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2022年07月02日 08:10
<日本アマチュアゴルフ選手権 最終日◇1日◇広島カンツリー倶楽部 八本松コース(広島県)◇7229ヤード・パー72> 男子アマチュア日本一の称号を射止めたのは、東北福祉大3年の岡田晃平だった。「日本アマ」には2016年に初出場。5度目の出場でビッグタイトルをその手におさめた。 高知県出身の岡田は9歳からクラブを握ると、2016年には「日本ジュニアゴルフ選手権」(12〜14歳の部)を制するなど、メキメキと頭角を現した。高校は地元の明徳義塾高に進学し、17年にはJGAナショナルチームの一員として腕を磨いた。18、19年と「四国アマ」を連覇。21年の「日本オープン」では決勝ラウンドを戦い、42位タイに入っている。 「まだ実感はないです。僕が優勝していいのかというか…。福祉大だと蝉川(泰果)先輩とか鈴木(晃祐)先輩とか、ナショナルチームのメンバーの方もいますし、そういう中に割って入って勝てたのはすごくうれしいです」 謙虚に優勝を喜んだ岡田だが、そのプレーは堂々たるものだった。首位と2打差でスタートし、前半3アンダーをマークしてトップに並ぶと、後半でも4バーディ・2ボギーとアクセルを踏む足をゆるめず。東北福祉大の先輩・蝉川、日大4年の古川龍之介を僅差でかわした。 四国出身選手としては2016年の亀代順哉以来2人目となる栄冠に、「僕が初めて出場した時に亀代さんが優勝していて、印象に残っていた。すごく憧れはありました。(地元の)高知でお世話になった人もたくさんいますし、恩返しという意味でこれ以上ないと思います」。同じ明徳義塾高→東北福祉大のルートをたどった大先輩・松山英樹も成しえなかったタイトル奪取を喜んだ。 しかし、これで岡田の日本アマが終わったわけではない。大学3年の岡田にとって、来年は2005、06年のキム・キョンテ(韓国)以来となる大会連覇がかかる。 「日本で活躍して賞金王を取った後に、アメリカとかヨーロピアンツアーとかに出て、世界を知りたい。松山(英樹)選手だったり(世界アマランク1位の)中島啓太選手だったり、すごく良いプレーヤーがたくさんいる。そういう選手に負けないように頑張ります」 偉大な先輩に続くべく、大きな夢に向かって歩み始めた20歳。来年、ディフェンディングチャンピオンとして帰ってきたとき、その姿は一回りも二回りも大きくなっているはずだ。
2024年03月28日 16:32
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ 第1日(28日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
通算1勝の桂川有人(国際スポーツ振興協会)は後半のアウトで4バーディーを奪い、7バーディー、1ボギーの6アンダー、65でホールアウトした。ショットの調子が万全ではないといい「気づいたらバーディーが来ていて、良くこのスコアで回れたな」と驚いた。
昨年は米下部のコーンフェリーツアーに参戦し、ポイントランク130位だった。学ぶことも多く「おととしは守って守ってという組み立てだったが、コーンフェリーに行って、違ったゴルフを見せられた。攻めないといけないコースでどんどん前にいく感じで、自分もそういうゴルフをするようになった」と収穫を語った。
今季は日本ツアーでの賞金王を目標に掲げており、「結果を出せば(再び世界に行く)チャンスも出てくる。目の前の試合、一打を頑張って、道が出てきたら、またそこから考えたい」と冷静に語った。
22年のこの大会はプレーオフで香妻陣一朗に敗れて2位。「負けてはいるが、良い印象のまま今日もできた。良いイメージのまま優勝争いできたらいい」とコースとの好相性に手応えをにじませ、大会初Vを見据えた。
2024年03月28日 15:26
◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第1日(28日、静岡・葛城GC山名C=6455ヤード、パー72)
ツアー通算9勝の小祝さくら(ニトリ)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、単独首位でホールアウトした。「今日は風があまりなかったので、例年よりもゴルフはしやすかった」と気候を味方に初日から大きくスコアを伸ばした。
スタートの10番で2メートルのバーディーパットを沈めて好発進。だが、「スタートのバーディーは、いつも良いイメージがなかった」話した。これまでバーディー発進を決めた日は、そこからボギーが続くことや、ハーフターン時にはスコアを落としていることが多かったという。「しっかり気を引き締めてやろうと思った」と集中力を切らさず、好スコアにつなげた。
