2022年12月05日 07:00
FIFAワールドカップ・カタール大会でここまで3試合消化した日本。グループステージは2勝1敗の好成績を残し、首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。次の対戦相手はクロアチアで、前回大会2位の強豪が日本に襲い掛かる。日本はこれで4試合目となる。今大会はアディショナルタイムがより厳格に取られるようになっており、スペイン戦の後半は7分追加されている。心配すべきは疲労だ。今季は大会前から過密日程が指摘されている。22-23シーズン中にW杯を開催するにあたって日程を詰め込んでおり、今後は総力戦になる。 ここまでの3試合で起用されていないのが、GKを除いて町野修斗、柴崎岳の2人だ。招集されており、森保一監督の中での起用法は明確に存在すると予想できるが、まだ出番はない。柴崎はアジア最終予選からここまで評価が上がらない日々が続いていたが、W杯前の親善試合カナダ戦で見違えるようなパフォーマンスを披露した。広い視野と豊富なアイデアが光っており、パスでチャンスメイクを行った。起用するなら2戦目のコスタリカ戦だったが、森保監督は起用せず。続くスペイン戦も出番がなかった。クロアチア戦は出番があるかもしれない。ドイツ戦やスペイン戦と比べ日本がボールを持てる可能性は高く、そうなれば柴崎のパスは生きる。ここまで鎌田大地が本調子ではないため、トップ下で起用してもいい。そうなれば柴崎のボールロストの多さもダブルボランチでカバーできるだろう。決勝トーナメントからは延長戦になる可能性があり、そこまで温存するのも一つの手だ。よりオープンな展開になれば柴崎のパスは生きることになり、三笘薫や伊東純也といった快足FWたちの破壊力がさらに上がる。カナダ戦で高評価も、まだ出番がない柴崎。現状ボランチの負担は多くなっており、クロアチア戦でピッチに立つことはあるのだろうか。
2024年03月29日 15:23
シーズン後や年末に各メディアが表彰する「最優秀監督」に何度も選ばれたことのある名将ジョゼ・モウリーニョは、サッカー研究においてオタクと言っていいほどのマニアだ。
そんな彼に、当代きっての世界最高フットボーラーは誰かと尋ねると、必ず「ロナウド」と答える。ロナウドといっても、彼がレアル・マドリー監督時代に師弟関係を築いたポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドではない。
名将が選手の“スペシャル・ワン”に選ぶのは、ロナウド・ルイス・ナザーリオ・デ・リマ。そう、ブラジルのフェノーメノことロナウドだ。つい最近も、モウリーニョはポルトガルのメディアにそう語っている。
モウリーニョは、怪我がなければロナウドは異次元の高みに達していただろうと分析する。
「あれほどの怪我を繰り返しながらも、ロナウドは私が見てきた誰よりも素晴らしいフットボーラーだった。もし怪我がなかったら、どんなモンスターになっていたか。世界のサッカーの歴史を塗り替える存在になっていただろう。彼のサッカー人生がもっと続いていたならと、残念でならない」
モウリーニョは、ボビー・ロブソンの通訳としてバルセロナで働いていた時、日の出の勢いだった若き日のロナウドを間近で見ている。
「あるシーズン(96-97)にロナウドは、49試合で47得点をマークした。まったくクレイジーな記録だ。彼はボールを持たないシーンでも傑出していた。本当に魔法使いのようだった。私はサッカー研究家だ。超常的なプレーをする選手がいればすぐに気が付く。その点、ロナウドは試合でも練習でも、とにかく抜きん出ていた。ボビー(ロブソン)と私は、目の前に最高レベルのサッカー選手がいることに気が付いた。賢く、狡猾で、スピーディーでテクニカル。なにより、これまで見たことのない爆発的な脚力を備えていた」
【PHOTO】C・ロナウド、ネイマール、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!
