2022年12月05日 07:00
FIFAワールドカップ・カタール大会でここまで3試合消化した日本。グループステージは2勝1敗の好成績を残し、首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。次の対戦相手はクロアチアで、前回大会2位の強豪が日本に襲い掛かる。日本はこれで4試合目となる。今大会はアディショナルタイムがより厳格に取られるようになっており、スペイン戦の後半は7分追加されている。心配すべきは疲労だ。今季は大会前から過密日程が指摘されている。22-23シーズン中にW杯を開催するにあたって日程を詰め込んでおり、今後は総力戦になる。 ここまでの3試合で起用されていないのが、GKを除いて町野修斗、柴崎岳の2人だ。招集されており、森保一監督の中での起用法は明確に存在すると予想できるが、まだ出番はない。柴崎はアジア最終予選からここまで評価が上がらない日々が続いていたが、W杯前の親善試合カナダ戦で見違えるようなパフォーマンスを披露した。広い視野と豊富なアイデアが光っており、パスでチャンスメイクを行った。起用するなら2戦目のコスタリカ戦だったが、森保監督は起用せず。続くスペイン戦も出番がなかった。クロアチア戦は出番があるかもしれない。ドイツ戦やスペイン戦と比べ日本がボールを持てる可能性は高く、そうなれば柴崎のパスは生きる。ここまで鎌田大地が本調子ではないため、トップ下で起用してもいい。そうなれば柴崎のボールロストの多さもダブルボランチでカバーできるだろう。決勝トーナメントからは延長戦になる可能性があり、そこまで温存するのも一つの手だ。よりオープンな展開になれば柴崎のパスは生きることになり、三笘薫や伊東純也といった快足FWたちの破壊力がさらに上がる。カナダ戦で高評価も、まだ出番がない柴崎。現状ボランチの負担は多くなっており、クロアチア戦でピッチに立つことはあるのだろうか。
2023年03月29日 18:47
Jリーグ開幕30周年を記念し、ファッション誌『NYLON JAPAN』とのコラボレーションによる別冊『NYLON SUPER』の発売が決定した。 発売日はJリーグ30周年記念日の5月15日。ピッチ上の姿とは異なるファッションとヘアメイクで、J1全クラブの18選手が登場し、ソロページでは各選手のヒストリーやロングインタビューも掲載される。【商品概要】
名称:J.LEAGUE NYLON SUPER VOL.13
発売日:2023年5月15日(月)
定価:2,970円(税込)
仕様:B4変型版/124ページ
付録:両面ミニフォトカード・DVD
流通:Amazon、タワーレコードオンライン、HMV&BOOKS online、TSUTAYAオンラインショッピング
特設ページ:https://www.nylon.jp/nylonsuper13 【掲載選手】
小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)
荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)
鈴木彩艶(浦和レッズ)
細谷真大(柏レイソル)
木村誠二(FC東京)
名願斗哉(川崎フロンターレ)
宮市亮(横浜F・マリノス)
長谷川竜也(横浜FC)
町野修斗(湘南ベルマーレ)
舞行龍ジェームズ(アルビレックス新潟)
ランゲラック(名古屋グランパス)
川颯太(京都サンガF.C.)
