2022年09月25日 10:00
ポルトガル代表はUEFAネーションズリーグのチェコ戦に0-4で勝利した。そうしたなか、フェルナンド・サントス監督の謝罪が話題になっている。後半途中に投入したMFジョアン・パウリーニャを途中からCBに下げたが、ベンチには本職CBであるティアゴ・ジャロが残っていた。サントス監督はその理由をこう説明したそう。「ベンチにジャロがいることを忘れていた。彼に謝った。その時にジャロを投入するべきだった。私は彼に全幅の信頼を寄せている。だが、MFジョアン・マリオの投入が準備できていたので、その時に頭に浮かんだのは、パウリーニャをCBに移すことだった」ポルトガルは77分にパウリーニャ、84分にジョアン・マリオを投入。【関連】代表監督や代表チームとケンカ別れした7人のスター指揮官はCBのジャロがベンチに残っていることをすっかり忘れていたそうで、彼は最後まで起用されなかった。
2023年12月06日 20:40
現在浦和レッズの新監督に就任するという噂が流れているペル=マティアス・ヘグモ氏が、現所属クラブのヘッケンに退任を宣告したとのこと。
『Sportbladet』によれば、ヘグモ氏は水曜日にヘッケンの選手たちに向けて「今季限りで退任する」と伝えたとのこと。AVSLÖJAR: Högmo lämnar BK Häcken - https://t.co/OQXkE72Xw3
— Sportbladet (@sportbladet) December 6, 2023
ヘグモ氏は2021年にヘッケンの監督に就任し、昨年はクラブをアルスヴェンスカン(スウェーデン1部リーグ)初優勝に導いている。
今冬は浦和レッズの他、スウェーデンサッカー協会からも代表監督のオファーを受けていたとされているが、おそらく日本行きが有力ではないかと伝えられている。
2023年12月06日 20:30
12月2日に行われたKSLアストエンジカップの決勝トーナメント1回戦。関西サッカーリーグの6チームと街クラブ、Jクラブユースが一同に介して行われる異色の大会だ。
その1回戦で対決することになったのが、今年関西サッカーリーグで最下位という成績に終わったおこしやす京都ACと、優勝を果たしたアルテリーヴォ和歌山。
シーズンの明暗が分かれた2チームの対戦は、悔しい思いを抱いたおこしやす京都ACが勝利を収めることになる。
先制したのはアルテリーヴォ和歌山であったが、それからしばらくしておこしやす京都ACの野田樹が放ったシュートのこぼれ球を高田淳平が押し込み、同点に追いつく。
さらに後半開始直後にもアルテリーヴォ和歌山が追加点を決めたが、おこしやす京都ACは再び追いつく。佐々木陽介のクロスを野田樹が合わせ、2-2と食い下がる。
そして持ち込まれたPK戦。両者ともに3者連続成功したあと、勝負が動いたのは4人目だった。
先攻のおこしやす京都ACは4人目の康起甫が成功。そしてその後、GK森山雄介がアルテリーヴォ和歌山4人目の小久保裕也のシュートをストップする。
5人目となったおこしやす京都ACの高田淳平はポストに当てて外してしまうも、アルテリーヴォ和歌山の5人目北野純也も枠を外して失敗。
この時点でPK戦は4-3という結果でおこしやす京都ACが勝利。9日に行われる準決勝へと駒を進めることになった。
PK戦での強さを見せたおこしやす京都ACのGK森山雄介は、この試合を振り返って以下のように話した。
――森山選手お疲れ様でした。PK戦の感想は?
PK戦は今シーズン2回あったんです。その結果は1勝1敗だったんですけど、自分は前日しっかり練習していたので、自信を持って望めたかなと思います。
――そういえば、味方のPKは見ないんですね(笑)
そうなんです(笑)見ると緊張してしまうので、周りの歓声を聞いて反応するという感じにしていますね。
――全体の流れとしては2失点もありましたが、振り返ると?
