2022年08月18日 21:50
◆新日本プロレス「G1 CLIMAX 32」大会▽「G1 CLIMAX 32」ファイナルトーナメント決勝戦・時間無制限1本勝負 〇オカダ・カズチカ(33分53秒 レインメーカー→片エビ固め)ウィル・オスプレイ●(18日、東京・日本武道館、観衆6716人) 真夏の最強決定戦「G1」の優勝決定戦で、オカダ・カズチカが初優勝を狙ったウィル・オスプレイを撃破。3年ぶりの真夏開催となった「G1」で史上4人目の2連覇と4度目の優勝を飾った。 15年の新日・英国遠征で自らその才能を見い出し、新日入りを勧めた元弟分との対戦。過去の対戦成績で6勝1敗と圧倒してきた最強外国人相手に、オカダがその凄みを全開にした。 ともにブロック戦から数えて1か月で8試合目のシングルマッチも疲れも見せず、ロックアップの両雄。 いきなりレインメーカーを狙ったオカダに対し、オスプレイもオスカッターの態勢に。これをかわし、ニヤリと笑ったオカダ。場外でのDDT連発で、かつて長期欠場の原因となったオスプレイの弱点の首を攻める。 トップロープから場外へのコークスクリュー・ムーンサルトプレス、場外でのオスカッターと大技で猛攻撃に出たオスプレイ。 オカダもフラップジャックからのマネークリップで絞め上げ、トップロープからのダイビングエルボーをたたき込んだ。「カモン! オスプレイ」と叫ぶと顔面に張り手を放ったオカダにオスプレイも顔面へのキックと強烈なエルボーで対抗。さらにエプロンでのオスカッターをさく裂させ、オカダを追い込んだ。 あまりのダメージにカウント19秒でやっとリングに戻ったオカダの後頭部にトップロープからのヒドゥンブレード、オスカッターと畳みかけたオスプレイ。フラフラの状態となったオカダだったが、ストームブレイカーをかわし、強烈なラリアットを一閃(いっせん)。オスカッターをドロップキックで迎撃した。 オスプレイの新技・変形パイルドライバーからの後頭部へのヒドゥンブレイド、ハイフライフロー、スタイルズクラッシュ、Vトリガーの名レスラーたちの決め技ラッシュの猛攻を耐え抜くと、開脚式パイルドライバーからのレインメーカーさく裂。カウント2・5でかわされたが、最後は旋回式ドライバーからのレインメーカーでとどめをさした。 激闘のあまり、リング上で大の字の両雄。全く動けなくなったオスプレイを見守った上でリング上でマイクを持つと、「武道館!」と絶叫したオカダ。 「今日も熱い声援、ありがとうございました。オスプレイ、最高だよ、おまえ」と相手を称賛した上で「1か月間、本当にたくさんの声援ありがとうございました。こんなにも大変な世の中ですけど、これだけの方が応援してくれて、その応援が今回のG1の盛り上がりにつながったと思います。ありがとうございました。もっと、もっとプロレスを好きになってもらいたいと思います」と涙を流し、頭を下げた。 声を出しての応援が禁じられた観客の手拍子の中、「僕もG1に11回出てますけど、今年、本当に過酷でした。去年も優勝して今年も優勝して2連覇ですけど、去年優勝してG1の価値ってこれでいいのかなと思いました。G1って、1年に1人しか出て来ない最強を決める大会なのに、それが終わったら、次はIWGP世界ヘビー挑戦権利証が次ですって、G1を否定しているようにしか思えません。俺が価値を上げます。1・4東京ドームのメインイベント、IWGP世界ヘビーのチャンピオン対G1のチャンピオン、オカダ・カズチカでいいだろ。コノヤロー」と、いきなり、これまでのIWGP世界ヘビー王者への挑戦権利証争奪戦の流れを否定。直接の1・4東京ドームでの挑戦を表明した。 「僕は自信を持って、1・4東京ドームで挑戦させてもらいます。僕の言うことは新日は聞いてくれるって内藤(哲也)さんが言ってたんで、よろしくお願いします」と頭を下げると、「オカダ・カズチカ、2023年1月4日、東京ドームを超満員にするために、プロレスを知らない人に、まだまだ、みんなにプロレスを好きになってもらえるように、まだまだ頑張っていきます、新日を下半期もまだまだ、よろしくお願いします」と絶叫した。 バックステージでも、優勝トロフィーを横に「去年優勝した時にこれだけの戦いをやって、さらに権利証を守っていくってなんなんだろうって。G1の価値ってなんなんだろうって思ったんです。