2022年08月11日 07:00
◆新日本プロレス「G1 CLIMAX 32」大会 ▽「G1 CLIMAX 32」Aブロック公式戦30分1本勝負 〇オカダ・カズチカ=4勝1敗、勝ち点8(16分16秒 エビ固め)トム・ローラー●=2勝3敗、勝ち点4(10日、広島・広島サンプラザホール、観衆1522人) 真夏の最強決定戦「G1」のブロック戦で、前戦でジョナに今季G1初黒星を喫したオカダ・カズチカがトム・ローラーを下し、4勝目を挙げた。 2連覇と4度目の優勝に向け、もう負けられないオカダだったが、初のシングル対決となったローラーの打撃、関節技、投げ技と多彩な攻撃に苦しめられる。 終盤、必殺のレインメーカーの体勢に入ったオカダだったが、左腕に蓄積したダメージのため、その場でうずくまってしまう。それでも、ローラーの必殺・NKOTBだけは回避。フロントネックロックをショルダースルーで切り返すと、そのままエビ固めで押さえ込み、大逆転のの3カウントを奪取。 この勝利でAブロック単独首位に躍り出たオカダ。現在、3勝2敗と追いすがってくるランス・アーチャーとの16日、東京・日本武道館大会での最終公式戦に勝つか引き分けで、ブロック首位通過が決まるが、バックステージでは、ローラーについて、「強かった。ジョナもそうですし、初対決の選手と戦って、まだまだ、強い選手はたくさんいるなと思いました」とポツリ。。 「でも、次にやる時はレインメーカーで3カウント、マネークリップでギブアップを取りたいし、そういう勝ち方もしたいなと。まだまだ、やりたい相手だと思います」と続けた。 アーチャーとの決戦に向け、「簡単な話、勝てばいいってことですよね? ランスもジョナに勝って、どんな勝ち方したのかなと思ったら、リングアウトでしょう。そんな選手に俺が負けるわけないよ。米国でどれだけ強くなったか知らないですけど、モンスターブロック最後にふさわしい相手。そして、俺が勝って決勝にいきたいと思います」と、きっぱりと言い切った。
2024年04月24日 22:21
鉄人小橋建太(57)が24日、自身のプロデュース興行第9弾「Fortune Dream 9」(6月12日、後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。
自身の「X」(旧ツイッター)でライブ配信を実施した小橋は、ボードを手に「納谷幸男&関本大介&丸藤正道対KANON&火野裕士&鈴木みのる」の一戦を公表した。
小橋は「鈴木選手と丸藤選手はGHCタッグチャンプで、その後、鈴木軍がノアとやりあって。それ以降、対戦していないと思うので見たいな、やったら面白いなと思った」と両チームの大将格について説明。
「脇を固める選手、関本と火野は『Fortune Dream 1』でやっているのでその対決も見たい。納谷、KANONは初対戦。KANONは前から体もいいし、期待をしていた。納谷は最近実力が急上昇している」と、それぞれに注目していたことを明かした。
このカードには「Rampage(大暴れ) Dream」のタイトルが付けられている。小橋は「大暴れ間違いないでしょう。誰と誰が当たっても面白い試合になると思う。見ているみなさまも油断できない。期待しています」と力を込めた。
2024年04月24日 21:16
全日本プロレス24日・品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、3冠ヘビー級王者の安齊勇馬(24)が、中央大レスリング部の先輩・諏訪魔からシングル初勝利を挙げた。
試合は、序盤から苦しい展開になった。レフェリーの制止を振り切りながら襲い掛かる諏訪魔の暴走ファイトにさらされ、中盤まで防戦一方となる。それでも中盤に仕掛けられた岩石落としを体を入れ替えて潰すとジャンピングニー、フェイスロックと反撃に出た。だがそれも岩石落としで返され、さらに雄たけびとともに放たれたラリアートで1回転させられ、万事休すかに思われた。
だが、握りこぶしを作り叫びながら立ち上がった安齊は、ここから猛反撃。ジャンピングニー2連発から原爆固めと追い込み、最後はフェイスロックでレフェリーストップ勝ちを手にした。自らをスカウトし、全日本へと導いた先輩からの勝利に安齊は「諏訪魔さんに、諏訪魔に、勝ったぞー! コレ、メチャクチャでかい1勝だよな。この1回で超えたなんて思わねえけど、すこし近づいたんじゃねえか?」と興奮しながら話す。さらに「新技のギムレットと、渕さんから教えてもらったフェイスロック。この2つで優勝します! このCC、後半も俺だけを見ていてください。俺との約束です」と誓った。