鈴木武蔵(ガンバ大阪)
西尾隆矢(セレッソ大阪)
アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
山岸祐也(アビスパ福岡)
西川潤(サガン鳥栖)
2023年03月29日 18:47
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム 日本代表がコロンビア代表に1−2で敗れたニュースは、韓国でも広く報じられている。「日本、コロンビアに1−2逆転負け…3月Aマッチ1分1敗で終了」(総合メディア『news1』)
「“痛烈なオーバーヘッドキック失点”日本、コロンビアに1−2逆転負け…W杯以降未勝利」(ネットメディア『エックススポーツ・ニュース』)
「ウルグアイと引き分けた日本、“幻想オーバーヘッドキック”でコロンビアに1−2逆転負け」(スポーツ&芸能メディア『OSEN』)
「“ワンダーゴール許容“日本、コロンビアに1−2逆転負け」(総合メディア『MyDaily』) 今回のAマッチ期間で日本と韓国はコロンビア、ウルグアイと交互に対戦。韓国は先にコロンビアと対戦し、2−2で引き分けていたこともあり、日本の敗戦を自国の結果と比較するメディアも多かった。「韓国と引き分けたコロンビア、日本に2−1逆転勝利」(通信社『聯合ニュース』)、「“三笘ゴール”日本、韓国と引き分けたコロンビアに自尊心傷つけられた…1−2逆転負け」(サッカー専門メディア『InterFootball』)、「日本サッカー、“クリンスマン号と引き分けた”コロンビアに1−2で逆転負け」(通信社『NEWSIS』)などがそれだ。
なかでも「日本、コロンビアに逆転負け…ボレの幻想的オーバーヘッドキックが決勝ゴール」と見出しを打った総合メディア『イーデイリー』は、記事の冒頭で「日本が4日前に韓国と引き分けたコロンビアに首根っこを掴まれた」と言及した。「日本はボール支配率で52パーセント対42パーセントとリードした。しかし、コロンビアがシュート数で14本対6本、枠内シュート数で7本対3本と日本を圧倒した」と、データ上でもコロンビアが上回っていたと伝えていた。 そして、敗れた日本の戦いぶりを特に厳しく評価したのがスポーツ紙『スポーツ朝鮮』だ。同紙は見出しから「相次ぐ拙戦、1分1敗…三笘先制ゴールも守備が“ガラガラと”崩壊」と痛烈な表現を交え、次のように報じた。「三笘の早々の先制ゴールで機先を制したが、守備の集中力が落ちてマルチゴールを許した。カタール・ワールドカップ、ベスト16以降、失望した競技力だった。日本は先制以降、試合の主導権を維持できなかった。コロンビアは攻撃的に出たためスペースを多く許していたが、日本の攻撃の連係プレーがスムーズではなかった。守備ではサイドから穴があき続け、危険なクロスを何度も許した」
そんななか、韓国メディアが唯一、パフォーマンスを称えていた選手が、先制点を決めた三笘薫だ。 例えば、スポーツ紙『スポーツソウル』は見出しに「売れっ子ミトマ」という表現を用いると、記事内で「イングランド・プレミアリーグで株価を上げる三笘薫が先制ゴールを決めたが、相次いで2ゴールを許して敗れた」と三笘の活躍ぶりに触れた。 さらにネットメディア『スポーツ韓国』は、「やはり現役プレミアリーガー…三笘、沈没する日本で唯一輝く」と、三笘個人にフォーカスを当てた記事を掲載した。
「日本の攻撃陣の中核を担う三笘薫が、ウルグアイ戦に続き、コロンビア戦でも輝いた。この日、日本は全体的に競技力が良くなかったが、三笘は自身のクラスを証明した。三笘は後半9分に堂安律との交代でベンチに下がったが、日本で一番光を見せた選手だった」と絶賛していた。 ちなみに、韓国は日本対コロンビアの同日にウルグアイと対戦するも、1−2で敗戦。ユルゲン・クリンスマン新監督体制の初陣となる3月シリーズを、日本と同じ1分1敗の未勝利で終えた。 3年後の2026年北中米W杯に向けて、一方は森保一監督体制継続、もう一方は新監督招聘と対照的な再出発を切った日韓両国。その船出はともに厳しいものとなった。構成●ピッチコミュニケーションズ参照記事:“売れっ子ミトマ”の先制点も実らず…日本の逆転負けに韓国反応「コロンビアの攻勢に揺らいだ」
2023年03月29日 18:30
ブライトンの三笘薫がプレミアリーグで旋風を巻き起こしているのは、公式戦で9ゴールという得点力だけではない。チームのチャンスを演出する力を持つことも高く評価されている一因だ。 3月28日、ブライトンの地元メディア『Sussex World』は、90分あたりのチャンスメーク数とアシスト期待値に基にした「クリエイターレーティング」で、三笘がリーグ強豪の主力に遜色ない数字を残していると報じた。 データサイト『Opta』によるデータに基づいたもので、包括的にチャンスの頻度や質を理解できるとしており、トップ選手はそれだけ高いクオリティのチャンスを高確率で生み出していることになるという。 トップに立ったのは、世界を代表する司令塔ケビン・デ・ブルイネだ。さらにブルーノ・フェルナンデス、デヤン・クルセフスキ、マーティン・ウーデゴーと続く。そしてリーグ5位にランクインしたのが三笘だ。 同メディアによると、三笘の90分あたりのチャンスメークは1.49回。90分あたりのアシスト期待値は0.25とのこと。これらで導きだされた「クリエイターレーティング」は、10点満点中7.77点だった。