G1優勝で、すんなり1・4東京ドームで挑戦でいいんじゃないかな」と話したオカダ。 リング上で見せた涙について、「去年のG1の時、こんなにもお客さん少ないんだって思ったけど、今日、これだけ応援してくれて、感謝しかなくて。ちょっとだけ熱い戦いで返せたかなって思って」と話すと、「一歩一歩回復して、もっと、もっとプロレスを知ってもらいたい。今は感謝しかないですけど、プロレス総選挙第1位として、下半期も盛り上げていきますので、よろしくお願いします」と最後も深々と頭を下げた。 今年6月、ジェイ・ホワイトに敗れ、4度に渡って防衛してきたIWGP世界ヘビー級王座から陥落した「レインメーカー」が真夏の最強決定戦でこの夜、完全復活を遂げた。(中村 健吾) ◆オカダ・カズチカ 本名・岡田和睦。1987年11月8日、愛知・安城市生まれ。34歳。中学卒業後、陸上の特待生での高校進学を勧められるも闘龍門に入門。04年8月、メキシコでデビュー。07年8月に新日本プロレスに移籍。10年1月、米団体・TNAへの無期限武者修行に出発。11年12月に「レインメーカー」として凱旋帰国。12年2月、棚橋弘至の持つIWGPヘビー級王座に初挑戦。レインメーカーで勝利を飾り、中邑真輔に次ぐ史上2番目の若さとなる24歳3か月で王座に。同王座連続防衛記録12、最長保持記録も持つ。12年、14年、21年にはG1クライマックス優勝。191センチ、107キロ。妻は声優、歌手の三森すずこ。 ◆「G1クライマックス」歴代優勝者 ▽第1回(1991年) 蝶野正洋 ▽第2回(92年) 蝶野正洋 ▽第3回(93年) 藤波辰爾 ▽第4回(94年) 蝶野正洋 ▽第5回(95年) 武藤敬司 ▽第6回(96年) 長州力 ▽第7回(97年) 佐々木健介 ▽第8回(98年) 橋本真也 ▽第9回(99年) 中西学 ▽第10回(2000年) 佐々木健介 ▽第11回(01年) 永田裕志 ▽第12回(02年) 蝶野正洋 ▽第13回(03年) 天山広吉 ▽第14回(04年) 天山広吉 ▽第15回(05年) 蝶野正洋 ▽第16回(06年) 天山広吉 ▽第17回(07年) 棚橋弘至 ▽第18回(08年) 後藤洋央紀 ▽第19回(09年) 真壁刀義 ▽第20回(10年) 小島聡 ▽第21回(11年) 中邑真輔 ▽第22回(12年) オカダ・カズチカ ▽第23回(13年) 内藤哲也 ▽第24回(14年) オカダ・カズチカ ▽第25回(15年) 棚橋弘至 ▽第26回(16年) ケニー・オメガ ▽第27回(17年) 内藤哲也 ▽第28回(18年) 棚橋弘至 ▽第29回(19年) 飯伏幸太 ▽第30回(20年) 飯伏幸太 ▽第31回(21年) オカダ・カズチカ ▽第32回(22年)オカダ・カズチカ
2024年04月20日 20:45
新日本プロレス20日の東京・町田大会で、「Just 5 Guys」DOUKI(32)IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)のベルトを交渉材料化した。
DOUKIは14日台湾大会で藤田晃生との挑戦者決定戦に勝利。29日鹿児島大会でSHOに挑戦する。
その一方で、王者の証しであるベルトは6日両国大会からDOUKIが持ち逃げ。この日の大会ではSANADAと組んでSHO、金丸義信組と対戦したが、ベルトを会場に持ってくることはなく手ブラで登場した。
怒れる王者からは奇襲を受けて「オメー! 俺のベルトどこやったんじゃ!」と詰め寄られるが、DOUKIは動じない。試合終盤に金丸のウイスキーミストがSHOに誤爆すると、トぺ・スイシーダを決めて敵軍を分断。最後はSANADAが金丸をSkull Endで仕留めた。
前哨戦第1ラウンドを制し、同王座初挑戦に弾みをつけたDOUKIは「最強のチャンピオン様、どうした? 調子悪そうだな」とニヤリ。「4月23日後楽園ホール大会で、調印式決まっただろ。それまで俺がベルトを会場に持ってくると思うか? あのベルトは俺の自宅でしっかり保管させてもらってるよ。調印式前にやすやすとあのベルト奪われるわけにはいかねえんだよ。俺の立派な交渉材料だからよ。まずは調印書にしっかりとサインしろ。俺はずっとあのベルト、ずっと手元に置いておくつもりはねえよ。すぐにでも返してやる」と調印が成立するまではベルトを預かる意向を示した。