また、この試合を見届けた諏訪魔のタッグパートナー・鈴木秀樹は「ばんざーい! ばんざーい」と叫びながら会場を後にした。
またこの日のBブロックは斉藤ジュンがロード・クルーに勝って3勝1敗で勝ち点6、鈴木秀樹が本田竜輝に勝って1勝2敗の勝ち点2とした。
2024年04月24日 21:09
全日本プロレス24日・品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Aブロック公式戦で、昨年覇者の芦野祥太郎(34)が青柳優馬を下し3勝目(1敗)をあげ、勝ち点6で首位を守った。
序盤、場外戦を仕掛けられてイスにたたきつけられるなど苦戦を強いられた芦野だが、強烈なエルボーを叩き込み、俵返しでぶん投げるなど応戦。大技を狙いコーナーに上った優馬をフロントスープレックスでなげて叩きつけるなど徐々にペースをつかんだ。試合は最後まで共に譲らず投げっ放しジャーマンをしかけあうなど一進一退の攻防になったが、最後は走り込んでくる優馬にラリアートを放ってから岩石落とし、Tボーンスープレックスとつないで3カウントを奪った。
芦野は「青柳優馬に勝ったぞ…。俺と青柳優馬はCC関係ねえんだよ。俺と青柳の戦いの始まりだ。今日から始めるんだ…」と話す。さらに「アイツはこういう暑苦しいのを嫌がるかもしれない。ライバルと言っても、また斜に構えて逃げるんだろう。いいよ、あいつがそう来るなら、ストーカーみたいに付きまとってやる。アイツをもっとボコボコにしてやる。今日はたまたま勝っただけ。もっとボコボコにしていやる…」と勝ってなお優馬を追い続けることを宣言。28日の愛知・名古屋国際会議場大会での宮原健斗戦に向け「青柳は俺が一番嫌いなレスラーで、宮原健斗は2番目に嫌いなんだ。ボコボコにしてやる…」と目を血走らせた。
一方、これで2勝2敗の五分となった優馬は、敗戦にも「やればできるじゃないの…。縮こまっているように見えたけど、これくらいやれよ、俺が相手じゃなくても」と謎の上から目線でコメント。だがすぐに我に返り、2敗目を喫したことに「もうダメだ。CCはもうダメなような気がする。もう終わりかもしれない」と弱気になっていた。
また、この日のAブロックは黒潮TOKYOジャパンが大森北斗に勝って2勝1敗の勝ち点4、サイラスが綾部蓮に勝って1勝1敗の勝ち点2とした。
2024年04月24日 21:05
全日本プロレス24日品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、世界タッグ王者の斉藤ジュン(37)がロード・クルーに勝利した。
2024年04月24日 20:36
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)の追加カードが24日に発表された。
4団体のジュニア戦士が集まる10人タッグ戦が実現。エル・デスペラード(新日本)&HAYATA(ノア)&ニンジャ・マック(ノア)&MAO(DDT)&箕浦康太(ドラゴンゲート)の5人が、高橋ヒロム(新日本)&ドラゴン・ベイン(ノア)&アルファ・ウルフ(ノア)&遠藤哲哉(DDT)&YAMATO(トラゴンゲート)と激突する。
すでに棚橋弘至(新日本)&郄木三四郎(DDT)&丸藤正道(ノア)対EVIL(新日本)&成田蓮(新日本)&高橋裕二郎(新日本)の6人タッグマッチや、SANADA(新日本)&KAI(ドラゴンゲート)対ザック・セイバーJr.(新日本)&クリス・ブルックス(DDT)戦、スターライト・キッド&なつぽい対AZM&天咲光由(すべてスターダム)戦などが決定している。
2024年04月24日 19:44
「ボクシング・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(5月4日、エディオンアリーナ大阪)
1位の西田凌佑(六島)の挑戦を受ける王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が24日、ボクシング興行「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダーらと、リモートで質疑応答を行った。
