2022年08月18日 05:00
(セ・リーグ、ヤクルト4−2阪神、18回戦、ヤクルト11勝7敗、17日、神宮)島田は三回の守備で悔しさが残った。1死後に塩見が放った打球が右中間へ。懸命に追いかけて一度は落下点に入ったもののつかみ切れず、そのまま三塁打を許した。打撃では三回に二塁への内野安打を放ち、10日のDeNA戦(横浜)で「1番・中堅」を任せられるようになってから7試合連続安打となったが、守備面で課題が残った。
2024年04月19日 10:00
広島の育成ドラフト2位・佐藤啓介内野手(22)=静岡大=のバットが止まらない。ここまでウエスタンで打率、出塁率でトップに立ち、11試合連続安打中と、育成選手らしからぬ躍動を見せている。カープ初の国立大出身選手の肩書も持つ新星の活躍の秘密に迫った。
異色の経歴を持つ背番号124が、ウエスタンで大暴れしている。佐藤はここまでの活躍を「ちょっと出来すぎですね」と笑顔で振り返った。
主に「1番・二塁」で出場して18日現在、48打数21安打で打率・438、1本塁打、5打点。出塁率は・534。11試合連続安打中で、その期間内には3安打以上を4度マークするなどまさに無双状態。好調の要因を「一番はプロの直球に対応できるようになってきたこと」と分析する。
愛知の名門・中京大中京出身の佐藤。1学年上には・ヤクルトの沢井、1学年下には中日・高橋宏、巨人・中山と高いレベルの中でプレーした。3年夏に背番号2桁で、ベンチ入りするも卒業後は国立大に合格しなければ、野球は辞めるつもりだった。しかし猛勉強の末、静岡大に合格し野球も継続した。
佐藤の特徴はヘルメットが脱げるほどのフルスイングだ。このスタイルを確立したのは静岡大の時だった。1年秋のリーグ戦で本塁打王と新人賞を獲得。衝撃のデビューを飾る中で本人は危機感を募らせた。
「何も考えないで打ててしまった。このままだとおもしろくないし、成長しない。そこから打撃のメカニック的な部分を研究し始めました」
フルスイングをする中でいかに芯で捉える確率を上げるか。試行錯誤を続け、最終的には5度のベストナインを受賞。3年冬にプロ入りを志し、昨秋に広島から育成ドラフト2位指名を受け、球団初の国立大出身選手となった。
プロ入り後にも大きな転機があった。3月9日に本拠地マツダで行われた中日とのオープン戦。六回の守備から出場するも、ボール球に手を出し、2打席連続三振。その試合で準備の大切さを痛感した。「それまでは数を打つタイプだったんですけど、1球ずつ丁寧にやるようにしています」。ティー打撃では1球を打つのに30秒ほど時間をかけて体の動き方の確認や投手をイメージするようになり、結果につながっている。
課題は既に4失策を記録している守備だと自覚している。「目標は支配下ですが、チームの戦力にならないと支配下になっても意味がない。まだまだなのでもっと練習します」。豪快なスイングでマツダスタジアムを沸かせる姿が待ち遠しい。(デイリースポーツ・高橋涼太朗)
◇佐藤 啓介(さとう・けいすけ)2001年5月24日生まれ、22歳。愛知県出身。182センチ、95キロ。右投げ左打ち。内野手。中京大中京、静岡大を経て2023年度育成ドラフト2位で広島入団。23年11月の仮契約の際は「僕の強みは考える力と課題解決能力です」とアピール。
2024年04月19日 09:32
マーティン「僕らはショックを受けている。人は変わるものだけど…」
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの疑いで訴追された水原一平容疑者に、元助っ人たちも驚きを隠せない。米スポーツ局「ESPN」では、日本ハムに2016年から2年間在籍したレッドソックスのクリス・マーティン投手が「動揺している」などと心境を明かしている。
来日1年目の2016年に52試合に登板。翌2017年も40登板して同年限りで退団した。水原容疑者とも多くの時間をともに過ごした右腕は「ニュースを賑わせているイッペイの顔を(テレビで)見た僕と妻は、お互いの顔を見たよ。僕らはショックを受けている。窃盗のことで僕は動揺している。間違いなく物事は変わったりするし、人も変わるものだけど、その部分(水原容疑者が大谷のお金を盗んだこと)について僕は理解できないんだ」と率直な思いを語った。
