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2022年12月04日 21:21
新日本プロレス4日山口大会「スーパージュニアタッグリーグ」公式戦で、エース・オースティン(25)、クリス・ベイ組がKUSHIDA(39)、ケビン・ナイト(25)組を下して6勝目をあげた。 ナイトの驚異的な跳躍力に手を焼いたオースティン組だったが、KUSHIDAをエプロンでのサッカーボールキックで排除して敵チームを分断する。場外のオースティンにプランチャを繰り出したナイトをベイが捕獲すると、場外へ向けたカッターをさく裂させた。 2人はナイトをリングに戻して合体の1,2,sweet(合体式カッター)を発射。最後はオースティンのTHE FOLD(前転式ネックブリーカードロップ)で3カウントを奪った。 この日は他の1敗勢が揃って敗れたため、唯一の6勝目をあげた2人は単独首位に再浮上した。オースティンは「正直、1敗したことが俺たちにとってはよかったのかもしれないと思うんだ。自信は時として手を抜く原因になってしまうからな。あの敗戦のおかげで、手加減をしている場合じゃないと気付くことができた」とキッパリ。ベイも「これは遊びじゃないと気付けた。これは本気の戦いだ。俺たちは優勝を手にするためにここに来た。手ぶらで帰るために家族を国に置いてきたわけじゃないんだ」とリーグ戦制覇への強い思いをのぞかせた。 これでSJTLは公式戦7試合を消化した。あと2試合を残してオースティン組が1敗で単独首位。IWGPジュニアタッグ王者のTJP&フランシスコ・アキラ、YOH&リオ・ラッシュ、アレックス・ゼイン&エル・リンダマン、BUSHI&ティタン組の4チームが2敗で追走している。優勝決定戦(14日、仙台)に進出する上位2チームは果たして――。
2024年03月29日 18:10
女子プロレス「スターダム」の中野たむ率いる「コズミック・エンジェルズ(CA)」に属する水森由菜(34)が、新人指導に燃えている。
新人のさくらあや(27)、玖麗さやか(23)からCA入りを志願された水森は「CAはそんな簡単に入れるユニットじゃないです」と厳しく突き放し、まずは見習いに任命。それぞれとシングルマッチで激突し正規メンバー昇格の審査をするも、双方に不合格を言い渡した。
その後、最終審査として新人2人 vs 水森のハンディキャップマッチを提案したが、玖麗から「さくらと一騎打ちで戦いたい」という申し出をされ受諾。30日の仙台大会では最終試験として、さくらと玖麗がシングルマッチで激突する。
これまで審査委員長として2人を見守ってきた水森は「玖麗には勢いのあるスピアー、さくらには鋭い蹴り。2人ともいいものを持っているけど、本当に勝ちたいっていう思いがまだ足りない」と厳しい評価を口にしつつ「でも、少しずつ2人の間にライバル心が芽生え始めていることがうれしい。それが強くなる近道だと思うんです」と後輩の成長に目を細めた。
自身もCA加入時に15キロの減量を中野から命じられ、必死に乗り越えた。だからこそ、あえて新人には厳しく接しているという。「15キロの減量で今までの人生が変わったし、その過程でたむさん、なつぽいさんの温かさを知ってプロレスラーとしても人間としても強くなれた。だから、新人の2人にもこの試練にも打ち勝って成長してほしい」と訴える。
「仙台大会では2人が持っているもの全部を出し切って、お客さんの心を打つ試合を見せてほしい。その姿が見えたら、心の底から『合格』って言いたいです」
今回の新人指導を経て、自身にも新たな覚悟が芽生えた。「自分により厳しくなって、ランニングやトレーニングを増やしてます。それに今回、ファンの方から『タイトルも取ったことがないのに、偉そうに先輩面してんじゃねえよ』とかいろいろ批判の声も多く届いて悔しくて。でも、その言葉を全部見返してやるっていう覚悟もできました。今年はベルトにも積極的に挑戦していきたいです!」と力強く宣言。CAに正式メンバーが加わるのか注目だ。
2024年03月29日 09:01
プロレスリング・ノアの拳王が29日までにスポーツ報知の取材に応じ、タッグを組む“箱船の新星”大和田侑の「大化け計画」を披露した。