世界最高峰のプレミアリーグという舞台で、リーグの上位に入る創造性とあれば、ビッグクラブからの関心が取りざたされるのも当然だろう。なお、上位勢の「クリエイターランキング」は以下のとおりとなっている。1位 ケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・シティ)
平均チャンスメーク:2.41
平均アシスト期待値:0.46
クリエイターレーティング:9.92位 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
平均チャンスメーク:2.44
平均アシスト期待値:0.24
クリエイターレーティング:8.463位 デヤン・クルセフスキ(トッテナム)
平均チャンスメーク:2.08
平均アシスト期待値:0.26
クリエイターレーティング:8.314位 マーティン・ウーデゴー(アーセナル)
平均チャンスメーク:1.9
平均アシスト期待値:0.22
クリエイターレーティング:7.95位 三笘薫(ブライトン)
平均チャンスメーク:1.49
平均アシスト期待値:0.25
クリエイターレーティング:7.776位 アダマ・トラオレ(ウォルバーハンプトン)
平均チャンスメーク:1.54
平均アシスト期待値:0.22
クリエイターレーティング:7.617位 モハメド・サラー(リバプール)
平均チャンスメーク:1.75
平均アシスト期待値:0.19
クリエイターレーティング:7.588位 サイード・ベンラハマ(ウェストハム)
平均チャンスメーク:2.14
平均アシスト期待値:0.12
クリエイターレーティング:7.429位 ジェームズ・マディソン(レスター)
平均チャンスメーク:1.82
平均アシスト期待値:0.15
クリエイターレーティング:7.3710位 ラヒーム・スターリング(チェルシー)
平均チャンスメーク:1.74
平均アシスト期待値:0.16
クリエイターレーティング:7.37構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】ドリブルで持ち込み、絶妙のスルーパス!三笘薫の圧巻アシスト
2023年03月29日 18:21
スペイン代表MFロドリ(マンチェスター・C/イングランド)が、EURO2024予選での敗戦に悔しさを滲ませた。
2023年03月29日 18:17
鹿島アントラーズは3月29日、ベルギーのユニオン・サン=ジロワーズに期限付き移籍中の町田浩樹が、同クラブへ完全移籍することを発表した。 茨城県出身の町田は、鹿島アントラーズのつくばジュニアから同Jrユース、鹿島ユースと進み、2016年にトップ昇格を果たしたクラブの生え抜き。 22年の1月にベルギーへレンタルで渡り、このたび完全移籍となった。 そんな町田は、クラブを通して以下のようにコメントしている。
「ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに完全移籍することになりました。昨年に渡欧してからこれまで、優勝争い、大怪我、日本代表選出など、酸いも甘いも経験しました。そのたびに、アントラーズでともに戦った仲間、関係者、サポーターに支えられていることに気づき、助けられてきました。本当に感謝しています。 人として、サッカー選手としての自分の根幹は、アントラーズで作りあげられたものです。これからもピッチでそれを表現し、アントラーズの名を背負って戦っていくことに変わりはありません。僕自身、9年間下部組織に所属し、アントラーズの選手に憧れ、育ったように、アントラーズの育成の目標としてもらえる選手になれるよう、日々成長したいと思います。ありがとうございました!」 この一報にクラブの公式ツイッターには「頑張れ!活躍を見るの楽しみにしてます!」「マチ頑張れ〜!!!」「いつか代表の中心になれるように」「これからもアカデミーの星として、歴史を作り続けていく事を祈念します」などのエールが続々と寄せられている。 第二次森保ジャパンの3月の活動にも追加招集されるなど、25歳のCBのさらなる活躍に注目だ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
2023年03月29日 17:50
3月29日、Jリーグは30周年を記念した企画でファッション誌『NYLON JAPAN』とのコラボレーションを発表した。 Jリーグが公式SNSにアップした表紙には、J1全18クラブの選手たちが華やかな装いで登場。普段のユニホーム姿とは異なる雰囲気を見せている。 この投稿にファンからは「カッコ良すぎてLDH系かなあーと思いました」「伸二さん一番目立つ場所」「ヴィッセルはイニエスタ選手」「武蔵かっこいい」「名願!」「西川イケメンすぎやろ…」「舞行龍さんの圧倒的セクシーさ」「ナイスチョイスなのよ」「ジャニーズみっけ」「彩艶かっけー」「ハリウッド俳優がいる」「ワイルド宮市」などの声が寄せられている。 代表ウィークが終わり、J1は31日から再開。躍動する選手たちのプレーにも注目だ。
掲載選手は以下の通り。小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)
荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)
鈴木彩艶(浦和レッズ)
細谷真大(柏レイソル)
木村誠二(FC東京)
名願斗哉(川崎フロンターレ)
宮市亮(横浜F・マリノス)
長谷川竜也(横浜FC)
町野修斗(湘南ベルマーレ)
舞行龍ジェームズ(アルビレックス新潟)
ランゲラック(名古屋グランパス)
川粼颯太(京都サンガF.C.)
