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2022年08月12日 05:00
DeNAは11日、阪神19回戦(横浜)に4―1で勝ち、同一カード3連戦3連勝で球団タイ記録の本拠地11連勝を飾った。佐野恵太外野手(27)が、同点の14号ソロを放つなど2安打1打点の活躍で勝利に貢献。2021年の三浦大輔監督(48)就任後最多となる貯金「3」をもたらし、プロ野球初となる襟付き開襟シャツ型ユニホームで臨んだ『YOKOHAMA STAR☆NIGHT WEEKS』を5戦全勝で終えた。 満月に照らされた横浜スタジアムで、DeNAナインは夜空の星のように、まばゆい輝きを放った。3万2275人の大観衆を、最初に沸かせたのは佐野。0―1の四回、才木から右中間席へ同点の14号ソロを放った主将は、好調なチームを誇るように、お立ち台で鼻をさすった。「本当に、いい雰囲気で試合に挑めていると思う。この勢いを止めることなく戦っていきたい」後半戦は先発陣が躍進の立役者となり、全8試合で5回以上を投げて2失点以下と安定した投球を披露。佐野、牧が主軸を担う打線も活発で、二塁打を放ったオースティンも右肘手術から復帰し、破壊力を増す。佐野は一回にも安打を放ってリーグトップの打率を・326とし、2位・大島(中日、・3211)、3冠を見据える3位・村上(ヤクルト、・3210)との差を広げた。七回には嶺井の勝ち越し2ランが飛び出し、チームは本拠地での連勝を球団タイ記録となる11に伸ばした。特別ユニホームを着て臨む『STAR☆NIGHT WEEKS』を5戦全勝で終えた。プロ野球初となる襟付き開襟シャツ型ユニは、個性豊かなベイ戦士たちの光をさらに強くした。浜口や伊勢は襟を立て、オースティンはアンダーシャツなし。佐野、山崎、入江らは胸元近くまでボタンを締めてフォーマルに着こなす。頼もしい選手たちをまとめる三浦監督は「験のいいユニホームだと思います。また、どこかで出てくるかも」と笑った。7月4日に最大17・5あった首位・ヤクルトのゲーム差は7まで接近。前例なきユニホームでつくった勢いを、12日からの直接対決に持ち込む。(横山尚杜)■データBOX❶セ・リーグ2位のDeNAが3連勝。49勝46敗2分けとして今季最多の貯金を3に伸ばした。敗れた首位・ヤクルトとは7ゲーム差。シーズン97試合以降で首位に7ゲーム差以内は、2位となった2019年(首位・巨人に5・5ゲーム差で終了)以来3年ぶり。❷横浜スタジアムでは6月28日の阪神戦から11連勝(1分けを挟む)。DeNA(前身を含む)の本拠地での連勝としてはタイ記録で、06年6月2日の日本ハム戦−7月1日のヤクルト戦、15年4月22日の阪神戦−5月22日の阪神戦に並び7年ぶり3度目。
2024年04月24日 08:41
第1打席でバットが折れる「どれくらいで売れるんでしょうね」
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場。初回の第1打席では二ゴロに倒れた。外角に逃げていくスライダーがバットの先端付近に当たり、バットは裂けるように粉々に。敵地放送局は「どれくらいで売れるんだろう?」とジョークで盛り上がった。
大谷の名前がアナウンスされると、敵地ではあるものの場内のファンからは大歓声が起こった。第1打席では左腕パトリック・コービンと対戦し、9球目のスライダーを引っ掛けた。
バットは根元から折れ、先端は縦に裂けて粉々になった。地元放送局「MASN」の中継では、このシーンに注目。解説のケビン・フランドセン氏は「もしあなたがバットボーイでこのバットをゲットしたら、取っておかないとね。売ったらダメだ!」とジョークを飛ばした。
実況のダン・コルコ氏も「このオオタニの折れたバットの小さな欠片は、それぞれどれくらいで売れるんでしょうね」と、折れたバットの“価値”に大注目だった。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 08:30