拳王は31日の後楽園ホール大会で大和田と組んで清宮海斗、大岩陵平と対戦する。清宮、大岩組とは2月から3月にかけて開催された新タッグリーグ戦「Victory Challenge Tag League」(VCタッグ)の2・28新宿FACE大会で20分時間切れ引き分け。敵チームは、「VCタッグ」を優勝しジャック・モリス、アンソニー・グリーンが持つGHCタッグ挑戦が決まっていたが清宮が練習中の負傷による「脊髄震盪」で3・17横浜武道館大会を欠場した。
拳王、大和田にとって後楽園は決着戦と同時に勝てば一気にGHCタッグ挑戦が浮上する重要な戦いになる。拳王は28日に都内で行われた直前会見で清宮と激しい舌戦を展開したが、清宮が欠場した横浜武道館でABEMA生中継のゲスト解説を務めたことに「欠場した割にしょうもない解説したのが腹が立ってしょうがねぇ。欠場だったら出てくんな!」と切り捨てた。
一方で「VCタッグ」で自ら拳王のパートナーを志願。リーグ戦で飛躍的な成長を遂げた大和田に「清宮と違って大和田ぐらいの素質だったら、自分でチャンスをつかまないと、巡ってこないような選手だと思う。清宮なんてスター街道行っているんでいつでもチャンスが回ってくるんだけどよくこのチャンスをつかみ取った」と評価した。
昨年7月のデビューからわずか7か月での成長に「今までチャンスが回ってくる若手が少なかった。チャンスを与えればつかみ取れることがわからせることができて良かった」とノア全体への刺激を与えた手応えも明かした。
さらに現在の大和田を「育てている状況」と明かした上で「ここで色をつけようとも思ってない。こんなところで色付けたら、大化けはしない。小化けしかしない。大化けするような選手になってもらいたい」と見据え「自らの道を進むべき。俺が求めているのは、トップ選手じゃなくて会社を引っ張る選手になってもらわないと困る。こんなところで小化けはさせない。そのぐらいの気持ちになれということを今は分からせてあげている段階。こんなところでとどまっていたらダメだ。反骨心を持ってほしい」と「大化け」させる計画を打ち明けた。そのためにも後楽園で清宮&大岩を破りGHCタッグ挑戦は不可欠で「デビュー1年目でGHCに挑戦した選手はいない。そういう景色を見ることが未来につながる第一歩」と掲げた。
一方で拳王自身は昨年6月の反体制ユニット「金剛」解散からまもなく10か月となるが、新ユニット結成の動きはまったくなかった。この理由を「「今のノアの状況を見ることが一番だった」とし、状況とは「(昨年2月に引退した)武藤敬司がいなくなった後、どういうふうに活路を見いだすかを見極めていた」と明かした。活路とは「若手が成長していかないところだ。そこが改善できれば次に進みたい感覚がある」と次へのステップをほのめかした。
ノアは5月4日に両国国技館、6月16日に横浜BUNTAI、7月13日に日本武道館とビッグマッチが待つ。団体の命運をかけた決戦に「自分がやらないと盛り上がりもなくなる。いろんな仕掛けをしていく」と不敵に予告していた。
(福留 崇広)
◆3・31後楽園全対戦カード
▼GHCヘビー級選手権
王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. vs 挑戦者ジェイク・リー
▼6人タッグマッチ
ジャック・モリス、YO―HEY、タダスケ vs HAYATA、ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼シングルマッチ
丸藤正道 vs 佐々木憂流迦
▼タッグマッチ
清宮海斗、大岩陵平 vs 拳王、大和田侑
▼6人タッグマッチ
ダガ、小川良成、スペル・クレイジー vs ニンジャ・マック、アレハンドロ、宮脇純太
▼シングルマッチ
アンソニー・グリーン vs 稲葉大樹
▼タッグマッチ
杉浦貴、大原はじめ vs 潮崎豪、小峠篤司
▼シングルマッチ
マサ北宮 vs 谷口周平
2024年03月29日 06:51
プロレスリング・ノアは28日、都内で31日の後楽園ホール大会でタッグマッチで対戦する清宮海斗、大岩陵平と拳王、大和田侑が会見を行った。
清宮、大岩は、2月から3月にかけて開催された新タッグリーグ戦「Victory Challenge Tag League」(VCタッグ)で優勝。3・17横浜武道館でGHCタッグ王者のジャック・モリス、アンソニー・グリーンへ挑戦する予定だった。