鈴木武蔵(ガンバ大阪)
西尾隆矢(セレッソ大阪)
アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
山岸祐也(アビスパ福岡)
西川潤(サガン鳥栖)構成●サッカーダイジェストWeb編集部【画像】「ワイルド宮市」「舞行龍さんの圧倒的セクシーさ」など反響!ファッション誌とのコラボで表紙を飾ったJ1選手たち
2023年03月29日 17:47
鹿島アントラーズは29日、ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー1部)に期限付き移籍中のDF町田浩樹が、同クラブに完全移籍することを発表した。 1997年8月25日生まれの町田は現在25歳。鹿島アントラーズの下部組織出身で、2016年にトップチーム昇格を果たした。その後は在籍6シーズンに渡ってプレーし、クラブ公式戦通算116試合に出場。2022年1月からは自身初の海外挑戦としてユニオンSGにレンタル移籍加入すると、今年1月に戦列に復帰して以降はリーグ戦6試合に出場している。また、今月に行われた『キリンチャレンジカップ2023』に臨む日本代表メンバーにも追加招集されていた。 町田は鹿島アントラーズ退団に際し、クラブ公式サイトで感謝の思いをコメントしている。「ユニオン・サン・ジロワーズに完全移籍することになりました。昨年に渡欧してからこれまで、優勝争い、大怪我、日本代表選出など、酸いも甘いも経験しました。そのたびに、アントラーズでともに戦った仲間、関係者、サポーターに支えられていることに気づき、助けられてきました。本当に感謝しています。人として、サッカー選手としての自分の根幹は、アントラーズで作りあげられたものです。これからもピッチでそれを表現し、アントラーズの名を背負って戦っていくことに変わりはありません。僕自身、9年間下部組織に所属し、アントラーズの選手に憧れ、育ったように、アントラーズの育成の目標としてもらえる選手になれるよう、日々成長したいと思います。ありがとうございました!」
2023年03月29日 17:42
トッテナムは3月26日、アントニオ・コンテ監督の退任を発表した。
2023年03月29日 17:40
DFリサンドロ・マルティネスやMFカゼミロ、FWアントニーなど今季のマンチェスター・ユナイテッドでは新戦力が軒並み活躍している。そんな中で忘れてはならないのが、MFクリスティアン・エリクセンの存在だ。契約満了でブレントフォードを退団し、昨夏にフリーでマンUへとやってきたエリクセン。その卓越した戦術眼やテクニックを駆使してビルドアップの中心的存在となっていたが、1月下旬に行われたFAカップのレディング戦で相手選手からタックルを受け、足首を負傷。4月下旬から5月上旬までの離脱が予想されていた。 しかしエリクセンは先日、左足が保護ブーツだった過去の写真、保護ブーツを脱いでランニングシューズを履いた少し前の写真、スパイクを履いている現在の写真の3枚をInstagramに投稿し、「復帰途上にある!」と世界に発信していた。英『The Sun』によると、エリクセンはすでにトレーニングに復帰しており、クラブ内では「すぐに試合に出場できるようになるだろう」という楽観的な見方も広まっているという。3日のニューカッスル・ユナイテッド戦、6日のブレントフォード戦には間に合わない見込みだが、8日に行われるエヴァートン戦でのベンチ入りが視野に入っているようだ。現在プレミアリーグ3位につけているマンUは、今後2ヵ月間でリーグ戦残り12試合を戦わなければならず、ここにヨーロッパリーグとFAカップの試合も加わってくる。カラバオカップ制覇を成し遂げたマンUがまず目指すべきはリーグ戦トップ4フィニッシュだが、可能なら過密日程を乗り越えてELとFAカップのタイトルも手に入れたいところ。予定よりも早いエリクセンの復帰はそんな彼らにとって大きな追い風となるはずだ。
2023年03月29日 17:37
