2022年07月02日 09:08
インテルは1日、アヤックスとの契約が満了となったカメルーン代表GKアンドレ・オナナが加入することを公式サイトで発表した。 オナナは6月30日に、所属していたアヤックスとの契約が満了。移籍金が発生しないフリートランスファーでインテルに加入した。なお、契約期間は公式には発表されていない。 現在26歳のオナナはバルセロナの下部組織に所属していたが、2015年1月にアヤックスへと移籍。2016年8月にトップチームデビューを飾った。これまで公式戦通算212試合に出場しており、2018−19シーズンには国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出に大きく貢献した。 同選手は2020年10月に妻の処方薬を誤って服用し、ドーピングのルールに抵触。2021年2月に12カ月の出場停止処分を科された。後に処分が9カ月に軽減され、昨年11月に戦列復帰を果たした。2021−22シーズンは公式戦9試合に出場している。
2024年04月19日 21:00
U23アジアカップのグループステージ初戦で中国に勝利したU-23日本代表。
先制した後の前半17分にDF西尾隆矢(セレッソ大阪)が一発退場し厳しい戦いを余儀なくされたが、最後まで耐え抜いて勝利を手にした。
『プレーヤーオブザマッチ』は満場一致でGK小久保玲央ブライアンだろう。
ポルトガルの名門ベンフィカに所属する23歳は、ビッグセーブを連発してこの試合の救世主に。ネットでは「A代表の鈴木彩艶より良いのでは?」といった声が溢れるほどだった。
一躍時の人となった小久保だが、所属するベンフィカでは5年間でトップチームでの出場はゼロ。今季の前半はBチーム(2部)の正GKを務めていたものの2月からは出場はおろかベンチ入りさえままならない状況である。
これほどのプレーができる彼がなぜこのような事態に陥っているのだろうか。柏から世界へ
小久保玲央ブライアンは2001年1月23日、ナイジェリア人の父親と日本人の母親のもとに生まれた。日本の学年的には2000年の世代だが、早生まれのためパリ五輪に出場する資格(2001年生まれ以降)を持っている。
地元は千葉で中学の頃から6年間柏レイソルのユースに所属。高3の2018年には2種登録され、そのままトップチーム昇格するかと思われたが、2019年1月、18歳の誕生日を迎えた直後にベンフィカと2023年までの契約を結んだ。✍ Bem-vindo, Leo Kokubo.
ℹ https://t.co/fODoDisAwU#FormarAGanhar pic.twitter.com/1HeybThSDM
— SL Benfica (@SLBenfica) 2019年1月25日
ビッグクラブからの突然の発表は日本のサッカーファンを驚かせたが、この移籍のきっかけとなったのが2018年に開催されたアルカス国際カップだ。同大会の準決勝で柏はベンフィカのユースと対戦し、PK戦の末に勝利。この試合でPK戦を含めて活躍したのが小久保だった。
柏はこの大会で準優勝し、U23アジアカップにも出場している細谷真大がMVP、小久保がベストGK賞を受賞。ここでの活躍が名門への扉を開いたのである。
ちなみにこのアルカス国際カップはカタール開催。奇しくも今回のU23アジアカップが行われている場所であり、6年の時を経て再びこの場所で評価を高めているというのも何かの縁なのだろう。名門クラブで着実にステップアップ
小久保がベンフィカに加入した際のリリースには「U-19, U-23, Bチームに加わる」と書かれていた。
昨今の福田師王(ボルシアMG)、佐藤恵允(ブレーメンU-23)らがそうであるようにまずセカンドチーム等で経験を積み、結果を残せばトップに昇格できるヨーロッパで主流になっているシステムだ。
ここでベンフィカのシステムをみていこう。 トップチームBチームU-23チームU-19チームU-17チーム U-15チーム
ベンフィカは基本的に以上の6段階で構成されており、18歳で加入した小久保はまずは上記の3と4に該当するU-19とU-23のチームでプレーすることとなった。
小久保が本格的にプレーし始めたのは2019-20シーズンからだ。このシーズンはU-19のUEFAユースリーグ(19歳以下のチャンピオンズリーグに相当)とU-23の国内リーグを掛け持ちでプレー。UEFAユースリーグでは決勝でレアル・マドリーに敗れたものの準優勝に輝いた。写真は昨年8月のスーペルコパでのもの