しかし、試合前日の16日に清宮が練習中の負傷による「脊髄震盪」のため同大会の欠場が発表。昨年夏のタッグ結成から半年でベルト奪取のチャンスをリングに上がることなく逃してしまった。
清宮にとって復帰戦となる後楽園は、VCタッグの2・28新宿FACE大会で20分時間切れ引き分けとなった拳王、デビュー8か月の大和田を迎え撃つ。両軍にとって決着戦となる後楽園。黒のスーツに身を包み、デビュー後、初めて会見に出席した大和田は「僕は清宮さんより拳王さんが好きです」と告白した。
続けて「なぜなら、デビュー祝いにこのオーダースーツをプレゼントしていただいたからです。清宮さんから何もありませんでした」と暴露し「感謝の気持ちを込めてVCタッグリーグ、前回、勝てなかったですが負けなかった。だから次、後楽園でしっかり清宮さんから勝ちたいと思います」と清宮から完全勝利を奪うことを掲げた。
この発言に拳王は「なかなか面白いことを言うようになったね」と評価。大和田が暴露したデビュー祝いに清宮から何もなかった事実に壇上で隣に座った清宮へ「お前は自分のことしか考えてねぇのか!思いやりがねぇんだよ!お前はノアのことを考えてやってるのか!ノアより自分のことしか考えないんだ」と罵倒し続けた。
この挑発に清宮は「ただ、俺たちが勝ったらもう俺に関わるな」と絶縁を宣言。これに拳王は「何言ってるんだよ、お前。俺がてめぇに関わらなかったらまったく光らないだろ」とド正論で投げ返したが清宮は「拳王に一切、関わりたくないんで俺たちが勝ってベルトに挑戦します」と無視し勝利宣言を敢行した。
続けて大岩は、大和田へ「お前好き嫌いでプロレスしてるのか?なめてんのかプロレスを」と一刀両断。大和田の拳王への「愛の告白」が実るのか。それとも清宮が破談に持ち込むのか。譲れない決着戦となった。
◆3・31後楽園全対戦カード
▼GHCヘビー級選手権
王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. vs 挑戦者ジェイク・リー
▼6人タッグマッチ
ジャック・モリス、YO―HEY、タダスケ vs HAYATA、ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼シングルマッチ
丸藤正道 vs 佐々木憂流迦
▼タッグマッチ
清宮海斗、大岩陵平 vs 拳王、大和田侑
▼6人タッグマッチ
ダガ、小川良成、スペル・クレイジー vs ニンジャ・マック、アレハンドロ、宮脇純太
▼シングルマッチ
アンソニー・グリーン vs 稲葉大樹
▼タッグマッチ
杉浦貴、大原はじめ vs 潮崎豪、小峠篤司
▼シングルマッチ
マサ北宮 vs 谷口周平
2024年03月29日 06:09
プロレスリング・ノアは28日、都内で31日の後楽園ホール大会で初めて一騎打ちで激突する丸藤正道と佐々木憂流迦が会見を行った。
2024年03月29日 06:00
女子プロレス「スターダム」に参戦する狂乱娘鈴季すず(21)が、退団者へ惜別のメッセージを送った。
ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井まい、弓月が契約満了となる3月31日をもって退団することが決定。ジュリアと詩美は4月12日の後楽園ホール大会でスターダムラストマッチを迎える。鈴季は30日の仙台PIT大会で星来芽依とのコンビでゴッデス王者の詩美&上谷沙弥に挑戦。翌日の山形ビッグウイング大会では姉貴分・ジュリアとシングルで激突する。
退団する2人と対戦する鈴季は「勝ち逃げだけは絶対に許さない!」と怒りをにじませた。特にジュリアの退団には複雑な心境だ。アイスリボン時代に同じ寮で生活。ジュリアの退団でたもとを分かったが、昨年4月に後を追うようにスターダムに参戦した。その後、1月にジュリアが「ドンナ・デル・モンド」を解散すると2人はタッグを組むようになった。「またいなくなるのかよとは思った。やっといろんないざこざを乗り越えて『このままこの時間が長く続けばいいな』って思ってたのにな…」と肩を落とす。それでも姉貴分の選択を尊重したいと語る鈴季は「ジュリアらしいよ。またいつかお前の前に立ってぶっ飛ばしてやるから。『それまで頑張ってけよ。姉ちゃん!』って感じ。(山形大会は)真正面からあたしなりのエールを叩き込むよ!」と意気込んだ。
