2023年02月08日 21:04
4日の全日本プロレス・エスフォルタアリーナ八王子大会でヨシタツと組んで、ケンドー・カシン、NOSAWA論外組を撃破。5年8か月ぶりにアジアタッグ王座を奪還した「邪道」大仁田厚が8日、自身のツイッターを更新。自らを批判した全日の諏訪魔とTARUに猛反論した。 同大会では、全日初となった「トルネードバンクハウス電流爆破デスマッチ」を持ち込んだ上でベルトを奪取。試合後の会見で「俺たちの防衛戦は電流爆破以外、受けるつもりはない!」と宣言した大仁田に諏訪魔とTARUが一部メディア上で反論。王道マットでの電流爆破不要論をぶち上げた。 この日、諏訪魔とTARUの発言を報じた記事を貼り付けた大仁田。 「俺は全日本の新弟子第一号だ」のハッシュタグのもと書き始めると、「TARUさんよ諏訪魔さんよ いまの全日本プロレスの低迷 招いたのは誰なのか!?」と問いかけ。「よく頭冷やして考えてみろ!?」と厳しい筆致で続けていた。
2024年04月25日 11:13
米国・AEW所属のIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38)が、24日(日本時間25日)放送の「AEW DYNAMITE」でパワーハウス・ホブス(33)の挑戦を退け初防衛に成功した。
モクスリーは5月4日福岡国際センター大会で成田蓮とのV1戦が新日本から発表されていたが、20日(日本時間21日)の「AEW COLLISION」で事態が急転。ドン・キャリスによってホブスとの試合が王座戦に変更されてしまった。
序盤から激しい打撃戦を展開したモクスリーは、ホブスのパワフルな投げ技に苦戦を強いられる。それでもトぺ・スイシーダを放って形勢逆転に成功。右膝を痛めたと見られるホブスをリングに入れると、容赦なくパンチを見舞っていく。
勝負に出たモクスリーはデスライダーを発射。これをカウント2で返されると、すぐさまスリーパーホールドに捕獲しギブアップを奪ってみせた。
コーナーに登って勝利をアピールすると「ユー・アー・デッドマン、ナリタ」と福岡で待つ挑戦者の成田を挑発。しかしリング外からはドン・キャリス・ファミリーの竹下幸之介が姿を現し、腰にベルトを巻く素振りを見せて挑戦意欲を示した。
ともあれモクスリーはこれで福岡決戦で成田とのV2戦が決定。さらに福岡決戦の勝者は、11日(日本時間12日)の新日本プロレス米カリフォルニア大会で海野翔太との防衛戦が義務付けられている。仮にここに竹下まで絡んでくれば、団体の垣根を越えたあらゆる新世代がIWGP世界王座を狙う構図となるが、果たして――。
2024年04月25日 06:00
全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」に出場中のマット界随一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)が、逆転Vへ怪気炎を上げた。
初出場のCCで開幕2連敗と完全に出はなをくじかれた感のある鈴木だが、なぜか「これで優勝間違いなしでしょう。ここから全勝で優勝決定戦に出て、優勝して3冠に挑戦してベルトを巻きます」と自らに優勝フラグが立ったと確信する。さらに逆転にむけて「SNSやコメントで誹謗中傷をしないで徳を積みたいと思います」とおそらくすぐ反故(ほご)にするであろう秘策を披露。「ベルトを取ったあかつきには、王道の道しるべになって標識を立てていきたいです」と拳を握った。
相変わらずな鈴木だが3冠には特別な思いがある。同王座はPWFヘビー級、インターナショナルヘビー級、UNヘビー級を統一したもの。そのうちPWFとUNは師匠であるビル・ロビンソンも巻いた。だからこそ、鈴木は「ロビンソンが巻いていないインターナショナルも含む3冠を巻くのが恩返しだと思うんです」と語気を強める。さらに王道マットへの定期参戦について「体格が同じ選手が多いので、今までとは全然違う感覚でプロレスができているのは感じます」と珍しく真面目に話す。充実感を感じているからこそ、ますますベルトへの意欲が強まったというのだ。
その決意が実ったか24日品川大会でのBブロック公式戦で本田竜輝に勝って待望の勝ち点2をゲット。27日からのハートリー・ジャクソン、諏訪魔、ロード・クルーとの勝負の3連戦を前に「諏訪魔は開幕2連勝で優勝の可能性がなくなったんだから、私との試合は欠場して不戦勝させろ。タッグパートナーのことを思うならそれくらいするべきだ」と意味不明な理由でバカタッグの相棒にむちゃを求めるのだった。