上々の1年目となったが、この時期に最初の不運に見舞われる。それがコロナの流行である。世界を混乱に陥れたこのパンデミックはサッカー界にも大きな影響を与え、リーグ戦が一時中断、ユーロ2020は2021年に延期される事態となった。
小久保もリーグ戦での貴重な実戦の場を失い、さらに出場が有力視されていた2021年U-20ワールドカップは大会自体が中止に。出場の候補だった東京五輪もメンバーから落選するなど国際経験を積む機会も逃してしまう。
それでも2020-21シーズンは初めてBチームでベンチ入り。シーズン後半の2021年3月にはベンフィカとの契約を2025年6月まで延長し、同5月にはトップチームに一時合流してベンチ入りも果たす。さらに翌2021-22シーズンには本格的にBチームに帯同し、初出場を含む9試合に出場した。
この時点で21歳。コロナ禍による不運はあったにせよ、成功への階段を確実にのぼっているかと思われた。超逸材の台頭により窮地に
だが2022-23シーズン、順調だった彼のキャリアに暗雲が立ち込める。それが小久保より3歳も若い(学年では4歳年下)アンドレ・ゴメスの台頭である。超逸材とされるアンドレ・ゴメス
ポルトガルの年代別代表で守護神を務めるアンドレ・ゴメスは、『2004年生まれで世界最高のタレントの一人』と評価される超逸材。クラブはその彼を優先的に起用し始め、それにより小久保は再びU-23チームに逆戻りとなってしまったのだ。
それでもアンドレ・ゴメスが昨年5月に肩を負傷して長期離脱すると、小久保は今シーズン開幕からBチームの正GKを任され、そこで評価を高めてトップチームに「4番手」として昇格する。だがそれも束の間で、今年1月にアンドレ・ゴメスが怪我から復帰すると再びBチームのポジションを明け渡した。
今年2月以降はトップチームに帯同するものの、守護神であるウクライナ代表GKアナトリー・トルビンの「ウォーミングアップ相手」として扱われており、Bチームも含めてベンチ入りさえほぼできていない状況が続いている。
これが現在の小久保の状況なのだ。
小久保は過去にジョアン・フェリクス(現アトレティコ・マドリー)、ダルウィン・ヌニェス(現リヴァプール)、現在ならアンヘル・ディ・マリアらとのシュート練習にも付き合っているようで、自身もそのレベルの高さや価値を強調している。
そもそもベンフィカというクラブは近年だけでもヤン・オブラク、エデルソンといった名GKを輩出しており、現在も守護神がウクライナ代表のトルビン、控えがポルトガル代表のサムエウ・ソアレス、3番手が上述のアンドレ・ゴメスと世界的にもハイレベルな環境で、出場すること自体が難しい。
ただそうはいってもこのままBチームでさえ出場機会が得られないのであれば、この先を考えなければいけないだろう。特に来年で24歳になる小久保が出場する舞台はこれまで以上に限られてくる。
Xのフォロワーが5万人を超え、ベンフィカの情報を毎日発信しているアカウント『Coluna Vermelha』は、「フィジカル面で彼は興味深いGKだ。彼自身のキャリアを考えると、ベンフィカが彼を第4GKとしてとどめておくのは意味がない」と退団を勧めている。
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名
かつて自身をベンフィカへと導いたカタールの地で五輪の切符を掴み取り、自身としても新たな未来を切り拓くことができるだろうか。この先の戦いに注目したい。
2024年04月19日 20:53
レアル・マドリードに所属するトルコ代表MFアルダ・ギュレルに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。
2005年2月25日生まれで現在19歳のギュレルは攻撃的MFを主戦場とする左利きのプレーヤー。母国の名門フェネルバフチェの下部組織で育ち、2021年にトップチームデビューを果たした。背番号「10」を託され臨んだ2022−23シーズンは、公式戦35試合の出場で6ゴール7アシストをマークし、カップ戦制覇に大きく貢献。トルコ代表ではここまで国際Aマッチ6試合に出場し1ゴールを記録している。