ロドリゲスは西田の印象を「非常に能力が高い選手。質が高い選手。若くてハングリーなところが伝わってくる。初の世界戦で、きっとモチベーションも上がっているだろう」と語った。
自身は「メキシコの標高3000メートルほどのところで4カ月間ほど高地トレーニングを行ってきた。スパーリングは180ラウンドくらい行った。西田のスタイルに合わせて集中したトレーニングをしてきた」と説明。サウスポーの西田を想定して「西田のスタイルに合わせたスパーリングパートナーを集めて、長いラウンドをこなしてきた」と明かした。今回が初来日で、時差対策で早めに来日したという。
ロドリゲスは「自分が勝つことに疑いはなくて、その通りに実行したい。明確な勝ち方をしたい。12ラウンドまで到達しないうちに私が勝つだろう」と早くもKO勝利を確信しており、勝った場合は「中谷と戦いたい。中谷という名前(ネームバリュー)が一番大きい」と、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)との統一戦を希望した。
また、2019年の井上尚弥(大橋)との対戦を「あの試合を踏まえて再びチャンピオンになれた。それなりにいろいろ学ぶことができた」と振り返り、井上がルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受ける5月6日の4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチについて「井上が勝つことに疑いはない」と予想していた。
2024年04月24日 11:00
プロレス伝説の舞台となってきた神奈川・横浜文化体育館が、多目的アリーナ「横浜BUNTAI」としてリニューアルオープンした。27日には「スターダム」が、プロレスこけら落としで大会を初開催する。そこで横浜在住40年で、炎の飛龍藤波辰爾(70)とのトークショー「甦るBUNTAI!ハマのプロレス聖地・横浜文体ストーリー」(5月11日、東京・豊島区の闘道館)を控えるプロレス評論家の門馬忠雄氏(85)に、横浜文体最高の伝説を振り返ってもらった。
――横浜文体の価値
門馬氏(以下、門馬)1962年5月の開館から、横浜の文化とスポーツの発信地となってきた。全日本プロレスの「チャンピオン・カーニバル」、国際プロレス、パンクラス、大日本プロレスと多くの団体が使ってきた。横浜出身の選手も(アントニオ)猪木、ヒロ・マツダ、鈴木みのるにレフェリーのジョー樋口さんと、何人いるかわからない(他に山本小鉄、高田延彦、神取忍、辻陽太、なつぽいなど)。レスリングの聖地でもあるし、(プロレスが発展する)土壌がある。私も文体で鍛えられてきた記者だから、こだわりがあるね。
――プロレスで最も思い出深い試合は、やはり新日本プロレスでの猪木vs藤波のIWGPヘビー級王座戦
門馬 1988年8月8日の午後8時開始。これは歴史的な試合だった。必ず藤波のベストバウトに入ってくる試合だよね。ただ取材していた私にとっては…。古い体育館で満足に冷房が効いてなくて、メガネは曇るし、パンツまでびしょぬれになったなあ。テレビライトでリング上は普通の状態でなかったと思う。
――結果は60分フルタイムドロー。藤波にとってはプロレス人生の分岐点になった
門馬 この年の4月、沖縄で髪を切って猪木に世代交代を直訴したんだ。その前(85年12月)に(IWGPタッグリーグ優勝戦で)藤波は猪木にドラゴンスープレックスでフォール勝ち。タッグで猪木を超えた後、そこからのつながりで一騎打ちまでこぎつけた。この試合で「猪木の次は藤波だな」と、猪木の後継者としてファンに印象づけたんだ。藤波にとっての分岐点で、大きくステップアップしたね。
――真夏の文体で、1時間戦い切った過酷な試合の評価は
門馬 藤波(当時34歳)と猪木(同45歳)で年齢差がある中で、当時コンディション不良とされた猪木のスタミナ、体力と気力は普通ではなかった。すごかったよね。猪木にとっても、プラスになった試合。まだまだやれるという。2人は同じような技を使うし、技術うんぬんより、互いの持てるものを出し尽くした試合だった。来たファンは「いいものを見た」と思っただろうし、不満があったファンは誰一人いなかったと思う。「横浜文体ストーリー」で、藤波の世代交代が完結したんだ。