今季は2度の2位など好成績を残している。「ショットがすごく良いわけではない。ティーショットが難しいので、心配はあったんですが、今日はうまくいってくれた」とうなずいた。パターは今週からグリップの握り方を変えている。フェースコントロールが安定し、4メートル前後のパットを次々と沈めた。
今季は2週連続2位など、4試合でトップ10入りは3度。節目の10勝目まであと一歩と迫っている。前週は同学年の臼井麗香が初優勝。1998年度生まれの「黄金世代」の一角が18年は5位、21年は4位と好相性の大会で今季初Vを目指す。
2024年03月28日 14:25
◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第1日(28日、静岡・葛城GC山名C=6455ヤード、パー72)
前週のアクサレディス宮崎でツアー初優勝を挙げた「れいちぇる」こと臼井麗香(フリー)は第1ラウンドを5オーバーの77でホールアウトした。インスタートのこの日、イーブンパーで8番パー4を迎えたがまさかの「+6」をたたき、一気に失速した。
8番ではティーショットが強風に流され、右林に入った。第2打を後ろに打つも木の根元に落ち、再び難しい状況に。さらにアンプレアブルを宣言するなどし、7打目はバンカーのアゴ付近に落ちて寄せきれず。8オン2パットで「+6」とした。
最終9番をバーディーとしたが、5オーバーと出遅れて初日を終えた。「調子は悪くなかったので…」と8番さえなければ1アンダーだっただけに悔しさは大きい。「明日は(予選)カットもあるので伸ばさないと」。29日は午前中が雨天予報で、よりコースが難しくなることが予想されるが、ビッグスコアを狙う。
2024年03月28日 09:26
日本の男子プロは昨年から海外で華々しい活躍をしている。
2024年03月28日 09:00
プロゴルファーの吉田優利がInstagramを更新。試合では見ることができない、笑顔のオフショットを公開しました。 「ねえ、どっち?」可愛さあふれる動画に「いいね!」殺到
吉田プロは「両方買っちゃう」というコメントとともに1本の動画を投稿。
動画で吉田プロは「どっち?ねぇ、どっち」と赤とピンクのバレッタを選んでいる様子。カメラで撮影している友人が「赤だと思う」と言うと、吉田プロは悩みながら「両方買っちゃう」と笑顔で言いました。吉田プロの可愛さあふれるこの動画には、2.5万件ものの「いいね!」が付きました。 「幸せな年になりますように!」プラチナ世代とUSJ旅行
別の投稿ではプロゴルファーの安田祐香、後藤未有、上野菜々子といった吉田プロと同学年の「プラチナ世代」とのプライベートショットを披露しました。
吉田プロは「みんなが元気でいっぱい笑う幸せな年になりますように!」コメントし、写真と動画を投稿。大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンで遊んでいたようで、写真では「ユニバーサル・グローブ」の前で4人が並んでポーズを決めたもの、食事を楽しんでいるものなどが披露されています。
ジュニア時代からライバルでありながら、親友でもある4人の仲の良さが垣間見える投稿に2万件以上の「いいね!」が寄せられました。 渋野プロとの食事会に「終始爆笑でした」
吉田プロは「ひなこさんと最強マネージャー軍団」「帰国してすぐ会いました」とコメントし、渋野日向子やマネージャー陣との食事会の写真をアップしました。
写真には眼鏡をかけた渋野プロと2人でアイスを食べるものもあり、仲の良さがうかがえます。またTikTokも撮影したようで吉田プロは「終始爆笑でした」と感想を綴りました。 「イチゴ柄を見つけると…」青木プロとのパジャマショットを披露
別の投稿では吉田プロは「青木瀬令奈さんから頂いたパジャマ」とかわいらしいイチゴ柄のパジャマに身を包んだ自撮りショットを公開しました。
さらに「いつもイチゴ柄を見つけるとプレゼントしてくれます」と別の写真ではパジャマ姿の吉田と青木が互いに体を寄せ合う2ショットを披露。カメラに向かって満面の笑みを浮かべる仲むつまじい様子が公開されています。
最後に「今年もとてもとてもお世話になりました」「かっこよくてきれいで優しくてかわいいお姉さまらぶいです!!」と青木へメッセージをつづり文章を締めていました。
いかがでしたか? ぜひ吉田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※yuri_yoshida__/Instagram
2024年03月28日 08:00
アドレスをしっかり決めれば、ドライバーも安定して打てるようになります。
このレッスンでは、多くの人がついズレてしまう「アドレスの取り方」について解説します。