C・ロナウドやリオネル・メッシも、ロナウドには及ばないとモウリーニョは力説する。
「彼ら2人のキャリアは、ロナウドよりずっと長く、約15年間に渡って世界のトップに君臨していた。もちろん、彼らも歴史に残る素晴らしい選手だ。しかし、ロナウドがもし彼らと同じサッカー寿命を有していたら、その信じられないパワーと技でメッシやクリスティアーノの上を行っていただろう。ロナウドはまさにフェノーメノ(超常現象/怪物)だ。各世代に一人だけ生まれる唯一無二の存在だ」
続けて、バルセロナ時代のエピソードを語る。
「練習試合が終わると、ディフェンダーたちは決まってボビー(ロブソン)のところにきて、こう尋ねていたよ。『監督、どうやってあいつを止めたらいいんですか?』ってね。彼ほどチームメイトに影響を与えた選手もいなかった。ロナウドは周囲の選手のプレーのレベルも確実に上げていた」
モウリーニョの子どもたちもロナウドのファンで、小さい頃はロナウドのポスターが部屋に貼られていたという(ちなみに現在、娘のマチルダはジュエリーデザイナー、息子のジョゼ・マリオ・ジュニアはサッカーコーチを目指している)。
「ロナウドはいつも最高のタイミングに、最高の場所にいた。ゴールや相手をかわすスキルだけでなく、全てにおいて輝いていた。とくに日韓ワールドカップで見せた動きやゴールは、もっと研究されるべきだ。私自身もこのロナウドの動きを何度も研究したが、なんでこんなフェノーメノ(超常現象)を起こせるのかって自問するばかり。そして結局、最後に辿り着くのは、“彼が特別なのだ”という答だった」
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/1963年8月29日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。ジャーナリストとし中東戦争やユーゴスラビア紛争などを現地取材した後、社会学としてサッカーを研究。スポーツジャーナリストに転身する。8か国語を操る語学力を駆使し、世界中を飛び回って現場を取材。多数のメディアで活躍する。FIFAの広報担当なども務め、ジーコやカフー、ドゥンガなどとの親交も厚い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授として大学で教鞭も執っている。
2024年03月29日 15:08
元日本代表DFの内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、名ウイングのフェイントに驚嘆した。
日本を代表する右SBが称えたのが、フランス代表FWウスマンヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン)がドイツとのフレンドーマッチ(0−2)で披露したフェイントだ。
35分、ボックス内の右サイドでボールを受けると、相手2人に寄せられながらも、左足でクロスを上げると見せかけて切り返し。右足に持ちかえて、シュートを放った。
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
内田氏は「デンベレのキックフェイントえぐいな。引っ掛かるよな、クロスと」と感嘆。ゲスト出演したパリ五輪世代のMF山本理仁(シント=トロイデン)も「絶対に付いていけないです」とコメントした。
左右両足を自由に使える、デンベレらしいテクニックだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年03月29日 15:05
Jリーグは29日、フジテレビ地上波にて4月1日より、『MONDAY FOOTBALL みんなのJ』が放送開始されることを発表した。
今回の発表によると、往年のサッカーファンには馴染み深い『MONDAY FOOTBALL(通称:マンフト)』が、新たにレギュラー番組としてパワーアップし、9年ぶりに復活するとのことだ。フジテレビ地上波にて、4月1日より毎週月曜日の24時25分〜24時55分の放送枠に決定。同番組のメイン解説を小野伸二氏が、選手タイトルコールをジョン・カビラ氏が務めるとともに、初回放送には、野々村芳和チェアマンもVTR出演することを併せて伝えている。
番組概要は以下の通り。
▼タイトル
『MONDAY FOOTBALL みんなのJ』
▼放送日時
毎週月曜日 24:25〜24:55