「プロ初先発になりますが、気持ち的には落ち着いています。開幕から調子良くここまでこれているので、今の調子のままいきたいです。監督に選んで頂いたチャンスをしっかり自分のものできるように頑張ります」。
ロッテ2年目・高野脩汰が18時から行われるソフトバンク戦でプロ初先発する。
◆ プロ入りからここまでを振り返る
22年12月7日に行われた新入団選手発表会で、「40試合を目標に頑張っていきたい」と掲げた。練習試合初登板となった2月15日のヤクルト戦で、元山飛優(現西武)に一発を浴びると、2月の練習試合は4試合中3試合で失点。3月19日にZOZOマリンスタジアムで行われた西武とのオープン戦に、2−1の8回から登板し、10球中9球がストレートのパワーピッチングで1回を無失点に抑えたが、開幕は二軍スタート。
開幕してからもファームで苦しい登板が続き、5月を終えた時点で8試合に登板して防御率9.58。
「慣れるの時間がかかったというか、社会人野球とスケジュールも違いますし、調整方法も、自分が投げるポジションも違うので、そこのギャップにあまり慣れずに調子を崩したりしていたので、そこを慣れてきたというか、合わせられてきたかなという感じです」。
5月27日の日本ハム二軍戦から6月28日の日本ハム二軍戦にかけて4試合連続無失点に抑えるなど尻上がりに調子を上げてきた。7月18日に行われたフレッシュオールスターでもイースタン・リーグ選抜の一員として登板し、1回をリズムの良い投球で無失点に抑え、満を持して7月25日に一軍発昇格。
「遅めの一軍にはなったんですけど、ここから後半戦投げていきたいです」。
プロ初マウンドとなったのは同日の西武戦。0−3の7回にマウンドに上がり、先頭の岸潤一郎を遊飛に打ち取ると、続く源田壮亮を129キロのフォークで打たせ二ゴロ。佐藤龍世に1球もストライクが入らず四球を与えたが、マキノンを三直。2イニング目となった8回は外崎修汰、長谷川信哉からフォークで連続三振を奪うなど、三者凡退に抑えた。
この試合では「ちょっと色々曲がり方、落ち方が色々変わってきているんですけど、それも良かったり悪かったりするので、ちょうどいい感じにタイミングずらせたので良かったです」と、フォークで打者のタイミングを外した。
ファームで6月以降安定していたのも、「フォークの投げ方がいい時は真っ直ぐも良かったですし、真っ直ぐの質を求めていったらフォークも同じで一緒に上がってくるというのがあると思うので、相乗効果です」とフォークが要因だった。
その一方で、入団時にストレートとスライダーが武器と話していたが、この時期あまりスライダーを投げていなかった。
「先発している時は投げていたんですけど、リリーフで短いイニングとなるとそんなに球種を多く戦うというよりは真っ直ぐで押して、そのタイミングできたバッターをフォークでずらすという感じでやっています。スライダーも時には投げますけど、フォークの方が優先度高いかなという感じです」。
高野は「応援の声も大きかったですし、熱がすごいビジターの時よりも伝わってくる。そこで自分も応援されたいなというのはあります」と、続く8月2日の日本ハム戦では、楽しみにしていたZOZOマリンスタジアムでの初マウンド。2回を無失点に抑えたが、8月9日のオリックス戦で1回1失点、8月11日の西武戦で2回2失点を喫し、翌12日に一軍登録を抹消。
「変化球の細かい握りの違いであったり、自分はそんなに器用なタイプではないんですけど、その中で細かいところを試してみたりしてよかった、悪かった、よかった部分で通用するのかというのをやってみたいな感じです」。
9月24日に特例2023の代替指名選手で再昇格すると、同日のソフトバンク戦、6−7の9回に登板しテンポよく1回を無失点。前日ファームで失点していたが、「より気合が入ると言いますか、この大歓声に後押しされる部分があるので、二軍は二軍で気合いは入るんですけど、より一層展開もいいところで投げさせてもらいましたし、それもあるかなと思います」と、その時と比べてマウンド上で躍動感があった。
