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2022年07月01日 15:31
中日は1日、石川昂弥内野手(21)が同日に岐阜市内の病院で左膝の前十字靭帯再建術を受け、無事に終了したことを発表した。石川昂は5月27日のオリックス戦(京セラ)の攻撃中に相手一塁手と交錯した際に左膝を痛め、直後の守備から交代。翌28日に大阪市内の病院で検査を受けたあとに帰名し、その後に名古屋市内の病院で精密検査を受け「左膝前十字靭帯不全損傷」と診断されていた。今後は回復状況に合わせてリハビリを行っていく予定だ。
2024年04月18日 11:01
スティーブンソンが、肘の故障で今季絶望になると報じられた
エンゼルスのロバート・スティーブンソン投手が17日(日本時間18日)、肘の故障で今季絶望になることがわかった。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者が伝えた。
31歳のスティーブンソンは昨季、パイレーツとレイズで60試合に登板。3勝4敗、防御率3.10をマークした。オフにエンゼルスと3年総額3300万ドル(約50億5200万円)で契約。しかし、スプリングトレーニング中に肩を痛めていた。
シーズン開幕に出遅れ、4月13日(同14日)にマイナーでリハビリ登板するも、わずか4球で降板していた。大谷翔平投手がドジャースに移籍したエンゼルスにとって、FA市場で最も大きな補強。守護神候補と見られていただけに、痛い離脱になりそうだ。(Full-Count編集部)
2024年04月18日 11:00
「自分自身にその日に合わせてできたというところだと、今年初めて投げる試合でゲームに入れたのは収穫があるかなと思います」。
ロッテ・唐川侑己は今季初登板となった4月16日の西武戦、5回までパーフェクトに抑えるなど、2年ぶりの白星はお預けとなったが、6回・67球を投げ、1安打、7奪三振、0与四球、無失点の好投を見せた。
「ストレートは投げていなくて、カットボールだけでした。全部カットです」。
風速10メートル以上の風が吹く中、カットボールが冴え渡った。初回先頭の金子侑司を1ボール2ストライクからカットボールで空振り三振に斬って取ると、2回も先頭のアギラーを2ボール2ストライクから浮き上がってくる146キロのカットボールで空振り三振、この日初めて走者を背負った1−0の6回二死二塁で金子を3ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた球種も144キロのカットボールだった。
「風があったので、それでカットボールの成分が高かったので、それによってフライ、空振りが多かったのかなと思いますね」。
カットボールと共に、左打者へのチェンジアップも良い抜けだった。特に0−0の2回一死走者なしで栗山巧に対し、初球134キロのチェンジアップで見逃し、続く2球目も134キロのチェンジアップで空振り、3球目の144キロのカットボールをファウルにさせ、4球目の134キロ外角に逃げるチェンジアップで空振り三振。栗山を空振り三振に仕留めたチェンジアップは素晴らしかった。
「バッターが僕のイメージはカットに入ってくると思うので、そこでチェンジアップをしっかり投げられたら有効かなと思うので、それがたまたまいい球がいった感じかなと思います」。
16日の投球では初回、金子侑司の2球目にカーブを投げて以降、ほとんどカーブを投げていなかった。2月に取材した時に「その日の調子に合わせて組み合わせてやっていく必要があるので、そこは満遍なくというか、全球種高めていきたい」と話していたが、16日の登板に関してはカーブが必要ではないと判断してあまり投げなかったのだろうかーー。
「そうっすね、必要ではあるんですけど、風でカットボールで空振りが取れていた。あまり長いイニングを投げる予定ではなかったので、どんどんいい球を投げていくスタイルでというところですね」。
カーブだけでなく、昨季途中、先発転向後に投げていたスプリットに関しては、シーズンが始まってからほとんど投げていない。「あんまり投げていないです。16日もゼロでしたね」と明かした。
カットボール、チェンジアップが良いからスプリットの投球の割合が減っているのだろうかーー。
「そうですね、16日の登板はそうですね。もともと6回を投げる予定じゃないというか、3回か4回で入っていたので、風もあってカットボールの感覚が良かったので、投げるタイミングがなかった感じですね」。