※初回は4月1日
※関東ローカルに加え他一部地域でも放送予定(詳しくはフジテレビホームページを参照)
▼出演者
メイン解説:小野伸二氏
選手タイトルコール:ジョン・カビラ氏
進行:堀池亮介氏(フジテレビアナウンサー)、原田葵氏(フジテレビアナウンサー)
2024年03月29日 15:00
『洋服の青山』でおなじみの青山商事が、J1王者・ヴィッセル神戸のオフィシャルスーツ・サプライヤーであることをご存知だろうか。
2024年03月29日 14:51
ナポリは28日、ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアが負傷したことを発表した。
クヴァラツヘリアは26日に行われたEURO2024予選プレーオフ決勝のギリシャ代表戦に先発出場したものの、延長戦に突入した109分に負傷交代を余儀なくされていた。なお、試合は0−0で120分が終了し、4−2でPK戦を制したジョージア代表が初の本大会の出場権を手にしていた。
ナポリへと戻ったクヴァラツヘリアは検査を受けた結果、左大腿の内転筋に強い拘縮が確認され、治療を受けたことが発表された。
なお、離脱期間は明らかになっていないが、イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、クヴァラツヘリアは30日に行われるセリエA第30節のアタランタ戦に出場することを望んでいるという。それでも、医師たちからは更なるダメージを避けるためにリスクを冒さないように助言することが予想されており、同選手はアタランタ戦を欠場する見込みとなっているようだ。
2024年03月29日 14:20
インターナショナルブレイク明け一発目のプレミアリーグ第30節では今シーズンのタイトルレースに大きく関わる一戦が控えている。マンチェスター・シティVSアーセナルの試合だ。
現在勝ち点64で首位に立つアーセナルとそれを勝ち点差1で追うシティとの一戦だ。両者にとって大きな意味を持つ試合であり、タイトル獲得のためにも負けられない戦いだ。
そんななか、英『Evening Standard』は、「アーセナルは2015年以来エティハドで勝っていないが、今週末その連敗を止めるにはロドリを止めることが鍵となるだろう」と、伝えており、両者の大一番での注目はプレミア最高のMF同士の対決だと考えている。
昨年10月の前回対戦ではホームのアーセナルが内容で圧倒し、1-0の勝利を収めている。しかしこの試合、ロドリは出場停止中であり、ピッチに立っていない。シティはケビン・デ・ブライネやアーリング・ハーランド不在でも対応してきたが、ロドリ不在時はチーム状況が大きく変わる。
シティが負けた今シーズンの試合は全大会合わせ4回(コミュニティシールドのPK負けは公式記録上は引き分けのため)だが、すべてロドリが出場していない試合だ。ロドリがピッチにいるかいないかはシティにとって重要であり、ロドリが出場した過去62試合は無敗が続いている。
アーセナルはどのようにしてロドリを封じるかを考えて挑むことが予想されるが、同じくシティもライスをどのように攻略するかが重要な鍵となる。ライスもロドリも攻守に渡って影響力を発揮し、2人のパフォーマンスの出来はチームの勝敗に大きく関係してくる。
今シーズンのプレミアリーグのタイトル争いにおいて、間違いなく重要となる大一番で、シティの心臓ロドリとアーセナルの心臓デクラン・ライスの攻防は間違いなくこの試合の勝敗を左右するポイントの1つとなる。
2024年03月29日 13:46
リヴァプールは、レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督の招へいを断念したようだ。28日、イギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』、イギリス紙『タイムズ』などが伝えている。
リヴァプールでは2015年夏からクラブを率いていたユルゲン・クロップ監督が、今年1月26日に突如今シーズン限りで退任することを表明しており、後任として誰を招へいするかには注目が集まっている。
なかでも、かつてリヴァプールでプレーし、現在はレヴァークーゼンを率いて今シーズンここまで公式戦無敗を継続しているX・アロンソ監督が、後任の有力候補に挙げられていた。また、バイエルンも同監督の招へいに関心を示していることが明らかになっており、X・アロンソ監督の去就は注目の的になっている。
