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2023年02月08日 22:00
ロッテの石垣島春季キャンプは8日、第2クール2日目。▼ 投手29 西野勇士ブルペン入り。スライダー、カーブをはじめとした自身の持ち球に加えて「試しているだけですね」と、新しい変化球を2球種試投。昨季は37試合全てリリーフ登板だったが、「(今季先発を務めるか)まだわからないですけど」と前置きをした上で、「(先発・リリーフ)どちらでもいけるぞという感じですが、先発のつもりで調整してきているので、今は先発の気持ちでいます」とオフからトレーニングを積んでいる。 33 八木彬ブルペンで37球の投げ込み。フォーク、スライダーを武器にするが、この日は「カーブを意識していました」とカーブが多め。カーブの位置付けについて「速い球ばかりなので、カーブがあることによって1個遅い球を見せられたら、それだけでも全然違うのかなと思って投げている要因の一つです」。42 メルセデスブルペン入り。日本語で「カウントお願いします」と投球練習を開始。スライダー、カーブといった変化球を交えて投げた。2年連続規定投球回到達中の小島和哉とともに、左の先発の一角として期待される。92 国吉佑樹ブルペン入り。高めのストレートを指定して投げると、球を受けた味園ブルペン捕手は「え〜ボール、ナイスボール」と絶賛。その後も、国吉のストレートに「いいボールだ、クニ!ナイスボール」と味園ブルペン捕手が太鼓判を押す球を投げ続けた。124 古谷拓郎ブルペンでカーブ、スライダー、チェンジアップといった変化球を交えて31球。「前半、真っ直ぐはすごい良かったですが、右バッターのインコースというか、左バッターの外は得意ではなかったので、そのボールを投げ始めてから崩れたんですけど、全体的に考えれば良かったかなと思います」。▼ 内野手4 藤岡裕大ライブBPで廣畑敦也、小野郁と対戦。廣畑からは一、二塁間を破るような当たりを放つ。「オフはスイングのフォームを見直しました」と打撃フォームを変更。バットもこれまでの茶色のバットから「ちょっと形変えたり、重さをいじったりしました」と白黒のバットに。13 平沢大河前日の取材で外野の練習を始めたと話していたが、この日は第2球場の打撃練習中に、センターとライトのポジションで打球捕。44 井上晴哉第2球場での打撃工程で、植田将太、松川虎生らと共にマシンを相手にバント練習。「バントができないとバッティングができないと思っています。あの練習はボールを点ではなく線で捉える。バントの方向がどうのこうのじゃなくて、(ボールの)見方の問題ですね」。123 速水将大セカンドとショートのポジションで守備練習。「守備は武器なので、そこで花を咲かすしかない。守備では誰にも負けずに頑張りたいと思います」。130 勝又琉偉ライブBPで坂本光士郎、本前郁也と対戦。プロの投手と対戦して「ストレートが違うなと思いました。ノビが違います」と振り返った。「まずは体づくりでプラス10キロくらい体重を増やしてそこからいろんなプレーができたらなと思います」。ここからどんな成長を見せていくか注目だ。▼ 外野手59 西川僚祐メイン球場で行われたライブBP前に内田順三臨時コーチから身振り手振り指導を受ける場面も。「内田さんには細かく色々教えてもらっていますけど、特に大きく形を変えようということではないので、基本的なことを教えてもらっています。自分の中で思い切り振ることだけは変えないでいこうと思っています」。取材・文=岩下雄太※お詫びと訂正初出時に古谷拓郎投手の背番号に誤りがあり、訂正いたしました。大変失礼いたしました。
2024年04月20日 08:00
広島 0 − 0 巨人
<4回戦・マツダスタジアム>
19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島−巨人』で解説を務めた山本昌氏が、巨人・坂本勇人について言及した。
開幕から5番の打順で出場することの多かった坂本はこの日は、『2番・三塁』で先発出場したが、6打数0安打に終わった。山本氏は5打席目の坂本の三振に「本来の姿では全くないですね。こういうチャンスの時はなんとかする人なんですけど」と振り返った。これで坂本は4月12日の広島戦の第2打席から23打席連続無安打となった。