一方のSHOは「メキシコのクソど田舎、クソ治安の悪いとこで泥水すすってたヤツがベルト盗りやがって。クソが。育ちが悪いんだよ。しかもなんで(王座戦が)鹿児島なんだよ。黒豚の豚小屋みたいなとこでできっかよ」と悪態をつくばかり。果たして調印式は無事に成立するのだろうか…。
なお、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(AEW)は5月3日福岡国際センターから参戦予定。DOUKIが自宅から持ってきてくれるまでは、ヘビーとジュニアの最高峰王座のベルトが両方ないまま新シリーズが進むこととなりそうだ。
2024年04月20日 18:45
新日本プロレス20日の東京・町田大会開始前に、心不全のため死去した大相撲の元横綱でプロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)への追悼10カウントゴングが鳴らされた。
引退後の2003年大みそかにK―1に参戦し話題を呼んだ曙さんは、2005年からプロレスにも挑戦。WWE「スマックダウン」でのエキシビジョンマッチに登場すると、同年7月のWWEさいたまスーパーアリーナ大会でビッグ・ショーとのコンビを結成し、プロレスデビュー戦を行った。
新日本プロレスには、06年1月4日東京ドーム大会で初登場を果たした。故吉江豊さんとのタッグで、ブラック・ストロング・マシーン&ヒロ斉藤組と対戦。さらに同年3月両国国技館大会では、当時のIWGPヘビー級王者ブロック・レスナーに挑戦した。07年にはG1クライマックスにも参戦。13年1月東京ドーム大会での8人タッグ戦(曙&中西学&MVP&ストロングマン vs 矢野通&飯塚高史&高橋裕二郎&ボブ・サップ)が最後の出場となった。
この日の大会開始前、曙さんの遺影を手にした棚橋弘至社長がリングに上がる。出場予定選手が四方を囲み、追悼の10テンカウントゴング。阿部誠リングアナウンサーが曙さんをコールすると、最後に入場テーマ曲が流された。
2024年04月20日 17:59
元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏(66)が立ち上げた新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」の合同練習が、20日に都内の道場で行われ、元アクトレスガールズ勢が初参加した。
マリーゴールドは15日の会見で概要が発表され、5月20日に東京・後楽園ホールで旗揚げ戦が開催される。同団体には3月いっぱいでスターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5人の他、高橋奈七永、元アイスリボンの石川奈青が所属として参加。さらにスポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、澄川菜摘、松井珠紗、後藤智香、皇希、CHIAKIの参戦が決定的になっている。
この日はジュリアが指揮を執り練習を開始。腹筋や腕立て伏せなど筋力トレーニングを1時間行い、しっかり身体をほぐした。その後のマット運動や受け身練習では、全員で声を掛け合い、士気を高めた。
練習が開始してから2時間後にはジュリアが、かつて師匠の鈴木秀樹から直伝された関節技を指導し、最後はスパーリングで実戦練習を行った。
合同練習終了後、取材に応じたジュリアは「今日の1回だけじゃ、まだまだわからないこともあるけど、レスリング的な部分はこれからなのかなって感じたかな。でもみんな私と違って、吸収も早くて、センスを感じたよ」と笑顔を見せた。
青野とは同じ2017年デビューで、アイスリボン時代にはタッグマッチでコンビを組むこともあった。会見で久しぶりの再会を果たしたジュリアは「あの時はデビューしたばかりで、同期で特に印象に残っていた相手。こんな再会になるとは思ってなかったけど、うれしい。戦いたいとも思ってるよ」と意欲を示した。
2024年04月20日 17:27
「邪道」大仁田厚(66)が20日、自身のX(旧ツイッター)を更新。
2024年04月20日 12:26
プロレスリング・ノアは20日、7月28日に石川・金沢市の石川県産業展示館3号館で今年1月の「能登半島地震」の被災者を支援する「能登地方地震災害復興支援チャリティー大会」を開催することを発表した。