その前にやるべきことがある。仙台大会でのゴッデス王座取りだ。退団する詩美に花を添えるつもりは毛頭なく「防衛して返上なんてさせてたまるか! 今、おセンチメンタルになってる詩美をぶっ飛ばして悔しい思いさせてやる」と宣戦布告。「絶好調で脂ぷりぷり(若々しい)のうちらがベルトを取ってスターダムをぐちゃぐちゃにかき乱してやるから覚悟しろよ」と目をぎらつかせている。
2024年03月29日 06:00
参院議員としての永田町での6年間で大いなる挫折を味わった大仁田厚。「一兵卒じゃ何も変えられない」と思い知らされた末に狙いを定めたのが、自治体のトップとしての地方改革だった。
「地方自治をやってみたかった。県知事や市長になって自分の能力で改革してみたいって。地方って、ドロドロしているじゃないですか? 例えば新幹線の乗り入れにしろ、どうしても一部の人間が利権をむさぼる構図がある。地域に住む人のためというよりも個人や特定の企業に流れるように税金を使うような利権構造は間違っている。そこを変えたかった」―。
現職議員だった2005年12月には生まれ故郷・長崎県で長期政権を築いていた金子原二郎知事(当時)の舵取りに疑問を感じ、知事選立候補を検討した。
「金子さんに会って『もっと長崎を改革してもらいたい』と提言した。いつまで経っても県民所得が良くなっていなかったし、長崎はもっと文化を発信できる県だと思ったから」―。
その際は金子氏が自身の政策取り入れを表明したため矛を収めたが、参院議員辞職後の09年、満を持して翌年2月の知事選への無所属での出馬を決めた。
「地元選出の自民党の有力議員が『推薦をくれる』って言ったけど、俺は『1人で戦ってきます』って答えた。自民から出るイコール選挙資金も自民から、つまり当選後も縛られるってことでしょ。それは嫌だったし、(宮崎県知事選で当選した)東国原(英夫)さんみたいに1人でやってみようと思った。新日本プロレスに乗り込んでの大仁田劇場だって、ずっと、俺は1人で戦ってきた。1人で戦うと、しがらみも無いし、忖度(そんたく)しなくていいから、自分が正しいと思ったことが実現できるしね」―。
そう振り返った大仁田はまさに徒手空拳。歌手・松山千春らの応援も得て、たった1人で県内の離島まで回りに回った。
「当時、民主党政権だったけど、民主は県知事を獲ろうと、小沢一郎さんが乗り込んできたり、8億円バラまいたって言われた。俺は必死で離島まで回った。漁師さんに船に乗せてもらって、船の上から演説したり面白かったよ」―。
結果は9万8200票を獲得も6人中3位で落選。
「結局、利権とかの構図に勝てなかった。組織というのは強いなと思った。魔物みたいなものは確かにいる。あそこで自民の推薦をもらっていたら結果は違ったかもと、たまに思い返すけど、結局、県知事選はいろいろな利権が絡んでいたから。自分が間違っていると思っても、利権の一端を担わざるを得なくなっていただろう。それじゃあ、自分の意思通りに県政は変えられない。でも、俺はなんの組織もなくて、10万票近く獲ったんですよ。負けはしたけれど、俺の熱意をこんなに多くの人が感じて、期待してくれたんだって。嬉しかったですよ」と15年を経た今、振り返った大仁田。
そして記憶に新しい18年4月には母・巾江(きぬえ)さんの故郷・佐賀県神埼市長選に無所属で出馬した。
「おふくろの故郷ということもあって佐賀県にはもともと思い入れがあった。神埼って、ふるさと納税もほとんどやっていないくらい遅れていた。有名なイチゴとか農業でブランドにできるものも多かったし。だけど、不要だと思われる、いわゆる『箱モノ』を建てたり。市民のためにお金が使われていないように感じたし、税収を上げる改善もされていなかった。近隣に比べて、人口も減少傾向だったしね。改革しないとダメだと思った」―。
挑む相手は現職市長だった。
選挙活動初日には、なぜか選挙カーがパンクしていた。「市を食い物にする大仁田のような人間を市長にしていいのか?」と大書された怪文書もまかれたが、レスラーとして、ずっと1人で戦ってきた「邪道」は、まったく臆することなく戦った。