それでも、今回の報道によると、X・アロンソ監督はレヴァークーゼンに残留することが予想されていることから、リヴァプールは同監督を後任の最終候補者リストに含めない方針を決めたという。
また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、X・アロンソ監督の契約には2025年7月から有効となる契約解除条項が付随していることから、同監督はそれまではレヴァークーゼンに残留する見込みであることを伝えている。
なお、現時点でリヴァプールが代わりに誰をクロップ監督の後任の最終候補者リストに入れるかは決めていないようだが、X・アロンソ監督を今夏に招へいすることは諦めたと見られている。
2024年03月29日 13:45
開幕まで残すところ約2カ月半となったEURO2024。
2024年03月29日 13:32
バレンシアに所属するジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを発掘した代理人のアントニオ・ロペス氏が、秘話を明かした。スペイン紙『アス』が伝えている。
26日の夜、ギオルギ・ママルダシュヴィリがジョージアの“英雄”となった。EURO2024・予選プレーオフ決勝戦ギリシャ戦はPK戦にまでもつれる死闘の末に、同選手のPKストップがドイツ行きの切符をもたらしたのだ。ソ連崩壊前夜の1990年に結成したジョージア代表にとって、初の本大会出場となる中、自身の公式Instagramにて「ジョージア国民全員がこれに値する! みんな、おめでとう! ドイツで会おう」と祝っている。今や、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)、ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード)、ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)らを抑え、ラ・リーガにおける最高市場価値のゴールキーパーとなったママルダシュヴィリの“プロローグ”を回顧する。
2000年9月29日生まれのママルダシュヴィリは現在23歳。脅威のシュートストップ能力と、身長199cmの恵まれた体躯で最後の砦として立ちはだかる守護神は、18歳で母国の名門ディナモ・トビリシのトップチームに加わった。が、GKというポジションの性質上、出場機会を得られなかった同選手はレンタル移籍を繰り返すことに。そんな折に、転機が訪れる。ロコモティヴィ・トビリシ(ジョージア)の一員として臨んだ、2020−21シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・予選プレーオフ決勝戦グラナダ戦だった。A・ロペス氏は、同試合のパフォーマンスについて「彼を8カ月以上も見てきていたけど、あの日、フットボーラーとして才能を開花させた」とし、各クラブに売り込みをかけたという。しかしながら、「ジョージア人…アントニオ?」とフットボールの小国という出自だけで、一笑に付されたこともあったと告白している。
その中で、バレンシアがママルダシュヴィリにチャンスを与えた。当時5部に所属していたバレンシア・メスタージャ(Bチーム)にレンタル加入することで契約が成立し、2021年夏にジョージアを出発した。時を同じくして、ヘタフェで功成り名を遂げたホセ・ボルダラス氏がトップチームの監督に就任。GK陣に負傷者が相次いでいたことで、プレシーズンに帯同させると、その才能に心底惚れ込む。迎えた2021−22シーズンのラ・リーガ開幕節、指揮官は同選手をスタメンに大抜擢。そしてこれに応えるかのように、ママルダシュヴィリは同節のベストイレブンに選出されるほどのパフォーマンスを発揮したのだ。
開幕から6試合に渡ってゴールマウスを守り続けた後、バレンシアは同年12月に買取オプションを行使するのだが、当初はBチームとしての契約だったため、給料よりもトップチームでの出場給の方が高かったとのこと。A・ロペス氏は「最初の数試合は不運に見舞われたけど、彼は辛抱強く、上達するために努力し続けた」と強調。続けて「アパートで一人暮らしをしていた彼に、全ての書類を渡したよ。(買取価格)たった85万ユーロ(約1億1000万円)でジョージアから来たんだ」と逸材を発掘した喜びを述べている。
