2022年09月25日 12:00
昨年は25年ぶりのリーグ優勝を成し遂げ、今年もソフトバンクとしびれる優勝争いを繰り広げているオリックス。原動力の一つが、次々と現れる若手の力だろう。その育成能力の高さには、今季限りでの現役引退を発表した能見篤史(43)が、驚きを口にしていた。プロ18年で現役生活に終止符を打つ決断をしたベテラン左腕。これまでさまざまな経験をしてきた能見にしても、育成能力の高さ、さらには中嶋聡監督(53)の起用法にすごみを感じていた。 「(若手は)育ってきていると思います。そこで僕が一番、(中嶋)監督が起用できるっていうのがすごくて。(自分は)18年やってきて、投手では勝ちパターンの投手がいたり、いろんな役割があると思うんですけど、(若手を)ドンとマウンドに上げられるっていうところはちょっと(すごい)。それでまたいい方向にいくのがすごくて…。(理由は)何だろうなと考えているんですけど」昨季であれば吉田凌や富山ら、今季なら本田や宇田川、阿部らが1軍の中継ぎ陣に大きな戦力として加わった。中嶋監督自身、勝ちパターンという形にはこだわり過ぎてはいない。その日の状態や連投などで柔軟に変更。さらに、若手投手に関しては救援失敗しても、「取り返そうという姿勢を見せてくれたら、こっちは我慢できる」とすぐに挽回するチャンスを与える。その環境作りが選手を奮い立たせ、勇気を与え、力に変わる。能見も「何より、チームの環境自体がそうさせていると思う。それはいろいろな方々、コーチの方々もそうですし、環境づくりをしているところがすごいなと思います」と分析した。「感じたのは、どちらかというと選手ファースト。選手の能力をどうやって伸ばして、というところを念頭に置いて。そこからのスタート。チーム編成としていろいろあると思いますけど、そのなかで選手がどう試合のなかで生かしていけるかとか、そういうところが第一に来てからの、ですね。監督、コーチと相談しながら。いいところをどんどん伸ばしていこうというのが一番だと思う」試合のなかで学び、時には失敗し、成長の糧とする。オリックスにはそのサイクルができている。(西垣戸理大)
2024年04月19日 11:36
トラウトはここまで5盗塁…2021年から2023年の合計に匹敵
■レイズ 2ー1 エンゼルス(日本時間19日・セントピーターズバーグ)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手は18日(日本時間19日)、敵地・レイズ戦に「2番・中堅」で出場。3打数無安打だったが、2つの盗塁を決めた。ここまで両リーグトップタイの8本塁打を放っているだけでなく、盗塁数も5をマーク。自身の過去3年の合計に並び「今季は足も魅せますね」「30盗塁50本塁打とか普通に行けそう」「トラウトは走れる」と期待が高まっている。
2打席凡退で迎えた6回先頭の第3打席で四球を選ぶと、4番サノの打席で二盗、三盗を決めた。その後、サノの右犠飛で生還。チームは敗れたが、一矢報いた。
トラウトは2年目の2012年に49盗塁で盗塁王に輝いている。そこから8年連続2桁盗塁を記録していたが、近年は怪我にも苦しんだ。2021年は2盗塁、2022年は1盗塁、2023年は2盗塁に終わっていた。
今季はブレーブスのマルセル・オズナ外野手と並んでリーグトップの8本塁打を放ち、OPSは1.019。三塁打も2本記録するなど、快速も復活している。大谷翔平投手という投打の柱がドジャースへ移籍し抜けた今、チームを引っ張る32歳に「トラウトの本来の姿がかえってきた」とコメントが寄せられていた。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 11:21
WBSCは18日、11月10日〜11月24日にかけて開催されるプレミア12の出場グループを発表した。
2019年の第2回大会の王者となった侍ジャパンは、オーストラリア、キューバ、ドミニカ共和国、韓国、チャイニーズ・タイペイと同組のB組。グループBは11月13日に開幕し、日本はバンテリンドームナゴヤでオーストラリアと対戦。台北ドーム、天母体育場でも試合が行われ、台北ドームと天母体育場では11月18日までの残り12試合が開催される。
総当たり戦の後、各グループ上位2組がスーパーラウンドに出場。東京ドームではスーパーラウンド(11月21日〜23日)が開催される。決勝戦と3位決定戦は24日に行われる。