公開討論会では、まさに建設会社を中心とした利権の構図に切り込み、得意分野である教育改革も提言。自身では「100対0くらいで勝ったと思った」という手応えをつかんだ。
出口調査でも「大仁田優勢」との予想が出たため、開票当日にはテレビカメラ9台、東京からも含め全13社のマスコミが集まり、当選の瞬間を待ち構えた。
だが、結果は9002票対8025票という僅差での落選だった。
「一夜にしてひっくり返されるという怖さを味わった。地方にはドロドロした魔物がいるって、もう1回、思い知らされた」―。
落選後も次の選挙を見据えて神埼に住み続けた大仁田だったが、「選挙から2年後、俺が(選挙戦で)争点にした新庁舎ができた時、むなしさが頂点に達した。あと、選挙は終わったのに嫌がらせの手紙が届いたりして、徐々に改革への思いがしぼんでいった」と正直に話した。
「落ちた時は奈落の底に落ちた気分で、へこみまくっていた。でも、勝たなきゃ何もできないなって…。もっと、もっと勉強しなきゃいけないなって気づいた。国会議員から地方選挙に出たことで、地方についてじっくり考えるきっかけになったし、得たものは大きかった」―。
「人生って、転んだ時に地面にはいつくばって、悔しくて握りしめた拳(こぶし)に土でもなんでもいい、何かをつかむんだよ。そのつかんだ物が次につながる何かになるんだよ。転んでもただでは起きないって、そういうことだと思うんだ」―。
左ひざ粉砕骨折での一度目の引退、突然のクーデター劇でのFMW追放―。
一旦、とことんまで落ち込んだところからの復活劇こそが「邪道」の真骨頂。そんな異常なまでの生命力の強さを持つ男が「プロとしてすごいと思う」と敬意を持ち続ける1人の「ザ・レスラー」が今、まさに自身が身を置く“逆境”の中から口を開く。(取材・構成 中村 健吾)
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「スポーツ報知」では、今年4月にデビュー50周年を迎える「邪道」大仁田厚のこれまでのプロレスラー人生を追いかけていきます。66歳となった今も「涙のカリスマ」として熱狂的な支持を集める一方、7度の引退、復帰を繰り返し、時には「ウソつき」とも呼ばれる男の真実はどこにあるのか。今、本人の証言とともに「大仁田厚」というパンドラの箱を開けていきます。
※「シン・大仁田厚」連載は毎週金、土、日曜午前6時配信です。
2024年03月29日 05:33
プロレスリング・ノアは28日、都内で31日に後楽園ホールで行うGHCヘビー級選手権の調印式を開催した。
2・4仙台で拳王を破りメキシカンとして史上初めてGHCヘビーを奪取した王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.が元王者のジェイク・リーと初防衛戦。ジェイクは3・17横浜武道館で行われたのタッグマッチでの前哨戦で試合後に違法の右ハイキックを放ち王者をKOした。ワグナーJr.にバックステージでコメントを出せないほどのダメージを負わせたが会見で挑戦者は、この行為を「なぜだと思う?」と問い掛け「王者であるうちは常に試合を戦いを控えている。それは常に念頭に置くべきだ。これは戦いだ。遊びでもおちゃらけでもない。戦いなんだ」と強調した。
迎え撃つワグナーJr.は、挑戦者が放った試合後の違法キックに「その行為は本当に汚いと思います。でも、自分はこの試合でもプロらしく、彼はプロらしからぬ行為だった思うが、正々堂々ときれいな、クリーンな戦いをしたいと思う」と呼びかけ「必ず防衛したい」と必勝を誓った。
◆3・31後楽園全対戦カード
▼GHCヘビー級選手権
王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. vs 挑戦者ジェイク・リー
▼6人タッグマッチ
ジャック・モリス、YO―HEY、タダスケ vs HAYATA、ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼シングルマッチ
丸藤正道 vs 佐々木憂流迦
▼タッグマッチ
清宮海斗、大岩陵平 vs 拳王、大和田侑
▼6人タッグマッチ