ノアは「大会収益金の一部を能登半島地震の義援金とさせていただきます」と発表した。試合開始時間は午後4時で対戦カードなどは今後、発表となる。
2024年04月20日 12:10
新日本プロレスは20日、公式WEBなどで田口隆祐がバイク運転中に交通事故のため負傷しこの日から東京・町田市立総合体育館で開幕する「レスリングどんたく 2024」シリーズを欠場することを発表した。
新日本によると田口は「バイク運転中の交通事故のため負傷。幸い命に別状はありませんでしたが、病院での診断の結果、前額部挫滅傷、顔面擦過傷、鼻根部挫創、手指挫創、頸椎捻挫、左膝擦過傷のため、今シリーズを全休することとなりました。なお、復帰時期は未定となります」と発表した。
さらに、すでに発表になっていたシリーズの出場予定カードが変更になることを明かし「今シリーズ、田口選手の試合を楽しみにされていた皆様は、誠に申し訳ございません。皆様には、ご心配をお掛けしてしまい申し訳ございません。何卒、ご了承頂けますようよろしくお願いいたします。新日本プロレスリング株式会社」と謝罪と理解を求めていた。
欠場発表を受け田口は以下のコメントを寄せた。
「全国69人のファンの方々申し訳ございません。
脳震盪(しんとう)を起こして記憶はありませんが警察の話によりますと、2輪車で走行中に飛び出してきた犬を避けようとして単独転倒したとのことです。
なるべく早く、パワーアップして復帰できるよう頑張ります。期待してお待ちください!」
2024年04月20日 11:17
新日本プロレスの田口隆祐(45)がバイク運転中の交通事故の負傷で20日町田大会から開幕するシリーズを全戦欠場することが発表された。
団体の発表によれば「幸い命に別状はありませんでしたが、病院での結果、前額部挫減傷、顔面擦過傷、鼻根部挫創、手指挫創、頸椎捻挫、左膝擦過傷」のため、シリーズの全休が決定。田口は次期シリーズのジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)にエントリーされているが、復帰時期は未定となっている。
田口は団体を通じコメントを発表。「全国69人のファンの方々申し訳ございません。脳震盪を起こして記憶はありませんが警察の話によりますと、2輪車で走行中に飛び出してきた犬を避けようとして単独転倒したとのことです。なるべく早く、パワーアップして復帰できるよう頑張ります。期待してお待ちください!」と報告した。
2024年04月20日 10:00
大相撲で元幕内北青鵬の暴行問題を受けて宮城野部屋が事実上の一時閉鎖となり、宮城野親方(元横綱白鵬)や所属力士らが4月1日付で伊勢ケ浜部屋に転籍した。
2024年04月20日 07:34
2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の肖像権などを管理する「猪木元気工場」(IGF)は20日までに福岡ソフトバンクホークスとコラボレーションした猪木さんの「闘魂タオル」、猪木さんの「名言語録タオル」を販売することを発表した。
猪木さんのタオルとプロ野球球団とのコラボは、阪神、巨人に続く3球団目となる。
このタオルは今月24日から福岡市の大丸福岡天神店本館1Fアンテナプラスで開催される展覧会「燃える闘魂・アントニオ猪木展in FUKUOKA」で販売される。
タオルには共にホークスのロゴが入っており、値段は「闘魂タオル」が4950円。「アントニオ猪木語録タオル」が3300円。
2024年04月20日 06:00
女子プロレス「スターダム」の妖精なつぽい(28)が、プロレス界の母と慕う伊藤薫(52)への恩返しを誓った。
27日の横浜BUNTAI大会では中野たむと組み、スターダム初参戦となる伊藤&アジャコングと対戦する。伊藤とはアクトレスガールズ時代にディアナへの出稽古で練習を見てもらって以来、プライベートでも親交がある。伊藤の経営する飲食店を手伝い、料理も習っていたという。
「デビューして1年たった時に、団体の代表が『Sareeeと試合をさせたい』って言い出して。でも、伊藤さんから『そんな受け身も取れない子とうちのSareeeは試合させられない』って言われた。それから一番練習が厳しいって言われてたディアナの道場に通い始めた。全ての基礎を教えてくれたのは伊藤さんです」と振り返った。