2024年04月25日 05:00
元UFC世界ヘビー級王者のジョシュ・バーネット(46)が、主催するプロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(6月22日、東京・両国国技館)で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(AEW)と対戦する。インタビューに応じたバーネットは、新日本プロレスの最高峰ベルトを手にした狂犬の実力を高く評価。また、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の米国進出論争にも、私見を述べた。
――今大会には船木誠勝、桜庭和志ら格闘技界のレジェンドが集結する
バーネット たとえば、桜庭さんはUFCでブラジリアン柔術の黒帯に勝っていたし、UWFにもどんどん出ていた。船木さんはUWF、パンクラスでも活躍していた。本当のレスラーに出て、強さを見せてもらいたかった。2人とも個人的によく知っているし、スパーリングや試合をしたこともある。この大会に向けて2人をスカウトして、話をしてきた。
――自身はメインイベントで、モクスリーと対戦する。2021年4月のブラッドスポーツでは、レフェリーストップ勝ちを収めている
バーネット 彼はIWGPヘビーの現役チャンピオンで、世界でもトップのレスラー。彼には1度勝っているけど、(今回も)お互いに人生を懸けた戦いであって、彼以外の相手は思いつかなかった。
――海外他団体の選手が、同ベルトを巻いたのは初めてだった
バーネット 恐らく、彼はどこに行ってもチャンピオンになる存在。ベルトが彼を評価するのではなくて、彼自体が1人の評価されるべき人間。ベルトについては、そんなに気にしていない。
――モクスリーを高く評価する理由は
バーネット 彼は諦めない心が一番すごい。何があっても最後まで戦う選手で、諦めるのであれば死を選ぶような、そういった覚悟が本当にすごい。もちろん、それだけではなくて、全ての試合が非常に緻密で作戦を立てて戦っていて、武器が非常に多い選手なので。
――モクスリーが王者のまま試合当日を迎えた場合、タイトルマッチにしたい構想は
バーネット それは新日本がオッケーするかわからないので、新日本次第ですね。常にIWGPのベルトに挑戦したい気持ちは持っている。今回に関しては、ベルトに挑戦するというよりも、ベルトを持っている人間に挑戦するという気持ちで臨みます。
――同じ格闘技では、5月にボクシングの井上が、挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦することが注目されている
バーネット 井上選手については、もちろんよく知っている。殺人的な左フックがすごいと思うし、試合もたくさん見ている。
――試合の行方は
バーネット あんまりネリ選手のことは詳しくないけど、(井上が)ドネア選手をレバー(ブロー)でKOしたのは、すごく印象に残っている。もちろん(ネリの)KO率も高いけど、パウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)で1位の井上選手を、上回ることはないと思います。
――ボクシングの本場である米国で試合をするべきという意見に対して、井上はSNS上で「今や軽量級の本場は日本にある」と反論した
バーネット 別にそこ(自国)でいい試合ができるのであれば、他のところへ行くこともなく、そこから出る必要もない。そういう論争の中で、選手にとって一番大事なのは(周囲からの)エゴや悔しさ、嫉妬とかそういったものを、しっかりと利用して自分を強くしていくことだと思う。いろんな物事が起こる中で、自分のやるべきことをしっかりやって、確実に試合をこなすだけです。
(19日に取材)
2024年04月25日 05:00
現在の女子プロレス界で最も注目を集めているのがお騒がせ女ことジュリア(30)だ。
2024年04月24日 22:21
鉄人小橋建太(57)が24日、自身のプロデュース興行第9弾「Fortune Dream 9」(6月12日、後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。
自身の「X」(旧ツイッター)でライブ配信を実施した小橋は、ボードを手に「納谷幸男&関本大介&丸藤正道対KANON&火野裕士&鈴木みのる」の一戦を公表した。