3月28日にヨドコウ桜スタジアムで開催されたキリンチャレンジカップで、日本代表がコロンビア代表と対戦。三笘薫のヘッド弾で開始早々に先制したものの、逆転を許し、1−2で敗れた。 この一戦の前、スタジアム周辺で日本代表のグッズを販売しているアディダス公式ショップの男性店員に、ユニホームの売り上げトップの選手を尋ねてみた。やはりと言うべきか、ブライトンで躍動するアタッカーの名前が挙がった。 【動画】元川崎ホットライン!三笘が決めた打点の高いヘッド弾
「三笘(薫)選手がダントツです。勢いが凄いですね。実は、(24日にウルグアイ戦が行なわれた)国立(競技場)でほぼ売り切れちゃったんです。こっちの分も取っておいたんですが、品薄の状態です」 その三笘はコロンビア戦で、ファンの期待に応えて、ヘディングで先制ゴールを奪取。“新エース候補”に相応しい活躍を見せ、観衆を沸かした。 ちなみに、2番人気はカタール・ワールドカップで2ゴールを挙げた堂安律だそうだ。取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
2023年03月29日 17:22
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム 代表戦に限らず、ピッチ上の選手たちが試合で勝利を目ざすのは大前提だ。だがチームを指揮する監督には、目先の勝利以上に大切にしなければならないものがあるはずだ。 この2戦で森保一監督は、まるで国際トーナメントのように競争原理を優先した。初戦のウルグアイ戦でアピールに成功した西村拓真や菅原由勢をスタメンに抜擢し、ワールドカップで出場機会がなかった町野修斗や懸案の左SBの新星・バングーナガンデ佳史扶にはチャンスを与えたが、5人もの選手たちはベンチに座ったままでゴールマウスに立ったのもシュミット・ダニエルただひとりだった。 どうやら原則として森保監督は、目の前で結果を出した選手を重用する。W杯での町野の招集には驚いたが、結局E-1選手権のレベルでもゴールを決めた実績を高く評価していたわけで、逆にそう考えれば古橋亨梧の落選も自身の基準に即したものだったのだろう。
前半の良好な滑り出しを牽引したのは、守備時には最前線で並ぶ町野と西村だった。やはり日本が主導権を握るには、序盤からの厳しいプレッシングが欠かせない。 この日は遠藤航に代わってボランチで先発した鎌田大地も、欧州シーンの日常を示すかのように状況に応じては手荒い対応も辞さず、トップ下で出場したウルグアイ戦に比べればボールタッチも増えて効果的な関わり方が出来た。 しかし、早々と奪ったリードも前半のうちに帳消しにされ、初戦に続き、勝利への狡猾さを見せつけたのは遠来のアウェーチームの方だった。 日本は町野と西村が交代で下がると、前線からのプレスが弱まり、全体が後傾し、間延びし始める。さらにバングーナガンデが故障で退くとビルドアップが停滞し、それを見越したコロンビアがパス回し、揺さぶり、仕掛けのテンポを上げて主導権を握り逆転に成功した。コロンビアは決勝ゴールを奪うまでに決定機を3度も連ねていたから、必然のゴールと言えた。
前線からのプレッシングが機能しないと防戦一方になる展開は、W杯でのドイツ戦やスペイン戦の前半と瓜二つで、この後、森保監督は交代出場の浅野拓磨にメモを託してスクランブル態勢での反撃を試み、ピッチ上に混乱を招くのだった。 森保監督の4年後へ向けての目標は「ゲームをコントロールして勝てる」チーム作りだと言う。確かにこれまで4度到達したW杯でのベスト16は、いずれも格上に挑んだ末に勝ち取ったもので、当然堅守を前提としていた。 つまり森保監督は、中身も結果も未踏の領域を目ざすわけで、それは一朝一夕で手に入るものではない。だからこそSBが内側のポジションを取るなど、強みになるウインガーとの関係にバリエーションを増やし、強化を図ろうとした。 実際、右サイドではSBの菅原が幅を取り、伊東純也がインナーに入る関係から速い攻撃を構築し、前半には西村の決定機に繋げた。また左サイドでも、バングーナガンデがインサイドから積極的に高い位置に進出し、三笘薫との連係も良化の可能性を見せた。