先発転向後に、再び投げるようになったスライダーの位置付けも気になる。16日の西武戦でも数球スライダーを投げていた。「カットボールとカーブの中間の球。球速が欲しいなと思って投げているので、そんな感じです」。
16日の西武戦では投げていないように見えたが、3月30日の日本ハム二軍戦では、上川畑に2ボール2ストライクから投じた7球目に134キロの縦気味に落ちるスライダーを投げていた。縦気味のスライダーに関しては「まだ発展途上中の球なので、これから精度を高めていく感じです」と、今後実戦で使っていきたいと考えている球種のひとつのようだ。
◆ 目指す投球像
そして、唐川の投球で気になることでいえば、ファームの登板を見ていると4月5日の西武二軍戦は、15アウト中9アウトを内野ゴロに打ち取るとなど、ファームでの今季通算奪三振数は2つと打たせて取る投球が目立ったが、一転して4月16日の西武戦では7奪三振、ゴロアウトも僅かに3つだった。
ゴロアウトを多く奪う投手、それとも空振りを奪ってアウトを取っていく投手、どういうピッチングを目指しているのだろうかーー。
「ゴロアウトを取りたいと思っていないですね。カットボールのホップ成分をあげたいので、ポップフライのアウトの方が僕的には嬉しい。16日みたいな投球が理想は理想です」。
登板翌日の17日も一軍の試合前練習に参加していたが、同日に一軍登録を抹消となった。「しっかり言われた試合で自分の納得のいく状態で入っていくことが大事。その積み重ねかなと思っています」。今季初登板でインパクトのある投球を見せた。次回先発のチャンスがあった時に、白星を手にしたい。
取材・文=岩下雄太
2024年04月18日 10:34
2安打2打点のレンドン、9回1死から同点適時打&勝ち越しホームイン
■エンゼルス 5ー4 レイズ(日本時間18日・セントピーターズバーグ)
エンゼルスは17日(日本時間18日)、敵地で行われたレイズ戦に5-4で勝利した。マイク・トラウト外野手がリーグ単独トップの8号ソロ。アンソニー・レンドン内野手が5打数2安打2打点と躍動し、逆転勝ちの立役者になった。
初回、1死走者なしからトラウトが魅せた。レイズ先発のリトルが投じたシンカーを完璧に捉えると、打球は右中間スタンドへ一直線。同点の5回にはレンドンが勝ち越し打、6回にも1点を追加して試合を優位に進めた。
先発したのは24歳のデトマーズ。ここまで3試合に先発して3勝0敗、防御率1.04と覚醒し、ドジャースに移籍した大谷翔平投手に代わる新エースとして注目を集める。6回途中2失点(自責1)と試合を作ったが、8回にストリックランドが2点を失い、あっという間に逆転を許した。
迎えた9回、1死からシャヌエルが右前打で出塁。ネトは四球を選び、レイズ守護神のフェアバンクスから1死一、二塁のチャンスを作った。盗塁で二、三塁となり、続くレンドンが左前適時打。ネトは本塁憤死となったが、2死一、二塁からウォードが右前に運んだ。レンドンは激走で本塁にヘッドスライディングし、泥だらけで勝ち越しに成功した。(Full-Count編集部)
2024年04月18日 10:29
楽天は18日、5月5日(日・祝)株式会社利久の冠協賛試合「牛たんは利久DAY」ロッテ戦で、TVCMでお馴染みの株式会社夢グループ石田重廣社長が始球式を行うことになったと発表した。
2024年04月18日 10:24
18日の『垣花正あなたとハッピー!』で、DeNA・度会隆輝のインタビューが放送された。
度会は三浦監督について「僕からしたらプロで投げている姿を見ている側ですし、その中で今自分の監督をやっていただいて、指導力含め、本当に素晴らしい監督だと思います。いつも優しく指導していただいている」と話した。
インタビュアーのベイスターズファンの垣花正アナウンサーが「野球をやる上では父のような温かさで包んでくれるような感じがしますね」と話すと、度会も「本当に一歩球場の外に出るとやわらかい、優しい笑顔になって、球場に入ると真剣な眼差しでというギャップもすごいと思いますし、本当に素晴らしい監督だなと思います」と三浦監督の印象について語った。
また、チームメイトについて度会は「全員優しくて、こんなに優しい先輩方しかいないのかという印象ですね。本当にやりやすくやらせてもらっています」とし、その中でも「(京田)陽太さんはめちゃくちゃ優しいですし、めちゃくちゃ面白い、一緒にいることが多いですね」と京田陽太に可愛がってもらっているようだ。