小橋は「鈴木選手と丸藤選手はGHCタッグチャンプで、その後、鈴木軍がノアとやりあって。それ以降、対戦していないと思うので見たいな、やったら面白いなと思った」と両チームの大将格について説明。
「脇を固める選手、関本と火野は『Fortune Dream 1』でやっているのでその対決も見たい。納谷、KANONは初対戦。KANONは前から体もいいし、期待をしていた。納谷は最近実力が急上昇している」と、それぞれに注目していたことを明かした。
このカードには「Rampage(大暴れ) Dream」のタイトルが付けられている。小橋は「大暴れ間違いないでしょう。誰と誰が当たっても面白い試合になると思う。見ているみなさまも油断できない。期待しています」と力を込めた。
2024年04月24日 21:16
全日本プロレス24日・品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、3冠ヘビー級王者の安齊勇馬(24)が、中央大レスリング部の先輩・諏訪魔からシングル初勝利を挙げた。
試合は、序盤から苦しい展開になった。レフェリーの制止を振り切りながら襲い掛かる諏訪魔の暴走ファイトにさらされ、中盤まで防戦一方となる。それでも中盤に仕掛けられた岩石落としを体を入れ替えて潰すとジャンピングニー、フェイスロックと反撃に出た。だがそれも岩石落としで返され、さらに雄たけびとともに放たれたラリアートで1回転させられ、万事休すかに思われた。
だが、握りこぶしを作り叫びながら立ち上がった安齊は、ここから猛反撃。ジャンピングニー2連発から原爆固めと追い込み、最後はフェイスロックでレフェリーストップ勝ちを手にした。自らをスカウトし、全日本へと導いた先輩からの勝利に安齊は「諏訪魔さんに、諏訪魔に、勝ったぞー! コレ、メチャクチャでかい1勝だよな。この1回で超えたなんて思わねえけど、すこし近づいたんじゃねえか?」と興奮しながら話す。さらに「新技のギムレットと、渕さんから教えてもらったフェイスロック。この2つで優勝します! このCC、後半も俺だけを見ていてください。俺との約束です」と誓った。
また、この試合を見届けた諏訪魔のタッグパートナー・鈴木秀樹は「ばんざーい! ばんざーい」と叫びながら会場を後にした。
またこの日のBブロックは斉藤ジュンがロード・クルーに勝って3勝1敗で勝ち点6、鈴木秀樹が本田竜輝に勝って1勝2敗の勝ち点2とした。
2024年04月24日 21:09
全日本プロレス24日・品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Aブロック公式戦で、昨年覇者の芦野祥太郎(34)が青柳優馬を下し3勝目(1敗)をあげ、勝ち点6で首位を守った。
序盤、場外戦を仕掛けられてイスにたたきつけられるなど苦戦を強いられた芦野だが、強烈なエルボーを叩き込み、俵返しでぶん投げるなど応戦。大技を狙いコーナーに上った優馬をフロントスープレックスでなげて叩きつけるなど徐々にペースをつかんだ。試合は最後まで共に譲らず投げっ放しジャーマンをしかけあうなど一進一退の攻防になったが、最後は走り込んでくる優馬にラリアートを放ってから岩石落とし、Tボーンスープレックスとつないで3カウントを奪った。
芦野は「青柳優馬に勝ったぞ…。俺と青柳優馬はCC関係ねえんだよ。俺と青柳の戦いの始まりだ。今日から始めるんだ…」と話す。さらに「アイツはこういう暑苦しいのを嫌がるかもしれない。ライバルと言っても、また斜に構えて逃げるんだろう。いいよ、あいつがそう来るなら、ストーカーみたいに付きまとってやる。アイツをもっとボコボコにしてやる。今日はたまたま勝っただけ。もっとボコボコにしていやる…」と勝ってなお優馬を追い続けることを宣言。28日の愛知・名古屋国際会議場大会での宮原健斗戦に向け「青柳は俺が一番嫌いなレスラーで、宮原健斗は2番目に嫌いなんだ。ボコボコにしてやる…」と目を血走らせた。
一方、これで2勝2敗の五分となった優馬は、敗戦にも「やればできるじゃないの…。縮こまっているように見えたけど、これくらいやれよ、俺が相手じゃなくても」と謎の上から目線でコメント。だがすぐに我に返り、2敗目を喫したことに「もうダメだ。CCはもうダメなような気がする。もう終わりかもしれない」と弱気になっていた。
また、この日のAブロックは黒潮TOKYOジャパンが大森北斗に勝って2勝1敗の勝ち点4、サイラスが綾部蓮に勝って1勝1敗の勝ち点2とした。