ダガ、小川良成、スペル・クレイジー vs ニンジャ・マック、アレハンドロ、宮脇純太
▼シングルマッチ
アンソニー・グリーン vs 稲葉大樹
▼タッグマッチ
杉浦貴、大原はじめ vs 潮崎豪、小峠篤司
▼シングルマッチ
マサ北宮 vs 谷口周平
2024年03月29日 05:00
日本相撲協会は28日、都内で定例理事会を開き、元幕内北青鵬の暴行問題のあった宮城野部屋を4月から事実上の一時閉鎖となる一門預かりとし、宮城野親方(元横綱白鵬)や十両伯桜鵬ら力士、行司ら所属する全員を同じ伊勢ケ浜一門の伊勢ケ浜部屋に移籍させることを発表した。
2024年03月29日 05:00
ノアの元GHCヘビー級王者ジェイク・リー(35)が、31日の東京・後楽園ホール大会での現王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)挑戦を前にまさかの告白だ。
28日、ジェイクはワグナーと並び調印式に臨んだ。「これは戦いだ。プライドを取り戻し、再びかじを取るために挑戦する」と緊張感を漂わせながら語った。
その後の取材で、野獣藤田和之との一戦で重大な気づきを得たと語り始めた。「実は藤田と戦って改めてプロレスの根源っていうのかな…。そういうものにハッとさせられたんだよ」。藤田とは2日の名古屋大会で一騎打ちし、30分時間切れ引き分け。猪木イズム最後の継承者との熱戦を経て「私だって、有頂天になってたわけじゃない。だけど『目をそらすな。戦え』とか、そういう戦いの根源の部分で最近の私は緩みすぎていたことに気づかされたんだ」と目が覚めたという。
ジェイクは17日に行われた前哨戦後、ベルトを掲げる王者に一礼してから強烈なハイキックで側頭部を打ち抜いて失神させた。これも「その気づきがあったからこそだよ。王者である以上、一瞬も気を抜いてはいけないんだ。逆に(挑戦者の)オレはいつでもやりに行く。常在戦場? そういうことだよ」とうなずく。さらに王者の父であるドクトル・ワグナーJr.が、野獣も暴れた1990年代後半の新日本マットで活躍。ケンドー・カシンとのタッグでIWGPジュニアタッグ王座も獲得しているだけに「そういう戦いは、彼のDNAにも刻まれていると思う。だから今回で彼のその部分を引き出してあげようと思う」と不敵に話した。
野獣の刺激で戦いを思い出したジェイクが、再びノアの中心に立とうとしている。
2024年03月28日 23:15
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)11・5」(30日)に出場予定だった“問題児グラドル”こと花咲れあが28日、自身のXを投稿。セレブ実業家、浦西ひかるとの対戦を辞退したことを正式に報告し、「大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
浦西とのブレイキングダウンガール同士の対決がネット上でも話題となっていたが、動画で花咲は「結論から話すと、私は最初から試合に出ることを望んでいませんでした」などと語り、運営側とのやり取りも説明。「本当は試合をしたくなかったけど、1年間ラウンドガールでお世話になっていたこともあり結果的に受けてしまいました。大前提として断れなかったことも深く反省しています」などと胸中を明かした。
2024年03月28日 21:55
新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)が28日、鉄の爪フォン・エリック家を題材にした映画「アイアンクロー」(4月5日公開)の先行上映イベントに登場した。
本作は1980年代に米国で人気を博したが、度重なる不幸により呪われた一家と呼ばれたフォン・エリック一族が題材となっている。大のプロレスファンであるくりぃむしちゅーの有田哲平と共に出席した棚橋は「(主演でケビン・フォン・エリック役の)ザック・エフロンがひたすらかっこいいです。プロレスラー役の俳優さんには細マッチョなイメージがあったんですけど、この映画に出ている俳優さんはみんな良い筋肉量です」と大絶賛。さらに元WWEのチャボ・ゲレロ・ジュニアが監修した試合シーンについて「受け身もしっかりしていて全く不自然な動きがなかった。チャボはやりますね。そしてザック・エフロンは新日本プロレスで引き抜きたいと思いましたね」と社長の一面をのぞかせた。