また2015年に在籍したミッチ・ライブリー投手も驚きを隠せなかったようだ。水原容疑者が問題を起こすような兆候が昔からあったのか聞かれると「『YES』か『NO』か、『たぶん』とも言えない。答えようとしたくもない。彼がギャンブルについて喋るのは一度も聞いたことがないのは、わかっているよ。それが何を意味するかはわからないけどね。だって依存てそういうものだろう? そのことを喋たりしないものだし、隠すだろう」と話した。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 09:25
ロッテ友杉が攻守で急成長…打率.314、UZRは「名手源田」超えの「2.5」
ロッテの2年目、友杉篤輝内野手が攻守でチームをけん引している。打っては打率.314をマークし、遊撃守備では堅実なグラブさばきで、ここまでの失策はゼロ。昨季までパ・リーグの同ポジションで6年続けてGG賞を受賞している“名手”を上回る数値をたたき出しており、今後のパフォーマンスに注目だ。
島根・立正大淞南高、天理大を経て2022年ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーの昨季は、64試合の出場で打率.254、9打点、9盗塁の成績を残した。今季は開幕から遊撃のレギュラーをつかみ、ここまで打率.314、3打点、1盗塁と好調を維持している。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」(遊撃手)は、「2.5」で両リーグ3位の数字だ(トップは巨人・門脇誠内野手の「3.1」、2位はソフトバンク・今宮健太内野手の「3.0」)。パ・リーグの遊撃部門で昨季まで6年連続でGG賞を受賞している西武・源田壮亮内野手の「0.7」を上回る健闘ぶりを見せている。
ロッテの遊撃手によるGG賞受賞は2010年の西岡剛氏までさかのぼる。攻守で急成長を遂げている23歳は、新たな名手になれるのか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
2024年04月19日 09:20
ロッテの澤田圭佑はシーズンが開幕してからナックルカーブ、縦に落ちるスライダーを新たに投げている。
2024年04月19日 09:00
○ 阪神 2× − 1 巨人 ●
<6回戦・甲子園>
18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人』で解説を務めた江本孟紀氏が、2回に適時打を放った巨人・小林誠司について言及した。
小林は0−0の2回二死二塁の第1打席、阪神先発・西勇輝が1ボール2ストライクから投じた4球目のチェンジアップをセンター前に弾き返す適時打を放った。
江本氏は「一瞬、その前の西のいい球を見て、打率1割だからと言おうかなと思っていたんだけど、うまいこと打ちましたね。今のはスライダーかフォークを狙っていたのが、フォークがきたんですね。外に逃げないので、真っ直ぐ落ちてきたのでうまくバットが届いた。どちらかと言ったら上下動しやすいバッターなので、低めに落ち切らなかったら今みたいに当たる」と振り返った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月19日 08:11
2014年には61試合登板、2年間在籍したマイケル・クロッタ
ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者は、銀行詐欺などの疑いで訴追された。米スポーツ局「ESPN」は、日本ハム時代に水原容疑者にサポートを受けていた助っ人選手が感謝していることを伝えた。
2014年から2年間在籍したマイケル・クロッタ投手は「僕はイッペイなしでは完全に途方に暮れていただろうね。野球に限らず、日常生活においてもね」と話す。球場では同僚や監督、コーチらとの全ての会話において通訳を頼り、スカウティングレポートの分析やストレッチドリルなどをするにしても、通訳を介して行っていたとしている。
来日1年目は札幌市内で単身生活を送り、2年目のキャンプ後に第2子を妊娠中だった妻と息子が来日。「ミズハラは彼らが成田空港での飛行機の乗り換えに苦労するかもしれないと心配しており、彼らと会って旅行の最終日程に同行するため、札幌から東京に飛ぶという措置を取った」という。
クロッタは「僕はそのことを全く予想していなかったよ。仕事の一部というわけではなかったけど、そう言う人なんだ」と気遣いに感謝の思いを述べた。