今、この時期の指揮官に求められるのは、90分間を通してブレずにテーマを追求する理詰めの采配で、逆に構想も示していないスクランブルの末に手にする偶発的な勝利など意味を成さない。 むしろ必要なのは内容に即した結果で、そのほうが有効な検証に繋がる。しかも勝敗の駆け引きで一日の長があったのは、明らかにコロンビアだった。前半に日本側のミスを突いて確実に同点とすると、後半開始から一気に攻守の強度を高めて試合を決めにかかった。そして最後は、個々が意思統一もなく即興で打開を図ろうとする日本の焦燥を誘いながら、しっかりと逃げ切った。 欧州組が過半数を占める日本に、コンディション面での大きなアドバンテージはない。ただし、2戦を通じて、所属クラブやそれぞれの貢献度を考えても戦力的な見劣りはない。結局、違いが見えたとすれば、チーム作りと歴史になる。 特に後半途中から思いつきのシナリオで遮二無二(しゃにむに)結果を追い求めた日本にとっては、非常に空しい結末になった。取材・文●加部究(スポーツライター)【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
2023年03月29日 17:08
トッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミンが、先日に契約解除が発表された同クラブのアントニオ・コンテ前監督について言及した。
2023年03月29日 17:07
クロアチア代表のMFマテオ・コヴァチッチ(チェルシー/イングランド)が、28日に行われたEURO2024予選・グループD第2節トルコ戦を振り返った。同日、クロアチアメディア『Sportske novosti』が伝えている。 FIFAワールドカップカタール2022で2大会連続のメダルを獲得したクロアチア代表は、本大会終了後も続投となったズラトコ・ダリッチ監督の下でEURO2024予選に臨んでいる。開幕節で痛恨のドローとなったクロアチア代表は第2節でトルコ代表と対戦すると、MFマテオ・コヴァチッチが2ゴールを挙げる活躍。このまま2−0でタイムアップを迎え、敵地で勝ち点3を手にした。 まず、コヴァチッチは「試合序盤に起きたボールロストは、決してあってはならないこと。でもそれ以降は本当にいい試合だった」と口にしつつ、「リヴィ(リヴァコヴッィチ)は2つ、3つの局面で僕たちを導いてくれた。トルコは、いくつかの場面で起きた僕たちのミスを除いては、何も作り出すことができていない。勝利は、勝ち点3は、重要だから満足している。ウェールズ戦では得点機を生かすことができなかったけど、今日はそれが戻ってきた」とミスからのピンチを防いだGKドミニク・リヴァコヴィッチを称賛するとともに、追加点を奪えたことに満足しているようだ。 長年に渡ってMFルカ・モドリッチの後継者として期待され続けているコヴァチッチ。同試合では自身の2ゴールでチームを勝たせたコヴァチッチは「モドリッチに代わって先頭に立つか? ルカはまだプレーできる、そう確信している。今日の彼のプレーを見ればわかるように、ルカは若い選手だから、間違いないね。EUROと、そして次のワールドカップも。そう願っているよ」と胸中を明かしている。 クロアチア代表史上初となるワールドカップ決勝戦進出の立役者となり、同国人選手として初めてバロンドール賞をも受賞したモドリッチ。いまだ衰え知らずの37歳は、もうしばらく若手選手を引っ張っていきそうだ。
2023年03月29日 17:00