今回は、前傾や傾け方におけるボールとの距離や、手元の位置に注目してみました。 作った形を崩さず前傾
”ボールとの距離(間合い)”や”手元の位置”が一定になる 前傾するときの注意点は3つ
アドレスのズレは、ボールとの距離や手元の位置が変わってしまうケースも多々あります。このレッスンは、上半身の形を決めたら、あとは前傾してヘッドをボールに合わせるだけなので、ボールとの間合いもズレにくいのが利点です。クラブを両手で握ってアドレスに入るルーティンから、実際にボールを打つ構えをとるときの注意点は3つ。 骨盤だけを下に傾けてクラブを下ろす 左寄りのボールにクラブを合わせても体は合わせない 目標を再確認するときは頭を回して顔の向きだけを変える
この3つはどれも「事前に作った形を崩さずに前傾する」ためで、形が崩れなければ“いつも同じ構え”が作れて、打球も“つねに同じ球筋”が打てる。崩れない一定のアドレスと球筋は、スコアも崩さない極意になります! 前(下)に傾けるのは上半身ではなく骨盤
無意識に体がふだんよりもボールから遠い(右)、近すぎる(左)というエラーでミスが起こっているアマチュアは多い。
上半身の形を決めたら、前傾させるのは上半身ではなく、ベルトをうしろに引くイメージで骨盤を地面に向けるように傾ける。骨盤の傾きに沿ってクラブを下げてヘッドをボールに合わせると、ボールとの距離や手元の前後左右の位置も一定になる。 ヘッドをボール位置に合わせて軸を右に傾ける
クラブは真下ではなく、左寄りのボール位置に合わせてヘッドを下げていくと、自然に軸がやや右に傾く。すると、ティーアップしたボールを飛ばすのに適したアッパーブローで振れる。 目標の再確認は前傾をキープしたまま頭だけを回転
打つ体勢が決まってから目標を再確認するときは、頭だけを回して顔をターゲットに向けて見ると、それまでに作った形が崩れない(○)。上半身を起こして見ると、右肩が前に出るなどせっかく作った一定にするための形が崩れてしまう(×)
いかがでしたか。3つのポイントを練習してみてください。
レッスン=佐藤雄紀
●さとう・ゆうき/1997年生まれ、神奈川県出身。170cm、62kg。東京国際大学ゴルフ部を経て、現在は埼玉県を拠点にツアープロを目指しながら腕を磨く。スイング研
究にも余念がなく、最新のゴルフ理論にも深く精通している。
写真=相田克己、ゲーリー小林
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
2024年03月28日 07:00
ニューバランスジャパンは、契約アスリートの一人、稲見萌寧プロのフィードバックを各所に取り入れたゴルフシューズ「FuelCell 3000 v1(フューエルセル 3000 v1)」を発売しました。 「満足しています」稲見プロお気に入りのゴルフシューズが誕生 稲見萌寧プロ
高次元の安定感と快適性を兼ね備えた本モデル。その最大の特徴はニューバランスのキーテクノロジー「FuelCell」をミッドソールに取り入れたこと。これにより優れたクッション性と反発性が快適性を実現しました。またスイングに安定性を与えつつ、精度の高いプレーを長時間維持するStability web(スタビリティウェブ)も搭載しています。 FuelCell 3000 v1(フューエルセル 3000 v1)
アウトソールはスパイクとサブスタッドの形状、位置、高さを工夫した設計となっています。さらにスパイクは稲見プロがこだわる低重心を実現するため、ミッドソール側に鋲座を埋め込み、低重心による安定性を確保。スイング・歩行時の安定感とあらゆる場面での高いグリップ力を実現しました。さらにアッパーはレザーライクな柔らかい人工皮革で作られ、ソフトなフット感を提供します。
今年からの米ツアーを主戦場として活動する稲見萌寧プロは以下のようにコメントしています。
「以前から地面に近い低重心なシューズを求めていました。今回のモデルもそれは実現されていて、安定感という点では満足しています。また3000の特徴の一つはアッパーのしなやかさと柔らかさです。長い時間着用するアイテムなので快適性という点でもこだわりました。そしてデザイン面ではピンクとゴールドをあしらい上質な見た目となっています」 FuelCell 3000 v1
カラー:MP(WHITE/PINK)
価格:オープン価格
ウィズ / サイズ:2E / 22.5~29.0
ニューバランス公式オンラインストア
https://shop.newbalance.jp/shop/e/eEnb-golf-3000v1
いかがでしたか? 「FuelCell 3000 v1」はニューバランス公式オンラインストア、ニューバランス原宿、その他一部のニューバランス取扱店舗にて3月22日(金)より発売します。
