2022年07月01日 14:39
ベルギー1部のサークル・ブルージュへの完全移籍でクラブ間合意をした、鹿島アントラーズの上田綺世は7月1日、オンライン会見を開き、「自分の年齢も、世界的には若くはない。チャンスを逃してはいけない」と海外挑戦への意気込みを語った。 現在23歳の上田は、鹿島のジュニアユース(ノルテJrユース)から鹿島学園高、法政大へと進み、大学時代にはA代表としてコパ・アメリカに参戦。その後、2019年夏に、21年からの加入が内定していた鹿島へ前倒しで加入し、プロキャリアをスタートさせた。 今季はここまで18試合で10得点で、J1リーグ通算は86試合・38得点。リーグカップ通算11試合・5得点、天皇杯(鹿島)通算4試合・4得点、ACL通算2試合・0得点を記録している。 そんな上田は、移籍決断の経緯をこう語った。「入団初年度(2019年)こそタイトル争いをしましたが、この2年間はタイトルから遠ざかっていました。自分の結果次第で(タイトル獲得の)チャンスは広がると思っていましたし、今年はチャンスだと、自分のなかでも理解していました」 リーグ戦では首位横浜から3ポイント差の2位、天皇杯も勝ち進み、個人でも10ゴールと得点王レースでトップを走るなかでの移籍決断は難しかったという。 ただ、「入団前からスタッフや強化部と話はしていましたが、自分が結果を出すことでそういう道(海外移籍)も出てくると思っていました。バランスは難しいですが、自分の年齢も、世界的には若くはない。チャンスを逃してはいけない。(8月に)24歳になって焦りも出てくる。最終的に海外に行きたいという思いはあったので、悩みましたが、今しかないと決断しました」と胸中を明かした。 今季も変わらず応援してくれていたサポーターに向けてはこう語った。「この4年間、素晴らしいクラブで、選手、スタッフ、サポーターに囲まれて、僕自身も凄く充実したプロ生活でした。のびのびできたし、成長率も高かった充実した4年間でした。それは、声出しができないなかで、足を運んでくれたサポーターがいて、伝統を受け継いできた先輩たちがいて、そういう人たちのなかでプレーできたからこそ、今の自分があると思う。 それを海外に行って発揮したいという想いと、海外でまた違った成長があると思う。それを日本から見ていて欲しい。プロとして、タイトルを獲りたかったのはもちろんですが、個人のキャリアを考えると今しかなかったというのも理解していただければ」 会見後に話すというチームメイトたちへはこんな想いを伝えたいという。「タイトル獲って欲しい。そのためにクラブも動き続けている。一度それを達成して欲しい。そこに貢献できていれば良かったですが、僕はもう貢献できない。もちろん、僕も海外から応援していますし、鹿島ならタイトルを獲れると信じています。今年は若くて勢いもあり、新しい監督の下でアグレッシブなサッカーをしている。プロなので、みな個人個人のキャリアがあるというのは理解してくれていると思う。 逆に、残る選手は僕が居なくなったからと言われるのが一番嫌だと思う。僕としてはちょっとくらいはそう思われても良いですが(笑)、やっぱりタイトルはとって欲しいので、僕が居なくなっても全然大丈夫という姿を見せて欲しいです」 上田は7月2日に渡欧し、メディカルチェック後に正式契約を結ぶ予定だ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【PHOTO】2022年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
2024年04月20日 10:59
キャプテンの姿勢に心を打たれた。
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でUAEと対戦し、2−0で快勝。連勝で決勝トーナメント進出を確定させた。
この試合、記者席から戦況を見ていた筆者の視線は時折、日本ベンチに奪われた。それは、大声が何度も何度もスタジアムに響き渡っていたから。見ると、藤田譲瑠チマが席から飛び出し、ピッチに向かって声を張り上げていた。
今大会、キャプテンを務める藤田は、初戦の中国戦(1−0)にフル出場。続くUAE戦はベンチスタートとなり、この日は最後までピッチに立つことはなかったが、ピッチサイドから90分間、選手たちを鼓舞し続けた。
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
チームが決定機をモノにできなければ、一緒にプレーしているかのように悔しがり、良いプレーには拍手を送る。アップをしている選手が途中出場のためにベンチに戻ってくれば、真っ先に握手をし、背中を叩く。試合終了までベンチに座ることなく立ち続け、今自分にできる仕事を完璧にこなしていた。
