2022年09月25日 11:57
◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(25日、宮城・利府GC=6491ヤード、パー72) 晴天の中、最終組がサンデーバックナインへと突入した。ツアー3勝で、第1ラウンドでツアー新記録の「60」をマークした山下美夢有が、1つ伸ばして通算18アンダーの単独首位をキープ。初日からのボギーなしを継続し、後続に6打差をつけて、今季3勝目となる通算4勝目へと突き進んでいる。 初優勝を目指す飛ばし屋の19歳・竹田麗央が12アンダーの2位。通算1勝の三ケ島かなが、11アンダーの3位で追う。通算2勝の吉田優利、ツアー1勝の川岸史果が8アンダーの4位に並んだ。 大会ホステスプロで通算7勝の小祝さくら、竹内美雪、通算4勝の原英莉花、今季2勝の岩井千怜、初優勝を狙う上野菜々子が7アンダーの6位で続く。 安田祐香、ツアー4人目となる初優勝からの2連勝を目指す尾関彩美悠、4アンダーの20位となっている。昨年大会覇者の西村優菜、アマチュアの郡山瞳(東北福祉大3年)は3アンダーの27位。通算7勝の勝みなみは2アンダーの38位。宮城・東北高出身の有村智恵は1アンダーの43位となっている。
2024年04月20日 08:00
プロゴルファーの吉田優利がInstagramを更新。先輩プロゴルファーである上田桃子と宮崎の大自然を満喫したと報告しました。 「たくさんパワーもらえました」天孫降臨の町で二人旅
吉田プロは「高千穂神社と天岩戸神社行ってきました」とコメントして、上田プロとのオフショットを投稿しました。写真では神社での2ショットや遊歩道で笑顔を浮かべた写真も公開。
日本神話にも登場する天孫降臨の町、高千穂。そんな神話の舞台ともなった場所を訪れた吉田プロは「自然からたくさんパワーもらえましたし、本当に行って良かった場所でした」と文章を綴りました。
また一緒に神社を巡った上田プロに対して「もう長く一緒に練習させていただいていますが、一緒にいるすべての時間が勉強で、学ぶことしかないのに、一緒にふざけてくれる所が本当にだいすきです!」と尊敬と感謝を込めた気持ちを明かしました。
上田プロも自身のInstagramでこの時のことを振り返り「誘ってくれてありがとね」「思考も行動力も本当に素晴らしい選手です!益々パワーアップしたな」と吉田プロに対してコメントをしていました。 「一緒にひたすら話して楽しかった~」吉田プロがお茶会を公開
今季は米国女子ツアーに出場し、さらなる活躍にも期待がかかる吉田プロ。2月25日の投稿では「アイドル担当」である菅沼プロと年末にスイーツを満喫したと報告しました。
写真では白いニットを着た吉田プロと、同じく白いニットとベレー帽姿の菅沼プロが、沢山のスイーツを目の前にして仲睦まじくお茶会をしている様子がアップされています。吉田プロは「一緒にひたすら話して楽しかった~」と楽しいひと時を過ごせたとコメント。最後に「フレンチガーリーの奥は深いです、、」とつづり、投稿を締めくくりました。 「可愛いもかっこいいも兼ね備えていて最高」吉田プロのコーデを選んだ驚きの相手とは?
別の投稿ではウェア契約を結んでいる、「TOMMY HILFIGER」の表参道店でコーディネートしてもらったと報告しました。
吉田プロは、「TOMMY HILFIGER」「Calvin Klein」を展開するPVHジャパンの社長であるラジーブ・シャルマ氏との2ショットを披露。さらに「この日は私服を一緒に選んでいただきました」と社長自らコーディネートを担当したと告白しました。
最後に「いつも素敵なゴルフウェアを着せていただきありがとうございます」とお礼を記し文章を締めました。シャルマ氏も自身のInstagramにて、この日のことを「一緒にお洋服選びして、たくさんスタイリングして楽しい時間でした」と振り返り、最後に「今後日本ではなかなか会えなくなるのが寂しいですが、陰ながら応援しています!!」と吉田プロへ応援コメントを送っていました。 「やっぱり…」吉田プロがサングラス・眼鏡をかける理由とは?