また家族が札幌市円山動物園に行くため、水原容疑者がチケットや交通手段の手配をし、幼稚園を探すための手助けや、息子が体調を崩した際には病院へ電話して予約を取り、医師の説明を理解するために病院に同行したこともあったことを明かしている。
「人口の98%と意思の疎通が取れない状況にいると自覚するまで、当然のことだと思っていることがたくさんある。彼の存在なしでは、経験できなかったことがたくさんあった。僕が思いのままにこの文化を経験できるように、彼は間違いなく尽力してくれた」。2014年は61試合登板とフル回転した右腕だが、異国の地で生活するにあたって水原容疑者の献身が手助けしていた。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 08:10
「おしえて! イチロー先生! リターンズ」に登場
イチロー氏(マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)が、SMBC日興証券株式会社のYouTubeチャンネルの企画「おしえて! イチロー先生! リターンズ」に登場。「もっと早く知りたかったお金の知識は?」との質問に回答した。
「細かい知識はいらないんだけど、甘い話……」と、子どもたちを諭すように言葉を紡いだ。「そんなものは存在しないと。楽して実は取れないと、それだけ教えてほしかったね。もうそれだけでいい」と振り返った。
成功した人の話か、失敗した人の話か、どちらが大事かと問われると「断然失敗した人の話ですよ」とキッパリ。「成功した人の話なんか面白くないですよ」「失敗も成功もいろいろ経験しているほうが、きっとすっと入ってくる。説得力もあると思う。失敗した人の話は必ず答えがありますからね」と話した。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 08:00
○ 阪神 2× − 1 巨人 ●
<6回戦・甲子園>
18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人』で解説を務めた江本孟紀氏が、延長10回阪神・森下翔太への巨人バッテリーの配球について言及した。
2024年04月19日 08:00
調整が遅れている広島のテイラー・ハーン投手(29)が20日に来日初のシート打撃に登板することが18日、分かった。20球程度を予定しており「あまり結果とかは気にしていない。まずはゾーンや球種を確認したい」と意気込んだ。
最速160キロ左腕として今季から加入した新助っ人。2月のキャンプは2軍スタートも、同6日に1軍合流し、即ブルペン入り。しかし、キャンプ終了後に2軍に合流していた。その後はノースローでの調整期間もあったが、今月13日にブルペンでの投球を再開。投内連係なども問題なくこなしている段階だ。
シート登板後、問題がなければ最速で23日からのウエスタン・くふうハヤテ戦(由宇)で実戦デビューする可能性も浮上。この日は大野練習場でダッシュなどを行い、汗を流したハーン。「なるべく早く1軍の戦力になれるように」。好調な救援陣に強力な1ピースが加わる日も近い。
2024年04月19日 07:40
駐日米国大使のエマニュエル氏、大谷は野球を「世界にアピールしてくれている」
ドジャース・大谷翔平投手について18日、駐日米国大使のラーム・エマニュエル氏が東京都内で会見に応じ、「神様」として世界中で絶大な人気を誇った元NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダン氏の名前を挙げ「オオタニサンは必ずそうなる」と太鼓判を押した。
2025年7月にクーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂博物館で開催される企画展「野球とベースボール:太平洋を越えた日米の野球交流」の発表会見にエマニュエル大使が出席。大谷の影響力を問われるとカブスの本拠地、リグレー・フィールドの近くに住んでいるという同大使は「シカゴの少年として答えたい」と穏やかな笑みを浮かべて話し始めた。
「よくあるのは運動選手がスポーツの範囲にとどまらず高みに引き上げることです。かつてシカゴ・ブルズにマイケル・ジョーダンが所属していました。彼はスポーツをやっている瞬間だけでなく、チームの枠も超えていた。ジョーダンの背番号(23)は非常に有名です。その背番号はグローバルなシンボルになりました。大谷さんは必ずそうなると思います。野球界を背負って立って世界にアピールしてくれている」