当時は女優からプロレスラーに転身したことで、対戦相手から見下されることも多くあった。「体も小さいし、なかなかプロレスラーとして認めてもらえなくて。そんな中、戦う姿勢で自分を分かってもらえるようになったのは、伊藤さんの厳しい練習があったから」と感謝の気持ちでいっぱいだ。
2018年11月のディアナ道場マッチではジャガー横田と組み、伊藤&井上京子と対戦。伊藤から勝利を収めたものの、なつぽいだけはハンディとして2カウントフォールで勝利できる特別ルールだった。「あの後しばらく、伊藤さんは『なつぽいに負けたなんて黒歴史だよ』ってずっと言ってた。でも、あの時は2カウント。今回絶対に3カウントを取りたい」と拳を握る。
「私の全てを知っているから『なつみって、こんなもんか』って思われたくない。全力でぶつかって、ここまで育ててもらった恩を返します」。最後は「バイぽーい!」と言いながら新大阪行きの新幹線に乗り込んだ。
2024年04月20日 06:00
お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが、元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏(66)が立ち上げた新団体「マリーゴールド」に対抗心を燃やしている。
先日、概要が発表された新団体にはスターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5人と、高橋奈七永、元アイスリボンの石川奈青が所属に。青野未来らアクトレスガールズを退団した6人の合流も決定的となり、大きな話題を呼んでいる。
ウナギは「去年1年間、(自分は)『スターダムの1強を終わらせる』と言ってきたけど、まさか終わらせるかもしれないものが現れるとか想像していなかった。ああやって『ロッシー小川とやりたい』という人が集まって巨大勢力を生もうとしているのは、めっちゃ楽しみですよ。かといって、スターダムもチャンスだと思うし」と新団体の誕生を歓迎した。
むしろ、自身の発奮材料にもなったという。2022年10月にスターダムを離れ、他団体を主戦場とする「ギャン期」に突入。全日本プロレスをはじめとする男子団体でも注目を集め、今年1月には初の自主興行(後楽園)を大成功させた。
その自負があるからこそ「私もマリーゴールドに前を走らせるわけにはいかない。ロッシー小川はウナギ・サヤカの生みの親なので、ロッシーに『ウナギ・サヤカはすげえ』と言わせるところまでが私のギャン期だと思うので。1団体に負けるつもりはないです」と闘志をみなぎらせた。
ファンや関係者からは「どっちに出るんですか?」と聞かれることが増えたという。ウナギは「そんなの聞いて何が楽しいのって思う。この1年、思うようにやってきた私がみんなの思うように動くわけないし」と意地悪な笑みを浮かべつつ、「やりたい人もいますしね。マリーゴールドだけじゃなく、スターダムにも。それはやるべきタイミングで乗り込みたいなと」。火がついたお騒がせ女の動向に注目だ。
2024年04月20日 05:00
大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新弟子二次検査が19日、同国技館で行われ、ただ1人受検した元村康誠(15)=佐渡ケ嶽=が合格した。
2024年04月20日 05:00
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
王者・井上拓真(28)=大橋=に挑戦する同級1位・石田匠(32)=井岡=が19日、大阪市浪速区の所属ジムで練習を公開し、「自分からどんどんアグレッシブに行く。インパクトを残してKO、TKOを目指す」とV宣言した。
2017年10月に英国でWBA世界スーパーフライ級王者カリッド・ヤファイ(英国)に判定負けを喫して以来、約7年ぶりの世界戦。井岡一法会長(56)を相手にミット打ちなどで汗を流し「自分のボクシングは通用すると思う。負けは想像がつかない」と自信をみせた。
同会長は「8R終了時点でストップか、誰が見ても石田の勝ちという展開で進めなければ」と予測。フィリピン人の東洋ランカーを相手に28日までに計115Rのスパーリングをこなす予定で、石田は「自分のボクシングの集大成」と気合を込めた。
