2022年09月24日 14:00
FWカリム・ベンゼマがフランス代表に復帰し、センターフォワード1番手はベンゼマのものとなった。レアル・マドリードでのパフォーマンスを見れば、これに異を唱える者はいないだろう。ただ、4年前のワールドカップ・ロシア大会制覇に貢献したオリヴィエ・ジルーのことも忘れてはならない。ベンゼマとの比較は厳しいかもしれないが、ジルーもフランスサッカー史に名を残す偉大なるストライカーだ。 22日にはネーションズリーグのオーストリア戦に出場し、チームの2点目をゲット。これで代表通算得点数は歴代2位の49点となり、ティエリ・アンリの持つ最多得点記録51点に2点のところまできている。35歳を迎えているものの、今のジルーならアンリの記録を超えることも不可能ではない。その頼もしさは所属するミランでも同じで、ここぞという場面で決定的な働きを見せてくる。今季もセリエAで4ゴールを奪っており、パフォーマンスの質は優勝した昨季以上のものがある。ボールを収める力も抜群で、代表のベンチにこうした選手が控えている意味は大きい。ベンゼマ、ムバッペ、グリーズマンなど周囲はスターだらけだが、ジルーは貴重なオプションとなるはずだ。前回優勝を知るジルーも連覇へのキーマンの1人と言えよう。
2024年04月25日 07:00
横浜F・マリノスは4月24日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝・第2レグで蔚山現代(韓国)とホームで対戦。敵地での第1レグは0−1で落としたなか、3−2で2戦合計3−3とし、最後は延長戦を経て行なったPK戦を制し、アル・アイン(UAE)との決勝に駒を進めた。
すでに3−2となり迎えた81分から、水沼宏太と共にピッチに入った宮市亮が、試合後に取材に対応。まず、満面の笑みで「嬉しいですね」と決勝進出の喜びを伝えた後、3点を先行しながら2点を奪い返されたうえ、上島拓巳にレッドカードが提示されるという、非常に難しい展開となった激闘を振り返った。
「本当に今日の試合に関しては、退場が出るまでは今シーズンベストゲームと言ってもいいぐらいの押し込みというか、良いゲームでした。3対2になってから、難しい展開というか、これがACLだなと。簡単ではない試合でしたけど、最後の最後まで諦めなかった姿勢が、勝利に結びついたと思います」
平日、しかも雨が降るなか、大勢のサポーターが来場した。特にPK戦の際には、ゴール裏から大きな後押しを受けた宮市は、特大の感謝を示す。
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「マリノスの選手が蹴る時は歌って、向こうが蹴る時はブーイングをしてっていう、かなり向こうにプレッシャーがかかったと思います。あそこで(勝利が)決まった時は本当に嬉しかったです。すごく大きな力になって、勝ちをこっちに持ってくることができたので、本当に感謝しています」
ちなみに、5人で勝負が決まったPK戦で、宮市は何番目に蹴る予定だったのか。アタッカーだけにある程度早めの順番を予想していたが、両足がつり満身創痍だった守護神のポープ・ウィリアムを除けば、ほぼ最後という答えに報道陣は爆笑した。
「僕は8番でした」
PKにはあまり自信がないのだろうか。となれば流れの中から、悲願のアジア制覇に導く一発を期待したいところだ。ハマのスピードスターは決勝に向けて「クラブとしても初めてのところですし、Jリーグの代表っていうのもある。日本がどれだけやれるのかが示される機会」と意気込む。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月25日 06:53
現地時間4月24日に開催されたプレミアリーグの第29節(延期分)で、遠藤航が所属する2位のリバプールは16位のエバ―トンと敵地で対戦。27分と58分にセットプレーから被弾し、伝統のマージ―サイドダービーに0−2で敗れた。
【動画】リバプールがCKから痛恨の失点
2試合ぶりのベンチスタートとなった遠藤は、63分の三枚替えでアンカーに入る。
しかし、その直後にボールロストからピンチを招くと、デュエルでも後手に回るシーンが散見され、なかなか試合に入れなかった。
現地メディアの評価も他の選手と同様に厳しかった。リバプールの専門サイト『THIS IS ANFIELD』は採点記事で「4点」をつけ、こう酷評した。
「半端なルーズボールを獲得したが、それほど進歩的なものではなかった。愚かなファウルがいくつかあった。ペースが何マイルもずれているようだ」
『Liverpool.com』は「5点」で、こう寸評を据えている。
「彼はピッチ中央でいくつかの空中戦での勝利に貢献したが、ボールを持ってチャンスを作り出すためにそこにいたわけではなかった。それが、リバプールが置かれた状況において最も必要なことだった。むしろ、彼はあまりにも簡単にポゼッションを放棄した」