2024年04月24日 21:05
全日本プロレス24日品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、世界タッグ王者の斉藤ジュン(37)がロード・クルーに勝利した。
2024年04月24日 20:36
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)の追加カードが24日に発表された。
4団体のジュニア戦士が集まる10人タッグ戦が実現。エル・デスペラード(新日本)&HAYATA(ノア)&ニンジャ・マック(ノア)&MAO(DDT)&箕浦康太(ドラゴンゲート)の5人が、高橋ヒロム(新日本)&ドラゴン・ベイン(ノア)&アルファ・ウルフ(ノア)&遠藤哲哉(DDT)&YAMATO(トラゴンゲート)と激突する。
すでに棚橋弘至(新日本)&郄木三四郎(DDT)&丸藤正道(ノア)対EVIL(新日本)&成田蓮(新日本)&高橋裕二郎(新日本)の6人タッグマッチや、SANADA(新日本)&KAI(ドラゴンゲート)対ザック・セイバーJr.(新日本)&クリス・ブルックス(DDT)戦、スターライト・キッド&なつぽい対AZM&天咲光由(すべてスターダム)戦などが決定している。
2024年04月24日 19:44
「ボクシング・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(5月4日、エディオンアリーナ大阪)
1位の西田凌佑(六島)の挑戦を受ける王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が24日、ボクシング興行「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダーらと、リモートで質疑応答を行った。
ロドリゲスは西田の印象を「非常に能力が高い選手。質が高い選手。若くてハングリーなところが伝わってくる。初の世界戦で、きっとモチベーションも上がっているだろう」と語った。
自身は「メキシコの標高3000メートルほどのところで4カ月間ほど高地トレーニングを行ってきた。スパーリングは180ラウンドくらい行った。西田のスタイルに合わせて集中したトレーニングをしてきた」と説明。サウスポーの西田を想定して「西田のスタイルに合わせたスパーリングパートナーを集めて、長いラウンドをこなしてきた」と明かした。今回が初来日で、時差対策で早めに来日したという。
ロドリゲスは「自分が勝つことに疑いはなくて、その通りに実行したい。明確な勝ち方をしたい。12ラウンドまで到達しないうちに私が勝つだろう」と早くもKO勝利を確信しており、勝った場合は「中谷と戦いたい。中谷という名前(ネームバリュー)が一番大きい」と、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)との統一戦を希望した。
また、2019年の井上尚弥(大橋)との対戦を「あの試合を踏まえて再びチャンピオンになれた。それなりにいろいろ学ぶことができた」と振り返り、井上がルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受ける5月6日の4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチについて「井上が勝つことに疑いはない」と予想していた。
2024年04月24日 11:00
プロレス伝説の舞台となってきた神奈川・横浜文化体育館が、多目的アリーナ「横浜BUNTAI」としてリニューアルオープンした。27日には「スターダム」が、プロレスこけら落としで大会を初開催する。そこで横浜在住40年で、炎の飛龍藤波辰爾(70)とのトークショー「甦るBUNTAI!ハマのプロレス聖地・横浜文体ストーリー」(5月11日、東京・豊島区の闘道館)を控えるプロレス評論家の門馬忠雄氏(85)に、横浜文体最高の伝説を振り返ってもらった。
――横浜文体の価値
門馬氏(以下、門馬)1962年5月の開館から、横浜の文化とスポーツの発信地となってきた。全日本プロレスの「チャンピオン・カーニバル」、国際プロレス、パンクラス、大日本プロレスと多くの団体が使ってきた。横浜出身の選手も(アントニオ)猪木、ヒロ・マツダ、鈴木みのるにレフェリーのジョー樋口さんと、何人いるかわからない(他に山本小鉄、高田延彦、神取忍、辻陽太、なつぽいなど)。レスリングの聖地でもあるし、(プロレスが発展する)土壌がある。私も文体で鍛えられてきた記者だから、こだわりがあるね。