――藤波への思い入れも強い
門馬 彼が16歳で(プロレス入りのため)家出同然に(大分の)家を出てきた列車に、ちょうど私も乗っていたから。そこからの付き合いだから、何から何まで知っているよ。ひょろひょろのイガグリ坊主頭がレスラーになって、(新日本プロレスの)社長にまでなったのは今でも信じられないよ(笑い)。彼は性格が素直で、ウソをつかない。いい意味でのプロレスバカなんだ。プロレス一筋で、他のスポーツが見えない(笑い)。
――新たな「BUNTAI」に期待することは
門馬 みなと横浜ではいろんなイベントがある中で、新しい息吹を感じる。観客収容は5000人くらいで、キャパシティーも手ごろだし、足の便もいい。横浜のスポーツの発信地になってほしいね。
2024年04月24日 06:00
全日本プロレスの史上最年少3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(24)が、新技「ギムレット」を武器に春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」初制覇をもくろんでいる。
2024年04月24日 06:00
カリスマ女王が復権だ。WWEのザ・マンベッキー・リンチ(37)が、女子世界王座を獲得した。
女子世界王座を巡っては、1年以上ベルトを守ってきた闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」のマミーことリア・リプリーが、遺恨のあるリブ・モーガンに襲われ右腕を負傷。長期欠場を余儀なくされ、王座を返上した。空位となった同王座は、22日(日本時間23日)のロウ(オハイオ州コロンバス)でベッキー、リブ、ナイア・ジャックス、シェイナ・ベイズラー、ゾーイ・スタークら14人参加の新王者決定バトルロイヤルが開催された。
ベッキーはマイクを握って「リア・リプリー、望んだ形ではないけれど、アンタが帰ってくるのを王者として待ってる」と宣言しながら入場。ゴングが鳴ると、まずはスーパーモデル風のルックスで人気を集めるマキシン・デュプリが、2人を場外葬とする活躍だ。敢然と巨体のナイアにも延髄斬りを放ち挑んでいったが、キックをキャッチされてあっさり場外に落とされた。6日の祭典「レッスルマニア40」でリアに敗れて王座取りに失敗したばかりのベッキーは、快調にパイパー・ニブンを失格させた。だが、場外の実況席でナイアからパイパーごとサモアンドロップを浴びた上に、パワーボムでテーブル葬となり、ダウンしてしまう。
大乱戦はナイアがゾーイ、シェイナを排除し、リブとの一騎打ち状態に。ここでベッキーが場外から復活してリングに入り、3人による争いとなった。驚異のパワーでナイアが優勢となったが、コーナーに上がったナイアをベッキーがエプロンに落として、リブのコードブレーカーからベッキーがギロチンドロップを決めてナイアを脱落させた。
最後に残ったベッキーとリブは、エプロンで激しい攻防を展開。ベッキーはコードブレーカーを浴びたが、走り込んできたリブをキャッチして必殺のマンハンドルスラムでエプロンに叩きつけた。ダメージを負ったリブがそのまま場外に転落して決着。ベッキーが見事に生き残り、通算7度目となる最高峰王座を獲得した。
カリスマ人気を誇る新王者は観客席になだれ込み、オハイオ州の観衆から大歓声を浴びた。夫のセス・ロリンズは祭典で世界ヘビー級王座から陥落したものの、妻が世界王者にカムバックした格好だ。ベッキーも自身のX(旧ツイッター)を更新し「ザ・マンが女子世界王者として、本来の地位に戻った」とポストし、復権をアピールしていた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年04月24日 06:00
女子プロレス「スターダム」の闇の黒虎ことスターライト・キッドが、意味深発言だ。
27日の横浜BUNTAI大会では、極悪ユニット「大江戸隊」に属するキッド&琉悪夏、葉月&コグマ、AZM&天咲光由の3組が挑戦者として、ゴッデス王者・鈴季すず&星来芽依と4WAY王座戦で激突する。現在米団体「スパーク女子」のリングでスパーク女子世界王座を保持し、2冠王を狙うキッドは「ハイスピードを持っていた時も2冠王になるチャンスはあったけど、なれなかった。今回こそ2冠チャンピオンになりたい」と宣言した。