グループA
・メキシコ(世界2位)
・アメリカ(世界3位)
・ベネズエラ(世界6位)
・オランダ(世界7位)
・パナマ(世界10位)
・プエルトリコ(世界12位)
グループB
・日本(世界1位)
・韓国(世界4位)
・チャイニーズ・タイペイ(世界5位)
・キューバ(世界8位)
・ドミニカ共和国(世界9位)
・オーストラリア(世界11位)
2024年04月19日 11:16
ブランドパートナーを務める三菱UFJ銀行公式YouTubeに登場
ドジャースの大谷翔平投手が、「ブランドパートナー」を務める三菱UFJ銀行公式YouTubeに登場した。MUFG代表執行役社長グループCEO亀澤宏規さんとクロストークを展開。自分の現在地について「6、7合目くらいですかね」と冷静に高みを見据えた。
亀澤社長から「私から見るとトップオブトップにいらっしゃる。どこまでを目指しているんだろう。山登りでいうと何合目くらいなのか」などと聞かれた大谷は、「うーん」としばし考えて、こう答えた。
「それでいうと、自分の山がどのくらい高いのかというのをまず予想でしか分からないので。まだてっぺんではないですね。もちろん年齢的にも今、全盛期に入ってきている段階だと思っているので、そういう意味では6、7(合目)くらいではないかなと思っていますし、あとは単純に高さ自体をもっともっと高くしたいということだと思うので、そのための可能性をもうちょっとどんどん高くしつつ、あとは登るスピードもここからどんどん加速していけたらなと思っています」
メジャーで2度の満票MVPに輝き、10年7億ドル(約1082億円)のメガ契約を結んでも、大谷が目指すのはもっともっと先にある。まずは今年掲げた「ワールドシリーズで勝つというのが一番の目標。ここまで追い求めてきて達成していない一番大きな目標」というゴールへ、走り続ける。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 11:04
巨人は19日、育成選手のエスタミー・ウレーニャ内野手と支配下選手契約を締結したと発表した。
2024年04月19日 10:09
岩手の花巻東から超名門校の米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎が18日、19歳の誕生日を迎えた。スタンフォード大野球部の公式インスタグラムは「お誕生日おめでとう」と日本語で祝福し、英語で「リンタロウ・ササキにとってザ・ファームでの最初の誕生日」と紹介した。
ザ・ファームとはもともと農場だった土地に創立されたスタンフォード大の愛称。フォロワーからも「お誕生日おめでとう御座います!」「ハッピーバースデー!」と祝福の声が寄せられた。
佐々木も自身のインスタグラムでストーリーズに引用投稿し「サンキュー」と祝福に感謝した。
2024年04月19日 10:03
ライブリーの口座開設を手伝い「彼ら無しでは生きていけない」
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの疑いで訴追された水原一平容疑者は、日本でも口座開設を手伝っていたと米スポーツ局「ESPN」が伝えている。元日本ハムのミッチ・ライブリー投手は「彼は僕にとって、日本での命綱だった」と振り返っている。
水原容疑者は大谷の通訳を務める前の2012年から日本ハムの助っ人の通訳を務め、ブランドン・レアード内野手や現レッドソックスのクリス・マーティン投手らを担当していた。同局によると、選手たちが日本に到着する前に、就労ビザの手配などもしたという。
それだけではなく、水原容疑者はライブリーを日本の銀行に連れていき、日本ハムからの給与が預金される口座開設を手伝ったことも。ライブリーも「通訳は、事実上自分の延長線上と呼べる存在。(通訳なしでは)意思疎通を図る手段がないし、事務手続きをする手段もない」と明かしていた。
水原容疑者は大谷の口座に勝手にアクセスし、違法ブックメーカーに送金したとされている。ライブリーは「彼ら無しでは生きていけないよ。球団に雇われている人ではなく、僕は彼らを友人としてみていたんだ」と今回の騒動には驚いている様子だった。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 10:00
○ 阪神 2× − 1 巨人 ●
<6回戦・甲子園>