ファーム、一軍での連投となったが、「ファームでも感覚は悪くなかったですし、一発打たれたところ以外では自分のボールを投げられたところが多かった。打たれましたけど、自分の中では感覚は悪くはなかったというところで一軍に呼ばれた。良い感覚のまま、より気合の入った場面で投げることができて、そうですね、それが要因かなと思います」と振り返った。
9月26日の日本ハム戦で1回無失点、9月28日の日本ハム戦で2回1失点に抑え、プロ1年目の昨季は7試合に登板して、防御率1.64だった。シーズン終了後には「シーズン中にはなかなかできないことを色々、試したいと思います。新しい球種も試してみたいですし、シーズン中だとあまり出来ないような投球の組み立てを試してみたりとか、色々と新しいことにチャレンジしたいです」と台湾のウインターリーグで腕を磨いた。
年が明けて1月からは「分の考えていなかったところ、新しいポイントをいろいろ知ることができて良かったです」と、ソフトバンク・和田毅が行う自主トレに参加。具体的には「腹圧だったりとか、投げる上で大事なところをいくつか学びました」とのこと。
昨秋に取材したときに「スライダーの握りを変えてバリエーションを増やしていきたい」と話していたが、「それも継続してやっていて、握りを変えてやったりしているので、まだちょっと試合で使うかどうかは今後次第なんですけど、前向きに取り組めています」と語った。
去年は環境に慣れるのに苦労したが、2年目の石垣島春季キャンプでは「去年とは全然打って変わって楽しくできているので、そこについては何も不安なくいけています」と笑顔を見せた。
2月13日からの練習試合では15日のヤクルトとの練習試合、21日の中日との練習試合に2試合に登板したが、この登板を最後に一軍での登板はなく、ファームで過ごした。
3月24日のヤクルトとの二軍戦では「今はクイックの方がタイミングが合うというか、足あげてもクイックでもどっちでも自分はランナーいても、いなくても投げているので、その状態をいい方を選んでいるという感じです」と走者がいないときもクイック気味のフォームで投げるようになった。
この試合で、0−4の7回二死走者なしで伊藤瑠偉を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた131キロチェンジアップが良い落ちだった。チェンジアップはこれまで投げていなかった球種。どのようなきっかけで投げるようになったのだろうかーー。
「自分も取り組んでいましたし、スタッフ、監督、コーチからも助言してもらって、意見が一致したのもありますし、まっすぐ、フォークできているところにこの武器というか選択肢を作るためにファームで取り組んできました」。
チェンジアップは「どっちもに自分は投げられているので、優先順位がどうなっていくかわからないですけど、感覚よくは投げられています」と、右打者だけでなく、左打者にも投げる。
高野は開幕一軍を掴むと、4月4日のソフトバンク戦で今季初登板。2回・41球を投げ、2安打、4奪三振、無失点に抑えた。この日光ったのがフォーク。「去年と同様というかいい感じできています」と、右打者から面白いように空振りを奪った。フォークを見ると、軌道がチェンジアップに似ている。
本人は「それは自分も課題にしています。なんていうか、差がなくなりつつあるので、どう投げ分けるか、印象付けるというか、別にしようと思っています」と語った。今後は「自分の場合球種が少ないので1個増えるだけでも、幅が広がるのでいい感じです」と、フォークとチェンジアップを両方投げていきたい考え。
「1試合でも多く一軍に帯同してチームの戦力になれるように頑張ります」と高野。天気が心配ではあるが、プロ初先発となる18時からのソフトバンク戦でしっかりと結果を残したい。
取材・文=岩下雄太
2024年04月24日 08:29
23日終了時点でメジャートップ2に君臨する大谷翔平とムーキー・ベッツ
