジョゼ・モウリーニョ監督はカンテにマンチェスターへの移籍を説得したが、選手本人がチェルシーを選んだという。それはカンテ自身が後に『Sky』で語っていた。【写真】トゥヘルも認める「チェルシー呪いの9番」ワースト10「モウリーニョが直接電話してくれたのは驚くべきことだった。彼の議論に耳を傾けたが、そのときにはすでにレスター・シティに残るかチェルシーに行くかで迷っていたんだ」
2022年08月11日 23:50
ベストメンバーを揃えていなかったとはいえ、昨夏の東京五輪に参戦したフランス代表の戦いぶりは散々だった。グループ初戦のメキシコ戦を1-4で落とすと、最終戦の日本代表戦も0-4のスコアで大敗。開催国の日本相手に良いところは何もなかった。極め付けは74分の退場劇だ。大差にフラストレーションが溜まったのか、フランスの選手が三好康児の足を踏みつけるダーティーな行為に出てしまった。 この行為で一発退場を命じられたのは、今夏にフランスのナントからドイツのフランクフルトへフリーで移籍した23歳のFWランダル・コロ・ムアニである。あれからの1年で心身ともに成長したのか、ムアニは早くも新天地のフランクフルトでポジティブな注目を集めている。開幕戦のバイエルン戦は1-6と大差で落としたが、途中出場のムアニはGKマヌエル・ノイアーの一瞬の隙を突いて得点を記録。ノイアーがバックパスの対応を誤ったところを一気に詰め、ボールを奪ってゴールへ流し込んだのだ。ムアニは187cmとサイズのあるセンターフォワードだが、思った以上にスピードを持っている。そのスピードとリーチの長さにノイアーも戸惑ったのか、トラップミスをムアニに突かれてしまった。大勝したバイエルンにおいて唯一と言っていい凡ミスだ。ムアニは昨季リーグ・アンで12ゴールを記録し、市場価値もこの2年で250万ユーロから1600万ユーロまで急上昇している現在売り出し中の大型ストライカーだ。ややネガティヴなスタートとなった今季のフランクフルトにとって数少ない収穫と言えよう。東京五輪では悪い形で注目を集めたが、フランクフルトでさらなるブレイクを果たすのか。視界の先にはフランスA代表も入っているはずだ。
2022年08月11日 23:41
モロッコ・サッカー連盟は8月11日、同国代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が両者合意の上で退任することを発表した。
2022年08月11日 23:30
バルセロナは14日にラージョ・バジェカーノとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦を戦うことになっている。今季を占う初戦であり、勝利は必須だ。しかし現時点でロベルト・レヴァンドフスキら新戦力の登録が終わっていないようだ。そのためフリーでバルセロナにやってきたフランク・ケシエやアンドレアス・クリステンセンは移籍市場の閉幕までに選手登録ができなければ移籍してしまう可能性があるという。 西『MUNDO DEPORTIVO』では問題なく14日の初戦までに新戦力の選手登録ができると報じており、バルセロナは「楽観的な姿勢を見せている」と主張している。どうやら「バルサスタジオ」をさらに24.5%売却し、追加で1億ユーロを得ることになるようだ。同紙によるとすでにリーガ・エスパニョーラに書類を提出しており、選手登録できないというアクシデントは避けられるという。バルセロナは登録できない“もしも”のことを考え、選手売却を進めているようだ。フレンキー・デ・ヨング、メンフィス・デパイ、エメリク・ピエール・オバメヤンがその対象であり、デパイはユヴェントス、デ・ヨングとオバメヤンはチェルシー行きの話がある。ハフィーニャ、ジュール・クンデら獲得と、大型補強を進めるも彼らの登録が初戦に間に合わない可能性があるバルセロナ。そうなればレヴァンドフスキも、さらにはウスマン・デンベレも起用することができない。ペドリやロナウド・アラウホ、アンス・ファティら既存戦力でも頼れる選手は多いが、初戦で波乱が起きてしまうのだろうか。
2022年08月11日 23:15