流れを変えるにはあまりも厳しい試合で、短い時間でやれることは限られていたのは言うまでもない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月25日 06:50
24日に敵地グディソン・パークでエヴァートンとのダービーマッチを戦ったリヴァプールは、0-2と敗戦。首位争いを繰り広げるなかで痛い黒星となった。
ハードスケジュールをこなす中、リヴァプールは負けられないマージーサイド・ダービーに主力のメンバーを起用。
しかしこのところ疲労が溜まっていた遠藤航はベンチスタートとなり、中盤はカーティス・ジョーンズ、アレクシス・マカリステル、そしてドミニク・ソボスライのトリオが先発した。
しかし、最初の大きなチャンスを作ったのはエヴァートン。前半5分にドミニク・カルヴァート=ルウィンがペナルティエリアで倒れ、レフェリーがPKを宣告する。
これはVARの判定によって取り消されたものの、27分にエヴァートンがフリーキックから先制。ブランスウェイトがシュートを決め、リードを奪った。
さらに58分にはコーナーキックからカルヴァート=ルウィンがヘディングを叩き込み、2-0とゴールを追加した。/
エヴァートン・カルヴァート=ルーウィン🏴
大きな大きな追加点!
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🏴プレミアリーグ 第29節(延期分)#エヴァートン🆚#リヴァプール
マージーサイド・ダービー
打点の高いヘディングを叩き込む👊#EVELIV #カルヴァートルーウィン#SPOTVNOW で見逃し配信をチェック🎥 pic.twitter.com/ikXzKQEaf3
— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) April 24, 2024
リヴァプールは63分にコナテ、ジョーンズ、ソボスライを一挙に下げてクアンサー、エリオット、遠藤航を同時投入するなど手を打ったものの、ゴールを奪い返すことはできず。
そして試合は2点差のまま終了。エヴァートンは2010年以来となるホームでのダービーマッチにおける勝利となり、降格圏から8ポイント差を広げることに成功した。
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なお、遠藤航は『Whoscored』で10点満点中5.8点、『Sofascore』で10点満点中6.4点とやや低い評価となっている。
リヴァプールはこの結果首位のアーセナル(77ポイント)と3ポイント差に。2試合消化が少ないマンチェスター・シティが1ポイント差で迫って着ており、非常に痛い敗戦となった。
2024年04月25日 06:41
腑に落ちないのは、ヘタフェ戦で先発しなかったことではなく、そのことにもう誰も驚かなくなっていることだ。
2024年04月25日 06:41
U-23日本代表は4月24日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準々決勝・カタール戦の前日練習を実施。トレーニング後、内野航太郎(筑波大)が得点への意欲を語った。
大岩ジャパンはグループステージ初戦で中国に1−0、続くUAE戦にも2−0で勝利を収め連勝。第3節の韓国戦には0―1で敗れ、B組2位で決勝トーナメント進出を決めた。
準々決勝で負ければパリ五輪出場の夢がついえる重要な一戦。しかし、内野航はそのプレッシャーさえも楽しんでいる。
「普段、大学サッカーはあまり注目されないじゃないですか。だから俺は結構、嬉しいというか、こんな一挙手一投足、注目されるんだって感じがあって、すごく不思議な感じですね」
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そんな頼もしい19歳のストライカーの憧れの存在は、大学の先輩であるブライトンでプレーする三笘薫。日本代表ドリブラーと同じ「プレミアリーグでやりたい」という自身の目標を達成するためにも、まずは今大会での活躍を期す。
「(三笘選手とは)タイプやポジションは違いますけど、世界のトップで活躍している選手なので尊敬していますし、自分も世界で活躍したいので、このアジアの地で結果を残してステップアップしていきたいです。そして、オリンピックに望みを繋げたいというのがあるので、自分がチームに貢献できる形、ゴールに執着してやっていきます」
五輪出場へは準々決勝での勝利が必須。19歳のストライカーはカタール戦に向けて「自分が出たらもっと貪欲に、ゴールにフォーカスしてやっていきたい」と結果にこだわる姿勢を示した。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月25日 06:30