前半1-1で折り返して、後半は絶対に無失点で行きたかったんですけど、再開から1分ちょっとくらいで失点してしまって。それが結果としてPKまで繋がってしまったので、今度は90分で決められるように無失点で抑えたいですね。
――リーグ戦では2部降格してしまいました。それから2ヶ月ほど、どのように取り組んでいましたか?
最近はキーパー的な部分よりも足元やキックを意識してやってきました。あとはゲームマネジメントというところにも取り組んでいました。
今日は先制されてはいけないところで先制されたり、同点に追いついたあとも後半最初に失点してしまったり、なかなか成果を見せられなかったので悔しい思いがあります。
ただ足元のプレーやキックの部分では落ち着いた部分がありましたし、パントキックでカウンターにつなげるところは成果が出たと思います。
そして、前半に貴重な同点ゴールを決めた高田淳平は以下のように話していた。
――勝利おめでとうございます、試合の感想は?
率直に「勝つって気持ちいいな」と。このような試合展開になりましたけど、やっぱり勝つこと、みんなでやるべきことをやってチーム一丸となれたことがすごく良かったなと思います。
ゴールについては祥太くん(林祥太)からボールが出て…野田選手がシュートを打つだろうというのは分かったので、僕はリバウンドのボールに突っ込んでいこうと。
アルテリーヴォ和歌山にはなんとしても勝ちたかったので、あそこに突っ込んでいこうと思いました。
――魂が見える瞬間でしたね
自分はそこしかないと思っているので(笑)
――PK戦の最終キッカーではポストに当ててしまいましたね
ちょっと言い訳にはなっちゃうんですけど(笑)。置いたボールがずっと右に少し転がっていて…ちゃんとセットしたかったんですけどね。
それをしっかり止めておきたかったな…というのは少し後悔があるので、次からは気をつけていきたいと思います。
たけびしスタジアムの夏は本当にとてもきれいな芝なんですけど、先日ここでラグビーもやっていたということで、ちょっと凸凹があったんです…けど、言い訳せずに練習を積み重ねるだけですね、コツコツと(笑)
――残り2試合に向けて
もう優勝しか見ていないです。チーム一丸となってやれば勝てるということを証明できたと思うので、そこだけを目指してやっていきます。
リーグ戦で1分1敗だった相手、しかもチャンピオンになったアルテリーヴォ和歌山と戦う。地元のたけびしスタジアムで試合ができる。しかも負けたら終わりというシチュエーション。
選手一人一人が「ここは僕たちが勝つべき舞台だ」と認識していたと思うんです。それが勝利に繋がったと思います。
そして、関東リーグやJリーグも経験した野田樹選手は、このKSLアストエンジカップでの戦いについて以下のように話した。
――勝利の感想は?
残りの試合数が少なくなっているなか、負ければチームの活動が終わってしまう。今日を含めて絶対に3試合全てやるんだという気持ちで試合に入れました。勝利できたことは本当に嬉しかったです。
ゴールについては、いまKSLアストエンジカップでは連続して得点できているので自信を持って挑めているというのもありますね。勝利に貢献できたことは非常に嬉しいです。
――この大会までかなり間が空いていましたが…
そのように試合の間隔が空いたときだからこそ、選手としての価値、チームとしての価値が問われます。
選手としてもチームとしても上に行くために何をするか。みんなしっかり練習で強度高く、試合のようにやれていた。それが勝利に繋がったかなと思います。
――KSLカップは4年ぶりの復活。12月半ばまで目標があるという状況は?