山本氏は「この選手も使っていかないとならないし、気づいたら3割近く打っているので、どこかで上げてくるとは思うんですけど、最初のバッティングを見ると心配だなという感じがしますね」と指摘した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月20日 07:40
殿堂博物館のラウィッチ館長「足元から頭の先まですべて着用したものがあります」
クーパーズタウンにある米国野球殿堂博物館のジョシュ・ラウィッチ館長が19日、東京都内でFull-Countの単独インタビューに応じた。ラウィッチ氏は、これまで数々のドジャース・大谷翔平投手のアイテムを展示してきているが、今後の快挙に向けて「歴史的な瞬間というのを捉えていきたい」とさらなる興味を示した。
ラウィッチ氏は、大谷がエンゼルス時代から「信じられないほど協力的です。数々のグッズを提供してくれています」と説明。スパイク、ユニホーム、エルボーガードやWBCで優勝した瞬間に投げた侍ジャパンのキャップなど「足元から頭の先まですべて着用したものが殿堂博物館にあります」と笑った。
大谷にとってドジャースでの初の公式戦となった、韓国でのパドレスとの開幕シリーズに着用していたユニホームも展示。「大切なものも提供してくれて、彼がどれだけ野球の歴史を大切に認識しているか、という表れであると考えています」と感謝を述べた。
すでに多くのアイテムを受け取っており、次なる“大谷グッズ”については「日本人選手の本塁打記録を更新したときや、これから投手としてマウンドに立ったときは、彼にとっても、野球界にとっても歴史的な瞬間になる」。昨年の右肘手術からの“二刀流復活”で「もしかしたら、彼がノーノーを達成するかもしれない。1試合4本塁打を打つかもしれない。そういった歴史的な瞬間というのを捉えていきたい」と新たな歴史へ思いを馳せた。
大切なことは「どれだけ重要な歴史を表しているのか、を展示の中で伝えていくこと」だという。記念すべき瞬間に関わるグッズについて「ただ、我々だけが持っているべきではないと思う。すべてを私たちが持っていくとは考えていませんが、提供していただければ野球の歴史の一部として正しく適切な形でお見せしていきたい。そういう意味で率先して彼が提供してくれることがありがたいと思います」と説明した。大谷の将来の殿堂入りには慎重論「すでに起きたこと、偉業により集中したい」
大谷が数々の偉業を成し遂げてきたこともあり、将来の殿堂入りへの期待は当前ながら高まっていく。しかしラウィッチ氏は「我々は、これからどんなことが起きるか考えちゃいけないと思う。我々の立場からいうと、これまで起きたこと、成し遂げられたことにフォーカスしないといけない」と真剣な眼差しで述べた。
「これから先、どんな活躍をするか考えるのは難しいところはあります。オオタニサンはまだまだ先がある。ドジャースと10年契約結んだばかり、最低でもあと10年は選手を続ける。そしてさらに5年待たないと殿堂(の候補)に入ってこない。我々は夢をみたいですが、すでに起きたこと、偉業により集中してみていきたい」。野球界の偉大なる先人の“足跡”を称える立場として、遠い未来のビジョンには慎重だった。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年04月20日 07:30
◆ 「マウンドで投げられているところを見せられてすごく良かった」
2軍本拠地の鳴尾浜球場は平日にも関わらず朝から開門待ちのファンが180人の列を作った。
応援タオル、ユニホーム、アクリルスタンド…背番号29が刻まれたグッズを手にした各々がそれぞれの思いを託してプレーボールを待った。
4月17日のウエスタン・リーグのバファローズ戦。タイガースの郄橋遥人が先発投手としてコールされた。
昨年6月に受けた「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」から復活を目指してリハビリに取り組んできて、実戦登板は893日ぶり。ファン、何より本人が一番待ち焦がれてきた“場所”へようやく帰ってきた。