ドジャースの“1・2番”は相手にとって驚異だ。22日(日本時間23日)の試合終了時点で、ムーキー・ベッツ内野手と大谷翔平投手のOPSはMLBトップ2となっている。
今季、ベッツと大谷、そしてフレディ・フリーマン内野手の元MVP3選手が上位打線を担っている。フリーマンこそ少し打率を落としているものの、ベッツは打率.355、OPSはMLBトップの1.103をマーク。大谷は打率リーグトップの.368、OPSはリーグ2位の1.094だ。
米データ分析会社「Codify Baseball」が2人のOPSを紹介すると「マジで史上最強の1、2番だろ」「この2人は強烈だ」「チートだ」「当然の結果だ」「ワオ」「すごいな……」と驚愕の声があがっていた。
しかし一方で、チームは3カード連続で負け越し。リーグ首位はキープしながらも、勝率は.542に下がっているため「なぜ勝てていないんだ?」「2人がそんなにいい成績を出しているなら、どのシリーズも勝てるはずだよな」「5番以降の選手はどうなっている」「間違いなくどのチームよりも勝利を収めているはずだろう」と皮肉るコメントもあった。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 08:01
【MLB】ドジャース−ナショナルズ(4月23日・日本時間24日/ワシントンD.C.)
ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。
2024年04月24日 08:00
○ 巨人 2 − 0 中日 ●
<4回戦・ひたちなか>
中日は守備のミスが失点につながってしまった。
0−1の4回一死走者なしで、巨人・岡本和真が放った高々と舞い上がった打球をショート・山本泰寛が落球してしまった。
23日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日』で解説を務めた野村弘樹氏は、「グローブに当たっているんでしょうけど、レフトが来ないといけないですね」とレフト・細川成也が捕球するべきだったと指摘。
「あれだけ上がるとレフトが来ないと。今日はこの風でしょう。レフトが行くべきだったと思いますね。レフトも十分間に合っていただけにね」と続けた。
「声の掛け方と、山本との連携ですよね。山本もちょっと迷った可能性があると思うんですよ。細川が視界に入ったと思うのでね。これは完全なミスですね」と苦言を呈した。
その後、先発・小笠原慎之介は萩尾匡也に適時打を浴びた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月24日 08:00
「ヤクルト0−2広島」(23日、神宮球場)
淡々と、そして堂々と抜群の安定感を際立たせた。広島の先発・床田寛樹投手が8回4安打無失点で今季2勝目をマーク。ツーシームとカットボールを軸に盤石の投球を見せ、「丁寧に投げ分けられた。打者に的を絞らせない投球はできた」とうなずいた。
相手打線の軸である村上封じから弾みがついた。初回は先頭に安打を許し、2死二塁で村上を迎えると変化球で低めを丁寧に突いて追い込んで、最後は内角に直球をズドン。完全に振り遅れた空振り三振となり、「初回はちょっと探った感じはあったけど、村上に投げた球から『あ、こういう感じなら結構良いかも』となった」と手応えをつかんだ。その後は相手先発・吉村との投手戦を展開し、投げ勝った。
今季は「170イニング」を目標とする中で、今季自己最長の8回を投げ抜いた。「あと10球減らして、もう1回いきたいなとは思う。やっぱり四球2個がもったいない。それをなくせれば、もう1イニングがあったのかな」と床田。快投直後でも悔しさをにじませる姿は、一流投手の領域に足を踏み入れた証拠だ。
新井監督も「八回まで投げてくれて、週頭でこういうピッチングをしてくれるとベンチも助かる。本当に素晴らしいピッチングだった」と絶賛した。これで防御率は0・93。乱れる気配すら見せない左腕からはエースの風格が漂う。
2024年04月24日 07:44
大谷自身も昨年から「デコピン」を飼育…試合観戦も
