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2023年01月20日 17:51
元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのジャン・アレジ(Jean Alesi)氏(58)が、爆竹を使った悪ふざけで妹の元パートナーの事務所の窓を損壊した事件で、仏ニーム(Nimes)の裁判所は19日、同氏に無罪判決を言い渡した。 アレジ氏と息子のジュリアーノ(Giuliano Alesi)氏(23)は2021年12月19日、アレジ氏の自宅があるビルヌーブレザビニョン(Villeneuve-les-Avignon)で事件を起こし、「家族同士のいさかいで、人に危害が及ぶ可能性のある手段による器物損壊罪」に問われていた。 アレジ氏は事件当初、「悪い冗談」のつもりだったと話していた。19日の公判では、事件の全責任は自分にあるとして、「謝罪する。人生において、このような恥ずべき状況を経験したことは一度もなかった。ばかなことをした」と述べつつ、「爆発の威力には本当に驚いた。ただの冗談のつもりだった」と釈明した。 弁護人のティボー・ドモンブリアル(Thibault de Montbrial)氏は、アレジ家では喜ばしいことがあった時に爆竹を鳴らす伝統があったと説明し、「ジャン・アレジ氏はあの晩、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のせいで数か月間離れていた息子との再会に有頂天になっていた」と述べた。 検察側も「悪い冗談」だったとの主張を認め、アレジ氏による損害賠償の支払いも済んでいるとした。 アレジ氏は現役時代、フェラーリ(Ferrari)などからF1に13シーズン参戦し、グランプリ1勝を挙げた。■関連記事 ・アレジ氏、「家族のいさかい」否定 爆竹で事務所損壊 ・元F1ドライバーのアレジ氏、親族の事務所を爆竹で破損 ・【特集】写真で振り返るF1の歴代マシンと懐かしの風景
2024年04月15日 14:56
ロードレース世界選手権、第3戦米国GPは14日、MotoGPクラス決勝が行われ、アプリリア(Aprilia)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が優勝を果たした。
ポールポジションから出たビニャーレスは、スタートで出遅れ11位まで後退したが、そこから巻き返して勝利した。これでスズキ(Suzuki)、ヤマハ(Yamaha)、そしてアプリリアでも優勝を経験したことになり、異なる3メーカーでMotoGP勝利を記録した初の選手となった。
レッドブル・ガスガス・テック3(Red Bull Gasgas-Tech3)の新人ペドロ・アコスタ(Pedro Acosta、スペイン)が2位、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が3位に入った。
残り10周の場面では、グレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が首位に躍り出た直後に転倒するドラマもあった。勝てば米国GP8勝目、さらにグレシーニ加入後初優勝となるはずだったが、チャンスを生かせなかった。
プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が4位に入り、総合首位を維持した。バスティアニーニが80ポイントのマルティンと21ポイント差の同2位につけている。
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2024年04月13日 15:34
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は12日、創設75周年を記念する2025年シーズンの暫定日程を発表し、開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2025)から最終戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2025)まで、計24レースが組まれることになった。
今季と実質的に同様の2025年シーズンのF1サーカスは、世界7大陸のうち5大陸で開催される。3月16日の開幕戦が再び豪メルボルンで開催されることになり、第2戦中国GP(Chinese Grand Prix 2025)、第3戦日本GP(Japan Grand Prix 2025)へと続く。
これまでイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の3月に行われていたバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2025)とサウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2025)は、それぞれ第4戦と第5戦として4月に開催される。
第14戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2025)から第15戦オランダGP(Dutch Grand Prix 2025)までの8月の4週間は、これまで通り夏季休暇として維持される。
全6戦で予定されているスプリント開催の週末については、後日に日程が発表される。
2025年シーズンの暫定日程は以下の通り(日付は現地時間の決勝開催日)。
第1戦:オーストラリアGP(3月16日)
第2戦:中国GP(3月23日)
第3戦:日本GP(4月6日)
第4戦:バーレーンGP(4月13日)
第5戦:サウジアラビアGP(4月20日)
第6戦:マイアミGP(Miami Grand Prix 2025、5月4日)
第7戦:エミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2025、5月18日)
第8戦:モナコGP(Monaco Grand Prix 2025、5月25日)
第9戦:スペインGP(Spanish Grand Prix 2025、6月1日)
第10戦:カナダGP(Canadian Grand Prix 2025、6月15日)
第11戦:オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2025、6月29日)
第12戦:英国GP(British Grand Prix 2025、7月6日)
第13戦:ベルギーGP(Belgium Grand Prix 2025、7月27日)
第14戦:ハンガリーGP(8月3日)
第15戦:オランダGP(8月31日)