本人が「ソワソワしていた」と振り返るように前日の夜から当日の登板直前までずっと緊張しっぱなしだったそうだ。胸の高鳴りが外まで聞こえてきそうな状態でマウンドへ向かった。
初球。146キロの直球を1番・杉沢龍に捉えられた打球が自らを襲った。ライナーを好捕して最初のアウトを奪うと少し落ち着いた。1安打を浴びたものの、直球の最速は147キロを計測し、1軍の強打者たちが攻略に苦しんできた「宝刀」ツーシームで空振り三振も奪取。3年ぶりの復帰登板としは上々の内容に見えた。
「いろんな人に見に来てもらって感謝、ありがたいですし、ずっと投げない中でも応援してくださってる人の声とか聞こえていたのでまたこうやってマウンドで投げられているところを見せられてすごく良かったなと思います」
スタンドに詰めかけた人たちだけじゃない。昨年までの3年間で肘に2回、肩に1回メスを入れるなど長く故障に苦しんできた期間に励ましの言葉や声援を送ってくれた「すべての人」に感謝した。
◆ 「ストレートの質をもっと上げて」
昨年、育成契約に切り替わり、地道なリハビリを経てたどりついたマウンド。まずは、ほっとひと息つきたいところでも、1軍のしびれる舞台で腕を振ってきた左腕は、視線を上げた。
「パフォーマンス的にはまだまだですし、狙っているところに全部いってる訳でもない。球威の部分も球速の部分もまだまだなんで」
全球145キロ以上をマークした直球の出来には首を振った。この日、闘争本能を呼び覚ました場面があったとすれば1死一塁で横山聖哉を迎えた場面。吉田正尚(レッドソックス)もまとった背番号34を付けたドラフト1位の18歳ルーキーに直球勝負を挑むもファールで粘られ、最後は8球目のツーシームで空振り三振を奪ったが、試合後は悔しげだった。
「まっすぐでまだ勝負つけられなかったので」。本当の意味での復活は、入団以来、多くの同僚が「エグい」と称した直球の威力が戻ってきた時なのだろう。
「ストレートの質をもっと上げて……。そこだけですかね。そこが一番だと思うので。そこが良ければOKという感じなので。(課題は)ずっとストレートですかね」
“まっすぐ”への一途な思いとともに、郄橋遥人は甲子園のマウンドを目指す。
文=チャリコ遠藤(スポーツニッポン・タイガース担当)
2024年04月20日 07:30
「こっちに来て食べてみて、おいしかったですね」
ドジャースの大谷翔平投手が、「ブランドパートナー」を務める三菱UFJ銀行公式YouTubeに登場し、MUFG代表執行役社長グループCEO亀澤宏規さんとクロストークを展開した。
2024年04月20日 07:20
オリックス・山下に中川拓真「球が急にブッ!ってくる感じ」
同期入団の“怪物”を1番最初に体感した。昨オフにオリックスから戦力外通告を受け、独立リーグ・九州アジアリーグに所属する「火の国サラマンダーズ」で今季からプレーしている中川拓真捕手は、山下舜平大投手の直球を「防具をつけていても怖い」と表現する。
2人は2020年ドラフト1位(山下)と5位(中川拓)で指名され、オリックスに入団。グラウンドでも、球団寮でも“バッテリー”を組んだ間柄だった。初めて山下のボールを受けた際の印象は「マウンドの5メートル手前から投げているんじゃないか?」だった。
「シンプルに怖いですよ。球が急にブッ! ってくる感じです。マウンドにいるのに、他の投手よりもめちゃくちゃ近くにいるように感じます。防具をつけていても怖いんです。もう、絶対1軍で活躍すると思ってましたね。見たことない威力でしたから。間違いなく、ウダさん(宇田川)とペータ(山下)は1軍で戦力になると感じていました」
オリックスを離れてからも“関係”は変わらない。「例えばキャンプ中だったり、試合のない日だったりにビデオ通話をかけてきたり。『何してるん?』って、急なタイミングです(笑)」。球団寮の部屋でマリオカートなどのテレビゲームをした“青春”が脳裏をよぎる。
「友達というか……。同じ屋根の下でご飯を食べていたので、僕は家族だと思っています」
楽しいことは共有し、悩みも打ち明ける。「一緒に(ディズニー映画の)カーズを見たことも、懐かしいですね」。アクセル全開の“逸材”に寄り添い、何度もギアを上げた。時に、ワイパーは必要かもしれない。でも、2人の信頼関係にブレーキは必要なかった。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年04月20日 07:10