2024年04月19日 20:40
「ボクシング・6回戦」(19日、後楽園ホール)
フルコンタクト空手の極真会館の、1997年の全世界ウエイト制空手道選手権大会で軽重量級準優勝の堀池典久氏(51)を父に持つ堀池空希(22)=横浜光=が66・0キロ契約6回戦でプロデビューし、シェ・ジュンイ(19)=中国=に1回2分7秒、KO勝ちした。
神戸から駆けつけた典久氏も見守る中、堀池は「後楽園ホールは大学のリーグ戦でけっこう試合してたので、会場への緊張感は一つもなかった。アマチュアの試合の時より注目されるのが全然違うので、むちゃくちゃ楽しみでした。僕より父の方が緊張していましたね」との言葉通り、落ち着き払った戦いぶりを見せた。
開始早々に左からの右を効かせると左ボディーを着実に決めていき、左フックからの左ボディーでフィニッシュ。「(感触は)めちゃくちゃありました。けっこう奥にグッと刺さったので、けっこう手応えありました」と振り返った。
堀池は空手やプロのキックボクシングを経て、大学では2023年度全日本選手権ライトミドルで準優勝するなどボクシングで活躍。動画配信サービス「U-NEXT」のボクシング中継「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」の育成選手に指定された有望株だ。
今後はスーパーライト級で戦っていく方針で「今年はユースタイトルを取って、日本ランキングに入りたいなと思っています」と話した。
また、同じく育成選手で、19年アジアユース選手権銅メダル、18年国体優勝、19年高校選抜、インターハイ優勝の高橋麗斗(22)=パンチアウト=も、62・5キロ契約6回戦でプロデビューした。
2回にヤン・ユーメン(20)=中国=の右フックで動きが止まる場面もあったが、1回から左ボディーを決めていき、3回に左ボディー連打を効かせるとラッシュで最初のダウンを奪取。そのまま10カウントが数えられ、3回2分8秒、KO勝ちでプロ初陣を飾った。
高橋は「流れの中で腹を打ったタイミングで終わったと思います。感触は思ったよりなかった」とフィニッシュを振り返り、「そんなに緊張しなかった。セコンドの声も聞こえてちゃんとできたので、次につながる動きができた。いろいろ収穫がありました」と笑顔。
今後は体次第でライト級かスーパーライト級で戦う方針で、「日本人でも活躍できるんだぞというのを自分が先頭に立って作っていきたい。世界一を目指して頑張っていきます」ときっぱり。「今年はしっかり(日本)ランキングを取って、ユースタイトルを撮れるなら取って終わりたい」と年内の目標を語っていた。
2024年04月19日 20:15
DDTの彰人(37)が、王者・上野勇希(28)とのKO―D無差別級選手権(26日、東京・墨田区のひがしんアリーナ)に向け、自身の思いを熱弁した。
3月17日後楽園大会で王者から逆指名され、今回の挑戦が決まった。前哨戦2試合を経て、19日に都内で行われた調印式で2人は対峙。
先にマイクを向けられた彰人は「ちょっと待ってもらっていいですか」と進行を制すや「毎回、毎回挑戦者から意気込みを語って、チャンピオンがそれを受けてしゃべる。そういう形式、まず今回はやめませんか」と最初に王者にコメントを求めた。
すると上野は「先に言うのが嫌だとか、後に聞きたいとか、逆にそれにこそ何の価値もない面倒臭さであるということを、この1か月間、よく感じていたなというふうに思います」と、さらっと反論。その上で「チャンピオンは何よりも自分であるということが大事。このタイトルマッチも、上野勇希が王者であるから勝つんだろうし」とV4への自信をみなぎらせた。
静かに発言を聞いていた彰人だが、何やら王者に思うところがある様子で「僕は今回のタイトルマッチ、いちレスラーの彰人として臨むんじゃなくて、『37年間男として生きてきた西垣彰人』として臨む、その覚悟でやります」ときっぱり。「上野は聖人君子の皮をかぶってる『プロレスラー上野勇希』をずっと演じていると思ってます。だから僕は上野には、プロレスラーとしてではなく、いち人間として僕と戦ってほしい」と呼びかけた。
「プロレスラー・上野勇希」の化けの皮をはがせるのか注目だ。