思い返せば、カタールでの日々のトレーニングでも、一番と言っていいほど声を出していたのは藤田。「ナイスボール!」「いいぞ!」とチームを盛り上げる姿が印象的だったが、その姿勢はUAE戦のような自身がプレーしていない場でも変わらず。
この姿こそ、チームを牽引する理想的なリーダー像だと感じた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月20日 10:00
マンチェスター・ユナイテッドでプレーする19歳のアルゼンチン代表アレハンドロ・ガルナチョ。
14日のボーンマス戦で前半終了後にアマド・ディアロと交代になったが、SNS上でのいいねが物議を醸すことになった。
ガルナチョは自分の交代に疑問を呈したYouTuberの投稿にいいねをしていたのだ(その後、いいねは削除)。
『BBC』によれば、エリック・テンハフ監督はこの件についてこう述べたという。
「アレハンドロは若い選手であり、多くを学ばなくてはいけない。彼はその件について謝ったので我々は前に進む」
ユナイテッドではジェイドン・サンチョもSNS上での投稿が問題視され、チームから除外されることになった(1月にドルトムントへローン放出)。
「マンチェスター・ユナイテッドで消えてしまった」天才たち
21日に行われるユナイテッド対コヴェントリーのFAカップ準決勝でガルナチョがどう扱われるのか注目される。
2024年04月20日 09:00
昨夏、フランクフルトを契約満了で退団するとラツィオに移籍した鎌田大地。
1年契約+選手側に延長オプションという契約内容とされているが、鎌田側に延長の意思はないとも伝えられている。
古巣フランクフルトへの復帰も浮上しているが、『FrankfurterRundschau』などによれば、その憶測は事実ではないという。
鎌田側もフランクフルト側も復帰について考えていないとのこと。鎌田はブンデスリーガに戻るつもりはなく、他のリーグに惹かれているとか。
そうしたなか、移籍先の候補に浮上しているのが、プレミアリーグのクリスタル・パレスだ。
今年2月、パレスの監督に就任したオーストリア人のオリヴァー・グラスナ―監督は、2021年から2023年までフランクフルトを率いた人物。当初、グラスナー監督との関係性が難しいものだった鎌田だが、その後、チームに欠かせない主力へ成長した。
プレミアリーグで「あまりに給料が低すぎる」驚きの選手たち
そのため、イングランドでかつての上司と再会する可能性が浮上しているようだ。なお、パレスは現在プレミアリーグで14位となっている。
2024年04月20日 08:30
21日、スペインのラ・リーガではレアル・マドリードVSバルセロナのクラシコが行われる。
2024年04月20日 08:28
[U-23アジア杯GS第2節]U-23日本 2−0 U-23UAE/4月19日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でU-23UAE代表と対戦し、2−0で快勝を収めた。
立ち上がりから主導権を握った日本は27分に先制。左CKからファーサイドで収めた山本理仁がクロスを上げると、これに木村誠二が頭で合わせ、ボールはポストに当たってネットを揺らす。
さらに66分には、左サイドの大畑歩夢が味方との連係から抜け出してクロス。これにニアサイドに飛び込んだ川粼颯太が、ヘディングで決めて2点差に。このまま終了し、グループステージ連勝で1試合を残して決勝トーナメント進出を確定させた。
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
▼U-23日本代表のチーム採点「6.5」
終始、相手を圧倒する形で確実に勝利をモノにした。
主導権を握るなかで、スピードのある相手の両ウイングに最終ラインの背後を狙われるシーンもあったが、木村と鈴木海音のCBコンビが連係してしっかりと対応。ラインコントロールも見事で、2人の距離感も良く、UAEに簡単にスペースを使わせなかった。
また、サイドバックの関根大輝、大畑歩夢も相手の仕掛けに対してしっかりと食らいつき、仕事をさせなかった。
攻撃も中国戦よりもやりたい攻めができていた印象。攻撃陣が流動的に動き、アタッキングサードでの華麗なワンタッチパスから何度もシュートを放ち、サイドでの連係からクロスに持ち込む崩しもスムーズだった。
2ゴールともにクロスからのヘッドで、得点者のゴール前での強さ、ポジショニングが光り、出し手のパス精度の高さも見事だった。