垣花アナウンサーが「お前目立ちすぎだ気をつけろ見たいな先輩はいない?」と振ると、度会は「そんな人はいないですね」とキッパリ。「みんなめちゃくちゃ優しいので、いいところですね本当に」と先輩方に感謝した。
開幕から1番打者としてチームを引っ張る度会。「チームスポーツでやっている以上は個々の成績は大事になってきますが、チームの優勝、チームの勝利が一番の幸せ。まずは自分の力、自分のパフォーマンスでチームの勝利に繋げられたら一番幸せ。毎試合、今日度会のプレーでチームが勝てたねと言われるように頑張ります」と決意を述べた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月18日 10:00
17日の『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人』でショウアップナイター解説者の松田宣浩氏と巨人・坂本勇人のスペシャル対談が放送れた。
松田氏に岡本の後ろを打つことについて問われると、坂本は「初回に回ってこないのも慣れないですし、前の(岡本)和真がいることで相手のピッチャーの配球を見て自分にはどうくるのかなと、逆に考えてしまう部分が結構あって、そこもちょっと難しいなと。もう少しフラットに打席が入れたほうがいいのかなとか、まだちょっとなんとも言えないですね」と語った。
また、5番打者のやりがいについては「もっともっと、得点のチャンスで回ってくる機会が増えると思うので、そういった時にどういうふうに対応していくか、まだ自分ではわからないんですけど、難しいなと思います」と、試行錯誤しているようだ。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月18日 09:13
◆ 先発ローテ3番手ウィットロックが負傷者リスト入り
現地時間17日、ボストン・レッドソックスがギャレット・ウィットロック投手(27)が左腹斜筋の張りにより15日間の負傷者リストに入ることを発表した。
今季4年目のウィットロックは、先発3番手として開幕ローテーション入りを果たし、4試合に先発登板。18回1/3を投げて防御率1.96、1勝0敗という好成績を残していたが、同16日のガーディアンズ戦で負傷した模様で、この試合は僅か4回54球で降板していた。
レッドソックスは、ウィットロックに代わってリリーフ左腕のジョー・ジャックを昇格。ジャックは今季3Aウースターで4試合に登板し、4回で7失点を喫している。
数日前には先発ローテーション2番手のニック・ピベッタが負傷者リスト入りしたレッドソックス投手陣。アレックス・コーラ監督はウィットロックの負傷について「最短で戻ってくるだろう」と伝えているが、先発ローテーションに穴が開いた状況となっている。
現在3Aに所属している上沢直之は、現地時間16日の試合で今季2度目の先発登板を果たし、5回4失点の投球で初白星。今季2登板で10回を投げて10安打、2四球、10奪三振、7失点という成績。防御率6.30で1勝1敗をマークしている。米データサイト『FanGraphs』では、日本時間4月22日のパイレーツ戦での先発登板が予想されている。
2024年04月18日 09:00
○ 阪神 2 − 0 巨人 ●
<5回戦・甲子園>
17日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人』で解説を務めた谷繁元信氏が、巨人・吉川尚輝の打撃について言及した。
2024年04月18日 09:00
プロ野球各球団の対戦カードが一巡したが、この段階における本塁打数が昨年比でセ、パ両リーグともに激減している。単なる偶然なのか。デイリースポーツウェブ評論家の野田浩司氏は「投高打低は近年の傾向だが、今年はより顕著」と語り“投打バランス”の行方に注目する。
◇ ◇
今年はホームランが異常に少ないですよね。全体的に。先日は野球のテレビ解説中、これはいった!思った途端に打球が失速してアウト。今年はボールが飛ばなくなっているのかな、と疑ったほどですよ。
投手の力に打者が押されているということなんでしょうが、それにしても昨年に比べてかなり少ない。ロースコアの接戦も多い。その中で阪神の10本は目立ってますけどね。
(両リーグとも、ひと通りの対戦を終えた4月14日時点でセの総本塁打数は32。パは34。合計66本は昨年の同条件98本に比べて約2/3。通年でセ643本、パ607本の昨年の数字にどこまで迫れるか)
春先は投手有利と言われるけど、今年はちょっと極端すぎる。ただ傾向として、投手のレベルが年々上がってきているのは確か。巨人と中日のチーム防御率が1点台というのは驚きだけど、開幕して5〜6試合の数字ではないですからね。