スペイン代表はEURO2024予選グループステージで、スコットランド代表と対戦。スコット・マクトミネイの2発に沈み、よもやの敗戦を喫したスペイン代表は、2試合で1勝1敗となった。スペイン代表MFロドリは、リードしたスコットランド代表が時間稼ぎをしたとして、試合後に不満をあらわにした。「それが彼らのプレイ方法であり、尊重しないといけない。でも僕にいわせれば、ちょっとくだらないことだね。時間を無駄にし、挑発し、いつも彼らは倒れる」 「僕にとっては、こんなのサッカーじゃない。スポーツのスピードを保つためにはゲームを進ませなきゃ。レフェリーがこういうことを引き受けるべきだと思うが、彼は何も言わなかった」英『Daily Mail』がコメントを伝えた。スペイン代表はルイス・デ・ラ・フエンテ新政権のお披露目となる2試合であり、メンバー選考も含めて手探り感が強い。スコットランドのようなチームをねじ伏せる強力なスペイン代表が帰ってくるには、まだしばしの時が必要なのかもしれない。
2023年03月29日 16:54
[国際親善試合]U-22日本 2−3 U-22ベルギー/3月27日/ピナタル・アレーナ 異様な光景だった。 U-22日本代表は現地時間3月27日、U-22ベルギー代表と対戦し、2−3で敗れた。試合終了後、両チームの選手たちは引き上げない。グラウンドの中央あたりに集まり、水を口にしながら輪になって話をしている。テレビのフラッシュインタビューでは大岩剛監督や鈴木唯人らが試合の感想を口にしている最中、実はPK戦が行なわれていたのだ。 今から約3か月前、カタール・ワールドカップにおいて、日本はラウンド・オブ16でクロアチアにPK戦で敗れたのは記憶に新しい。そこから様々な議論が行なわれ、初の8強入りを果たすべく、“11メートルの攻防”を制するために強化を進めてきた。アンダーカテゴリーのゲームでは結果に関わらず、PK戦を行なった親善試合もあり、経験を積む場を選手たちに提供してきた。「PKのトレーニングはずっとやってきているので、選手たちもそこで堂々と立てるかなって思う。PKは入る確率が高くても外すもの。努力して、トレーニングしてやってきた結果であれば、それは監督が受け止めるしかないと思うので、PKに関して自分は思い切って蹴ってほしい」 U-20アジアカップの大会期間中に、U-20代表を率いる冨樫剛一監督も口にした通り、努力をしてきたとしても、勝利の女神が微笑まない時はいくらでもある。 とはいえ、PKのトレーニングを疎かにすることはできない。特にプロに入れば、PK戦を経験する場は限られている。所属クラブでは一発勝負のトーナメント戦が天皇杯やルヴァンカップぐらいしかなく、選手によっては久しく蹴っていないケースも珍しくない。だからこそ、今回のように代表戦で試合後に本番に近い形でPK戦を味わえるのは貴重な経験となる。 そうした点も踏まえ、ベルギー戦後にPK戦が行なわれた。元々、日本サイドから引き分けの場合において、PK戦を持ちかけたという。一方、U-21欧州選手権を6月に控えているベルギー側からは、結果にかかわらず、PK戦の実施を提案され、異例の勝負が実現となった。
結果は4−3で日本の勝利。後攻の日本は4人目の山田楓喜(京都)が失敗したものの、山本理仁(G大阪)、細谷真大(柏)、西川潤(鳥栖)、藤田譲瑠チマ(横浜)が成功してみせる。GK小久保玲央ブライアン(柏)はストップできなかったが、相手のシュートミスに助けられて勝利を掴んだ。 公式戦と同じようなヒリつく緊張感はなかったかもしれない。実際にベルギー側は明らかに緩んでいるように見え、ベンチの選手からは冗談を交えながらパネンカを要求するような声もあった。しかし、そうした状況下でも日本の選手たちは集中してPK戦に挑んでいた。この試合でキャプテンを務めた藤田は言う。「自分たちは試合で負けてしまったので、PK戦は絶対に勝つ。そういう話をして入りました。ベルギーは少し緩んだ空気でやっていましたけど、自分たちは(待機中の)並んでいるところでも絶対勝とうという想いがあった」 いかに本番に近いシュチュエーションで行なえるか。そうした一つひとつの経験が自分たちの糧になる。「サッカー協会としても新しいチャレンジ。当然、お互いの協力もあってのことで、(要望していた)ドイツ戦はできない状況だったけど、PK戦をやることに意義はある」とは大岩監督の言葉。こうした経験を蓄積させていき、チームは来る時に備えていく。取材・文●松尾祐希(フリーライター)【動画】2点のビハインドを追いつくも…大岩ジャパン、ベルギー戦ハイライト