Jリーグのチームも12月の1週目に活動が終わってオフシーズンに入っていく中、最後までチームで試合ができるのは非常に幸せなことです。
もちろんKSLアストエンジカップは地域CLのような目標ではないですけど、タイトルというのはチームとして大事なことなので、目指してやっていきたいと思います。
――このあと準決勝、そして決勝もあります。最後にファンへひとこと
残り2試合は本当にこの1年の集大成ですし、やってきたことを存分に発揮して、そして自分のゴールで優勝に導きたいと思います。
一年間本当に応援ありがとうございます。あと2試合ありますので、皆さんと優勝を分かち合えるように頑張ります。
2023年12月06日 20:00
京都サンガF.C.とキットサプライヤーのPumaは6日、2024シーズンの明治安田生命J1リーグほかで着用する新ユニフォームを発表した。
2023シーズンのJ1を13位で終えた京都。クラブは4日に者貴裁監督との契約を更新し、2024シーズンも引き続き者監督がトップチームの指揮を執ることが決定した。Kyoto Sanga F.C. 2024 Puma Home
京都サンガF.C. 2024 Puma ホーム ユニフォーム
2024新ユニフォームのコンセプトは「FOREVER.KYOTO.」。
各ユニフォームには京都の伝統工芸のひとつである「組子細工」からインスピレーションを得たオリジナルデザインを採用し、新たなものの創造や成長をイメージする三角形を、幾何学模様のテキスタイルで3色のパープルを用いてグラフィック化したものだ。
この幾何学模様の三角形で、クラブに関わる全ての人の思いが折り重なり、様々な形に変化して成長していく無限の可能性を表現したという。
首元や袖口に飽くなき勝利への情熱を表現するレッドをあしらう。エンブレムの色でもあるレッドが通常のユニフォームで差し色に使われるのは3年ぶり。近年は特別ユニフォームで大胆にあしらうことが多かった色だ。
レッドを使った直近3つのユニフォームはどのようなデザインだったか。2024アウェイユニフォームとともに簡単にご紹介したい。
この3つのユニフォームが直近でレッドを使用したもの。左から2021ホーム、2022リミテッド、2023リミテッドとなる。2021ホームはかなり大胆で異色のカラーリングだった。
襟と袖口を彩るという点で2024モデルは、2022リミテッドのスタイルに近いと言えるかもしれない。Kyoto Sanga F.C. 2024 Puma Away
京都サンガF.C. 2024 Puma アウェイ ユニフォーム
2024新アウェイユニフォームは、近年定番のホワイトを基調にライトグレーを組み合わせたカラーリングに。パンツとソックスはライトグレーを基調とする。
画像を見る限り各部のスポンサーは、胸に「KYOCERA(京セラ)」、鎖骨左に「HORIBA」、鎖骨右に「WACOAL」、背中上に「任天堂」、背中下に「au」、左袖に「京都銀行」、パンツ前面に「大和証券」。スポンサー企業につては変更の可能性もあるかもしれない。
2023年12月06日 19:30
12月2日に行われたKSLアストエンジカップの決勝トーナメント1回戦で現役を引退したGK池上尚孝。
2023年12月06日 19:26
今年も残すところ1か月を切った。本稿では、2023年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、女子サッカーで起きた審判への集団暴行を取り上げた記事を再掲する。
記事初掲載:2023年2月20日
―――◆――◆―――
目を疑うような光景だった。
『MEDIA ITA』は2月17日、「女子サッカーチームがペナルティを与えなかったレフェリーを追い詰め、残酷な攻撃をする」という衝撃的なニュースを掲載した。
記事によれば、DRコンゴの女子サッカークラブ、DCモテマ・ペンベの選手たちが、マゼンベ戦でPKが与えられなかった判定に抗議。「レフェリーを追いかけて、残忍な暴行を加えた」という。1−5で大量リードされている状況だった。
SNSでは、逃げ回る男性の主審を捕まえ、スタッフも加わってパンチや飛び蹴り浴びせるショッキングな動画が拡散されている(ちょうど視界に隠れ、暴行を受ける主審は映っていない)。