懸念点はこれだけボールを握り、チャンスを作りながらも2得点のみだったこと。再三にわたり決定機を得ながら決めきれなかった途中出場の細谷真大は、悔しさの残る試合となったに違いない。
MOMは先制ゴールを挙げて、CBとしても終始安定感があり、無失点に抑えた木村。追加点を挙げた川粼、果敢なオーバーラップから何度もクロスを上げたサイドバックの2人も高評価。何度も決定機を外した細谷は厳しく採点した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月20日 08:20
かつて本田圭佑やハーフナー・マイク、安田理大、太田宏介ら日本人もプレーしたオランダのフィテッセ。
このほど、「ライセンス要件を満たせなかったとして、オランダサッカー協会ライセンス委員会から勝点18の減点を受けた。この減点ペナルティにより、フィテッセは正式に降格が決定した。この処分に対して控訴はせず、ライセンス保持のチャンスを掴むつもりだ」との声明を発表した。
今季のエールディビジで4勝5分21敗の最下位だったフィテッセ。これまでの獲得勝点は17だったが、18の剥奪でマイナス1となり、2部降格が決定。35年続けてきたトップリーグでの戦いは終わった。
『De Telegraaf』によれば、フィテッセはクラブ存続が深刻な危機にあり、ライセンス規定違反で勝点を剥奪されたという。長期間にわたってライセンス規定の要件を繰り返し満たさなかったため、勝点剥奪と罰金の処分も下されたとのこと。
また、来季2部リーグを戦えるかもまだ不透明だという。ライセンスを維持できるかは、クラブの新経営陣が策定した救済計画の成功にかかっている。ただ、その救済計画には依然として大きな不確実性と欠点があり、主なギャップは、それに必要な2000万ユーロ(33億円)以上の財政的補償が欠如していることだそう。
誰もが知ってるのに「経営破綻した有名チーム」10選
フィテッセは2018年からロシア人オーナーが保有しているが、「ロマン・アブラモヴィッチがフィテッセを支配している、もしくは支配していた形跡があり、ウクライナ侵攻後にロシアに対して課された制裁措置に違反するリスクや、マネーロンダリングのリスクがある」との指摘もされていたという(オーナーがアブラモヴィッチから金を借りていたとも)。
2024年04月20日 08:10
お騒がせな一面は相変わらずだが、アストン・ヴィラGKエミリアーノ・マルティネスの能力はきっちりと評価されるべきだろう。
アストン・ヴィラは18日にUEFAカンファレンスリーグ準々決勝2ndレグでリールと対戦し、試合はPK戦までもつれる展開に。そこでマルティネスは2本のセーブを記録し、チームは準決勝進出を決めた。
マルティネスはアルゼンチン代表の守護神でもあり、2022年のワールドカップ・カタール大会でも準々決勝オランダ戦、決勝のフランス戦がPK戦までもつれたが、マルティネスはそこでも決定的な働きを見せている。
マルティネスは長くアーセナルに在籍していた選手で、才能が花開くまでには時間がかかった。本格的に評価されるようになったのはアストン・ヴィラへ移籍した2020年頃からだが、アストン・ヴィラOBのリー・ヘンドリー氏はマルティネスのことを世界最高のGKと絶賛。アーセナルが手放したことに納得していない。
「マルティネスは信じられないよ。彼は世界最高のGKだ。アーセナルが彼を手放したなんて信じられない」
これに英『sky Sport』のジェラルド・ブランド記者も同意する。
「ヘンドリーの言うことは正しい。マルティネスは世界最高だ。彼は長期にわたって弱点を見せていない。彼のシュートストップ能力、空中戦の能力は明らかに傑出している。パスも素晴らしい。マルティネスをユニークにしているのはそれだけではない。彼にはディフェンス全体に共鳴するようなエゴがあり、その個性はハイラインを維持するエメリの戦い方にも合っている。彼は大事な場面で力を発揮するんだ」
とにかくPK戦の強さは際立っていて、短期決戦をこなすうえでマルティネスがゴールに構えている意味は大きい。今回のリール戦でもPK戦中に挑発行為で警告を受けるなどトラブルメイカーな面もあるが、その能力は本物だ。
2024年04月20日 07:45
先月からイゴール・トゥドール新監督となったラツィオは19日のセリエA第33節ジェノア戦に1-0で勝利した。
2024年04月20日 07:41
浦和レッズが4月19日、公式YouTubeチャンネルでサミュエル・グスタフソンのインタビュー動画を公開した。
スウェーデン出身のMFは、母国やイタリアのクラブを経て、今季から浦和でプレー。アンカーのポジションを確保し、ここまでチームの全8試合に出場し1得点をマークしている。
そんな29歳は、3勝2分3敗で11位につけているチームの現状を、こう語る。