――プロレスで最も思い出深い試合は、やはり新日本プロレスでの猪木vs藤波のIWGPヘビー級王座戦
門馬 1988年8月8日の午後8時開始。これは歴史的な試合だった。必ず藤波のベストバウトに入ってくる試合だよね。ただ取材していた私にとっては…。古い体育館で満足に冷房が効いてなくて、メガネは曇るし、パンツまでびしょぬれになったなあ。テレビライトでリング上は普通の状態でなかったと思う。
――結果は60分フルタイムドロー。藤波にとってはプロレス人生の分岐点になった
門馬 この年の4月、沖縄で髪を切って猪木に世代交代を直訴したんだ。その前(85年12月)に(IWGPタッグリーグ優勝戦で)藤波は猪木にドラゴンスープレックスでフォール勝ち。タッグで猪木を超えた後、そこからのつながりで一騎打ちまでこぎつけた。この試合で「猪木の次は藤波だな」と、猪木の後継者としてファンに印象づけたんだ。藤波にとっての分岐点で、大きくステップアップしたね。
――真夏の文体で、1時間戦い切った過酷な試合の評価は
門馬 藤波(当時34歳)と猪木(同45歳)で年齢差がある中で、当時コンディション不良とされた猪木のスタミナ、体力と気力は普通ではなかった。すごかったよね。猪木にとっても、プラスになった試合。まだまだやれるという。2人は同じような技を使うし、技術うんぬんより、互いの持てるものを出し尽くした試合だった。来たファンは「いいものを見た」と思っただろうし、不満があったファンは誰一人いなかったと思う。「横浜文体ストーリー」で、藤波の世代交代が完結したんだ。
――藤波への思い入れも強い
門馬 彼が16歳で(プロレス入りのため)家出同然に(大分の)家を出てきた列車に、ちょうど私も乗っていたから。そこからの付き合いだから、何から何まで知っているよ。ひょろひょろのイガグリ坊主頭がレスラーになって、(新日本プロレスの)社長にまでなったのは今でも信じられないよ(笑い)。彼は性格が素直で、ウソをつかない。いい意味でのプロレスバカなんだ。プロレス一筋で、他のスポーツが見えない(笑い)。
――新たな「BUNTAI」に期待することは
門馬 みなと横浜ではいろんなイベントがある中で、新しい息吹を感じる。観客収容は5000人くらいで、キャパシティーも手ごろだし、足の便もいい。横浜のスポーツの発信地になってほしいね。
2024年04月24日 06:00
全日本プロレスの史上最年少3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(24)が、新技「ギムレット」を武器に春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」初制覇をもくろんでいる。
2024年04月24日 06:00
カリスマ女王が復権だ。WWEのザ・マンベッキー・リンチ(37)が、女子世界王座を獲得した。
女子世界王座を巡っては、1年以上ベルトを守ってきた闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」のマミーことリア・リプリーが、遺恨のあるリブ・モーガンに襲われ右腕を負傷。長期欠場を余儀なくされ、王座を返上した。空位となった同王座は、22日(日本時間23日)のロウ(オハイオ州コロンバス)でベッキー、リブ、ナイア・ジャックス、シェイナ・ベイズラー、ゾーイ・スタークら14人参加の新王者決定バトルロイヤルが開催された。
ベッキーはマイクを握って「リア・リプリー、望んだ形ではないけれど、アンタが帰ってくるのを王者として待ってる」と宣言しながら入場。ゴングが鳴ると、まずはスーパーモデル風のルックスで人気を集めるマキシン・デュプリが、2人を場外葬とする活躍だ。敢然と巨体のナイアにも延髄斬りを放ち挑んでいったが、キックをキャッチされてあっさり場外に落とされた。6日の祭典「レッスルマニア40」でリアに敗れて王座取りに失敗したばかりのベッキーは、快調にパイパー・ニブンを失格させた。だが、場外の実況席でナイアからパイパーごとサモアンドロップを浴びた上に、パワーボムでテーブル葬となり、ダウンしてしまう。
大乱戦はナイアがゾーイ、シェイナを排除し、リブとの一騎打ち状態に。ここでベッキーが場外から復活してリングに入り、3人による争いとなった。驚異のパワーでナイアが優勢となったが、コーナーに上がったナイアをベッキーがエプロンに落として、リブのコードブレーカーからベッキーがギロチンドロップを決めてナイアを脱落させた。