そのポテンシャルの高さから“トルコのメッシ”とも称される若き逸材は、昨年夏に推定2000万ユーロ(約33億円)と報じられた移籍金でレアル・マドリードに加入。新天地では度重なる負傷の影響でここまで公式戦7試合の出場に留まっているが、先月のリーグ戦で加入後初ゴールをマークするなど、最高峰の環境で着実に経験を積んでいる。
今回の報道によると、現在ヨーロッパの10以上のクラブがギュレルのレンタルを目指し、レアル・マドリードへの問い合わせを行っているようだ。中でもセビージャとベティスが熱烈な関心を寄せており、今夏の移籍市場でオファーの提示に踏み切る可能性があるという。セビージャはギュレルがフェネルバフチェに在籍していた当時も獲得を検討していたとのこと。一方のベティスは、フランス代表MFナビル・フェキルの放出を目指しており、若きトルコ代表アタッカーをその後釜に据えたいと考えているようだ。
なお、ギュレル本人は来シーズンもレアル・マドリードに留まることを希望しているという。また、レアル・マドリードが同選手のレンタル放出に踏み切る場合には、新天地はチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)といった欧州コンペティションの出場権を持ったクラブになる可能性が高いと報じられている。
2024年04月19日 20:53
ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督は18日、『ESPNアルゼンチン』とのインタビューで、21日に行われるコパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル(アルゼンチン1部リーグ)準決勝ボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートの激突「スーペル・クラシコ」についてコメントした。
デ・ロッシ監督は、2019年7月から2020年1月まで選手としてボカに所属し、公式戦7試合出場1ゴールを記録。ボカでのプレー時間は長くなかったにも関わらず、ボカに対する熱い想いやピッチ上での振る舞い、そして誠実な人柄からボカの選手やサポーターから熱い支持を得た。
18日に来季の続投を発表したデ・ロッシ監督が率いるローマは、同日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグでミラン(イタリア)に2−1と勝利。2戦合計で3−1という結果を得て、EL準決勝進出を決めた。
そんなデ・ロッシ監督は試合後、『ESPNアルゼンチン』からインタビューを受け、話題が古巣のボカとリーベルに移ると「いつも通り、刺激的で美しいスーペル・クラシコになるだろう。ボカのプレーはとても良いし、(ウルグアイ代表FW)エディンソン・カバーニのレベルが上がってきていている。彼はチームを変える選手になり得る」とアルゼンチンのビッグマッチへの期待を語った。
2024年04月19日 20:50
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地4月19日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ第2節でUAEと対戦する。
2024年04月19日 20:28
アストン・ヴィラ(イングランド)に所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが、18日に行われたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・準々決勝セカンドレグでリール(フランス)に勝利し、準決勝進出を決めた喜びをアストン・ヴィラの公式サイトで語った。
この試合はファーストレグとセカンドレグの2戦合計2−2のまま延長戦を終了。その後迎えたPK戦で、アストン・ヴィラのGKエミリアーノ・マルティネスがリールのナビル・ベンタレブ、バンジャマン・アンドレのシュートを2本セーブし、アストン・ヴィラがPK戦を4−3で制して準決勝進出を決めた。
FIFAワールドカップカタール2022決勝でアルゼンチン代表がフランス代表に勝利し優勝を決めた後、E・マルティネスはロッカールームで「(パリ・サンジェルマン所属フランス代表FW)キリアン・エンバペに黙祷を」と歌ったり、帰国後の凱旋パレードでは顔にエンバペの写真を貼り付けた赤ちゃん人形を抱き抱えたりした。そのため、フランス人たちはE・マルティネスのことを良く思っておらず、18日の試合をホームで戦ったリールのサポーターはE・マルティネスにブーイングを浴びせ、更に「マルティネス、お前は恥ずかしくないのか?」とスペイン語で書かれたボードを掲げるなどしていた。