バレンシア加入2年目には、ラ・リーガ全試合に出場するなど、守護神の地位を確立したママルダシュヴィリ。「まだまだ先は長い。間違いなく、ヨーロッパ最高のゴールキーパーになるだろう」と慧眼の持ち主は語る。ジョージアの“英雄譚”はまだ、序章に過ぎない。
2024年03月29日 13:25
サッカー元中国代表監督で、現役時代にはイングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)でプレーした李鉄(Li Tie)被告が28日、7700万元(約16億円)以上の賄賂を受け取った疑惑で有罪を認めたと、裁判所が明らかにした。
サッカー界における大規模な汚職事件の取り締りの一環では今週、中国サッカー協会(CFA)の陳戌源(Chen Xuyuan)前会長が、8103万元(約17億円)を超える収賄の罪で無期懲役を言い渡された。
湖北(Hubei)省の裁判所が発表したところによると、2020年1月から21年12月まで中国代表を指揮していた李被告は、贈収賄および八百長関与の罪を問われていた。
賄賂を受け取っていたのは、スーパーリーグ(1部)の武漢卓爾(Wuhan Zall、現在は解散)の指揮官時代を含む2017年から21年までの期間とされている。
裁判所は「李被告は最終意見陳述で、有罪を認めて反省の意を示した」とし、後日に判決が言い渡されると補足した。
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2024年03月29日 13:20
ブンデスリーガ26試合を消化し、ドルトムントは現在4位。各ポジションに代表クラスの選手を抱えていることを考えると、この順位は納得できるものなのだろうか。
チームを指揮するのは41歳のエディン・テルジッチだ。クラブとは2025年までの契約を結んでいるが、その評価はサポーターの間でも分かれるだろう。
独『Bild』は来季もテルジッチ体制が継続される可能性があるとしながらも、今季のトップ4入りを逃せば危ないとの見解を示す。現在5位のライプツィヒが1ポイント差に迫っているだけに、現状は油断できない。
同メディアが希望があると注目するのは、チャンピオンズリーグだ。ドルトムントはベスト8まで駒を進めており、準々決勝ではアトレティコ・マドリードとの対戦だ。経験豊富なチームではあるが、ドルトムントにも十分可能性がある。
今季のブンデスリーガではレヴァークーゼンが首位を快走し、シュツットガルトも3位と好位置につけている。戦力的にはドルトムントも優勝争いに参加すべきクラブのはずで、テルジッチの手腕に関してはこの終盤戦でジャッジされることになりそうだ。
2024年03月29日 12:30
ニューカッスルに所属する元イタリア代表MFサンドロ・トナーリが新たな違法賭博容疑で、更なる処分の可能性があるようだ。
2024年03月29日 12:15
チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、非難を浴びているイングランド代表FWラヒーム・スターリングを擁護した。28日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
スターリングは17日に行われたFAカップ準々決勝のレスター(2部)戦(◯4−2)に先発出場。コール・パルマーのゴールをアシストした一方、自ら獲得したPKのキッカーを務めたものの、GKにセーブされ失敗。さらに、その後にはGKとの一対一を枠外に外してしまったほか、ペナルティアーク付近からのFKは大きく枠を外してしまうなど、低調なパフォーマンスだったことから、本拠地『スタンフォード・ブリッジ』の一部サポーターからはブーイングを浴びる事態にもなった。
さらに、そのような状況のなか、ポチェッティーノ監督は最初の交代を行った際にスターリングを交代させるのではなく、ミハイロ・ムドリクを下げたことで、同監督にも「自分が何をしているのか分かっていないのか」といったチャントが浴びせられるなど、本拠地は異様な雰囲気にもなっていた。
改めてこの事態について聞かれたポチェッティーノ監督は「今は落ち着いてこの状況を受け入れようとしている。私たちの経験で最も重要なことはこういったことに対処していくことだ。私たちは非常に経験豊富な選手について話している」と語りながら、「私はファンたちが選手たちを愛し、サポートしてくれることを心から願っているし、他の選手らと同様に彼のこともサポートしてくれると思っている」とサポートを呼びかけた。