台鋼ホークスの小野寺賢人、新卒2か月で退職して独立リーグに挑戦した
波乱万丈の野球人生を歩んでいる一人の日本人投手がいる。CPBL(台湾プロ野球)の台鋼ホークスでプレーする小野寺賢人投手だ。新卒2か月で会社を退社し、独立リーグからプロ野球選手という夢を追うも、ドラフト会議では2年連続で指名漏れ。悔しい思いを胸に、異国の地でのチャレンジに燃えている。
「小学生の頃からずっと、プロ野球選手になりたいって言ってた気がします。卒業文集とかにも、プロ野球選手になるって書いてました」
宮城県出身の25歳は、地元の聖和学園高から北海道の星槎道都大に進学。スカウトから注目を集める選手ではなかったが、社会人野球を目指した。しかし、複数チームの練習会に挑戦してすべて不合格。北海道のクラブチーム、TRANSYSに入部し、フルタイムの社会人として働きながら野球を続けることに決めた。
「チームのことはすごく好きだったんですけど、早朝から出勤して8時間働いて、練習を夕方から夜までやって帰って、みたいな生活で。もう1か月も休みなしで。仕事がちょっと忙しくなって、野球ができなくなるかもしれないと言われたので、もうその場で辞めさせていただきたいですって言いましたね」
「今動かないと人生変わらない」。心苦しい思いを抱えつつも、新卒で入った会社を2か月で退職する決断をした。かつて駒大苫小牧高で甲子園を制し、TRANSYSの助監督を務めていた本間篤史氏の縁で、ルートインBCリーグに所属する埼玉武蔵ヒートベアーズのテストを受験。無事に合格すると結果を残していく。
2年目の2022年には、13試合に登板して5勝1敗、防御率1.65の成績で最優秀防御率とベストナインのタイトルを獲得。昨季は10勝2敗1セーブ、防御率3.19の成績で、最多勝、最多奪三振と投手部門MVPにも輝いた。しかし、待っていたのは2年連続の指名漏れ。「海外リーグ挑戦のため」という理由で退団した。台湾挑戦の1週間前に入籍「海外に行くと家族なのか、彼女なのかで違う」
「やっぱりスカウトが見たら若い選手のほうがいいですし、今はピッチャーだったら150キロ出ないと話にならない世界。自分みたいな(コントロールを売りにしている)タイプが評価されないのは、割としょうがないのかなって思います」
意外なところから声がかかっていた。2024年からCPBLの1軍に新規参入する新球団の台鋼ホークスが、日本の独立リーグから投手を探していたのだ。同球団の横田久則投手コーチと小野寺を見てきたNPBスカウトの縁などで、「テスト外国人」としてウインターリーグ参加が決まった。4試合に登板して2勝0敗、防御率3位の0.92。決勝では8回2/3を投げ、6安打1失点の好投でMVPに輝いた。
囲み取材を受ける中、台湾の記者の一人が「さっき監督が来年契約するって言ってたんですけど、気持ちはどうですか?」と質問。「え、そうなのって。そこで知りました」とまさかの形で正式契約を勝ち取った知らせを受けた。そして、新たな挑戦が決まった中、プライベートでも大きな覚悟を背負っていた。
ドラフト会議の後、ウインタリーグに挑む1週間前に入籍。「海外に行くとなると、家族なのか、彼女なのかで違うところはすごくいっぱいある。結果がどうであれ、結婚していた方が僕らの今後のためにはいい環境になるのではないかと考えました」。新妻も海外移住に抵抗なく支えてくれており、「野球でお金を稼げる環境があるのであれば、応援してくれると思います」と心強い。
新天地では、すでに2試合に先発登板。4日の中信兄弟戦では5回途中5失点とほろ苦デビューとなったが、10日の楽天モンキーズ戦では7回途中2失点(自責1)と試合を作った。初勝利は惜しくもお預けとなったが、同じくBCリーグ出身の鈴木駿輔投手と投げ合い、CPBLでは5452日ぶり日本人対決と話題になった。
描く未来は、逆輸入でのNPBからのドラフト指名だ。「日本では無名な存在なんですけど、こういう道で野球をやってる選手もいる。僕みたいな選手もいるので、覚えてください!」。台湾の地で結果を残し、新たな道を切り開く。(工藤慶大 / Keita Kudo)