第16戦:イタリアGP(Italian Grand Prix 2025、9月7日)
第17戦:アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2025、9月21日)
第18戦:シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2025、10月5日)
第19戦:米国GP(United States Grand Prix 2025、10月19日)
第20戦:メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2025、10月26日)
第21戦:サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2025、11月9日)
第22戦:ラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix 2025、11月22日)
第23戦:カタールGP(Qatar Grand Prix 2025、11月30日)
第24戦:アブダビGP(12月7日)
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2024年04月12日 16:03
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で2度の年間優勝を誇るフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は11日、アストンマーティン(Aston Martin F1)への残留を表明し、総合優勝7度のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に代わり来季からメルセデスAMG(Mercedes AMG)へ加入するとの臆測に終止符を打った。
衰えを知らない42歳のアロンソはアストンマーティンとの契約を更新し、新レギュレーションが施行される2026年シーズンまで「自分はここに残る」と明言した。
アロンソは現在アストンマーティンと最高の関係を築いており、アルピーヌ(Alpine F1)から移籍した昨季は開幕8戦で6度表彰台に上がると、モナコGP(Monaco Grand Prix 2023)、カナダGP(Canadian Grand Prix 2023)、オランダGP(Dutch Grand Prix 2023)では2位に食い込んだ。
こうした好調なパフォーマンスにより、チームメートであるランス・ストロール(Lance Stroll)の父親が所有するアストンマーティンも、コンストラクターズ選手権で2022年シーズンの7位から5位に躍進した。
ハミルトンが2025年シーズンからフェラーリ(Ferrari)への電撃移籍を表明したことにより、アロンソはその後任候補に挙がり、来季からメルセデスでジョージ・ラッセル(George Russell)のチームメートになるとの臆測が出ることは避けられなかったが、この日英シルバーストーン(Silverstone)に拠点を置くアストンマーティンとの契約継続を公表したことにより、これらのうわさを消し去った。
アロンソはこれまでF1で通算32勝を記録しているが、優勝からは11シーズン遠ざかっている。
アストンマーティンのマイク・クラック(Mike Krack)代表は、この「フェルナンドとの複数年契約」が、ホンダ(Honda)とのパワーユニット(PU)契約が開始される2026年シーズンも続くとし、「これから、さらなる素晴らしい記憶をつくり出し、ともにさらなる成功を達成することを楽しみにしている」と述べた。
アロンソは今季終盤に、F1史上初の出走400戦に到達する可能性がある。
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2024年04月12日 12:15
24F1第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)が行われる三重県の鈴鹿(Suzuka)サーキットを訪れたファン。
2024年04月08日 13:05
7日に決勝が行われた24F1第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)では、RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が10位入賞を果たし、チームメートのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)がリタイアに終わる中で健闘を見せた。
今回の日本GPでは、どこへ行っても角田の姿が見られた。グランドスタンドでは、角田の顔が描かれた巨大な横断幕が揺れ、ファンはコースの各所で角田のポスターを振った。
角田本人もファンの期待に応えた。10番手からスタートした後、赤旗中断となる前に順位を落としたが、高速ピットストップを披露したチームの助けもあって順位を戻し、入賞と母国グランプリでの初ポイント獲得を果たした。
角田は「メカニックが素晴らしい仕事をしてくれた。すごく早いピットストップで2台のマシンを抜くことができた。信じられない」と感謝し、「あれがなかったら、きょうはポイントを取るのがもっとずっと難しくなっていたはず。だから本当にチームのおかげだ」と喜んだ。
角田は2週間前の第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)でも7位でポイントを獲得している。経験豊富なリカルドが苦戦する中、少なくとも日本のファンにとっては、角田がRBのメインドライバーになっている。
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2024年04月08日 10:06
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するRBのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)は、7日に行われた今季第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)決勝の1周目で喫したクラッシュについて、「起こり得る最悪の事態の一つ」だったと嘆いた。
リカルドはマシンのリア部分がウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)と接触し、スピンしながらバリアーに激突した。
