2022年09月24日 13:05
日本代表は9月23日、キリンチャレンジカップ2022でアメリカ代表とドイツのデュッセルドルフ・アレーナで対戦。25分に鎌田大地が先制点を奪うと、88分には途中出場の三笘薫がとどめを刺す追加点を挙げ、2―0で快勝を収めた。シュート本数でも16対4と圧倒し、枠内シュートはゼロに抑えている。『TUDN』によれば、アメリカで9番を背負い、CFで先発したヘスス・フェレイラは、実際に戦って感じた日本の強さについて、こう語っている。 「クオリティがかなり高く、重要な選手を多く揃えるとても難しい相手であることは分かっていた。彼らは僕らの気を引き締め、非常に競争力のあるゲームを提供してくれた。ここから学ぶべき点は相当ある。僕たちはプランを持ち、ベストな方法でトライしようとしたが、上手くいかなかった。今はポジティブに捉えて、ネガティブな要素から学んだうえで、次の試合に臨むよ」 【PHOTO】鎌田&三笘がゴール! 日本vsアメリカ戦の激闘を厳選フォトでお届け! 8分には、久保建英を剥がして右サイドを突破したセルジーニョ・デストのクロスにフリーで反応し、ヘディングシュートを放ったが、クロスバーの上に外してしまった。21歳の点取り屋はこの決定機逸を悔やみながらも、練習でチームメイトとの繋がりを深めていき、より良い結果を出したいと考えている。「ストライカーである以上、上手くやりたい、ゴールを決めたいと思うものだ。非常に明確なチャンスだったが、とても早くジャンプしてしまい、着地に入るタイミングでボールが来てしまった。チームメイトから学び、より多くのケミストリーを作り、他の試合が巡ってきたときに、他の選手とその関係を築いていかないとね」 所属のFCダラスではゴールを量産し、MLSの得点ランキングで4位につけるフェレイラだが、日本の守備陣相手にはインパクトを放てなかった。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 08:35
15日から開幕したU23アジアカップ。今年の大会は夏に行なわれるパリ五輪の予選を兼ねたものとなっているため、一層大きな注目を集めている。
U-23日本代表チームは16日に大会の初戦を戦い、中国を相手に1-0と勝利を収めることに成功した。
しかしながら前半の早い時間帯で西尾隆矢が退場となり、長い時間を10人でしのぎ切るという非常に厳しい内容で、選手の負担も大きいものになってしまった。
そして、19日の午後7時半(現地時間)からはグループステージ第2節のUAE代表戦に臨む予定となっている。
UAE代表はグループステージの第1節で韓国代表と対戦しており、試合は0-1で敗れているものの、最小の得点差に抑えてみせた。
『Kooora』によれば、監督を務めているマルセロ・ブロリ氏は「前節の試合で出た反省点にしっかりと取り組みたい。日本の試合を分析し、その長所と短所を特定しようと務めてきた。我々は相手の弱点を突く」と話していたとのこと。
マルセロ・ブロリ氏はウルグアイ人の監督で、選手時代はA代表にも選ばれた経験を持っている名ボランチであった。
現役引退後は指導者としてプログレッソやダヌビオ、ペニャロールでアシスタントコーチを務め、2022年からウルグアイU-20代表監督に就任した。
その後、2022年末に行われたFIFAワールドカップを終えたあとにA代表を率いていたディエゴ・アロンソ監督が辞任し、その穴を埋める暫定指揮官として招聘されたのがマルセロ・ブロリ氏である。
さらに、マルセロ・ブロリ氏に率いられたウルグアイA代表が戦ったのがアジア遠征で、相手は韓国と日本であった。
2023年3月24日に国立競技場で行われたキリンチャレンジカップで、日本代表とそのマルセロ・ブロリ率いるウルグアイが対戦。
試合は38分にフェデリコ・バルベルデが先制点を奪取し、ウルグアイがリード。しかしその後鎌田大地に代わって途中出場した西村拓真がファーストプレーで同点弾を叩き込み、1-1という結果で終了している。
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直近で日本代表との対戦経験を持っているマルセロ・ブロリ監督。今回のチームの「長所と短所」はどのように見ているのだろうか。