さらに、「私も同様に失望しているファンたちの怒りを買っていた。一部の選手たちも同じで、チーム全体がこの状況に苦しんでいたと思う」と大きな影響を受けていることを認めた一方で、スターリングが重要な選手であることも強調した。
「最も重要なことはラヒームが経験豊富な選手であるということだ。もちろん彼は理解している。試合の後には彼と状況を説明し合った。今は前に進んで、選手たちを助け、守るために努力する必要がある。それが私たちの責任でもある」
「選手たちは自分たちがいい状態であることをファンたちに納得させるために努力しなければならないことを理解する必要がある。それでも、私たちは選手全員を愛しているし、チームメイト同士も愛している。そして、ファンたちは選手たちとクラブを愛する必要がある。それは私たちが築く必要のあるつながりだが、それができなければ私たちは負けることになる」
「私たちだけではなく、ファンたち全員が負けることになる。だからこそ、私たちが話す時や自分の意見、感情を表現する時は注意する必要がある。完全に理解はしている。それはピッチ上の感情の問題なんだ。路上にいる人々にも注意を払うから、少し変わってくるんだ。勝ちたくて、クラブの好調を見たいならそうなるのが普通だ。これは期待の問題で、それは非常に大きい。私たちは責任を感じているが、常に落ち着けているとも思う」
2024年03月29日 12:15
Jリーグの“オリジナル10”である清水エスパルスの新スタジアム整備計画が静岡県静岡市で進んでいる。
清水のホーム、IAIスタジアム日本平はJリーグの歴史とともに歩んできたサッカー専用スタジアム。天気の良い日にはバックスタンドの奥に富士山を望むことができる名物スタジアムとして知られる。
しかし、リーグの施設基準におけるB等級をいずれも満たしておらず、アクセスの悪さを指摘されることも多い。
そこで、静岡市は日本平の改修とともに、JR清水駅東口のENEOS(エネオス)製油所跡地での新スタジアム建設を検討してきた。
3月26日には昨年から行われていた調査の最終報告を公表。『静岡放送(SBS)』が伝えている。
静岡市の難波喬司市長は会見の中で、IAIスタジアム日本平での再整備をおよそ148億円、製油所跡地での建て替えをおよそ236億円と見積もったことを報告。
そのうえで、地域活性化という意味においても「将来のことを考えると(清水駅)東口に作ることが現実的というか望ましいと思いますから、何としてもそちらに向けて努力したいと思っています」と、“駅近”での新設という形でスタジアム整備を目指すと明言した。
ただ、清水駅東口での新設の場合も市の負担は日本平での再整備と同じ148億円規模を想定しており、「民間投資が必要不可欠」としている。
広島は285億円!「世界で最も建築費が高かったスタジアム」TOP5
静岡市は今後民間からの投資を募りつつ事業手法や採算性を検討。すでに数社が興味を持っており、1年以内に新設か改修かの結論を出す予定だという。
2024年03月29日 12:10
日本を離れ、ベルギーのシント・トロイデンへ移籍した2018年から6年。当時世界的にはほぼ無名だったMF遠藤航は、今やリヴァプールで不動の守備的MFとなりつつある。さすがにここまでのステップアップを予想していた人は多くなかっただろう。
英『sky Sport』によると、シント・トロイデンのアシスタントコーチとして遠藤を見てきたイサメ・シャライは、遠藤をシンプルかつ強力なMFと評価する。その特長はシント・トロイデン時代から冴えていたというのだ。
「彼の最大の特長は、チームにバランスをもたらすことだ。彼は試合をよく読んでいる。チームがボールを失えば、その際に何をすべきか常に考えているんだ。彼はシンプルにワンタッチやツータッチでプレイするのが好きだから、試合をあまり複雑にしない。加えてテクニックもあるし、メンタルも強い」
ロングボールや裏へのボールを一気に味方へ繋げようとするなど、遠藤もパサーになる時はある。しかし、基本的に遠藤は同じ中盤のアレクシス・マクアリスターへシンプルにボールを渡すなど、自身の役割に徹している。こうしたシンプルなプレイも守備的MFとして計算しやすい理由なのだろう。
シント・トロイデン時代から考えればとんでもない成長で、今や世界トップレベルで戦える守備的MFとなっている。