そんななか、PKストップを含む活躍でアストン・ヴィラの準決勝進出に貢献したE・マルティネスは「サポーターは自分にモチベーションを与える。わかるかな? 自分の背中に向かって多くの罵声や物を投げつけられるとき…自分は人生を通じ、背中に向かって色々なものを投げつけられてきた。それが自分を奮い立たせ、自分がパフォーマンスを発揮する燃料になるんだ」と語り、相手サポーターの敵意が自身の力になったと説明した。
続けてE・マルティネスは「決勝に進みたい。それが試合後に自分たちが送ったメッセージだし、そういう気持ちを持っている。次の試合ではホームで試合を終わらせるんだというメンタリティーを持つ必要がある」と5月2日にホームでオリンピアコス(ギリシャ)と戦う準決勝第1戦に向けて意気込みを語った。
なお、アストン・ヴィラにとって欧州主要大会での準決勝進出は、1981-82シーズンにチャンピオンズカップ(現:チャンピオンズリーグ)で優勝して以来、42年ぶりのこと。E・マルティネスは「このクラブを愛している。準決勝でプレーするなんて、信じられないことだ。42年を経てこのステージに到達できて素晴らしいよ」と、喜びを語った。
2024年04月19日 20:04
元日本代表の内田篤人氏が自身の公式Xを更新。先日に今季限りでの現役引退を表明した長谷部誠との2ショットを公開した。
スーツ姿の2人が仲良く肩を並べ、笑顔を浮かべる。ハッシュタグで「#長谷部誠」「#お疲れ様でした」と綴り、力こぶの絵文字付きで「#最後まで」とエールを送る。
【画像】スーツ姿でイケメンすぎ!内田篤人&長谷部誠の2S
この投稿にファンも反応。「最強男前」「エモすぎ」「いい写真すぎる」「スーツ似合っててカッコいい!」「大好きな2人すぎる」「大好きな代表の思い出がぶわぁ〜」「素晴らしきレジェンド」といった声があがった。
ともに静岡県出身で、ブンデスリーガで活躍し、日本代表でも共闘。サッカー界で一時代を築いた2人は、今も強い絆で結ばれている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 20:00
スロベニアサッカー協会(NZS)とキットサプライヤーのNikeは18日、欧州選手権(EURO2024)に向けたスロベニア代表の新ユニフォームを発表した。Slovenia 2024 Nike Home
スロべニア代表 2024 Nike ホーム ユニフォーム
2024新ホームユニフォームは伝統的に使い続けているホワイトを基調とし、アルプス山脈に位置するスロベニア最高峰のトリグラウ山をモチーフとしたデザイン。この山は国旗や国章にも描かれ、国の象徴とされている。 Slovenia 2024 Nike Away
スロべニア代表 2024 Nike アウェイ ユニフォーム
新アウェイユニフォームは引き続きブルーを基調色に採用。かつてのスロベニアのユニフォームではグリーンがアウェイの定番だったが、2010年以降はブルーを採用することが圧倒的に多い。
基本的なデザインはホームと同じで、トリグラウ山を中心に据えている。
予選は最多得点・最少失点で2位通過を果たし、EURO2024へのチケットをつかみ取ったスロベニア。本大会出場は実に24年ぶりで、前回出場はズラトコ・ザホヴィッチが注目を浴びたEURO2000だった。
この24年ぶりの大舞台に向けて用意されたのがこの新ユニフォームだが、シャツはNikeのテンプレートをベースに、2022モデルの流用ともいえるグラフィックを組み合せたものだ。
こちらが予選などで使用した2022モデルのホーム(左)とアウェイの各ユニフォーム。ご覧の通りで、トリグラウ山をデザインしたグラフィックは今回の新ユニフォームとほぼ同じである。
NZSでは新ユニフォームのデザインを、2022モデルからの“進化”だと説明する。
実は、2022モデルのデザインはファン投票によって選ばれたものだった。ユニフォームは単なるスポーツ用品ではなく「国家の誇りと希望の象徴」という考えのもと、ファン投票で選ばれ予選を勝ち抜いたデザインを今回は継承することに決めたようだ。