ジョーダン氏はNBAで10度の得点王と5度のMVPを受賞。史上最高の選手の1人と賞賛された。2002-2003年シーズンで引退しているが、今でも同氏のロゴ入りのシューズやアパレルは大人気となっている。シカゴを愛するエマニュエル大使が、大谷を“ジョーダン級”と称えたことが発言の大きさを物語っていた。
会見に同席したアメリカ野球殿堂博物館のジョシュ・ラウィッチ館長も「日米においてベーブ・ルース以来の稀に見るスター。世界中のファンにアピールしている。彼の役割は計り知れない。最高レベルで、野球を代表してくれていることを嬉しく思っています」と語った。
エマニュエル大使は「アメリカには多くの観光客が大谷選手目当てに旅行に来ます。ドジャースとパドレスが韓国で開幕シリーズを行いました。これは外交的な取り組みの1つです。メジャーで日本人選手はさらに活躍することでしょう、日米両国ともに野球が大好きです」。大谷を筆頭に、野球人気の世界的な発展、普及を望んだ。この日の会見にはアジア人初のメジャーリーガー、村上雅則氏や巨人史上最強の助っ人と呼ばれたウォーレン・クロマティ氏も出席した。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年04月19日 07:30
中川拓真、宮城の丸刈りに“失敗”し「僕もお揃いにします、すみません」
人生で最も記憶に残る“失策”は3年前だった。昨オフにオリックスから戦力外通告を受け、独立リーグ・九州アジアリーグに所属する「火の国サラマンダーズ」で今季からプレーしている中川拓真捕手は、風呂場でバリカンを持ちながら震えたことがある。
「いやぁ、もうガチで、ど真ん中です(笑)。宮城さんにいきなり丸刈りを頼まれて、最後に整えていたら、アタッチメントを装着するのを忘れていて……。9ミリにするつもりで剃っていたんですけど、まさかの0.5ミリに仕上がってしまいました」
2021年6月10日、大阪・舞洲の球団寮に、宮城大弥投手の“悲鳴”が上がった。人生初のパーマをあて、長髪をなびかせていた当時19歳は、試合に敗れて“禊”を決意した。「本当は前(佑囲斗)さんが担当するはずだったんですけど、その時は偶然いなくて。急遽、僕がバリカン係を頼まれることになったんです」。9ミリで進んだバリカンはスムーズだった。
「最後の最後で、ですよ……。おでこの真ん中のラインから5センチくらい上に、綺麗な5厘になっちゃって(笑)。2人で『えええ?』って叫んで、鏡を見て確認したら爆笑しました。めちゃくちゃ悪いな……と思ったので『僕もお揃いにします、すみません』と言ったら、全然大丈夫だよと言ってくれて、優しさで溢れていました」
意外な“落とし穴”にも、冷静に対応した宮城の“カミ対応”に感謝するばかりだった。今は、宮城の躍動を画面越しで見ている。「今は結構、長髪ですよね? カッコいい髪型だな、似合っているなと思って見ています。だけど、そろそろ刈ってあげようかなとも思いますよ(笑)」。
気がつけば、紅林弘太郎内野手も頭を丸めていた。ただ、アタッチメントのつけ忘れはなかったようだった。中川拓がもたらした“笑える失敗”は、生きている。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年04月19日 07:20
ナショナルズ戦で見られた“もぐもぐタイム”にSNSもほっこり「もぐ谷さん」
ドジャースの大谷翔平投手が試合中にお菓子を食べているシーンに注目が集まっている。
2024年04月19日 07:18
◆ オニールが負傷者リスト入り
現地時間18日、ボストン・レッドソックスはタイラー・オニール外野手(28)が脳震盪により7日間の負傷者リストに入ることを発表した。
オニールは昨季終了後にカージナルスからレッドソックスへトレード移籍。今季は『5年連続開幕戦本塁打』のMLB新記録を樹立するなど、15試合に出場し、打率.313、7本塁打、8打点、OPS1.209と絶好のスタートを切っていた。同15日のエンゼルス戦で、守備時に飛球を追って三塁手と交錯し、途中交代。その後2試合を欠場していた。
また、三塁手のラファエル・ディバースは左膝のMRI検査を受けることになった。同試合では交錯後も出場を続けたが、翌日の2戦目は途中交代、3戦目は指名打者での出場となり、4戦目は欠場。以前から肩痛により欠場が続き、同15日の試合が5試合ぶりの出場となっていたが、再び離脱する可能性が高まった。