「連勝できていないところが、少し残念に感じていますけど、僕たちにはもっと良くなっていけるポテンシャルがあるので、時間とハードワークを重ねていけば、より改善していけると確信しています」
【動画】「より改善していける」レッズMFグスタフソンのインタビュー
自身の状態についても、ポジティブに語る。
「ここまでのところは大丈夫かと思っていますが、組織的なスタッフのもと、選手たちの関係性がより深まっていけば、より良くなっていけると思います。あとは、個人的にプレシーズンが短かったのですが、今はフィジカル面も100%の状態に近づいていると感じています。とても素晴らしい気分ですね」
次戦は20日にホームの埼玉スタジアム2002でガンバ大阪と相まみえる。人気チーム同士の対戦を迎えるなか、グスタフソンは「少し退屈な答えになってしまうかもしれませんが、僕はコーチングスタッフからのスカウティング情報をもとに、トレーニングからハードワークして全ての試合で同じような準備をしています」と、いつも通りを強調し、ファン・サポーターへの思いを口にする。
「浦和レッズのファン・サポーターは埼玉スタジアムでいつも素晴らしい雰囲気を作ってくれていますので、素晴らしい感覚でプレーできますし、これまでと変わらず、それに応えられるようにプレーします」
そして、「試合で素晴らしいパフォーマンスをお見せして勝点3を掴み取りたいと思います。みなさん、スタジアムでお会いしましょう」と呼びかけた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 07:30
ラツィオは19日のセリエA第33節ジェノア戦に1-0で勝利した。
フル出場した鎌田大地は後半22分にルイス・アルベルトの決勝ゴールをアシストしている(動画1分30秒から)。
ペナルティエリア内に走り込むと折り返しをルイス・アルベルトが流し込んだ。
海外日本人、欧州から見た市場価値が最も高い11人(最新版)
イゴール・トゥドール新監督のもとで序列が完全に逆転した鎌田。
『TUTTO mercato WEB』は「彼の未来を変えるかもしれないシーズン終盤戦か。それは誰にも分からないが、この数週間は別の選手となっている。クオリティだけでなく量的にもだ。決勝ゴールをアシスト。ほぼパーフェクト」として7点の高評価を与えていた。
2024年04月20日 07:26
現地4月19日に開催されたセリエAの第33節で、鎌田大地が所属するラツィオが敵地でジェノアと対戦。1−0で勝利を収めた。
この試合で決勝点をお膳立てしたのが、ボランチで先発した鎌田だ。スコアレスで迎えた67分、ボックス内に走り込んでボールを受けると、深く抉って絶妙の折り返し。これをルイス・アルベルトがゴールに叩きでみせた。
約7か月ぶりとなる今季2つ目のアシストをマークした以外にも攻守に奮闘した日本人MFを絶賛したのが、イタリアメディア『OA calcio』だ。採点記事で、L・アルベルトと並ぶチーム最高タイの「7点」を付与し、こう称えている。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
「トゥドール監督のケアで彼は良くなった。かなり機動力のある彼は、ライン間を行き来して大混乱を引き起こし、ジェノアの守備陣に大きなトラブルをもたらした。日本人がやって来た。遅くても来ないよりはマシだ」
イゴール・トゥドール監督就任後は、存在感を大きくなるばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 07:05
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップがカタールで行われている。
2024年04月20日 07:00
ここ4戦勝利から遠ざかっているマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグ32節の結果によってニューカッスルに順位を明け渡し、現在はリーグ7位。来季の欧州コンペティションへの出場も厳しい現状がある。
そんななか、CLではドイツのドルトムントがスペインのアトレティコ・マドリードを下し、4強へ進出した。そのなかにはローン移籍でマンチェスター・ユナイテッドを離れて活躍するFWジェイドン・サンチョの姿もある。彼はまだユナイテッド所属だが、今季唯一CLを戦っているユナイテッドの選手であり、本来の自分を取り戻しつつあるように見える。