18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人』で解説を務めた江本孟紀氏が、巨人・丸佳浩について言及した。
『5番・左翼』で先発出場した丸は0−0の2回一死走者なしの第1打席、阪神先発・西勇輝が投じた初球のカーブをレフト前に安打。1−0の7回一死走者なしの第3打席にセンター前に安打を放ち、2試合連続マルチ安打を達成した。1−1の10回無死走者なしの第4打席、左の島本浩也が3ボール2ストライクからの7球目のストレートをレフト前に放ち、猛打賞。打率も.304に上げた。
江本氏は10回の丸の安打に「タイミングがピッタリ。どのピッチャーにも左で打ちにくいはずなんですけど、うまいことシャープにね」と評価した。
さらに江本氏は「昨日(17日)から見ているといい時のバッティングに帰ってきてますよね。タイミングの取り方、後ろからぐっと下げて、グリップをヒッチして、このタイミングがピタッとあっていますよね」と解説し、「今年の出方がね。みんな必死でやるのは当たり前ですけど、丸はやっぱり必死ですよ」と話していた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月19日 10:00
広島の育成ドラフト2位・佐藤啓介内野手(22)=静岡大=のバットが止まらない。
2024年04月19日 09:32
マーティン「僕らはショックを受けている。人は変わるものだけど…」
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの疑いで訴追された水原一平容疑者に、元助っ人たちも驚きを隠せない。米スポーツ局「ESPN」では、日本ハムに2016年から2年間在籍したレッドソックスのクリス・マーティン投手が「動揺している」などと心境を明かしている。
来日1年目の2016年に52試合に登板。翌2017年も40登板して同年限りで退団した。水原容疑者とも多くの時間をともに過ごした右腕は「ニュースを賑わせているイッペイの顔を(テレビで)見た僕と妻は、お互いの顔を見たよ。僕らはショックを受けている。窃盗のことで僕は動揺している。間違いなく物事は変わったりするし、人も変わるものだけど、その部分(水原容疑者が大谷のお金を盗んだこと)について僕は理解できないんだ」と率直な思いを語った。
また2015年に在籍したミッチ・ライブリー投手も驚きを隠せなかったようだ。水原容疑者が問題を起こすような兆候が昔からあったのか聞かれると「『YES』か『NO』か、『たぶん』とも言えない。答えようとしたくもない。彼がギャンブルについて喋るのは一度も聞いたことがないのは、わかっているよ。それが何を意味するかはわからないけどね。だって依存てそういうものだろう? そのことを喋たりしないものだし、隠すだろう」と話した。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 09:25
ロッテ友杉が攻守で急成長…打率.314、UZRは「名手源田」超えの「2.5」
ロッテの2年目、友杉篤輝内野手が攻守でチームをけん引している。打っては打率.314をマークし、遊撃守備では堅実なグラブさばきで、ここまでの失策はゼロ。昨季までパ・リーグの同ポジションで6年続けてGG賞を受賞している“名手”を上回る数値をたたき出しており、今後のパフォーマンスに注目だ。
島根・立正大淞南高、天理大を経て2022年ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーの昨季は、64試合の出場で打率.254、9打点、9盗塁の成績を残した。今季は開幕から遊撃のレギュラーをつかみ、ここまで打率.314、3打点、1盗塁と好調を維持している。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」(遊撃手)は、「2.5」で両リーグ3位の数字だ(トップは巨人・門脇誠内野手の「3.1」、2位はソフトバンク・今宮健太内野手の「3.0」)。パ・リーグの遊撃部門で昨季まで6年連続でGG賞を受賞している西武・源田壮亮内野手の「0.7」を上回る健闘ぶりを見せている。
ロッテの遊撃手によるGG賞受賞は2010年の西岡剛氏までさかのぼる。攻守で急成長を遂げている23歳は、新たな名手になれるのか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