グループステージ突破をかけた日本代表とUAE代表の試合は『DAZN』で24時30分から中継される予定となっている。
2024年04月19日 07:43
ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・準々決勝セカンドレグが18日に各地で開催された。
リーグ・アン4位のリール(フランス)とプレミアリーグで暫定4位につけるアストン・ヴィラ(イングランド)が対決した。ファーストレグは2−1でアストン・ヴィラが先勝したが、セカンドレグを優位に進めたのはリールだった。15分、ガブリエル・グドムンドソンのマイナスのクロスをユスフ・ヤズジュが合わせ、リールが2戦合計で2−2の同点に追いつく。そして、67分には、コーナーキックからバンジャマン・アンドレがニアでヘディングシュート。これがファーサイドのポストに当たってゴールに入り、2戦合計3−2でリールが勝ち越しに成功した。このままリールの勝利で試合終了かと思われた88分、土壇場でアストン・ヴィラが同点に追いついた。クロスを処理したリールGKリュカ・シュヴァリエが味方のナビル・ベンタレブと接触してファンブル。こぼれ球をマティ・キャッシュが詰めて、ゴールネットを揺らした。試合は延長戦に突入する。
延長戦ではアストン・ヴィラが決定機をつくるが、リールGKリュカ・シュヴァリエの好セーブがあり、得点を奪えず。リールも113分にキャッシュのあわやハンドかという場面を誘発するが、PKにはならず、勝負はPK戦へ。リールGKリュカ・シュヴァリエもレオン・ベイリーのシュートをセーブしたが、アストン・ヴィラのGKエミリアーノ・マルティネスがナビル・ベンタレブ、バンジャマン・アンドレのシュートを2本セーブ。アストン・ヴィラがPK戦を4−3で制し、準決勝進出を決めた。
ファーストレグをスコアレスドローで終えたフィオレンティーナ(イタリア)とヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)。セカンドレグでは、67分にプルゼニのカドゥーが一発レッドカードで退場処分を受けるが、両チームともに決め手を欠いて得点を奪えなかった。試合は延長戦に突入してからようやく動いた。92分、コーナーキックのこぼれ球をニコラス・ゴンサレスがゴールネットに突き刺すと、118分にはカウンターからジョナタン・イコネがドリブルで長い距離を持ち運び、最後はクリスティアーノ・ビラーギがゴールを決めて勝負が決した。2−0でフィオレンティーナが勝利し、準決勝進出を決めた。
クラブ・ブルッヘ(ベルギー)と、PAOKテッサロニキ(ギリシャ)の試合は、ファーストレグを1−0で勝利していたクラブ・ブルッヘが、フェラン・ジュグラの2ゴールでリードを広げ、2戦合計3−0で準決勝進出を決めた。なお、クラブ・ブルッヘの本間至恩はベンチ入りしたものの、出場機会がなかった。
フェネルバフチェ(トルコ)とオリンピアコス(ギリシャ)の試合は、ファーストレグを2−3で落としていたフェネルバフチェが11分にイルファン・カフヴェジのゴールで先制に成功。2戦合計3−3で延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。5本中2本を決めたフェネルバフチェに対し、3本を決めたオリンピアコスが上回り、準決勝進出を決めた。
この結果、ECL準決勝のカードは、クラブ・ブルッヘ(ベルギー)対フィオレンティーナ(イタリア)、オリンピアコス(ギリシャ)対アストン・ヴィラ(イングランド)に決定した。
■ECL準々決勝・セカンドレグ
リール(フランス)2−1(2戦合計:3−3/PK:3−4)アストン・ヴィラ(イングランド)
フィオレンティーナ(イタリア)2−0(2戦合計:2−0)ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)
PAOKテッサロニキ(ギリシャ)0−2(2戦合計:0−3)クラブ・ブルッヘ(ベルギー)
フェネルバフチェ(トルコ)1−0(2戦合計:3−3/PK:2−3)オリンピアコス(ギリシャ)