今季限りで監督の座を退くことが確定している、リヴァプール指揮官のユルゲン・クロップ。8年間もの間、リヴァプールで指揮を振るった監督の最後に花を持たせるため、リヴァプールはプレミアリーグ優勝に向けて闘志を燃やしている。
リヴァプールは現在、プレミアリーグのチームで最も多くのタイトルを獲得しているチームであり、間違いなく欧州トップレベルのチームである。そんなリヴァプールには現在131年という長い歴史があるが、『SportBuzz』はその中で監督として指揮をとったのはわずか21人だという事実に着目している。
リヴァプールで指揮官を任されれば、高い確率で長期政権になっているということだ。例えばJリーグの浦和は1992年以来、27人の監督が就任している。そう考えると、かなり少ないことがわかるだろう。そこからは、タクトを振るった監督陣の信頼の高さも伺える。
クロップは間違いなくその1人であり、21人の監督の中でも特に素晴らしい成績を残した監督の1人であろう。来季クロップの後釜として、リヴァプールで指揮官を務めるのは誰になるのだろうか。
2024年04月25日 06:28
4月24日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグの準決勝・第2レグで、横浜F・マリノスは蔚山現代とホームで対戦。敵地での第1レグは0−1で敗れていたなか、3−2で2戦合計3−3とし、最後はPK戦の末にクラブ史上初の決勝進出を決めた。
マリノスは植中朝日の2発とアンデルソン・ロペスのゴールで、30分までに3点を先行し、一気に形成を逆転する。しかし、その後に状況が一変。36分、42分と連続失点して追いつかれたうえ、上島拓巳が一発退場となり、後半以降は終始押し込まれる展開となる。
それでも、今季にFC町田ゼルビアから加入したポープ・ウィリアムが好守を連発。雨のなかトータル43本のシュートを浴び、両足がつる満身創痍ながら、PK戦でも活躍を見せ、韓国王者撃破に導いた。
歴史的勝利の立役者となった新守護神は試合後、「本当に嬉しいですね。もうシンプルにそれです」と喜びを噛みしめた後、謙虚にチームメイトへの感謝を伝えた。
「僕の前で本当にハードワークしてくれました。そういう選手たちがいるおかげで、自分も気持ちを込めて戦えます。本当に厳しい展開でしたけど、全員で耐えることができて、結果的にこうやって勝ち切れたことは、本当にチームにとって大きいことだと思います。
最後の最後まで粘り強く戦ってくれているチームメイトに対して、僕も精神誠意やらなきゃいけないない気持ちになっていたので、本当に頼もしかったですね」
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交代枠は使い切っており、足が言うことを聞かなくなくってもゴールを守り続けた。
「PKまで耐えきればなんとかなる認識だったんですけど、本当に危ないというか、プレーに支障が出るレベルで。ゴールキックも全然飛ばなかったですし、チームに迷惑をかけました。こういうことはゴールキーパーとして良くないですし、本当にあってはいけないことなので、まだまだそういう準備や、日々の過ごし方の部分で改善できる部分があると思います」
PK戦では4人目が真ん中に蹴ってくると踏み、動かなかったところ、その通りにボールが飛んできたが、前に弾けず防げなかった。ただ、その次のキッカーのキックを見事にストップしてみせた。
「どっかで1人は(真ん中に)蹴ってくるだろうなと。最近トレンドみたいになっているので。(4人目は)止めた感覚はあったんですけど、少しボールが速かったのもありますし、ちょっともったいなかったというか。でも結果的に勝てたのでそれが全てかなと。(5人目は)本当にギリギリまで我慢して、方向を決めて飛ぶだけというか、意外にシンプルというか、駆け引きよりかは本当に自分を信じてやるだけでした」
補強の成功を含め、あらゆる意味で大当たりのポープ。その存在感は日を追うごとに増しており、悲願のアジア制覇を懸けたアル・アインとの決勝でも大きな期待が懸かる。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月25日 06:15
U-23日本代表は4月24日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準々決勝・カタール戦の前日練習を実施。
2024年04月25日 06:15