2022年3月に渡辺桃とのコンビで同王座を戴冠。だが、1か月半後のV2戦で陥落し、悔しい思いを味わった。約2年ぶりの返り咲きを熱望する黒虎は「あの時FWC(葉月&コグマ)からゴッデスを取って、FWCに取られた。たった1か月しかベルトを巻いてられなかったのは、悔しかったよ。今回FWCもいるしね。その借りも返さないといけない。それに大江戸隊でベルト総取りまで目指してるから」と力強く語った。
最近の女子プロレス界では、元スターダムのエグゼクティブプロデューサー・ロッシー小川氏(66)による新団体「マリーゴールド」の旗揚げが話題を集めている。新団体の所属選手として発表された高橋奈七永との対戦を望んでいた黒虎の耳にも、その話題は入っている様子。取材の最後には突然何かを思い出したように「あ、このベルト取ったらさ…」と目の色を変えると「今、話題のいい花の匂いのするところに乗り込んでいっちゃうのも面白いよね? パッション!」と意味深な言葉を口にし、鼻歌。黒虎が女子プロレス界の話題をかっさらうつもりだ。
2024年04月24日 05:00
4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBC1位、WBO2位、WBA5位の“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=が23日、都内で公開練習と記者会見を行った。井上が過大評価されていると訴え、弱点を「いくつか見つけた」と主張。流血戦を不穏に予告し、KO宣言するとともに、「リング上で死ぬ覚悟だ」と不退転の決意を示した。
◇ ◇
以下、ルイス・ネリとの一問一答
−コンディションは。
「100%の体調、マックス状態のコンディションだ。(これまでに比べて)10倍20倍くらいに良く仕上がっている」
−今の体重は。
「127ポンド(57・6キロ)。(21日に来日した)空港では130ポンド(59キロ)だった」(スーパーバンタム級のリミットは122ポンド=55・3キロ)
−ドーピング検査は。
「3回受けて全て陰性だった。最後に受けたのは20日前」
−米メディアで井上は過大評価だと話した。
「(昨年末の4団体王座統一戦でKO勝ちした)マーロン・タパレス(フィリピン)と11回まで戦ったことが過大評価につながるのではないか。バスケットボールでいうマイケル・ジョーダンのような選手ではない」
−井上に負けた選手には何が欠けていたか。
「決心が足りなかったのかもしれないし、パンチの数が足りなかったのかもしれないし、意欲が足りなかったのかもしれない。恐怖も関係するかもしれない」
−何のために戦うのか。
「(全階級を通じたランキングの)パウンド・フォー・パウンドのNo.1を決めるような試合を見ていただきたいということ、4団体の統一をやり遂げたいということ」
−井上戦を待ち望んでいた思いは。
「戦いたいと思ったのは4年前から。とても長く待った4年間だった」
2024年04月24日 05:00
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBC1位、WBO2位、WBA5位の“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=が23日、都内で公開練習と記者会見を行った。
2024年04月24日 05:00
新日本プロレス23日の後楽園ホール大会で内藤哲也(41)がノアのジェイク・リー(35)に襲撃を受け、新たな遺恨が勃発した。バレットクラブ・ウォードッグスと結託したジェイクは、27日広島大会での新日本初参戦が決定。突如乱入してきたジェイクにKOされる屈辱を味わった内藤は取材に応じ、その行動力を称賛する一方で二股をかけようとしていた姿勢には疑問符を投げかけた。
事件は内藤とドリラ・モロニーとのシングル戦で起きた。乱戦からレフェリー不在の状況下になると、ウォー・ドッグスのデビッド・フィンレーがリングイン。さらに直後にジェイクが電撃登場すると、会場からは驚きの声が上がった。
ジェイクのFBSで大ダメージを負った内藤は、モロニーのドリラキラーを浴び敗北。さらに場外へ連れ出され、2発目のFBSで完全にKOされてしまった。