【動画】「なんて野蛮な」「酷くて見てられない」と批判殺到!女子チームが逃げる主審を捕まえて集団暴行
当然、止めに入った関係者もいて、その隙に主審がトンネルへと逃げ込んだものの、後ろから数人の選手が追いかけて行く様子も確認できる。
この蛮行には、世界のサッカーファンから次のような非難の声が続々と上がっている。
「恥を知れ」
「気分が悪い。全く笑えない」
「なんという暴挙」
「信じられない」
「現代サッカーとは思えない」
「なんて野蛮な」
「酷くて見てられない」
「何という不名誉な行為。チーム全員を解雇しろ」
記事よれば、DRコンゴ・サッカー協会はモテマ・ペンベの一部の選手に出場停止処分を科したという。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2023年12月06日 18:39
2023年12月9日、いよいよ天皇杯決勝が国立競技場で開催される。柏レイソルのGK松本健太とDF古賀太陽は対戦相手の川崎フロンターレについて、それぞれ次のような印象を抱いている。
【動画】古賀&松本の特別対談(後編)
「今年はリーグ戦の順位こそ良くないですが、対戦して感じたのは単純に上手いです。特に攻撃力、前線の個はすごく高いので、受け身になると苦しい試合展開になると思います」(松本)
「リーグ戦でのホームゲームは10人になった川崎に点を取られているし、攻撃力はリーグでトップクラス。自分たちがどう守っていくか、失点しない時間帯を長くしているのが重要。あれだけタイトルを獲得していて、国立でのファイナルもなれている部分があると思うので、受け身にならないことが大事」(古賀)
今季リーグ戦ではアウェーで0-2、ホームでは1-1と柏は川崎に勝ててない。その経験を踏まえてのふたりの回答から判断すれば、川崎攻略の鍵はやはり「受け身にならないこと」だ。松本は言う。
「相手がボールを握っても焦れずに粘り強い守備をできるかは重要。そうした守備から良い攻撃に持ち込めれば、柏のストロングポイントであるカウンターも出せると思うので、我慢強く守って自分たちのペースに持ち込みたいです」
残念ながらDF犬飼智也は今季浦和で天皇杯に出場しているので決勝戦にも出られない。この犬飼の欠場について、古賀はこう話している。
「後半戦、ワンくん(犬飼)にだいぶ助けられました。まあ、代わりに誰が出てもチームとしてやるべきことは変わりません。練習の時から共通意識を持ってやっているので、大きな心配はしていません。
ワンくんがピッチでリーダーリップを持って発言したりとか、そういう行動を見ているので、決勝では自分が細かいところにいち早く気づいて周りとコミュニケーションを取ることは意識したいと思います」
粘り強い守備を実践するうえで、松本と古賀は間違いなくキーマンになる。構成●サッカーダイジェストTV編集部
2023年12月06日 18:33
2023年12月9日、国立競技場で天皇杯決勝が開催される。川崎フロンターレとの決戦に向けて、柏レイソルのGK松本健太はタイトル獲得の条件を次のように話してくれた。
【動画】古賀&松本の特別対談(後編)
「なかなか今季は取れていませんが、セットプレーはすごく大事になると感じています。(かつて柏が)天皇杯で優勝した時もたしかセットプレーから得点を決めていたので。(柏が)J1で優勝した時もセットプレーからのこぼれ球を詰めるとか、そういうゴールがありましたし、守備時のセットプレーも警戒しないといけない。攻守でのセットプレーは一発勝負で重要になると思います」
また、DFの古賀太陽は「まだ僕自身(タイトルを)獲った経験がないので」と言いつつ、独自の見解を示した。
「(20年度の)ルヴァン決勝を経験した身としてはピッチに立っている11人がどれだけ同じ絵を絵が描けているか。そこがすごく大事かなと。ルヴァン決勝のピッチ上では、考えていることがみんな少しバラバラだった。
前に急ぎたい選手もいれば、ちょっと落ち着かせたい選手もいたり、力が入っている選手もいて。そういう感覚で僕はプレーしていたので、如何に自然体で今までやってきたものを同じイメージを描きながら11人がプレーしていけるか。僕がピッチに立ったら、チーム全体に声をかけていきたいです」