開幕から0ポイントと不振で、プレッシャーが掛かっていた中で迎えた日本GPでの序盤のリタイアについて「関係者全員とって残念で不運だった」と悔やみ、「1周目での出来事はドライバーに起こり得る最悪の事態の一つ」「特にこのレースに向けて膨大な準備とエネルギーを費やしてきて、ほとんど何もするチャンスがなかったのだから」とコメントした。
その一方で、「これもレース。特に誰が悪いということではなく、グリップに大きな差があったという話だ」と今回のクラッシュを引きずらない姿勢を見せ、チームには申し訳ないとしつつ、2週間後の次戦・中国GP(Chinese Grand Prix 2024)に気持ちを切り替えていた。
RBでは角田裕毅(Yuki Tsunoda)が7位に入った前戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)に続き10位入賞を果たし、チームに1ポイントをもたらした。
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2024年04月07日 16:30
24F1第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)は7日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションから優勝を飾り、2位に入ったチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とともにワンツーフィニッシュを果たした。
前戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)でリタイアに終わっていたフェルスタッペンは、今季3勝目。圧勝のレッドブル勢に続いて、フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が3位に入った。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は10位入賞を果たし、母国グランプリで初のポイント獲得を果たした。
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2024年04月07日 13:12
24F1第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)は7日、決勝を控えドライバーズパレードが行われた。
2024年04月06日 16:31
24F1第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)は6日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が1分28秒197の最速タイムを記録し、今季開幕から4戦連続のポールポジションを獲得した。
0.066秒差の2番手にセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が入ってレッドブル勢がフロントローを独占し、フェルスタッペンから0.292秒差の3番手にマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が続いた。
第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)を制したフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が4番手に入り、以下アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)、メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)と続いた。
母国グランプリとなったRBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は、Q2の最後にチームメートのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)を逆転してQ3に進出し、10番手となった。
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2024年04月06日 11:54
24F1第4戦日本GP(Japan Grand Prix 2024)で撮影されたオフショットをまとめた。
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2024年04月05日 16:03
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表は5日、4度の総合優勝を果たしたセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の後任としてF1に復帰する可能性を示唆したことを受けて、ベッテルを「決して軽視できない」と述べた。
ハミルトンは2月、今季終了後に11年間を過ごしたメルセデスを離れてフェラーリ(Ferrari)に移籍することを発表。ベッテルは先日、そのハミルトンの代役が必要となっているヴォルフ氏と会談したことを明かした。
日本GP(Japan Grand Prix 2024)決勝を7日に控える中、ヴォルフ氏はベッテルの実績は「驚異的」だとしたものの、ハミルトンの後任はまだ選んでいないと強調した。
ヴォルフ氏は後任選びについて「今後数週間以内にそれを行う予定はない。ドライバー市場はとてもダイナミックだ」とし、「現段階でドライバーを決定するには時期尚早だ」と述べた。
それでもヴォルフ氏は「セバスチャンは決して軽視できない。実績は驚異的だ」と述べ、「自分にとって何が重要かを見つめ直し、モチベーションを見つけるために一度休むことも良いことだしね」とベッテルをたたえた。
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2024年04月05日 09:31
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のドライバーで、来季からフェラーリ(Ferrari)に移籍するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は4日、F1復帰の可能性を示唆しているセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)ついて、メルセデスにとって「素晴らしい選択肢だ」と歓迎した。
2024年04月04日 17:13