伏線はあった。フィンレーは「俺にDMしてきてるヤツがいる。内藤、誰かがお前との一戦を望んでいるようだぞ?」と刺客の存在を示唆していたのだ。大会後に取材に応じた内藤は「シリーズ中のどこかで来るとは思ってはいました。ただ海外の選手を想定していたので、日本の団体の選手が来たというのは想定外でしたね」と心境を明かした。
ジェイクとは2022年12月ドラディション代々木大会の6人タッグ戦で激突している。当時から「またこの続きはきっとあることでしょうね」と言葉を残しており「彼が自分の足で来た行動力は素晴らしいんじゃないですか? 新日本にはベルトを持っている選手がたくさんいるなかで、ベルトを失った直後の俺のところに来たということは、彼の中で内藤哲也の価値は非常に高いんだろうなと。いい目をしてるんじゃないですかね」と不敵な笑みを浮かべた。
ただし疑問点もある。ジェイクは前日22日のノア新宿大会で清宮海斗とのGHCヘビー級王座次期挑戦者決定戦に敗れたばかり。「フィンレーにDMを送る一方で、GHCを狙ってたんですよね? 挑戦者になれなかったから、じゃあ内藤哲也のところに行こうというわけ? ベルトを失った直後で言うことじゃないかもしれないけど、そんなに俺の首は安くないぞという気持ちはありますね」と、ジェイクが二兎を追っていた事実を目ざとく指摘し断罪した。
ジェイクとは広島大会で行われる5対5イリミネーションマッチでの対戦が決定。「サプライズでインパクトを残すのは簡単ですよ。そうじゃない状況の方が重要なわけで。俺を倒すために新日本に来たジェイク・リーが、俺のホームでどれだけのインパクトを残してくれるのか、楽しみですね」と余裕さえのぞかせた制御不能男が、新たなる敵を迎え撃つ。
2024年04月23日 22:57
ミズノスポーツ振興財団は23日、スポーツに関するノンフィクションの優秀な作品や著者をたたえる「ミズノ スポーツライター賞」の表彰式を都内で開催した。最優秀賞には「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」(講談社)が選ばれた。著者で新聞記者の森合正範さん(51)は受賞スピーチで「伝統と歴史のあるこの賞を賜り、とても光栄」と語り、担当編集者、そして取材対象となったボクサーたちへの敬意と感謝を込め、涙で声を詰まらせた。
同著は、井上尚弥の強さをどう伝えるかに苦慮した著者が、過去に井上と対戦してきた10人を訪ね歩き、インタビューした内容を真に迫る筆致でつづったもの。森合さんは「負けた試合、KO負けした瞬間を振り返ってもらうことは、もしかしたら大変失礼であり、傷口に塩を塗るような取材だったかもしれません。しかしながら、彼ら10人は私に向き合い、全てをさらけ出してくれました。周囲の反対を押し切り井上尚弥という怪物に向かっていく勇気、そして、負けてもKOされても、もう一度立ち上がる生き方。彼らのファイティングスピリットと生きざまが、この作品を作ったと思っています」と、目に涙を浮かべながら語った。
表彰式では、井上尚弥からビデオメッセージも届けられ「この本の企画を聞いたときから自分も発売を楽しみにしていました。また、本のヒットもうれしく思います」と著者を祝福。5月6日には東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)との防衛戦も控えているだけに「必ず勝ちますので、楽しみにしていてください」と締めくくった。
森合さんも「この本を書き始めて、5年間1度も負けてないどころか、毎試合のように怪物、モンスターの名にふさわしい試合を演じています。5月6日、勝利を祈るとともに、私も井上選手と同じ時代を生きていること、取材できることに喜びを感じ、一生懸命取材活動にまい進したいと思います」と実感を込めた。
2024年04月23日 22:30
「燃える闘魂・アントニオ猪木展in FUKUOKA」でアントニオ猪木語録とプロ野球・ソフトバンクホークスがコラボレーションしたタオルが24日から発売される。
アントニオ猪木さん関連のライツ管理を手がける猪木元気工場によると、今回発売されるのは、「闘魂タオル 福岡ソフトバンクホークス」と、「福岡ソフトバンクホークス アントニオ猪木語録タオル」。
大丸福岡天神店本館1Fアンテナプラスの「燃える闘魂・アントニオ猪木展inFUKUOKA」会場で発売される。