2024年03月28日 06:20
今季開幕はレギュラーツアーで迎えることになりました。
2024年03月28日 06:00
男子プロゴルフツアーの今季開幕戦、東建ホームメイトカップは28日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7069ヤード、パー71)で開かれる。昨年のダンロップフェニックスで1973年のツアー制施行後、史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(22)=フリー=が、27日までにスポーツ報知のインタビューに応じた。プロ実質1年目となる今季は「プロ1勝」を目指す。さらに、史上2人目のルーキー賞金王の快挙と、海外ツアー挑戦を見据えた。(取材、構成=富張 萌黄、岩原 正幸)
杉浦は昨年のダンロップフェニックスでアマチュア優勝。海外メジャー覇者の松山英樹(32)、ウィンダム・クラーク、ブルックス・ケプカ(ともに米国)ら世界の強豪プロを抑えて快挙を達成した。
「今までで一番緊張した。(ウィニングパットを)入れた瞬間もホッとはしたんですけど、緊張しすぎて。先輩たちに勝てたことは自信になった。ずーっと連絡を取っていなかった同級生から連絡が来たりして、すごくうれしかった」
優勝インタビューでプロ転向を即宣言。昨年2試合をプロとして出場も、試合への向き合い方はアマ時代と大きな変化はないという。
「優勝を目指してやることは変わらないので、いつも通りやっている。プロって呼ばれることには慣れてきた」
今季はプロとして24試合を転戦予定。昨年はいずれもアマV経験者の中島啓太(23)、蝉川泰果(23)、金谷拓実(25)が賞金ランクトップ3に君臨。杉浦も同じような活躍を思い描く。
「去年の優勝はすごいうれしかったですけど、もう一回ここで気を引き締めて、またプロとして優勝できるように頑張りたい。アマで優勝している歴代の方たちは、そのままずっと活躍されているので、そこに続いて賞金王争いをしたい」
10歳から憧れは元世界ランク1位のルーク・ドナルド(英国)だった。身長は同じ172センチで、ともにミズノと用品契約を結ぶ。小学6年間は野球選手で投手と外野手だった。平均300ヤード近い飛距離はその経験も生きているという。
「(ルークは)世界で活躍していて、見た目も格好いい。ミズノを使っているのを見て、より好きになった。平均よりは飛ぶ方なので、野球をやっていたことが今の飛距離につながっているのかなと思う」
開幕戦は地元の愛知・高浜市から近いコースで開催される。初出場だった昨年は11位と相性は悪くない。
「去年、自分では納得いくようなゴルフができて、いいスタートが切れた場所。イメージもいいので開幕戦から優勝を目指したい」
狙うは13年の松山以来、ツアー2人目の新人賞金王だ。さらに、近い将来の海外挑戦も視野に入れている。
「まずはプロとして1勝するというのはあるんですけど、賞金王になれるように頑張りたい。世界の一番上のフィールド(米ツアー)で優勝争いできるような選手になりたい」
◆杉浦 悠太(すぎうら・ゆうた)2001年9月12日、愛知・高浜市生まれ。22歳。4歳から父の影響でゴルフを始める。小学生時代は野球もプレーした。強豪の福井工大福井高で腕を磨き、18年の日本ジュニアなどで優勝。20年、日大国際関係学部に入学。23年、ダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たし、プロ転向。得意クラブはウェッジ。ドライバーの平均飛距離は290ヤード。家族は両親と妹。172センチ、74キロ。
◆男子のアマチュア優勝 1973年のツアー制施行後、80年の中四国オープンで倉本昌弘が初めて達成。2007年には当時高校生の石川遼が、史上最年少15歳245日でプロを撃破した。その後は松山、金谷、中島と国内外で活躍する選手が達成。22年には蝉川が史上初となるアマ2勝を成し遂げた。倉本は通算30勝の永久シード保持者。石川、松山、中島は賞金王に輝いている。
2024年03月28日 06:00
男子プロゴルフツアーの今季開幕戦、東建ホームメイトカップは28日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7069ヤード、パー71)で開かれる。前年大会覇者でツアー通算9勝の今平周吾(31)=ロピア=は27日、プロアマ戦で最終調整。2009&10年の小田孔明以来4人目の国内開幕戦連覇と18、19年に続く3度目の賞金王獲得を狙う。
青空の下、広大なコースを気持ち良さそうに回った。連覇を狙う今平は「調子はいい感じ」と笑みを浮かべた。「いつもの試合と同じで、去年勝ったからといって高ぶることなくできるように」と前年覇者としての緊張感を受け止め、開幕戦を見据えた。