モロッコサッカー協会は、2019年から代表監督を務めていたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が退任すると発表した。かつて日本代表でも指揮を執ったハリルホジッチ氏は、モロッコ代表監督を務めてワールドカップへの出場権を獲得していた。しかしながらスター選手であるハキム・ジヤシュとヌサイル・マズラウィとの間で衝突があり、彼らをチームから追放したことが大きな問題に。また6月に行われた試合の内容が芳しくなかったこともあり、ハリルホジッチ監督への風当たりは強くなっていた。そして今回ついにモロッコサッカー協会が彼との契約を解除する方針を示し、今回相互の合意の下で退任が決定した。【写真】超名選手なのに、名監督にもなった10名のスター退任に至った原因については「ワールドカップに向けた最終段階の適切な準備に関して意見の相違があったため」だと発表されている。
2022年08月11日 23:00
昨季限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団した男の所属先がいまだに決まっていない。スペイン代表としても活躍したファン・マタである。2013-14シーズン途中にチェルシーからユナイテッドへと移籍したマタ。ジョゼ・モウリーニョ監督の下で司令塔として活躍し、15-16シーズンにはプレミアリーグ全試合に出場するなど赤い悪魔の中核を担っていた。しかし近年は出場機会が減少し、昨季はわずか9試合の出場にとどまった。昨季限りでユナイテッド退団を発表しており、現在もまだフリーの状態が続いている。 英『DailyMail』によれば、マタに対して今夏アメリカのメジャーリーグサッカーの複数クラブからのオファーがあったものの、すべて拒否。欧州のビッグクラブでのプレイを希望しており、今もまだオファーを待ち続ける構えだ。過去にはスペイン代表として2010年のFIFAワールドカップやUEFA EURO2012の優勝に貢献。司令塔としてゴールを創出するだけでなく、自らも得点を奪えるアタッカーにもなれる万能なMFは、今季どのクラブへと加入するのだろうか。
2022年08月11日 22:49
ナポリは、ヴェローナに所属するアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネの獲得に近づいているようだ。
2022年08月11日 22:30
隣にフィルジル・ファン・ダイクがいるのは心強い一方で、ちょっぴりハードかもしれない。称賛がファン・ダイクに集まりがちで、相棒になかなかスポットが当たらないからだ。SNS上で最も過小評価されているセンターバックの1人と評されたのは、今月8日に31歳の誕生日を迎えたリヴァプールDFジョエル・マティプだ。確かにファン・ダイクに比べればマティプは地味だろう。ファン・ダイクは現世界最高のセンターバックとも言われるが、相棒を務めるマティプが称賛される機会は限られている。 しかし、リヴァプールが2016年にフリーでマティプを獲得したのは大ヒットだった。チームでは若いジョー・ゴメス、イブラヒマ・コナテもセンターバックの候補者だが、マティプは彼らに負けじと懸命に戦ってきた。今季の開幕戦となったフラム戦、コミュニティ・シールドのマンチェスター・シティ戦でもマティプがファン・ダイクの相棒を務めている。昨季のチャンピオンズリーグは準決勝からコナテに出番を譲ったものの、その貢献度をサポーターはよく理解しているはず。SNS上でも誕生日を迎えたマティプを称える意見が目立つ。「マティプとファン・ダイクのコンビはここ10年見てきた中でベストなコンビの1つ。マティプは現代で最も過小評価されているセンターバックだ」「これまでで最高のフリー補強の1つ」守備力はもちろんだが、ボールを運ぶのも上手い。マティプもユルゲン・クロップ体制での成功に欠かせぬ人物であり、ファン・ダイクとともに称賛されるセンターバックだ。
2022年08月11日 22:19