横浜F・マリノスは4月24日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝・第2戦で、韓国王者の蔚山現代とホームで対戦。敵地での第1レグは0−1で落としたなか、30分までに3発を叩き込み、一気に逆転するも、リードを守り切れず。その後に2戦合計3−3に追いつかれ、PK戦までもつれ込んだ末に雨中の死闘を制し、決勝進出を果たした。
圧巻の活躍を見せたのが植中朝日だ。インサイドハーフで先発した22歳は、13分に相手の一瞬の隙を見逃さずに先制点を奪えば、アンデルソン・ロペスが追加点を挙げて迎えた30分には、GKはノーチャンスの鮮烈なミドルシュートでこの日2点目を叩き込んでみせた。
もっとも、植中はこの大一番に出場していなかった可能性がある。カタールで開催されている、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップに参戦していたかもしれないのだ。
京都と地元の北九州で行なわれた直前の親善試合のメンバーには選出されるも、カタール行きは逃したなかで、植中は率直な心境をこう明かす。
【PHOTO】蔚山スタジアムの様子を大公開!貴重な内部潜入写真も!韓国ならでは?の新発見続々
「どっちにしてもマリノスも本当に大事な試合が待っていたので、落ち込む暇はなかったです。そういった時に、こういう舞台で監督からチャンスをもらっていたなかで、なかなかゴールに直結するようなプレーができてない時間が多かったので、気持ちを晴らすじゃないけど、ゴールが取れたのは本当に自分の感覚的なものも楽になりました。
自分が代表に入らなかったことも全然理解できていました。今の代表がなかなかゴールが取れていない状況は、自分が入ったからって解決できるかって言われると分かんないです。でもこうやって、こっちのチームでそういうことを示していければ、またこの後の、もしオリンピック予選をしっかり通過できると、また代表に入れるチャンスがあると思っているので、そういったところを見越して、こっちのチームで活躍していきたいです」
自分たちがACLを戦うのと時同じくして、パリ五輪の出場権を争うU-23日本代表の選手たちから、刺激を受ける部分もあるようだ。
「代表チームの選手とも何人かと連絡を取ったりするので、向こうの状況も入ってきますし、この前の韓国戦も見たりはしていました。日本のチームが韓国に2回負けるわけにはいかないので、代表チームとクラブチームの違いはありますけど、自分も代表の選手たちに負けてられないので、今日はこういう結果が出せて良かったです」
ACLは「自分の価値を高められるチャンス。決勝でゴールを決めて、まずはアジア中に自分の名前を広めたいです」とぎらつくマリノスの14番は、アジア王者経由で金メダルを目ざす。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月25日 06:03
2月に韓国代表監督の座を追われたユルゲン・クリンスマン氏が、軽率な発言でふたたび物議を醸している。
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現地4月23日、ドイツ出身の名手はオーストリアのトーク番組に出演。あらためて監督解任が不当なものであったことを滲ませつつ、アジアカップ期間中に起こったソン・フンミとイ・ガンインによる内紛劇、“ピンポン事件”について振り返った。
クリンスマン氏は「パリでプレーする若い選手(イ・ガンイン)がトッテナムのキャプテンを務める年上の選手(ソン・フンミン)に対して無礼な言動を起こし、ふたりは身体的な衝突まで起こしたんだ」と説明し、「私はそれを深刻に受け止めたよ。若い選手がソン・フンミンの指を脱臼させたわけだからね。試合前日にあのようなことが起きると、チームスピリットは消え失せてしまう。翌日も話し合ったが、全員がショックを受け、もはやチームではないように感じた」と続ける。
韓国は準決勝でヨルダンに0−2の完敗を喫し、ベスト4で涙を呑んだ。クリンスマン氏は「過去15年間で最高の成績だったが、韓国の文化では、誰かが責任を取らなければならない。選手たちは次の大会に出場しなければならなかったから、監督の番だったということ」と主張。さらに、「私は韓国の文化を学んだ。たとえ間違っていても年上の人が常に正しい」と皮肉を込め、「韓国にはワールドカップで準々決勝以上に進出できる力があっただけに残念だ」と途中解任を悔やんだ。
こうした発言に怒りを露にしたのが韓国メディアだ。全国紙『京郷新聞』は「なんて恥知らずな男だろうか。アジアカップの敗因を選手たちのせいにしている。戦術の欠如や選手構成に見合わないパフォーマンスが、大会を通じて批判を浴びていたにも関わらずだ」と断じ、「韓国ではたとえ間違っていても年上の人が常に正しい? まったく耳を疑う言葉である。まさに言いたい放題である。どうやら韓国協会と彼が交わした契約には、守秘義務のような取り決めはなかったのだろう。協会はこれからも、間違った監督を選んだ代償を払うことになる」と論じた。