8度目の出場となった昨年は最終日に63をマークし、逆転V。11月には三井住友VISA太平洋マスターズも制し、昨季賞金ランク5位で3季ぶり4度目の年間賞金1億円突破を果たした。「だいぶまた調子が上がってきた。良くなってきた」と、昨季パーオン率70・82%(6位)のショット力が示すように手応えを得た。
オフは「特に変えず」と、継続路線で取り組んだ。上半身、下半身とバランス良くトレーニングを行い、練習とラウンドをそれぞれ週2、3度ずつ。「コンディションは悪くない」と開幕を迎えた。一方で内容に目を向け、昨季平均パット数(1・7806)で68位だった反省を生かし「そこを上げていけば、去年より上位で戦える。ショートパットを決められるように」と練習量を増やした。
「まず優勝することが目標。10勝目をしたい」と31歳は視線を上げた。その先には「また賞金王が取れるようなゴルフができるように」と3度目の賞金王となる目標がある。今季から所属先も変わり「また新たな気持ちでできる」。ともに賞金王に就いた18、19年ブリヂストンオープン以来となる自身2度目の大会連覇へ。「相性も悪くないので、優勝に向かって一日一日、頑張りたい」と言葉に力を込めた。(岩原 正幸)
◆今平 周吾(いまひら・しゅうご)1992年10月2日、埼玉・入間市生まれ。31歳。9歳でゴルフを始め、2008年の日本ジュニアでは松山英樹との最終日最終組対決を制して優勝。高校を中退後、米IMGアカデミーで2年間武者修行。09年全米ジュニア8強。11年にプロ転向。18年は1勝、19年は2勝で2年連続賞金王。昨年は2勝で通算9勝。継続中の選手では最長の6季連続優勝を記録。165センチ、67キロ。家族は妻。
◆今平の23年大会優勝VTR 開幕初日に「64」で金谷拓実とともに7アンダーの首位発進。2日目は66で4打差2位に後退、3日目は71と伸ばせず4位へ順位を下げた。2打差4位で出た最終日に8バーディー、ボギーなしのベストスコア「63」をマーク。通算20アンダーで2位の星野陸也に2打差をつけて、ツアー通算8勝目を飾った。
◆開幕戦連覇 1973年のツアー制施行後、〈1〉73年中日クラウンズ、74年日本プロ東西対抗競技の青木功〈2〉76年総武国際オープン、77年ダンロップ国際オープンのベン・アルダ(フィリピン)〈3〉09、10年東建ホームメイトカップの小田孔明の3人が達成している。
◆賞金王3度 国内男子ツアーでは73年ツアー制施行後、4人が達成。〈1〉尾崎将司の12回(73、74、77、88〜90、92、94〜98年)が最多〈2〉青木功(76、78〜81年)、片山晋呉(00、04〜06、08年)の5回〈4〉中嶋常幸(82、83、85、86年)の4回。今平が18、19年に続く3度目の賞金王となれば単独歴代5位となる。
2024年03月28日 06:00
ドライバーは長くてフェースが開きやすいクラブです。
ティーアップしたボールを上手く打つには「ドライバー専用スイングのための専用アドレス」を作り、アッパー軌道で振ることが求められます。
この記事では、最適な軌道を確保するために必要な、「グリップ」と「アドレス」に注目したレッスンを解説します。 ヘッドを走らせて球をつかむには両手のグリップの間隔を少し離す
指と指の間に隙間を作る
左右のグリップの間隔を少し空けるのがポイント。スイング中に右手が使いやすくなってフェースターンがスムーズに。重心距離の長さによるつかまりの悪さを補えます。なお、グリップはゆるめに握ったほうがヘッドが走りやすくなるので、クラブの長さを生かせます。
左:通常 右:ドライバー
左手と右手の間に少し隙間を作る。グリップはゆるく握るが親指と人差し指でできる「V字」部分は締めておく。 インサイドからアッパーに打ちやすい構えを作る
これがドライバー専用アドレス
ドライバーという長くてフェースが開きやすいクラブをティーアップした状態でうまく打つには、ややインサイド・アウトの軌道で、しかもアッパーに振るのが最適です。そのためには、アドレスもドライバー専用にしましょう。
まず、右足を少し引いたクローズスタンスにすることでインサイドからボールをとらえやすくします。ボール位置は左寄りですが、これはよくいわれる「左足カカト前」くらいでOK。そして右肩を少し下げてアッパーに振りやすい形を作りましょう。 少しクローズスタンスで立つ
ドライバーのアドレス
ボール位置は左足カカト前。右足を引いてクローズスタンスにするとインサイドから振り下ろしやすい。
アイアンのアドレス 右肩を少し下げて構える
上体をやや右に傾けて右肩を下げ、アッパー軌道で振りやすい状態を作る。少し右足体重でOK。 注意!コースに対して対角線に構えるのは難しい