吉田プロは「先日OAKLEY渋谷ショップに行ってきました 妹と一緒に選んできました!」と報告。写真では妹と様々なサングラスをかけた笑顔の2ショットや、サングラスを前に店のスタッフと相談をしている姿が公開されていました。
「OAKLEY」はアメリカ生まれのアイウェアメーカー。特にサングラスはさまざまなスポーツ選手が愛用することでも有名です。吉田は「サングラスから普段用のメガネまでお世話になっています」と語り、「今回は新作をいただきました!」と報告。さらに「やっぱりアニメやYouTubeをたくさん見る私にとってブルーライトカット眼鏡は必須です」とメガネ・サングラスをつける理由を語りました。
また「ブルーライトだけでなく海外の強い日差しから目を守れると思うと安心です」と、オフを過ごすだけでなく、米国ツアーに参戦するうえで重要な役割を担っているともコメントしました。最後に「しっかり目のケアも頑張ります」とつづり、文章を締めました。
いかがでしたか? ぜひ吉田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※yuri_yoshida__/Instagram
2024年04月20日 07:00
日本ツアーでは男女ともに20代前半の選手の活躍が目立つようになってきた。若い選手の特徴は、飛んで曲がらないこと。女子でも250ヤード、男子では300ヤードが普通になってきた。
その要因は”ひと昔前”とは違う新しい飛ばし方にある! 岩井ツインズはツマ先立ちの代表格! 岩井千怜
妹・千怜は2年連続で年間2勝をマーク。昨季は平均飛距離が246から253ヤードに伸びた。
一時期、日本の女子ツアーでも「ベタ足スイング」の選手が活躍しましたが、今は右足をツマ先立ちにして打つ選手が主流です。昨年大活躍した岩井ツインズのインパクトは、2人そろってキレイなツマ先立ちになっています。右足がツマ先立ちになるのは、右サイドで上下方向の体重移動をしているからです。
昔の体重移動は左右でしたが、今は上下の体重移動が飛ばすためのポイントです。バックスイングでは上、ダウンスイングでは下に体重(重心)を移すことで、体の回転スピードとヘッドスピードがMAXまで上がります。 岩井明愛
昨季3勝して賞金ランキング2位になった姉・明愛の平均飛距離は257ヤードで5位。 上下に力を入れることでヘッドスピードをMAXまで上げる BackSwing:左ヒザを前に出して右ヒザを引く アドレス時よりも左ヒザを前に出して、右ヒザをうしろに引く。左足のツマ先に体重をかけつつ、腰の右側は高い位置をキープ(写真左)。バックスイングでは、体の右サイドに上方向の力が入る感覚でOK(写真右)。 DownSwing:右足をペダルのように踏み込む 右足をペダルのように踏み込んで下方向の力を入れることによって、上半身がスピーディに回転する(左写真)。右足を踏み込みながら、体全体のパワーを下方向(ポール方向)に向ける(右写真)。
いかがでしたか? インパクトの時は、上下方向の体重移動を意識しましょう!
レッスン=小野耕平●おの・こうへい/1997年生まれ。プロコーチ石井忍を師事して、大学生のころからレッスン活動を開始。最新機器や最先端のスイング理論に精通し、現在は「エースゴルフクラブ」でインストラクターを務める。
構成=野中真一
写真=相田克己
協力=エースゴルフクラブ赤坂
2024年04月20日 06:00
方向性抜群のアイアンショットでグリーンに乗せて正確なパッティングでカップにボールを入れる。これができれば、大幅なスコアアップが可能になります。
山田彩歩プロがパッティングの練習法について解説してくれます。 ボールの手前にティーを挿してアッパーに振る
ボールの転がりが悪いときは、バターとボールの間にティーを深く挿し、その頭の部分(台座)に触れないようにボールを打つ練習をします。ほんの少しアッパーに振り、フェース面の下側でボールの中心をヒット! すると、グリーン面にボールがくっついたまま、跳ねることなく順回転になる。フォローでヘッドを無理に大きく出す必要はありません。 インパクトはゆるめない!