韓国公共放送『KBS』もニュース番組で取り上げ、「クリンスマン前代表監督がアジアカップでの舞台裏を暴露した。自身の責任についてはいっさい触れず、最後まで選手間の確執など言い訳に終始。韓国文化への嫌味も忘れなかった」と呆れ気味。同じく放送局『テレビ朝鮮』も「彼は韓国文化に対してかような歪んだ見方をしていたのだ。在宅勤務を続けた論争など自身に不利な情報は隠蔽し、解任は不当だったと言いたげである」と不快感を示し、「彼は『韓国代表は過去15年で最高の成績だった』と話したが、まるで正しくない。韓国は9年前の2015年アジアカップで準優勝している」と指摘した。
韓国代表監督のポストは依然として空白のままだ。U-23代表で監督を務めるファン・ソンホン氏の昇格や、蔚山現代のホン・ミョンボ監督が返り咲くのではないかなど憶測が飛び交っているが、はたしてどうなるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月25日 05:59
プレミアリーグ第29節の延期分が24日に行われ、エヴァートンとリヴァプールが対戦した。
244回目を迎えた『マージーサイド・ダービー』は、エヴァートンの本拠地グディソン・パークで行われた。リヴァプールはアレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、カーティス・ジョーンズが中盤で先発し、遠藤航はベンチスタートとなった。
試合は立ち上がりから両チームがゴールに迫る白熱した展開となった。6分には、エヴァートンが中盤でボール奪ってカウンターを発動。最終ラインの裏へ抜け出したドミニク・カルヴァート・ルーウィンがアリソンに倒され、主審はPKの判定を下す。しかし、カルヴァート・ルーウィンがオフサイドポジションにいたため、PKは認められなかった。
ボールを保持するのはリヴァプールだが、エヴァートンがカウンターとセットプレーからゴールに迫る。17分にはカルヴァート・ルーウィンがゴール前で決定的なヘディングシュートを放ち、アリソンがゴールライン上で好セーブする場面もあった。
すると、27分に試合が動いた。セットプレーの流れからベン・ゴッドフリーがペナルティエリア内でシュートすると、リヴァプールの守備陣がクリアしきれず、最後はこぼれ球をジャラッド・ブランスウェイトがゴールへ押し込んだ。セットプレーでファーサイドを徹底的に狙っていたエヴァートンの作戦が功を奏し、先制に成功する。
その後、リヴァプールが攻撃的に試合を進めるが、ジョーダン・ピックフォードの好セーブに阻まれたこともあり、エヴァートンが1点をリードして前半を終えた。
後半に入り、セットプレーから試合が再び動いた。58分、右サイドからのコーナーキックをドワイト・マクニールが蹴ると、ファーサイドでカルヴァート・ルーウィンがヘディングシュート。これがゴールに吸い込まれ、エヴァートンがリードを2点差に広げた。
厳しい状況に追い込まれたリヴァプールは、63分に3枚替えを敢行し、遠藤航を投入。しかし、攻撃の圧力を強めるが、69分にはルイス・ディアスのシュートがポストに阻まれるなど、なかなか得点を奪えなかった。
ピックフォードのビッグセーブもあり、試合はこのまま2−0で終了。3年ぶりにマージーサイド・ダービーを制したエヴァートンが残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。一方、敗れたリヴァプールは逆転優勝に向けて痛い敗戦となった。
【スコア】
エヴァートン 2−0 リヴァプール
【得点者】
1−0 27分 ジャラッド・ブランスウェイト(エヴァートン)
2−0 58分 ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(エヴァートン)
2024年04月25日 05:58
プレミアリーグ第29節の延期分が24日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとシェフィールド・ユナイテッドが対戦した。
2024年04月25日 05:58
現地時間4月24日に開催されたプレミアリーグの第29節(延期分)で、遠藤航が所属する2位のリバプールは16位のエバ―トンと敵地で対戦。伝統のマージ―サイドダービーに臨んだ。
遠藤が2試合ぶりにベンチスタートとなったリバプールは開始6分、GKアリソンがボックス内で敵FWキャルバート=ルーウィンを倒してPKが宣告されるも、VARチェックの末にオフサイドがあったとして、取り消される。
17分にもセットプレーから、キャルバート=ルーウィンにヘディングシュートを浴びるも、アリソンがファインセーブに阻む。