2024年04月19日 07:40
カナディアン・プレミアリーグ(カナダ1部)を戦っているパシフィックFCは、「元日本代表の中村憲剛氏がゲストコーチとしてチームに参加する」と公式発表した。Pacific FC welcome J. League standout Kengo Nakamura as a temporary coach until May 5th 💜@kengo19801031 joins the Tridents while completing his Japan Football Association (JFA) S licence, the highest coaching licence in Japan.#ForTheIsle l #RisingTide pic.twitter.com/fyZK9op8XJ
— Pacific FC (@Pacificfccpl) April 18, 2024
カナダはバンクーバー・ホワイトキャップスやトロントFCなどのクラブが隣接するアメリカのリーグに越境参加していることで知られる。
しかしパシフィックFCはカナダの国内で行なわれているカナディアン・プレミアリーグに参加しているクラブで、2018年にバンクーバー島で設立されたもの。
2021年にはカナディアン・プレミアリーグを優勝したものの、昨年はレギュラーシーズンで8チーム中4位となり、プレーオフでは準決勝で敗退している。
また2018年の創設年には元デンマーク代表の名ウインガーであるミカエル・シルヴァーバウアーが監督を務めていたことでも知られる。
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現在の指揮官はその当時にアシスタントコーチを務めていた38歳の青年指導者ジェームズ・メリマンで、バンクーバー・ホワイトキャップスで育成年代を長くコーチしていた経験を持つ人物である。
なお中村憲剛氏は20日に行なわれるヴァラーFC戦に帯同し、英語でスピーチを行う予定であるそうだ。
2024年04月19日 07:15
18日に行なわれたUEFAカンファレンスリーグのリール対アストン・ヴィラで、とてもめずらしい場面があった。
2024年04月19日 07:14
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に各地で開催された。
アタランタにファーストレグで0−3と敗れたリヴァプールは、試合開始から7分でモハメド・サラーがPKを決めて、2点差に迫る。しかし、その後はアタランタの強度の高い守備に苦しめられ、効果的な攻撃を仕掛けることができなかった。ファーストレグのリードを守り切ったアタランタが2戦合計3−1で勝利し、クラブ史上初となるEL準決勝進出を決めた。
今ステージで唯一の同国対決となったミランとローマは、ファーストレグを1−0で先勝したローマがセカンドレグでも先手を取る。12分にジャンルカ・マンチーニが先制点を決めると、22分にはパウロ・ディバラが見事なコントロールシュートで追加点を奪った。しかし、31分にローマはゼキ・チェリクがレッドカードで退場。ただ、ミランはなかなか数的有利を活かすことができず、反撃はマッテオ・ガッビアが85分に決めた1点のみ。2戦合計3−1でローマがミランを下し、準決勝進出を決めた。
ブンデスリーガを無敗優勝したばかりのレヴァークーゼンは、ウェストハムとアウェイで対戦した。マイケル・アントニオに先制点を許し、試合内容でも苦戦を強いられたが、試合終盤の89分にジェレミー・フリンポンがゴールを決めて、セカンドレグを1−1で終えた。ファーストレグで2−0で勝利していたため、EL準決勝進出が決定。なお、公式戦の無敗記録を44試合に更新した。
ファーストレグで1−2と敗れたマルセイユは、ホームにベンフィカを迎えた。両チームともに得点が生まれずに迎えた79分、途中出場のマルセイユFWファリス・モウムバグナが値千金のゴールを決め、2戦合計スコアを2−2の同点に持ち込む。その後、両チーム互いに譲らず、勝負はPK戦へ突入した。アンヘル・ディ・マリア、アントニオ・シウヴァが失敗したベンフィカに対し、マルセイユは4人全員が成功。マルセイユがEL準決勝進出を決めた。