最後に残ったベッキーとリブは、エプロンで激しい攻防を展開。ベッキーはコードブレーカーを浴びたが、走り込んできたリブをキャッチして必殺のマンハンドルスラムでエプロンに叩きつけた。ダメージを負ったリブがそのまま場外に転落して決着。ベッキーが見事に生き残り、通算7度目となる最高峰王座を獲得した。
カリスマ人気を誇る新王者は観客席になだれ込み、オハイオ州の観衆から大歓声を浴びた。夫のセス・ロリンズは祭典で世界ヘビー級王座から陥落したものの、妻が世界王者にカムバックした格好だ。ベッキーも自身のX(旧ツイッター)を更新し「ザ・マンが女子世界王者として、本来の地位に戻った」とポストし、復権をアピールしていた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年04月24日 06:00
女子プロレス「スターダム」の闇の黒虎ことスターライト・キッドが、意味深発言だ。
27日の横浜BUNTAI大会では、極悪ユニット「大江戸隊」に属するキッド&琉悪夏、葉月&コグマ、AZM&天咲光由の3組が挑戦者として、ゴッデス王者・鈴季すず&星来芽依と4WAY王座戦で激突する。現在米団体「スパーク女子」のリングでスパーク女子世界王座を保持し、2冠王を狙うキッドは「ハイスピードを持っていた時も2冠王になるチャンスはあったけど、なれなかった。今回こそ2冠チャンピオンになりたい」と宣言した。
2022年3月に渡辺桃とのコンビで同王座を戴冠。だが、1か月半後のV2戦で陥落し、悔しい思いを味わった。約2年ぶりの返り咲きを熱望する黒虎は「あの時FWC(葉月&コグマ)からゴッデスを取って、FWCに取られた。たった1か月しかベルトを巻いてられなかったのは、悔しかったよ。今回FWCもいるしね。その借りも返さないといけない。それに大江戸隊でベルト総取りまで目指してるから」と力強く語った。
最近の女子プロレス界では、元スターダムのエグゼクティブプロデューサー・ロッシー小川氏(66)による新団体「マリーゴールド」の旗揚げが話題を集めている。新団体の所属選手として発表された高橋奈七永との対戦を望んでいた黒虎の耳にも、その話題は入っている様子。取材の最後には突然何かを思い出したように「あ、このベルト取ったらさ…」と目の色を変えると「今、話題のいい花の匂いのするところに乗り込んでいっちゃうのも面白いよね? パッション!」と意味深な言葉を口にし、鼻歌。黒虎が女子プロレス界の話題をかっさらうつもりだ。
2024年04月24日 05:00
4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBC1位、WBO2位、WBA5位の“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=が23日、都内で公開練習と記者会見を行った。井上が過大評価されていると訴え、弱点を「いくつか見つけた」と主張。流血戦を不穏に予告し、KO宣言するとともに、「リング上で死ぬ覚悟だ」と不退転の決意を示した。
◇ ◇
以下、ルイス・ネリとの一問一答
−コンディションは。
「100%の体調、マックス状態のコンディションだ。(これまでに比べて)10倍20倍くらいに良く仕上がっている」
−今の体重は。
「127ポンド(57・6キロ)。(21日に来日した)空港では130ポンド(59キロ)だった」(スーパーバンタム級のリミットは122ポンド=55・3キロ)
−ドーピング検査は。
「3回受けて全て陰性だった。最後に受けたのは20日前」
−米メディアで井上は過大評価だと話した。
「(昨年末の4団体王座統一戦でKO勝ちした)マーロン・タパレス(フィリピン)と11回まで戦ったことが過大評価につながるのではないか。バスケットボールでいうマイケル・ジョーダンのような選手ではない」
−井上に負けた選手には何が欠けていたか。
「決心が足りなかったのかもしれないし、パンチの数が足りなかったのかもしれないし、意欲が足りなかったのかもしれない。恐怖も関係するかもしれない」
−何のために戦うのか。
「(全階級を通じたランキングの)パウンド・フォー・パウンドのNo.1を決めるような試合を見ていただきたいということ、4団体の統一をやり遂げたいということ」
−井上戦を待ち望んでいた思いは。
「戦いたいと思ったのは4年前から。とても長く待った4年間だった」