20年度のルヴァンカップ決勝でFC東京に1-2と敗れた経験を糧に11年ぶりの天皇杯制覇なるか。古賀のリーダーシップに期待したい。構成●サッカーダイジェストTV編集部
2023年12月06日 18:30
今季ドイツのシュツットガルトでは、開幕からギニア代表FWセール・ギラシがゴールを量産してきた。
2023年12月06日 18:22
「2023 Jリーグアウォーズ」で最優秀ゴール賞を受賞したのは、FC東京の渡邊凌磨だった。選ばれたのは、4月15日のセレッソ大阪(8節)で68分に決めた衝撃のボレー弾だ。
【動画】最優秀ゴール賞に選出!FC東京・渡邊凌磨のボレー弾
右サイドバックの中村帆高からのアーリークロス気味のパスを、走ったままの状態から胸トラップでポンッと浮かすと、ゴールのやや正面、エリア外から身体を反転させてボレーシュートで叩き込んだ一撃は、文字通りスーパー。正真正銘のゴラッソだった。
その試合の数日後、本人にインタビューする機会に恵まれた。そこで「今季の年間ベストゴールは、あれで決まりじゃないですか?」との問いかけに対し、彼が「いえいえ、まだ序盤戦ですから」と笑みをこぼした姿をよく覚えている。
どうやってあのゴールは生まれたのか。当時、その背景を渡邊は次のように説明してくれた。
「狙い通りではなかったけど、事前にキーパーを見ていたからこそ、シュートという判断ができました。常に周りを見る大切さ、常に相手ゴールを見る大切さを改めて実感したゴールでもありました」
特筆すべきは、絶妙な位置に収めた胸トラップだろう。本人曰く「シュートを選択するためのトラップ」だった。
「それができたのもやはりキーパーを見ていたからです。見ていなかったら、たぶんあんな良いトラップはできませんでした」
GKを見る、すなわち自身の矢印がゴールへ向いていたからこそ、あのゴラッソは生まれた。サッカーの本質を示したシュートとも言えるだろう。
とにかく、彼には「おめでとうございます」と伝えたい。文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
2023年12月06日 18:19
清水エスパルスは6日、同クラブに所属しているGK大久保択生、DF井林章、MF神谷優太の3選手について、来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを発表した。
大久保は1989年9月18日生まれの現在34歳。2008年に横浜FCでプロキャリアをスタートさせると、その後はジェフユナイテッド千葉、V・ファーレン長崎、FC東京、サガン鳥栖でプレー。2019年8月に完全移籍で清水へ加入した。同シーズンは明治安田生命J1リーグで11試合に出場。翌シーズンは15試合でゴールマウスを守った。2021シーズンからはGK権田修一の加入もあって出場機会こそ減少したが、貴重なバックアッパーとしてチームに貢献。今季は明治安田生命J2リーグでの出場こそなかったものの、JリーグYBCルヴァンカップでは6試合、天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会では1試合に出場。J1昇格プレーオフでは、権田の不在に伴い準決勝のモンテディオ山形戦、決勝の東京ヴェルディ戦と2試合ともにゴールマウスを守った。
井林は1990年9月5日生まれの現在33歳。関西学院大学を経て2013年に東京Vへ入団すると、初年度から主力の1人として活躍し、2015シーズンからの4年間はキャプテンも務めた。2019年からはサンフレッチェ広島でプレーし、2021年6月に清水へ完全移籍加入。今季は明治安田生命J2リーグ18試合に出場して3ゴールを挙げたほか、JリーグYBCルヴァンカップでも5試合のピッチに立った。
神谷は1997年4月24日生まれの現在26歳。青森山田高校を経て、2016年に湘南ベルマーレへ加入した。2018年からの2シーズンは愛媛FCへ期限付き移籍し、2020年には柏レイソルへ完全移籍。柏では2シーズンプレーし、2022年に清水へ完全移籍加入した。昨季は明治安田生命J1リーグで21試合出場1得点を記録。背番号を「7」に変更して臨んだ今季は、明治安田生命J2リーグで22試合に出場して3ゴールを挙げた。また、JリーグYBCルヴァンカップでも2試合に出場しており、J1昇格プレーオフでも決勝の東京V戦に途中出場した。