2024年04月20日 07:02
メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場する
■ドジャース ー メッツ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日、試合開始11時10分)、本拠地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場する。6試合ぶりの5号本塁打に期待がかかる。山本由伸投手は今季2勝目をかけたマウンドとなる。
17日(同18日)の本拠地・ナショナルズ戦には「2番・指名打者」で先発出場し、4打数3安打の固め打ち。31安打は同僚のベッツ、アストロズ・アルトゥーべに並んで両リーグ最多となった。
一方、得点圏では20打席連続無安打で、打率.053となっている。ここまで通算175本塁打で、松井秀喜氏の持つ日本選手最多記録に並んでおり、記録更新の期待がかかる。
山本由伸投手はメジャー5度目の先発マウンドとなる。前回12日(同13日)の本拠地・パドレス戦は5回4安打3失点。今季は4試合登板して1勝1敗、防御率4.50。
メッツは左腕ショーン・マナイアが先発する。今季は3試合登板して1勝1敗、防御率4.30となっている。(Full-Count編集部)
2024年04月20日 07:00
○ ヤクルト 4 − 3 DeNA ●
<4回戦・神宮>
今季初本塁打に54打席かかったヤクルト・村上宗隆に、エンジンがかかってきた。
2024年04月20日 06:50
◆ 今季初2番も快音聞こえず…「オドーアの退団も響いている」と大砲不在の打線懸念
巨人は19日に広島と対戦。延長12回・0−0と引き分けに終わった。先発の戸郷翔征が7回無失点の好投を見せるも、打線が広島の8人の投手リレーを前に4安打12三振と抑え込まれた。
打線の軸となる坂本勇人は、今季初の2番に入るも、3三振を含む6打席凡退。23打席連無安打と精彩を欠く坂本に、19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも心配の声が上がった。
平松政次氏は「(巨人打線には)大きいのを打つ外国人もいない。岡本和真だけになっている。だから(坂本は)一発を狙いにいっている打撃に見える」と坂本が背負うプレッシャーを指摘。「こうなると雰囲気は悪くなるので、早く(一発を打てる)選手が欲しいとチームも思うだろう。オドーアの退団も響いている」と大砲不在の影響を示唆した。
谷繫元信氏も「5番でスタートして、その責任感もあったと思う」と坂本の心中を分析し、「巨人の打線には、坂本の打撃が絶対に必要。早く一本出して、状態をあげてもらいたい」と期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月20日 06:40
◆ 森下・大山のアベックアーチも出た!「打つべき人がだんだん当たってきている」
阪神は19日、本拠地に中日を迎えてのカード初戦を7−0と大勝し、17日からの連勝を「3」に伸ばした。連勝前の打率が1割台だった3番森下翔太・4番大山悠輔・5番佐藤輝明の打撃成績も上昇。森下は5打数2安打1本塁打で直近3試合の打率.412、大山は4打数3安打1本塁打で直近3試合.250と主軸としての役割をしっかり果たした。昨日サヨナラ打を放った佐藤輝も、3打数1安打で打率2割に乗せた。
復調傾向を見せる虎のクリーンアップに、19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。
平松政次氏は「打つべき人がだんだん当たってきている」と述べ、「森下は今年良い場面で本塁打を打っている。昨日も佐藤輝がサヨナラ打を打ったし、ベンチのムードが上がってきている」と主軸の活躍によるチームの浮上に太鼓判を押した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月20日 06:30
◆ 「気合が入るというか、気持ちが…」
西武は19日、本拠地での楽天戦に5−4で勝利。先発した今井達也は、7回103球1失点、5安打・9三振・2四球の好投で今季2勝目を勝ち取った。