ボールの中心をしっかりヒットすることが大事。フォローは意識せず、「打って終わり」くらいのイメージでOK
ややアッパーに振ると順回転になる
アッパー軌道を作り、フェース面の下側でボールをとらえるのが山田流。順回転で転がりがよくなる
上から打つとボールが跳ねてしまう
ややダウンブローに打つ方法もあ るが、ボールが跳ねると回転が悪 くなり、きれいに転がらない テークバックをしないでカップ方向にボールを押す スタート前に行なうと効果的です!テークバックをとらずにフォローだけでボールを打つ
練習グリーンで平らなストレートラインを見つけて、カップまで1メートルの距離にボールを置く。そして、パターでボールを押してカップに入れる。この練習は、テークバックをしないことが最大のポイントです。
手首を使わずにヘッドをカップ方向に真っすぐ出すと、フェースの向きが安定し、低くて長いフォローになる。この理想的なフォームを体感し「こういうイメージで打つんだよ」と、脳と筋肉にしっかり伝えましょう。 1メートル先のカップを狙う
テークバックをとらずに確実にカップインさせるには、1メートルくらいが最適。遠いと難しくなってしまう 手首を使って押すのは NG !
手首を使ってボールを押すと、フェースの向きが安定せず、フォローの形が毎回変わってしまうので注意しよう
構成=小山俊正
写真=田中宏幸
2024年04月20日 05:45
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
初優勝したばかりの21歳には、すでにトッププロの風格があった。
2024年04月20日 05:00
「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第1日」(19日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
プロ2年目の大須賀望(22)=フリー=が69で回り、首位と2打差の6位と好発進を決めた。ツアーの登録上では歴代最小の146センチながら、昨季、ステップ・アップ・ツアーで2週連続Vを果たし、今季からレギュラーツアーに主戦場を移した注目の若手。だが、大会前時点の7戦で予選通過は1度だけと振るわなかった。
不振にあえぐ中、今週の練習ラウンドで助言をくれる救世主が現れた。ツアー通算41勝のレジェンド・森口祐子から、スイング時の骨盤の動きを指南されると、ばらついていたショットがすぐさま改善傾向に。「まずは予選を通過したい」と小柄な体を目いっぱい使って、優勝を争える位置を狙っていく。
2024年04月20日 05:00
「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第1日」(19日、川奈ホテルGC富士C=パー71)
前週のKKT杯バンテリン・レディースで、ツアー初優勝を果たした竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が5バーディー、1ボギーの67をマーク。2022年の岩井千怜以来となる史上4人目の初優勝から2週連続Vへ単独首位発進を決めた。68で回った尾関彩美悠ら4人が2位。前年大会を制した神谷そらは2打差の6位につけた。
箔(はく)が付いて一皮も二皮もむけた。前週、悲願のツアー初勝利を果たした竹田の勢いは加速する一方だ。「今までは早く勝たないとという感じだったけど、伸び伸びプレーできた」と、気負うことなく自然体でスタートダッシュを決めた。
また一つ念願がかなった。スタートホールのティーグラウンドでは、ツアー優勝者として選手紹介された。「そういうアナウンスをされたかったので、うれしかった」と照れ笑い。ただ、プレーに入ると、川奈の絶景にも目もくれないほど集中力を最大限に高めた。
今週は兄・有男(ゆうた)さんがキャディー。だが、きょうだい2人で力を合わせてツアー屈指の難コースを攻略したかというと、決してそうでもない。前半からショットが決まり5バーディーの猛攻。後半のスコアは伸び悩んだものの、17番パー3ではグリーン右の崖下から寄せワンのスーパーセーブ。好プレーを連発した一方で、“相棒”にはあえて助けを求めなかった。
なぜなら、兄は日体大野球部出身で、日本ハム・矢沢宏太と同期だったアスリートだが、ゴルフは趣味でたしなむ程度。「本当は相談したいけど、どういう答えが返ってくるか分からない(笑)」と助言を送りたそうな雰囲気を醸し出した兄を横目に、マネジメントは頭の中で自己完結した。
それでも、献身的に支えてくれた。張り詰めた空気感の中でも、兄は野球談議でオリックス好きの妹の気を紛らわせてくれる。「家族なのでリラックスできますね」と竹田。叔母の平瀬真由美、母の哲子(さとこ)さんばかりが注目されがちだが、ここにも固い血の絆があった。あうんの呼吸で2週連続の頂点を目指す。