レッドソックスは10日ほどの間に先発2番手ニック・ピベッタ、3番手ギャレット・ウィットロックも負傷者リスト入り。投打の主力を欠くチームは直近10戦で3勝7敗と苦しんでおり、勝率5割ながらアメリカン・リーグ東地区の最下位となっている。
2024年04月19日 07:15
【MLB】ドジャース0-2ナショナルズ(4月17日・日本時間18日/ロサンゼルス)
【映像】大谷、いきなり打ち方を変えてヒットを放つ瞬間
4月17日(日本時間18日)に米・カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われたロサンゼルス・ドジャース対ワシントン・ナショナルズの一戦で、ドジャース・大谷翔平が放ったチームバッティングに徹した軽打が、野球ファンの間で注目を集めている。
ナショナルズ投手陣の前に攻撃の糸口を掴めないまま、0-2、ドジャース2点のビハインドで迎えた8回裏の攻撃、2死走者なしの場面。大谷にとってこの日の第4打席となったこの場面で、大谷はカウント2-2からの6球目、やや外寄りのストレートを見逃さずに捉えると、素直に弾き返した打球は穏やかに伸びてセンターのやや左へと落ちるシングルヒットに。この一打で大谷はこの日3本目のヒットとなり、猛打賞。大きくは振りにいかず、とにかく逆転のキッカケを作りたいという、大谷の執念を感じさせる一打となった。
チームの勝利とそこへの貢献を第一に掲げる大谷らしい打撃ともいえるこのシングルヒットに、ネット上の野球ファンからは「これは巧い!野球観てて久々に声出たわw」「篠塚かよwww」「松中も時々こういうヒット打ってたwww」「だんだん投げるとこなくなってきてあそこの球投げじゃゃったんだよなw」「ここまでバッテリーを追い込む打者ってスゴいな」「なあ、大谷さんて不振扱いじゃなかった?w」「いつの間にリーグ最多安打」といった様々な反響が巻き起こっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
2024年04月19日 07:10
◆ “菅野だからこそ"の続投
巨人が阪神にサヨナラ負けを喫し、このカード2敗1分けで勝ち星を手に入れられなかった。
阪神・西勇輝、巨人・菅野智之の両ベテラン右腕がゲームを作り、終盤までロースコアの熱戦を演じていたが、同点の延長10回裏、巨人の守護神・大勢が佐藤輝明にサヨナラヒットを浴び、接戦を落とした。
18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は、菅野のピッチングに「もう文句なしですよね」と称えつつ「ただやはりこう7回終わって100球で、8回どうするかなと思ったんですよ。僕は菅野投手は100球でどうのこうのっていうピッチャーではないと思うんですが、実際に1‐0という緊張感の中、ちょうど8回はタイガース打線の4順目に入るところだったんです。でもやっぱ上がった以上は、やはり菅野智之であれば僕は抑えなきゃいけないと思って、阿部監督がマウンド上げたんだと思うんですけども、結果的に8回捕まって同点になった」と“菅野だからこそ"の続投で、結果打たれてしまったと解説。
解説者の齊藤明雄氏は「1‐0、2回に取った1点を守りきってきたピッチングしていたので、阿部監督は今日のゲーム『菅野、お前に任した。 お前がしっかり1人で投げてこい』っていう感じになったんじゃないかなと思います。だから8回に送ったと思います」と監督の心理を読み取った。また「昨年までの菅野だったらもう7回はひょっとしたら行かないで、6回で代わっている可能性もありましたからね。今シーズンの菅野のボールコントロールを見たら、気持ちの乗ってるピッチングしてるので、もう今日のゲームはもう菅野に預けたっていう感じだと思いますよ」と昨年との違いにも言及した。
もう一人の解説者・仁志敏久氏は「今日のピッチングと、菅野っていうピッチャーの存在感ですね。一般的には普通に考えたら、あそこでランナー2塁に行った時点での交代もなくはないと思うんですけども、でもその交代に値するような、そんなレベルのピッチャーではないので。 やっぱり監督としては、もうこのイニングはしっかり素直に投げきってくれというイニングだったんじゃないですかね」と指揮官は心中覚悟の続投だったと説いていた。
ジャイアンツを長年引っ張ってきた菅野智之のネームがあるからこその続投策。阿部監督の信頼は、つぎの登板にきっとつながるはずだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』