また、トリグラウ山を様式化したストライプと“山のロゴマーク”の位置関係については、ロゴ上に試合日や対戦相手などのマッチデイを、ロゴ下に胸番号をそれぞれプリントすることで、ユニフォームのコレクション価値を高める狙いがあるとしている。
小国好き必見!EURO2024予選「最下位10チーム」の戦況とマニアックなユニがこちら
2024新ユニフォームは、スロベニア国内の小売店では販売を開始しているようだが、オンラインでの販売は確認できていない。
欧州選手権は6大会ぶり2回目の出場となるスロベニア。6月14日に開幕するEURO2024ではグループCに所属し、デンマーク、セルビア、イングランドと対戦する。
2024年04月19日 19:58
ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地の去就は依然として不透明なようだ。
2024年04月19日 19:44
突然の退団表明に、OBが苦言を呈した。
鎌田大地が所属するラツィオのルイス・アルベルトは先日、試合後のインタビュー中に今シーズン限りで退団する意向を明らかにした。
2016年からラツィオでプレーするルイス・アルベルトは、“魔術師”の愛称で親しまれ、その高い技術と創造性を武器に、司令塔として長年にわたりチームの主力となってきた選手だ。今季から加入した鎌田とポジションを争ってきたライバルでもある。
シーズン開幕前に契約延長を巡ってクラブとの関係に緊張が走ったこともあったが、秋に新契約を締結。今後もローマの街で長く戦い続けると見られていた。
しかし、昨季のセリエAで2位だったラツィオは今季、リーグ戦で7位と不振。不満を抱くサポーターの怒りの矛先は、ルイス・アルベルトにも向けられている。主将チーロ・インモービレとともに、低迷の責任を問われてきたひとりだ。
それらが影響したのか、ルイス・アルベルトは前節の試合後、「もうラツィオから1ユーロももらいたくない」と述べ、契約解消をクラブに申し出たと話している。
この発言に、レジェンドOBのブルーノ・ジョルダーノは納得がいかないようだ。『Radiosei』の番組で「自分のキャリアがラツィオにおいてのみだと思い出さなければならない」と話した。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
「それまでの彼は誰も知らなかったのだからね。欧州で彼が知られているのは、ラツィオの功績だ。感謝が必要だよ。ラツィオが困難にあるときに、あのような発言は避けるべきだったはずだ」
ルイス・アルベルトの発言には、クラウディオ・ロティート会長も「フリーで移籍したいんだろうがダメだ」と述べている。OBや会長の反応に、ルイス・アルベルトは何を思うか。本当に今季でラツィオとの関係は終わるのか。今後の進展に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 19:10
浦和レッズアカデミー初の「ロールモデルコーチ」に、元日本代表MF松井大輔氏がこのほど就任した。松井氏は卓越したドリブルを武器に、鹿児島実業高校卒業後の2000年に京都パープルサンガでプロデビューを果たした後、フランスなどで活躍。今年2月に現役を退いた。また、日本代表でも主力として活躍し、同い年である浦和レッズユースの阿部勇樹コーチとは2004年アテネ五輪と2010年南アフリカワールドカップでともに日の丸をつけて闘っている。
浦和はなぜ松井氏を育成年代の指導者として招聘したのか。アカデミーダイレクターを務める内舘秀樹氏に尋ねると、真っ先に出てきたのは「刺激」という言葉だった。
「レッズアカデミーでは今季、『刺激』という言葉をテーマに掲げています。各カテゴリーのコーチを一新したのも刺激の一環ですし、その中で今季は阿部コーチがS級指導者ライセンス取得のために不在の日が多くなるということで、経験豊富でアカデミーの選手からも良く知られている松井さんにロールモデルコーチをお願いしました」
トップチームの方針との統一性も重要な意図のひとつだ。今季からトップチームで指揮を執っているペア マティアス ヘグモ監督は4−3−3システムを採用しており、「ウイングには高いポジションを取ることと、そこから裏を取ることを求めます。また、サイドチェンジのときは1対1のプレーで相手のバランスを崩すことを求めています」と語っている。これは、現役時代にウイングやサイドハーフを主戦場とした松井コーチの特性と合致している。