投手のレベルアップにはいくつかの理由があると思う。最先端技術を導入したデータ解析や先進のトレーニング方法などを採り入れて、投手のポテンシャルはどんどん上がっています。
「打者は体力的にいくらでも練習できるが、ボールを投げる投手には限界がある」と言われた時代とは取り組み方が変わってきている。
ひと昔前に比べてマウンドの形状も変化しています。今はどの球場のマウンドも土が固い。軟らかいと踏み出した先の足場が掘れて踏ん張りがきかなくなるが、固いと足裏で土をつかむ“グリップ力”が優り、力強い質のいい球が投げられる。社会人を指導していた時の経験でも、実際に投手の球速が増しているのが分かった。
もうひとつは、今では常識になった“完全分業制”の働き方ですね。先発投手は6回100球が目安で、中には5回というケースもある。あとから出てくるリリーフ投手は、1イニングを全力で投げて次々にリレーしていくから、そう簡単には打てない。
先発完投が常識だった時代は「4度の打席で目慣らしができる」というゆとりみたいなものがあったが、今はそうもいかないですからね。
そもそも理屈上は、主導権を握れる投手が有利だとは思います。投手は走者がいるかいないか、クイックで投げるどうかぐらい。“自分の投球をする”ということを優先して投げればいい。
受け身の打者はすべてを投手に合わせていかないといけないので、考えることが多い難しいスポーツだと思う。
投手10傑に防御率1点台や2点台がズラリと並び、打撃10傑に3割打者が数えるほどになった近年。
この先、どこまで投高打低が続くのか。今シーズン終了後にどうなっているのか。はっきりしたことは分からないが、過去に活躍した名投手、強打者はお互いに相手を越えようと切磋琢磨してきたのでしょうから“投打のライバル関係”は続くんでしょうね。
実在の投手との対戦形式で、ボールの回転数や回転軸、配球、球速などを自在に再現できるバーチャルマシンがあるみたいだから、今後打者はそういうものを駆使することになるのかな。興味深いですね。
2024年04月18日 08:57
2018年に日本ハムでプレーしたトンキン、DFAになったメッツに12日で復帰
メッツは17日(日本時間18日)、ツインズからDFA(事実上に戦力外)となっていたマイケル・トンキン投手を獲得したと発表した。2018年には日本ハムでプレーした右腕は、5日(同6日)にメッツからDFAとなり、トレード移籍したばかりだった。異例のスピード復帰に「なぜだ?」との声があがっている。
2013年にツインズでメジャーデビューしたトンキンは、2018年に来日。53試合に救援登板して4勝4敗、20ホールド12セーブ、防御率3.71の数字を残したが、前任のクリス・マーティンの穴を埋められず1年限りで退団した。昨季は6年ぶりにメジャー復帰して45試合に登板。7勝3敗、防御率4.28の成績を残していた。
今季はメッツと1年100万ドル(約1億5400万円)で契約を結んでいたが、3試合の登板で0勝2敗、防御率4.50。5日(同6日)にDFAになると、金銭トレードでツインズに移籍していた。ツインズでは1試合に登板して2回2失点。13日(同14日)にDFAになると、今度はメッツが獲得の申し入れを行い、改めて契約を結ぶことになった。
マイナー降格にはウエーバーを通さなければならず、獲得を希望する球団が現れれば移籍になる。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者がトンキン再獲得を報じると、ファンからは「誰を獲得したって?」「再び獲得するためにDFAにしたのか?」「なんだって?」と驚きの声があがっていた。(Full-Count編集部)
2024年04月18日 08:30
● ブルージェイズ 4−6 ヤンキース ○
<現地時間4月17日 ロジャース・センター>
ニューヨーク・ヤンキースが9回に一挙4得点で逆転勝利。同地区カードのスイープを回避した。
ヤンキースは2点ビハインドで迎えた9回表、先頭のジャンカルロ・スタントンが反撃の口火を切る5号ソロ。さらに一死二、三塁のチャンスを作ると、代打ホセ・トレビノが適時打を放ち、同点。その後、二死満塁となり、今カード12打数無安打に抑え込まれていたジャッジが打席入り。フルカウントからのシンカーを捉え、三塁線を破る決勝の2点適時打。この回一挙4点を奪い、試合をひっくり返した。