題名にもなった一族の代名詞となる技「アイアンクロー」を2020年2月に引退した中西学にかけられたことがあるという棚橋は「中西さんは顔面が隠れてしまうほど大きな手だったのですごく技が似合っていた。それにアイアンクローしながら大外刈りをするアレンジを加えたりして使ってましたね」と振り返りつつ「でも中西さんは技を長く使い続けないっていう悪い癖があったので、飽きちゃって使い続けてはいなかったですけど」と笑いを誘った。
最後に有田から団体の今後の展望を問われると「プロレスを楽しんでもらえる状況でコロナがはやったので。もう一度皆さんにプロレスを楽しんでもらえる場を提供したい。なのでプロモーションにも力を入れて、日本一動く社長になろうと思ってます」と拳を握った。
2024年03月28日 20:33
「プロレス・ブラッドスポーツ」(6月22日、両国国技館)
史上最年少のUFC世界ヘビー級王者で、新日本プロレスやPRIDEでも活躍したジョシュ・バーネットが主宰する米プロレス団体「Bloodsports」の日本初興行「ブラッドスポーツ 武士道」の第2弾出場者が28日、発表された。
2024年03月28日 20:07
「プロレス・ノア」(31日、後楽園ホール)
GHCヘビー級選手権で対戦する第44代王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)と、元王者で挑戦者のジェイク・リー(35)が28日、東京・渋谷で行われた調印式と記者会見に出席した。
3・17横浜武道館大会の試合後、ワグナーをハイキックでKOしたジェイクは「王者である以上、常に戦いを控えていることを念頭に置くべきだ。これは遊びでもおちゃらけでもない、戦いなんだ」とワグナーの王者としての意識を批判。「私には自信もあるし、このベルトを巻いたプライドもある。そのプライドを取り戻し、カジを取り直すためにワグナーに挑戦を表明した。自信?なければ戦うことはまずないでしょう」と王座奪還を宣言した。
初防衛戦となるワグナーは、横浜でのジェイクを「汚い行為だ。プロらしくない」と非難し、「正々堂々、クリーンな戦いをしたい」と希望。「(自分が保持していた)GHCナショナル王座の防衛記録(最多タイの6度)を破るくらい防衛を重ねて、世界にこのベルトを持っていきたい」と、長期政権を視野に入れていた。
米UFC、RIZINという総合格闘技のメジャーリーグで約10年にわたって活躍し、1月2日のプロレスデビューから3カ月弱でノアの象徴・丸藤正道(44)とシングルマッチを行う佐々木憂流迦(34)は「楽しみを抑えきれないほどワクワクしています。僕の心躍る全てをぶつけて、一つ一つをかみしめて堪能したい。プロレスに来てから吸収した全てを駆使して戦おうと思っています」と述べた。
ノアを運営するサイバーファイトの副社長でもある丸藤も「天性のものを持っていながらも、日々プロレスに対する愛情を持ってしっかり努力している部分を見させてもらっている」と評価し、「毎日の練習でどんどんプロレスラーとしてのピースをはめていると思う。もっともっとプロレスの世界に引きずり込みたい。それがノアにとってもプラスになると思う」と意気込んだ。
紳士的だった2試合の記者会見に比べて、タッグマッチで対戦する清宮海斗(27)、大岩陵平(25)組と拳王(39)、大和田侑(23)組のそれは不穏な空気に包まれた。2組はVCタッグリーグの2・28新宿FACE大会で時間切れ引き分け。リーグ戦は清宮組が優勝している。
最年少の大和田が「清宮さんより拳王さんのほうが好き。デビュー前に拳王さんはオーダーメードのスーツを贈ってくれたが、清宮さんは何もくれなかった」と口火を切れば、拳王は「清宮、おまえはノアより自分のことしか考えていない。思いやりがない。3・31後楽園ホールでは俺が…いや、大和田がテメエを倒してやる」と続いた。
罵倒された清宮だが「俺たちが勝ったらもう俺に関わるな。めんどくせえんだよ」と一蹴。大岩も同世代の大和田を「おまえ、好き嫌いでプロレスしてんのか?ナメてんのか?プロレスをナメんな!」と一喝していた。
2024年03月28日 17:03