契約満了に伴い、大久保、井林、神谷はクラブを通してコメントを発表している。
▼大久保択生
「今シーズンをもちまして契約満了となり、清水エスパルスを離れることになりました。2019年の夏から4年半の間、清水エスパルスの選手として戦えたことを誇りに思います。どんな時でも変わらずに応援してくださったサポーターの皆様には感謝しかありません。プレーオフ決勝のあの最高の応援の中で、PKを止めて皆さんと喜び合えなかったことが心残りで、自分の実力不足を痛感しています」
「来年も清水エスパルスでプレーできないのは寂しいですが、来年こそJ1へ昇格して強いエスパルスになることを楽しみにしています。まだまだ現役を続けるつもりなので、またアイスタでプレーする姿を見せれるように頑張りたいと思います。4年半ありがとうございました」
▼井林章
「このたび、清水エスパルスを退団することになりました。まずは昨年の降格のこと、そして今年J1昇格を果たせなかったこと、本当に申し訳なく思います。2年前の夏にきてから苦しい時間ばかりでしたが、自分らしさを出すことはできたと思うので過ごした時間に悔いはありません。また清水エスパルスが躍動することを祈っています。井林軍団は解散となりますが、皆さんの記憶に留めておいていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました」
▼神谷優太
「2年間、短い間でしたがありがとうございました。満了と言う形で終わってしまったこと、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。清水でJ1昇格し、皆さんとたくさんの喜びを分かちあいたかったです。それが叶わない現実をすごく残念に思っています。しかし、それがサッカー選手の人生です。ここ数年、怪我に苦しみ中々満足するプレーができなく悩んだ時期が多かったですが、トレーナーやスタッフの方々のおかげで、今年1年最後までピッチの上で終えることができました」「まだ今後のことは決まっていませんが、人生なるようになると思っています。もちろん努力することを怠らないよう毎日必死で頑張ります。僕の人生にはいつも分岐点があります。正しい道は分かりませんが、迷わず自分が思った道に進みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
2023年12月06日 18:00
プレミアリーグ第15節。現在首位のアーセナルはルートン・タウンと戦い、敵地で4-3と辛くも勝利を収めた。
昇格組が相手とはいえ、厳しい戦いとなった。先制点を奪いながら一時は2-3と逆転され、嫌なムードが漂った。しかし、逆転弾を浴びた直後の60分にすぐさまカイ・ハフェルツが取り返し、アディショナルタイム6分にデクラン・ライスのヘディングによって劇的な勝利を手にしている。
こういった勝ち方は、今季はじめてではない。第4節マンチェスター・ユナイテッド戦では、ホームゲームであったもののATまで1-1のタイスコア。しかしATにライス、ガブリエウ・ジェズスが2点を追加し勝ち点3を手にした。また、第13節ブレントフォード戦でも0-0のスコアレスで終わるかと思われたが、89分にハフェルツが値千金の勝ち越し弾を挙げている。
「ミケル・アルテタが率いるチームがロスタイムに得点するのはこれで5回目となり、素晴らしいメンタリティを見せつけた」
英『football.london』もチームの精神的な成長を称賛している。好調かと思えばつまずき、格下相手にも勝ちきれないという姿をここ数年で何度も見せてきたアーセナル。ミラクル・レスターが優勝した15-16シーズンも終盤で格下相手の試合を落とし、レスター相手にダブルを決めながらも優勝を逃した。昨季は終盤まで首位を走りながら、結局マンチェスター・シティにタイトルを譲ってしまった。そんな“ひ弱”なアーセナルは、本当に変わってきたのかもしれない。劇的勝利の多さ、または耐え忍んでの勝利の多さがチームの成長を物語っており、20季ぶりのリーグ優勝はしだいに現実味を帯びてきている。
2023年12月06日 18:00