この結果、EL準決勝はアタランタ対マルセイユ、ローマ対レヴァークーゼンのカードに決定した。
■EL準々決勝・セカンドレグ
ローマ(イタリア) 2−1(2戦合計:3−1) ミラン(イタリア)
アタランタ(イタリア) 0−1(2戦合計:3−1) リヴァプール(イングランド)
ウェストハム(イングランド) 1−1(2戦合計:1−3) レヴァークーゼン(ドイツ)
マルセイユ(フランス) 1−0(2戦合計:2−2/PK:4−2) ベンフィカ(ポルトガル)
2024年04月19日 07:00
元ドイツ代表MFで、主にバイエルン・ミュンヘンで活躍したバスティアン・シュバインシュタイガー氏。2015年から2017年からはマンチェスター・ユナイテッドでもプレイした。移籍当初は当時のルイ・ファン・ハール監督から重用されたが、16-17シーズンに指揮官がジョゼ・モウリーニョに代わってからは出場機会がほとんどなく、戦力外となってしまった。
モウリーニョ氏に冷遇された当時のことを、シュバインシュタイガー氏は『The Overlap』で語っている。
「それは2016年だ。私はドイツ代表に所属していて、準決勝まで進むほどEUROで勝ち上がった。だから私は少し遅れてマンチェスター・ユナイテッドに合流したんだ。プレシーズンツアーでアメリカに到着した初日、ズラタン・イブラヒモビッチと一緒にトレーニングして、ビジョンを持っていて一緒にプレイするのは素晴らしい選手だと感じたんだ」
「そして、私の誕生日にキャリントン(練習場)に入ると、(のちにフットボールディレクターに就任する)ジョン・マータフがいて、監督がそう言ったからロッカールームに入ることはできないと言ったんだ。警告も何もなかったよ」
シュバインシュタイガー氏はU-16のチームとともに練習することを言い渡されたという。それを聞いた元ユナイテッドのガリー・ネビル氏は「驚いた。恥ずべきことだ」「それ(シュバインシュタイガーの扱い)は違法だ。そんなことは許されない」と憤慨している。英『Mirror』が伝えた。当時、モウリーニョ氏からの戦力外通告を受けていることは知られていたが、それについての説明はどうやら何もなかったようだ。
結局、シュバインシュタイガー氏は3月にMLSのシカゴ・ファイアーへ移籍する形でユナイテッドを離れ、2019年に引退している。別のインタビューでは当時のモウリーニョ氏からの冷遇の理由を「ペップ・グアルディオラのフットボールをプレイしていたからかもしれない」と語っていたこともあるシュバインシュタイガー氏。バイエルンやドイツ代表では多くのタイトルも勝ち取った選手だが、結果的にユナイテッド移籍によって、晩年のキャリアはやや寂しいものとなってしまった感がある。
2024年04月19日 06:55
先週半ばに行なわれたUEFAヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグで、アタランタ相手にホームで0-3と大敗してしまったリヴァプール。
17日には突破に向けたわずかな望みをかけて敵地に乗り込み、アタランタとのリターンレグでの戦いに臨んだ。
わずか750名しかリヴァプールサポーター向けのチケットが売られなかったという完全アウェイの状況で行なわれた試合は、開始から間もなくリヴァプールが先制。
アレクサンダー=アーノルドが蹴り込んだクロスからアタランタのハンドがあり、7分にモハメド・サラーがペナルティキックを成功させる。素晴らしいスタートで突破への望みを繋げた。
しかしながら少なくとも90分以内に2点を決めなければならないリヴァプールは、やや慌ただしいプレーで追加のゴールをあげられず。
最終的には1-0で勝利することには成功したものの、2試合合計の結果では1-3と及ばず。ユルゲン・クロップ監督最後のヨーロッパリーグはベスト8で敗退という結果となった。
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なお遠藤航はこの試合でベンチスタートとなり、試合終了まで出場機会はなかった。