2024年04月19日 17:10
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
前週に地元のKKT杯バンテリンレディス(12〜14日、熊本空港CC)で悲願の初優勝を挙げた竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が5バーディー、1ボギーの4アンダー、67で回り、首位でホールアウトした。ツアー史上4人目の初優勝からの2戦連続優勝に向けて絶好のスタートを切った。
1番パー4。スタート前の選手紹介で「先週に初優勝した竹田麗央」とアナウンスされた。「こういう感じなのか」と気分よくコースに出ると、2番から4連続バーディー。8番でもバーディーを重ねて、前半の9ホール(パー35)は30をマークした。後半はバーディーなしの1ボギーでスコアを落としたが、4アンダーで首位に立った。難関の17番パー3では第1打をグリーン右の崖下に落としたが、第2打を約3メートルに寄せてパーパットをねじ込んだ。
「前半はいいリズムで回れました。後半は風の判断ミスがありましたけど、4アンダーは良かったと思います」。竹田は笑顔で18ホールを振り返った。
1993、94年の賞金女王で叔母の平瀬真由美プロは、今大会でも2勝を挙げている(1990年、2000年)。この日、テレビ中継の解説を務めた叔母には「17番はナイスパーだったね。しっかり休んで、また、明日、頑張って」と激励を受けた。
先週に地元で、うれしい初優勝。「祝福の連絡は100件以上、いただきました」と笑顔で話す一方で「次に気持ちは切り替えています」と冷静さを保っている。今季、先週までの平均ストロークは、唯一の60台(69・9487)でランク首位。飛距離ランクは3位(254・55ヤード)。確かな実力と勢いを備える21歳がツアー史上4人目の初Vからの2戦連続優勝の快挙を成し遂げる可能性は十分にある。
◇日本女子ツアーの初優勝からの2戦連続優勝(1988年のツアー制施行後)
▽西田智慧子(1990年10月、宝インビテーショナル〜富士通レディース)
▽表純子(2005年7月、シャトレーゼクイーンズカップ〜スタンレーレディス)
▽岩井千怜(2022年8月、NEC軽井沢72〜CATレディース)
2024年04月19日 16:00
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
今季1勝でポイントランク2位の小祝さくら(ニトリ)が難関の17番パー3で、もう少しでホールインワンのナイスショットを放ち、バーディーを奪った。
2024年04月19日 14:42
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
2011年大会覇者の金田久美子(スタンレー電気)が前半の9ホール(パー35)を6バーディー、1ボギーの30で回り、絶好のスタートを切ったが、後半の9ホール(パー36)はバーディーなし、4ボギーの40と苦戦し、1アンダーの70でホールアウトした。前半と後半で10打も違う「大波」のスコアで、金田がホールアウトした時点では、15位となった。
先週のKKT杯バンテリンレディス(4月12〜14日、熊本空港CC)で初優勝を挙げた竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が14ホール終了時点で5バーディー、ボギーなしの5アンダーで首位に立っている。
2024年04月19日 14:12
【シェブロン選手権】第1日
【もっと読む】渋野日向子に未曾有の危機…昨季以上に精神的ダメージ大きい「5戦連続予選落ち」
◇ ◇ ◇
日本勢は最多の10人が出場する女子の海外メジャー初戦が開幕した。
昨年の大会初日、日刊ゲンダイは「シブコ 海外メジャーの『法則』」の見出しで以下の事実をこう報じた。渋野の過去のメジャー(15試合)の成績を見ると、優勝した2019年全英女子(66)や4位の20年全米女子OP(68)、22年シェブロン(69)、優勝を争って3位になった22年全英など、好成績を残した大会は例外なく初日に60台のスコアを出している。一方、20年全英(76)、21、22年全米女子OP(73、76)、22年エビアン(74)のように、初日をオーバーパーで終えた大会は予選落ち。4オーバー(93位)発進でも予選を通過したのは21年全米女子プロ(40位)だけ。初日60台なら大いに期待できるし、オーバーパーなら決勝へ進んでも上位争いは「絶望」という内容だった。
昨年の今大会は初日イーブンパーで最終日は28位でフィニッシュ。その後の出場4大会も「法則」はほぼ生きており、全米女子プロ、全米女子OP、全英女子はオーバーパー発進で予選落ち。1オーバー64位から4日間プレーしたのはエビアン(59位)のみだ。