かつてカズこと三浦知良も在籍していたオーストラリア1部シドニーFCは2日、「ハーバースプラッシュ」と名付けた2023-24新サードユニフォームを発表した。
2023年12月06日 17:40
今夏に日本代表FW上田綺世をフェイエノールトに引き抜かれ、得点力低下が心配されたベルギーのセルクル・ブルージュ。
実際にチーム全体の得点力は低下しているのだが、現時点では国内リーグで6位と健闘している。その立役者は、ここまで11ゴールを奪っている23歳のトーゴ代表FWケビン・デンキーだ。
ここまでセルクル・ブルージュは16試合で19ゴールと、チーム全体での得点数はかなり物足りない。しかもそのうち半分以上となる11ゴールをデンキーが奪っている状態で、ややデンキーに依存しているところがある。やはり昨季22ゴールを挙げた上田退団の影響は大きく、デンキーが爆発しなかった場合を想像すると恐ろしい。
昨季のデンキーはリーグ戦32試合の出場で9ゴールの成績だったため、今季はすでにそれを上回ったことになる。この覚醒はクラブも想定外だったのではないか。
ベルギー『Pickx』も上田退団の不安を和らげる存在とデンキーを称賛しており、23歳のデンキーもまた5大リーグを中心に他リーグから狙われること間違いなしだ。
「23歳の誕生日を迎えたばかりのケビン・デンキーは、ここまで16試合で11ゴールを決めている。このおかげで、セルクル・デ・ブルージュはリーグで良いスタートを切れている。ブルージュのサポーターは昨夏に上田がフェイエノールトに移籍したことを心配していたが、昨季上田の陰でプレーしていたデンキーのパフォーマンスですぐに安心することができた」現時点で11ゴールはシント・トロイデンFWアブバカリ・コイタと並んでリーグトップタイだ。25歳のコイタも昨季は29試合で0ゴール、一昨季は24試合で3ゴールの成績しか残していなかったため、こちらもビッグサプライズと言えよう。
2023年12月06日 17:38
12月3日にスタンフォード・ブリッジで行われたチェルシー対ブライトン戦。両チームの選手が感情むき出しにしてプレーしたこの試合は、激しい打ち合いの末、エンソ・フェルナンデスの2得点などを含む3―2で前半に退場者を出したホームチームが勝利した。
17分にアルゼンチン代表のフェルナンデスが先制点を決めると、その4分後には、昨季はシーガルズ(ブライトンの愛称)でプレーしたリーバイ・コルウィルが追加点を挙げる。
意気消沈のブライトンはその後も押し込まれたが、ハーフタイム寸前の43分。ペナルティエリア右でパスを受けたファクンド・ブオナノッテがインサイドに切り込んで、左足から鮮やかにシュートを叩き込み1点を返した。
さらに前半終了間際、チェルシーのゲームキャプテンを務めていたコナー・ギャラガーが2枚目のイエローカードを受けて退場。流れはブライトンに傾いたかと思われた。実際に後半はブライトンがボールを支配し、チェルシーゴールに迫っていた。
しかし61分にチェルシーはカウンターから一気に攻めあがり、ドリブルでボックス内に侵入したミハイロ・ムドリクをジェームズ・ミルナーが背後から倒したとみなして、主審のクレイグ・ポーソンはPKの判定。ビデオ検証の後、フェルナンデスがこのPKを決めてチェルシーはリードを2点に広げる。
一方、この日ベンチからスタートした三笘薫がピッチに投入されたのは3点目を許す5分前の、57分だった。その2分後には定位置の左サイドでボールを受けると、柔らかいタッチでボールをコントロール。ディフェンダーをかわして前方に向き、これからスピードを上げていこうとしたところに、カバーリングに入った2人目のディフェンダーからの激しいタックルで止められてしまう。
三笘の“らしい”プレーに、期待を膨らますブライトンのファンは大声でチャントを歌った。
だが直後に前述のPKの判定が下されて、再び2点差の状況である。焦りが見られるシーガルズの攻撃陣がボールを集めたのが三笘だった。積極的にチェルシーの2番、アクセル・ディサシに仕掛けていく。パスをもらっては仕掛けてボックス内に入り込み、中央へグラウンダーのクロスを入れる。しかしことごとくブロックされた。
「もし彼とプレーしたら気が狂う」「長所はなんだ?」マンUの155億円FWをレジェンドOBが酷評!三笘薫との“違い”を指摘!「ブライトンは270ポンドで...」