対楽天戦10連勝中と好相性のチームとのマウンドに上がった今井は、初回から三者凡退に抑える上々の滑り出しを見せると、その後も得点圏に走者を背負っても動じずにスイスイとスコアボードに「0」を刻んでいく。
5点リードの7回では、一死一・三塁から鈴木大地に中前適時打を許し1点を与えると、なおも後続に四球を与えてこの日初めての満塁に。しかしここで石原彪をスライダーで空振り三振、さらに茂木栄五郎もスライダーで一ゴロに切って取りピンチを脱出。最少失点で切り抜け、この日はお役御免となった。
その後は1点差まで詰め寄られるも最後は守護神のアルバート・アブレイユが締めて連敗を7で止めた西武。同日放送の」CSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では連敗ストップの立役者となった今井に熱視線が注がれた。
ヒーローインタビューでは「序盤もテンポ良く、真っすぐも変化球もバランス良く投げれましたので。しっかりリードしてくれた古賀にも感謝したいなと思います」とクールに喜びを語った今井だが、大洋の大エースとして君臨した平松政次氏は「普通の気持ちじゃ11連勝もできないと思うんですよね」と内心を推察。
もちろん「相性というものはある」と語りつつも、「楽天とやる時は何かこの気合が入るというか、気持ちが乗っていくというものがそれぞれ選手にはあると思う」と今井の闘争心を解説し、相性の良さに隠れた反骨精神の強さを称えた。
6勝3敗から一気に7連敗を喫するなど、開幕直後から不振にあえいでいた西武。特に数日前には、FA移籍した山川穂高から1試合2発の満塁弾を浴びるなどダメージの残る負け方も喫していただけに、一刻も早い連敗ストップが求められていた。チームの悪い流れを止めた今井は、今後も快投を続けてチームを上位へ導けるか。引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】7回9Kで連敗を止めた!/4月19日楽天戦の今井の投球ハイライト
2024年04月20日 06:20
◆ 「ものすごく簡単に捉えられる」
オリックスは19日、敵地でのソフトバンク戦に7−9で敗戦。
2024年04月20日 06:10
◆ 得点も3点以下の試合が続く…平松氏「巨人・阿部監督が言っていたことがDeNAにも必要」
DeNAは19日、ヤクルトと対戦し3−4と接戦を落とし、13日からの連敗も「5」となった。打線は2回、1番度会隆輝と3番佐野恵太の安打で二死一・二塁とすると、4番牧秀悟の適時二塁打で2点を先制した。3回にヤクルトに1点を返されるも、5回に2番関根大気の四球と3番佐野の安打で一死一・三塁のチャンスを作り、4番牧の犠飛で3−1とリードを広げた。しかしその直後に1点を返され、6回に同点、8回に逆転を許す。3−4で迎えた9回、代打戸柱恭孝の内野安打と2番関根の四球で一打同点の場面を作ったが、3番佐野が左飛に打ち取られ敗戦となった。
DeNAはこの5連敗で得点が3点以下の試合が続く。この状況に19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも厳しい声が上がった。
谷繫元信氏は、2回無死一・二塁の場面での7番山本裕大の三直と二塁走者・宮粼敏郎の飛び出しによる併殺の場面を挙げ、「犠打も考えられる中、ここ4試合の得点の低さから、大量点を取りにいきたかったのでは」と分析するも「(その采配で)余計に悪くなっている」と指摘。平松政次氏は「巨人の阿部慎之助監督が、『チャンスの時でも堅く堅くゲームを進めていきたい』という話をよくしているが、それが(DeNAにも)必要だろう」と敵将の言葉を引用しながら苦言を呈し、「早い回に点が取れずに勝っていないチームというのは、より点を取りやすい形を作る」ことが大切だと述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月20日 06:00