ユナイテッドはFA杯準決勝のコヴェントリー戦を控えており、記者会見ではサンチョに関する質問も飛んだようだ。英『Mirror』が伝えたところでは、エリック・テン・ハーグ監督は「彼(サンチョ)が素晴らしい選手であることは知っている。それは驚くべきことではない。それが問題ではなかった」と、サンチョを手放したのはあくまで別の問題があったからだと主張した。
しかしサンチョを手放したことを失敗とみる識者も多い。元リヴァプールのマーク・ローレンソン氏は『Paddy Power』のインタビューでサンチョを残しておけばよかったと主張している。
「マンチェスター・ユナイテッドの選手たちの調子を考えれば、エリック・テン・ハーグがジェイドン・サンチョを手放したのは大きな間違いだった。彼が彼ら(ユナイテッドの他の選手)よりも優れた成績を収めなかったとは言えない」
「これはテン・ハーグの決断だったが、シーズンの後半にサンチョを起用することもできたはずだ。彼は才能のある選手だし、彼らにとって役立つはずだった。彼をドイツに行かせたのは間違いだ」
また、元ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏も「現在はチャンピオンズリーグ準決勝でPSGと対戦している。誰がこの脚本を書いたのか? それが起こるとは予想していなかっただろう」と、皮肉なめぐり合わせを語った。
指揮官との確執がある限り、サンチョはユナイテッドでプレイしたいとは思わないかもしれない。しかし、ユナイテッドは新オーナーの就任により、変化のときを迎えている。もし監督が変わるとなればサンチョにも再びユナイテッドでの未来が開けてくるかもしれないが、来季はどこでプレイしているのだろうか。
2024年04月20日 06:47
ラツィオのイゴール・トゥドール監督が去就に注目が集まる鎌田大地について、19日開催のセリエA第33節ジェノア戦、試合後のインタビューで語った。同日、『フットボール・イタリア』などが報じている。
イゴール・トゥドール監督の初陣となった第30節ユヴェントス戦からリーグ戦3試合連続先発中の鎌田は、第33節ジェノア戦でも中盤の一角でスタメンに入った。
試合はスコアレスで迎えた67分、中盤でボールを受けた鎌田が、右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預け、自らはニアゾーンに走り込むと、スルーパスを受けてゴール前に正確なラストパスを供給。ルイス・アルベルトのゴールをお膳立てした。このゴールが試合の決勝点となり、ラツィオは難しいアウェイゲームを1−0で勝利。リーグ戦2連勝を達成した。
今季限りでラツィオ退団の可能性が報じられるなか、印象的な活躍を見せた鎌田について、イゴール・トゥドール監督は「鎌田が残ってくれることを願っている。彼は今日、本当にいいプレーをした」と称賛し、「彼は並外れた選手であり、何も間違うことはない。正しいメンタリティを持ったとても努力家だ」と絶大な信頼を語った。
なお、試合後にクラブ公式メディアのインタビューに応じた鎌田は、まず「言うまでもなく幸せです。とても嬉しいし、ついにチームを助けることができました。今はとても嬉しいです」とコメント。
そして、今季は出場機会が与えられず、苦しい時間を過ごしたものの、「試合でプレーできなかった期間も信じていたし、今はここに来られて幸せだと思っています」と前向きに語り、「これからラツィオのことを大いに助けられるかもしれないです」と自信をのぞかせていた。
【ハイライト動画】鎌田が決勝点をアシスト
2024年04月20日 06:38
元日本代表DFの内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、シャルケ時代に経験した伝統のダービーでの“儀式”を明かした。
内田氏が活躍したシャルケの永遠のライバルが、香川真司(現セレッソ大阪)もプレーしたドルトムントだ。その宿敵とのルールダービー(レフィアダービー)の際、こんな行為をしていたという。
「ロッカーを出て行く時に、ドルトムントの選手の写真を(床に)置いて、踏み絵みたいにして出て行く。スパイクでガシャガシャって」
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
ゲスト出演した元日本代表MFの中村憲剛氏が「本当に?」と驚いた様子を、見せると内田氏はこう続けた。
「シンジごめんって思いながら、香川の顔をぐちゃぐちゃって(笑)。『ダンケシェーン!(ありがとうございます)』って、香川の顔面をスペイクで踏みながら」
中村氏は「よけないんだ?」「絶対言ってないでしょ」と言いながら、爆笑していた。
両チームの強いライバル関係を表わすエピソードだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部