迎えた69分。ジョアン・ペドロからのスルーパスを受けた三笘は、ドリブルでエリア内に切り込む。再びディサシに仕掛けて、素早い切り返しでしりもちをつかせて抜き去ったものの、カバーに入ったチアゴ・シルバに止められてシュートまでは持ち込めなかった。
1点を守ろうとしたチェルシーのマウリツィオ・ポチェッティーノ監督は、72分にフォワードのニクラス・ジャクソンに代えてウィングバックのイアン・マートセンをピッチに送り込み、日本代表ウィンガーにディサシと2人で対応するように指示をする。
それでも三笘は必死にゴールを目指し続けた。マートセンを抜き去り中央へパスを入れる場面も数回あったが、そのほとんどで、ボールは2枚目の壁となったディサシやエリア内の中央に陣取ったシルバによって、クリアされてしまう。
87分、後方からのスルーパスに反応した三笘がエリア内に走りこみ、マートセンと競り合い。引っ掛けられて倒されたのだ、と猛然とアピールしたものの、PKの判定はなかった(実際には、シミュレーションを取られてもおかしくないくらいに、PKの可能性は低かったのだが……)。
3点目を奪ってからのチェルシーは、リスクを冒して攻める必要性はまるでなく、人数をかけて守り続けた。数的不利な状況だったとはいえ、シーガルズはその強固な守備を崩せずにいた。何度も何度もボックス内にクロスを入れたが精度は低く、三笘のボールもディフェンダーに跳ね返し続けた。CFのエバン・ファーガソンもまた、若さのためか、効果的な動きがまるでできなかった。それも点が奪えない要因だった。
最終的には、アディショナルタイムにパスカル・グロスからのコーナーキックを頭で合わせたペドロが2点目を奪ったが時すでに遅し。2−3でブライトンは敗れた。
アディショナルタイムの合計は15分。非常に長かった試合では、ビデオ判定や疑惑のPK、多くの混乱も生じた。試合後のピッチでは両チームの一部の選手たちが激しく言い合いをして、押し問答にもなっていた。様々なドラマがあったが、数的優位に立ちながらもシーガルズは勝点3を奪うことができなかったのだ。
三笘は、怪我からの復調の兆しを見せたものの、トップコンディションはまだ取り戻してはいない。それでもサポーターは22番に大きな期待を抱いてしまう。昨季に南イングランドのクラブに合流してから62試合に出場して、その間に13ゴール・13アシストを積み重ねてきた選手に、期待しないわけにはいかないのだ。
現時点では、クラブのベストプレーヤーの一人であることは変わらず、今後もしばらくは同じ状況が続くはずだ。しかし、このまま結果が出なければ、今後は批判の対象になりうる可能性も当然ある。
もともと三笘は2021年に250万ポンド(約4億5000万円)という、プレミアリーグでは格段の安値で獲得してきた選手だった。しかしながら、現在その価値はおそらく最低でも20倍以上のものになっているはずだ。それだけでもすごいことなのだから、シーガルズファンには我慢してもらいたい。まだ怪我も癒えたばかりであり、これから多くのゴールを見せてくれるはずだ。
取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三
2023年12月06日 17:33
ベルギー1部のスタンダール・リエージュは現地時間12月5日、11月のクラブ月間MVPを発表。日本代表MFの川辺駿が選出された。
今夏にスタンダールに加入した川辺は、ここまでリーグ戦16試合に出場してチームトップの5ゴールをマーク。先月は5日のメヘレン戦(1−1)で見事な直接FKを叩き込むと、25日のヘンク戦(1−0)では、圧巻のダイレクトボレーを突き刺して決勝ゴールをゲット。4試合で2点を奪っている。
【動画】川辺駿、超絶ボレーで今季5点目!
川辺のクラブ月間MVP受賞が発表されるとSNS上では、「当然の結果だ」「おめでとう!」「うわお」「文句なし」「彼はふさわしい」などの声が上がっている。
移籍1年目ながら、すでにチームにとって欠かせない存在となっている川辺。28歳のMFのさらなる活躍に期待がかかる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部