「広島0−0巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島は投手陣が踏ん張り、延長十二回の末、今季初の引き分けに持ち込んだ。先発・九里が6回無失点の力投。リリーフ陣も計7人が奮闘し、巨人打線の前に立ちはだかった。打線は戸郷から得点を奪えなかったが、新井貴浩監督(47)は各打者の対応をプラスに捉えた。今季5度目の対戦となる20日こそ巨人戦初勝利をつかみ取る。
スタンドに残った鯉党が、最後の望みを託して声援を送る。延長十二回2死一塁。代走・羽月がけん制に誘い出され、3時間58分の熱戦は幕を閉じた。新井監督は「こちらはどんどん行けと言っている。あそこは勇気を持ってトライした結果」と若鯉の積極性を責めることはなかった。負けなかったことに価値がある執念のドローだ。
先発・九里は6回無失点の力投で味方の援護を懸命に待った。前回12日は敵地・東京ドームで先発して5回2/3を9失点。自己ワーストの自責点9と屈辱を味わった中、1週間後のマウンドで意地を見せた。「本人も気合が入っていたし、粘り強く彼らしい投球だった」と指揮官。六回1死一塁では岡本和の三塁線への打球に小園が飛び込んでグラブに収めて三ゴロに打ち取るなど、バックも好守でもり立てた。
後を受けた中継ぎ陣も、バトンをつないだ。七回の矢崎から無失点リレー。八回は島内が坂本、門脇、岡本和と強力な顔ぶれを三者凡退に料理した。延長十回1死一、二塁では益田が坂本を空振り三振。ここで塹江にスイッチすると、左腕は門脇を中飛に仕留めて勝ち越しを許さなかった。
しのいで粘って1点を与えない各自の踏ん張りに、場内からは何度も拍手が注がれた。新井監督も「ブルペンも本当によく頑張ったと思います」と、決定打を許さなかったリリーバーたちを称賛した。攻撃陣も無得点に終わったが、決して悲観する内容ではない。
2試合続けて3番に入った野間は初回2死で右翼フェンス直撃の三塁打で好機を演出。四回1死では投手強襲の内野安打で今季6度目の複数安打をマークした。打率は・327となり、セ・リーグ2位に浮上。好調さが頼もしい限りだ。
新井監督は打線全体に対し「チャンスは(つくっていた)ね。捉えた当たりが正面にいったり不運な面もあったけど、相手もいい投手なので。なかなか難しい中で、各自がいい反応をしていた」と前向きに振り返った。
九回先頭では4番・堂林に代打・田中を送り「相手、状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな」と勝負手を打った意図を説明した。投打ともに、各自が歯を食いしばった一戦は必ず次戦につながる。20日こそ巨人相手に、今季初の白星をたぐり寄せる。
2024年04月20日 06:00
■広島0―0巨人
両チームとも好機を生かせず、無得点のまま引き分けた。
広島は九里が6回、巨人は戸郷が7回を無失点に抑えたが、打線が援護できなかった。
◇
巨人はマツダスタジアムでは昨季までの10年間、ずっと勝ち越せていない。「鬼門」とも言える場所でのシーズン初戦。攻撃陣が再三の好機で決定打を欠く嫌な流れが続いても、負けなかった。前夜に続く延長での総力戦を、好調のリリーフ陣が支えた。
先発の戸郷が7回無失点で降板した後、一枚岩のリレーが始まった。八回を託された高梨は臆せず内角を突き、二死二、三塁のピンチを脱出。後を受けた船迫、ドラフト1位新人の西舘勇陽(中大)は、いずれも三者凡退で片付けた。中継ぎ3人が作った流れにケラーも乗り、最後は横川が締めて6投手でスコアボードに12個のゼロを並べた。
4位に沈んだ昨季、救援陣は12球団ワーストの防御率と振るわず、チームの泣き所だった。だが、西舘や他球団から獲得した投手たちの加入で、状況は一変した。
春季キャンプでは、杉内投手チーフコーチが「一度のミスが命取りになる。それぐらいみんな状態がいい」と言うほどに競争が激化。実際、阿部監督は防御率0・00でも、不用意な四死球を与えた投手に二軍行きを命じてきた。
高いレベルでの競争はシーズンに入っても好循環を生んでいる。試合前の時点で、チーム防御率はリーグトップの1・86。そのなかで、昨季3・81だった救援防御率は2点近くも改善されている。登板7試合で無失点の船迫は「(仲間の)リリーフ陣を相手にするんじゃなく、自分が投げる目の前の一戦一戦に勝つことを意識している」。僅差の戦いが続く序盤戦、リリーフ陣にとっては腕の見せ所だ。
(財津翔)