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場する。試合前には米メディアから“突撃”される場面があった。まさかの質問に、大谷も思わず笑顔を浮かべた。
試合前のクラブハウス。食事を終え、自分のロッカーに戻ってきた大谷に、米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のリンジー・アドラー記者が声をかけた。「私の犬を見て」。自らの白い愛犬の写真を携帯の画面で見せると、大谷も笑顔を浮かべた。
大谷自身も昨年、愛犬「デコピン」を飼ったことを明かしていた。ドジャースタジアムでも度々観戦。米メディアの間でも“犬好き”は話題に。アドラー記者も「つい見せたくなってしまったの」と笑った。
この日の試合前にはキャッチボールを行い、20メートルの距離で58球を投げた。練習が終わると、三塁側ベンチ前でファンサービスを実施。初見参のワシントンDCファンを喜ばせていた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年04月24日 07:20
◆ 阿部監督の走塁改革の成果
巨人は23日、ひたちなか市民球場で行われた中日戦に2−0で勝利。
2024年04月24日 07:20
高木大成氏は高3夏に甲子園出場…判定巡り審判に疑義
西武で10年間プレーし「レオのプリンス」などの愛称で親しまれた高木大成氏(株式会社埼玉西武ライオンズ事業部部長)は、桐蔭学園(神奈川)3年時の1991年、夏の甲子園に出場。珍しい「1番・捕手」の主将として注目されたが、3回戦での試合中の行動が「大問題になりました」と明かした。
1、2回戦を勝ち進み、8強入りをかけて臨んだ鹿児島実業との3回戦で“事件”は起きた。9回の守備で、相手打者の打球はフェアゾーンでバウンドした後、三塁ベース付近の上を通過してファウルゾーンで跳ねた。フェアかファウルか、際どい当たりはフェア判定となり、出塁を許した。
「左バッターなので打球がスライスしていったんです。桐蔭学園は(対角線上に近い)一塁側のベンチだったので、土屋(恵三郎)監督もファウルに見えていました。それで審判に聞いてこい、というジェスチャーをしていたので、私が三塁塁審のところまで行ってファウルじゃなかったか確認したんです。それが大問題になりました。高校生らしくない、と」
高校野球特別規則では、主将か伝令、当該プレーの選手は審判に疑義を申し出ることは認められている。「私は主将でしたし“当事者”でもあったので、ルール的には問題なかったのです。監督からの指示でもあったので。さすがに自分からは行けないですよ。高校球児が審判に、なんて」。
その瞬間の球場の雰囲気は「全く分からないです。同点の9回でサヨナラ負けするかもしれない状況で、私も必死だったので」。最終的に判定は変わることなく、その後、四球なども絡んで無死満塁のピンチを招くとサヨナラ打を浴びて敗退した。高校選抜に主将として選出…2年生からは“ゴジラ”松井秀喜も
翌日の新聞には高木氏の“抗議”を疑問視するような記事も掲載されたという。「自分は新聞を読んでいなかったので、どこまで活字になったのかは分からないですが、『高校野球で前代未聞』みたいな感じだったのだと思います。監督と部長は高野連(日本高等学校野球連盟)に呼び出されていました。でもルールを破ったわけではなかったですからね」。
周囲からの心無い声も高木氏にはなかったという。「SNSもない時代だったので」と笑った。ちょっとした“騒動”の渦中にいたが、大会終了後にはアメリカ遠征の高校選抜にも選出された。
「あの代表はベスト8に入った学校から選ばれる選手が多いのですが、ベスト16で終わった私を選んでもらってありがたかったですね。しかもキャプテンまでやらせていただきましたから」