松井氏は独特の感覚で相手をかわす、しなやかで切れ味の鋭いドリブルからチャンスを量産し、もちろん得点も奪っていた。フランス時代は手足の長いアフリカ系のDFと対峙することも多く、さまざまなタイプの相手を攻略してきた。
内舘ダイレクターは「現役時代の松井コーチは見ていて面白い選手、自然と目がいく選手でした。すごくトリッキーなプレーをするのですが、そこにはしっかりとした技術が身についていると感じながら見ていました」と語る。
今季の浦和は4−3−3システムを採用しており、ウインガーの選手の重要性は非常に高い。内舘ダイレクターはこのように語る。
「ヘグモ監督の4−3−3システムは前のワイドの選手が非常に重要だと思います。そのポジションの選手が起点になったり、自分で仕掛けて突破したりと攻撃において非常に重要であり、松井コーチが最も得意とするポジションでもあると思います。アカデミーにとってもトップにつなげていく重要なポジションのひとつ。そういった意味でも非常に期待していますし、特にアカデミーの選手の個を伸ばしてもらいたいと思います」
松井コーチはすでにアカデミーでの指導を開始。週2日で12月までの間、主にレッズユースの選手にドリブルに特化した指導を行うほか、スケジュール次第では試合にも同行する予定だ。
そんな中、早くも狙いとしている「刺激」が姿を見せ始めている。まずは選手。浦和アカデミーの選手たちは、松井コーチが指導に当たった初日から積極的に教えを請い、個別で指導を受ける様子が見られたという。また、浦和アカデミーのコーチ陣の中には昨年、松井コーチと一緒にA級ライセンスを取得した者もおり、「そういったつながりもあったし、松井コーチが来てくれることで選手だけではなくコーチ陣にも刺激が入ると思っています」と期待を込める。
一方、松井コーチ自身も浦和アカデミーでの指導を非常に楽しみにしているようだ。
昨今のサッカー界は、テクノロジーが発展したことでポジション別に細分化されたさまざまなデータが数値化され、可視化されている。そういった状況で松井コーチが見越しているのは、監督やチーム戦術のコーチだけでは指導が難しい細部にも、専門知識と強いこだわりをもって指導することができる、各ポジションに特化したコーチの出現。松井コーチはこのように語る。
「これからの時代は個別の戦術に特化していくようになるのではないかと思っています。だから、ポジション別にドリブラーコーチ、サイドアタッカーコーチ、ストライカーコーチ、ミッドフィールダーコーチ、ディフェンスコーチ、サイドバックコーチが出てくるというのも良いのではないか。浦和がそういうところに目をつけて、僕のような指導者を迎えるというのはすごく面白い取り組みだと思います」
具体的な指導として最初に教えたいというのが縦への突破だ。その理由は「今の時代、中盤では攻防が激しくなってくるので、時間を作れるのはサイドしかなくなってきている」(松井コーチ)から。
「もちろん、サイドアタッカーだけではなくすべてのポジションで重要なことですが、やはり、1個のドリブルで人をはがせてプラスワンの数的優位を作れるのは大きい。ドリブラーがサイドを使うことで守備ラインを下げることもできます。だから、縦のドリブルをまずは教えたい」
加えて、松井コーチは「ドリブルにはロジック(理論)があります」と言う。若い頃は「感覚派だった」という松井コーチがドリブルの「ロジック」を頭の中で整理できたのは、選手キャリアの終盤にフットサルをやっていた時期だ。
「今はサッカーIQが高くなければいけない時代ですから、ドリブルのロジックをまず選手全員が知っておくことが必要です。ロジックを感覚として残して、ゲームで発揮するんです。ドリブラーはロジックと感覚の二つを持っていなければいけません」
そのうえで、選手個々の特徴に応じた指導を行う。
「ドリブラーにはいろいろなタイプがいますが、個々が何を使えるのかというのも教えていきたい。縦突破は絶対条件として、足が遅かったらグリーリッシュ(マンチェスター・シティFC)のようなフェイントをしたり、パスをしながら逆サイドにセンタリングしたり、中に入って45度からのシュートをしたり、ペナルティーエリアの角に入っていったり、そういう動きをうまく教えることができれば良いなと思います」
10代の選手が、日本屈指のサイドアタッカーとして実績を残してきた松井コーチが何年もかけて培ってきたものを伝授される。この光景が今季の浦和アカデミーで繰り広げられるのだから楽しみだ。