現在プレミアリーグで3位となっているリヴァプールは、このあと21日にフラムとのアウェイゲームを戦い、その後24日にエヴァートンとのマージーサイド・ダービーに臨む予定だ。
2024年04月19日 06:54
韓国と同組となったU-23日本代表の初戦は、西尾隆矢の愚かなレットカードのせいで1−0の辛勝に終わった。
2024年04月19日 06:40
イングランド4部相当となるリーグ2で奮闘していた頃から7年。当時は無名に近かったストライカーはプレミアリーグ得点王の座を争うところまで成長した。
今季アストン・ヴィラのエースとしてリーグ戦で19ゴールを奪っているFWオリー・ワトキンスだ。
28歳を迎えているワトキンスは、決して若い頃から有名だったエリートFWではない。エクセター・シティのアカデミーを経て、2013-14シーズンよりリーグ2でのキャリアがスタート。2016-17シーズンには13ゴールを記録し、その活躍から当時2部のプレミア・チャンピオンシップで戦っていたブレントフォードへとステップアップを果たした。
最初の2シーズンはそれほど印象的ではなかったが、2019-20シーズンにはリーグ戦25ゴールと大活躍。一気に才能が開花し、2020年に現所属のアストン・ヴィラへと移籍した。
英『Exmouth Journal』もエクセターからプレミア得点王候補へとワトキンスの成長ぶりに驚いているが、ステップアップした際に得点数を落とさなかったのが大きい。
リーグ2のエクセター・シティから2部のブレントフォードへ移籍した際も、初年度からリーグ戦で二桁10ゴールは奪っている。それはアストン・ヴィラでも同じで、プレミアリーグ初年度から14ゴールを奪ってみせた。リーグレベルは異なるが、エクセター時代から合わせると8シーズン連続での二桁得点達成だ。
世代別代表に選ばれた経験もなかったが、2021年にはイングランドA代表デビューも果たした。今季の活躍を考えれば、EURO2024を戦うイングランド代表に選ばれるだろう。下のカテゴリーからコツコツと実績を積んできたワトキンスはついに世界的スターになろうとしている。
2024年04月19日 06:40
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、ローマ(イタリア)とミラン(イタリア)が対戦した。
ミランの本拠地『サン・シーロ』で11日に行われたファーストレグは、ジャンルカ・マンチーニのゴールを守り切ったローマが1−0で勝利した。セカンドレグでは舞台をローマの本拠地『スタディオ・オリンピコ』に移し、再び同国対決に臨んだ。
試合は序盤から動いた。12分、ペナルティエリア手前でロレンツォ・ペッレグリーニがミドルシュートを放つと、ボールはポストに跳ね返り、こぼれ球はマンチーニのもとへ。これを冷静にゴールへ流し込み、ローマが2戦合計でリードを2点に広げる。
追いかけるミランは20分に決定機を迎えた。右サイドからユヌス・ムサがクロスを入れ、ペナルティエリア内でルーベン・ロフタス・チークがシュート。しかし、これはシュートブロックに入ったマンチーニに当たって、クロスバーに阻まれた。
ピンチを凌いだローマは、22分に追加点を奪う。相手のクリアボールを拾ったパウロ・ディバラが、得意の左足で見事なコントロールシュートを逆サイドネットに沈め、リードを3点差に広げた。
試合を大きく優位に進められるはずだったローマだったが、31分にラファエル・レオンの突破を止めようとしたゼキ・チェリクが後ろからタックルし、一発レッドカードで退場処分を受ける。残り時間を10人で戦うことを余儀なくされた。
後半に入り、数的不利のローマがカウンターで決定機を迎える。57分、ステファン・エル・シャーラウィがペッレグリーニとの連係で右サイドから中央を突破し、左サイドでフリーになったレオナルド・スピナッツォーラに展開。スピナッツォーラはドリブルから枠内シュートを放ったが、これはマイク・メニャンに阻まれた。そして、65分にはタミー・アブラハムがゴール前で決定的な場面を迎えるが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。