27日(日本時間28日)に放送された「AEW DYNAMITE」に、米AEW所属のオカダ・カズチカ(36)、柴田勝頼(44)、竹下幸之介(28)がそろって登場。和製トップレスラー3人が存在感を発揮した。
まずは新日本プロレスを退団し、昨年12月にAEWと契約した柴田だ。オープニングで元IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイと一騎打ち。2017年2月の新日本・大阪大会以来の再戦となったが、観衆はオスプレイへの大チャント。だが柴田は冷静にオスプレイと重厚な攻防を展開する。オスプレイの空中技をくらうが、場外でブレーンバスターを放って反撃。強烈なバックドロップから足4の字固めで相手のスピードを止めにかかった。
さらにオスプレイの顔面に容赦なく蹴りを入れブーイングを浴びた。「テンリュースタイル」の水平チョップから師匠譲りの卍固めの猛攻。オスプレイも負けじと、空中技と打撃をさく裂させて大激戦に。最後はタイガードライバーからヒドゥンブレードをくらって3カウントを奪われた。オスプレイにリベンジを許したものの、試合後はノーサイドで、リング上で互いに座礼。勝ったオスプレイからもリスペクトを示されたザ・レスラーには、16日のブライアン・ダニエルソン戦に続き観衆から万雷の拍手が起きた。
竹下はAEW世界王者サモア・ジョーへの挑戦権をかけ、メインイベントでスワーブ・ストリックランドと激突。オープニングとメイン戦を和製レスラーが飾る中、竹下が躍動する。ブーイングを浴びながらブレーンバスター、エルボースマッシュ、ビッグブーツ、セントーンを放って追い込んでいく。ストリックランドの破天荒な攻撃に逆襲を許すが、エルボー、トペ・コンヒーロを放って真っ向勝負だ。
竹下はブルーサンダーボム、ザーヒーで勝負に出るが、3カウントは奪えない。最後はパワーボムをスワーブストンプで切り返されると、JMLドライバーで叩きつけられ、フォール負けを喫した。それでも観衆から「これぞ名勝負!」のチャントが上がる大激闘となり、トップランクの実力をアピールした。
先週の「DYNAMITE」で、新日本から移籍3戦目でAEWコンチネンタル王者を奪ったオカダは、真っ赤なフェラーリに乗ってさっそうと会場入り。ベルトを肩にスーツ姿で、バックステージで盟友ヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)のAEW世界タッグ王座決定トーナメント戦を見届けた。プライベート・パーティーを相手に、優位に試合を進めるヤングバックスにオカダも納得の表情。タッグ王座奪回へヤングバックスが勝利すると、ガッツポーズで祝福した。リングに上がることはなかったが、存在感は抜群だった。
2024年03月28日 16:51
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場イベントホール)
王者の重岡銀次朗(24)=ワタナベ=に挑戦するIBFミニマム級6位のジェイク・アンパロ(26)=フィリピン=が28日、来日した。
当初の挑戦者アルアル・アンダレス(フィリピン)が体調不良を理由に欠場するため、急きょタイトルに挑むことが前日27日に発表されたばかりだが、「最初、試合を聞いた時は驚いたけど、次の試合に向けての準備はしていたので問題ない。重岡はパーフェクトなチャンピオンだけど、自分が練習してきたことをリングで出せれば勝てると思う。3月31日の試合を楽しみにしてください」と自信を見せた。
アンパロの戦績は14勝(3KO)5敗1分。現在はWBAとWBCでも9位に入っている。
また、IBFの挑戦者決定戦を優先して欠場するレラト・ドラミニ(南アフリカ)に代わる亀田和毅(32)=TMK=の対戦相手でWBCユースシルバースーパーバンタム級王者のケビン・ビジャヌエバ(23)=メキシコ=も来日した。
ビジャヌエバは「試合が急に決まったことは問題ないし、体重も大丈夫。亀田和毅のことはよく分からないし、印象はない。自分にとってはビッグチャンスだと思う。勝ったらいろんな物が手に入る。あとは試合を見てのお楽しみです」とコメントしている。
ビジャヌエバは右ボクサーファイターで、戦績は22勝(15KO)4敗3分。