松井コーチは「今は最先端のものを取り入れて、常にアップデートを繰り返す時代。同じサッカーをやっているだけではもう通用しなくなっています。監督は全体を見ないといけませんが、僕は切り取りの指導。監督が教えることができないところを教えられるのは楽しみですね」と意欲を前面に出している。
これまでに浦和アカデミーからプロになった選手は原口元気や鈴木彩艶など延べ約90人。浦和のトップチームには現在、宇賀神友弥、関根貴大、松尾佑介、伊藤敦樹、堀内陽太、早川隼平と6人のアカデミー出身選手が所属しており、他のJクラブや海外クラブで活躍している選手も多い。しかし、松井コーチの目には浦和アカデミーの可能性はもっと大きなものに映っている。だから、あえて「浦和というクラブは生え抜きの選手が世界に出ていく姿をもっと見せないといけない。それが浦和の使命だと思います」とも語っている。
内舘ダイレクターは、「浦和アカデミーの“目標”は、トップチームへ選手を送り出すのはもちろんですが、トップチームから世界へ羽ばたき、活躍する選手を輩出することです」と言う。
具体的な数字の目標もある。それは「2つ先のワールドカップ(2030年)に4人以上を輩出すること」だ。これは、2022年FIFAワールドカップカタールに川崎フロンターレのアカデミー出身選手が3人(板倉滉、三笘薫、田中碧)出場していたことを受け、その数字を超えようという意気込みである。
さらに、もうひとつ。「浦和アカデミーのコーチ経験者も海外クラブなどから引っ張ってもらえるように成長してほしい」ということも目標だ。
「松井コーチはワールドカップやいろいろなリーグでプレーした経験を持っているので、そういった部分を選手たちだけでなく、コーチングスタッフにも伝えてほしいと話しています」と、内舘ダイレクターは言葉に力を込めた。松井コーチ加入によるさまざまな刺激と、それがもたらすアップデートに注目していきたい。
文=矢内由美子
2024年04月19日 19:09
U-23日本代表は現地4月18日、U-23アジアカップのグループステージ第2節・U-23UAE代表戦の前日練習を実施した。
このトレーニング前、松木玖生は「昨日、ホテルでリカバリーを行なったので、自分的には身体はきつくない」とコンディションの良さを強調。そのうえで、UAE戦に向けてこう意気込んだ。
「能力が非常に高くて、スピード感も結構、高くなってくるとは思うので、タフな試合になる。ここでしっかりと勝って、グループステージ突破を優位に進めるようにしていかないといけないなと思います。明日は自分たちが思っているようなサッカーができるように、そしてセットプレーからの得点も増やしていけるようにしていきたい」
【PHOTO】カタールで開催されるU-23アジアカップに向け、新背番号でポートレート撮影に臨んだU-23日本代表!
UAEの試合を映像で確認し、分析したうえで、「サイドバックの裏も結構空いていたので、そういうところも狙っていきたい。隙あらばミドルも狙っていきたい」と気合を入れる。
UAE戦は日本時間で19日の24時30分にキックオフ予定だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月19日 19:03
現地18日、ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝・第2レグが各地で行なわれ、セミファイナルに駒を進める4強が出揃った。
2024年04月19日 19:00
Jリーグは8日、J1全20クラブとVTuber / バーチャルライバーグループ「にじさんじ」とのコラボレーションを2024シーズンも行うことを発表。
4月15日(月)には「J1全20クラブ」×「にじさんじ」の組み合わせ発表会が行われ、以下の通りに決まった。
北海道コンサドーレ札幌
イブラヒム
鹿島アントラーズ
渡会雲雀
浦和レッズ
フレン・E・ルスタリオ
柏レイソル
海妹四葉
FC東京
セラフ・ダズルガーデン
東京ヴェルディ
ソフィア・ヴァレンタイン
FC町田ゼルビア
町田ちま
川崎フロンターレ
長尾景
横浜F・マリノス
風楽奏斗
湘南ベルマーレ
叢雲カゲツ
アルビレックス新潟
獅子堂あかり
ジュビロ磐田
リゼ・ヘルエスタ
名古屋グランパス
伊波ライ
京都サンガF.C.