2024年04月19日 09:20
ロッテの澤田圭佑はシーズンが開幕してからナックルカーブ、縦に落ちるスライダーを新たに投げている。
まずはナックルカーブ。10日西武戦に1−0の6回から登板した澤田は、一死走者なしで外崎修汰の初球に投じた118キロのチェンジアップはいつもと軌道が違うように見えたが、念の為確認すると、「あれはチェンジアップで大丈夫です。アギラーにナックルカーブを投げました。めっちゃワンバウンドになったっす」と、1−0の6回二死走者なしでアギラーに1ボール2ストライクから投じた4球目、外角低めにナックルカーブを初めて投げた。
ナックルカーブを投げ始めたきっかけについて「監督に練習した方がいいと言ってくれたので、ナックルカーブを投げている人とかに色々聞いて、使ってみました」とのこと。
同日の西武戦でナックルカーブだけでなく、1−0の6回先頭の岸潤一郎に2ボール2ストライクから投じた7球目の外角低めにストライクゾーンからボールゾーンにボール球となったが縦のスライダーを投げた。筆者調べでは、13日の楽天戦、2−2の12回無死走者なしで浅村栄斗に1ボール1ストライクからボールとなった3球目、公式戦では2度縦スライダーを投げている。
「スライダーも監督が大きい方が空振りが取れるから、大きいスライダーとナックルカーブを投げていった方がいいとPayPayドームの時に言ってくれて、そこからスライダーも大きくしてナックルカーブも場面を見て使っている感じです」。
気になるのは、監督に練習した方がいいと言われて、そんなに簡単に投げられるものなのだろうかーー。
澤田は「イメージだけです」と一言。ブルペンで自分が思い描いた軌道でナックルカーブ、縦スライダーが投げられれば、試合で投げる。「サインもナックルカーブのサインがなかったので増やして、使うタイミングとかも相談してという感じです」。
ナックルカーブは右打者だけでなく、「右、左、両方使う感じっす」としながらも、「まだ全然完成していない」とさらに精度を上げていく。
澤田は昨年前田健太とトレバー・バウアーのYouTubeを見て独学で学びスプリットチェンジを投げ、今年に入ってからもチームメイトの西村天裕にスプリットの握りを教わりフォークを投げる。さらに石垣島春季キャンプ中には、「球種じゃないんですけど、高橋光成投手の練習動画で投球フォームを解説していて、それが使えそうな気がしています」と話し、キャンプ中に早速実践した。
とにかく澤田圭佑という投手は、チーム屈指の吸収力、探究心をもつ。ちなみに現在投げていないだけで、隠し持っている変化球があるか訊くと、「もうないっす」と返ってきた。澤田の投球映像を見ていると、常に新たな発見があり、今日はどんな球を投げるのかワクワクする。今後、ナックルカーブ、縦スライダーがどのように進化していくのか、またシーズン中に動画やチームメイトとの会話の中で新たな球種を投げるのかなど注目どころが満載だ。常に新しい自分を求めて進化する背番号66の投球から今後も目が離せない。
取材・文=岩下雄太
2024年04月19日 09:00
○ 阪神 2× − 1 巨人 ●
<6回戦・甲子園>
18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人』で解説を務めた江本孟紀氏が、2回に適時打を放った巨人・小林誠司について言及した。
2024年04月19日 08:37
延長10回に佐藤輝が右前へサヨナラ打を放ち3連勝、勝率5割に
■阪神 2ー1 巨人(18日・甲子園)
阪神は18日に行われた巨人戦(甲子園)に延長10回、2-1でサヨナラ勝ちし3連勝を飾った。10安打を放った打線に岡田彰布監督も「まぁ、今日でちょっと吹っ切れたかもわからない」と安堵の声。チームは10戦連続2得点以下と歴史的な得点力不足だが、勝率5割、リーグ3位の位置につけている。
相手先発・菅野の前にゼロ行進が続くもワンチャンスをものにした。1点を追う8回に代打・前川の左前打から1死一、二塁の好機を作ると、森下が左前適時打を放ち同点に追いつく。その後、両チーム無得点に終わり試合は延長戦に突入。延長10回無死満塁から佐藤輝がプロ初のサヨナラタイムリーを放ち劇的な勝利を手にした。
10試合連続2得点以下は1959、2012年以来、3度目となる球団ワースト記録。4番の大山は開幕からここまで72打席ノーアーチと打率.159の大不振で、佐藤輝も打率.194。この試合前まで3番・森下も打率.193と“1割トリオ”が中軸に並ぶにも関わらず、僅差の勝負をものにしている。