9回裏は守護神クレイ・ホームズが締め、ア・リーグ単独トップの7セーブ目をマーク。ヤンキースは土壇場からの逆転勝利で連敗ストップ。負ければオリオールズに地区首位を譲る状況だったが、首位の座をキープした。次カードも同地区対決、本拠地に戻ってレイズと3連戦を行う。
2024年04月18日 08:00
● アストロズ 4−5 ブレーブス ○
<現地時間4月17日 ミニッツメイド・パーク>
アトランタ・ブレーブスが延長戦制してアストロズをスイープ。
2024年04月18日 08:00
「ウエスタン、阪神4−1オリックス」(17日、鳴尾浜球場)
阪神・高橋遥人投手(28)が17日、2021年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来893日ぶりの実戦登板を果たした。先発して1回無失点で、最速147キロを計測。22年の左肘のトミー・ジョン手術、23年の左肩関節鏡視下クリーニング術などを経ての復帰に、登板後は支えてくれた周囲への感謝を口にした。
◇ ◇
阪神が38年ぶりの日本一を達成した昨季は、高橋にとってはリハビリに費やす試練の年となった。昨秋、大声援を受けながらポストシーズンを戦うチームメートは“別次元の存在”だった。「ホントにもう別なんで。すごいな、強いなとしか言いようがない。ファン目線なんで。刺激とかないです。1軍の試合を見て、どうとかいうのは考えていない」。時折、笑顔も交えて漏らした言葉だったが、表舞台から長く遠ざかっている苦しい胸中がにじみ出ていた。
前回登板は21年11月6日のCSファーストS・巨人戦。左肘の違和感により中15日でのぶっつけ登板、6回3失点で敗戦投手となった。あの日の記憶は「自分の感覚で全然良くなかった」と深く脳裏に刻まれている。「アレじゃ困るよ。アレよりは良くなってもらわないと」と己に言い聞かせながら、復活ロードを歩み続けてきた高橋。3年前の自分を超えるべく、ついに実戦マウンドへ戻ってきた。(デイリースポーツ・丸尾 匠)
2024年04月18日 08:00
「阪神2−0巨人」(17日、甲子園球場)
阪神が甲子園での伝統の一戦で今季初勝利、岡田彰布監督は阪神監督として485勝目を挙げ、藤本定義の514勝に次いで球団単独2位となった。8試合連続で2得点以下の打線は、三回に森下が中越え適時二塁打で2点を先制。先発の伊藤将は6回6安打無失点の粘投で2勝目。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は今季ここまで上位の中日、巨人の戦いぶりを「昨季のタイガースと似ている」とした上で「最後に勝つのは『元祖』の方だ」と指摘した。
◇ ◇
やはり持っているバッターだ。森下が最初の好機で決勝の先制2点二塁打。チャンスはクリーンアップに回ってくる。そこで得点できるか否かでチームの勢いは変わる。
ただ走塁は反省してもらいたい。森下は三塁を狙い走塁死となった。あの場面は2死で、二塁で止まっても次打者は大山。相手外野陣は下がり気味の守備陣形となる可能性が高い。となれば大山がシングルヒットでも十分に本塁へ生還できる。
ペナントレースを見渡すと、首位・中日と2位・巨人は昨季のタイガースと似ている印象だ。昨年の阪神は投手陣を中心にした守りの野球。守り重視の試合運びは、今年の中日と巨人も似ており、両チーム共に『岡田野球』を参考にしている部分もあるのだろう。
ただし『岡田野球』と『岡田野球』の対決なら最後に勝つのは『元祖』だ。9戦連続2得点以下でも、この間は3勝4敗2分け。開幕から本来の状態と言えないが『兆し』はある。この日の伊藤将のように先発陣が安定し始めた。慌てる時期ではない。最後の最後に上に立てばいいのだ。
2024年04月18日 08:00
制限なく目いっぱい腕を振った。広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が17日、由宇練習場でプロ入り後初となるシート打撃に登板。「打者に投げられる段階までこられて良かった」と29球の投球を満足げに振り返った。
打者8人に対し、安打性の打球を3本浴びたものの、最速は149キロを計測。「2ストライクに追い込んだ時は三振を取りたいという、ブルペンではない感情がありました」と投手としての本能が垣間見えるほど、集中していた。
即戦力として入団するも、ここまではコンディション調整に時間を割いてきた。まずは問題なく投げられたことが収穫だ。新井監督は「順調だと聞いている」と笑顔。常広は今後について「5月中には実戦に入れるようにやりたい」と意欲を見せた。将来のエース候補が、大きな一歩を踏み出した。