この年の高校選抜には、後に巨人やヤンキースなどで活躍した星稜(石川)の松井秀喜、同じく巨人などでプレーした帝京(東東京)の三澤興一が2年生で選ばれていた。「ゴジラは左中間へすごくいい打球を打っていました。体はデカいし、飛距離はすごかった。でも3年生の中にいたのでおとなしくしていましたね」。高木氏は懐かしそうに語った。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年04月24日 07:10
◆ 「こういうことが続いていくと不利になっていく」
DeNAは23日、本拠地で迎えた阪神との試合を1−1の引き分けで終えた。試合は2回に山本祐大の適時打で幸先良く1点を先制。しかし、6回にレフト・楠本泰史の送球エラーも絡み、同点に追いつかれてしまう。その後は投手陣が踏ん張るも、打線は終盤の好機をいずれも生かすことができなかった。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた高木豊氏はこの試合について「DeNAを振り返るとミスがね…」とエラーでの失点が痛かったと振り返った。
さらに、DeNAの失策数が12球団ワースト(16失策)であることを踏まえ、今日のエラーについて意見を聞かれた平松政次氏は「(対戦相手にとって)有利にゲームを進められてしまうということ。今日も送球がちょっと逸れていますけども、送球をまっすぐ野手の方へ投げられるか。そして、ワンバウンドになっても比較的取りやすいボールなのか。こういう(ちょっとした)ことが続いていくと不利になっていきますよね」と守備のミスが目立つ現状へ注意を促した。
高木氏は「今年はミスが起きたら失点につながっているシーンを見るのでもったいないんですよね」と付け加えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月24日 07:10
第5回WBC決勝で、大谷がトラウトを三振に仕留めた“後”が話題
野球日本代表「侍ジャパン」が第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制してから1年余り。世界一の“歓喜の輪”に加わった1人の人生が大きく変わった。ドジャース・大谷翔平投手の通訳を長らく務めていた水原一平容疑者が、違法賭博に関与し、大谷の口座から不正に1600万ドル(約24億6700万円)を送金していたことが発覚。日米で大スキャンダルに発展した。連邦検察に訴追されたことで、WBCでのある行動が脚光を浴びることにもなった。
話題になっているのは、米国との決勝で大谷がマイク・トラウト外野手(エンゼルス)を空振り三振に打ち取り、優勝を決めた瞬間だ。グラブを放り投げる大谷に、侍ナインが一斉に駆け寄っていくと、ベンチにいたTシャツ姿の水原容疑者も同じく歓喜の輪に加わった。皆で喜びに浸る中、水原容疑者は選手らの後方に弾かれるような形で歓喜の輪から外れると、ゆったりと1人で退散していった。
水原容疑者の一連の事件で、改めて過去の行動に着目するファンが増え、WBC決勝での歓喜の様子が再注目を浴びた形だ。「しょんぼり感」「今見ると違和感だらけ」といった声や、他のコーチが輪に加わっていない中、選手ではない水原容疑者の行動に違和感を持ったファンも多かったようで「何でコーチより先に通訳が行ってるの?」「今思うとふてぶてしいな」「意味わかんなくて笑」といった声もあった。
一方で水原容疑者は、WBC大会期間中にラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の近くに座り、日本語が放せないヌートバーと侍ナインとの架け橋的な役割も担っていた。「事件はあれだけど功績は忘れちゃダメ」と諫めるファンもいた。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 07:01
ナショナルズ戦に「2番・DH」で出場
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発する。
2024年04月24日 07:00
◆ 「中継ぎ陣が頑張れば勝ちを拾える」1点差ゲームで5連勝!