しかし27分、またもセットプレーの流れからDFブランスウェイトのシュートで被弾し、先制を許す。
35分にはビッグチャンスを迎えるも、FWヌニェスがGKピックフォードとの1対1を決め切れない。44分の好機もディアスのシュートはピックフォードに阻まれた。
後半に入って58分、アウェーチームはまたもセットプレーから失点。CKからキャルバート=ルーウィンに打点の高いヘッドを叩き込まれた。
【動画】リバプールがCKから痛恨失点
2点ビハインドとなったレッズは、63分に三枚替え。ジョーンズ、ソボスライ、コナテを下げて、エリオット、遠藤、クアンサーを投入する。
その直後、アンカーに入った日本代表キャプテンがコントロールミスからボールを奪われたピンチを招くも、ロバートソンのシュートブロックで難を逃れる。
69分にはディアスが左サイドから持ち込んでシュートを放つも、右ポストに嫌わる。
最後まで宿敵のゴールをこじ開けられなかったリバプールはこのまま0−2で敗戦。優勝争いから大きく後退した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月25日 05:57
4月24日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝・第2戦で、横浜F・マリノスは蔚山現代と横浜国際総合競技場で対戦。敵地での第1戦は0−1で落としていたなか、3−2で2戦合計3−3とし、PK戦に持ち込んだ末に雨中の激闘を制した。
横浜側が歓喜に花を咲かせる一方で、蔚山側は勝てる試合を落とし、がっくりと肩を落とした。
韓国王者は30分までに3点を奪われた後、36分にCKから1点を返すと、その直後に上島拓巳のハンドでPKを獲得し、2戦合計で同点に追いついたうえ、決定機阻止の上島は一発退場に。数的優位となり、以降押し込み続けたが、相手守護神ポープ・ウィリアムの再三の好守もあり、勝ち越し点は奪えず。最終的にPK戦で力負けした。
ホン・ミョンボ監督は試合後の会見で、次のように敗戦の弁を述べた。
「まず、結果に関してとても残念に思う。そして勝ち進んだ横浜F・マリノスにおめでとうと賛辞を送りたい。今日の試合は前半で失点を重ねてしまった。それでも選手たちは諦めずに戦い続けた。そして相手にレッドカードが出たところもあって、ゴールを狙い続けたが、ゴールが十分に決められずに負けてしまい、とても残念だ」
【PHOTO】蔚山スタジアムの様子を大公開!貴重な内部潜入写真も!韓国ならでは?の新発見続々
連続ゴール挙げる直前の34分、ダリヤン・ボヤニッチを投入した。猛反撃に繋がった、このかなり早いタイミングでの交代に関して問われた際は、こう説明した。
「ボヤニッチは元々後半で投入する予定だったが、若干早まったというところ。彼は途中交代してから、後半を含めて、とても良くプレーしたと思う」
ついに勝ち越しと喜んだのも束の間、オフサイドで取り消されるシーンもあるなど、蔚山にとっては、相当フラストレーションの溜まるヨコハマ決戦となったはずだ。悔しさを必死に押し殺し、何とか冷静さを保とうとする、会見での指揮官の表情が印象的だった。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月25日 05:30
遠藤航のリバプールでの大活躍を受け、元Jリーガーの鄭大世氏は「結局、(ユルゲン・)クロップ監督が日本人選手のことを好きなんです」と独自の見解を示した。だから、同氏は「香川(真司)に感謝しなきゃいけない」とも述べている。
かつてクロップ監督がドルトムントを率いた時、チームの主力として活躍したのが香川だった。2010年の夏に21歳でセレッソ大阪からドルトムントに加入した彼はそこからブンデスリーガで圧倒的なパフォーマンスを披露し、ブンデスリーガ連覇やDFBカップ制覇の立役者となったのだ。
先人の残した功績が、遠藤のリバプール入りに繋がっているのは間違いないだろう。となると、気になるのはクロップ退任後(今季限り)、遠藤はどうなるかという点だ。
新監督の意向で「リバプールなら、デクラン・ライス(アーセナル)レベルの選手が来るかもしれない」と鄭大世も予測している。
結局、ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川も、監督がアレックス・ファーガソンからデイビッド・モイーズに代わって出場機会を減らしてしまった。監督交代が香川のキャリアに大きな影響を及ぼしたということである。
遠藤にとって、クロップ監督の退任が運命の分かれ道になりそうだ。今後のキャリアを占ううえで、新監督が誰になるかは極めて重要だろう。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!