追いかけるミランは、なかなか決定機をつくれずにいたが、86分に意地を見せる。ショートコーナーのリターンを受けたラファエル・レオンがクロスを入れると、マッテオ・ガッビアがドンピシャで合わせ、ヘディングシュートをゴールに突き刺した。
しかし、ミランの反撃もここまで。ローマがセカンドレグを2−1、2戦合計では3−1で勝利し、EL準決勝進出を決めた。なお、EL準決勝では2年連続でレヴァークーゼンと対戦することが決定した。
【スコア】
ローマ 2−1(2戦合計:3−1) ミラン
【得点者】
1−0 12分 ジャンルカ・マンチーニ(ローマ)
2−0 22分 パウロ・ディバラ(ローマ)
2−1 85分 マッテオ・ガッビア(ミラン)
2024年04月19日 06:17
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、ウェストハム(イングランド)とレヴァークーゼン(ドイツ)が対戦した。
レヴァークーゼンの本拠地で行われたファーストレグは、83分にコーナーキックのこぼれ球をヨナス・ホフマンが蹴り込み、レヴァークーゼンが先制に成功。後半アディショナルタイムには、負傷から戻ってきたばかりのヴィクター・ボニフェイスにも得点が生まれ、2−0でレヴァークーゼンが先勝した。
レヴァークーゼンは週末に行われたブンデスリーガ第29節のブレーメン戦でも5−0で勝利し、クラブ史上初のリーグ制覇を達成。開幕29戦負けなしの新記録を樹立し、公式戦での無敗記録も43試合に伸ばした。一方、ウェストハムは14日に行われたプレミアリーグ第33節でホームにフルアムを迎えるも、0−2で敗戦。EL準々決勝セカンドレグに向けて不安の残る結果に終わった。
セカンドレグは早い時間帯に試合が動いた。14分、ジャロッド・ボーウェンがアーリークロスを入れると、ゴール前でマイケル・アントニオがヘディングで競り勝ち、ゴールネットを揺らした。ウェストハムが先制に成功し、2戦合計で1点差に迫る。
得点で勢いづいたウェストハムはアグレッシブに戦い続け、試合を優位に進めた。ただ、レヴァークーゼンも追加点は与えず、1失点のみで前半を折り返す。
後半も白熱した展開が続いたが、両チームともに得点には至らず。そして、このまま終了かと思われた89分、途中出場のジェレミー・フリンポンが大仕事をやってのけた。スルーパスを受けたフリンポンはペナルティエリア内でキープすると、自らコースを作って左足を振り抜く。シュートはアーロン・クレスウェルに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。
試合終了間際のフリンポンのゴールでセカンドレグは1−1で終了。この結果、レヴァークーゼンは公式戦の無敗記録を44試合に伸ばし、2戦合計3−1でEL準決勝進出を決めた。
【スコア】
ウェストハム 1−1(2戦合計:1−3) レヴァークーゼン
【得点者】
1−0 13分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
1−1 89分 ジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン)
2024年04月19日 06:03
元日本代表DFの内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、ゲスト出演した元日本代表MFの中村憲剛氏とともに、ロングスローについて持論を述べた。
2024年04月19日 06:00
U-23日本代表は現地4月18日、U-23アジアカップのグループステージ第2節・U-23UAE代表戦の前日練習を実施。このトレーニング前、大岩剛監督が取材に応じた。
指揮官は「少し特殊な試合だった」と早々に退場者が出て10人で戦った中国戦を振り返りつつ、「(中国戦を)2戦目に活かすというよりは、新たにUAE戦に向けての準備のほうが大事なのかなというふうに感じています。ただ、大会に入って少し雰囲気も変わって、1試合をこなすことで選手たち少し落ち着きが出てきた」と語った。
【PHOTO】カタールで開催されるU-23アジアカップに向け、新背番号でポートレート撮影に臨んだU-23日本代表!