12球団ワーストのチーム打率.202の数字だけをみれば、勝率5割なのが不思議なぐらい。それでも、森下はリーグ2位の11打点を記録し、チーム本塁打10本は12球団トップ。この日、第1打席から3打席連続三振と苦しんだ佐藤輝が、勝負所で1本を出したように、昨年には及ばないものの“しぶとさ”を見せているのは事実だ。
もちろん、互角の戦いを演じられるのは先発、中継ぎと強力な投手陣あってのこと。今後、上位浮上を目指していくには中軸の奮起は必要不可欠になってくる。お立ち台に上がった佐藤輝も「野手陣がなかなか打てていないので、これからもっと打てるように頑張る」と、それは自覚している。
本拠地で巨人相手に2勝1分と勝ち越し、3戦目で2桁安打をマークしたチームに岡田監督も「いや、こんなんで喜んでたらあかん。まあうれしいねぇ。やっとというか」と、苦笑いを浮かべながらも「大体今年のチームというか、大体分かってきた」と、少しずつ手応えを感じている様子だ。
19日からは開幕から好調を維持する首位・中日との3連戦。ゲーム差は「2.5」。打線が援護し、昨年までの“定位置”に戻りたいところだ。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
2024年04月19日 08:11
2014年には61試合登板、2年間在籍したマイケル・クロッタ
ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者は、銀行詐欺などの疑いで訴追された。米スポーツ局「ESPN」は、日本ハム時代に水原容疑者にサポートを受けていた助っ人選手が感謝していることを伝えた。
2014年から2年間在籍したマイケル・クロッタ投手は「僕はイッペイなしでは完全に途方に暮れていただろうね。野球に限らず、日常生活においてもね」と話す。球場では同僚や監督、コーチらとの全ての会話において通訳を頼り、スカウティングレポートの分析やストレッチドリルなどをするにしても、通訳を介して行っていたとしている。
来日1年目は札幌市内で単身生活を送り、2年目のキャンプ後に第2子を妊娠中だった妻と息子が来日。「ミズハラは彼らが成田空港での飛行機の乗り換えに苦労するかもしれないと心配しており、彼らと会って旅行の最終日程に同行するため、札幌から東京に飛ぶという措置を取った」という。
クロッタは「僕はそのことを全く予想していなかったよ。仕事の一部というわけではなかったけど、そう言う人なんだ」と気遣いに感謝の思いを述べた。
また家族が札幌市円山動物園に行くため、水原容疑者がチケットや交通手段の手配をし、幼稚園を探すための手助けや、息子が体調を崩した際には病院へ電話して予約を取り、医師の説明を理解するために病院に同行したこともあったことを明かしている。
「人口の98%と意思の疎通が取れない状況にいると自覚するまで、当然のことだと思っていることがたくさんある。彼の存在なしでは、経験できなかったことがたくさんあった。僕が思いのままにこの文化を経験できるように、彼は間違いなく尽力してくれた」。2014年は61試合登板とフル回転した右腕だが、異国の地で生活するにあたって水原容疑者の献身が手助けしていた。(Full-Count編集部)
2024年04月19日 08:10
「おしえて! イチロー先生! リターンズ」に登場
イチロー氏(マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)が、SMBC日興証券株式会社のYouTubeチャンネルの企画「おしえて! イチロー先生! リターンズ」に登場。「もっと早く知りたかったお金の知識は?」との質問に回答した。
「細かい知識はいらないんだけど、甘い話……」と、子どもたちを諭すように言葉を紡いだ。「そんなものは存在しないと。楽して実は取れないと、それだけ教えてほしかったね。もうそれだけでいい」と振り返った。
成功した人の話か、失敗した人の話か、どちらが大事かと問われると「断然失敗した人の話ですよ」とキッパリ。「成功した人の話なんか面白くないですよ」「失敗も成功もいろいろ経験しているほうが、きっとすっと入ってくる。説得力もあると思う。失敗した人の話は必ず答えがありますからね」と話した。(Full-Count編集部)