今季の渋野はここまで5試合に出場し予選落ち4回。4日間プレーした1試合は予選カットがなく、最下位から3番目と不振にあえいでいる。
スイング改造中でショットに不安を抱えながら迎える海外メジャーの舞台は、フェアウエーは硬く、グリーンは苦手なバミューダ芝。今週は連日風も吹いており、「今の渋野にいきなり60台のスコアを期待するのは酷」と、誰もが思って迎えた注目の初日は1バーディー5ボギーの76で101位タイ。過去の成績からすると予選落ち濃厚の苦しいスタートとなった。
◇ ◇ ◇
関連記事【もっと読む】…では、渋野が直面している精神的な「未曽有の危機」について報じている。
2024年04月19日 13:02
◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)
2011年大会覇者の金田久美子(スタンレー電気)が前半の9ホール(パー35)を6バーディー、1ボギーの30で回り、絶好のスタートを切った。1番パー4でバーディー発進すると、4番から4連続バーディーを奪った。この日は晴天で、日本有数のシーサイドコースはさらに映える。34歳になった金田はツアー初優勝を飾った思い出の大会で健闘。大会13年ぶり、ツアー2年ぶり(2022年・樋口久子三菱電機レディス以来)の優勝を目指す。
金田は11番のボギーでスコアをひとつ落として、12番まで消化して4アンダーで首位。先週のKKT杯バンテリンレディス(4月12〜14日、熊本空港CC)で初優勝を挙げた竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)も7番まで4バーディー、ボギーなしの4アンダーと好スタートを切った。
2024年04月19日 10:22
◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第1戦 シェブロン選手権(18日開幕、米テキサス州カールトンウッズ・クラブ=6889ヤード、パー72)
国内で2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は3バーディー、3ボギーの72で回り、31位で発進した。
2024年04月19日 10:02
【ウッドランズ(米テキサス州)=平沢祐】女子ゴルフの今季メジャー第1戦、シェブロン選手権が、米テキサス州ウッドランズのクラブ・カールトンウッズ(パー72)が開幕して第1ラウンドが行われ、勝みなみが4バーディー、1ボギーの4アンダーで回り、首位と2打差の2位と好発進した。
畑岡奈紗、岩井明愛、古江彩佳が1アンダーで18位、山下美夢有、笹生優花がイーブンパーの31位、西郷真央は1オーバーの54位、稲見萌寧と西村優菜が2オーバーの68位、渋野日向子は4オーバーの101位と出遅れた。ローレン・コーグリン(米)が6アンダーで首位に立った。
勝みなみ「すごくいいゴルフができた。最初のティーショットからいい感じで振れていた」
2024年04月19日 09:53
◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第1戦 シェブロン選手権(18日開幕、米テキサス州カールトンウッズ・クラブ=6889ヤード、パー72)
古江彩佳(富士通)は3バーディー、2ボギーの1アンダー、71で18位で発進した。首位とは5打差。開始の10番で3メートル強を沈め、バーディー発進した。12番で2メートルのパーパットが外れボギーも、15番で1・5メートルのバーディー。後半はイーブンで71とまずまずの初日となった。
プレー後はWOWOWのインタビューに答え、「今日は落ち着いたゴルフができた。うまくショットがついたところで、バーディーが取れた。前半はバーディーチャンスが多かった」と振り返った。
グリーンも硬くなる状況に、クラブや風のジャッジに関しては「今日は間のクラブが多かったので、そこのジャッジが難しかった。後半あまりピタっと寄せられなかった。(風が)吹いたりやんだりしていたので、そこ(の判断)は難しかった」と話した。後半組でスタートする第2日へ「うまく集中しながらスコアを伸ばせたら」と見据えた。
今季はトップ10に4度入り、ツアーでポイントランク3位と好調。世界ランクでは畑岡奈紗(18位)に続く、日本勢2番手の22位で、パリ五輪出場圏内にいる。「今年の目標はまず五輪出場というのがある。それに向けてもすごく大事なメジャーの1つ」。こう意気込んでいた古江が上位を狙っていく。
2024年04月19日 09:00
ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。レベルアップを目指すゴルファーに新しい上達のヒントをもたらす!