UAEの分析も進んでいるとして、チームの印象をこう述べた。
「スピード豊かな選手が多数いるし、あとは最前線にターゲットになる選手がいて、守備からカウンターっていう狙いはあるんじゃないかなとは分析しています。ただ、これは試合になっていなと分からないです」
またスタメンを選ぶうえで重視することについて、記者陣から質問が出ると、「いろんなことを含めて先発を選びたいなと。先発だけではないので、試合を決めるのは途中出場した選手が流れを変えるって言われますけど、そういうことも含めてです。いろんな想定をしたい」と具体的な言及は避けた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月19日 05:54
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、アタランタ(イタリア)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。
リヴァプールの本拠地『アンフィールド』で11日に行われたファーストレグは、ジャンルカ・スカマッカの2ゴールとマリオ・パシャリッチのゴールで、アウェイのアタランタが3−0で先勝。アタランタが大きなアドバンテージを得てセカンドレグに臨んだ。
開始早々に試合が動いた。トレント・アレクサンダー・アーノルドがクロスを入れると、ペナルティエリア内でマッテオ・ルッジェーリのハンドを誘発。7分、このPKをモハメド・サラーが冷静にゴール右へ決めて、リヴァプールが2戦合計で2点差に迫る。
早い時間帯に得点を奪ったリヴァプールは、勢いそのままに攻撃的な試合運びを見せた。しかし、決定機をものにできずにいると、アタランタが徐々にペースを取り戻す。41分にはオフサイドになったものの、マルテン・デ・ローンからの縦パスを受けたトゥーン・コープマイネルスがゴールネットを揺らし、リヴァプールの守るゴールを脅かした。前半はこのまま1−0で終了。2戦合計ではリヴァプールが2点のビハインドを負って、セカンドレグの前半を折り返した。
後半序盤はアタランタが決定機をつくるが、得点は奪えない。一方、リヴァプールもなかなか決定機をつくれず、アタランタの強度の高い守備に苦戦を強いられる。66分にはルイス・ディアス、モハメド・サラー、ドミニク・ソボスライをベンチに下げ、ディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、ハーヴェイ・エリオットを一気に投入するが、流れを大きく変えることはできなかった。
セカンドレグはこのまま終了。2戦合計でアタランタが3−1でリヴァプールを下し、EL準決勝進出を決めた。なお、リヴァプールの遠藤航は、ベンチ入りしたものの出場機会はなかった。
【スコア】
アタランタ 0−1(2戦合計:3−1) リヴァプール
【得点者】
0−1 7分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
2024年04月19日 05:51
日本がW杯アジア2次予選で北朝鮮に1-0と勝った試合、地上波で北澤豪氏、槙野智章氏とともに解説を担当した鄭大世氏の“両国にリスペクトが感じられるスタンス”が好評だった。
例えば「ニュートラルな解説が良かった」と視聴者からの称賛の声に対し、鄭大世氏は「嬉しかったですね。エゴサをしまくって陶酔していました(笑)」と素直に喜んでいた。
そんな鄭大世氏は解説業の“怖さ”を次のように話している。
「ネガティブな話に対して反応が起きるんです。僕が何か批判したり、ちょっと上から目線で言うと、それへのリアクションが来るわけで。だから、そこは気を付けるように心掛けています。
「代表批判は絶対にしません。おそらく多くの人が僕に求めているのは北朝鮮代表批判なんですよ。ラフプレーがあった時に鄭大世は何を言うんだみたいな。でも、僕はどっちに対してもネガティブなことは言いません。無難な答になりながらも戦術的なところも伝えれば良い反応があるだろうという心構えで臨んでいます」
ネガティブを排除した解説は、今後も鄭大世氏のスタイルとして決してブレない。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!