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で3連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は4日、レッドブル(Red Bull)との契約が切れる2028年でF1を引退する可能性を再び示唆しつつ、今は同チームで「非常に幸せ」だと強調した。
今季のフェルスタッペンは開幕から2連勝を飾った一方で、所属するレッドブルは競技とは関係ない部分で騒動が続いた。
フェルスタッペンの父ヨス(Jos Verstappen)氏が、クリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表が留任すればチームは「分裂」すると発言すると、フェルスタッペンも先月のサウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2024)で、レッドブルがアドバイザーのヘルムート・マルコ(Helmut Marko)氏とたもとを分かつようなことがあれば自身もチーム離脱を考えると話していた。
7日に決勝が行われる日本GP(Japan Grand Prix 2024)を控えた会見で、来季もレッドブルにいるかと問われたフェルスタッペンは「今は自分のいる場所で非常に幸せだし、その形を続けたい」とコメントした。
その一方で、レッドブルとの契約終了後については「まずは自分が続けたいかを考えたい」と含みを持たせ、「それが一番重要なことで、場所はそれほど問題ではない。こういったことは現時点であまり考えていない」と話した。
フェルスタッペンは、2週間前のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)で2年ぶりのリタイアを喫し、今週末の日本GPを迎える。
オーストラリアGPではブレーキの故障でマシンから煙が出るアクシデントに見舞われ、フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)に優勝を譲ったが、2年連続で優勝している日本GPで車に不安はないと語った。
「メルボルン(オーストラリアGP)でもパフォーマンス的には自分たちは速かったと思う」と振り返り、「完走できなかったので理想的ではないが、自分たちの車は高速コーナーが得意なので、それを今週末も示せればと思う」と自信を口にした。
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2024年04月04日 08:55
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で4度の総合優勝を果たしたセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は3日、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のトト・ヴォルフ(Toto Wolff)氏との会談後、F1復帰の可能性を示唆した。
今年2月にルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がチームを離れてフェラーリ(Ferrari)に加入することを発表したため、メルセデスは新ドライバーを探している。
レッドブル(Red Bull)在籍時の2010年から13年にかけて総合4連覇を果たした後、フェラーリで6年、アストンマーティン(Aston Martin F1)で2年を過ごしてF1から引退していたベッテルだが、ヴォルフ氏や他のチーム首脳との話し合いを経て、グランプリへの復帰をほのめかした。
英スカイ・スポーツ・ニューズに対してベッテルは「トトと話している。それがメルセデスと言えるかどうかは分からないが」とし、「知り合いだからいろいろな人たちと話をしているけれど、あまり具体的なものではない。つまり、はっきりとそれ(復帰)が頭によぎるし、考えもするが、主たる考えではない」とコメントした。
「家には子供が3人いて、毎日忙しい。他の考えもある」「イベントの計画を進めていて、レース以外のことでも他のチーム代表と話した。考えはあるけれど、現時点では何も固まっていない」
ハミルトンの移籍の決断についてついては、「みんながそうだったように、私も驚いた。でも、エキサイティングなことだ。彼は新たな挑戦を求めている。別の色、赤色をまとう彼を見るのは違ったものになる」と述べた。
一方でベッテルは、今年の第92回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2024)に出場予定のポルシェ(Porsche Team)のマシンのテストドライブを行っていた。
ルマン24時間への出場については「そうかもしれない。まだ分からない」としたベッテルは、「興味があって、どんな感じがみてみたかった。全く別物だ。同じレースとはいえ、マシンも領域も違う」と答えた。
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2024年04月02日 10:01
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の興行主である米リバティメディア(Liberty Media)は1日、ロードレース世界選手権のMotoGPシリーズを45億ドル(約6820億円)で買収することに合意したと発表した。
MotoGP側の発表によると、同シリーズの主催者でスペインに拠点を置くドルナスポーツ(Dorna Sports)の株式を、リバティメディアが「約86パーセント」取得した。買収は2024年末までに完了する予定で、さまざまな管轄区域の競争法および外国投資法当局の認可と承認が条件となる。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)を所有するカタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)や、米総合格闘技団体UFCや米プロレス団体WWEを傘下に持つTKOグループ・ホールディングス(TKO Group Holdings)なども、ドルナスポーツと交渉していたという。
MotoGPの事業本部は引き続きスペイン・マドリードに置かれ、1994年からドルナスポーツの最高経営責任者(CEO)を務めているカルメロ・エスペレータ(Carmelo Ezpeleta)氏も留任する。
エスペレータ氏は、今回の買収について「MotoGPの進化において完璧な次のステップだ」とし、「グローバルな競技として成長してきたことを誇りに思う。この取引は、現在のこの競技の価値と成長の可能性の証しだ」と述べた。
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