今月は、ロブショットに関しての説明です。ロブショットはフェースを開いてロフトを増やし、高く上げて止まるショットだと認識している人が多いと思います。ところが調べてみると、そういう説明もあるが「フェースをインパクトとともに立てて、フェースの上部で包み込むように打ってフック回転をかける」という説明も多くある。というよりも、こういう打球を求めるのが、そもそもアプローチショットだというのです。 ロブショットは高く上げるだけが目的ではない これまでのインナーカウンターでは、左手ブロックによってヘッドを加速することを主眼にしていた。今回はこのブロックによる衝撃を主にフェースの起き上がりに使う。外側からボールを包み込むようにとらえながら、弾道から逆算したインパ クトでのフェースの状態をゴールとしてしっかり狙って打つことを心がけたい
高さのあるボールは、カットするようにリーディングエッジを差し込めば打てるのですが、ちょっと間違えればフェースがボールの下をくぐってしまう。フェースを起こしながらインパクトしてボールつかんですり抜けを防止するとともに、フック回転を与えることで距離感が出しやすい。落ちてからの転がりも計算しやすいということで、私が観たムービーでは石川遼プロも距離感がつかみやすいことから、アプローチでは8割はこの系統のボールを打っているそうです。
フェアウェイのようなボールが浮いているようないいライで打つのが前提ですが、打ち方としてはオープンスタンスにして、さらに フェースを開いて寝かし、時計の文字盤の1時から2時方向(かなり右斜め方向)にインサイド・アウトの軌道で払うように振り抜く。このとき右側から包み込むようにフェース(ロフト)を起こしながら打つことで、フェース上部が起き上がり、ボールをとらえてフック系の回転をかけるらしいのです。
しかし、これはボールがインパクトの際のフェース方向に飛び出すことを説き、インパクト前後でフェースがローテーションすることから距離をおいた本連載の考え方とは相容れないもののように思われました。 インナーカウンターをフェースローテーションに応用
ところが、考え方をちょっと変えてやるだけで、矛盾なく対応できることがわかりました。フェースローテーションをして打っているといっても、これまで説明してきたようにインパクトの際のフェースの方向にボールが打ち出されることは真理ですから、ローテーションの途中でなんとなく打っているのではなく、フェースの方向を事前に決めて、その状態を作って打っていることになります。つまり、インバースキネマティクスがここで適用できるのです。
これまで、インナーカウンターでは左手のブロックによる衝突の衝撃によってヘッドを一気に加速することを目的としてきましたが、今回は、イラストのようにブロックの反動とヘッドの慣性力を用いて、開いて寝かせていたクラブヘッドを一気に旋回させる一方、この旋回のいきついた先に出球方向を意識したフェースの状態をイメージし、そこをゴールとしてフェースローテーションを完了させます。こうすることで、飛球線方向よりも極端に右方向を向いたインサイド・アウトのスイングでフェースローテーションを行なっているにも関わらず、しっかり狙った方向へ打つことができることになります。これによって「フェースローテーション」をこれまで連載のなかで繰り返し説明してきた「インバースキネマティクス」「インナーカウンター」と矛盾なく共存させることができるのです。
実際に打ってみて早速「これはどこかで経験したことのあるものだ」と気づきました。なんとそれは、イラストのようなテニスでの逆クロス(コートの左サイドから相手の左サイドに斜めに打つショット)を打つと見せかけながら、コートの左サイドにストレートに決めるパッシングショット(パス)だったのです。パッシングショットのキーポイントは、インパクトでしっかりストレート方向を狙ったフェースが作れるかどうかなのですが、ロブショットもスイング方向とは全然違うところを狙って打っているという意味でセンス的に非常によく似ているのです。
テニス経験のある人であれば、そのあたりを意識するとすんなり理解できると思います。さらに、このフェースの回り込みによって生じるフック回転ですが、実際にやってみるとフェースがローテーションしてボールがフェース上を転がり上がって高いところでとらえられる感覚が、テニスの上方スライドによってトップスピンをかけているときと似た安定感があって、距離感がつかみやすいというのはとてもよくわかるような気がしました。
ただ、ロブといっても特段ボールの高さが出るわけではないので、これがロブショットだと断言はできませんが、落ちてから左にボールが転がっていくフック回転がかかっているので目的は達成していると思っています。
これまで説明してきた厚く拾いにいき、極力サイドスピンをかけないようなきれいなバックスピンをかけようとするアプローチと、あえてフック回転をかけてスピンで安定性とランさえもコントロールしようとするロブショット。どちらがいいということではなく、アプローチの引き出しを増やすという意味でマスターしておくことが、さまざまな状況に対応できる精神的な図太さを生むのだと思います。
いかがでしたか? ぜひサンドラー博士の解説を参考にしてみてください。
イラスト・文 = サンドラー博士
●ゴルフ好きの研究者 。ゴルフの専門家ではないが、ゴルフ理論は「教える側」という「外側からの視点で組み立てられているから難しい」ということに気づいてからは、「それをどう解決するか」の研究に没頭。出た答えを多くのアマチュアに伝えたく、毎月レポートする。