ユヴェントスに所属するイタリア代表DFルカ・ペッレグリーニは、フランクフルトに期限付き移籍する可能性があるようだ。11日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。 セルビア代表MFフィリップ・コスティッチがユヴェントスへの完全移籍に迫るなか、フランクフルトは左ウイングバックの後釜としてペッレグリーニに目を付けた模様。給与に関する問題は残っているようだが、両クラブがコスティッチの移籍をまとめたばかりということもあり、レンタル移籍の実現に向けて交渉は順調に進んでいるようだ。 現在23歳のペッレグリーニは、ローマの下部組織出身。2019年夏に移籍金2200万ユーロ(約30億円)でユヴェントスに加入した。2019−20シーズンはカリアリ、20−21シーズンはジェノアに期限付き移籍し、ユヴェントスに復帰した21−22シーズンは公式戦21試合に出場した。 なお、コスティッチはすでにメディカルチェックを受けるため、ユヴェントスの練習場を訪れている。ユヴェントスがフランクフルトに支払う移籍金は。ボーナスを含めて最大で1700万ユーロから1800万ユーロ(約23億円〜約25億円)になると見られている。
2022年08月11日 22:02
今季開幕を前に選手登録問題が暗礁に乗り上げているスペイン1部バルセロナが、退団通告に応じないFWマルティン・ブライトバイテに対してついに強硬手段に打って出る方針を固めた。 バルセロナは今夏に大型補強を繰り返した一方で人員整理が進まず、新戦力を登録できない事態に陥っている。そうした中でブライトバイテには戦力外通告を行って他クラブへ売却しようとしたが、本人がこれをかたくなに固辞していた。 こうした状況に業を煮やしたバルセロナがなりふり構わぬ行動に出そうだ。スペイン紙「スポルト」は「ブライトバイテの立場は明確で(残りの)2年間の契約期間中の支払いをしない場合、退団通告を受け入れない。これから彼のエージェントと状況を変えるための新たな交渉が行われるが、バルサはこれ以上待つことはなく、一方的にそのサッカー選手を解雇し、彼が今週クラブを去る可能性が出てきた」と報道。ブライトバイテが求める契約期間の支払いには応じないまま解雇に踏み切るというのだ。 契約の一方的な破棄は訴訟リスクもあるが、バルセロナ側はそれでも強硬な姿勢は崩さない構え。「立場は非常に対立しており、ブライトバイテが2年間の契約のうち1年だけの支払いで妥協しても、バルサは満足するだろう。彼らは交渉を続けるが、今後数時間で何が起こるか。どちらにしろ大きな決定を下し、これ以上待つことはない。状況は非常に緊迫している」と同紙。バルセロナ側は開幕を前に追い詰められており、何が何でもブライトバイテを追い出すつもりだ。 名門らしからぬ荒っぽい手法は波紋を広げそうだ。
2022年08月11日 22:00
今夏の移籍市場で常に話題となっているバルセロナのフレンキー・デ・ヨングの去就。
2022年08月11日 21:50
トリノは11日、アタランタからロシア代表MFアレクセイ・ミランチュクが加入することを発表した。 買い取りオプションが付いた1年間の期限付き移籍となる。移籍市場に精通するニコロ・スキーラ記者によると、オプションの行使に必要な金額は1200万ユーロ(約16億円)となるようだ。 現在26歳のミランチュクは、ロコモティフ・モスクワの下部組織で育ち、17歳でトップデビューを果たした攻撃的ミッドフィールダー。同クラブで公式戦通算228試合に出場し、43ゴール45アシストを記録した。ロシア代表では通算41キャップを数えており、2018年には双子の弟であるMFアントン・ミランチュクとともに母国で行われたFIFAワールドカップのメンバーに選出された。 ミランチュクは2020年9月、移籍金1450万ユーロ(約20億円)、将来の転売時に移籍金の10パーセントがロコモティフに渡る契約でアタランタに完全移籍。公式戦56試合に出場して9ゴール7アシストを記録したが、レギュラーにはなりきれず、昨季のセリエAでは先発7回にとどまった。【画像】トリノがミランチュクの加入を発表
📄 | UFFICIALEMiranchuk al Toro👉 https://t.co/JvjGal6Nyd#SFT pic.twitter.com/BuuugWnVLX— Torino Football Club (@TorinoFC_1906) August 11, 2022
2022年08月11日 21:40