先斗寧
ガンバ大阪
宇佐美リト
セレッソ大阪
倉持めると
ヴィッセル神戸
壱百満天原サロメ
サンフレッチェ広島
佐伯イッテツ
アビスパ福岡
鏑木ろこ
サガン鳥栖
四季凪アキラ
チャンネル登録者数181万人を誇るサロメ嬢こと壱百満天原サロメは、昨季のJ1王者ヴィッセル神戸と組むことに。
SNS上では早くも各クラブのファン・サポーターとの交流がスタート。コラボ3年目となる今シーズンも様々な形での結びつきが期待できそうだ。
Jリーグとレヴァークーゼンでプレーした5名
今コラボレーション限定の描き下ろしイラストを使用したオリジナルグッズは、第1弾が5月1日(水)15:00より楽天コレクションにて販売される。
2024年04月19日 18:41
ドイツサッカー連盟(DFB)は19日、同国代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督と新契約を締結したことを発表した。新たな契約期間は2026年に北中米3カ国で共催されるFIFAワールドカップ26終了までとなっている。
36歳の青年監督が次回のFIFAワールドカップまでドイツ代表を率いることが決まった。当初の契約が今夏のEURO2024終了までとなっていたことから、その去就に大きな注目が集まっていたナーゲルスマン監督。『ビルト』をはじめとした国内有力メディアは、2021年夏から昨年3月まで指揮を執ったバイエルンへの再就任の可能性を報じていたが、最終的にはDFBとの契約を約2年延長した形となった。
ナーゲルスマン監督は1987年7月23日生まれ。2016年2月にブンデスリーガ史上最年少となる28歳でホッフェンハイムの指揮官に就任すると、降格圏に沈んでいたチームを立て直し、2年目にはチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。その後、ライプツィヒでも2年連続でCL決勝トーナメントに進出するなど優れた手腕を発揮し、2021年夏にバイエルンの監督に就任。初年度の2021−22シーズンはチームをブンデスリーガ10連覇に導いたものの、昨シーズンは随所で不安定さを露呈し、昨年3月末に解任の憂き目に遭った。
昨年9月にはハンジ・フリック前監督の後任として、大不振に陥っていたドイツ代表の指揮官に就任。就任後の4試合は1勝1分2敗と黒星が先行したものの、先月のインターナショナルウィークではフランス代表(2−0○)とオランダ代表(2−1○)相手に連勝を飾っている。
契約延長が発表されたナーゲルスマン監督は、DFBの公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「これは私の決断だ。代表チームを率い、国内最高の選手たちと協力できることは非常に光栄なことだよ。情熱的なパフォーマンスを見せることで、国全体を鼓舞するチャンスがあると思っている。3月のフランス戦とオランダ戦の2つの勝利ではそれを味わうことができたし、本当に感動したよ。ホームでのEUROで成功を収めたいと思っているし、コーチングチームと共にワールドカップへ挑戦することを楽しみにしているよ」
2024年04月19日 18:32
セレッソ大阪に所属する元日本代表MF清武弘嗣が、4月18日に自身のインスタグラムを更新。公式戦の復帰を報告した。
負傷の影響で離脱していた清武は、17日に行なわれたルヴァンカップの1stラウンド2回戦のいわてグルージャ盛岡戦で今季初出場。78分に投入されると、キャプテンマークを巻いてプレーし、1−0の勝利に貢献した。
待望の復帰を果たした34歳は、腕章を託された経緯を「もうキャプテンではないけど、鳥(鳥海晃司)が気を使ってくれて感謝です。ありがとう」と説明。「今できる事を!」と綴った。
【画像】「今できる事を!」セレッソ清武弘嗣が今季初出場を報告
この投稿には、「嬉しくて電車の中で号泣しました」「真司さんとのペアプレーが見たいです!」「復帰楽しみに待っていました。おかえりなさい!」「嬉しくて試合に入る場面何度もみています」といった声が寄せられた。
また、現役選手も反応。川崎フロンターレの家長昭博は拍手の絵文字、ヴィッセル神戸の酒井高徳は力こぶの絵文字を残し、横浜F・マリノスの小池龍太は「キヨくんおかえりなさい」とコメントした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部