先週から引き分けを挟んで4連勝と波に乗る日本ハムは23日、楽天と対戦し延長12回の死闘を4−3と勝利で飾った。先発の山粼福也が6回2失点と試合を作ると、金村尚真・河野竜生・北浦竜次・田中正義・杉浦稔大の中継ぎ陣が6回1失点リレーで繋いだ。打線は延長12回に1番田宮裕涼が二塁打を放つと、2番松本剛が犠打を決め一死三塁とチャンスを作る。3番万波中正が四球、4番マルティネスが見逃し三振で二死一・三塁とすると、途中出場の5番上川畑大悟が値千金の適時打を放ち、勝ち越しに成功した。
日本ハムはこの勝利を含め、今季1点差ゲームで5連勝。先発陣の成績に注目が行きがちだが、23日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、好投が続く中継ぎ陣に称賛の声が上がった。
平松政次氏は「先発投手が早く崩れることもあるが、中継ぎ陣がそこで頑張ることによって、勝ちを拾える。今年の日本ハムは良く抑えている」と勝利を呼び込む中継ぎ陣の力投に高評価。今後のチームの順位について問われると「今の形を継続していけば、良い結果になる」と太鼓判を押した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月24日 06:50
◆ 借金もワーストの6…「毎年のことだが」と指摘した打順とは?
先週までの9試合で1勝8敗の西武は23日、巻き返しを狙う今週のカード初戦でオリックスと対戦し、2−1と僅差で敗北した。打線は2点を追う4回、先頭の2番中村剛也が二塁打を放つと、3番佐藤龍世と4番アギラーが連続四球で無死満塁とチャンスを作る。この場面で5番炭谷銀仁朗が相手の失策で出塁し1点を返すも、6番若林楽人と7番外崎修汰が痛恨の空振り三振。二死満塁で8番長谷川信哉が中飛に倒れ、好機を生かせなかった。その後も打線は振るわず、今季2度目の3連敗を喫した。
12三振と拙攻が目立った西武打線に対して、23日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも厳しい声が上がった。
笘篠賢治氏は「(チャンスの場面で)当てにいって、ボール球に手を出してしまう」と分析し「点が取れない負の連鎖」と嘆いた。この試合でも2番に中村が入るなど安定しない打順については「毎年のことだが、結局1・2番が決まらない。そこが解消されないかなと思う」と苦言を呈した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月24日 06:40
◆ 「4回はフォーク、7回は直球」軽打でチャンス拡大し天敵・佐々木に勝利!
ソフトバンクは23日、ロッテと対戦し4−2でカード初戦を勝利した。打線はロッテ先発・佐々木朗希の前に3回まで無得点に抑えられたが、4回にこの試合で通算1500試合出場となった2番今宮健太が安打を放ち出塁。3番柳田悠岐も安打で続き、無死一・二塁と先制のチャンスを作る。4番山川穂高は左飛となるも2塁走者今宮が進塁。一死一・三塁の場面で、ここまで佐々木に対して18打数無安打12三振の5番近藤健介が三塁線を破る適時打を放ち、先制に成功した。その後相手の失策もあり1点を追加した。
7回には9番牧原大成が二死から安打で出塁すると二盗に成功。今季支配下登録を勝ち取った1番川村友斗が適時二塁打を放ちリードを広げた。ソフトバンクは昨季2敗と完璧に抑え込まれていた佐々木から3点を奪い、2季ぶりの勝利を収めた。
今季初の最速160kmを記録した難敵・佐々木を見事攻略したソフトバンク打線に、フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。
笘篠賢治氏は、4回の攻撃について「(打順)二回り目から追い込まれるまでは普段のスイングで打ちにいくが、追い込まれたときにチーム皆で長打を捨てて軽打で食らいついていく。佐々木のフォークボールについていくという徹底した攻めで攻略できた。良い繋がりだった」と、今宮・柳田・近藤の三者がフォークを安打にした点を高評価。
7回については「二死から牧原が出て足を絡めて揺さぶる。どうしても次の1点が欲しい場面で、チャンスが巡ってきた川村が貴重な1点を挙げる。牧原も川村も打者が有利なカウントに持っていって、この回は直球を狙って見事に捉えた。非常に良い攻撃だった」と4回と異なり佐々木の直球を捉えていった攻撃を称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』