マンチェスター・シティがアンデルレヒトのDFセルヒオ・ゴメス獲得で合意したようだ。英『The Athletic』によると、総額1300万ユーロの移籍金が発生するという。今後メディカルチェックを行い、正式な契約を結ぶと見られている。バルセロナの下部組織で育ち、ボルシア・ドルトムント、ウエスカを経由してアンデルレヒトにやってきたゴメス。元は攻撃的なMFだったが、現バーンリー指揮官のヴァンサン・コンパニに左サイドバックにコンバートされ、昨季は6ゴール11アシストと飛躍を遂げている。 シティは今夏の移籍市場でオレクサンドル・ジンチェンコを手放し、マルク・ククレジャから撤退している。そのためこのゴメス獲得はその穴を埋めるためだと思われるが、同紙によればこのゴメス獲得は将来に向けた投資のような補強となるようだ。トップチームに帯同する可能性もあるが、リーガ・エスパニョーラのジローナに即レンタルされるという話もあり、即戦力というわけではないさそうだ。そうなると再び左SB不足となるが、英『EXPRESS』によると、ドルトムントのラファエル・ゲレイロがターゲットになっているという。以前からシティが狙っていたポルトガル代表のプレイヤーで、契約は2023年で切れることになっており、ククレジャほどの大金を用意することはないだろう。フランスのロリアンで名を揚げ、2016年からドルトムントでプレイするゲレイロ。攻撃的なSBとして知られており、ドルトムントでは189試合で34ゴール37アシストを記録している。SB以外にウイングバックや中盤で起用された経歴を持つ選手であり、シティにピッタリなタイプといえる。しかし怪我での離脱が多く、昨季は17試合、一昨季は9試合とシーズンを通して計算はできない。この2人に共通するのは外だけでなく、内側でもプレイできることだ。ウェストハム戦で見せたジョアン・カンセロとカイル・ウォーカーが行っていたビルドアップを見ると分かるが、ペップはSBに普通とは違うタスクを任せる。その一つが偽サイドバックであり、中央でもプレイ可能なゴメスとゲレイロがリストアップされたといえる。今季はワールドカップ・カタール大会もあって例年よりハードなシーズンになるだろう。そのためチームへの適応はともかく頭数が必要であり、左SBの補強は必須といえる。
2022年08月11日 21:30
11日に昨季のCL王者レアル・マドリード対EL王者のフランクフルトが対戦するUEFAスーパーカップがフィンランドのヘルシンキで行われた。結果は2-0でレアルが勝利しており、CL王者が強さを見せるゲームとなった。結果だけを見れば2-0となったが、点差以上に両チームの差は大きいと感じるゲームとなった。フランクフルトもチャンスはあったが、レアルのプレッシャーに苦しめられており、ボールが前進していない。対するレアルはカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールが縦への突破を行うことで全体を押し上げており、フランクフルトを苦しめていた。 日本代表鎌田大地はそんな苦しい中でも前線で輝きを放っていたといえる。敵陣でフリーとなれるポジションを見つけるのが上手く、味方と連携してパスをつなぐ。14分のシーンはビッグチャンスだったが、ティボー・クルトワの壁を越えられなかった。鎌田の重要性を感じられたのは後半だ。オリバー・グラスナー監督は中盤のセバスティアン・ローデを下げ、攻撃的なマリオ・ゲッツェを投入した。ゲッツェはシャドーに入り、鎌田は一つポジションを下げたボランチでのプレイとなった。ボランチとなった鎌田だが、鋭い縦パスを供給するなどポジション変更後も存在感を示していたが、ゲッツェはゲームから消えてしまっていた。それであればゲッツェではなく、鎌田をシャドーに残したほうがよりチャンスは生まれたかもしれない。今季から起用されることが多くなると予想できる鎌田のボランチ起用だが、これが生きるかはゲッツェにかかっている。いくら鎌田がボランチから鋭いパスを供給してもバイタルエリアで前を向ける選手がいなければ意味はない。鎌田はどちらかといえば攻撃的なボランチであり、嚙合わせるにはまだまだ時間がかかりそうだ。クルトワとの一対一を作り出すなど攻撃面で存在感を見せていた鎌田。得点に絡むことはできなかったが、パフォーマンスは悪くなかったといえる。しかしフィリップ・コスティッチの不在は想像以上に影響があり、今季はどれだけコスティッチの不在を感じずに戦えるかが重要になりそうだ。