フェアウェイを広く使うために対角に構えると狙いがズレやすい(×)ので、目標に真っすぐ立つほうが安全(○)
いかがでしたか。長谷川プロのレッスンを参考にしてみてください。
レッスン=長谷川泰之
●はせがわ・やすゆき/1978年生まれ、新潟県出身。脱サラして研修生となり、PGAティーチングプロA級を取得。2019年にはPGAティーチングプロアワード優秀賞を受賞。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
2024年03月27日 17:29
大会主催のヤマハと用品契約を結ぶ通算2勝の神谷そら(郵船ロジスティクス)が、プロアマ戦で最終調整した。
2024年03月27日 17:29
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ プロアマ戦(27日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
昨年11月のダンロップフェニックスでツアー7人目のアマチュア優勝し、プロに転向した杉浦悠太(フリー)は「海外でも良い調子でプレーできていたので、日本の開幕戦も楽しみ」とワクワクした表情を浮かべた。
2月末からアジアンツアー2戦に出場。マカオで行われた試合では14位となった。アマで出場した昨年の東建ホームメイトカップは11位と相性は上々で「すごく回りやすいコースだった」と好印象を持つ。
25日に日大を卒業したばかりの22歳はツアーフル参戦1年目へ「賞金王目指して頑張りたい。3勝したい。賞金王になろうと思ったら、それくらいしないといけない」と口元を引き締めた。
2024年03月27日 17:17
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ プロアマ戦(27日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
昨季賞金ランク2位の蝉川泰果(アース製薬)は「開幕戦から上位を狙って、いい結果で終われるように」と意気込みを語った。今季の目標には「海外1勝」と「国内で複数回優勝して、賞金王」を力強く掲げた。
プロアマ戦を回り終え「なかなか大変でした。ミスしまくりで恥ずかしかった」と苦笑い。その中で「あと数時間で(試合までに)しっかり調整したい」とうなずいた。昨年最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップを制し、今年は1月に3戦、3月に1戦いずれも米ツアーにも出場した。3週前にはプエルトリコで試合をし「長時間のフライトがしんどくて、体がバキバキ。先週はケアに時間をかけた」と明かした。
米ツアーではソニー・オープンの第3日を終えて4位につけるなど収穫も得た。「今年20試合以上、日本ツアーがあるが、一番足りていないのは試合での優勝体験なので、いい結果を残すことが自信につながり、いいプレーに結びつく。その辺りの自信をこの試合で取り戻していきたい」と意欲的だった。
2024年03月27日 17:02
◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース プロアマ戦(27日、静岡・葛城GC山名C=6455ヤード、パー72)
2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう)=加賀電子=が、プロアマ戦で最終調整した。「楽しくラウンドすることができて、コースの状態も見られた」と充実した時間を過ごした。昨年からグリーンや、ティーグラウンドの位置が変わったホールもあり、入念にチェックをした。
前週のアクサレディス宮崎は最終日が荒天で中止に。第2ラウンド終了時の2位と悔しい結果となった。「天候には勝てない。しょうがないと思うので、気持ちを切り替えて」とすぐに前を向いたという。自身の状態も上がっていると話し、「やるべきことをやるだけ」と気を引き締めた。
今季に入り、イメージチェンジをした。「オフに友達が似合うメイクを考えてくれた」と涙袋を描き、アイシャドーも発色のいいものに変えた。報道陣からも「似合っている」と言われ、「ありがとうございます。自信になりました(笑い)」と試合中には見られない柔らかい表情ものぞかせた。
この大会は4年連続4度目の出場。初出場の21年は2位、昨年は3位と好相性を誇る。21年は優勝こそ逃したが、2週後のKKT杯バンテリンレディスでのツアー初優勝へつながった。「優勝争いできたことが自信になった。いい思い出がある」とうなずいた。「(コースとの)相性は悪くないと思う。あとはショットの調子がスコアに影響すると思うので、今まで通りプレーできれば」と今季初優勝へ向けて言葉に力を込めた。